JPH11187453A - データ通信装置およびデータ通信システム - Google Patents

データ通信装置およびデータ通信システム

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JPH11187453A
JPH11187453A JP2568698A JP2568698A JPH11187453A JP H11187453 A JPH11187453 A JP H11187453A JP 2568698 A JP2568698 A JP 2568698A JP 2568698 A JP2568698 A JP 2568698A JP H11187453 A JPH11187453 A JP H11187453A
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data signal
phs
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signal
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正和 香川
Riyougo Tadokoro
了吾 田所
Masao Haga
政雄 羽賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の簡略化を図ることができるデータ通信
装置、ならびにシステム全体として簡素化を図ることが
できるデータ通信システムを提供する。 【解決手段】 データ通信装置11に、PIAFS15
ならびにデータバッファ14を設け、PHSデータ信号
を受信したときには、そのPHSデータ信号を、一旦、
データ信号にプロトコル変換してデータバッファ14に
格納し、受信したPHSデータ信号を中継するときに
は、その格納したデータ信号をPHSデータ信号にプロ
トコル変換して送信するように構成した。受信処理なら
びに送信処理を時間的にずらして中継処理を行うことが
可能となり、通信部16は、1個備えていれば良く、装
置の簡略化を図ることができる。また、このデータ通信
装置11は、ターミナルアダプタ装置として機能すると
共に、中継装置としても機能するので、このデータ通信
装置11を採用して通信網を構築することにより、デー
タ通信システムとして簡素化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ端末装置が
接続可能なデータ通信装置ならびに複数のデータ通信装
置により通信網が構成されてなるデータ通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、無線によるデータ通信システ
ムにおいて、データ端末装置の間の伝送距離が比較的長
い場合には、それらデータ端末装置の間に中継装置を配
置し、その中継装置を介して、データ通信が行われるよ
うになっている。図23は、そのようなデータ通信シス
テムの一例を示している。
【0003】すなわち、図23において、データ端末装
置(DTE)1および2は、それぞれターミナルアダプ
タ装置(TA)3および4に接続されており、それらタ
ーミナルアダプタ装置3および4は、中継装置5および
6を介して無線回線により接続されるようになってい
る。
【0004】しかして、上記構成においては、データ端
末装置1からターミナルアダプタ装置3にデータ信号が
出力されると、そのデータ信号は、ターミナルアダプタ
装置3でデータ通信信号にプロトコル変換され、そのデ
ータ通信信号は、中継装置5および6により中継されて
ターミナルアダプタ装置4に受信される。そして、ター
ミナルアダプタ装置4に受信されたデータ通信信号は、
データ信号にプロトコル変換され、データ端末装置2に
出力される。このようにして、データ端末装置1からデ
ータ端末装置2へデータ信号が送信される。
【0005】ところで、この場合、中継装置5に注目す
ると、この中継装置5は、ターミナルアダプタ装置3と
の間でデータ通信信号を送受信するための無線部と、中
継装置6との間でデータ通信信号を送受信するための無
線部との2つの無線部を備えた構成となっている。勿
論、中継装置6も、この中継装置5と同様にして、2つ
の無線部を備えた構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中継装
置5および6において、無線部を2個備えた構成では、
その分、コスト高になると共に、装置が大形化するとい
う問題があった。
【0007】また、上述したようなデータ通信システム
において、図23中、破線にて示すように、例えば新た
にデータ端末装置7ならびにターミナルアダプタ装置8
を設置し、その新たなデータ端末装置7と既存のデータ
端末装置1との間でデータ通信を行う場合には、仮に、
地理的に、それらデータ端末装置7に接続されたターミ
ナルアダプタ装置8とデータ端末装置1に接続されたタ
ーミナルアダプタ装置2との間にターミナルアダプタ装
置4が存在していても、そのターミナルアダプタ装置4
を中継装置として利用することはできない。そのため、
新たな中継装置9を設置する必要があった。
【0008】これは、一般的には、従来のターミナルア
ダプタ装置には中継機能が備わっていないため、ターミ
ナルアダプタ装置を中継装置として利用することができ
ないからである。また、これとは逆に、中継装置をター
ミナルアダプタ装置として利用することもできない。こ
のような事情から、従来のデータ通信システムでは、タ
ーミナルアダプタ装置や中継装置の数が多くなり、シス
テム全体として複雑になるという問題があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、装置の簡略化を図ることができる
データ通信装置、ならびに、このデータ通信装置により
通信網を構成し、システム全体として簡素化を図ること
ができるデータ通信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、データ端末装置からデータ格納手段にデータ信号が
与えられると、PHSデータ信号変換手段は、そのデー
タ信号をPHSデータ信号にプロトコル変換し、転送制
御手段は、そのPHSデータ信号を送信信号として送信
する。すなわち、この場合は、データ端末装置から出力
されたデータ信号をPHSデータ信号にプロトコル変換
し、そのPHSデータ信号を送信信号として送信するタ
ーミナルアダプタ装置として機能するものである。
【0011】また、通信手段がPHSデータ信号を受信
信号として受信すると、PHSデータ信号変換手段は、
そのPHSデータ信号をデータ信号にプロトコル変換
し、データ信号格納手段は、そのデータ信号を格納し、
転送制御手段は、そのPHSデータ信号に含まれた通信
情報を解析する。そして、転送制御手段が、そのPHS
データ信号の宛先として自己が指定されていないと判断
したときには、PHSデータ信号変換手段は、そのデー
タ信号格納手段に格納されているデータ信号をPHSデ
ータ信号にプロトコル変換し、転送制御手段は、そのP
HSデータ信号を送信信号として送信する。すなわち、
この場合は、一方から送信信号として送信されたPHS
データ信号を受信信号として受信し、その受信したPH
Sデータ信号を他方へ送信信号として送信する中継装置
として機能するものである。
【0012】しかして、このものは、ターミナルアダプ
タ装置として機能すると共に、中継装置としても機能す
るものである。ここで、中継装置として機能する場合に
は、上述したように、受信信号として受信したPHSデ
ータ信号を、一旦、データ信号にプロトコル変換し、そ
のデータ信号をデータ信号格納手段に格納するので、受
信処理ならびに送信処理を時間的にずらして行うことが
可能となる。
【0013】したがって、受信処理ならびに送信処理を
行う通信手段としては、従来のものとは異なって、1個
備えていれば良いものである。これによって、データ通
