JPH08186619A - 無瞬断二重化切替方式 - Google Patents
無瞬断二重化切替方式Info
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- JPH08186619A JPH08186619A JP7000444A JP44495A JPH08186619A JP H08186619 A JPH08186619 A JP H08186619A JP 7000444 A JP7000444 A JP 7000444A JP 44495 A JP44495 A JP 44495A JP H08186619 A JPH08186619 A JP H08186619A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】冗長構成に二重化された0系/1系の送信及び
受信を行うパッケージ間で、二重化切替を行う無瞬断二
重化切替方式を提供する。 【構成】一の信号線と、冗長構成の0系/1系送信パッ
ケージと、冗長構成の0系/1系受信パッケージと、更
に前記0系/1系送信パッケージのいずれかからデータ
が出力されるように制御する出力制御部を有し、且つ、
前記冗長構成の0系/1系送信パッケージ及び受信パッ
ケージの出力のそれぞれが、前記一の信号線に共通に接
続されている。
受信を行うパッケージ間で、二重化切替を行う無瞬断二
重化切替方式を提供する。 【構成】一の信号線と、冗長構成の0系/1系送信パッ
ケージと、冗長構成の0系/1系受信パッケージと、更
に前記0系/1系送信パッケージのいずれかからデータ
が出力されるように制御する出力制御部を有し、且つ、
前記冗長構成の0系/1系送信パッケージ及び受信パッ
ケージの出力のそれぞれが、前記一の信号線に共通に接
続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】冗長構成に二重化された0系/1
系の送信及び受信を行うパッケージ間で、二重化切替を
行う無瞬断二重化切替方式に関する。
系の送信及び受信を行うパッケージ間で、二重化切替を
行う無瞬断二重化切替方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、装置の信頼性向上のために、それ
ぞれ送信及び受信機能を有するパッケージを冗長構成に
二重化し、0系/1系とし障害時にこれを切り換えて、
通信を継続できるようにした無瞬断二重化切替方式があ
る。
ぞれ送信及び受信機能を有するパッケージを冗長構成に
二重化し、0系/1系とし障害時にこれを切り換えて、
通信を継続できるようにした無瞬断二重化切替方式があ
る。
【0003】図11は、かかる無瞬断二重化切替方式の
一例である。図において、10、11は、0系/1系に
二重化された送信パッケージである。20、21は、同
様に0系/1系に二重化された受信パッケージである。
一例である。図において、10、11は、0系/1系に
二重化された送信パッケージである。20、21は、同
様に0系/1系に二重化された受信パッケージである。
【0004】送信パッケージと受信パッケージとの間
は、信号線30で接続されている。かかる従来例では、
送信パッケージ10、11は、送信部1と信号線30と
のインターフェースともなる分配回路2を有して構成さ
れる。送信パッケージ10、11の各々にある分配回路
2は、送信部1からの送信信号を二分枝し、それぞれを
0系及び1系の受信パッケージ20、21に信号線30
を通して送る。
は、信号線30で接続されている。かかる従来例では、
送信パッケージ10、11は、送信部1と信号線30と
のインターフェースともなる分配回路2を有して構成さ
れる。送信パッケージ10、11の各々にある分配回路
2は、送信部1からの送信信号を二分枝し、それぞれを
0系及び1系の受信パッケージ20、21に信号線30
を通して送る。
【0005】一方、0系/1系に二重化された受信パッ
ケージ20、21は、それぞれ入力インタフェース機能
を有するバッファ3、4に入力する。バッファ3、4の
出力は、選択回路5に入力する。そして選択回路5は、
0系又は1系の送信パッケージ10または11から送ら
れた信号を入力したバッファ3または4からの出力を選
択して受信部6に入力する。
ケージ20、21は、それぞれ入力インタフェース機能
を有するバッファ3、4に入力する。バッファ3、4の
出力は、選択回路5に入力する。そして選択回路5は、
0系又は1系の送信パッケージ10または11から送ら
れた信号を入力したバッファ3または4からの出力を選
択して受信部6に入力する。
【0006】0系/1系の受信部6により、必要な信号
処理をして、それぞれ0系/1系の出力とする。
処理をして、それぞれ0系/1系の出力とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来構成の
無瞬断二重化切替方式においては、次のような問題点が
