JPH08186526A - 電力線データ伝送システム,電力線データ伝送方法およびこれら伝送システムまたは伝送方法を使用した通信装置 - Google Patents

電力線データ伝送システム,電力線データ伝送方法およびこれら伝送システムまたは伝送方法を使用した通信装置

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JPH08186526A
JPH08186526A JP6328426A JP32842694A JPH08186526A JP H08186526 A JPH08186526 A JP H08186526A JP 6328426 A JP6328426 A JP 6328426A JP 32842694 A JP32842694 A JP 32842694A JP H08186526 A JPH08186526 A JP H08186526A
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JP
Japan
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node
power line
data transmission
station
relay
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Withdrawn
Application number
JP6328426A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Furukawa
博久 古川
Katsuhiro Wada
克弘 和田
Yoshitaka Inoue
義高 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器が接続されることにより電力線のイ
ンピーダンス低下等による伝送環境の悪化等でも安定し
てデータ伝送を行う。 【構成】 直接リンクすることができないノードに対
して、送信局ノードから目的局ノードにデータを送
信する場合には、次のような処理を行う。送信局ノード
は、自リストを検索し、まず最初にノードに直接リ
ンク要求を行う。ノードは、目的局であるノード間
を通信不可能と認識し、リスト内にノードが直接リン
ク不可能ノードである旨を記憶する。次に、ノード
は、通信可能なノード,およびの中からノード
と直接リンクできる例えばノードを探索する。その
後、ノードは、中継局ノードに対して、目的局ノー
ド宛てのデータを送信する。中継局ノードは、ノー
ドからのデータをそのままノードに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力線通信装置を備え
た複数のノード間を電力線で接続し、各ノード間で電力
線通信によってデータ伝送を行う電力線データ伝送シス
テム,電力線データ伝送方法およびこれら伝送システム
または伝送方法を使用した通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ伝送システムは、伝送路と
してそのシステム専用の通信回線(以下、専用線とい
う)を設けたものや、LAN(Local Area Network) 等
が、これらにデータ収集手段,データ処理手段,表示手
段等のデータ端末が接続されて構成されている。
【0003】ところで、データ伝送を行うことを前提と
していない既存施設において、このようなデータ伝送シ
ステムを構築しようとする場合には、新たに伝送路とし
ての専用線またはLANを敷く必要があり、そのために
膨大な費用がかかるという問題がある。場合によって
は、工事費が膨大なためにデータ伝送システムの構築を
断念せざるを得ないこともある。
【0004】そこで、このような問題点を解決する一手
段として、既存施設内の既存の電力線をデータの伝送路
として使用することで、安価で簡易なデータ伝送システ
ムを構築することが従来より提案されている。
【0005】すなわち、データ収集手段,データ処理手
段,表示手段等のすべてのデータ端末を、電力線通信装
置を介して電力線に接続し、この電力線を用いて各デー
タ端末間のデータ転送を行うのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電力線を使用したデータ伝送システムでは、
専用線またはLANによるデータ伝送システムと異なり
以下のような問題点がある。
【0007】1)電力線に接続される電気機器が発生す
るノイズ,電気機器が接続されることによる電力線のイ
ンピーダンスの低下等で伝送環境が悪化し、良好なデー
タ転送が阻害される。また、場合によっては通信不可能
な状況をも発生する。
【0008】2)一般に電力線は、分電盤から各コンセ
ントへ分岐されているので、たとえ見通し距離が近くて
も、電力線の実配線長はかなり長くなることがある。そ
のために、送受信信号の減衰が大きくなり、見通し距離
が近くても通信不可能な状況が発生する。
【0009】これらの問題点は、最近の電力線通信装置
に用いられているSS(Spread Spectrum)変調方式,送
信AGC,アダブティブな受信フィルタ等の技術を用い
ても完全には解決されず、そのため安定して動作するデ
ータ伝送システムを構築できない。
【0010】本発明は、上述の問題点に鑑み、接続され
た電気機器にるノイズの発生や、電気機器が接続される
ことにより電力線のインピーダンス低下等でもたらされ
た伝送環境の悪化、また、電力線の実配線長が長くなっ
たとしても、安定したデータ伝送を行うことが可能な電
力線データ伝送システム,電力線データ伝送方法および
これら伝送システムまたは伝送方法を使用した通信装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、電力線通信装置を備えた複
数のノード間を電力線で接続し、各ノード間で電力線通
信によってデータ伝送を行う電力線データ伝送システム
において、送信局ノードから目的局ノードにデータを送
信できない場合には、通信可能なノードを探索してこれ
を中継局ノードとし、この通信可能な中継局ノードを介
して目的局ノードにデータを送信することを特徴とす
る。
【0012】請求項2記載の発明は、電力線通信装置を
備えた複数のノード間を電力線で接続し、各ノード間で
電力線通信によってデータ伝送を行う電力線データ伝送
システムにおいて、各ノードが、他のノード間にデータ
伝送が可能であるか否かを示す情報を記憶するデータ伝
送可否情報記憶手段と、このデータ伝送可否情報記憶手
段に基づき、目的局ノードとデータ伝送が可能であるか
否かを判断するデータ伝送可否判断手段と、上記データ
伝送可否判断手段が上記目的局のノードとデータ伝送が
可能であると判断する場合には、上記目的局と直接にリ
ンクを確立するリンク確立手段と、上記データ伝送可否
判断手段が目的局ノードとデータ伝送が不可能であると
判断する場合には、上記データ伝送可否情報記憶手段に
記憶された情報を参照してデータ伝送可能で、かつ、上
記目的局のノードとリンク可能な中継局を探索する中継
局探索手段とを具備することを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記中継局探索手段が、中継できる中継ノ
ードを探索した結果、新たな通信可能なノードを見出だ
