JPH08186418A - 車両用のガラスアンテナ - Google Patents
車両用のガラスアンテナInfo
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- JPH08186418A JPH08186418A JP32582994A JP32582994A JPH08186418A JP H08186418 A JPH08186418 A JP H08186418A JP 32582994 A JP32582994 A JP 32582994A JP 32582994 A JP32582994 A JP 32582994A JP H08186418 A JPH08186418 A JP H08186418A
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】FMラジオ放送波からTV放送波のUHF帯ま
での電波の非常に広い帯域にわたり受信利得を向上さ
せ、チューニングも容易なガラスアンテナを提供するこ
とを目的とする。 【構成】本発明は、車両用後部窓ガラスの加熱用導電線
条の上部余白部に設けた複数の導電線条からなる車両用
ガラスアンテナにおいて、側方部に形成した給電部3か
ら窓ガラスのほぼ中央部まで延びる水平線条と該水平線
条に接続され下方に延びる垂直線条と該垂直線条に接続
され、前記給電部と反対側に延びる少なくとも二本の水
平線条から構成される第1のエレメント41 と該エレメ
ントの給電部からほぼ中央部に延びる水平線条の一部か
ら下方に延び、さらに少なくとも中央部側に延びる水平
線条から構成される第2のエレメント42 と前記第1の
エレメントのほぼ中央部まで延びる水平線条の先端から
給電部とは反対側に水平に延びる第3のエレメント43
を少なくとも具備するようにしたことを特徴とする。
での電波の非常に広い帯域にわたり受信利得を向上さ
せ、チューニングも容易なガラスアンテナを提供するこ
とを目的とする。 【構成】本発明は、車両用後部窓ガラスの加熱用導電線
条の上部余白部に設けた複数の導電線条からなる車両用
ガラスアンテナにおいて、側方部に形成した給電部3か
ら窓ガラスのほぼ中央部まで延びる水平線条と該水平線
条に接続され下方に延びる垂直線条と該垂直線条に接続
され、前記給電部と反対側に延びる少なくとも二本の水
平線条から構成される第1のエレメント41 と該エレメ
ントの給電部からほぼ中央部に延びる水平線条の一部か
ら下方に延び、さらに少なくとも中央部側に延びる水平
線条から構成される第2のエレメント42 と前記第1の
エレメントのほぼ中央部まで延びる水平線条の先端から
給電部とは反対側に水平に延びる第3のエレメント43
を少なくとも具備するようにしたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等車両の後部窓ガ
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にFMラジオ放
送波からTV放送波までの広範囲の電波を受信するに好
適なガラスアンテナに関する。
ラスに設けたガラスアンテナに関し、特にFMラジオ放
送波からTV放送波までの広範囲の電波を受信するに好
適なガラスアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来、車両用のガラスアン
テナとして、後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上方スペ
ースに設けたアンテナ、前部窓ガラスに透明導電膜ある
いは線条アンテナを設けたアンテナなどが知られてお
り、数多くのの出願がされており、本願出願人も特願平
2−202290号などとして出願しているが、いずれ
もFMラジオ放送波に対しては受信利得が高くても、T
V放送波UHF帯までの広帯域にわたり受信利得を高く
することは困難であった。
テナとして、後部窓ガラスの防曇用加熱線条の上方スペ
ースに設けたアンテナ、前部窓ガラスに透明導電膜ある
いは線条アンテナを設けたアンテナなどが知られてお
り、数多くのの出願がされており、本願出願人も特願平
2−202290号などとして出願しているが、いずれ
もFMラジオ放送波に対しては受信利得が高くても、T