存在する。即ち、 1.送信パッケージに分配回路、受信パッケージに選択
回路が必要である。
無瞬断二重化切替方式においては、次のような問題点が
存在する。即ち、 1.送信パッケージに分配回路、受信パッケージに選択
回路が必要である。
【0008】2.パッケージ間の接続信号線数が多い。
【0009】3.0/1系の入力に位相差がある場合、
位相差吸収回路が受信側にそれぞれ必要である。
位相差吸収回路が受信側にそれぞれ必要である。
【0010】したがって、本発明の目的は、上記の従来
構成における問題点を解決する無瞬断二重化切替方式を
提供することにある。
構成における問題点を解決する無瞬断二重化切替方式を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の無瞬断二重化切替方式は、第一の態様として
一の信号線と、冗長構成の0系/1系送信パッケージ
と、冗長構成の0系/1系受信パッケージと、更に前記
0系/1系送信パッケージのいずれかからデータが出力
されるように制御する出力制御部を有する。
の本発明の無瞬断二重化切替方式は、第一の態様として
一の信号線と、冗長構成の0系/1系送信パッケージ
と、冗長構成の0系/1系受信パッケージと、更に前記
0系/1系送信パッケージのいずれかからデータが出力
されるように制御する出力制御部を有する。
【0012】且つ、前記冗長構成の0系/1系送信パッ
ケージ及び受信パッケージの出力のそれぞれが、前記一
の信号線に共通に接続されている。
ケージ及び受信パッケージの出力のそれぞれが、前記一
の信号線に共通に接続されている。
【0013】更に、第二の態様として前記において、前
記0系/1系送信パッケージの各々は、0系/1系の入
力データをそれぞれ入力するバッファと、0系/1系両
系のデータを比較するデータ比較部を有し、且つ送信側
に、前記バッファからのデータ読みだしを制御する読み
出し制御部を備え、データ比較部におけるデータ比較に
より不一致と判定される時、読み出し制御部により、位
相が遅れているデータが入力される系のバッファのみか
らデータの読みだしを行うように制御する。
記0系/1系送信パッケージの各々は、0系/1系の入
力データをそれぞれ入力するバッファと、0系/1系両
系のデータを比較するデータ比較部を有し、且つ送信側
に、前記バッファからのデータ読みだしを制御する読み
出し制御部を備え、データ比較部におけるデータ比較に
より不一致と判定される時、読み出し制御部により、位
相が遅れているデータが入力される系のバッファのみか
らデータの読みだしを行うように制御する。
【0014】更に、別の態様では前記において、前記0
系/1系送信パッケージの各々は、自系の入力データを
入力するバッファと、0系/1系両系のデータを比較す
るデータ比較部を有し、且つ送信側に、前記バッファか
らのデータ読みだしを制御する読み出し制御部を備え、
現用側のデータ比較部におけるデータ比較により、不一
致と判定される時、現用側における読み出し制御部によ
り、入力データの位相の遅れている側のバッファのデー
タの読みだしを行うように制御する。
系/1系送信パッケージの各々は、自系の入力データを
入力するバッファと、0系/1系両系のデータを比較す
るデータ比較部を有し、且つ送信側に、前記バッファか
らのデータ読みだしを制御する読み出し制御部を備え、
現用側のデータ比較部におけるデータ比較により、不一
致と判定される時、現用側における読み出し制御部によ
り、入力データの位相の遅れている側のバッファのデー
タの読みだしを行うように制御する。
【0015】更に、上記において、現用系の信号をモニ
タするモニタ部を備え、前記データ比較部は、該モニタ
部の出力と予備系のデータとを比較し、不一致と判定さ
れる時、現用側における読み出し制御部により、入力デ
ータの位相の遅れている側のバッファのデータの読みだ
しを行うように制御する。
タするモニタ部を備え、前記データ比較部は、該モニタ
部の出力と予備系のデータとを比較し、不一致と判定さ
れる時、現用側における読み出し制御部により、入力デ
ータの位相の遅れている側のバッファのデータの読みだ
しを行うように制御する。
【0016】また、前記において、前記データ比較部
は、比較を行った複数ビットの全ビットが一致する時
に、データの一致検出とする。
は、比較を行った複数ビットの全ビットが一致する時
に、データの一致検出とする。
【0017】あるいは、別の態様として、前記データ比
較部は、比較を行った複数ビットの過半数のビットが一
致する時に、データの一致検出とする。
較部は、比較を行った複数ビットの過半数のビットが一
致する時に、データの一致検出とする。
【0018】
【作用】上記のように本発明は、送信パッケージと受信
パッケージは、一の信号線で接続され、信号線数を減少
することが可能である。予備系のモニタをすることによ
って予備系のデータ出力部と結合部Aとの導通も確認で
きる。
パッケージは、一の信号線で接続され、信号線数を減少