した場合には、上記データ伝送可否情報記憶手段にこの
ノードを中継可能なノードとして新たに記憶し、新たに
中継できないノードを見出だした場合には、上記データ
伝送可否情報記録手段にこのノードを通信不能ノードと
して記憶するノード情報書き換え手段とを有することを
特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記中継局探索手段が、全ノードを一斉探
査し、中継可能な中継局ノードを探索することを特徴と
する。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記中継局探索手段が、上記電力線データ
伝送システムを立ち上げた時に、中継可能か否かを各ノ
ードごとに探索し、該探索結果に基づいて中継可能なノ
ードと中継不能なノードとで区別して上記データ伝送可
否情報記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明において、上記データ伝送可否情報記憶手段が、通信
する時期,曜日,時間帯等の情報に基づいて中継可能な
ノードおよび中継不能なノードを記憶することを特徴と
する。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、上記電力線通信装置が、データ端
末用のサービスコンセントを設けたことを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明において、上記電力線通信装置が、上記サービスコン
セントとインレット間に、データ信号の減衰を改善する
伝送特性改善手段を設けたことを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明は、電力線通信装置を
備えた複数のノード間を電力線で接続し、各ノード間で
電力線通信によってデータ伝送を行う電力線データ伝送
方法において、送信局ノードから目的局ノードにデータ
を送信できない場合には、通信可能なノードを探索して
これを中継局ノードとし、この通信可能な中継局ノード
を介して目的局ノードにデータを送信することを特徴と
する。
【0020】請求項10記載の発明は、電力線通信装置
を備えた複数のノード間を電力線で接続し、各ノード間
で電力線通信によってデータ伝送を行う電力線データ伝
送方法において、各ノードは、他のノード間にデータ伝
送が可能であるか否かを示す情報を記憶し、この情報に
基づき、目的局ノードとデータ伝送が可能であるか否か
を判断し、上記目的局ノードとデータ伝送が可能である
と判断する場合には、上記目的局と直接にリンクを確立
し、一方上記目的局ノードとデータ伝送が不可能である
と判断する場合には、該情報を参照してデータ伝送可能
で、かつ、上記目的局のノードとリンク可能な中継局を
探索することを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、中継できる中継ノードを探索した結
果、新たな通信可能なノードを見出だした場合には、こ
のノードを中継可能なノードとして新たに記憶し、新た
に中継できないノードを見出だした場合には、このノー
ドを通信不能ノードとして記憶することを特徴とする。
【0022】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の発明において、全ノードを一斉探査し、中継可能な中
継局ノードを探索することを特徴とする。
【0023】請求項13記載の発明は、請求項10記載
の発明において、上記電力線データ伝送システムを立ち
上げた時に、中継可能か否かを各ノードごとに探索し、
該探索結果に基づいて中継可能なノードと中継不能なノ
ードとで区別して記憶することを特徴とする。
【0024】請求項14記載の発明は、請求項10記載
の発明において、通信する時期,曜日,時間帯等の情報
に基づいて中継可能なノードおよび中継不能なノードを
記憶することを特徴とする。
【0025】請求項15記載の発明は、電力線通信装置
を備えた複数の電子ディスプレイ端末および中央制御装
置を電力線で接続し、各端末間および各端末と中央制御
装置間で電力線通信によってデータ伝送を行う通信装置
において、各端末間および各端末と中央制御装置間で
は、請求項1,2,9または10記載の伝送システムま
たは伝送方法を使用してデータ伝送を行うことを特徴と
する。
【0026】請求項16記載の発明は、電力線通信装置
を備えた複数の自動販売機および中央制御装置を電力線
で接続し、各自動販売機間および各自動販売機と中央制
御装置間で電力線通信によってデータ伝送を行う通信装
置において、各自動販売機および各自動販売機と中央制
御装置間では、請求項1,2,9または10記載の伝送
システムまたは伝送方法を使用してデータ伝送を行うこ
とを特徴とする。
【0027】請求項17記載の発明は、電力線通信装置
を備えた複数の端末および中央制御装置を異相間で接続
し、各端末間および各端末と中央制御装置間で電力線通
信によってデータ伝送を行う通信装置において、各端末
間および各端末と中央制御装置間では、請求項1,2,
9または10に記載の伝送システムまたは伝送方法を行
い、かつ、異相間には電力線通信のネットワークカプラ
を配設したことを特徴とする。
【0028】
【作用】本発明では、各ノードには、他のノード間にデ
ータ伝送が可能であるか否かを示す情報が記憶されてお
り、この情報に基づき、目的局ノードとデータ伝送が可
能であるか否かが判断される。そして、目的局のノード
とデータ伝送が可能であると判断された場合には、目的
局と直接にリンクが確立され、一方目的局ノードとデー
タ伝送が不可能であると判断された場合には、上述の情
報を参照してデータ伝送可能で、かつ、目的局のノード
とリンク可能な中継局が探索される。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0030】図1は本発明に係る電力線データ伝送シス
テムの構成を示すブロック図である。
【0031】この電力線データ伝送システムは、同系統
・同相の電力線1に、電力線通信装置2を介して接続さ
れた複数のデータ端末により構成され、各電力線通信装
置2は、信号線4で各データ端末3と接続されている。
なお、後述するようにデータ端末3の電源は、電力線通
信装置2のサービスコンセントより供給されている。
【0032】この実施例のデータ端末3は、送信したい
データを持っているが、送信先のデータ端末3(以下、
目的局という)と直接通信できない場合には、通信可能
なデータ端末3を中継局とし、その中継局に対してデー
タを送信し、送信された中継局が送信局からのデータを
目的局に対して送信するように構成されている。なお、
送信局と目的局の間には、複数の中継局が存在でき、二
重,三重の中継動作が可能である。
【0033】また、データ端末3は、どのノードとも自
由に通信し合うことができ、かつ、それぞれ中継機能を
持ち、後述する中継アルゴリズムに従って、通信できな
いノード間の送受信信号を中継するような構成になって
いる。
【0034】図2は図1中の電力線通信装置の構成を示
すブロック図である。
【0035】この実施例の電力線通信装置2は、データ
端末3と電気的に接続する端末インタフェース21と、
装置全体の動作を制御する制御部22と、リスト記憶部
23と、電力線通信信号への変復調を行い、電力線へ信