V放送波UHF帯までの広帯域にわたり受信利得を高く
することは困難であった。
【0003】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、FMラジオ放送波からTV放送波のUHF帯まで
の電波の非常に広い帯域にわたり受信利得を向上させ、
チューニングも容易なガラスアンテナを提供することを
目的とする。
ので、FMラジオ放送波からTV放送波のUHF帯まで
の電波の非常に広い帯域にわたり受信利得を向上させ、
チューニングも容易なガラスアンテナを提供することを
目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、車両用後部
窓ガラスの加熱用導電線条の上部余白部に設けた複数の
導電線条からなる車両用のガラスアンテナにおいて、側
方部に形成した給電部から窓ガラスのほぼ中央部まで延
びる水平線条と該水平線条に接続され下方に延びる垂直
線条と該垂直線条に接続され、前記給電部と反対側に延
びる少なくとも二本の水平線条から構成される第1のエ
レメントと前記給電部からほぼ中央部に延びる第1のエ
レメントの水平線条の一部から下方に延び、さらに少な
くとも中央部側に延びる水平線条から構成される第2の
エレメントと前記第1のエレメントのほぼ中央部まで延
びる水平線条の先端から給電部とは反対側に水平に延び
る第3のエレメントを少なくとも具備するようにしたこ
とを特徴とするものであり、TV放送波UHF帯を受信
するときには、給電部から下方に延びる垂直線条、ある
いはおよび窓ガラス中央部側にに延びる水平線条から構
成される第4のエレメントを付加すると好ましい。
窓ガラスの加熱用導電線条の上部余白部に設けた複数の
導電線条からなる車両用のガラスアンテナにおいて、側
方部に形成した給電部から窓ガラスのほぼ中央部まで延
びる水平線条と該水平線条に接続され下方に延びる垂直
線条と該垂直線条に接続され、前記給電部と反対側に延
びる少なくとも二本の水平線条から構成される第1のエ
レメントと前記給電部からほぼ中央部に延びる第1のエ
レメントの水平線条の一部から下方に延び、さらに少な
くとも中央部側に延びる水平線条から構成される第2の
エレメントと前記第1のエレメントのほぼ中央部まで延
びる水平線条の先端から給電部とは反対側に水平に延び
る第3のエレメントを少なくとも具備するようにしたこ
とを特徴とするものであり、TV放送波UHF帯を受信
するときには、給電部から下方に延びる垂直線条、ある
いはおよび窓ガラス中央部側にに延びる水平線条から構
成される第4のエレメントを付加すると好ましい。
【0005】
【作用】側方部に形成した給電部から窓ガラスのほぼ中
央部まで延びる水平線条と該水平線条に接続され下方に
延びる垂直線条と該垂直線条に接続され、前記給電部と
反対側に延びる少なくとも二本の水平線条から構成され
る第1のエレメントが、FMラジオ放送波と1〜3チャ
ンネルにおけるTV放送波VHF帯(以下、VHF−L
帯と略称する)を受信するときに主たるエレメントとし
て作用し、このとき二本の水平線条の長さを変えること
によりVHF帯−L帯の受信利得を変化させて最大の受
信利得を得ることができる。
央部まで延びる水平線条と該水平線条に接続され下方に
延びる垂直線条と該垂直線条に接続され、前記給電部と
反対側に延びる少なくとも二本の水平線条から構成され
る第1のエレメントが、FMラジオ放送波と1〜3チャ
ンネルにおけるTV放送波VHF帯(以下、VHF−L
帯と略称する)を受信するときに主たるエレメントとし
て作用し、このとき二本の水平線条の長さを変えること
によりVHF帯−L帯の受信利得を変化させて最大の受
信利得を得ることができる。
【0006】給電部からほぼ中央部に延びる第1のエレ
メントの水平線条の一部から下方に延び、さらに少なく
とも中央部側に延びる水平線条から構成される第2のエ
レメントは、特にその水平長さを変えることにより、他
のFMラジオ放送波、VHF帯−L帯の受信利得にほと
んど影響を与えないで、4〜12チャンネルにおけるT
V放送波VHF帯(以下、VHF−Hと略称する)にお
ける受信利得を変化させて最大の受信利得を得ることが
できる。
メントの水平線条の一部から下方に延び、さらに少なく
