JP3011310B2 - 貼着シート - Google Patents
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- JP3011310B2 JP3011310B2 JP6164815A JP16481594A JP3011310B2 JP 3011310 B2 JP3011310 B2 JP 3011310B2 JP 6164815 A JP6164815 A JP 6164815A JP 16481594 A JP16481594 A JP 16481594A JP 3011310 B2 JP3011310 B2 JP 3011310B2
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- JP
- Japan
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- adherend
- polyurethane elastomer
- adhesive sheet
- adhesive
- elastomer layer
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09J—ADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
- C09J7/00—Adhesives in the form of films or foils
- C09J7/30—Adhesives in the form of films or foils characterised by the adhesive composition
- C09J7/38—Pressure-sensitive adhesives [PSA]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B25/00—Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber
- B32B25/04—Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber comprising rubber as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
- B32B25/08—Layered products comprising a layer of natural or synthetic rubber comprising rubber as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L75/00—Compositions of polyureas or polyurethanes; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L75/04—Polyurethanes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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- Polymers & Plastics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
に対して貼着が可能であり、かつ貼着シート自身及び被
着体を損傷、汚染することなく、容易に剥離することが
でき、さらに繰り返し貼着が可能な貼着シートに関する
ものである。
単に剥せてかつ被着体への汚染、損傷がなく、さらに剥
したシートを被着体に再び貼り合わせて、繰り返し使用
が可能な簡易自己貼着シートが家電製品などに使用され
ている。このような粘着シートとしては、タック力、粘
着力の極めて小さい、いわゆる弱粘着力型アクリル系、
ゴム系粘着剤を基材フイルムに塗工したものや、微細な
球状粘着剤をバインダー層を介して基材フイルム上に配
設せしめたものがあるが、これらのものは被着体にシー
トを貼着後経時的に貼着力が著しく大きくなり、剥離作
業が困難となるばかりでなく、シート自身および被着体
を損傷してしまったり、粘着剤が被着体上に残るなど汚
染性の点においても問題があった。また、粘着剤以外に
も、可塑剤を多量に含んだ軟質ポリ塩化ビニルを基材上
に配設した貼着シートも知られているが、このものは可
塑剤の影響のためシートの剥離後、被着体が著しく汚染
されるという欠点を有していた。この汚染性を改良した
ものとして、軟質ポリ塩化ビニルの代わりにポリビニル
エーテル又はアクリル酸エステルに塩化ビニルをグラフ
ト重合したものに、可塑剤及び粘着付与剤を配合したも
のを基材に配設した貼着シートが提案されている(特開
昭49−97840号公報、特開昭49−97841号
公報)。しかしながら、これらの軟質ポリ塩化ビニルや
塩化ビニルグラフト重合体からなる組成物は、廃棄、焼
却されるときに塩酸ガスやダイオキシンなどが発生する
とされ、環境上問題があり、西欧、北欧を始め各国にお
いて、脱ポリ塩化ビニルの動きが活発となってきてお
り、一部の国ではポリ塩化ビニル製品の生産及び輸入を
規制するまでになっている。
する被着体に貼着及び剥離が繰り返し可能であり、かつ
貼着シート自身及び被着体を損傷、汚染することなく、
容易に剥離することができ、使用後に廃棄、焼却処分し
ても有害物質の発生を防ぐことができる貼着シートを提
供することを目的とする。
を達成するために鋭意検討を行った結果、貼着層として
100%モジュラスが25〜60kg/cm2であり、平
滑な被着面に対する貼着力が10〜300g/3cmで
あるポリウレタンエラストマー層を設け、平滑面を有す
る被着体に貼着及び剥離が繰り返し可能にすることによ
り、貼着シート自身及び被着体を損傷、汚染することな
く、容易に剥離することができ、さらに繰り返し貼着及
び剥離が可能であり、使用後に焼却処分しても有害物質