号を送受信する送受信部24と、送受信信号を電力線1
に載せるためのカップリング部25と、電源部26と、
電源コードが接続されるインレット27と、伝送特性改
善手段28と、データ端末3へ電力を供給するサービス
コンセント29とから構成されている。
【0036】リスト記憶部23は、図3に示すように、
各データ端末3が通信可能なノードと通信不可能なノー
ドとを示す通信可能/不可能ノードリスト(以下、単に
リストという)を記憶している。
【0037】このリストは、目的局のアドレスを示す目
的局アドレスエリア231,その目的局に対して直接に
リンクすることができるか否か示す直接リンク可否エリ
ア232,目的局に対して直接リンクすることができな
いが、中継局を介して目的局にリンクすることができる
か否かを示す中継リンク可否エリア233,中継局を介
して目的局にリンクすることができる場合には、その中
継局となり得る数を示す中継局数エリア234,自局が
次に送信すべき中継局のアドレスを示す中継局アドレス
エリア235,および中継局となり得る時間,曜日,時
間帯等を示す備考エリア236で構成されている。
【0038】因みに、目的局アドレスエリア231に格
納されている目的局のアドレスがの場合では、直接リ
ンク可否エリア232の内容が直接リンク可(○)とな
っているため、当該データ端末3からアドレスの目的
局に対してデータを直接送信することができることを示
している。
【0039】また、目的局アドレスエリア231に格納
されている目的局のアドレスがの場合では、直接リン
ク可否エリア232の内容が直接リンク不可(×)とな
っているため、当該データ端末3からアドレスの目的
局に対してデータを直接送信することができないが、中
継リンク可否エリア233の内容が中継リンク可(○)
となっているから、中継局を介してデータを目的局に送
信することができることを示している。そして、その中
継局数は、中継局数エリア234に示すように、1また
は3の中継局のみであり、また、中継局のアドレスは、
中継局アドレスエリア235に示すように、アドレス
またはアドレス,,の中継局を示している。な
お、アドレス5の中継局は、備考エリア236に示され
るように、時期が夏で、曜日が日曜で、かつ、時間帯が
午後の場合に中継局となり得る。また、アドレス,
,の中継局は、時期が冬で、平日の夜間のみ中継局
となり得る。
【0040】さらに、目的局アドレスエリア231に格
納されている目的局のアドレスがの場合では、直接リ
ンク可否エリア232および中継リンク可否エリア23
3に示すように、当該データ端末3からアドレスの目
的局に対してデータを直接送信することができないし、
また、中継局を介してもデータを送信することができな
い。
【0041】伝送特性改善手段28は、インレット27
とサービスコンセント29間に介挿され、2つの任意の
値のインダクタを並列して設け、直列共振回路のインダ
クタンス成分を大きくし、共振点を低い周波数帯域にず
らすように構成されている。
【0042】ここで、電力線通信装置2にサービスコン
セント29を設けた理由は、電力線通信装置2自身が電
力線1に対するコンセントを使用するので、データ端末
3が使用するコンセントが不足することになり、そのコ
ンセント不足を解消するため、電力線通信装置2自身に
サービスコンセント29を設け、このサービスコンセン
ト29からデータ端末3の電源を取るようにしたのであ
る。
【0043】また、伝送特性改善手段28を設けた理由
は、電力線通信装置2を電力線1に接続すると、電力線
通信装置2の電源部26のコンデンサ成分と電力線のイ
ンダクタンス成分とが直列共振回路を構成してしまい、
ちょうどデータの送受信信号帯域で低インピーダンス部
分を作るので、そのため、送受信信号が大きく減衰さ
れ、安定した電力線通信が不可能となるからである。
【0044】次に、この実施例の電力線データ伝送シス
テムの動作を説明する。
【0045】図4に示すように、送信局の電力線通信装
置2は、まず、図3に示したリストを参照し、目的局の
アドレスの有無を調べ(ステップ401)、リストに目
的局のアドレスがない場合には(ステップ401;
N)、後述する方法でリストの目的局アドレスエリア2
31にこの目的局のアドレスを追加する一方、リストに
目的局アドレスがある場合には(ステップ401;
Y)、この目的局が直接リンクが可能であるか否かを、
リストの直接リンク可否エリア232の内容を調べる
(ステップ402)。
【0046】直接リンクが可能であれば(ステップ40
2;Y)、送信局は、目的局に対し、図5(a)に示す
フォーマットで、直接リンクを要求し、データ送受信を
行う(ステップ414)一方、直接リンク不可能であれ
ば(ステップ402;N)、リスト上の中継局アドレス
エリア235に中継局アドレスの有無を調べ(ステップ
403)、中継局アドレスが有れば(ステップ403;
Y)、その中から中継局アドレスを選び(ステップ40
4)、図5(c)に示すフォーマットで、中継局経由で
目的局との中継リンクを要求する(ステップ405)。
【0047】送信局からの中継リンク要求に対して、中
継局は、後述する動作を行い、目的局との中継リンクの
可否を判断し(ステップ406)、中継リンクが可であ
れば(ステップ406;Y)、図5(d)に示すフォー
マットで中継リンクが可能である旨を送信局に通知する
一方、中継リンクが不可であれば(ステップ406;
N)、さらに他の中継局候補があるか否かを調べ(ステ
ップ407)、他の中継局候補があるなら(ステップ4
07;Y)、ステップ404に戻し、前に選定した中継
アドレス以外の中継アドレスを選定し(ステップ40
4)、上述と同様な処理を行う。そして、目的局との中
継リンクが可能になるまで、リスト上の候補の中から中
継局を選び、中継リンク要求を行う動作を繰り返す。中
継リンクが可能になったら、必要によりリストの内容を
更新し(ステップ408)、その後データの送受信を行
う(ステップ409)。
【0048】ステップ407において、リスト上に中継
局アドレスの候補がなくなった場合には(ステップ40
7;N)、後述する図6に示すような中継局探索方法
で、目的局と中継リンクが可能な中継局を捜す(ステッ
プ416)。その結果、中継局が見つかり、目的局と中
継リンクが確立できた場合には(ステップ417;
Y)、リストにその中継局のアドレスを追加し(ステッ
プ418)、データ送受信を行う(ステップ409)。
もし中継局が見つからなかった場合には(ステップ41
7;N)、目的局を通信不可能なノードとして、リスト
に記憶する(ステップ419)。
【0049】ステップ401において、リストに目的局
のアドレスがない場合には(ステップ401;N)、送
信局は、目的局に対して直接リンクを要求する(ステッ
プ419)。これでリンクできれば(ステップ412;
Y)、送信局は、この目的局を直接リンク可能なノード
としてリストに追加し(ステップ413)、データの送
受信を行う(ステップ414)。直接リンク不可能な場
合には(ステップ402;N)、送信局は、リストに直
接リンク不可能ノードとして記憶し(ステップ41
5)、その後は、前述の中継局のアドレスがリストにな
い場合の動作と同じ動作を行う。
【0050】なお、データ送受信の方法は、送信局は、
直接リンクの場合は目的局に、中継リンクの場合は中継
局に対して、図5(e)のフォーマットでデータ送信す
