JP2020070809A - 伝動ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】疲労強度の低下を抑制することのできる伝動ベルトを提供する。【解決手段】一対のプーリP1,P2のプーリ溝Pvに挟み込まれる複数のエレメント2が環状のフープ3によって結束されて構成され、エレメント2のいずれか一方の面4f,4gに凸部8が形成されかつ他方の面4g,4fに凸部8が嵌合する凹部9が形成されている伝動ベルト1において、一対のプーリP1,P2の間に架け渡されている伝動ベルト1の弦部1aにおける、互いに隣接するエレメント2同士の凸部8と凹部9とが互いに嵌合している状態で、互いに隣接するエレメント2同士のうちの一方のエレメント2における凸部8の先端部8aと、凸部8が嵌合している他方のエレメント2における凹部9との間のクリアランスCU,CLのうち、フープ3の半径方向で内側のクリアランスCLは、半径方向で外側のクリアランスCUより半径方向に大きい。【選択図】図5
Description
この発明は、無段変速機などの伝動装置に用いられる伝動ベルトに関し、特に、多数の板片状のエレメントを姿勢を揃えて環状に配列し、環状のフープによって結束して構成される伝動ベルトに関するものである。
この種の伝動ベルトの一例が特許文献1や特許文献2に記載されている。特許文献1や特許文献2に記載された伝動ベルトはプッシュベルトと称することのできる伝動ベルトであって、エレメント(もしくはブロック)と称される金属製の小片を、数百個程度、姿勢を揃えて環状に配列し、それらのエレメントを環状のフープ(もしくはキャリヤあるいはリング)によって結束して構成されている。それらのエレメントには、互いに嵌合するように構成された凸部と凹部とがそれぞれ形成されていて、それらの凸部と凹部とを嵌合させることによって、それらのエレメントの姿勢を揃えた配列状態を維持するようになっている。また、前記伝動ベルトが巻き掛けられるプーリは、一対のシーブによって構成され、プーリに巻き掛けられた伝動ベルトのエレメントは、摩擦力に応じた所定の伝達トルク容量となるように、それらのシーブによって挟み付けられる。その状態で駆動側のプーリにトルクが作用して駆動側のプーリが回転すると、駆動側のプーリに挟み付けられているエレメントは、駆動側のプーリと共に回転する。このとき、伝動ベルトは駆動側のプーリと従動側のプーリとの間に張られているので、それら各プーリの間のいわゆる直線状の部分では、駆動側のプーリから押し出されたエレメントは、先行する他のエレメントを押圧し、また、互いに平行に配列される。こうしてエレメントが順次、押圧されて従動側のプーリにおける一対のシーブの間に入り込むと共に挟み込まれ、従動側のプーリと共に回転する。こうして駆動側のプーリから従動側のプーリにトルクが伝達される。また、伝動ベルトにおける各プーリに巻き掛かっている部分では、先行するエレメントは後方のエレメントに対して傾斜し、各エレメント同士は、扇状あるいは円弧状に広がった状態になる。
特許文献1に記載された構成では、互いに隣接するエレメント同士の相対回転を抑制するために、凸部と凹部とは、伝動ベルトの半径方向に延びる長円形もしくは楕円状に形成されている。また、各プーリに巻き掛かっている部分の各エレメント同士が扇状に容易に広がることができるように、凸部と凹部との間のクリアランスのうち、前記伝動ベルトの半径方向でエレメントの上下のクリアランスは、それぞれ左右方向のクリアランスより前記半径方向に大きく設定されている。
なお、特許文献2に記載されたエレメントの凹部は、ほぼ三角形状を成しており、それらの各辺は前記凹部の内側に向かって突出した凸曲面となっている。その凹部内に円柱状の凸部が嵌合するようになっている。特許文献2に記載された構成では、上述したように凹部の内面が凸曲面となっているので、互いに隣接するエレメント同士が当該エレメントの幅方向に互いにずれたとしても、凸曲面と凸部との接触箇所が、エレメントの幅方向で凹部の中央から大きくずれることを抑制できる、とされている。
