JPH081870A - 貼着シート - Google Patents

貼着シート

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JPH081870A
JPH081870A JP6164815A JP16481594A JPH081870A JP H081870 A JPH081870 A JP H081870A JP 6164815 A JP6164815 A JP 6164815A JP 16481594 A JP16481594 A JP 16481594A JP H081870 A JPH081870 A JP H081870A
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polyurethane elastomer
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adhesive
modulus
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靖 佐々木
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B25/00Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber
    • B32B25/04Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber comprising rubber as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B25/08Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber comprising rubber as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L75/00Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L75/04Polyurethanes

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基材フイルムの片面又は両面に100%モジ
ュラスが25〜60kg/cm2であるポリウレタンエ
ラストマー層が少なくとも1層設けられている貼着シー
ト。 【効果】 平滑面を有する被着体に貼着及び剥離が繰り
返し可能であり、かつ貼着シート自身及び被着体を損
傷、汚染することなく、容易に剥離することができ、使
用後に廃棄、焼却処分しても有害物質の発生を防ぐこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平滑面を有する被着体
に対して貼着が可能であり、かつ貼着シート自身及び被
着体を損傷、汚染することなく、容易に剥離することが
でき、さらに繰り返し貼着が可能な貼着シートに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近、シートを被着体に貼り合せ後、簡
単に剥せてかつ被着体への汚染、損傷がなく、さらに剥
したシートを被着体に再び貼り合わせて、繰り返し使用
が可能な簡易自己貼着シートが家電製品などに使用され
ている。このような粘着シートとしては、タック力、粘
着力の極めて小さい、いわゆる弱粘着力型アクリル系、
ゴム系粘着剤を基材フイルムに塗工したものや、微細な
球状粘着剤をバインダー層を介して基材フイルム上に配
設せしめたものがあるが、これらのものは被着体にシー
トを貼着後経時的に貼着力が著しく大きくなり、剥離作
業が困難となるばかりでなく、シート自身および被着体
を損傷していまったり、粘着剤が被着体上に残るなど汚
染性の点においても問題があった。また、粘着剤以外に
も、可塑剤を多量に含んだ軟質ポリ塩化ビニルを基材上
に配設した貼着シートも知られているが、このものは可
塑剤の影響のためシートの剥離後、被着体が著しく汚染
されるという欠点を有していた。この汚染性を改良した
ものとして、軟質ポリ塩化ビニルの代わりにポリビニル
エーテル又はアクリル酸エステルに塩化ビニルをグラフ
ト重合したものに、可塑剤及び粘着付与剤を配合したも
のを基材に配設した貼着シートが提案されている(特開
昭49−97840号公報、特開昭49−97841号
公報)。しかしながら、これらの軟質ポリ塩化ビニルや
塩化ビニルグラフト重合体からなる組成物は、廃棄、焼
却されるときに塩酸ガスやダイオキシンなどが発生する
とされ、環境上問題があり、西欧、北欧を始め各国にお
いて、脱ポリ塩化ビニルの動きが活発となってきてお
り、一部の国ではポリ塩化ビニル製品の生産及び輸入を
規制するまでになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、平滑面を有
する被着体に貼着及び剥離が繰り返し可能であり、かつ
貼着シート自身及び被着体を損傷、汚染することなく、
容易に剥離することができ、使用後に廃棄、焼却処分し
ても有害物質の発生を防ぐことができる貼着シートを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を行った結果、貼着層として
100%モジュラスが25〜60kg/cm2であるポ
リウレタンエラストマー層を設けることにより、平滑面
を有する被着体に貼着が可能であり、かつ貼着シート自
身及び被着体を損傷、汚染することなく、容易に剥離す
ることができ、さらに繰り返し貼着及び剥離が可能であ
り、使用後に焼却処分しても有害物質の発生を防ぐこと
ができることを見い出し、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、基材フイルムの片面
又は両面に100%モジュラスが25〜60kg/cm
2であるポリウレタンエラストマー層が少なくとも1層
設けられていることを特徴とする貼着シートを提供する
ものである。以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】本発明の貼着シートにおける基材フイルム
は、紙、熱可塑性樹脂フイルムなどの種々の材質のフイ
ルムが使用できる。この熱可塑性樹脂としては、種々の
熱可塑性樹脂を使用することができるが、適当な樹脂の
具体例としては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、エチレン・プロピレンランダム共重合体、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体樹脂
などが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、1種単独
で用いても良く、2種以上を組み合わせて用いても良
