JPH081871Y2 - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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JPH081871Y2
JPH081871Y2 JP1990019339U JP1933990U JPH081871Y2 JP H081871 Y2 JPH081871 Y2 JP H081871Y2 JP 1990019339 U JP1990019339 U JP 1990019339U JP 1933990 U JP1933990 U JP 1933990U JP H081871 Y2 JPH081871 Y2 JP H081871Y2
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JP
Japan
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recording
energization
density
density gradation
period
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JP1990019339U
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JPH03109845U (ja
Inventor
朋彦 松本
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は熱記録ヘッドに対する補熱通電の期間を可
変して広範囲の記録濃度を得るようにした熱記録装置に
関する。
(従来の技術) 従来の熱記録装置は、熱記録ヘッドへ補熱のための通
電を行なって、熱記録ヘッドの温度が、感熱式の場合は
感熱紙が発色する直前、もしくは、熱転写式の場合は転
写インクが転写される直前になるまで加熱した後、記録
すべき濃度に対応した電力を熱記録ヘッドへ供給して多
階調濃度の記録を行なっている。
(考案が解決しようとする課題) 近年、記録画質向上のため、最大記録濃度をより濃く
する要求が強い。この傾向は多色の記録装置で顕著であ
る。
最大記録濃度を上げるには、補熱通電後の印加電力を
大きくすることが考えられるが、印加電力と記録濃度と
が非直線性であることの補正(γ補正)が必要で、階調
数を固定したまま最大記録濃度を上げるには限界があ
る。
一方、補熱通電の期間を長くすることが考えられる
が、この場合、ベース濃度が濃くなるため低い濃度の再
現が困難となり、また、地汚れが発生しやすい。
この考案はこのような課題を解決するためなされたも
ので、その目的は最高記録濃度をより高くし、かつ、低
濃度から最高記録濃度までを良質に記録することのでき
る熱記録装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するためこの考案に係る熱記録装置
は、記録すべき画像信号から記録画素毎の記録すべき濃
度階調を検出する濃度階調検出部と、前記濃度階調検出
部により出力される各濃度階調データに対応して前記記
録画素毎の補熱通電期間を制御する補熱通電制御手段
と、前記濃度階調検出部により出力される各濃度階調デ
ータに対応して前記記録画素毎の記録通電期間を制御す
る記録通電制御手段とを備えたことを特徴とする。
(作用) 補熱通電制御手段は、記録すべき濃度が高い場合には
補熱通電期間を長くし、記録すべき濃度が低い場合は、
補熱通電期間を短くなるよう制御する。これにより、高
濃度記録時には補熱により熱記録ヘッドの温度は発色ま
たはインク溶融温度を十分に超えている状態に、さらに
記録濃度に対応する電力が印加され、より高濃度の記録
がなされる。低濃度記録時には、補熱による熱記録ヘッ
ドの温度上昇は発色またはインク溶融温度の直前までで
あり、地汚れ等は発生しない。
(実施例) 以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの考案に係る熱記録装置の要部ブロック構
成図である。
熱記録装置1は、記録すべきビデオ信号(画像信号)
の入力端子2および起動入力端子3を備える。入力端子
2に印加されたビデオ信号はA/D変換器4へ入力され
る。A/D変換器4(濃度階調検出部)は、ビデオ信号を
記録画素密度に対応する周期でサンプリングして、記録
濃度階調数に対応するビット長のデジタル信号(濃度階
調データ)に変換する。即ち、A/D変換器4は、入力さ
れるビデオ信号から記録画素毎の記録すべき濃度階調を
検出して濃度階調データを出力する。A/D変換器4の変
換出力はビデオRAM5へ転送されて記憶される。
記録制御部6は、起動入力端子3に印加される起動信
号に基づいて、ビデオRAM5に格納されている濃度階調デ
ータを順次読み出して、このデータを補熱通電制御手段
7、および、記録通電制御手段8へ与える等の熱記録を
行なうための各種制御を行なうもので、例えば1チップ
マイクロコンピュータ等と内蔵ROM等に格納された制御
プログラムで構成される。
補熱通電制御手段7は、補熱通電期間データROM9と、
複数の補熱タイマ10a〜10nを備えた補熱通電タイマ群10
とから構成される。
補熱通電期間ROM9には、各記録濃度階調データ毎に対