することが可能である。予備系のモニタをすることによ
って予備系のデータ出力部と結合部Aとの導通も確認で
きる。
【0019】更に、出力制御部を送信側に設け、0系/
1系の送信パッケージからのデータの読みだしを制御す
るようにしている。これにより、0系/1系の送信デー
タの同期をとることが可能であり、無瞬断での切替えが
可能となる。
1系の送信パッケージからのデータの読みだしを制御す
るようにしている。これにより、0系/1系の送信デー
タの同期をとることが可能であり、無瞬断での切替えが
可能となる。
【0020】更に、0系/1系の送信パッケージからの
データの読みだしの制御のために、0系/1系の送信パ
ッケージにバッファを設け、このバッファからのデータ
の読みだしを出力制御部で制御するようにしている。
データの読みだしの制御のために、0系/1系の送信パ
ッケージにバッファを設け、このバッファからのデータ
の読みだしを出力制御部で制御するようにしている。
【0021】またこの時、出力制御部の制御は、現用系
及び予備系のデータを比較し、不一致のとき、上記の出
力制御部でバッファからのデータの読みだしを制御する
ようにされている。
及び予備系のデータを比較し、不一致のとき、上記の出
力制御部でバッファからのデータの読みだしを制御する
ようにされている。
【0022】したがって、かかる構成により0系/1系
の送信データの同期をとることが可能である。
の送信データの同期をとることが可能である。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にしたがい説明す
る。尚、全図を通して、同一または類似のものには、同
一の参照番号及び記号を付して説明する。
る。尚、全図を通して、同一または類似のものには、同
一の参照番号及び記号を付して説明する。
【0024】図1は、本発明の第一の実施例構成を説明
する図である。図において、10、11は、0系/1系
に二重化された送信パッケージであり、それぞれ送信部
1とデータ出力部8を有する。
する図である。図において、10、11は、0系/1系
に二重化された送信パッケージであり、それぞれ送信部
1とデータ出力部8を有する。
【0025】データ出力部は、出力制御部40により、
そのデータ出力が制御される。送信パッケージ10、1
1のデータ出力部8の出力は、結合点Aにおいて結合さ
れる。一方、受信側は、分岐部Bで分岐され、0系/1
系に二重化された受信パッケージ20、21の受信部6
に入力される。
そのデータ出力が制御される。送信パッケージ10、1
1のデータ出力部8の出力は、結合点Aにおいて結合さ
れる。一方、受信側は、分岐部Bで分岐され、0系/1
系に二重化された受信パッケージ20、21の受信部6
に入力される。
【0026】したがって、本発明においては、送信側の
結合部Aと受信側の分配部Bとは、最小の即ち1本の信
号線30で接続されている。
結合部Aと受信側の分配部Bとは、最小の即ち1本の信
号線30で接続されている。
【0027】更に、出力制御部40から現用と指示され
ている系のデータ出力部8からのデータが信号線30の
結合部Aに出力される。一方、出力制御部40から予備
用と指示されている系のデータ出力部8からのデータの
出力は阻止される。
ている系のデータ出力部8からのデータが信号線30の
結合部Aに出力される。一方、出力制御部40から予備
用と指示されている系のデータ出力部8からのデータの
出力は阻止される。
【0028】信号線30には、出力制御部40から現用
系として指示されている系のデータ出力部8からのデー
タが出力され、この信号線30を通り、現用系とされて
いる系の受信部6にデータが伝達される。
系として指示されている系のデータ出力部8からのデー
タが出力され、この信号線30を通り、現用系とされて
いる系の受信部6にデータが伝達される。
【0029】かかる構成により、0/1系の送信部1の
入力に位相差が場合、出力制御部40からの指示を0系
/1系のいずれかにすることにより無瞬断に切替えをす
ることができる。
入力に位相差が場合、出力制御部40からの指示を0系
/1系のいずれかにすることにより無瞬断に切替えをす
ることができる。
【0030】図2は、出力制御部40の接続構成を説明
する図である。図1の送信パッケージ10、11におい
ては図示省略しているが、送信部1の一部としてバッフ
ァ12を有し、出力制御ブロック40は、その一部とし
て読出制御回路13を有する。
する図である。図1の送信パッケージ10、11におい
ては図示省略しているが、送信部1の一部としてバッフ
ァ12を有し、出力制御ブロック40は、その一部とし
て読出制御回路13を有する。
【0031】出力制御部40は、更に図示しない障害検
出部からの現用系指示信号を入力し、これに基づき、0
系または1系の読出制御回路13及びデータ出力部8に
現用系指示信号を送る。
出部からの現用系指示信号を入力し、これに基づき、0