い。また、熱可塑性樹脂には、エチレン・プロピレン共
重合体ゴム、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体ゴ
ムなどの種々のゴムを混合しても良い。
【0007】基材フイルムの適当な具体例としては、例
えばポリエチレンテレフタレートフイルム、OPPフイ
ルム、金属蒸着処理合成樹脂フイルム、紙と合成樹脂フ
イルムの複合フイルムなどが挙げられる。なお、基材フ
イルムは、ポリウレタンエラストマー層との密着性を向
上させる目的で、従来公知の密着増強処理、例えばコロ
ナ放電処理、その他のアンカーコート処理を行うことも
できる。上記基材フイルムの厚みは、用途により異な
り、特に限定されるものではないが、通常25〜100
0μmの範囲であり、好ましくは50〜200μmの範
囲である。
【0008】本発明の貼着シートにおいては、基材フイ
ルムの片面又は両面に100%モジュラスが25〜60
kg/cm2であるポリウレタンエラストマー層を設け
る。100%モジュラスが25kg/cm2未満である
ポリウレタンエラストマーでは、被着体に対する貼着力
が大きく、特に貼着経時において著しく貼着力が大きく
なり、剥離する際に被着体を損傷、汚染し、逆に100
%モジュラスが60kg/cm2を超えるポリウレタン
エラストマーは、被着体に対する貼着力が小さ過ぎ、貼
着できない。100%モジュラスが25〜60kg/c
2であるポリウレタンエラストマーを貼着層として用
いた貼着シートは、平滑な被着面に対して適度な貼着性
を有し、かつ貼着シート自身及び被着体を損傷、汚染す
ることなく容易に剥離することができ、さらに繰り返し
使用が可能であった。ここでいう貼着性とは、被着体に
貼着シートが保持され、かつ貼着シート自身及び被着体
を損傷することなく、容易に剥離でき、繰り返し使用が
可能であることをいい、適度な貼着性とは、貼着力が1
0〜300g/3cmである。ポリウレタンエラストマ
ーの100%モジュラスは、上記のように25〜60k
g/cm2の範囲であるが、好ましい範囲は25〜45
kg/cm2の範囲であり、特に好ましい範囲は25〜
30kg/cm2の範囲である。
【0009】該ポリウレタンエラストマーは、長鎖ポリ
オールを主成分とするソフトセグメントとジイソシアネ
ートと鎖延長剤からなるハードセグメントで構成された
ものであり、長鎖ポリオールとしては、ポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオールが主に使用され、ジ
イソシアネートとしては、TDI(トリレンジイソシア
ネート)、ピュアMDI(ジフェニルメタンジイソシア
ネート)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)
などが用いられる。鎖延長剤としては、低分子多価アル
コール、芳香族ジアミンなどが用いられる。なお、必要
に応じて100%モジュラス値が上記範囲内であれば、
ポリウレタンエラストマーに有機粉体又は無機粉体など
の充填剤、芳香族エステル、塩素化パラフィンなどの可
塑剤、UV吸収剤、酸化防止剤、着色剤などを加えても
よいし、その他、ポリウレタンエラストマーに他の樹
脂、例えばポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂などが添加又は
共重合されたものであってもよい。他の樹脂の添加量又
は共重合量は、20重量%以下が好ましい。
【0010】ポリウレタンエラストマーの種類として
は、長鎖ポリオールとTDI、MDIなどのジイソシア
ネートを高分子化して得られる熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーを有機溶剤で希釈した一液型のもの、あるい
はポリイソシアネートを別系にて後から添加して硬化さ
せる二液型ものが挙げられる。その他、空気中の湿気で
イソシアネートを反応させる湿気硬化型、熱溶融押出タ
イプのホットメルト型のポリウレタンエラストマーでも
良い。
【0011】本発明のポリウレタンエラストマーは、従
来より公知の粘着剤とは異なるものである。一般に、従
来の粘着剤は、主にエラストマーと粘着付与剤の二つの
成分からなり、この成分の種類と配合バランスより、タ
ック力、粘着力をコントロールし、このタック力、粘着
力を介して被着体に接着固定されるものであるが、これ
らのものでは従来の技術の欄に記載の如く、被着体汚染
あるいは繰り返し使用に問題がある。本発明の貼着シー
トは、粘着剤の作用とは異なるポリウレタンエラストマ
ー自身の自着力に基づくものであり、しかも上記特定の
100%モジュラス値を有するもののみが、本発明の目
的とする機能が得られるのである。また、特開平1−2
59093号公報に記載の発泡シートとも異なり、本発
明に用いるウレタンエラストマー層は、発泡する必要は
全くない。
【0012】本発明の貼着シートは、上記ポリウレタン
エラストマー層を少なくとも一層有するものであり、二
層以上の複数層のポリウレタンエラストマー層を有する
ものであってもよい。少なくとも一層以上から成るポリ
ウレタンエラストマー層の総厚は、通常少なくとも10
μm以上にすれば良く、好ましくは20〜80μmであ
る。10μm未満であると、被着体への貼着力が不充分
となることがあり、貼着シートの被着体への固定、保持
が困難となると同時に貼着シートの被着体へのフィット
性が低下することがあるため、被着体と貼着シート間に
気泡がかみ易く、外観上好ましくない。また、好ましい
厚みの上限値を80μmとした理由は、本発明において
は、ポリウレタンエラストマー層を80μmを超えて塗
工しても、本発明の効果は何ら支障はないが、ポリウレ
タンエラストマー層を必要以上塗工することは経済的で
ないことによる。
【0013】本発明の貼着シートは、例えばまず支持体
となる基材フイルムの片面または両面に100%モジュ
ラス値が25〜60kg/cm2の範囲のポリウレタン
エラストマーを従来公知の塗工方法、例えばコンマコー
ト、ロールコート、グラビアコート、バーコート、その
他押出溶融コートなどにより塗工し、少なくとも一層以
上のポリウレタンエラストマー層を形成させることによ
り製造される。なお、ポリウレタンエラストマーが、溶
剤希釈の場合は、加熱工程を伴う。ポリウレタンエラス
トマー層を基材フイルムの両面に設ける場合は、両面タ
イプの貼着シート、ロールを得ることができる。
【0014】さらに、本発明の貼着シートは、上記ポリ
ウレタンエラストマー層を形成させた後、ポリウレタン
エラストマー層を保護するために、保護シートを設けて
もよい。保護シートとしては、例えば貼着層となるポリ
ウレタンエラストマー層の平滑性を保持するために、平
滑性の高い従来公知の保護シートを用いれば良い。この
ような保護シートとしては、例えば鏡面処理されたコー
ト紙に剥離処理したもの、鏡面処理されたポリオレフィ
ン溶融押出塗工紙単独若しくはそれに剥離処理したも