信装置として、装置の簡略化を図ることができる。
【0014】さて、本発明において、上述したように、
データ信号をPHSデータ通信規格に準拠するPHSデ
ータ信号にプロトコル変換し、それによって、PHS回
線を利用することによりデータ通信を行うのは、以下の
理由によるものである。
【0015】すなわち、近年、PHS(Personal Handy
phone System)は広く普及しており、そのPHSデータ
通信規格に準拠して行われるPHSデータ通信も広く普
及している。そのため、PHSデータ通信における無線
基地局、交換機ならびに伝送路などの基盤設備(インフ
ラストラクチャー)は充分に構築されており、その基盤
設備を利用することによって、広い範囲においてデータ
通信を行えるという利点があるからである。
【0016】また、PHSデータ通信は、伝送速度が3
2kビット/秒(実効速度は約29.2kビット/秒)
と比較的高速であり、通信料金が安価であることも、利
点の一つとして挙げられる。このような事情から、本発
明は、データ信号をPHSデータ信号にプロトコル変換
し、PHS回線を利用してデータ通信を行うことを特徴
の一つとしている。
【0017】請求項2の発明によれば、PHSデータ信
号を受信信号として受信した場合であって、転送制御手
段が、そのPHSデータ信号の宛先として自己が指定さ
れていると判断したときには、転送制御手段は、そのデ
ータ信号格納手段に格納されているデータ信号をデータ
端末装置に出力させる。これによって、請求項1で説明
したような、データ信号をPHSデータ信号にプロトコ
ル変換して送信するデータ送信処理、ならびにPHSデ
ータ信号を中継するデータ中継処理に加えて、受信した
PHSデータ信号をデータ信号にプロトコル変換し、そ
のデータ信号を自己に接続されているデータ端末装置に
出力するデータ受信処理をも行うこともできる。
【0018】請求項3の発明によれば、請求項1または
2記載のデータ通信装置の間で、通信網を介して、デー
タ通信を行うことができる。この場合、前述したよう
に、データ通信装置は、ターミナルアダプタ装置として
機能すると共に、中継装置としても機能するので、従来
のデータ通信システムとは異なって、ターミナルアダプ
タ装置と中継装置とを機能毎に別個に設置する必要はな
い。これによって、ターミナルアダプタ装置や中継装置
の数を低減させることが可能となり、システム全体とし
て簡素化を図ることができる。
【0019】請求項4の発明によれば、データ通信装置
の転送制御手段は、PHSデータ信号が蓄積データ信号
であると判断したときには、送信トリガが与えられたこ
とを条件として、そのPHSデータ信号を送信させる。
これによって、例えば所定の時間に、その時間までに蓄
積したデータ信号を転送したり、データ信号が所定の容
量だけ蓄積したときに、その蓄積したデータ信号を転送
したりする蓄積転送をすることが可能となり、利便性の
向上を図ることができる。また、蓄積転送することによ
って、全体としての通信時間を短くすることができるか
ら、通信料金を低減させることが可能となり、経済性の
向上をも図ることができる。
【0020】請求項5の発明によれば、データ通信装置
の転送制御手段は、宛先として指定されたデータ通信装
置へPHSデータ信号を転送するために経由先として指
定されたデータ通信装置へのPHSデータ信号の送信が
不可能であると判断したときには、PHSデータ信号を
経由先として指定されたデータ通信装置とは異なるデー
タ通信装置を経由先として送信させる。これによって、
例えば停電や落雷などの不慮の事態により、PHSデー
タ信号を経由先として指定されたデータ通信装置へ送信
することができない場合であっても、PHSデータ信号
を経由先として指定されたデータ通信装置とは異なるデ
ータ通信装置を経由先として、迂回経路により、送信す
ることが可能となり、信頼性の向上を図ることができ
る。
【0021】請求項6の発明によれば、データ通信装置
の転送制御手段は、PHSデータ信号がシステムに属す
る全てのデータ通信装置へ転送するブロードキャストデ
ータ信号であると判断したときには、そのPHSデータ
信号を指定された全てのデータ通信装置へ送信させる。
これによって、PHSデータ信号を全てのデータ通信装
置へ容易に送信することが可能となり、利便性の向上を
図ることができる。
【0022】請求項7の発明によれば、データ通信装置
の転送制御手段は、宛先として指定されたデータ通信装
置へPHSデータ信号を転送するために経由先として指
定されたデータ通信装置へのPHSデータ信号の送信が
不可能であると判断し、且つ、その経由先として指定さ
れたデータ通信装置とは異なるデータ通信装置へのPH
Sデータ信号の送信が不可能であると判断したときに
は、宛先として指定されたデータ通信装置と並列関係に
あるデータ通信装置を宛先として送信させる。これによ
って、前述した迂回経路が存在しない場合であっても、
PHSデータ信号を宛先として指定されたデータ通信装
置と並列関係にあるデータ通信装置を宛先として、送信
することが可能となり、信頼性の向上をより図ることが
できる。
【0023】請求項8の発明によれば、データ通信装置
の転送制御手段は、PHSデータ信号を送信するにあた
って設定された経路が禁止経路であると判断したときに
は、その禁止経路を除外した経路によりPHSデータ信
号を送信させる。これによって、PHSデータ信号を送
信するにあたって、例えば最短の経路を選択することが
できると共に、転送時間を短縮することができ、効率性
の向上を図ることができる。
【0024】請求項9の発明によれば、データ通信装置
の転送制御手段は、PHSデータ信号を公衆通信モード
により送信するときには、そのPHSデータ信号の通信
情報を削除して送信させる。これによって、PHSデー
タ信号を受信したデータ通信装置側において、通信情報
を削除する処理が不要となり、その分、処理の軽減化を
図ることができる。
【0025】請求項10の発明によれば、PHSデータ
信号を受信信号として受信した場合であって、転送制御
手段が、そのPHSデータ信号にユニットデータが存在
すると判断したときには、転送制御手段は、ユニットデ
ータをユニットデータ制御手段に与え、ユニットデータ
制御手段は、そのユニットデータに基づいて自己を制御
する。これによって、遠隔からユニットデータを含んだ
PHSデータ信号を送信することにより、遠隔操作によ
り、各種の設定ならびに保守などを容易に行うことがで
きる。
【0026】請求項11の発明によれば、請求項10記
載のデータ通信装置を含んで構成された通信網を介して
データ通信を行うことができる。この場合、前述したよ
うに、請求項10記載のデータ通信装置は、遠隔操作に
より、各種の設定ならびに保守などを行うことができる
ので、システムを運用するにあたって、利便性の向上を
図ることができる。
【0027】請求項12の発明によれば、補助転送制御
手段は、データ端末装置からデータ信号格納手段にデー
タ信号が与えられ、且つ、所定の設定がなされていると
きには、そのデータ信号をPHSデータ信号変換手段に
与えてPHSデータ信号にプロトコル変換させ、そのP
HSデータ信号を通信手段に与えて送信信号として送信
させる。これによって、前述した転送制御手段による処
理に加えて、所定の設定がなされていることを条件とし
て、補助転送制御手段により、データ送信処理を行うこ
とができる。
【0028】請求項13の発明によれば、請求項12記
載のデータ通信装置を含んで構成された通信網を介して
データ通信を行うことができる。この場合、前述したよ
うに、請求項12記載のデータ通信装置は、転送制御手
段による処理に加えて、所定の設定がなされていること
を条件として、補助転送制御手段により、データ送信処
理を行うことができるので、システムを運用するにあた
って、利便性の向上をより図ることができる。
【0029】請求項14の発明によれば、データ通信装
置の補助転送制御手段は、PHSデータ信号を宛先とし