とも中央部側に延びる水平線条から構成される第2のエ
レメントは、特にその水平長さを変えることにより、他
のFMラジオ放送波、VHF帯−L帯の受信利得にほと
んど影響を与えないで、4〜12チャンネルにおけるT
V放送波VHF帯(以下、VHF−Hと略称する)にお
ける受信利得を変化させて最大の受信利得を得ることが
できる。
【0007】第1のエレメントのほぼ中央部まで延びる
水平線条の先端から給電部とは反対側に水平に延びる第
3のエレメントは、その水平長さを変えることにより、
インピーダンスを調整し、FMラジオ放送波、VHF帯
の受信利得を変化させて受信利得を最大とすることがで
きる。
水平線条の先端から給電部とは反対側に水平に延びる第
3のエレメントは、その水平長さを変えることにより、
インピーダンスを調整し、FMラジオ放送波、VHF帯
の受信利得を変化させて受信利得を最大とすることがで
きる。
【0008】また、給電部より下方に延びる垂直線条か
ら構成される第4のエレメントを付加することにより、
その他の帯域にほとんど影響を与えることなく、470
MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の受信利得
を向上させることができる。
ら構成される第4のエレメントを付加することにより、
その他の帯域にほとんど影響を与えることなく、470
MHz〜770MHzのTV放送波UHF帯の受信利得
を向上させることができる。
【0009】また、第1のエレメントの垂直線条に接続
される水平線条の長さを変えることによりFMラジオ放
送波、VHF帯−L帯のチューニングを行い、第2のエ
レメントの水平長さを変えることによりVHF−H帯の
チューニングを行い、第3のエレメントの長さを変える
ことによりインピーダンスの調整ができ、さらに第4の
エレメントの垂直長さなどを変えることにTV放送波U
HF帯のチューニングを行えばよいのでチューニングを
容易に行うことができる。
される水平線条の長さを変えることによりFMラジオ放
送波、VHF帯−L帯のチューニングを行い、第2のエ
レメントの水平長さを変えることによりVHF−H帯の
チューニングを行い、第3のエレメントの長さを変える
ことによりインピーダンスの調整ができ、さらに第4の
エレメントの垂直長さなどを変えることにTV放送波U
HF帯のチューニングを行えばよいのでチューニングを
容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。図1は自動車に本発明の実施例1のガラスアン
テナを装着した正面図、図2〜図4はそれぞれ本発明の
実施例2〜実施例4のガラスアンテナを示す要部正面図
である。
明する。図1は自動車に本発明の実施例1のガラスアン
テナを装着した正面図、図2〜図4はそれぞれ本発明の
実施例2〜実施例4のガラスアンテナを示す要部正面図
である。
【0011】実施例1 単板の板ガラス1を、自動車用の後部窓ガラスとして装
着した例であり、複数の加熱用導電線条2、2、・・
2、側方部に形成した給電部3、給電部3から窓ガラス
のほぼ中央部0X(中心線)まで延びる水平線条と該水
平線条に接続され下方に延びる垂直線条と該垂直線条に
接続され、前記給電部と反対側に延びる二本の水平線条
の先端を閉じたエレメントから構成される第1のエレメ
ント41 と該エレメント41 の水平線条の一部から下方
に延び、さらに少なくとも中央部側に延びる水平線条か
ら構成される第2のエレメント42 と前記第1のエレメ
ントのほぼ中央部まで延びる水平線条の先端から給電部
とは反対側に水平に延びる第3のエレメント43 、給電
部3から下方に延びる垂直線条から構成される第4のエ
レメント44 を付加するとともに、第1のエレメント4
1 の垂直線条をさらに若干延ばし水平線条を接続した逆
T字形状の補助エレメント45 を接続した本発明のアン
テナ4を、別のアンテナ5、6とともにスクリーン印
刷、焼成して形成する。
着した例であり、複数の加熱用導電線条2、2、・・
2、側方部に形成した給電部3、給電部3から窓ガラス
のほぼ中央部0X(中心線)まで延びる水平線条と該水
平線条に接続され下方に延びる垂直線条と該垂直線条に
接続され、前記給電部と反対側に延びる二本の水平線条