の、PETフイルム、OPPフイルムなどの平滑性の高
い合成樹脂フイルム単独若しくはそれに剥離処理したも
のが好ましい。なお、剥離処理は、従来公知のもので良
く、剥離剤としては、例えばシリコーン樹脂、アルキッ
ド樹脂、シリコーン/アルキッド共重合体樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレンの単独若しくは混合物、シリコ
ーン/PVA混合物などが挙げられる。また、保護シー
トを設けず、ポリウレタンエラストマー層を直接基材フ
イルム反対面に接合させて、巻き取り、ロール状にして
もよい。本発明の貼着シートを適用することができる被
着体は、貼着面が平滑であるものである。この被着体の
具体例としては、ガラス板、アクリル板、ポリ塩化ビニ
ル板、ABS樹脂板、ポリオレフィン樹脂板、塗装鋼板
などが挙げられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに具体的
に説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限
定されるものではない。なお、実施例における各種評価
試験は以下の方法により行った。 (1)100%モジュラス値 ポリウレタンエラストマー配合液を、紙/アルキッド樹
脂系の保護シートES160SK−2C(リンテック株
式会社製)に塗工し、70℃で2分間、さらに130℃
で3分間加熱し、厚み40μmとし、20℃×65%R
H雰囲気中1週間放置後、万能引張試験機にて引張スピ
ード300mm/分、試料片5mm、引張間隔20mm
にて応力−伸び曲線を測定し、伸びが100%となる応
力値をkg/cm2単位に換算して100%モジュラス
値とした。
【0016】(2)貼着力 下記の被着体に対して貼着シートを20℃×65%RH
雰囲気中、2kgのローラーを1往復させて圧着し、圧
着30分後を初期貼着力、24時間後を永久貼着力とし
た。万能引張試験機を用いクロスヘッドスピード300
mm/分、表面基材側を180度ピールして貼着力を測
定した。 ガラス板(日本テストパネル工業(株)製、品名:JI
S R3202 仕様:糸面加工) アクリル板(日本テストパネル工業(株)製、品名:ア
クリル透明 仕様:アクリライト001) PVC板(日本テストパネル工業(株)製、品名:塩ビ
透明 仕様:三菱樹脂3001) ABS板(日本テストパネル工業(株)製、品名:AB
S 仕様:宇部サイコンGSE)
【0017】(3)貼着性 上記の被着体のすべてに対し、永久貼着力が10〜30
0g/cmのものを良好として○とし、それ以外のもの
を×とした。 (4)繰り返し使用性 上記の被着体のすべてに対し、10回の繰り返し貼着し
た後、再度貼着可能なものを○とし、貼着不可能なもの
を×とした。 (5)被着体の汚染性 貼着力測定後の被着体表面を目視観察し、被着体に曇が
なく、貼着シートの一部が残っていないものを良好とし
て○とし、それ以外のものを×とした。
【0018】実施例1 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が30kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5516
S、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さらに1
30℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレタンエ
ラストマー層とし、このウレタンエラストマー層にリン
テック(株)製保護シートES160SK−2Cを貼り
合わせ、20℃×65%RH雰囲気中、1週間放置して
貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体である
ガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する
貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結
果、いずれも良好であった。
【0019】実施例2 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5
150S、濃度50%)100重量部に対して架橋剤
(大日本インキ化学(株)製、クリスボンNX、濃度7
5%)4重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化学
(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部を配合
し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μm、100
%モジュラス値30kg/cm2のポリウレタンエラス
トマー層を設け、その他は実施例1と同様にして貼着シ
ートを作製した。この貼着シートの被着体であるガラス
板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する貼着
力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結果、い
ずれも良好であった。
【0020】実施例3 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5
150S、濃度50%)100重量部に対して架橋剤
(大日本インキ化学(株)製、クリスボンNX、濃度7
5%)8重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化学
(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部を配合
し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μm、100
%モジュラス値45kg/cm2のポリウレタンエラス
トマー層を設け、その他は実施例1と同様にして貼着シ
ートを作製した。この貼着シートの被着体であるガラス
板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する貼着
力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結果、い
ずれも良好であった。
【0021】実施例4 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5
150S、濃度50%)100重量部に対して架橋剤
(大日本インキ化学(株)製、クリスボンNX、濃度7
5%)10重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化学
(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部を配合