応する補熱通電期間のデータが格納されている。補熱通
電期間データは、記録濃度階調が高い場合には補熱通電
期間が長く、記録濃度階調が低い場合には補熱通電期間
が短くなるよう設定している。補熱通電期間ROM9は、入
力端子9aにビデオRAM5から読み出された濃度階調データ
が印加されると、出力端子9bに対応する補熱通電期間デ
ータを出力するよう構成している。補熱通電期間データ
ROM9の出力端子9bは、各補熱タイマ10a〜10nのプリセッ
ト入力端子10wへ接続される。
各補熱タイマ10a〜10nは、プリセット入力端子10wに
与えられたデータを一時記憶する回路を備え、タイマ起
動端子10xに記録制御部6から補熱起動信号6cが印加さ
れると、一時記憶したデータに基づく時間の間、Hレベ
ルの出力をタイマ出力端子10yに発生させるよう構成し
ている。ここで、各補熱通電タイマ10a〜10nは、タイマ
起動信号が印加されると、すべての補熱通電タイマ10a
〜10nの出力がHレベルになるのではなく、各補熱通電
タイマ10a〜10nの出力がHからLに戻る(タイマの出力
が停止する)タイミングが揃うよう構成されている。す
なわち、補熱通電期間が長く設定された補熱タイマ10a
〜10nが先にタイマ出力を発生し、補熱通電期間が最短
に設定された補熱タイマ10a〜10nが最後にタイマ出力を
発生し、すべての補熱タイマ9a〜9nの出力がHからLに
戻るタイミング(補熱通電終了)は一致するよう構成し
ている。また、複数の補熱タイマ10a〜10nのうち、いず
れの補熱タイマ10a〜10nが、補熱通電期間データROM9の
出力データを一時記憶するかは、アドレス指定端子10z
に印加される信号により選択されるよう構成している。
記録通電制御手段8は、記録通電期間データROM11と
複数の記録通電タイマ12a〜12nを備えた記録通電タイマ
群12とから構成される。
記録通電期間データROM11には、各記録濃度階調デー
タ毎に対応する記録通電期間のデータが格納されてい
る。記録通電期間データは、記録濃度階調が高くなるほ
ど記録通電時間が長くなるよう設定されている。なお、
記録通電時間は、記録濃度階調に正比例するのではな
く、その濃度階調における補熱通電と記録通電の両方に
よって記録された濃度が所定の記録濃度となるよう、各
濃度階調ごとに設定している。この記録通電期間データ
ROM11は、入力端子11aにビデオRAM5から読み出された濃
度階調データが印加されると、出力端子9bに対応する通
電期間データを出力するよう構成している。
各記録通電タイマ12a〜12nは、プリセット入力端子12
wに与えられたデータを一時記憶する回路を備え、タイ
マ起動端子12xに記録制御部6から記録起動信号が印加
されると、一時記憶したデータに基づく時間の間、Hレ
ベルの出力をタイマ出力端子12yに発生させるよう構成
している。なお、記録通電期間データROM11から出力さ
れたデータをどの記録通電タイマ12a〜12nが一時記憶す
るかは、アドレス指定端子12zに印加される信号により
選択される。
補熱通電タイマ10a〜10nおよび記録通電タイマ12a〜1
2nは、熱記録ヘッド13の発熱抵抗体13a〜13nの個数と同
数を、それぞれ対応させて設けている。また、発熱抵抗
体13a〜13nの個数は1ラインの記録画素数である。そし
て、各タイマ10a〜10n,12a〜12nの出力をオア回路14a〜
14nを介して各NPNトランジスタ15a〜15nを駆動し、各発
熱抵抗体13a〜13nを通電するよう構成している。
次に本実施例の動作を説明する。
記録制御部6は、起動入力が与えられると、まず、ア
ドレスバス6aへアドレス信号を出力して、発熱抵抗体13
aで記録すべき濃度階調データをビデオRAM5から取り出
す。ビデオRAM5から取り出された濃度階調データは、補
熱通電期間データROMを介して補熱通電期間データへ変
換される。記録制御部6はタイマアドレス信号6bにより
補熱通電期間データを補熱通電タイマ10aへ一時記憶さ
せる。同様に、ビデオRAM5から取り出された濃度階調デ
ータは、記録通電期間データROMを介して記録通電期間
データへ変換され、記録通電タイマ12aへ一時記憶させ
る。
そして、すべての発熱抵抗体13a〜13nについて記録す
べき濃度階調の読み出し、各タイマの設定が完了した
後、記録制御部6は補熱通電起動信号6cを出力し、各補
熱通電タイマ10a〜10nを起動する。これにより、各発熱
抵抗体13a〜13nには、記録すべき濃度に対応した補熱電
力が供給される。そして、補熱通電が終了した後、記録
制御部6は記録通電起動信号6dを出力し、各記録通電タ
イマ12a〜12nを起動する。これにより、各発熱抵抗体13
a〜13nには、記録すべき濃度に対応した記録電力が供給
される。
このようにして、熱記録ヘッド13により1ライン分の
記録を行なうと、記録制御部6は次の1ライン分の記録
動作を行なう。そして、所定のライン数分だけ前述の記
録動作を繰り返して一連の記録を行なう。
第2図は記録濃度階調と各通電期間の関係を示すタイ
ムチャートである。
第2図(a)は、記録濃度が最大濃度の場合を、同
(b)は記録濃度が中、図(c)は記録濃度が最小濃度
の場合を示す。
記録制御部6より時刻t1に第2図(d)に示す補熱通
電起動信号6cが与えられると、記録濃度の高い順に補熱
通電が開始され、時刻t2で補熱通電が終了する。次に、