の先端を閉じたエレメントから構成される第1のエレメ
ント41 と該エレメント41 の水平線条の一部から下方
に延び、さらに少なくとも中央部側に延びる水平線条か
ら構成される第2のエレメント42 と前記第1のエレメ
ントのほぼ中央部まで延びる水平線条の先端から給電部
とは反対側に水平に延びる第3のエレメント43 、給電
部3から下方に延びる垂直線条から構成される第4のエ
レメント44 を付加するとともに、第1のエレメント4
1 の垂直線条をさらに若干延ばし水平線条を接続した逆
T字形状の補助エレメント45 を接続した本発明のアン
テナ4を、別のアンテナ5、6とともにスクリーン印
刷、焼成して形成する。
【0012】このようにして得られた車両用ガラスアン
テナの板ガラスの寸法について、上辺長さ1200m
m、下辺長さを1450mm、側辺長さを600mmと
し、アンテナ各部の寸法をa1 =260mm、a2 =3
00mm、b1 =40mm、b 2 =40mm、b3 =3
0mm、c1 =570mm、c2 =580mm、d1 =
40mm、d2 =250mm、e=300mm、f=2
5mm、g=120mm、h=10mmとしたものによ
って76MHz〜108MHzのFMラジオ放送波、V
HF−L帯、VHF−H帯、470MHz〜770MH
zのTV放送波UHF帯の受信利得を測定して、それぞ
れの平均値を、標準のダイポールアンテナの受信利得を
0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と略称
する)で示すと、それぞれ−17.7dB、−16.6
dB.−15.9dB、−15.8dBとなり、従来の
実用に供されている良好な車両用ガラスアンテナの受信
利得がFMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、V
HF帯−H帯、TV放送波UHF帯に対してそれぞれ平
均値で約−20dB、約−20dB、 約−20dB、
約−18dBであるので、全ての帯域で上回っており
良好なアンテナであることがわかる。
テナの板ガラスの寸法について、上辺長さ1200m
m、下辺長さを1450mm、側辺長さを600mmと
し、アンテナ各部の寸法をa1 =260mm、a2 =3
00mm、b1 =40mm、b 2 =40mm、b3 =3
0mm、c1 =570mm、c2 =580mm、d1 =
40mm、d2 =250mm、e=300mm、f=2
5mm、g=120mm、h=10mmとしたものによ
って76MHz〜108MHzのFMラジオ放送波、V
HF−L帯、VHF−H帯、470MHz〜770MH
zのTV放送波UHF帯の受信利得を測定して、それぞ
れの平均値を、標準のダイポールアンテナの受信利得を
0dBとしたときの利得差(以下、ダイポール比と略称
する)で示すと、それぞれ−17.7dB、−16.6
dB.−15.9dB、−15.8dBとなり、従来の
実用に供されている良好な車両用ガラスアンテナの受信
利得がFMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、V
HF帯−H帯、TV放送波UHF帯に対してそれぞれ平
均値で約−20dB、約−20dB、 約−20dB、
約−18dBであるので、全ての帯域で上回っており
良好なアンテナであることがわかる。
【0013】なお、実際には、図示しないホイップアン
テナ、別のアンテナ5、6とともに、AMラジオ放送波
はホイップアンテナにより受信し、FMラジオ放送波を
受信するときは、ホイップアンテナと本発明のアンテナ
4により、受信利得の高い方に切り替えて受信するいわ
ゆるダイバーシティ受信を行い、VHF−L帯からUH
F帯までのTV放送波の受信をするときには、ホイップ
アンテナと本発明のアンテナ4に別のアンテナ5、6を
加えダイバーシティ受信を行う。
テナ、別のアンテナ5、6とともに、AMラジオ放送波
はホイップアンテナにより受信し、FMラジオ放送波を
受信するときは、ホイップアンテナと本発明のアンテナ
4により、受信利得の高い方に切り替えて受信するいわ
ゆるダイバーシティ受信を行い、VHF−L帯からUH
F帯までのTV放送波の受信をするときには、ホイップ
アンテナと本発明のアンテナ4に別のアンテナ5、6を
加えダイバーシティ受信を行う。