特許文献1に記載された凸部と凹部との間のクリアランスは、例えば、各プーリの間のいわゆる直線状の部分などの互いに隣接するエレメント同士が互いに平行に配列されている場合に、凸部と凹部とが過度に接触しないようなクリアランスに設定されている。つまり、エレメント同士が互いに姿勢を揃えた状態では、凸部と凹部とは予め定めたクリアランスを維持して互いに接触しないようになっている。一方で、伝動ベルトが振動したり、各プーリに伝動ベルトが巻き掛かったりしたときには、例えば凸部と凹部とが接触して各エレメントの相対位置が過度にずれないように、前記各エレメントの相対位置を規制するクリアランスになっている。
ところで、プーリからエレメントが抜け出るときには、プーリに未だ巻き掛かっているエレメントはプーリと共に回転して伝動ベルトの半径方向で内側に移動しようとする。また、プーリからエレメントが抜け出るときには、プーリから前記半径方向で外側にエレメントを引き抜く力がフープに作用し、フープによって半径方向で外側に引っ張られ、プーリから抜け出た先行するエレメントの姿勢が変化する。このように先行するエレメントの姿勢が変化すると、前記先行するエレメントの凹部の内面のうち、半径方向で内側の内面に対して、その後方で未だプーリに巻き掛かっている後方のエレメントの凸部が接触し、先行するエレメントを前記半径方向で内側に引き込む荷重が生じる場合がある。その引き込む荷重は、プーリから抜け出た先行するエレメントを介してフープに対してせん断力として作用する。その引き込む荷重は、駆動側のプーリからエレメントが抜け出る場合と、従動側のプーリからエレメントが抜け出る場合とのいずれの場合であっても生じる可能性がある。しかしながら、いわゆるプッシュサイドでは、駆動側のプーリから押し出されたエレメントが先行するエレメントを順次、押圧するため、前記引き込む荷重を減殺する分力や荷重が生じる。そのため、上記の引き込む荷重が生じたとしても、特には問題となりにくい。これに対して、いわゆるルーズサイドでは、従動側のプーリから押し出されたエレメントが先行するエレメントを特には押圧しないため、上述した引き込む荷重を減殺する分力や荷重が特には生じない。結局、特許文献1に記載された構成では、フープは、いわゆるルーズサイドで前記エレメントを引き抜く力に加えて、上述したせん断力を繰り返し受けることとなり、伝動ベルトの疲労による寿命の低下や疲労強度が低下する可能性がある。このような事情は、特許文献2に記載されている伝動ベルトにおいても同様である。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、疲労強度の低下を抑制することのできる伝動ベルトを提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、一対のプーリのプーリ溝に挟み込まれる複数のエレメントが姿勢を揃えて環状に配列された状態で環状のフープによって結束されて構成され、前記エレメントの正面と裏面とのいずれか一方の面に、互いに隣接する前記エレメント同士の姿勢を維持するように相互に嵌合する凸部と凹部とのうちの一方が形成され、かつ他方の面に前記凸部と前記凹部とのうちの他方が形成されている伝動ベルトにおいて、前記一対のプーリの間に架け渡されている前記伝動ベルトの弦部における、互いに隣接する前記エレメント同士の前記凸部と前記凹部とが互いに嵌合している状態で、互いに隣接する前記エレメント同士のうちの一方のエレメントにおける前記凸部の先端部と、当該凸部が嵌合している他方のエレメントにおける前記凹部との間のクリアランスのうち、前記フープの半径方向で内側のクリアランスは、前記半径方向で外側のクリアランスより前記半径方向に大きいことを特徴とするものである。
この発明の伝動ベルトにおいては、前記凸部の先端部と前記凹部との間のクリアランスのうち、前記半径方向で内側のクリアランスは、前記エレメントの幅方向のクリアランスより前記半径方向に大きく設定されていてよい。
また、この発明の伝動ベルトにおいては、前記凸部は、前記凹部内のうちの前記半径方向で外側に偏って配置されるように形成されていてよい。
さらに、この発明の伝動ベルトにおいては、前記凸部はテーパー状に形成され、前記凸部の外周面のうちの前記半径方向で内側の外周面の傾斜角度は、前記半径方向で外側の外周面の傾斜角度より大きく設定されていてよい。