て指定されたデータ通信装置に直接送信させる。これに
よって、通常時には、転送制御手段により、通常の処理
を行うことができ、例えば緊急時には、その緊急時に対
応した所定の設定を行うことにより、補助転送制御手段
により、PHSデータ信号を宛先として指定されたデー
タ通信装置に直接送信することができるなど、利便性の
向上をより図ることができる。
【0030】請求項15の発明によれば、データ通信装
置は、トランシーバ通信モードにより他のデータ通信装
置との間でPHSデータ信号を通信すると共に、公衆通
信モードや自営通信モードによりPHS無線基地局との
間でPHSデータ信号を通信する。これによって、例え
ばデータ通信装置の間の距離が比較的短い場合は、トラ
ンシーバ通信モードによりデータ通信を行うことによっ
て、経済性の向上を図ることができる。また、データ通
信装置の間の距離が比較的長い場合や他の通信装置(例
えばホストマシン)と通信する場合は、公衆通信モード
や自営通信モードによりデータ通信を行うことによっ
て、既存のPHS回線やアナログ公衆網などの基盤設備
を利用して広い範囲においてデータ通信を行えることが
可能となり、利便性や経済性の向上を図ることができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図1ないし図22を参照して説明する。まず、データ通
信装置について、図1を参照して説明する。データ通信
装置(DTU)11には、RS−232Cケーブル12
によりデータ端末装置(DTE)13が接続されてい
る。このデータ通信装置11は、データ信号格納手段と
してのデータバッファ14、PHSデータ信号変換手段
としてのPIAFS(PHSInternet Access Forum Stand
ard)15、通信手段としての通信部(PS)16なら
びに転送制御手段としての転送制御部17を備えたブロ
ック構成となっている。
【0032】データバッファ14は、データ信号を格納
するようになっている。PIAFS15は、データバッ
ファ14からデータ信号が与えられると、そのデータ信
号をPHSデータ信号にプロトコル変換し、そのプロト
コル変換したPHSデータ信号を通信部16に出力する
と共に、通信部16からPHSデータ信号が与えられる
と、そのPHSデータ信号をデータ信号にプロトコル変
換し、そのプロトコル変換したデータ信号をデータバッ
ファ14に出力するようになっている。
【0033】この場合、上記PHSデータ信号は、公衆
PHSサービスを利用した32kビット/秒の非制限ベ
アラ伝送におけるエンド・エンドの伝送制御手順の標準
方式、すなわち、「PIAFS」により規定されたもの
であり、そのフレーム長は640ビット固定長となって
いる。
【0034】通信部16は、PIAFS15からPHS
データ信号が与えられると、アンテナ18により、その
PHSデータ信号を送信すると共に、アンテナ18によ
り、PHSデータ信号を受信すると、その受信したPH
Sデータ信号をPIAFS15に出力するようになって
いる。
【0035】転送制御部17は、通信部16において、
送信するPHSデータ信号の先頭にに宛先情報(通信情
報)としてヘッダを付与すると共に、受信したPHSデ
ータ信号の先頭に付与されているヘッダを解析し、自己
に送信されたものであるか、あるいは他のデータ通信装
置に送信されたものであるかを判断するようになってい
る。この場合、データ通信装置には、転送経路情報があ
らかじめ設定されているものである。
【0036】また、転送制御部17は、PHSデータ信
号を送信するにあたって、トランシーバ通信モードで送
信するか、あるいは公衆通信モードや自営通信モードで
送信するかをヘッダに基づいて切換制御できるようにな
っている。
【0037】尚、上記した宛先情報は、上述したよう
に、ヘッダとしてPHSデータ信号の先頭に付与される
場合の他に、PIAFSの制御信号のうちのユーザ情報
の中に書込むこともできるようになっている。本実施例
では、これ以降、前者、つまり、宛先情報がヘッダとし
てPHSデータ信号の先頭に付与される場合を代表して
説明することとする。
【0038】また、データ通信装置11には、データ端
末装置13から電源ライン19により駆動電源が供給さ
れるようになっている。尚、データ端末装置13とデー
タ通信装置11との間の接続制御手順としては、周知の
ATコマンドが採用されている。
【0039】図2は、上述したデータ通信装置11なら
びにデータ端末装置13を採用して構成されたデータ通
信システムの構成を示している。図2において、データ
通信装置21〜26ならびにデータ端末装置27〜32
は、それぞれデータ通信装置11ならびにデータ端末装
置13と同様の構成である。また、これらデータ通信装
置11、21〜26は、それら自身で通信網を構成する
と共に、無線基地局33ならびにINS(Infomation N
etwork System )網34を介して、それぞれPIAFS
対応のターミナルアダプタ装置(PIAFS TA)3
5、36を介してホストマシン37、38にも接続でき
るようになっている。
【0040】尚、この場合、データ通信装置11、21
〜26においては、それらの間は、トランシーバ通信モ
ードにより通信が行われ、データ通信装置11と無線基
地局33との間は、公衆通信モードあるいは自営通信モ
ードにより通信が行われるように設定されている。
【0041】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、上記データ通信装置11、21〜26は、基本的
な処理としては、以下に示す3つの処理を行うことがで
きる。
【0042】(1)データ送信処理 … 自己に接続されているデータ端末装置からデータ信
号が与えられ、その与えられたデータ信号をPHSデー
タ信号にプロトコル変換して他のデータ通信装置やホス
トマシンに送信する処理。 (2)データ中継処理 … 他のデータ通信装置やホストマシンから送信された
PHSデータ信号を受信し、そのPHSデータ信号を他
のデータ通信装置やホストマシンに送信する処理。 (3)データ受信処理 … 他のデータ通信装置やホストマシンから送信された
PHSデータ信号を受信し、そのPHSデータ信号をデ
ータ信号にプロトコル変換して自己に接続されているデ
ータ端末装置に出力する処理。
【0043】以降においては、データ通信装置11を代
表して、上記(1)〜(3)の処理について、図3に示
すフローチャートならびに図4を参照して順次説明す
る。尚、データ通信装置11は、送信ならびに受信を待
機中であるものとする。
【0044】(1)データ送信処理 データ通信装置11において、データ端末装置13から
ATコマンドの発呼コマンドに基づいてデータ信号が与
えられると(図4中、矢印A参照)、転送制御部17
は、ステップS1において「YES」と判断し、ステッ
プS4に移行する。このとき、データ通信装置11に出
力されたデータ信号は、データバッファ14に一時的に
格納されたのち、PIAFS15に与えられ、PHSデ
ータ信号にプロトコル変換される。
【0045】そして、転送制御部17は、ステップS4
において、宛先情報としてのヘッダをPHSデータ信号
の先頭に付与する。次いで、転送制御部17は、ステッ
プS5において、ヘッダが付与されたPHSデータ信号
を例えば無線基地局33、INS網34を介してホスト
マシン37に送信する(図4中、矢印B参照)。このよ
うにして、データ送信処理がなされるものである。勿
論、ホストマシン37に限らず、他のデータ通信装置2
1〜26やホストマシン38に送信することも可能であ
る。
【0046】(2)データ中継処理 この場合、データ端末装置11において、例えばデータ
通信装置21から送信されたPHSデータ信号がアンテ
ナ18により受信されると(図4中、矢印C参照)、転
送制御部17は、ステップS2において「YES」と判
断し、ステップS3に移行する。このとき、データ端末