【0014】実施例2 図2に示す実施例2のアンテナ4は実施例1から第4の
エレメント、補助エレメントを取り除いた以外は同じ構
成にしたものであり、第1のエレメント41 、第2のエ
レメント42 、第3のエレメント43 から構成される本
発明の基本パターンであり、実施例1に比較してFMラ
ジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、VHF帯−H
帯、TV放送波UHF帯に対してそれぞれ受信利得は−
0.3dB、約−1.1dB、 約−0.5dB、 約
−1.9dBとなり、若干低下はするものの充分実用レ
ベルの受信利得が得られた。
エレメント、補助エレメントを取り除いた以外は同じ構
成にしたものであり、第1のエレメント41 、第2のエ
レメント42 、第3のエレメント43 から構成される本
発明の基本パターンであり、実施例1に比較してFMラ
ジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、VHF帯−H
帯、TV放送波UHF帯に対してそれぞれ受信利得は−
0.3dB、約−1.1dB、 約−0.5dB、 約
−1.9dBとなり、若干低下はするものの充分実用レ
ベルの受信利得が得られた。
【0015】実施例3、実施例4 図3に示す実施例3は第1のエレメント41 の垂直線条
を窓ガラスの中心線0Xから50mmほど右側にずらし
て、この垂直線条に接続される長さがそれぞれ620m
m、640mmの2本の水平線条の先端を閉じないで上
方の水平線条の先端から中央側に100mm程度の長さ
で折り返した形状にし、第2のエレメント42 を下方に
延びる短い垂直線条と、さらに中央部側に延びる水平線
条に加え、水平長さが300mm、垂直長さが20mm
の逆T字形状のエレメントとし、下方の加熱用導電線条
の最上部の線条と容量結合させるための補助エレメント
4 6 を第1ノエレメント41 に付加した以外は実施例2
の基本パターンと同じ構成にしたもの、図4に示す実施
例4は第2のエレメント42 の水平線条の長さを300
mmとし、第4のエレメント44 を、長さが20mmの
垂直線条、長さが120mmの水平線条で構成し、長さ
が100mmの補助エレメント47 を付加した以外は実
施例2の基本パターンと同じ構成にしたものである。
を窓ガラスの中心線0Xから50mmほど右側にずらし
て、この垂直線条に接続される長さがそれぞれ620m
m、640mmの2本の水平線条の先端を閉じないで上
方の水平線条の先端から中央側に100mm程度の長さ
で折り返した形状にし、第2のエレメント42 を下方に
延びる短い垂直線条と、さらに中央部側に延びる水平線
条に加え、水平長さが300mm、垂直長さが20mm
の逆T字形状のエレメントとし、下方の加熱用導電線条
の最上部の線条と容量結合させるための補助エレメント
4 6 を第1ノエレメント41 に付加した以外は実施例2
の基本パターンと同じ構成にしたもの、図4に示す実施
例4は第2のエレメント42 の水平線条の長さを300
mmとし、第4のエレメント44 を、長さが20mmの
垂直線条、長さが120mmの水平線条で構成し、長さ
が100mmの補助エレメント47 を付加した以外は実
施例2の基本パターンと同じ構成にしたものである。
【0016】このような車両用ガラスアンテナによって
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、実施例3のアンテナがそ
れぞれ−17.1dB、−15.2dB.−15.1d
B、−17.8dBとなり、TV放送波UHF帯が若干
劣る以外は実施例1と同等の結果が得られ、実施例4の
アンテナがそれぞれ−17.4dB、−16.7dB.
−15.3dB、−15.6dBとなり、実施例1と全
ての帯域で同等の結果が得られた。
FMラジオ放送波、TV放送波VHF−L帯、TV放送
波VHF−H帯、TV放送波UHF帯の受信利得(ダイ
ポール比)を測定したところ、実施例3のアンテナがそ
れぞれ−17.1dB、−15.2dB.−15.1d
B、−17.8dBとなり、TV放送波UHF帯が若干
劣る以外は実施例1と同等の結果が得られ、実施例4の
アンテナがそれぞれ−17.4dB、−16.7dB.