る。中継リンクの場合には、中継局が自動的に目的局ま
でデータを中継する。
【0051】データ送受信が終了したら、送信局は中継
局へリンク開放を要求する(ステップ410)。中継局
は後述するように、送信局からのリンク開放要求に対し
て、まず目的局とのリンクを開放してから、送信局へ応
答を返送する。送信局はその応答を受信し中継局とのリ
ンクを開放する。
【0052】以上の動作を、送信局は他局に送信する度
に行うが、特に装置立ち上げ時に、電力線上に接続され
ている他の全てのノードに対して通信を試行することに
よって、全ノード分の通信可能/不可能についてリスト
が作成される。これにより、その後の通信では、新たに
中継局を探索する頻度を少なくすることができる。ま
た、リストをEEPROMやバックアップされたRAM 等不揮発
性の書き込み可能なデバイスに格納することにより、装
置の電源を一旦落としても、再立ち上げ時に再度リスト
を作成する必要がなくなる。
【0053】次に、上述の送信局の中継局捜索方法につ
いて図6を参照して説明する。
【0054】図6に示すように、中継局が1つでは目的
局と中継リンクが確立できない場合に、目的局までの中
継局の数を増やして、2重,3重の中継動作で中継リン
クを確立する方法であり、以下のような動作をとる。
【0055】まず初めに、送信局は、中継局数Mを1に
セットし(ステップ601)、ノードの中から任意に一
つのノードを選択し(ステップ602)、この選択され
たノードの中継局に対して、図5(c)に示すようなフ
ォーマットで、目的局への中継リンクを要求する(ステ
ップ603)。
【0056】この選択されたノードの中継局は、送信局
からの中継リンクの要求を受け取ると、まず、自身が送
信局と通信可能であることを示すために、図5(b)に
示すようなフォーマットで送信局と通信可能である旨の
メッセージを送信局に応答する。
【0057】送信局は、選定した中継局から通信可能で
ある旨のメッセージの応答があるか否かを判断し(ステ
ップ604)、通信可能である旨のメッセージの応答が
ない場合には(ステップ604;N)、選定した中継局
とは通信できないと判断し、別のノードの中継局に選定
し直して(ステップ605)、再びステップ603の処
理に戻し、上述と同様な処理を行う一方、通信可能であ
る旨のメッセージの応答がある場合には(ステップ60
4;Y)、中継局からのメッセージを待つ(ステップ6
06)。
【0058】そして、中継局は、後述するようにして目
的局との中継リンクが確立されるか否かを試み(ステッ
プ607)、目的局とリンクが確立されれば(ステップ
607;Y)、図5(d)のフォーマットの中継リンク
可能である旨のメッセージを送信局に送信する。
【0059】中継リンク可能である旨のメッセージを受
信した送信局は、上述のようにしてリストに目的局アド
レス,目的局までの中継局数,1次中継局(送信局が中
継リンク要求したノード)のアドレスを記憶する(ステ
ップ608)。
【0060】ステップ607において、中継局は、目的
局とリンクが確立できなければ(ステップ607;
N)、中継リンクが不可能である旨のメッセージを送信
局に送信する。
【0061】送信局は、残っている通信可能な別のノー
ドがあるか否かを判断し(ステップ609)、残ってい
る通信可能な別のノードから任意にノードを選び(ステ
ップ605)、再びステップ603の処理に戻し、上述
と同様な処理を行う一方、残っている通信可能な別のノ
ードがない場合には(ステップ609;N)、中継局数
Mに1を加算して中継局数Mを2とし(ステップ61
0)、制御をステップ602に戻して上述と同様な処理
を行う。
【0062】以後、中継リンクが確立するまで、中継局
数Mを1つずつ増やし、中継リンク要求を繰り返す。2
重,3重の中継の詳細については、後述する「中継局の
動作」で述べる。
【0063】なお、上述した中継局での中継局捜索方法
では、中継局数Mは、送信局または1つ前の中継局から
指示された中継局数に固定し、中継局数を増やすことは
しない。中継局数を増やす指示は、全て送信局で行うも
のとする。
【0064】次に、一斉同報を用いた中継局捜索方法に
ついて図7を参照して説明する。
【0065】上述の中継局捜索方法では、送信局は、中
継局を1ノードずつ捜していく方法であるが、そうでは
なく一斉同報アドレスを用いて、一度に行うこともでき
る。
【0066】まず、送信局は、中継局数Mに1をセット
し、目的局アドレスを一斉同報アドレスとして、図5
(c)に示すフォーマットで、自ノード以外のすべての
ノード(図ではノード1〜4)に対して目的局と送信可
能な中継局を知らせるべく中継リンクを要求する(図7
)。
【0067】一斉同報で中継リンク要求を受けたノード
は、まず、送信局と直接通信可能であることを示すため
に、図5(b)のフォーマットで直接リンク可能である
旨のメッセージの応答を返送する(図7)。ただし、
各ノードは、衝突を防ぐためにランダム時間待ち、他の
ノードが送信していないことを確認してから、この応答
を返送する。
【0068】送信局は、この応答が得られたノードは直
接通信可能と判断し、リストの直接リンク可否エリア2
32に直接リンク可であると記憶し(図中では○)、そ
の後のメッセージの受信を待つ。
【0069】直接リンク可能である旨のメッセージの応
答を返送した中継局は、目的局との中継リンクを確立し
ようと試みる(図7)。試みた結果、目的局からリン
ク可能である旨のメッセージを受けると(図7)、こ
の中継局は、図4(d)のフォーマットで目的局と中継
リンクが可能である旨のメッセージを送信局に送信する
(図7)一方、リンク不可能である場合には、リンク
不可能である旨のメッセージを送信局に送る(図7
)。
【0070】送信局は、どの直接通信可能なノードから
も「中継リンク不可能」メッセージを受信した場合に
は、中継局数Mに1を加算して2とし、同様の手順で目
的局へ中継リンクを要求する。以後、中継リンクが確立
するまで、中継局数Mを1つずつ増やし、中継リンク要
求を繰り返す。2重,3重の中継の詳細については、次
の「中継局の動作」で述べる。
【0071】このような処理を行っていき、いずれかの
ノードから「中継リンク可能」メッセージを受信した場
合には、送信局は、上述したようにリストの目的局アド
レスエリア231,中継局数エリア234および中継局
アドレスエリア235に,それぞれ目的局アドレス,目
的局までの中継局数,中継局のノードのアドレスを記憶
する。
【0072】続いて、中継局の動作について図8を参照
して説明する。
【0073】送信局または1つ前の中継局は、中継局に
対し、図5(c)に示すフォーマットの中継リンク要求
を送信する(ステップ801)。
【0074】中継リンク要求を受けた中継局は、まず自
局自身が送信局等と通信可能であることを示すため、図
5(b)のフォーマットで、直接リンクが可能である旨
のメッセージの応答を送信局等に返送し(ステップ80
2)、その後、以下のようにして目的局への中継リンク
を試みる。
【0075】上記中継局は、「中継リンク要求」に含ま
れる中継局数Mが1より大きいか否かを判断し(ステッ
プ803)、中継局数Mが1より大きい場合(M>1)
には(ステップ803;Y)、目的局まで自局以降に1
つ以上の中継局が存在するため、自局は次の中継局に対
し、目的局への中継リンクを指示する必要がある。そこ