装置11に受信されたPHSデータ信号は、PIAFS
15に与えられ、データ信号にプロトコル変換され、デ
ータバッファ14に一時的に格納される。
【0047】そして、転送制御部17は、ステップS3
において、受信したPHSデータ信号の先頭に付与され
ているヘッダを解析し、宛先として自己が設定されてい
るか、あるいは他のデータ通信装置が設定されているか
を判断する。転送制御部17は、宛先として他のデータ
通信装置が設定されていると判断したときには、ステッ
プS3において「NO」と判断し、ステップS4に移行
する。このとき、データバッファ14に一時的に格納さ
れていたデータ信号は、PIAFS15に与えられ、P
HSデータ信号にプロトコル変換される。
【0048】そして、転送制御部17は、ステップS4
において、上述した(1)のデータ送信処理と同様にし
て、宛先情報としてのヘッダをPHSデータ信号の先頭
に付与し、ステップS5において、PHSデータ信号を
例えばホストマシン37に送信する(図4中、矢印B参
照)。このようにして、データ中継処理がなされるもの
である。
【0049】(3)データ受信処理 この場合、転送制御部17は、上述した(2)のデータ
中継処理と同様にして、例えばデータ通信装置21から
送信されたPHSデータ信号がアンテナ18により受信
されると(図4中、矢印C参照)、受信したPHSデー
タ信号の先頭に付与されているヘッダを解析し、宛先と
して自己が設定されていると判断したときには、ステッ
プS3において「YES」と判断し、ステップS6に移
行する。そして、転送制御部17は、ステップS6にお
いて、データバッファ14に一時的に格納されているデ
ータ信号を、自己に接続されているデータ端末装置13
に出力する(図4中、矢印D参照)。このようにして、
データ受信処理がなされるものである。
【0050】データ通信装置11、21〜26は、基本
的には、以上に説明した(1)〜(3)の処理を行うも
のである。また、データ通信装置11、21〜26は、
上述した(1)〜(3)の処理を行うに際して、以下に
示す機能を併用することができるようになっている。 (a)蓄積転送機能 (b)迂回機能 (c)ブロードキャスト機能 (d)バックアップ機能 (e)経路制御機能 (f)ヘッダ削除機能 (g)遠隔制御機能 (h)転送切換機能 以下においては、これら(a)〜(h)の機能について
順次説明する。
【0051】(a)蓄積転送機能 まず、蓄積転送機能について、データ通信装置11を代
表して、図5に示すフローチャートならびに図6を参照
して説明する。
【0052】データ通信装置11の転送制御部17は、
自己に接続されているデータ端末装置13からデータ信
号が与えられると(図6中、矢印E参照)、上述した
(1)のデータ送信処理にしたがって、ステップS11
において「YES」と判断し、ステップS13に移行す
る。また、データ通信装置11の転送制御部17は、他
のデータ通信装置21〜26、この場合であれば、デー
タ通信装置21〜23から送信されたPHSデータ信号
を受信すると(図6中、矢印F〜H参照)、上述した
(2)のデータ中継処理にしたがって、ステップS12
において「YES」と判断し、ステップS13に移行す
る。
【0053】さて、ここで、ステップS13に移行した
転送制御部17は、データ端末装置13から与えられた
データ信号や他のデータ通信装置21〜23から送信さ
れたPHSデータ信号が蓄積データ信号であるか否かを
判断する。
【0054】具体的には、データ端末装置13から与え
られたデータ信号は、ATコマンドにより、蓄積データ
信号であるか否かが識別されているので、データ通信装
置11の転送制御部17は、データ端末装置13から与
えられたATコマンドを識別することによって、データ
端末装置13から与えられたデータ信号が蓄積データ信
号であるか否かを判断することができる。
【0055】また、他のデータ通信装置21〜23から
送信されたPHSデータ信号は、その先頭に付与された
ヘッダにより、蓄積データ信号であるか否かが識別され
ているので、データ通信装置11の転送制御部17は、
そのヘッダを解析することによって、他のデータ通信装
置21〜23から送信されたPHSデータ信号が蓄積デ
ータ信号であるか否かを判断することができる。
【0056】そして、データ通信装置11の転送制御部
17は、蓄積データ信号であると判断すると、ステップ
S14において、データ端末装置13から与えられたデ
ータ信号のうちで、蓄積データ信号であると判断したデ
ータ信号をデータバッファ14に蓄積すると共に、他の
データ通信装置21〜23から送信されたPHSデータ
信号のうちで、蓄積データ信号であると判断したPHS
データ信号をPIAFS15によってデータ信号にプロ
トコル変換させ、そのプロトコル変換したデータ信号を
データバッファ14に蓄積する。
【0057】そして、データ通信装置11の転送制御部
17は、ステップS15において、転送条件が成立した
か否かをモニタし、転送条件が成立したときに、ステッ
プS15において「YES」と判断し、ステップS16
に移行する。ステップS16に移行した転送制御部17
は、上記データバッファ14に蓄積していた各データ信
号をPIAFS15によってPHSデータ信号にプロト
コル変換させ、それらPHSデータ信号をパケット化す
る。尚、ここでいう転送条件とは、例えばタイマのタイ
ムアウトのタイミングであったり、あるいはATコマン
ドによるものである。
【0058】そして、データ通信装置11の転送制御部
17は、ステップS17において、パケット化したPH
Sデータ信号の先頭に宛先情報としてのヘッダを付与
し、ステップS18において、ヘッダを付与したPHS
データ信号を例えば無線基地局33、INS網34を介
してホストマシン37に送信する(図6中、矢印I参
照)。このようにして、PHSデータ信号を蓄積して転
送することができる。
【0059】尚、データ通信装置11の転送制御部17
は、データ端末装置13から与えられたデータ信号や他
のデータ通信装置21〜23から送信されたPHSデー
タ信号が蓄積データ信号でないと判断したときには、ス
テップS13において「NO」と判断し、ステップS1
9〜S22の処理を行う。尚、これらステップS19〜
S22は、図3に説明したステップS3〜S6と等しい
ものであるので、説明を省略する。
【0060】(b)迂回機能 次に、迂回機能について、データ通信装置26を代表し
て、図7に示すフローチャートならびに図8を参照して
説明する。尚、この場合、データ端末装置32からデー
タ通信装置26、22ならびに11を介してホストマシ
ン37にデータ信号を送信する場合について考える。
【0061】まず、データ端末装置32からデータ通信
装置26にデータ信号が与えられ(図8中、矢印J参
照)、データ通信装置26からデータ通信装置22へP
HSデータ信号が送信されると(図8中、矢印K参
照)、データ通信装置22は、データ通信装置26から
送信されたPHSデータ信号を受信し、(2)で説明し
たデータ中継処理にしたがって、その受信したPHSデ
ータ信号を経由先として選択されたデータ通信装置11
へ送信する(図8中、矢印L参照)。
【0062】さて、ここで、データ通信装置22の転送
制御部17は、何らかの理由でPHSデータ信号を送信
できず、迂回経路が存在しないと判断したときには、ス
テップS34において「NO」と判断し、ステップS3
6において、PHSデータ信号の発信元であるデータ通
信装置26へ受信したPHSデータ信号を送信(返信)
する(図8中、矢印P参照)。
【0063】これに応じて、データ通信装置26の転送
制御部17は、PHSデータ信号をデータ通信装置22
へ送信したのち、その経由先であるデータ通信装置22
から自己よりデータ通信装置22へ向けて既に送信した
PHSデータ信号を受信したとき、つまり、何らかの理
由により、自己からデータ通信装置22へ向けて送信し
たPHSデータ信号がデータ通信装置22より先への送