−15.3dB、−15.6dBとなり、実施例1と全
ての帯域で同等の結果が得られた。
【0017】以上、好適な実施例により説明したが、本
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第1のエレメントについて、給電部からほ
ぼ窓ガラス中央部まで延びる水平線条は、実施例ではい
ずれも給電部3から短い垂直線条を介して水平に延びる
例で説明したが、この垂直線条は給電しやすくするため
の線であり、受信利得にほとんど影響を与えない線条で
あるので、必須の線条ではなく、給電部から直接水平に
延びても勿論よい。また、その長さはほぼ窓ガラス中央
部まで延びる程度の長さであればよい。
発明はこれらに限定されるものではなく、種々の応用が
可能である。第1のエレメントについて、給電部からほ
ぼ窓ガラス中央部まで延びる水平線条は、実施例ではい
ずれも給電部3から短い垂直線条を介して水平に延びる
例で説明したが、この垂直線条は給電しやすくするため
の線であり、受信利得にほとんど影響を与えない線条で
あるので、必須の線条ではなく、給電部から直接水平に
延びても勿論よい。また、その長さはほぼ窓ガラス中央
部まで延びる程度の長さであればよい。
【0018】垂直線条に接続され、前記給電部と反対側
に延びる線条は少なくとも二本の水平線条から構成され
るものであり、実施例ではいずれも2本の例で説明した
が、3本から4本程度まで可能であり、実施例1、2、
4に示したように、その先端を閉じた形状にしたもの、
あるいは開放にしたもの、実施例3に示すように開放に
して先端を折り返したものも採用することができる。ま
た、その水平長さはFMラジオ放送波、TV放送波VH
F−L帯の受信利得に影響を与えるのでこの帯域で受信
利得が高くなるように選択すればよい。
に延びる線条は少なくとも二本の水平線条から構成され
るものであり、実施例ではいずれも2本の例で説明した
が、3本から4本程度まで可能であり、実施例1、2、
4に示したように、その先端を閉じた形状にしたもの、
あるいは開放にしたもの、実施例3に示すように開放に
して先端を折り返したものも採用することができる。ま
た、その水平長さはFMラジオ放送波、TV放送波VH
F−L帯の受信利得に影響を与えるのでこの帯域で受信
利得が高くなるように選択すればよい。
【0019】第2のエレメントについて、第1のエレメ
ントの水平線条から下方に引き出される点は第1のエレ
メントの水平線条の中心より給電部側に形成した方がよ
く、すなわち実施例1においてa1 がa2 より短い方が
よく、下方に延びて水平に延びる水平線条は少なくとも
窓ガラスの中央部側に延びるものであり、実施例3、4
に示すように、給電部側にも延びる線条はTV放送波V
HF−L帯におけるインピーダンスの調整を行うもので
あり、適当な長さのものを必要に応じ設ければよい。
ントの水平線条から下方に引き出される点は第1のエレ
メントの水平線条の中心より給電部側に形成した方がよ
く、すなわち実施例1においてa1 がa2 より短い方が
よく、下方に延びて水平に延びる水平線条は少なくとも
窓ガラスの中央部側に延びるものであり、実施例3、4
に示すように、給電部側にも延びる線条はTV放送波V
HF−L帯におけるインピーダンスの調整を行うもので
あり、適当な長さのものを必要に応じ設ければよい。
【0020】第3のエレメントについて、その長さ(図
1の実施例1に示すe)はインピーダンスを調整するこ
とができるものであり、受信利得を高める長さに調整す
ればよい。
1の実施例1に示すe)はインピーダンスを調整するこ
とができるものであり、受信利得を高める長さに調整す
ればよい。
【0021】第4のエレメントはFMラジオ放送波、T
V放送波VHF帯の受信を行い、TV放送波UHF帯の
受信を行わない場合には不用であるが、TV放送波UH
F帯を受信する場合には必要となり、実施例1あるいは
実施例4に示すように垂直線条あるいは水平線条から構
成されるTV放送波UHF帯を受信するに好適なエレメ
ントを給電部に接続すればよい。
V放送波VHF帯の受信を行い、TV放送波UHF帯の
受信を行わない場合には不用であるが、TV放送波UH
F帯を受信する場合には必要となり、実施例1あるいは
実施例4に示すように垂直線条あるいは水平線条から構
成されるTV放送波UHF帯を受信するに好適なエレメ
ントを給電部に接続すればよい。
【0022】補助エレメントは必ずしもなくてもよい
が、インピ−ダンス調整用、指向特性改善用、あるいは
容量結合用などの目的で付加することができる。また、
本発明のガラスアンテナは単独でも使用可能であるが、
実施例で示したように、別のアンテナ5、6あるいはホ
イップアンテナ以外にも、側部窓ガラス、前部窓ガラス
に設けたアンテナなどと組み合わせてダイバ−シティ受
信をするとさらに好ましい。
が、インピ−ダンス調整用、指向特性改善用、あるいは