で次のような動作をする。
【0076】まず、上記中継局は、次の中継局に指示す
る中継局数Mから1を引き(M=M−1)(ステップ8
04)、自局のリスト上に目的局のアドレスと中継局の
アドレスが存在するか否かを調べる(ステップ80
5)。リスト上に目的局のアドレスと中継局のアドレス
が存在する場合には(ステップ805;Y)、上記中継
局は、中継局数が指定された数Mと一致していることを
確認し(ステップ806)、リストの候補の中から次の
中継局を選定し(ステップ807)、その中継局経由で
目的局への中継リンクを要求する(ステップ808)。
【0077】一方、ステップ805において、リスト上
に目的局のアドレスと中継局のアドレスが存在しない場
合には(ステップ805;N)、中継局からは、「中継
リンク可能」,「中継リンク不可能」である旨のメッセ
ージの応答が返送され、上記中継局は、リストを調べ、
上述の「中継局捜索方法」で、目的局との中継リンク可
能な次の中継局を捜す(ステップ809)。ただし、中
継局では、自局以降の中継局数を指定して探索する。
【0078】次に、上記中継局は、探索して確定した自
局以降の中継局とリンクの確立が可能か否か判断し(ス
テップ811)、自局以降の中継局とリンクの確立が可
能ならば(ステップ811;Y)、送信局または1つ前
の中継局に対して「中継リンク可」である旨のメッセー
ジを送信する(ステップ813)一方、自局以降の中継
局とリンクの確立が不可能ならば(ステップ811;
N)、上記中継局は、送信局または1つ前の中継局に対
して「中継リンク不可」である旨のメッセージを送信す
る(ステップ814)。後者の場合はこれによって、送
信局等とのリンクが開放される。
【0079】一方、ステップ803において、中継局数
Mが1より大きくない場合(M≦1)には(ステップ8
3;N)、自局が最後の中継局であり、目的局に対して
直接リストを確立しなければならないため、上記中継局
は、目的局に対して直接リンク要求を行い(ステップ8
15)、この直接リンク要求を行った目的局から応答の
有無を調べる(ステップ816)。
【0080】目的局から応答が無ければ(ステップ81
6;N)、上記中継局は、「中継リンク不可」である旨
のメッセージを、図5(d)に示すフォーマットで、送
信局または1つ前の中継局へ返送し(ステップ81
8)、その後送信局等とのリンクは開放される。
【0081】一方、目的局からの応答が有れば(ステッ
プ816;Y)、上記中継局は、「中継リンク可能」で
ある旨のメッセージを、図5(d)に示すフォーマット
で、送信局または1つ前の中継局へ返送する(ステップ
817)。
【0082】送信局等は、中継局に対し、目的局へ図5
(e)に示すフォーマットで、送信データを送信し、送
信を受けた中継局は、それをそのまま、目的局または次
の中継局へ送信する(ステップ819)。
【0083】データ送受信が終了すると、送信局は、中
継局に対して「リンク開放要求」を行う(ステップ82
0)。
【0084】「リンク開放要求」を受けた中継局は、ま
ず目的局または次の中継局に対して、「リンク開放要
求」を行い、目的局または次の中継局からの応答を待つ
(ステップ821)。
【0085】「リンク開放要求」に対する目的局または
次の中継局からの「リンク開放応答」を得た中継局は、
目的局または次の中継局とのリンクを開放し(ステップ
822)、その後、送信局または1つ前の中継局に対し
て「リンク開放応答」を返送する。
【0086】また、送信局は、応答を受付けてから、中
継局とのリンクを開放する(ステップ823)。
【0087】以上のような動作をすることにより、複数
の中継局経由での、目的局との2重,3重の中継リンク
が可能となる。また送信局およびそれぞれの中継局は、
その次に自局が送信すべき中継局のアドレスと、その後
必要な中継局の数のみ知っていれば良く、目的局までの
全ての中継局のアドレスを知る必要はない。
【0088】続いて、立ち上げ時の中継局操作・リスト
作成方法の処理動作を図9および図10を参照して説明
する。
【0089】ノードの電源投入後、他のノードの電源投
入のために、一定時間ウェイトし、その後、中継局を探
索しリスト作成を行う。その方法を以下に示す。なお、
各ノードは、電力線上に接続されている各ノードのアド
レスを、予め知っているものとする。
【0090】まず最初に、ノードの電源投入後、すべて
のノードの立上がりを待つ(ステップ901)。送信局
は、任意の目的局を選択し(ステップ902)、この目
的局に対して直接リンク要求を送信し(ステップ90
3)、リンク確立が可能であるか否かを調べ(ステップ
904)、直接リンク可能である場合には(ステップ9
04;Y)、目的局を直接リンク可能ノードとしてリス
トに記憶し(ステップ905)、制御を後述するステッ
プ911に移す一方、直接リンク不可能な場合には(ス
テップ904;N)、リストに直接リンク不可能ノード
として記憶し(ステップ906)、その後、上述した
「中継局探索方法」に基づき、目的局と中継局リンクが
可能な中継局を探す(ステップ907)。
【0091】目的局と中継局リンクが可能な中継局を探
した結果、中継局が見つかり、目的局と中継リンクが確
立できた場合には(ステップ908;Y)、送信局は、
リストにその中継局のアドレス、目的局までの中継局
数、時間帯等の情報を記憶し(ステップ909)、必要
に応じてデータ伝送を行い、リンクを開放する(ステッ
プ911)一方、中継局が見つからなかった場合には
(ステップ908;N)、目的局を通信不可能なノード
として、リストに記憶し(ステップ910)、後述する
ステップ912に制御を移す。
【0092】ステップ911において、送信局は、必要
に応じてデータ伝送を行い、リンクを開放すると、次
に、すべてのノードがリストに記憶された否かを判断し
(ステップ912)、すべてのノードがリストに記憶さ
れていない場合には(ステップ912;N)、ステップ
902に制御を戻し、上述と同様な処理を行う一方、す
べてのノードがリストに記憶された場合に(ステップ9
12;Y)、リスト作成が完了する(ステップ91
3)。
【0093】また、立ち上げ時のリスト作成は、一斉同
報アドレスを用い、直接通信可能なノードのリスト作成
を簡単に行うこともできる。その方法について図10を
参照して説明する。
【0094】まず最初に、送信局は、ノードの電源投入
後、すべてのノードの立上がりを待つ(ステップ100
1)。送信局は、すべてのノード立上がった後、目的局
アドレスを一斉同報アドレスして、全ノードに対して直
接リンクを要求する(ステップ1002)。
【0095】要求を受けた送信局と直接通信可能な各ノ
ードは、自ノードが送信局と直接通信可能であることを
示すために、図4(b)のフォーマットで「直接リンク
可能」応答を返送する。
【0096】送信局は、この応答が得られたノードを直
接通信可能」と判断し、リストに記憶する(ステップ1
003)。これにより、直接リンク可能なノードのリス
トの作成は完成する。
【0097】次に、送信局は、リストにないノードを目
的局に選択し(ステップ1004)、この選択したノー
ドを直接リンク不可能なノードとしてリストに記憶する
(ステップ1005)。次に、送信局は、上述した「中
継局探索方法」に基づき(ステップ1006)、目的局
と中継局リンクが可能な中継局を探す(ステップ100
7)。