時刻t3で記録制御部6より第2図(e)に示す記録通電
起動信号6dが出力され、記録濃度に対応した期間の記録
通電が行なわれる。
なお、本実施例では、補熱通電タイマ10a〜10nと記録
通電タイマ12a〜12nを独立に設ける構成を示したが、い
ずれか一方のタイマで補熱通電期間と記録通電期間の両
方の制御を行なうよう構成してもよい。
また、記録通電については、単に所定の時間連続通電
するのではなく、記録濃度階調に対応する数のパルス通
電を行なうとともに、各記録濃度階調毎にパルス通電の
パルス幅を調節して、記録濃度の直線性が得られるよう
構成してもよい。
さらに、各通電期間データROM9,11は、駆動すべき発
熱抵抗体13a〜13n毎に対応させて各通電期間データを格
納する構成として、各発熱抵抗体13a〜13nの抵抗値のバ
ラツキ等に伴う発熱量のバラツキを補正するよう構成し
てもよい。
また、多色記録装置においては、記録すべき色毎に、
各通電期間を指定する構成が望ましい。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案に係る熱記録装置は、補
熱通電の期間を記録すべき濃度に対応させて変化させる
構成としたので、最高記録濃度を大幅に濃くできるとと
もに、低濃度記録時においても地汚れの発生がない。ま
た、記録濃度に対応して補熱通電の期間を制御している
ので、記録濃度の直線性を得るための記録通電電力の調
節(γ補正)が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る熱記録装置の要部ブロック構成
図、第2図は記録濃度階調と通電期間の関係を示すタイ
ムチャートである。 1……熱記録装置、6……記録制御部、7……補熱通電
制御手段、8……記録通電制御手段、9……補熱通電期
間データROM、10……補熱通電タイマ群、11……記録通
電期間データROM、12……記録通電タイマ群、13……熱
記録ヘッド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱記録ヘッドへ補熱通電を行った後に、こ
    の熱記録ヘッドへ記録すべき濃度に対応する電力を印加
    して多階調濃度の記録通電を行う熱記録装置において、 記録すべき画像信号から記録画素毎の記録すべき濃度階
    調を検出する濃度階調検出部と、 前記濃度階調検出部により出力される各濃度階調データ
    に対応して前記記録画素毎の補熱通電期間を制御する補
    熱通電制御手段と、 前記濃度階調検出部により出力される各濃度階調データ
    に対応して前記記録画素毎の記録通電期間を制御する記
    録通電制御手段と、 を備えたことを特徴とする熱記録装置。
JP1990019339U 1989-12-27 1990-02-27 熱記録装置 Expired - Lifetime JPH081871Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990019339U JPH081871Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 熱記録装置
US07/635,005 US5153605A (en) 1989-12-27 1990-12-27 System of controlling energization to thermal head in thermal printer

Applications Claiming Priority (1)

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JP1990019339U JPH081871Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27 熱記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03109845U JPH03109845U (ja) 1991-11-12
JPH081871Y2 true JPH081871Y2 (ja) 1996-01-24

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JP1990019339U Expired - Lifetime JPH081871Y2 (ja) 1989-12-27 1990-02-27 熱記録装置

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686127B2 (ja) * 1986-06-23 1994-11-02 興 和 株 式 會 社 発熱型画像記録装置
JPS6444763A (en) * 1987-08-12 1989-02-17 Fuji Photo Film Co Ltd Method for controlling thermal head

Also Published As

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JPH03109845U (ja) 1991-11-12

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