し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μm、100
%モジュラス値60kg/cm2のポリウレタンエラス
トマー層を設け、その他は実施例1と同様にして貼着シ
ートを作製した。この貼着シートの被着体であるガラス
板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する貼着
力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結果、い
ずれも良好であった。
【0022】実施例5 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が30kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5516
S、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さらに1
30℃で3分間加熱して厚さ20μmのポリウレタンエ
ラストマー層とし、その他は実施例1と同様にして貼着
シートを作製した。この貼着シートの被着体であるガラ
ス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する貼着
力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結果、い
ずれも良好であった。
【0023】実施例6 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5
150S、濃度50%)100重量部に対して架橋剤
(大日本インキ化学(株)製、クリスボンNX、濃度7
5%)2重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化学
(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部を配合
し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μm、100
%モジュラス値25kg/cm2のポリウレタンエラス
トマー層を設け、その他は実施例1と同様にして貼着シ
ートを作製した。この貼着シートの被着体であるガラス
板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する貼着
力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結果、い
ずれも良好であった。
【0024】比較例1 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が11kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5816
EL、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さらに
130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレタン
エラストマー層とし、その他は実施例1と同様にして貼
着シートを作製した。この貼着シートの被着体に対する
貼着力、被着体の汚染性は良好であったが、貼着力が大
き過ぎ剥離の作業が困難であったと共に、繰り返し使用
性にも問題があった。
【0025】比較例2 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が90kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン7367
SL、濃度35%)を塗工し、70℃で2分間、さらに
130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレタン
エラストマー層とし、その他は実施例1と同様にして貼
着シートを作製した。この貼着シートの被着体に対する
貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結
果、被着体への貼着性が不充分であり、良好な貼着シー
トが得られなかった。
【0026】比較例3 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学(株)製、クリスボン5
150S、濃度50%)100重量部に対して架橋剤
(大日本インキ化学(株)製、クリスボンNX、濃度7
5%)0.5重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化学
(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部を配合
し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μm、100
%モジュラス値20kg/cm2のポリウレタンエラス
トマー層を設け、その他は実施例1と同様にして貼着シ
ートを作製した。この貼着シートの被着体に対する貼着
力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結果、貼
着力が大き過ぎ剥離の作業が困難であったと共に、繰り
返し使用性にも問題があった。実施例1〜6及び比較例
1〜3の評価結果を表1及び表2に示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】本発明の貼着シートは、平滑面を有する
被着体に貼着及び剥離が繰り返し可能であり、かつ貼着
シート自身及び被着体を損傷、汚染することなく、容易
に剥離することができ、使用後に廃棄、焼却処分しても
有害物質の発生を防ぐことができる。従って、本発明の
貼着シートは実用上極めて有用である。
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】最近、シートを被着体に貼り合せ後、簡
単に剥せてかつ被着体への汚染、損傷がなく、さらに剥
したシートを被着体に再び貼り合わせて、繰り返し使用
が可能な簡易自己貼着シートが家電製品などに使用され
ている。このような粘着シートとしては、タック力、粘
着力の極めて小さい、いわゆる弱粘着力型アクリル系、
ゴム系粘着剤を基材フイルムに塗工したものや、微細な
球状粘着剤をバインダー層を介して基材フイルム上に配
設せしめたものがあるが、これらのものは被着体にシー
トを貼着後経時的に貼着力が著しく大きくなり、剥離作
業が困難となるばかりでなく、シート自身および被着体
を損傷してまったり、粘着剤が被着体上に残るなど汚
染性の点においても問題があった。また、粘着剤以外に
も、可塑剤を多量に含んだ軟質ポリ塩化ビニルを基材上
に配設した貼着シートも知られているが、このものは可