【0098】目的局と中継局リンクが可能な中継局を探
した結果、中継局が見つかり、目的局と中継リンクが確
立できた場合には(ステップ1007;Y)、送信局
は、リストにその中継局のアドレス、目的局までの中継
局数、時間帯等の情報を記憶し(ステップ1008)、
必要に応じてデータ伝送を行い、リンクを開放する(ス
テップ1009)一方、中継局が見つからなかった場合
には(ステップ1007;N)、目的局を通信不可能な
ノードとして、リストに記憶し(ステップ1010)、
後述するステップ1011に制御を移す。
【0099】ステップ1009において、送信局は、必
要に応じてデータ伝送を行い、リンクを開放すると、次
に、すべてのノードがリストに記憶されたか否かを判断
し(ステップ1011)、すべてのノードがリストに記
憶されていない場合には(ステップ1011;N)、ス
テップ1004に制御を戻し、上述と同様な処理を行う
一方、すべてのノードがリストに記憶された場合には
(ステップ1011;Y)、リスト作成を完了する(ス
テップ1012)。以上ですべてのノードのリスト作成
が終了する。
【0100】なお、この方法による立ち上げ時のリスト
作成は、直接リンク可能なノードのリスト作成だけ行
い、直接リンク不可能なノードに対しては、通信する必
要が発生したときに、中継局探索、リストへの記入を行
うという方法も可能である。
【0101】続いて、この実施例の電力線データ伝送シ
ステムの動作を図11および図12を参照してより具体
的に説明する。
【0102】この実施例では、各データ端末3の5つの
電力通信装置(以下ノードという)〜が電力線1に
接続されており、ノードがノード,およびと、
ノードがノードおよびと通信可能であるものと
し、ノードから送信したい場合について説明する。な
お、リストには、何も記憶されていないものとする。
【0103】1) ノードからノードに送信する場
合 送信局としてのノードは、リスト記憶部23に記憶さ
れているリストを検索し、目的局アドレスエリア231
に目的局としてのノードがないので、まず最初にノー
ドに直接リンク要求(図5(a)参照)する。しか
し、ノードとノード間は通信不可能なため、ノード
からの応答が得られない(図11(a)参照)。
【0104】従って、ノードは、目的局であるノード
間を通信不可能と認識し、リスト内のノードに該当
する直接リンク可否エリア232に、ノードが直接リ
ンク不可能ノードである旨を記憶する(図3中では×で
表示)。
【0105】このため、送信局としてのノードは、目
的局としてのノードに対する中継局を捜査する。ま
ず、リスト内のノードに該当する中継局数エリア23
4に中継局数Mとして1をセットし、通信可能なノード
,およびの中からノードを任意に中継局として
選び、中継局としてのノードに対してノードへの
「中継リンク要求」する旨のメッセージを送信する(図
11(b)(1))参照)。
【0106】メッセージを受けた中継局としてのノード
は、送信局としてのノードに対して、まず「直接リ
ンク応答」のメッセージを返送した後、ノードに対し
て直接リンクを要求するメッセージを送信する(図11
(b)(2),(3)参照)。しかし、ノードとノー
ド間は、通信不可能なため、ノードからの応答は得
られない。従って、中継局としてのノードは、中継リ
ンクが不可である旨のメッセージを送信局としてのノー
ドに送信する(図11(b)(4),(5)参照)。
【0107】ノードは、ノード間のリンクを開放
し、任意に選び得るノードおよびから次の中継局と
してノードを選び、この中継局としてのノードに対
してノードに中継リンクを要求する(図11(c)
(1)参照)。
【0108】中継局としてのノードは、まずノード
に対してノードとノード間がリンク可能である旨の
メッセージの応答を返送した後、目的局としてのノード
に対して直接リンクを要求する旨のメッセージを送信
する(図11(c)(2),(3)参照)。ノード
は、ノードとノード間は、通信可能なため、ノード
から直接リンクが可能である旨のメッセージの応答が
得られ、その後、送信局としてのノードに対して、中
継リンクが可能である旨のメッセージを送信する(図1
1(c)(4),(5)参照)。
【0109】メッセージを受けた送信局としてのノード
は、リスト記憶部23に記憶されているリストの中継
局数エリア234に1,中継局アドレスエリア235に
ノードのアドレスおよび備考エリア236にそのとき
の時間帯、曜日、時期を記憶し、さらに、中継局リンク
可否エリア232にノードとの間が中継リンク可能で
ある旨を記憶する。
【0110】その後、送信局としてのノードは、中継
局としてのノードに対して、目的局としてのノード
宛てのデータを送信する。中継局としてのノードは、
ノードからのデータをそのままノードに送信する。
データを受けたノードは、その受けたデータに対し
て、ノードに何かデータを送信したい場合には、ノー
ドに対して、ノード宛てのデータを送信する。ノー
ドは、ノードからのデータをそのままに送信する
(図11(d)参照)。
【0111】その後、送信局としてのノードは、目的
局としてのノードとのリンクを開放したい場合には、
中継局としてのノードに対してリンクの開放要求する
旨のメッセージを送信する。リンクの開放要求する旨の
メッセージを受けたノードは、同様に目的局としての
ノードに対してリンクの開放要求する旨のメッセージ
を送信する(図11(e)(1),(2)参照)。メッ
セージを受けたノードは、ノードからのリンクの開
放要求する旨のメッセージを受け付けた旨のメッセージ
をノードに送信する。それを受けたノードは、ノー
ドとのリンクを開放した後、ノードからリンク開放
要求のメッセージを受け付けた旨のメッセージをノード
に送信する(図11(e)(3),(4)参照)。そ
の後、ノードは、ノードとのリンクを開放する。
【0112】2) ノードからノード,および
に送信する場合 送信局としてのノードとノード,およびが、す
べて通信可能であるので、ノードからの「直接リンク
要求」メッセージを受けたノード,およびは、そ
れに応じて、ノードとの直接リンクする旨の「直接リ
ンク応答」メッセージを返送する。
【0113】メッセージを受けとった送信局としてのノ
ードは、,およびを直接リンク可能なノードと
して、リストの直接リンク可否エリア232に直接リン
ク可能なノードである旨を記入する。
【0114】3)ノードがノードに再び送信する場
合 送信局としてのノードは、リストの目的局アドレスエ
リア231からノードを捜し、リスト記載に基づき、
中継局をノードにとり、このノードを介してノード
に中継リンクを要求する(図11(c)(1)参
照)。そして、ノードは、中継局としてのノードを
介してノードからリンク可能である旨のメッセージを
受けると、その後、ノードに対してデータを送信す
る。
【0115】図12は、上記の如くして、記憶されたノ
ードのリスト記憶部23の内容である。
【0116】以上が本実施例に係る電力線データ伝送シ
ステムの内容であるが、次に、本発明に係る電力線デー
タ伝送システムを使用した実施例について説明する。
【0117】図13は本発明に係る電力線データ伝送シ
ステムを使用した「LED表示システム」に係る一実施
例の構成を示すブロック図である。
【0118】この「LED表示システム」は、電力線1
と、サポート部10と、複数のディスプレイ部11とか
ら構成されている。