そして、この発明の伝動ベルトにおいては、前記エレメントは、本体部分を形成するベース部と、前記ベース部の上端に形成されていて前記フープの内周面を接触させるサドル面と、前記サドル面の両端部に前記サドル面から立ち上がった状態に設けられかつ前記フープの幅以上の間隔のピラー部と、前記ピラー部のそれぞれに設けられていて、前記サドル面上の前記フープの外周面の幅方向での端部に対向するフック部とを有し、前記ベース部の幅方向での中央部に前記凸部と前記凹部とが形成されていてよい。
この発明の伝動ベルトに用いられるエレメントの姿勢は、一対のプーリの間のプーリ溝に挟み付けられている状態と、一対のプーリの間に架け渡されている状態とで変化し、一対のプーリの間のプーリ溝に挟み付けられている状態では、エレメントはプーリと共に回転するので、互いに隣接するエレメントが相対回転して扇状に広がった状態になる。一方、一対のプーリの間に架け渡されている状態、つまり、伝動ベルトの弦部においては、エレメントは互いに平行に姿勢を揃えて配列される。また、一対のプーリの間からエレメントが抜け出るときには、フープによって一対のプーリの間から前記半径方向で外側にエレメントを引き抜く力が生じるので、フープによってエレメントは引っ張られ、あるいは引き起こされることとなる。その結果、前記一対のシーブの間から抜け出た先行するエレメントの姿勢は、その後方の前記一対のプーリの間のプーリ溝に挟み付けられている状態のエレメントの姿勢に対して傾斜する。プーリの間からエレメントが抜け出ることによって、先行するエレメントの姿勢が後方のエレメントの姿勢に対して変化すると、それによって凸部の先端部と凹部の内面のうち前記半径方向で内側の内面とが接近する。この発明では、凸部の先端部と、当該凸部が嵌合する他方のエレメントの凹部との間のクリアランスのうち、前記半径方向で内側のクリアランスは半径方向に大きく設定されているため、前記凸部の先端部と凹部の内面のうち前記半径方向で内側の内面とが接近してそれらの間のクリアランスが小さくなるとしても、それらの接触を抑制することができる。また、前記半径方向で内側のクリアランスを大きく設定しているため、前記凸部の先端部と凹部の内面とが接触してプーリから抜け出たエレメントを前記半径方向で内側に引き込む荷重が生じたとしても、当該引き込む荷重を可及的に小さくすることができる。つまり、エレメントを介してフープにせん断力として作用する前記引き込む荷重を可及的に小さくすることができる。そのため、伝動ベルトの疲労による寿命の低下すなわち疲労強度の低下を抑制することができる。また、上述した凸部の先端部と凹部の内面と過度に接触し、あるいは、擦れることによるエレメントの摩耗を低減することができる。
この発明の実施形態を、図を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、この発明を具体化した場合の一例に過ぎず、この発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
この発明の実施形態で対象にする伝動ベルトは、二つのプーリの間で動力伝達を行うベルト伝動装置のVベルトとして用いられる。例えば、車両に搭載されるベルト式無段変速機に用いられる。図1の(a)および(b)に示す例では、伝動ベルト1は、ベルト式無段変速機CVTの駆動プーリP1および従動プーリP2のそれぞれのプーリ溝Pvに巻き掛けられている。伝動ベルト1はいわゆるプッシュベルトであって、薄板状の金属片である多数のエレメント2を姿勢を揃えて環状に配列し、それらのエレメント2を結束帯3によって結束して構成されている。各エレメント2は、各プーリP1,P2のプーリ溝Pvに順次巻き掛かり、駆動プーリP1から送り出されたエレメント2が先行するエレメント2を押圧し、従動プーリP2ではそのプーリ溝Pvに巻き掛かっているエレメント2が後続のエレメント2に押されることにより進行し、そのエレメント2と従動プーリP2とが摩擦力によって一体となって回転することにより従動プーリP2にトルクが伝達される。