の発生を防ぐことができることを見い出し、この知見に
基づいて本発明を完成するに至った。
又は両面に100%モジュラスが25〜60kg/cm2
であり、平滑な被着面に対する貼着力が10〜300g
/3cmであるポリウレタンエラストマー層が少なくと
も1層設けられ、平滑面を有する被着体に貼着及び剥離
が繰り返し可能であることを特徴とする貼着シートを提
供するものである。以下、本発明を詳細に説明する。
は、紙、熱可塑性樹脂フイルムなどの種々の材質のフイ
ルムが使用できる。この熱可塑性樹脂としては、種々の
熱可塑性樹脂を使用することができるが、適当な樹脂の
具体例としては、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、エチレン・プロピレンランダム共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、エチレン・
酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン・アクリル酸共重合
体樹脂などが挙げられる。これらの熱可塑性樹脂は、1
種単独で用いても良く、2種以上を組み合わせて用いて
も良い。また、熱可塑性樹脂には、エチレン・プロピレ
ン共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・ジエン共重合
体ゴムなどの種々のゴムを混合しても良い。
えばポリエチレンテレフタレートフイルム、OPPフイ
ルム、金属蒸着処理合成樹脂フイルム、紙と合成樹脂フ
イルムの複合フイルムなどが挙げられる。なお、基材フ
イルムは、ポリウレタンエラストマー層との密着性を向
上させる目的で、従来公知の密着増強処理、例えばコロ
ナ放電処理、その他のアンカーコート処理を行うことも
できる。上記基材フイルムの厚みは、用途により異な
り、特に限定されるものではないが、通常25〜100
0μmの範囲であり、好ましくは50〜200μmの範
囲である。
ルムの片面又は両面に100%モジュラスが25〜60
kg/cm2であるポリウレタンエラストマー層を設け
る。100%モジュラスが25kg/cm2未満である
ポリウレタンエラストマー層では、被着体に対する貼着
力が大きく、特に貼着経時において著しく貼着力が大き
くなり、剥離する際に被着体を損傷、汚染し、逆に10
0%モジュラスが60kg/cm2を超えるポリウレタ
ンエラストマー層は、被着体に対する貼着力が小さ過
ぎ、貼着できない。100%モジュラスが25〜60k
g/cm2であるポリウレタンエラストマー層を貼着層
として用いた貼着シートは、平滑な被着面に対して適度
な貼着性を有し、かつ貼着シート自身及び被着体を損
傷、汚染することなく容易に剥離することができ、さら
に繰り返し使用が可能であった。ここでいう貼着性と
は、被着体に貼着シートが保持され、かつ貼着シート自
身及び被着体を損傷することなく、容易に剥離でき、繰
り返し使用が可能であることをいい、適度な貼着性と
は、貼着力が10〜300g/3cmである。ポリウレ
タンエラストマー層の100%モジュラスは、上記のよ
うに25〜60kg/cm2の範囲であるが、好ましい
範囲は25〜45kg/cm2の範囲であり、特に好ま
しい範囲は25〜30kg/cm2の範囲である。
オールを主成分とするソフトセグメントとジイソシアネ
ートと鎖延長剤からなるハードセグメントで構成された
ものであり、長鎖ポリオールとしては、ポリエステルポ
リオール、ポリエーテルポリオールが主に使用され、ジ
イソシアネートとしては、TDI(トリレンジイソシア
ネート)、ピュアMDI(ジフェニルメタンジイソシア
ネート)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)
などが用いられる。鎖延長剤としては、低分子多価アル
コール、芳香族ジアミンなどが用いられる。なお、必要
に応じて100%モジュラス値が上記範囲内であれば、
ポリウレタンエラストマーに有機粉体又は無機粉体など
の充填剤、芳香族エステル、塩素化パラフィンなどの可
塑剤、UV吸収剤、酸化防止剤、着色剤などを加えても
よいし、その他、ポリウレタンエラストマーに他の樹
脂、例えばポリ(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂、エチレン・アクリル酸共重合体樹
脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂などが添加又は
共重合されたものであってもよい。他の樹脂の添加量又
は共重合量は、20重量%以下が好ましい。
は、長鎖ポリオールとTDI、MDIなどのジイソシア
ネートを高分子化して得られる熱可塑性ポリウレタンエ
ラストマーを有機溶剤で希釈した一液型のもの、あるい
はポリイソシアネートを別系にて後から添加して硬化さ
せる二液型のものが挙げられる。その他、空気中の湿気
でイソシアネートを反応させる湿気硬化型、熱溶融押出
タイプのホットメルト型のポリウレタンエラストマーで
も良い。
来より公知の粘着剤とは異なるものである。一般に、従
来の粘着剤は、主にエラストマーと粘着付与剤の二つの
成分からなり、この成分の種類と配合バランスより、タ
ック力、粘着力をコントロールし、このタック力、粘着
力を介して被着体に接着固定されるものであるが、これ
らのものでは従来の技術の欄に記載の如く、被着体汚染
あるいは繰り返し使用に問題がある。本発明の貼着シー
トは、粘着剤の作用とは異なるポリウレタンエラストマ
ー自身の自着力に基づくものであり、しかも上記特定の
100%モジュラス値を有するもののみが、本発明の目
的とする機能が得られるのである。また、特開平1−2
59093号公報に記載の発泡シートとも異なり、本発
明に用いるウレタンエラストマー層は、発泡する必要は
全くない。
エラストマー層を少なくとも一層有するものであり、二
層以上の複数層のポリウレタンエラストマー層を有する
ものであってもよい。少なくとも一層以上から成るポリ