塑剤の影響のためシートの剥離後、被着体が著しく汚染
されるという欠点を有していた。この汚染性を改良した
ものとして、軟質ポリ塩化ビニルの代わりにポリビニル
エーテル又はアクリル酸エステルに塩化ビニルをグラフ
ト重合したものに、可塑剤及び粘着付与剤を配合したも
のを基材に配設した貼着シートが提案されている(特開
昭49−97840号公報、特開昭49−97841号
公報)。しかしながら、これらの軟質ポリ塩化ビニルや
塩化ビニルグラフト重合体からなる組成物は、廃棄、焼
却されるときに塩酸ガスやダイオキシンなどが発生する
とされ、環境上問題があり、西欧、北欧を始め各国にお
いて、脱ポリ塩化ビニルの動きが活発となってきてお
り、一部の国ではポリ塩化ビニル製品の生産及び輸入を
規制するまでになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明の貼着シートにおける基材フイルム
は、紙、熱可塑性樹脂フイルムなどの種々の材質のフイ
ルムが使用できる。この熱可塑性樹脂としては、種々の
熱可塑性樹脂を使用することができるが、適当な樹脂の
具体例としては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、エチレン・プロピレンランダム共重合体
、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、エチレン・
酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン・アクリル酸共重合
体樹脂などが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、1
種単独で用いても良く、2種以上を組み合わせて用いて
も良い。また、熱可塑性樹脂には、エチレン・プロピレ
ン共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・ジエン共重合
体ゴムなどの種々のゴムを混合しても良い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明の貼着シートにおいては、基材フイ
ルムの片面又は両面に100%モジュラスが25〜60
kg/cm2であるポリウレタンエラストマー層を設け
る。100%モジュラスが25kg/cm2未満である
ポリウレタンエラストマーでは、被着体に対する貼着
力が大きく、特に貼着経時において著しく貼着力が大き
くなり、剥離する際に被着体を損傷、汚染し、逆に10
0%モジュラスが60kg/cm2を超えるポリウレタ
ンエラストマーは、被着体に対する貼着力が小さ過
ぎ、貼着できない。100%モジュラスが25〜60k
g/cm2であるポリウレタンエラストマーを貼着層
として用いた貼着シートは、平滑な被着面に対して適度
な貼着性を有し、かつ貼着シート自身及び被着体を損
傷、汚染することなく容易に剥離することができ、さら
に繰り返し使用が可能であった。ここでいう貼着性と
は、被着体に貼着シートが保持され、かつ貼着シート自
身及び被着体を損傷することなく、容易に剥離でき、繰
り返し使用が可能であることをいい、適度な貼着性と
は、貼着力が10〜300g/3cmである。ポリウレ
タンエラストマーの100%モジュラスは、上記のよ
うに25〜60kg/cm2の範囲であるが、好ましい
範囲は25〜45kg/cm2の範囲であり、特に好ま
しい範囲は25〜30kg/cm2の範囲である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】ポリウレタンエラストマーの種類として
は、長鎖ポリオールとTDI、MDIなどのジイソシア
ネートを高分子化して得られる熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーを有機溶剤で希釈した一液型のもの、あるい
はポリイソシアネートを別系にて後から添加して硬化さ
せる二液型ものが挙げられる。その他、空気中の湿気
でイソシアネートを反応させる湿気硬化型、熱溶融押出
タイプのホットメルト型のポリウレタンエラストマーで
も良い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに具体的
に説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限
定されるものではない。なお、実施例における各種評価
試験は以下の方法により行った。 (1)100%モジュラス値 ポリウレタンエラストマー配合液を、紙/アルキッド樹
脂系の保護シートES160SK−2C(リンテック株
式会社製)に塗工し、70℃で2分間、さらに130℃
で3分間加熱し、厚み40μmとし、20℃×65%R
H雰囲気中1週間放置後、万能引張試験機にて引張スピ
ード300mm/分、試料片5mm、引張間隔20m
mにて応力−伸び曲線を測定し、伸びが100%となる
応力値をkg/cm2単位に換算して100%モジュラ
ス値とした。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】(3)貼着性 上記の被着体のすべてに対し、永久貼着力が10〜30
0g/cmのものを良好として○とし、それ以外のも
のを×とした。 (4)繰り返し使用性 上記の被着体のすべてに対し、10回の繰り返し貼着し
た後、再度貼着可能なものを○とし、貼着不可能なもの
を×とした。 (5)被着体の汚染性 貼着力測定後の被着体表面を目視観察し、被着体に曇が
なく、貼着シートの一部が残っていないものを良好とし
て○とし、それ以外のものを×とした。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】実施例1 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が30kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン55
16S、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレタ
ンエラストマー層とし、このポリウレタンエラストマー
層にリンテック(株)製保護シートES160SK−2
Cを貼り合わせ、20℃×65%RH雰囲気中、1週間
放置して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着
体であるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板
に対する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調
べた結果、いずれも良好であった。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】実施例2 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)4重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化
