JPH08186414A - 端子ピン - Google Patents

端子ピン

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Publication number
JPH08186414A
JPH08186414A JP6338568A JP33856894A JPH08186414A JP H08186414 A JPH08186414 A JP H08186414A JP 6338568 A JP6338568 A JP 6338568A JP 33856894 A JP33856894 A JP 33856894A JP H08186414 A JPH08186414 A JP H08186414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal pin
shape
resonator
coaxial resonator
dielectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP6338568A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomomi Suzuki
知視 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP6338568A priority Critical patent/JPH08186414A/ja
Publication of JPH08186414A publication Critical patent/JPH08186414A/ja
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電体同軸共振器と配線基板を接続するため
の端子ピンに形状記憶処理した形状記憶合金を用い、密
着接続と同時に、配線基板と接続する際の位置決めが正
確にできる。 【構成】 中心に貫通孔を有し、前記貫通孔に内導体を
形成し、外側面に外導体が形成された誘電体ブロックを
用いた誘電体同軸共振器と配線基板を接続するための端
子ピン5に形状記憶処理を施した形状記憶合金を用い、
これを前記貫通孔に挿入後、変態点以上に加熱し内導体
と密着させ、電気的接続と十分且つ適度な機械的強度を
もたせた誘電体同軸共振器の端子ピン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話や自動車等の
移動通信機器等に利用される高周波フィルタに用いられ
る誘電体同軸共振器の端子ピンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、誘電体ブロックを用いた誘電体同
軸共振器の多くは、前記誘電体同軸共振器と配線基板を
接続するために、圧入により接続させる圧入端子ピンを
用いていた。
【0003】圧入端子ピンを用いる方法は、一見構造的
に簡易で、組立作業も容易そうに見えるが、挿入を容易
にするためには圧入端子ピンをテーパー状に加工し、か
つ高い寸法精度で整形する必要があるなどの高度な技術
が要求されていた。
【0004】テーパー状の圧入端子ピンと前記誘電体同
軸共振器との接続は、前記圧入端子ピンと前記誘電体同
軸共振器の貫通孔の内導体と接している部分が少ないた
め、確実な電気的接続と十分且つ適度な機械的強度を得
られず不安定であった。また、圧入の際の過剰な圧力に
よる破損も発生することがあった。
【0005】図4に示すように、前記誘電体同軸共振器
と配線基板の電極パターンを接続する際には、圧入端子
ピン51の先端の舌片状の突起部分6を、取り付け後改
めて曲げる作業を要し、一定に曲げることが難しく、位
置決めを正確にすることが困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
行われている圧入端子ピンを使用し圧入する方法による
欠点を克服するものである。即ち、本発明の課題は、テ
ーパー状の圧入端子ピンは貫通孔と接している部分が少
ないため強度不足による抜けが起きる事があったが、こ
れを面接触にすることで電気的・機械的接続をより確実
・強固にすると共に、圧入の際の過剰な圧力による共振
器の破損をなくすことができる。
【0007】また、取り扱いが簡単で、取り付け後の信
頼性の高い誘電体同軸共振器用の端子ピンを供すること
にあり、圧入端子ピン先端の舌片状の突起部分を配線基
板に接続する際の位置決めを正確になす事を可能にした
誘電体同軸共振器用の筒状の端子ピンを供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心に貫通孔
を有し、前記貫通孔に内導体を形成し、外側面に外導体
が形成された誘電体同軸共振器において、前記誘電体同
軸共振器と配線基板を接続するための端子ピンに形状記
憶合金を用い、これを前記貫通孔に挿入後、変態点以上
に加熱することで、内導体と密着接続されると同時に、
端子ピンの舌片状の突起部分が容易に配線基板に接続で
きる形状に変形し、配線基板と接続する際の位置決めが
正確になされる誘電体共振器の端子ピンである。
【0009】即ち、本発明は、中心に貫通孔を有し、
前記貫通孔に内導体を形成し、外側面に外導体が形成さ
れた誘電体ブロックを用いた誘電体同軸共振器におい
て、前記誘電体同軸共振器と配線基板を接続するための
端子ピンに形状記憶合金を用いることを特徴とする誘電
体同軸共振器用の端子ピン、及び前記記載の誘電体
同軸共振器用の端子ピンにおいて、誘電体同軸共振器の
内導体に接触する部分が、板状の形状記憶合金を用いて
前記内導体の内径より小さい外形の筒状に整形され、該
筒状部分は所定の温度になったとき前記内導体に接触で
きる大きさに形状記憶され、且つ、前記筒状部分の一端
に舌片状の突起が形成され、該舌片状の突起部分は所定
の温度になったとき誘電体共振器が取り付けられる配線
基板の所定の位置に接触できる形状に形状記憶されてい
ることを特徴とする誘電体同軸共振器用の端子ピンであ
る。
【0010】
【作用】従来の圧入による接続に比べ、線接触を面接触
に変えられるので、電気的・機械的強度が格段に安定
し、適切な強度を保持できるようになり、また、圧入の
際の過剰な圧力による誘電体同軸型共振器の破損もなく
なり、装着が簡単で作業性が向上される。
【0011】
【実施例】図面に沿って実施例について説明する。
【0012】図1は、本発明の端子ピンの形状変化前後