信が不可能であったときには、ステップS31において
「YES」と判断し、ステップS33に移行する。
【0064】また、データ通信装置26の転送制御部1
7は、経由先として設定されたデータ通信装置22へ、
何らかの理由により、PHSデータ信号が送信できない
と判断したときにおいても、ステップS32において
「YES」と判断し、ステップS33に移行する。
【0065】ステップS33に移行した転送制御部17
は、あらかじめ設定された転送経路情報に基づいて予備
の通信経路、つまり、迂回経路を検索する。そして、デ
ータ通信装置26の転送制御部17は、迂回経路が存在
すると判断したときには、ステップS34において「Y
ES」と判断し、ステップS35において、この場合で
あれば、例えばデータ通信装置23へPHSデータ信号
を送信する(図8中、矢印Q参照)。
【0066】データ通信装置23は、データ通信装置2
6から送信されたPHSデータ信号を中継処理して、本
来の送信先であるデータ通信装置11へ送信する(図8
中、矢印R参照)。そして、データ通信装置11は、P
HSデータ信号をホストマシン37に送信する(図8
中、矢印O参照)。このようにして、PHSデータ信号
を迂回して転送することができる。
【0067】(c)ブロードキャスト機能 次いで、ブロードキャスト機能について、図9に示すフ
ローチャートならびに図10を参照して説明する。尚、
この場合、ホストマシン37から送信されたPHSデー
タ信号をデータ通信装置11経由でデータ通信装置21
〜27にブロードキャストする場合について考える。
【0068】まず、ホストマシン37からPIAFS
TA35、INS網34ならびに無線基地局33を介し
てデータ通信装置11にPHSデータ信号が送信される
と(図10中、矢印S参照)、データ通信装置11の転
送制御部17は、上述した(2)のデータ中継処理にし
たがって、ステップS41において「YES」と判断
し、ステップS42に移行する。
【0069】さて、ここで、ステップS42に移行した
転送制御部17は、ホストマシン37から送信されたP
HSデータ信号がブロードキャストデータ信号であるか
否かを判断する。具体的には、この場合、ホストマシン
37から送信されたPHSデータ信号は、公衆通信モー
ドにより転送されることから、サブアドレスが付与され
ているので、データ通信装置11の転送制御部17は、
そのサブアドレスを解析することによって、ホストマシ
ン37から送信されたPHSデータ信号がブロードキャ
ストデータ信号であるか否かを判断することができる。
尚、このとき、データ通信装置の転送制御部17は、そ
のサブアドレスをヘッダに変換し、そのヘッダをPHS
データ信号の先頭に付与するようになっている。
【0070】そして、データ通信装置11の転送制御部
17は、ホストマシン37から送信されたPHSデータ
信号がブロードキャストデータ信号であると判断する
と、ステップS42において「YES」と判断し、ステ
ップS43ならびにS44において、そのブロードキャ
ストデータ信号であるPHSデータ信号を送信先として
選定されたデータ通信装置、この場合であれば、データ
通信装置21に送信する(図10中、矢印T参照)。
【0071】データ通信装置21は、受信したPHSデ
ータ信号をデータ通信装置24に送信し(図10中、矢
印W参照)、これに応じて、データ通信装置24は、ス
テップS43において「NO」と判断し、ステップS4
5において、ヘッダの受信済番号をチェックすることに
よって「YES」と判断し、ステップS47、S48に
より、受信したPHSデータ信号を経由先であるデータ
通信装置21に送信(返信)する(図10中、矢印WR
参照)。
【0072】そして、これ以降、データ通信装置21か
らPHSデータ信号をデータ通信装置25へ送信し(図
10中、矢印X参照)、これに応じて、データ通信装置
25からPHSデータ信号をデータ通信装置21を経由
して(図10中、矢印XR参照)、データ通信装置11
へ送信(返信)する(図10中、矢印TR参照)。
【0073】そして、データ通信装置11からPHSデ
ータ信号をデータ通信装置22を経由して(図10中、
矢印U参照)、データ通信装置26へ送信し(図10
中、矢印Y参照)、これに応じて、データ通信装置26
からPHSデータ信号をデータ通信装置22を経由して
(図10中、矢印YR参照)、データ通信装置11へ送
信(返信)する(図10中、矢印UR参照)。さらに、
データ通信装置11からPHSデータ信号をデータ通信
装置23へ送信する(図10中、矢印V参照)。このよ
うにして、データ通信装置11、21〜26の間でPH
Sデータ信号を巡回するようになっている。
【0074】そして、データ通信装置23の転送制御部
17は、それら全てのデータ通信装置がブロードキャス
トデータ信号を受信したと判断すると、ステップS45
において「NO」と判断し、ステップS46において、
発信元であるホストマシン37へ完了通知信号を送信す
る(図10中、矢印VR、矢印SR参照)。
【0075】尚、データ通信装置11の転送制御部17
は、ホストマシン37から送信されたPHSデータ信号
がブロードキャストデータ信号でないと判断したときに
は、ステップS42において「NO」と判断し、ステッ
プS49〜S52の処理を行う。尚、これらステップS
49〜S52は、図3に説明したステップS3〜S6と
等しいものであるので、説明を省略する。
【0076】また、このように、送信先として設定され
た全てのデータ通信装置に、PHSデータ信号を巡回さ
せるのではなく、1つのデータ通信装置(例えばデータ
通信装置11)から複数のデータ通信装置(データ通信
装置21〜23)に対して同時にPHSデータ信号を送
信することによってブロードキャストを行うこともでき
る。
【0077】(d)バックアップ機能 次いで、バックアップ機能について、データ通信装置2
6を代表して、図11に示すフローチャートならびに図
12を参照して説明する。尚、この場合、前述した
(b)迂回機能を参照して説明する。
【0078】前述した(b)迂回機能において、データ
通信装置26の転送制御部17は、データ通信装置23
を介しての迂回機能を実行することが不可能であると
き、つまり、迂回経路が存在しないときには、図7に示
したフローチャートにおけるステップS34において
「NO」と判断し、ステップS36において、発信元へ
受信したPHSデータ信号を送信する。この場合、デー
タ通信装置26の転送制御部17は、自己が発信元であ
るので、そのPHSデータ信号を破棄していたが、以下
に説明するバックアップ機能を併用すると、これに代わ
って、以下の処理を実行するようになる。
【0079】具体的には、データ通信装置26の転送制
御部17は、迂回経路が存在しないときには、ステップ
S34において「NO」と判断し、ステップS51にお
いて、バックアップの宛先が設定されているか否かを判
断(検索)する。そして、データ通信装置26の転送制
御部17は、ホストマシン37のバックアップの宛先と
してホストマシン38が設定されていると判断したとき
には、ステップS52において「YES」と判断し、ス
テップS53において、宛先をホストマシン37からホ
ストマシン38に変更する。
【0080】そして、データ通信装置26の転送制御部
17は、PHSデータ信号を例えばデータ通信装置2
1,11を経由先として無線基地局33、INS網34
を介してホストマシン38に送信する(図12中、矢印
BA、矢印BB、矢印O参照)。このとき、ホストマシ
ン37とホストマシン38とは並列の関係にある。尚、
ホストマシン37のバックアップの宛先が設定されてい
ない場合には、前述したステップS36の処理を実行す
る(PHSデータ信号を破棄する)。
【0081】このようにして、前述した迂回経路が存在
せず、迂回機能を実行することが不可能な場合であって
も、バックアップの宛先が設定されているときには、宛
先を変更することによって、PHSデータ信号を、その