この発明の実施形態で対象にする伝動ベルトは、二つのプーリの間で動力伝達を行うベルト伝動装置のVベルトとして用いられる。例えば、車両に搭載されるベルト式無段変速機に用いられる。図1の(a)および(b)に示す例では、伝動ベルト1は、ベルト式無段変速機CVTの駆動プーリP1および従動プーリP2のそれぞれのプーリ溝Pvに巻き掛けられている。伝動ベルト1はいわゆるプッシュベルトであって、薄板状の金属片である多数のエレメント2を姿勢を揃えて環状に配列し、それらのエレメント2を結束帯3によって結束して構成されている。各エレメント2は、各プーリP1,P2のプーリ溝Pvに順次巻き掛かり、駆動プーリP1から送り出されたエレメント2が先行するエレメント2を押圧し、従動プーリP2ではそのプーリ溝Pvに巻き掛かっているエレメント2が後続のエレメント2に押されることにより進行し、そのエレメント2と従動プーリP2とが摩擦力によって一体となって回転することにより従動プーリP2にトルクが伝達される。
結束帯3はフープあるいはキャリヤもしくはリングなどと称される、環状の金属製帯状部材である。なお、この発明の実施形態では結束帯3をフープ3と記す。図2にフープ3の一例を示してあり、ここに示すフープ3は、スチールバンドなどの可撓性のある金属製の帯状部材を、その厚さ方向に複数枚重ね合わせることによって構成されている。
エレメント2は、一本の伝動ベルト1に数百個(枚)用いられており、その一例を図3および図4に示してある。ここに示すエレメント2は、主要な構成要素として、ベース部4、サドル面5、ピラー部6、フック部7、凸部8、凹部9を有している。
ベース部4は、エレメント2の本体部分である。図3に示す例では、ベース部4の右側の端部が第1端部4aとなっており、ベース部4の左側の端部が第2端部4bとなっている。第1端部4aの端面4cおよび第2端部4bの端面4dのそれぞれが、プーリ溝Pvのテーパ面に対応して傾斜した傾斜面として形成されている。これら左右の端面4c,4dが、エレメント2のいわゆるフランク面であって、プーリ溝Pvに摩擦接触してプーリP1,P2と伝動ベルト1との間でトルクを伝達する。
サドル面5は、エレメント2とフープ3とを組み付けた状態で、フープ3の内周面3aと接触する面であり、エレメント2の高さ方向(図3および図4の上下方向)におけるベース部4の上面4eに形成されている。具体的には、ベース部4の両端部4a,4bにそれぞれ形成されるピラー部6同士の間の上面4eがサドル面5となっている。
各ピラー部6は、ベース部4の両端部4a,4bに、サドル面5上に立ち上がった状態に形成されている。図3に示す例では、各ピラー部6は、ベース部4の幅方向における両端部4a,4bから、ベース部4の高さ方向における上方(図3での上方)へ延び出ている。各ピラー部6は、例えば金属板を打ち抜いてエレメント2を製造する場合に、ベース部4と共に打ち抜くことによりベース部4と一体化されている。
フック部7は、ピラー部6からエレメント2の幅方向での中央部に向けて延び出るように形成されている。具体的には、フック部7は、ベース部4の高さ方向におけるピラー部6の上端部から、前記中央部に向けて突出している。フック部7は、ピラー部6およびベース部4と一体に形成されている。
凸部8は、エレメント2の中央部に形成されている。具体的には、凸部8は、エレメント2の板厚方向におけるベース部4の前面4fから外部に突出している。凸部8は、図4に示すように、エレメント2とフープ3とを組み付けた状態で隣接する他のエレメント2の凹部9と緩く嵌まり合うように形成されている。
凹部9は、エレメント2の中央部に形成されている。具体的には、凹部9は、エレメント2の板厚方向におけるベース部4の後面4gから内部に窪んでいる。凹部9は、図4に示すように、エレメント2とフープ3とを組み付けた状態で隣接する他のエレメント2の凸部8と緩く嵌まり合うように形成されている。
伝動ベルト1では、フープ3の周方向で互いに隣接するエレメント2同士の凸部8と凹部9とが嵌まり合うことにより、互いに隣接するエレメント2同士の相対位置を決めるとともに、それら互いに隣接するエレメント2同士のエレメント2の幅方向およびエレメント2の高さ方向における相対移動が規制されて環状の配列状態および配列状態での姿勢を維持する。