【0119】サポート部10は、サポートセンタ10
1,PC102,電力線通信ユニット103および電話
回線107に接続された2つのモデム104a,104
bで構成されており、サポートセンタ101がモデム1
04a,電話回線107,モデム104bを介してPC
102に接続され、このPC102が通信線108を介
して電力線通信ユニット103に接続され、電力線通信
ユニット103がコンセント106を用いて電力線1に
接続されている。
【0120】また、各ディスプレイ部11は、電力線通
信ユニット103および電子ディスプレイ105で構成
されており、電力線通信ユニット103は、コンセント
106で電力線1と接続されている。
【0121】ここで、例えば、電子ディスプレイ105
は、PC102から送られてきた表示データを記憶し、
決められた手順に従ってこの表示データを表示するよう
に構成されている。
【0122】サポートセンタ10は、電子ディスプレイ
105に表示する表示データを、電話回線107を介し
てPC102に送るように構成することもできる。
【0123】このような「LED表示システム」を実施
することで、例えばこのような「LED表示システム」
を商店の入口などに設置する場合、電子ディスプレイ1
05に表示する表示データを送るための信号線を新たに
配線する必要がなくなり、配線コストが削減できる。ま
た、電力線1さえ有れば、電子ディスプレイ105を移
動する度に、信号線を配線し直す必要がなくなり、費用
と時間と労力が削減できる。さらに、電力線1さえあれ
ば、新たな配線工事なしで簡単に電子ディスプレイ10
5を増やしたり減らしたりできる。
【0124】図14は電子ディスプレイを自動販売機に
組み込んだ「LED表示システム」一実施例の構成を示
すブロック図である。
【0125】この実施例は、電力線1と接続されたサポ
ート部10と、電力線1に接続された複数の自動販売機
12とから構成されている。
【0126】各自動販売機12は、電力線モデム109
および電子ディスプレイ105で構成されており、電力
線モデム109はコンセント106で電力線1と接続さ
れている。
【0127】ここで、電子ディスプレイ105は、サポ
ートセンタ101から送られてきた表示データを記憶
し、決められた手順に従ってこの表示データを表示する
ように構成されている。
【0128】この実施例においても、上記実施例同様
に、電子ディスプレイ付き自動販売機12を設置する場
合、電子ディスプレイ105に表示する表示データを送
るための信号線を新たに配線する必要がなくなり、配線
コストが削減できる。また、電力線1さえ有れば、電子
ディスプレイ105を移動する度に、信号線を配線し直
す必要がなくなり、費用と時間と労力が削減できる。さ
らに、電力線1さえ有れば、新たな配線工事なしで簡単
に自動販売機12を増やしたり減らしたりできる。
【0129】図15はさらに電子ディスプレイを自動販
売機に組み込んだ一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0130】この実施例は、例えば、オフィスビル内の
各フロア間で信号のやり取りを行うもので、前実施例と
異なるところは、自動販売機12が1Fから4Fに設置
され、この自動販売機に伝送データを送るための電力線
1が1Fの電気室114から各階の分電盤111を経由
して供給されている。
【0131】ところで、この実施例では、各フロアに配
設された電力線1Bと各フロアの電力線1B間を接続す
る電力線1Aは、異相となっているので、電力線1Aと
電力線1B間では通信できない。そこで、この実施例で
は、電力線モデム109の代わりに100KHz以上の
高周波(信号)だけを通すネットワークカプラ110が
設けられている。
【0132】なお、同様に、分電盤111で伝送データ
を送信することができない場合には、分電盤111を挟
んで100KHz以上の高周波(信号)だけを通すブリ
ッジ112を設けるとよい。
【0133】この実施例においても、電力線1を使用し
たデータ伝送システムであることにより、上記実施例と
同様な効果を有することはいうまでもない。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各ノードには、他のノード間にデータ伝送が可能である
か否かを示す情報が記憶されており、この情報に基づ
き、目的局ノードとデータ伝送が可能であるか否かが判
断される。そして、目的局のノードとデータ伝送が可能
であると判断された場合には、目的局と直接にリンクが
確立され、一方目的局ノードとデータ伝送が不可能であ
ると判断された場合には、上述の情報を参照してデータ
伝送可能で、かつ、目的局のノードとリンク可能な中継
局が探索されるため、接続された電気機器にるノイズの
発生や、電気機器が接続されることにより電力線のイン
ピーダンス低下等でもたらされた伝送環境の悪化、ま
た、電力線の実配線長が長くなったとしても、安定した
データ伝送を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力線データ伝送システムの一実
施例の構成を示すブロック図。
【図2】図1中の電力線通信装置の構成を示すブロック
図。
【図3】通信ノードリストを示す図
【図4】送信局の処理動作を示すフローチャート。
【図5】送信局と中継局間で送信されるメッセージのフ
ォーマット例を示す図。
【図6】中継局を捜査する処理動作を示すフローチャー
ト。
【図7】一斉同報を用いて中継局を捜査する処理動作を
示すブロック図。
【図8】中継局の処理動作を示すフローチャート。
【図9】立ち上げ時の中継局捜査および通信ノードリス
トを作成する処理動作を示すフローチャート。
【図10】立ち上げ時の中継局捜査および通信ノードリ
ストを作成する処理動作を示すフローチャート。
【図11】中継方法を具体的に説明する図。
【図12】具体的な通信ノードリストを示す図。
【図13】本発明に係る電力線データ伝送システムを使
用した一実施例の構成を示すブロック図。
【図14】本発明に係る電力線データ伝送システムを使
用した一実施例の構成を示すブロック図。
【図15】本発明に係る電力線データ伝送システムを使
用した一実施例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 電力線 2 電力線通信装置 3 データ端末,PC 4 通信線 10 サポート部 11 ディスプレイ部 12 自動販売機 21 端末I/F部 22 制御部 23 リスト記録部 24 送受信部 25 カップリング部 26 電源部 27 インレット 28 伝送特性改善手段 29 サービスコンセント 101 サポートセンタ 102 PC 103 電力線通信ユニット 104a,104b モデム 105 電子ディスプレイ 106 コンセント 107 電話回線 109 電力線モデム 110 ネットワークカプラ 111 分電盤 112 ブリッジ 113 通信端末 231 目的局アドレスエリア 232 直接リンク可否エリア 233 中継局数エリア 234 中継局アドレスエリア 235 備考エリア

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線通信装置を備えた複数のノード間
    を電力線で接続し、各ノード間で電力線通信によってデ