系または1系の読出制御回路13及びデータ出力部8に
現用系指示信号を送る。
【0032】この現用系指示信号が入力される側の読出
制御回路13の制御に基づき対応するバッファ12がデ
ータ入力を読み出し、データ出力部8に送る。データ出
力部8では、出力制御部40からの現用系指示信号に基
づく出力指示により、バッファ12から入力されるデー
タを出力するように動作する。
制御回路13の制御に基づき対応するバッファ12がデ
ータ入力を読み出し、データ出力部8に送る。データ出
力部8では、出力制御部40からの現用系指示信号に基
づく出力指示により、バッファ12から入力されるデー
タを出力するように動作する。
【0033】一方、現用系指示信号及びこれに基づく出
力指示信号が与えられない系からは、データ出力が行わ
れない。
力指示信号が与えられない系からは、データ出力が行わ
れない。
【0034】更に、図3は、上記図1、図2の出力制御
部40の構成例を示す図である。図3に示す出力制御部
40は、読出タイミング発生回路41と出力指示回路4
2を有する。読出タイミング発生回路41は,所定周期
の読出タイミングクロックを発生し、読出制御回路13
に送出する。
部40の構成例を示す図である。図3に示す出力制御部
40は、読出タイミング発生回路41と出力指示回路4
2を有する。読出タイミング発生回路41は,所定周期
の読出タイミングクロックを発生し、読出制御回路13
に送出する。
【0035】更に、読出タイミングクロックは、出力指
示回路42に送出される。出力指示回路42は、読出タ
イミングクロックのタイミングで、入力される現用系指
示信号の論理“1”または“0”に基づき、0系または
1系のデータ出力部8に出力指示を送る。
示回路42に送出される。出力指示回路42は、読出タ
イミングクロックのタイミングで、入力される現用系指
示信号の論理“1”または“0”に基づき、0系または
1系のデータ出力部8に出力指示を送る。
【0036】図4は、図3の出力制御部40の動作タイ
ムチャートである。図において、(1)は読出タイミン
グ発生回路41からの読出タイミングクロックである。
(2)は現用系指示信号であり、(3)は出力指示信号
である。この動作タイムチャートから、現用系指示信号
の変化後の最初の読出タイミングクロックで論理が切り
換えられるように制御されていることが理解出来る。
ムチャートである。図において、(1)は読出タイミン
グ発生回路41からの読出タイミングクロックである。
(2)は現用系指示信号であり、(3)は出力指示信号
である。この動作タイムチャートから、現用系指示信号
の変化後の最初の読出タイミングクロックで論理が切り
換えられるように制御されていることが理解出来る。
【0037】図5は、第二の実施例を示すブロック図で
ある。本実施例においては、送信パッケージ10、11
において、自系のデータが入力されるバッファ12に加
え、他系からのデータが入力されるバッファ14を有す
る。更に、データ比較回路15を有し、バッファ12及
び14から読出されたデータ、即ち、自系のデータ及び
他系のデータを比較する。
ある。本実施例においては、送信パッケージ10、11
において、自系のデータが入力されるバッファ12に加
え、他系からのデータが入力されるバッファ14を有す
る。更に、データ比較回路15を有し、バッファ12及
び14から読出されたデータ、即ち、自系のデータ及び
他系のデータを比較する。
【0038】この両系のデータの比較の結果に基づき、
読出制御回路13が両系のバッファ12、13の読出を
制御する。これにより、両系の位相差を吸収し、無瞬断
切替を可能としている。
読出制御回路13が両系のバッファ12、13の読出を
制御する。これにより、両系の位相差を吸収し、無瞬断
切替を可能としている。
【0039】尚、図5において、図右下に示される出力
制御部40は、先に説明したように現用系指示信号に基
づき、0系または1系のデータ出力部8のデータ出力を
制御する。
制御部40は、先に説明したように現用系指示信号に基
づき、0系または1系のデータ出力部8のデータ出力を
制御する。
【0040】ここで、図5に示される読出制御部13の
構成が図6に示される。更に、その動作例が図7及び図
8に示される。
構成が図6に示される。更に、その動作例が図7及び図
8に示される。
【0041】現用系のデータ比較部15における比較の
結果、一致が有れば、一致検出信号を読出制御回路13
の読出指示生成部16に入力する。読出指示生成部16
は、この一致検出信号の有無に基づき自系及び他系のバ
ッファ12に対し、以下に説明する内容にしたがって、
読出指示信号を送出して、バッファ12からのデータの
読出を制御する。
結果、一致が有れば、一致検出信号を読出制御回路13
の読出指示生成部16に入力する。読出指示生成部16
は、この一致検出信号の有無に基づき自系及び他系のバ
ッファ12に対し、以下に説明する内容にしたがって、
読出指示信号を送出して、バッファ12からのデータの