ここで、凸部8と凹部9との形状やそれらの間のクリアランスについて説明する。図5は、伝動ベルト1の弦部1aにおいて、互いに隣接するエレメント2同士の凸部8と凹部9とが嵌まり合っている状態を模式的に示す図である。上述した弦部1aは、伝動ベルト1のうち、駆動プーリP1と従動プーリP2との間に架け渡されている部分であって、それらのプーリP1,P2の間でトルクを伝達する場合に伝動ベルト1がほぼ直線状に進行する部分である。上記の凹部9は、図5に示す例では、ほぼ円形に形成されており、その凹部9の内部において、前記エレメント2の高さ方向で上側に、つまり、各プーリP1,P2に巻き掛けられた伝動ベルト1の半径方向で外側に凸部8が偏って位置するように、ベース部4に凸部8が形成されている。その凸部8は前記高さ方向あるいは半径方向で下側の部分が上側の部分に比較して扁平な形状を成しており、前記下側の外周面の曲率半径は前記上側の外周面の曲率半径と比較して大きく設定されている。凸部8はいわゆる丸みを帯びた三角形を成している。
また、前記高さ方向あるいは半径方向における凸部8と凹部9との間のクリアランスのうち、特に、凸部8の先端部8aと凹部9との間のクリアランスのうち、下側のクリアランス(以下、下部クリアランスと記す。)CLは、上側のクリアランス(以下、上部クリアランスと記す。)CUよりも前記半径方向に大きく設定されている。これは、後述するように、従動側プーリP2から抜け出た先行するエレメント2の凹部9と、当該エレメント2の後方に隣接していて未だ従動側プーリP2に挟み付けられている後方のエレメント2凸部8との接触、およびその接触に伴う荷重の発生を低減するためである。また、下側のクリアランスCLは幅方向でのクリアランス(以下、単に幅方向クリアランスと記す。)CWよりも半径方向に大きくつまり幅広に設定されている。それらクリアランスCU,CL,CWの大きさは実験などにより予め定めることができる。
なお、上部クリアランスCUを大小に変更すると、プーリP1,P2にエレメント2が挟み込まれ、互いに隣接するエレメント2がロッキングエッジ10を起点として相対回転して扇状に広がるときに、伝動ベルト1の進行方向でのエレメント2の姿勢の変化量すなわちピッチングの量を変更することができる。例えば、上部クリアランスCUを大きく設定すると、エレメント2のピッチングの量が大きくなり、互いに隣接するエレメント2同士の成す角度が大きくなる。また、幅方向クリアランスCWを大小に変更すると、互いに隣接するエレメント2同士の幅方向における移動量を変更することができる。例えば、幅方向クリアランスCWを小さく設定すると、互いに隣接するエレメント2同士の間で、幅方向への移動量が小さくなる。つまり、幅方向にずれにくくすることができる。それらクリアランスCU,CL,CWの大きさは実験などにより予め定めることができる。
エレメント2は、上述したように、姿勢を揃えて環状に配列された状態でフープ3によって結束され、その状態でプーリP1,P2に巻き掛けられる。したがって、伝動ベルト1がプーリP1,P2に巻き掛けられた状態では、多数のエレメント2の列が、プーリP1,P2の回転中心軸線を中心に対して扇状に広がり、かつ、互いに密着している必要がある。そのため、エレメント2の高さ方向におけるベース部4の下側の部分は、当該ベース部4の上側の部分に比較して薄肉に形成されている。具体的には、図4に示すように、板厚方向におけるベース部4の前面4fであってサドル面5よりも下側の所定の位置に、上述したロッキングエッジ10が形成されている。ベース部4は、ロッキングエッジ10を起点にして、ロッキングエッジ10よりも下側の部分の板厚が薄くなっている。そのため、伝動ベルト1がプーリP1,P2に巻き掛けられ、多数のエレメント2の列が扇状に広がる状態では、つまり、巻き掛け部1bでは、ロッキングエッジ10が隣接する他のエレメント2の板厚方向におけるベース部4の後面4gと接触する。
図3に示すように、この発明の実施形態における伝動ベルト1は、一対のフック部7の先端部7a同士の間の開口幅WOが、フープ3の幅WFよりも広くなるように形成されている。各先端部7a同士は、エレメント2の幅方向で互いに対向している。開口幅WOは、各先端部7a同士の間の寸法であり、エレメント2の幅方向における各先端部7a同士の間が最も狭くなる部分の距離である。このように、エレメント2の開口幅WOがフープ3の幅WFよりも広いことにより、各先端部7a同士の間を、フープ3が通過することができ、エレメント2とフープ3との組み付け性が向上する。