ウレタンエラストマー層の総厚は、通常少なくとも10
μm以上にすれば良く、好ましくは20〜80μmであ
る。10μm未満であると、被着体への貼着力が不充分
となることがあり、貼着シートの被着体への固定、保持
が困難となると同時に貼着シートの被着体へのフィット
性が低下することがあるため、被着体と貼着シート間に
気泡がかみ易く、外観上好ましくない。また、好ましい
厚みの上限値を80μmとした理由は、本発明において
は、ポリウレタンエラストマー層を80μmを超えて塗
工しても、本発明の効果は何ら支障はないが、ポリウレ
タンエラストマー層を必要以上塗工することは経済的で
ないことによる。
となる基材フイルムの片面または両面に100%モジュ
ラス値が25〜60kg/cm2の範囲のポリウレタン
エラストマーを従来公知の塗工方法、例えばコンマコー
ト、ロールコート、グラビアコート、バーコート、その
他押出溶融コートなどにより塗工し、少なくとも一層以
上のポリウレタンエラストマー層を形成させることによ
り製造される。なお、ポリウレタンエラストマーが、溶
剤希釈の場合は、加熱工程を伴う。ポリウレタンエラス
トマー層を基材フイルムの両面に設ける場合は、両面タ
イプの貼着シート、ロールを得ることができる。
ウレタンエラストマー層を形成させた後、ポリウレタン
エラストマー層を保護するために、保護シートを設けて
もよい。保護シートとしては、例えば貼着層となるポリ
ウレタンエラストマー層の平滑性を保持するために、平
滑性の高い従来公知の保護シートを用いれば良い。この
ような保護シートとしては、例えば鏡面処理されたコー
ト紙に剥離処理したもの、鏡面処理されたポリオレフィ
ン溶融押出塗工紙単独若しくはそれに剥離処理したも
の、PETフイルム、OPPフイルムなどの平滑性の高
い合成樹脂フイルム単独若しくはそれに剥離処理したも
のが好ましい。なお、剥離処理は、従来公知のもので良
く、剥離剤としては、例えばシリコーン樹脂、アルキッ
ド樹脂、シリコーン/アルキッド共重合体樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレンの単独若しくは混合物、シリコ
ーン/PVA混合物などが挙げられる。また、保護シー
トを設けず、ポリウレタンエラストマー層を直接基材フ
イルム反対面に接合させて、巻き取り、ロール状にして
もよい。本発明の貼着シートを適用することができる被
着体は、貼着面が平滑であるものである。この被着体の
具体例としては、ガラス板、アクリル板、ポリ塩化ビニ
ル板、ABS樹脂板、ポリオレフィン樹脂板、塗装鋼板
などが挙げられる。
に説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限
定されるものではない。なお、実施例における各種評価
試験は以下の方法により行った。 (1)100%モジュラス値 ポリウレタンエラストマー配合液を、紙/アルキッド樹
脂系の保護シートES160SK−2C(リンテック株
式会社製)に塗工し、70℃で2分間、さらに130℃
で3分間加熱し、厚み40μmとし、20℃×65%R
H雰囲気中1週間放置後、万能引張試験機にて引張スピ
ード300mm/分、試料片5mm幅、引張間隔20m
mにて応力−伸び曲線を測定し、伸びが100%となる
応力値をkg/cm2単位に換算して100%モジュラ
ス値とした。
雰囲気中、2kgのローラーを1往復させて圧着し、圧
着30分後を初期貼着力、24時間後を永久貼着力とし
た。万能引張試験機を用いクロスヘッドスピード300
mm/分、表面基材側を180度ピールして貼着力を測
定した。 ガラス板(日本テストパネル工業(株)製、品名:JI
S R3202 仕様:糸面加工) アクリル板(日本テストパネル工業(株)製、品名:ア
クリル透明 仕様:アクリライト001) PVC板(日本テストパネル工業(株)製、品名:塩ビ
透明 仕様:三菱樹脂3001) ABS板(日本テストパネル工業(株)製、品名:AB
S 仕様:宇部サイコンGSE)
0g/3cmのものを良好として○とし、それ以外のも
のを×とした。 (4)繰り返し使用性 上記の被着体のすべてに対し、10回の繰り返し貼着し
た後、再度貼着可能なものを○とし、貼着不可能なもの
を×とした。 (5)被着体の汚染性 貼着力測定後の被着体表面を目視観察し、被着体に曇が
なく、貼着シートの一部が残っていないものを良好とし
て○とし、それ以外のものを×とした。
ラス値が30kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン55
16S、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレタ
ンエラストマー層とし、このポリウレタンエラストマー
層にリンテック(株)製保護シートES160SK−2
Cを貼り合わせ、20℃×65%RH雰囲気中、1週間
放置して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着
体であるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板
に対する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調
べた結果、いずれも良好であった。
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)4重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化
学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部
を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値30kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)8重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化