読出を制御する。
【0042】即ち、データ比較部15は、図7、図8に
示されるように、両系ともバッファ12、14の先頭の
データを比較する。また、バッファの先頭のデータが一
致していない場合には位相の遅れている系のバッファの
みに読み出し指示を与える。
示されるように、両系ともバッファ12、14の先頭の
データを比較する。また、バッファの先頭のデータが一
致していない場合には位相の遅れている系のバッファの
みに読み出し指示を与える。
【0043】図7において、(a)は現用系のデータ列
がデータAを先頭とし、予備系のデータ列がデータXを
先頭としてバッファ12、14から読みだされる状態、
即ち予備系の信号の位相が遅れている状態を示してい
る。したがって、データ比較回路15において、比較の
結果、データ不一致となり、この場合は、読出制御部1
3は、予備系のバッファ12からのみデータの読みだし
を行うように制御する。
がデータAを先頭とし、予備系のデータ列がデータXを
先頭としてバッファ12、14から読みだされる状態、
即ち予備系の信号の位相が遅れている状態を示してい
る。したがって、データ比較回路15において、比較の
結果、データ不一致となり、この場合は、読出制御部1
3は、予備系のバッファ12からのみデータの読みだし
を行うように制御する。
【0044】図7(b)は、予備系のバッファ12から
データXが読みだされ、先頭データがYとなる状態を示
す。しかし、未だ比較において一致が取れない状態にあ
る。したがって、読みだし制御部13は、更に予備系の
バッファ12に対し、読みだしを行うように制御する。
この結果、図7(c)の状態となる。しかし、この状態
においても、未だ比較において一致が取れない状態にあ
る。
データXが読みだされ、先頭データがYとなる状態を示
す。しかし、未だ比較において一致が取れない状態にあ
る。したがって、読みだし制御部13は、更に予備系の
バッファ12に対し、読みだしを行うように制御する。
この結果、図7(c)の状態となる。しかし、この状態
においても、未だ比較において一致が取れない状態にあ
る。
【0045】したがって、読みだし制御部13は、更に
予備系のバッファ12に対し、読みだしを行うように制
御する。この結果、図8(d)に示す状態となる。この
状態において、バッファ12の先頭ビットを比較する
と、データAで一致がとれる。
予備系のバッファ12に対し、読みだしを行うように制
御する。この結果、図8(d)に示す状態となる。この
状態において、バッファ12の先頭ビットを比較する
と、データAで一致がとれる。
【0046】この場合には、一致検出信号がデータ比較
回路15から出力される。これにより読みだし制御部1
3は、両系のバッファ12に対し、読みだし信号を送
り、データAの読みだしを行う。この結果、図8(e)
に示すように、両系のバッファ12の先頭は、データB
であり、この場合も比較結果は一致し、読みだし制御部
13は、両系に対し、読みだし信号を送る。
回路15から出力される。これにより読みだし制御部1
3は、両系のバッファ12に対し、読みだし信号を送
り、データAの読みだしを行う。この結果、図8(e)
に示すように、両系のバッファ12の先頭は、データB
であり、この場合も比較結果は一致し、読みだし制御部
13は、両系に対し、読みだし信号を送る。
【0047】このようにして、両系のバッファ12から
読みだされるデータの位相同期をとることが出来る。そ
して、各送信パッケージ10、11では、自系のバッフ
ァ12の出力がデータ出力部8に伝達される。
読みだされるデータの位相同期をとることが出来る。そ
して、各送信パッケージ10、11では、自系のバッフ
ァ12の出力がデータ出力部8に伝達される。
【0048】各送信パッケージ内では、バッファ出力の
位相差が吸収されているので、データ出力部8に対する
出力指示を切り換えても送信データが重複、欠落するこ
とがないので、受信側では、常に正常なデータを受信す
ることが可能である。
位相差が吸収されているので、データ出力部8に対する
出力指示を切り換えても送信データが重複、欠落するこ
とがないので、受信側では、常に正常なデータを受信す
ることが可能である。
【0049】図9は、更に本発明の第三の実施例を示す
ブロック図である。この実施例は、図5に示す第二の実
施例と比較すると、基本的な動作は同じであり、異なる
点は、他系からのデータが入力されるバッファ14が省
略されている点にある。
ブロック図である。この実施例は、図5に示す第二の実
施例と比較すると、基本的な動作は同じであり、異なる
点は、他系からのデータが入力されるバッファ14が省
略されている点にある。
【0050】即ち、図9の実施例では、他系のバッファ
12の出力が直接にデータ比較回路15に入力され、自
系のデータと他系のデータとが比較出来るよう構成され
ている。
12の出力が直接にデータ比較回路15に入力され、自
系のデータと他系のデータとが比較出来るよう構成され