工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部
を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値30kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】実施例3 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)8重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化
工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部
を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値45kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】実施例4 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)10重量部及び架橋促進剤(大日本インキ
化学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量
部を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値60kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】実施例5 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が30kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン55
16S、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱して厚さ20μmのポリウレタ
ンエラストマー層とし、その他は実施例1と同様にして
貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体である
ガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する
貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結
果、いずれも良好であった。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】実施例6 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)2重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化
工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部
を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値25kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】比較例1 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が11kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン58
16EL、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さ
らに130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレ
タンエラストマー層とし、その他は実施例1と同様にし
て貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体に対
する貼着力、被着体の汚染性は良好であったが、貼着力
が大き過ぎ剥離の作業が困難であったと共に、繰り返し
使用性にも問題があった。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】比較例2 厚さ50μmのPETフイルムの片面に100%モジュ
ラス値が90kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン73
67SL、濃度35%)を塗工し、70℃で2分間、さ
らに130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレ
タンエラストマー層とし、その他は実施例1と同様にし
て貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、被着体への貼着性が不充分であり、良好な貼着シ
ートが得られなかった。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】比較例3 厚さ50μmのPETフイルムの片面にポリウレタンエ
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)0.5重量部及び架橋促進剤(大日本イン
キ化学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重
量部を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2
分間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値20kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体に
対する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べ
た結果、貼着力が大き過ぎ剥離の作業が困難であったと
共に、繰り返し使用性にも問題があった。実施例1〜6
及び比較例1〜3の評価結果を表1及び表2に示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フイルムの片面又は両面に100%
    モジュラスが25〜60kg/cm2であるポリウレタ
    ンエラストマー層が少なくとも1層設けられていること
    を特徴とする貼着シート。
  2. 【請求項2】 ポリウレタンエラストマー層の表面に保
    護シートが貼着されている請求項1記載の貼着シート。
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