バックアップとして設定されている宛先に送信すること
ができる。
【0082】(e)経路制御機能 次いで、経路制御機能について、データ通信装置26を
代表して、図13に示すフローチャートならびに図14
を参照して説明する。尚、この場合、前述した(c)ブ
ロードキャスト機能を参照して説明する。
【0083】データ通信装置21の転送制御部17は、
図9に示したフローチャートにおけるステップS44の
PHSデータ信号の送信処理において、例えばデータ通
信装置21とデータ通信装置25との間の転送経路が禁
止経路(図14中、破線にて示す)であるときには、ス
テップS61において「YES」と判断し、ステップS
62において、次の経路を検索し、検索した経路が禁止
経路でないときに、ステップS63において、その経路
によりPHSデータ信号を送信する。
【0084】具体的には、データ通信装置21の転送制
御部17は、PHSデータ信号をデータ通信装置24に
送信し(図14中、矢印W参照)、それに応じて、前述
した処理にしたがって、データ通信装置24からPHS
データ信号を受信したのち(図14中、矢印WR参
照)、本来であれば、そのPHSデータ信号をデータ通
信装置25に送信する。ところが、この場合、データ通
信装置21とデータ通信装置25との間の転送経路が禁
止経路であるので、データ通信装置21の転送制御部1
7は、PHSデータ信号をデータ通信装置25に送信す
ることなく、PHSデータ信号をデータ通信装置11に
送信(返信)する(図14中、矢印TR参照)。そし
て、これ以降、前述の(c)ブロードキャスト機能に説
明した処理が実行される。
【0085】このようにして、データ通信装置11、2
1〜26の間で、禁止経路を除外してPHSデータ信号
を巡回して送信する。
【0086】(f)ヘッダ削除機能 次いで、ヘッダ削除機能について、データ通信装置11
を代表して、図15に示すフローチャートならびに図1
6を参照して説明する。データ通信装置11の転送制御
部17は、例えばデータ通信装置23からPHSデータ
信号を受信し(図16中、矢印H参照)、その受信した
PHSデータ信号が公衆通信モードによりホストマシン
37に送信するものであるときには、ステップS71に
おいて「YES」と判断し、ステップS72において、
そのPHSデータ信号に付与されているヘッダを削除す
る。
【0087】そして、データ通信装置11の転送制御部
17は、そのヘッダを削除したPHSデータ信号を無線
基地局33、INS網34を介してホストマシン37に
送信する(図16中、矢印I参照)。
【0088】これを受けて、ホストマシン37は、デー
タ通信装置23からデータ通信装置11を経由して送信
されたPHSデータ信号を受信し、その受信したPHS
データ信号を解析するが、この場合、その受信したPH
Sデータ信号にはヘッダが付与されていないので、PH
Sデータ信号を解析するにあたって、ヘッダを削除する
処理が不要となる。
【0089】(g)遠隔制御機能 次いで、遠隔制御機能について、図17に示すデータ通
信装置のブロック構成、図18に示すフローチャートな
らびに図19を参照して説明する。この遠隔制御機能を
実行するにあたっては、データ通信装置41は、これま
でに説明してきたデータ通信装置11に、新たにユニッ
トデータ制御手段としてのユニットデータ制御部42が
追加された構成となっている。このユニットデータ制御
部42は、アンテナ18により受信したPHSデータ信
号にユニットデータが含まれているときに、そのユニッ
トデータに基づいて自己を制御するようになっている。
【0090】具体的には、データ通信装置41の転送制
御部17は、ホストマシン37からユニットデータが含
まれたPHSデータ信号を受信すると(図19中、矢印
S参照)、ステップS81において「YES」と判断
し、ステップS82において、PHSデータ信号に含ま
れているユニットデータをユニットデータ制御部42に
与え、そのユニットデータを解析させる。そして、ユニ
ットデータ制御部42は、そのユニットデータを解析す
ることによって、自己が属するデータ通信装置41を制
御する。
【0091】(h)転送切換機能 次いで、転送切換機能について、図20に示すデータ通
信装置のブロック構成、図21に示すフローチャートな
らびに図22を参照して説明する。この転送切換機能を
実行するにあたっては、データ通信装置51は、これま
でに説明してきた転送制御部17に代えて、転送制御手
段としての第1の転送制御部52ならびに補助転送制御
手段としての第2の転送制御部53を備えた構成となっ
ている。
【0092】第1の転送制御部52は、前述した転送制
御部17と同様の処理を行うようになっており、これに
対して、第2の転送制御部53は、転送切換の設定(所
定の設定)がなされているときに限り、後述する処理を
行うようになっている。
【0093】具体的には、データ端末装置32に接続さ
れているデータ通信装置51は、データ端末装置32か
らデータ信号が与えられると(図22中、矢印J参
照)、ステップS91において「YES」と判断し、転
送切換の設定がなされていない場合には、ステップS9
2において「NO」と判断し、ステップS93におい
て、転送制御部52により、そのデータ信号をプロトコ
ル変換したPHSデータ信号を、通常の処理、この場合
には、前述した(2)中継処理にしたがってデータ通信
装置22,11を経由先として無線基地局33、INS
網34を介してホストマシン37に送信する(図22
中、矢印K、矢印L、矢印O参照)。
【0094】これに対して、データ通信装置51は、デ
ータ端末装置32からデータ信号が与えられたときに、
転送切換の設定がなされている場合には、ステップS9
2において「YES」と判断し、ステップS94におい
て、転送制御部53により、そのデータ信号をプロトコ
ル変換したPHSデータ信号を、前述した中継処理をす
ることなく、無線基地局33、INS網34を介して宛
先としてのホストマシン37に直接送信する(図22
中、矢印Z参照)。
【0095】このようにして、転送切換の設定がなされ
ているか否かに応じて、転送経路を選択してPHSデー
タ信号を送信することができる。
【0096】尚、これまでに説明した実施例において、
データ端末装置13(27〜32)としては、具体的に
は、ロボット、自動販売機ならびに遠隔表示装置などが
挙げられる。その場合、ロボットを採用したものでは、
例えばホストコンピュータからの作業指示、ロボットか
らの状況報告を行うことができる。
【0097】また、自動販売機を採用したものでは、例
えば販売情報や在庫情報の収集を行うことができる。ま
た、遠隔表示装置を採用したものでは、例えば交通情報
や天気情報などを表示することができる。
【0098】以上の説明から明らかなように、本実施例
のデータ通信装置11(21〜26によれば、以下に示
す効果を得ることができる。PIAFS15ならびにデ
ータバッファ14を設け、他のデータ端末装置21〜2
6やホストマシン37、38から送信されたPHSデー
タ信号を受信したときには、その受信したPHSデータ
信号を、一旦、データ信号にプロトコル変換してデータ
バッファ14に格納し、その格納したデータ信号をPH
Sデータ信号にプロトコル変換して他のデータ端末装置
21〜26やホストマシン37、38へ送信するように
構成したので、受信処理ならびに送信処理を時間的にず
らして中継処理を行うことが可能となる。
【0099】したがって、受信処理ならびに送信処理を
行う通信部16は、1個備えていれば良く、これによっ
て、装置の簡略化を図ることができる。また、この場
合、データ通信装置11においては、データ送信処理な
らびにデータ中継処理に加えて、受信したPHSデータ
信号をデータ信号にプロトコル変換し、そのデータ信号
を自己に接続されているデータ端末装置に出力するデー
タ受信処理をも行うことができる。
【0100】そして、本実施例のデータ通信システムに
よれば、以下に示す効果を得ることができる。上述した