ている。
【0051】更に、図6に基づき説明したように、第二
の実施例と同様に現用系の読みだし制御部13がマスタ
となって、両系のバッファ12の読みだしを制御する。
したがって、同期動作は、図7、図8により説明したと
同様である。
の実施例と同様に現用系の読みだし制御部13がマスタ
となって、両系のバッファ12の読みだしを制御する。
したがって、同期動作は、図7、図8により説明したと
同様である。
【0052】図10は、更に本発明の第四の実施例を示
すブロック図である。この実施例は、図9の実施例との
比較において、更にモニタ部16を有している。このモ
ニタ部16は、現用系の信号をモニタし、予備系のパッ
ケージのデータ比較部15で現用系のモニタ信号と予備
系のバッファ12の出力との比較を行う。
すブロック図である。この実施例は、図9の実施例との
比較において、更にモニタ部16を有している。このモ
ニタ部16は、現用系の信号をモニタし、予備系のパッ
ケージのデータ比較部15で現用系のモニタ信号と予備
系のバッファ12の出力との比較を行う。
【0053】読みだし制御部13は、この予備系の比較
結果にしたがって、図7、図8について説明したと同様
な同期制御を行う。
結果にしたがって、図7、図8について説明したと同様
な同期制御を行う。
【0054】上記の通り、実施例について説明したが、
各実施例に共通して、次のような態様が可能である。
各実施例に共通して、次のような態様が可能である。
【0055】即ち、上記実施例において、データ比較部
15は、現用系及び予備系のデータを1ビットづつの比
較し、その比較の都度バッファ12からのデータの読み
だしを制御するように説明した。
15は、現用系及び予備系のデータを1ビットづつの比
較し、その比較の都度バッファ12からのデータの読み
だしを制御するように説明した。
【0056】しかし、本発明はかかる制御に限定され
ず、同期保護の観点から、複数ビット同士を比較し、そ
れら全ビットが一致する場合にデータの一致と判定し
て、バッファ12からのデータの読みだしを制御するよ
うにすることも可能である。
ず、同期保護の観点から、複数ビット同士を比較し、そ
れら全ビットが一致する場合にデータの一致と判定し
て、バッファ12からのデータの読みだしを制御するよ
うにすることも可能である。
【0057】更に、又別の態様として、データ比較部1
5は、任意の複数ビット同士を比較し、それらビットの
指定する任意の数以上が一致する場合にデータの一致と
判定して、バッファ12からのデータの読みだしを制御
するようにすることも可能である。
5は、任意の複数ビット同士を比較し、それらビットの
指定する任意の数以上が一致する場合にデータの一致と
判定して、バッファ12からのデータの読みだしを制御
するようにすることも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上実施例にしたがい説明したように、
本発明により冗長系(0系/1系)構成で二重化された
送受信パッケージの接続本数を減らすことが出来る。ま
た、無瞬断切替えが可能となり、装置の信頼性及び保守
性が向上する。
本発明により冗長系(0系/1系)構成で二重化された
送受信パッケージの接続本数を減らすことが出来る。ま
た、無瞬断切替えが可能となり、装置の信頼性及び保守
性が向上する。
【図1】本発明の第一の実施例ブロック図である。
【図2】出力制御部の接続構成を説明する図である。
【図3】出力制御部の構成例ブロック図である。
【図4】出力制御部の動作タイムチャートである。
【図5】本発明の第二の実施例ブロック図である。
【図6】読み出し制御部の構成例ブロック図である。
【図7】位相同期動作例(その1)を説明する図であ
る。
る。
【図8】位相同期動作例(その2)を説明する図であ
る。
る。
【図9】本発明の第三の実施例ブロック図である。
【図10】本発明の第四の実施例ブロック図である。
【図11】従来の技術を説明するブロック図である。
1 送信部 6 受信部 8 データ出力部 10 0系送信パッケージ 11 1系送信パッケージ 12、14 バッファ 13 読出制御回路 15 データ比較回路 20 0系受信バッファ 21 1系受信バッファ 30 信号線 40 出力制御部
フロントページの続き (72)発明者 篠宮 知宏 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 田島 一幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 廣田 正樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 宮部 正剛 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 克己 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 (72)発明者 沓沢 敬 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内 (72)発明者 千葉 吉典 宮城県仙台市青葉区一番町1丁目2番25号 富士通東北ディジタル・テクノロジ株式 会社内