また、伝動ベルト1は、エレメント2からフープ3が抜け出ることを抑制するリテーナーリング11を有している。リテーナーリング11は環状の金属製帯状部材であって、図3に示すように、リテーナーリング11の幅WRはフープ3の幅WFおよび開口幅WOよりも広く形成されている。また、リテーナーリング11はフープ3の外周面3b側に配置されている。したがって、リテーナーリング11の両端部はフック部7の内側に引っ掛かるため、リテーナーリング11は、エレメント2からフープ3が抜け出るのを防止する抜け止めとして機能する。なお、リテーナーリング11は、エレメント2とフープ3とを組み付けた後に、幅方向に撓ませた状態でエレメント2内へ嵌め込まれる。また、リテーナーリング11には、幅方向に容易に撓ませることができるように、円周方向に延びる図示しない長孔が形成されていてよい。
次いで、上述した構成の伝動ベルト1の作用について説明する。各プーリP1,P2に伝動ベルト1が巻き掛かっている巻き掛け部1bでは、各エレメント2は各プーリP1,P2の回転中心軸線を中心にして扇状に広がっている。つまり、エレメント2は、駆動プーリP1の半径方向に対して、エレメント2の高さ方向がほぼ平行となるような姿勢となっている。駆動プーリP1にトルクが作用して駆動プーリP1が回転すると、駆動プーリP1に挟み付けられている各エレメント2は、上述した姿勢で駆動プーリP1と共に回転する。そして、駆動プーリP1の回転に伴って駆動プーリP1からエレメント2aが順次、押し出されて巻き掛け部1bから弦部1aに移動する。また、駆動プーリP1から抜け出る直前のエレメント2bは、駆動プーリP1の回転方向に移動しようとする。すなわち、伝動ベルト1の半径方向で内側に移動しようとするため、エレメント2bのフック部7にリテーナーリング11が引っ掛かり、フープ3およびリテーナーリング11には、それらの半径方向で外側に駆動プーリP1からエレメント2bを引き抜く力が作用する。
その結果、駆動プーリP1から押し出されあるいは引き抜かれたエレメント2aの姿勢は、駆動プーリP1から抜け出る直前のエレメント2bに対して傾斜する。これにより、先行するエレメント2aの凹部9の内面のうち、前記半径方向で内側の内面9aに対して、前記駆動プーリP1から抜け出る直前の後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aが接近する。しかしながら、この発明の第1実施形態では、上部クリアランスCUや幅方向クリアランスCWに比較して下部クリアランスCLが半径方向に大きく設定されているため、先行するエレメント2aの凹部9の内面9aと前記駆動プーリP1から抜け出る直前の後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aとの接触を回避もしくは抑制することができる。
こうして駆動プーリP1から抜け出たエレメント2aは、先行する他のエレメント2を順次、押圧すると共に、互いに隣接するエレメント2同士が互いに平行に配列される。そして、従動プーリP2におけるプーリ溝Pvの間にエレメント2が入り込むと共に挟み付けられる。また、従動プーリP2の回転中心軸線を中心にして扇状に広がった状態で従動プーリP2と共に回転する。こうして駆動プーリP1から従動プーリP2にトルクが伝達される。
従動プーリP2の回転に伴って従動プーリP2からエレメント2が押し出される。このとき、駆動プーリP1から抜け出るときと同様に、フープ3およびリテーナーリング11によって半径方向で外側にエレメント2bを引き抜く力が作用する。そして、フープ3およびリテーナーリング11によって従動プーリP2から抜け出たエレメント2aが引き起こされ、その姿勢が変化する。そのエレメント2a,2bの姿勢の変化を図6に模式的に示してある。なお、図6では、各エレメント2a,2bの姿勢の変化をわかりやすくするため、各エレメント2,2a,2bを離隔して記載してある。上述したようにエレメント2aの姿勢が変化すると、その先行するエレメント2aの凹部9の内面のうち、前記半径方向で内側の内面9aに対して、駆動プーリP1から抜け出る直前の後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aが接近する。しかしながら、この発明の第1実施形態では、上述したように、上部クリアランスCUや幅方向クリアランスCWに比較して下部クリアランスCLが半径方向に大きく設定されているため、先行するエレメント2aの凹部9の内面9aと従動プーリP2から抜け出る直前の後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aとの接触を回避もしくは抑制することができる。