を示す図である。図1(a)は変態前の端子ピン形状、
図1(b)は変態後(変態点以上に加熱)の端子ピン形
状Aを示し、径方向だけを変形した例である。図1
(c)および図1(d)は変態後(変態点以上に加熱)
の端子ピン形状Bおよび端子ピン形状Cを示し、径方向
と端子ピン先端の舌片状の突起部分の変形を同時にした
例である。
【0013】図2は、本発明の実施例の誘電体同軸共振
器を示す分解斜視図である。図3は、基板に接続した状
態を示す側面断面図である。図2及び図3に示す誘電体
同軸共振器1は、長手方向に伸びる貫通孔2を有し、そ
の貫通孔2の内面には金属膜から成る内導体3が形成さ
れ、外側面の開放端面を除く部分には同じく金属膜から
成る外導体4が形成されている。
【0014】端子ピン5には、電気的接続を得られる形
状記憶合金であれば、特に材質はこだわらないが、本実
施例では、形状記憶処理が比較的容易であり、耐食性が
よいTiNi系合金を用いている。
【0015】この形状記憶合金は一方向性のものであ
り、これは一定の形状を記憶させた合金を低温で変形し
た後、変態点以上に加熱すると元の形状に戻るが、これ
を再び低温にしても低温で変形したときの形には戻らな
い性質を持ち、装着後の安定性・信頼性が得られる。
尚、常温時の形状回復による変形を防ぐ為、この場合の
変態点は+50℃以上に設定される組成のものを用いて
いる。
【0016】以上のようなことから、前記誘電体同軸共
振器1に接続後、急激な温度変化に対しても変化するこ
とはなく、誘電体フィルタの信頼性にも全く影響はな
い。
【0017】本実施例で述べているTiNi系合金の端
子ピン5は、貫通孔2の内径(D=1.4mm)より若
干大きめの外形(d2=1.4+mm)を記憶処理した後
に、スリット7の間隔を狭める形で外形を小さく(d1
=1.2mm)変形させてある。このような、寸法的に
余裕のある端子ピン5を誘電体同軸共振器1の貫通孔2
に挿入した後に全体を加熱すると、変態点において端子
ピン5は変形し、内導体3と密着することで導通が保た
れる。
【0018】図3に示すように、従来誘電体同軸共振器
1と配線基板8の電極パターンを接続する際、端子ピン
5の長手方向に伸びた端子ピン5の舌片状の突起部分6
を下方に曲げる必要があったが、この部分も事前に形状
記憶処理をすることにより、前記誘電体同軸共振器1の
位置決めが明確となり生産効率を向上させている。
【0019】尚、本実施例で述べたものは一例であっ
て、材質、形状等の点についての制約を受けないのは言
うまでもない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、従来の圧入による接続
に比べ、電気的、機械的強度が格段に安定し、適切な強
度を保持できるようになり、強度不足による抜けが発生
したり、過剰な圧力により誘電体同軸共振器が破損する
ようなこともない。また、端子ピン先端の舌片状の突起
部分を配線基板に接続する際の位置決めを正確にするこ
とが出来るようになり、挿入工程を自動化することも容
易に可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端子ピンの形状変化前後を示す図。図
1(a)は変態前の端子ピンの形状を示す図。図1
(b)は変態後の(変態点以上に加熱)の端子ピンの形
状Aを示す図。図1(c)は変態後(変態点以上に加
熱)の端子ピンの形状Bを示す図。図1(d)は変態後
(変態点以上に加熱)の端子ピン形状Cを示す図。
【図2】本発明の実施例の端子ピンの組立を説明する分
解斜視図。
【図3】本発明の実施例の端子ピンの組立状態を示す断
面図。
【図4】従来の圧入型の端子ピンの形状を示す図。
【符号の説明】
1 誘電体同軸共振器 2 貫通孔 3 内導体 4 外導体 5 端子ピン(本発明) 6 舌片状の突起部分 7 スリット 8 (配線)基板 51 端子ピン(従来) D 貫通孔の内径 d1 変態前の端子ピンの外径 d2 変態後の端子ピンの外径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に貫通孔を有し、前記貫通孔に内導
    体を形成し、外側面に外導体が形成された誘電体ブロッ
    クを用いた誘電体同軸共振器において、前記誘電体同軸
    共振器と配線基板を接続するための端子ピンに形状記憶
    合金を用いることを特徴とする誘電体同軸共振器用の端
    子ピン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の誘電体同軸共振器用の端
    子ピンにおいて、誘電体同軸共振器の内導体に接触する
    部分が、板状の形状記憶合金を用いて前記内導体の内径
    より小さい外形の筒状に整形され、該筒状部分は所定の
    温度になったとき前記内導体に接触できる大きさに形状
    記憶され、且つ、前記筒状部分の一端に舌片状の突起が
    形成され、該舌片状の突起部分は所定の温度になったと
    き誘電体共振器が取り付けられる配線基板の所定の位置
    に接触できる形状に形状記憶されていることを特徴とす
    る誘電体同軸共振器用の端子ピン。
JP6338568A 1994-12-27 1994-12-27 端子ピン Pending JPH08186414A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6372990B1 (en) 1999-05-10 2002-04-16 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Terminal for a cable and method for mounting a terminal
KR101330034B1 (ko) * 2012-06-25 2013-11-18 주식회사 우진 전기방식용 튜블러 애노드
CN108598807A (zh) * 2017-03-09 2018-09-28 广濑电机株式会社 连接器短截线谐振的减轻
JP2020071996A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 トヨタ自動車株式会社 給電用の端子構造
WO2023284867A1 (zh) * 2021-07-15 2023-01-19 长春捷翼汽车零部件有限公司 一种带有记忆功能的端子

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