Claims (6)
- 【請求項1】一の信号線と、 冗長構成の0系/1系送信パッケージと、 冗長構成の0系/1系受信パッケージと、 更に該0系/1系送信パッケージのいずれかからデータ
が出力されるように制御する出力制御部を有し、 且つ、該冗長構成の0系/1系送信パッケージ及び受信
パッケージの出力のそれぞれが、該一の信号線に共通に
接続されていることを特徴とする無瞬断二重化切替方
式。 - 【請求項2】請求項1において、 前記0系/1系送信パッケージの各々は、0系/1系の
入力データをそれぞれ入力するバッファと、0系/1系
両系のデータを比較するデータ比較部を有し、且つ送信
側に、該バッファからのデータ読みだしを制御する読み
出し制御部を備え、 該データ比較部におけるデータ比較により不一致と判定
される時、該読み出し制御部により、位相が遅れている
データが入力される系のバッファのみからデータの読み
だしを行うように制御し、両系のデータの同期をとるこ
とを特徴とする無瞬断二重化切替方式。 - 【請求項3】請求項1において、 前記0系/1系送信パッケージの各々は、自系の入力デ
ータを入力するバッファと、0系/1系両系のデータを
比較するデータ比較部を有し、且つ送信側に、該バッフ
ァからのデータ読みだしを制御する読み出し制御部を備
え、 現用側のデータ比較部におけるデータ比較により、不一
致と判定される時、現用側における読み出し制御部によ
り、入力データの位相の遅れている側のバッファのデー
タの読みだしを行うように制御し、両系のデータの同期
をとることを特徴とする無瞬断二重化切替方式。 - 【請求項4】請求項3において、 更に、現用系の信号をモニタするモニタ部を備え、前記
データ比較部は、該モニタ部の出力と予備系のデータと
を比較し、予備系のデータ比較部において不一致と判定
される時、現用側における読み出し制御部により、入力
データの位相が遅れている側のバッファのデータの読み
だしを行うように制御し、両系のデータの同期をとるこ
とを特徴とする無瞬断二重化切替方式。 - 【請求項5】請求項2乃至4において、 前記データ比較部は、比較を行った複数ビットの全ビッ
トが一致する時に、データの一致検出とすることを特徴
とする無瞬断二重化切替方式。 - 【請求項6】請求項2乃至4において、 前記データ比較部は、比較を行った複数ビットの過半数
のビットが一致する時に、データの一致検出とすること
を特徴とする無瞬断二重化切替方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000444A JPH08186619A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 無瞬断二重化切替方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7000444A JPH08186619A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 無瞬断二重化切替方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186619A true JPH08186619A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=11473976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7000444A Withdrawn JPH08186619A (ja) | 1995-01-06 | 1995-01-06 | 無瞬断二重化切替方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08186619A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334567A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Seigu:Kk | 醗酵処理方法。 |
-
1995
- 1995-01-06 JP JP7000444A patent/JPH08186619A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006334567A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Seigu:Kk | 醗酵処理方法。 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020402 |