ここで、先行するエレメント2aの凹部9の内面9aと、各プーリP1,P2から抜け出る直前の後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aとが接触した場合に、その接触によって伝動ベルト1に生じる荷重について説明する。図7は、上述した荷重の大きさを説明するための図であって、(a)は下部クリアランスCLが他のクリアランスCU,CWと比較して半径方向に小さい場合に伝動ベルト1に生じる荷重の大きさを模式的に示す図であり、(b)は下部クリアランスCLが他のクリアランスCU,CWと比較して半径方向に大きい場合に伝動ベルト1に生じる荷重の大きさを模式的に示す図である。上述したように、各プーリP1,P2から抜け出る直前のエレメント2bは、プーリP1,P2の回転に伴って移動し、伝動ベルト1の半径方向で内側に移動しようとする。そのため、下部クリアランスCLが小さい場合には、先行するエレメント2aの凹部9の内面のうち、前記半径方向で内側の内面9aに対して、プーリP1,P2から抜け出る直前の後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aが接触する場合がある。このような接触が生じると、先行するエレメント2aを前記半径方向で内側に引き込む荷重Aおよびそれに基づく反力Bが生じる。すなわち、前記引き込む荷重Aはフープ3に対してせん断力として作用する。なお、駆動プーリP1からエレメント2が抜け出るときには、駆動プーリP1から押し出されたエレメント2aは、先行するエレメント2を順次、押圧してトルクを伝達し、これに伴って前記引き込む荷重Aを低減する荷重が生じるので、前記引き込む荷重Aが可及的に小さくなり、前記引き込む荷重Aが生じることによる不都合は特には生じない。これに対して、従動プーリPから押し出されたエレメント2aは、先行する他のエレメント2を特には押圧することは特にはない。そのため、前記引き込む荷重Aを低減する荷重が生じない。
この発明の第1実施形態では、上述したように、上部クリアランスCUや幅方向クリアランスCWよりも下部クリアランスCLが半径方向に大きく設定されている。そのため、先行するエレメント2aの凹部9の内面9aと、その後方のエレメント2bの凸部8の先端部8aとの接触を回避することができる。あるいは、そのような接触が生じて前記引き込む荷重Aが生じたとしても、下部クリアランスCLが前記半径方向に大きく設定されている分、図7の(b)に示すように、フープ3にせん断力として作用する引き込む荷重Aを小さくすることができる。その結果、引き込む荷重Aが伝動ベルト1に繰り返し生じるとしても、伝動ベルト1やフープ3の疲労による寿命の低下すなわち疲労強度の低下を抑制することができる。また、上述した凸部8の先端部8aと凹部9の内面9aとが過度に接触し、あるいは、擦れることによるエレメント2の摩耗を低減することができる。
(第2実施形態)
図8は、この発明の実施形態におけるエレメントの他の例を模式的に示す断面図であり、ここに示す例は凸部8をテーパー状に形成すると共に、その凸部8の外周面のうち、エレメント2の高さ方向で下側の外周面8bの傾斜角度θ1を上側の外周面8cの傾斜角度θ1に比較して大きく形成した例である。それら傾斜角度θ1,θ2は実験などにより予め定めることができる。
図8は、この発明の実施形態におけるエレメントの他の例を模式的に示す断面図であり、ここに示す例は凸部8をテーパー状に形成すると共に、その凸部8の外周面のうち、エレメント2の高さ方向で下側の外周面8bの傾斜角度θ1を上側の外周面8cの傾斜角度θ1に比較して大きく形成した例である。それら傾斜角度θ1,θ2は実験などにより予め定めることができる。