データ通信装置11(21〜26)により通信網を構成
したので、それらデータ通信装置11(21〜26)と
の間でデータ通信を行うことができる。そして、この場
合、前述したように、データ通信装置11(21〜2
6)は、ターミナルアダプタ装置として機能すると共
に、中継装置としても機能するので、従来のデータ通信
システムとは異なって、ターミナルアダプタ装置や中継
装置を機能毎に別個に設置する必要はない。これによっ
て、ターミナルアダプタ装置や中継装置の数を低減させ
ることが可能となり、システム全体として簡素化を図る
ことができる。
【0101】また、蓄積転送機能により、例えば所定の
時間に、その時間までに蓄積したデータ信号を転送した
り、データ信号が所定の容量だけ蓄積したときに、その
蓄積したデータ信号を転送したりする蓄積転送をするこ
とができるように構成したので、利便性の向上を図るこ
とができる。また、そのような蓄積転送を行うことによ
って、全体としての通信時間を短くすることができるの
で、通信料金を低減することが可能となり、経済性の向
上をも図ることができる。
【0102】また、迂回機能により、例えば停電や落雷
などの不慮の事態により、PHSデータ信号を経由先と
して指定されたデータ通信装置11(21〜26)へ送
信することができない場合であっても、PHSデータ信
号を経由先として指定されたデータ通信装置11(21
〜26)とは異なるデータ通信装置11(21〜26)
を経由して、迂回経路により、送信することができるよ
うに構成したので、信頼性の向上を図ることができる。
【0103】また、ブロードキャスト機能により、PH
Sデータ信号を全てのデータ通信装置11(21〜2
6)へ容易に送信することができるように構成したの
で、利便性の向上を図ることができる。
【0104】また、バックアップ機能により、迂回経路
が存在しない場合であっても、バックアップの宛先が設
定されているときには、宛先を変更することによって、
PHSデータ信号を、そのバックアップの宛先に送信す
ることができるように構成したので、信頼性の向上をよ
り図ることができる。
【0105】また、経路制御機能により、PHSデータ
信号を送信するにあたって禁止経路が存在する場合に
は、その禁止経路を除外した経路によりPHSデータ信
号を送信することができるように構成したので、例えば
最短の経路を選択することができると共に、転送時間を
短縮することができ、それによって、効率性の向上を図
ることができる。
【0106】また、ヘッダ削除機能により、PHSデー
タ信号を公衆通信モードにより送信する場合には、ヘッ
ダを削除して送信することができるように構成したの
で、PHSデータ信号を受信したホストマシン37で
は、ヘッダを削除する処理が不要となり、その分、処理
の軽減化を図ることができる。
【0107】また、遠隔制御機能により、ユニットデー
タが含まれたPHSデータ信号を受信したときには、そ
のユニットデータに基づいて自己を制御することができ
るように構成したので、遠隔操作により、各種の設定な
らびに保守などを容易に行うことができる。また、シス
テムを運用するにあたって、利便性の向上を図ることが
できる。
【0108】また、転送切換機能により、転送切換の設
定がなされているときには、データ端末装置から与えら
れたデータ信号をPHSデータ信号にプロトコル変換
し、そのPHSデータ信号を宛先に直接送信することが
できるように構成したので、例えば緊急時には、PHS
データ信号を中継することなく、速やかに宛先に送信す
うることができ、システムを運用するにあたって、利便
性の向上を図ることができる。
【0109】さらに、データ通信装置11(21〜2
6)を、トランシーバ通信モードにより他のデータ通信
装置11(21〜26)との間でPHSデータ信号を通
信すると共に、公衆通信モードあるいは自営通信モード
によりPHS無線基地局33との間でPHSデータ信号
を通信するように構成したので、例えばデータ通信装置
の間の距離に応じて、トランシーバ通信モードと公衆通
信モードあるいは自営通信モードとを使い分けてデータ
通信を行うことにより、経済性の向上を図ることができ
る。また、公衆通信モードあるいは自営通信モードによ
りデータ通信を行うことによって、既存のPHS回線や
アナログ公衆網などの基盤設備を利用して広い範囲にお
いてデータ通信を行うことが可能となり、利便性や経済
性の向上を図ることができる。
【0110】特に、データ信号をPHSデータ通信規格
に準拠するPHSデータ信号にプロトコル変換し、PH
S回線を利用することによってデータ通信を行うように
したので、PHSデータ通信における基盤設備を利用す
ることによって、広範囲で、高速に、安価な通信料金で
データ通信を行うことができる。
【0111】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のでなく、次のように変形または拡張することができ
る。電源アダプタを別途設け、電源アダプタからデータ
通信装置に電源が供給されるように構成しても良い。P
HSデータ通信方式として、PIAFS方式に代えて、
αDATA方式を採用しても良く、また、みなし音声方
式を採用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図2】システム構成図
【図3】フローチャート(その1)
【図4】作用を示すシステム構成図(その1)
【図5】フローチャート(その2)
【図6】作用を示すシステム構成図(その2)
【図7】フローチャート(その3)
【図8】作用を示すシステム構成図(その3)
【図9】フローチャート(その4)
【図10】作用を示すシステム構成図(その4)
【図11】フローチャート(その5)
【図12】作用を示すシステム構成図(その5)
【図13】フローチャート(その6)
【図14】作用を示すシステム構成図(その6)
【図15】フローチャート(その7)
【図16】作用を示すシステム構成図(その7)
【図17】図1相当図
【図18】フローチャート(その8)
【図19】作用を示すシステム構成図(その8)
【図20】図1相当図
【図21】フローチャート(その9)
【図22】作用を示すシステム構成図(その9)
【図23】従来例を示す図2相当図
【符号の説明】
図面中、11はデータ通信装置、13はデータ端末装
置、14はデータバッファ(データ信号格納手段)、1
5はPIAFS(PHSデータ信号変換手段)、16は
通信部(通信手段)、17は転送制御部(転送制御手
段)、21〜26はデータ通信装置、27〜32はデー
タ端末装置、41はデータ通信装置、42はユニットデ
ータ制御部(ユニットデータ制御手段)、51はデータ
通信装置、52は第1の転送制御部(転送制御手段)、
53は第2の転送制御部(補助転送制御手段)である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ端末装置が接続可能なデータ通信
    装置において、 データ信号を格納するデータ信号格納手段と、 前記データ信号とPHSデータ通信規格に準拠するPH
    Sデータ信号との間でプロトコル変換するPHSデータ
    信号変換手段と、 前記PHSデータ信号を送信信号として送信すると共
    に、受信信号として受信する通信手段と、 前記データ端末装置から前記データ信号格納手段にデー
    タ信号が与えられたときには、そのデータ信号を前記P
    HSデータ信号変換手段に与えてPHSデータ信号にプ
    ロトコル変換させ、そのPHSデータ信号を通信手段に
    与えて送信信号として送信させると共に、前記通信手段
    がPHSデータ信号を受信信号として受信したときに
    は、その受信したPHSデータ信号を前記PHSデータ
    信号変換手段に与えてデータ信号にプロトコル変換さ
    せ、そのデータ信号を前記データ信号格納手段に与えて
    格納させ、受信したPHSデータ信号に含まれた通信情