    ータ伝送を行う電力線データ伝送システムにおいて、 送信局ノードから目的局ノードにデータを送信できない
    場合には、通信可能なノードを探索してこれを中継局ノ
    ードとし、この通信可能な中継局ノードを介して目的局
    ノードにデータを送信することを特徴とする電力線デー
    タ伝送システム。
  2. 【請求項2】 電力線通信装置を備えた複数のノード間
    を電力線で接続し、各ノード間で電力線通信によってデ
    ータ伝送を行う電力線データ伝送システムにおいて、 各ノードは、他のノード間にデータ伝送が可能であるか
    否かを示す情報を記憶するデータ伝送可否情報記憶手段
    と、 このデータ伝送可否情報記憶手段に基づき、目的局ノー
    ドとデータ伝送が可能であるか否かを判断するデータ伝
    送可否判断手段と、 上記データ伝送可否判断手段が上記目的局のノードとデ
    ータ伝送が可能であると判断する場合には、上記目的局
    と直接にリンクを確立するリンク確立手段と、 上記データ伝送可否判断手段が目的局ノードとデータ伝
    送が不可能であると判断する場合には、上記データ伝送
    可否情報記憶手段に記憶された情報を参照してデータ伝
    送可能で、かつ、上記目的局のノードとリンク可能な中
    継局を探索する中継局探索手段とを具備することを特徴
    とする電力線データ伝送システム。
  3. 【請求項3】 上記中継局探索手段は、中継できる中継
    ノードを探索した結果、新たな通信可能なノードを見出
    だした場合には、上記データ伝送可否情報記憶手段にこ
    のノードを中継可能なノードとして新たに記憶し、新た
    に中継できないノードを見出だした場合には、上記デー
    タ伝送可否情報記録手段にこのノードを通信不能ノード
    として記憶するノード情報書き換え手段とを有すること
    を特徴とする請求項2記載の電力線データ伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 上記中継局探索手段は、全ノードを一斉
    探査し、中継可能な中継局ノードを探索することを特徴
    とする請求項2記載の電力線データ伝送システム。
  5. 【請求項5】 上記中継局探索手段は、上記電力線デー
    タ伝送システムを立ち上げた時に、中継可能か否かを各
    ノードごとに探索し、該探索結果に基づいて中継可能な
    ノードと中継不能なノードとで区別して上記データ伝送
    可否情報記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2
    記載の電力線データ伝送システム。
  6. 【請求項6】 上記データ伝送可否情報記憶手段は、通
    信する時期,曜日,時間帯等の情報に基づいて中継可能
    なノードおよび中継不能なノードを記憶することを特徴
    とする請求項2記載の電力線データ伝送システム。
  7. 【請求項7】 上記電力線通信装置は、データ端末用の
    サービスコンセントを設けたことを特徴とする請求項1
    または2記載の電力線データ伝送システム。
  8. 【請求項8】 上記電力線通信装置は、上記サービスコ
    ンセントとインレット間に、データ信号の減衰を改善す
    る伝送特性改善手段を設けたことを特徴とする請求項7
    記載の電力線データ伝送システム。
  9. 【請求項9】 電力線通信装置を備えた複数のノード間
    を電力線で接続し、各ノード間で電力線通信によってデ
    ータ伝送を行う電力線データ伝送方法において、 送信局ノードから目的局ノードにデータを送信できない
    場合には、通信可能なノードを探索してこれを中継局ノ
    ードとし、この通信可能な中継局ノードを介して目的局
    ノードにデータを送信することを特徴とする電力線デー
    タ伝送方法。
  10. 【請求項10】 電力線通信装置を備えた複数のノード
    間を電力線で接続し、各ノード間で電力線通信によって
    データ伝送を行う電力線データ伝送方法において、 各ノードは、他のノード間にデータ伝送が可能であるか
    否かを示す情報を記憶し、 この情報に基づき、目的局ノードとデータ伝送が可能で
    あるか否かを判断し、 上記目的局ノードとデータ伝送が可能であると判断する
    場合には、上記目的局と直接にリンクを確立し、一方上
    記目的局ノードとデータ伝送が不可能であると判断する
    場合には、該情報を参照してデータ伝送可能で、かつ、
    上記目的局のノードとリンク可能な中継局を探索するこ
    とを特徴とする電力線データ伝送方法。
  11. 【請求項11】 中継できる中継ノードを探索した結
    果、新たな通信可能なノードを見出だした場合には、こ
    のノードを中継可能なノードとして新たに記憶し、新た
    に中継できないノードを見出だした場合には、このノー
    ドを通信不能ノードとして記憶することを特徴とする請
    求項10記載の電力線データ伝送方法。
  12. 【請求項12】 全ノードを一斉探査し、中継可能な中
    継局ノードを探索することを特徴とする請求10記載の
    電力線データ伝送方法。
  13. 【請求項13】 上記電力線データ伝送システムを立ち
    上げた時に、中継可能か否かを各ノードごとに探索し、
    該探索結果に基づいて中継可能なノードと中継不能なノ
    ードとで区別して記憶することを特徴とする請求項10
    記載の電力線データ伝送方法。
  14. 【請求項14】 通信する時期,曜日,時間帯等の情報
    に基づいて中継可能なノードおよび中継不能なノードを
    記憶することを特徴とする請求項10記載の電力線デー
    タ伝送方法。
  15. 【請求項15】 電力線通信装置を備えた複数の電子デ
    ィスプレイ端末および中央制御装置を電力線で接続し、
    各端末間および各端末と中央制御装置間で電力線通信に
    よってデータ伝送を行う通信装置において、 各端末間および各端末と中央制御装置間では、請求項
    1,2,9または10記載の伝送システムまたは伝送方
    法を使用してデータ伝送を行うことを特徴とする通信装
    置。
  16. 【請求項16】 電力線通信装置を備えた複数の自動販
    売機および中央制御装置を電力線で接続し、各自動販売
    機間および各自動販売機と中央制御装置間で電力線通信
    によってデータ伝送を行う通信装置において、 各自動販売機および各自動販売機と中央制御装置間で
    は、請求項1,2,9または10記載の伝送システムま
    たは伝送方法を使用してデータ伝送を行うことを特徴と
    する通信装置。
  17. 【請求項17】 電力線通信装置を備えた複数の端末お
    よび中央制御装置を異相間で接続し、各端末間および各
    端末と中央制御装置間で電力線通信によってデータ伝送
    を行う通信装置において、 各端末間および各端末と中央制御装置間では、請求項
    1,2,9または10に記載の伝送システムまたは伝送
    方法を行い、かつ、異相間には電力線通信のネットワー
    クカプラを配設したことを特徴とする通信装置。
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