学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部
を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値45kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)10重量部及び架橋促進剤(大日本インキ
化学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量
部を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値60kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
ラス値が30kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン55
16S、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さら
に130℃で3分間加熱して厚さ20μmのポリウレタ
ンエラストマー層とし、その他は実施例1と同様にして
貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体である
ガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対する
貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた結
果、いずれも良好であった。
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)2重量部及び架橋促進剤(大日本インキ化
学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重量部
を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2分
間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値25kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体で
あるガラス板、アクリル板、PVC板及びABS板に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、いずれも良好であった。
ラス値が11kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン58
16EL、濃度30%)を塗工し、70℃で2分間、さ
らに130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレ
タンエラストマー層とし、その他は実施例1と同様にし
て貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体に対
する貼着力、被着体の汚染性は良好であったが、貼着力
が大き過ぎ剥離の作業が困難であったと共に、繰り返し
使用性にも問題があった。
ラス値が90kg/cm2であるポリウレタンエラスト
マー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボン73
67SL、濃度35%)を塗工し、70℃で2分間、さ
らに130℃で3分間加熱して厚さ40μmのポリウレ
タンエラストマー層とし、その他は実施例1と同様にし
て貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体に対
する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べた
結果、被着体への貼着性が不充分であり、良好な貼着シ
ートが得られなかった。
ラストマー(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボ
ン5150S、濃度50%)100重量部に対して架橋
剤(大日本インキ化学工業(株)製、クリスボンNX、
濃度75%)0.5重量部及び架橋促進剤(大日本イン
キ化学工業(株)製、クリスボンAccelHM)3重
量部を配合し、均一混合したものを塗工し、70℃で2
分間、さらに130℃で3分間加熱硬化して厚さ80μ
m、100%モジュラス値20kg/cm2のポリウレ
タンエラストマー層を設け、その他は実施例1と同様に
して貼着シートを作製した。この貼着シートの被着体に
対する貼着力、被着体の汚染性、繰り返し使用性を調べ
た結果、貼着力が大き過ぎ剥離の作業が困難であったと
共に、繰り返し使用性にも問題があった。実施例1〜6
及び比較例1〜3の評価結果を表1及び表2に示した。
被着体に貼着及び剥離が繰り返し可能であり、かつ貼着
シート自身及び被着体を損傷、汚染することなく、容易
に剥離することができ、使用後に廃棄、焼却処分しても
有害物質の発生を防ぐことができる。従って、本発明の
貼着シートは実用上極めて有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】基材フィルムの片面又は両面に100%モ
ジュラスが25〜60kg/cm2であり、平滑な被着面
に対する貼着力が10〜300g/3cmであるポリウ
レタンエラストマー層が少なくとも1層設けられ、平滑
面を有する被着体に貼着及び剥離が繰り返し可能である
ことを特徴とする貼着シート。 - 【請求項2】 ポリウレタンエラストマー層が貼着付与
剤を含まないものである請求項1記載の貼着シート。 - 【請求項3】 ポリウレタンエラストマー層の表面に保
護シートが貼着されている請求項1又は2記載の貼着シ
ート。
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