    報を解析し、そのPHSデータ信号の宛先として自己が
    指定されていないと判断したときには、前記データ信号
    格納手段に格納したデータ信号を前記PHSデータ信号
    変換手段に与えてPHSデータ信号にプロトコル変換さ
    せ、そのPHSデータ信号を通信手段に与えて送信信号
    として送信させる転送制御手段とを備えたことを特徴と
    することを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記転送制御手段は、前記通信手段がP
    HSデータ信号を受信信号として受信し、その受信した
    PHSデータ信号に含まれた通信情報を解析し、そのP
    HSデータ信号の宛先として自己が指定されていると判
    断したときには、前記データ信号格納手段に格納したデ
    ータ信号を自己に接続されているデータ端末装置に出力
    させることを特徴とする請求項1記載のデータ通信装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の複数のデータ通
    信装置により通信網が構成されてなることを特徴とする
    データ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記データ通信装置の転送制御手段は、
    前記PHSデータ信号が蓄積データ信号であると判断し
    たときには、送信トリガが与えられたことを条件とし
    て、そのPHSデータ信号を送信させることを特徴とす
    る請求項3記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 前記データ通信装置の転送制御手段は、
    宛先として指定されたデータ通信装置へPHSデータ信
    号を転送するために経由先として指定されたデータ通信
    装置へのPHSデータ信号の送信が不可能であると判断
    したときには、PHSデータ信号を前記経由先として指
    定されたデータ通信装置とは異なるデータ通信装置を経
    由先として送信させることを特徴とする請求項3または
    4記載のデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データ通信装置の転送制御手段は、
    前記PHSデータ信号がシステムに属する全てのデータ
    通信装置へ転送するブロードキャストデータ信号である
    と判断したときには、そのPHSデータ信号を指定され
    た全てのデータ通信装置へ送信させることを特徴とする
    請求項3ないし5のいずれかに記載のデータ通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記データ通信装置の転送制御手段は、
    宛先として指定されたデータ通信装置へPHSデータ信
    号を転送するために経由先として指定されたデータ通信
    装置へのPHSデータ信号の送信が不可能であると判断
    し、且つ、前記経由先として指定されたデータ通信装置
    とは異なるデータ通信装置へのPHSデータ信号の送信
    が不可能であると判断したときには、前記宛先として指
    定されたデータ通信装置と並列関係にあるデータ通信装
    置を宛先として送信させることを特徴とする請求項5記
    載のデータ通信システム。
  8. 【請求項8】 前記データ通信装置の転送制御手段は、
    PHSデータ信号を送信するにあたって設定された経路
    が禁止経路であると判断したときには、その禁止経路と
    は異なる経路によりPHSデータ信号を送信させること
    を特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載のデー
    タ通信システム。
  9. 【請求項9】 前記データ通信装置の転送制御手段は、
    PHSデータ信号を公衆通信モードにより送信するとき
    には、前記PHSデータ信号の通信情報を削除して送信
    させることを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに
    記載のデータ通信システム。
  10. 【請求項10】 自己に関するユニットデータに基づい
    て自己を制御するユニットデータ制御手段を備え、 前記転送制御手段は、前記通信手段がPHSデータ信号
    を受信信号として受信し、その受信したPHSデータ信
    号に含まれた通信情報を解析し、そのPHSデータ信号
    にユニットデータが存在すると判断したときには、その
    ユニットデータを前記ユニットデータ制御手段に与える
    ことを特徴とする請求項1または2記載のデータ通信装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のデータ通信装置を含
    んで通信網が構成されてなることを特徴とする請求項3
    ないし9のいずれかに記載のデータ通信システム。
  12. 【請求項12】 前記データ端末装置から前記データ信
    号格納手段にデータ信号が与えられ、且つ、所定の設定
    がなされているときには、そのデータ信号を前記PHS
    データ信号変換手段に与えてPHSデータ信号にプロト
    コル変換させ、そのPHSデータ信号を通信手段に与え
    て送信信号として送信させる補助転送制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1,2または10のいずれかに
    記載のデータ通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のデータ通信装置を含
    んで通信網が構成されてなることを特徴とする請求項3
    ないし9,11のいずれかに記載のデータ通信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 前記データ通信装置の補助転送制御手
    段は、前記PHSデータ信号を宛先として指定されたデ
    ータ通信装置に直接送信させることを特徴とする請求項
    13記載のデータ通信システム。
  15. 【請求項15】 前記データ通信装置は、トランシーバ
    通信モードにより他のデータ通信装置との間でPHSデ
    ータ信号を通信可能であると共に、公衆通信モードや自
    営通信モードによりPHS無線基地局との間でPHSデ
    ータ信号を通信可能であるように構成されていることを
    特徴とする請求項3ないし9,11,13または14の
    いずれかに記載のデータ通信システム。
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US6501940B1 (en) 1998-08-10 2002-12-31 Nec Corporation Information collection system utilizing portable mobile communication system
JP2004173123A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Takenaka Komuten Co Ltd 計測情報送信装置及び多点計測情報収集システム
US7275255B2 (en) * 1998-08-11 2007-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Data communication apparatus, data communication system, data communication method and storage medium

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