図8に示す例では、従動プーリP2からエレメント2が抜け出て上述したようにエレメント2の姿勢が変化することにより、先行するエレメント2aの凹部9の内面9aと、その後方のエレメント2bの凸部8における前記下側の外周面8bとの接触が生じるとしても、前記下側の外周面8bの傾斜角度θ1が大きく設定されているので、それらの接触箇所で前記引き込む荷重Aを低減する分力が生じる。したがって、フープ3にせん断力として作用する前記引き込む荷重Aが可及的に小さくなり、図8に示す第2実施形態であっても、上述した第1実施形態とほぼ同様の作用・効果を得ることができる。
なお、この発明は上述した各実施形態に限定されないのであって、この発明の実施形態における下部クリアランスCLは、エレメント2が直線状に配列された状態において、上部クリアランスCUや幅方向クリアランスCWよりも半径方向に大きく形成されていればよい。例えば、凹部9はエレメント2の高さ方向でその下端部に到る溝状に形成されていてもよい。また、下部クリアランスCLを前記半径方向に大きくするように、凹部9内で凸部8が前記半径方向で外側に偏って配置されるように凸部8がエレメント2に形成されていてもよく、また、凸部8は、当該凸部8における下部クリアランスCL側を切り欠いて半円状に形成されていてもよい。さらに、凸部8と凹部9とはベース部4に設けることに替えてフック部やピラー部に設けてもよく、またその数は一つあるいは三つ以上であってもよい。
1…伝動ベルト、 1a…弦部、 2…エレメント、 3…フープ、 4f…前面、 4g…後面、 8…凸部、 8a…凸部の先端部、 9…凹部、 CU…上部クリアランス、 CL…下部クリアランス、 CW…幅方向クリアランス。
Claims (5)
- 一対のプーリのプーリ溝に挟み込まれる複数のエレメントが姿勢を揃えて環状に配列された状態で環状のフープによって結束されて構成され、前記エレメントの正面と裏面とのいずれか一方の面に、互いに隣接する前記エレメント同士の姿勢を維持するように相互に嵌合する凸部と凹部とのうちの一方が形成され、かつ他方の面に前記凸部と前記凹部とのうちの他方が形成されている伝動ベルトにおいて、
前記一対のプーリの間に架け渡されている前記伝動ベルトの弦部における、互いに隣接する前記エレメント同士の前記凸部と前記凹部とが互いに嵌合している状態で、互いに隣接する前記エレメント同士のうちの一方のエレメントにおける前記凸部の先端部と、当該凸部が嵌合している他方のエレメントにおける前記凹部との間のクリアランスのうち、前記フープの半径方向で内側のクリアランスは、前記半径方向で外側のクリアランスより前記半径方向に大きい
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 請求項1に記載の伝動ベルトにおいて、
前記凸部の先端部と前記凹部との間のクリアランスのうち、前記半径方向で内側のクリアランスは、前記エレメントの幅方向のクリアランスより前記半径方向に大きい
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 請求項1に記載の伝動ベルトにおいて、
前記凸部は、前記凹部内のうちの前記半径方向で外側に偏って配置されるように形成されている
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の伝動ベルトにおいて、
前記凸部はテーパー状に形成され、前記凸部の外周面のうちの前記半径方向で内側の外周面の傾斜角度は、前記半径方向で外側の外周面の傾斜角度より大きい
ことを特徴とする伝動ベルト。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の伝動ベルトにおいて、
前記エレメントは、本体部分を形成するベース部と、
前記ベース部の上端に形成されていて前記フープの内周面を接触させるサドル面と、
前記サドル面の両端部に前記サドル面から立ち上がった状態に設けられかつ前記フープの幅以上の間隔のピラー部と、
前記ピラー部のそれぞれに設けられていて、前記サドル面上の前記フープの外周面の幅方向での端部に対向するフック部とを有し、
前記ベース部の幅方向での中央部に前記凸部と前記凹部とが形成されている
ことを特徴とする伝動ベルト。
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