容量結合用などの目的で付加することができる。また、
本発明のガラスアンテナは単独でも使用可能であるが、
実施例で示したように、別のアンテナ5、6あるいはホ
イップアンテナ以外にも、側部窓ガラス、前部窓ガラス
に設けたアンテナなどと組み合わせてダイバ−シティ受
信をするとさらに好ましい。
【0023】また、後部窓ガラスに合わせガラスを使用
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
する場合には、ガラスアンテナは銅線などの金属細線を
ポリビニールブチラールなどの中間膜に埋め込んで形成
してもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明のガラスアンテナによれば、FM
ラジオ放送波からTV放送波のUHF帯までの電波の非
常に広い帯域にわたり受信利得を向上させるとともに、
チューニングも容易に行うことができるものである。
ラジオ放送波からTV放送波のUHF帯までの電波の非
常に広い帯域にわたり受信利得を向上させるとともに、
チューニングも容易に行うことができるものである。
【図1】自動車に本発明の実施例1のガラスアンテナを
装着した正面図である。
装着した正面図である。
【図2】本発明の実施例2のガラスアンテナを示す要部
正面図である。
正面図である。
【図3】本発明の実施例3のガラスアンテナを示す要部
正面図である。
正面図である。
【図4】本発明の実施例4のガラスアンテナを示す要部
正面図である。
正面図である。
1 板ガラス 2 加熱用導線条 3 給電部 4 本発明のアンテナ 41 第1のエレメント 42 第2のエレメント 43 第3のエレメント 44 第4のエレメント 45 〜47 補助エレメント 5、6 別のアンテナ
Claims (2)
- 【請求項1】車両用後部窓ガラスの加熱用導電線条の上
部余白部に設けた複数の導電線条からなる車両用のガラ
スアンテナにおいて、側方部に形成した給電部から窓ガ
ラスのほぼ中央部まで延びる水平線条と該水平線条に接
続され下方に延びる垂直線条と該垂直線条に接続され、
前記給電部と反対側に延びる少なくとも二本の水平線条
から構成される第1のエレメントと前記給電部からほぼ
中央部に延びる第1のエレメントの水平線条の一部から
下方に延び、さらに少なくとも中央部側に延びる水平線
条から構成される第2のエレメントと前記第1のエレメ
ントのほぼ中央部まで延びる水平線条の先端から給電部
とは反対側に水平に延びる第3のエレメントを少なくと
も具備するようにしたことを特徴とする車両用のガラス
アンテナ。 - 【請求項2】給電部から下方に延びる垂直線条、あるい
はおよび窓ガラス中央部側にに延びる水平線条から構成
される第4のエレメントを付加するようにしたことを特
徴とする請求項1記載の車両用のガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32582994A JP2962400B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 車両用のガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32582994A JP2962400B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 車両用のガラスアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186418A true JPH08186418A (ja) | 1996-07-16 |
JP2962400B2 JP2962400B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=18181076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32582994A Expired - Lifetime JP2962400B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 車両用のガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2962400B2 (ja) |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32582994A patent/JP2962400B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2962400B2 (ja) | 1999-10-12 |
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