JPH0818589B2 - 自動二輪車の吸気消音装置 - Google Patents

自動二輪車の吸気消音装置

Info

Publication number
JPH0818589B2
JPH0818589B2 JP60262951A JP26295185A JPH0818589B2 JP H0818589 B2 JPH0818589 B2 JP H0818589B2 JP 60262951 A JP60262951 A JP 60262951A JP 26295185 A JP26295185 A JP 26295185A JP H0818589 B2 JPH0818589 B2 JP H0818589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side cover
box
box member
intake
silencer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60262951A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62122880A (ja
Inventor
雅久 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP60262951A priority Critical patent/JPH0818589B2/ja
Publication of JPS62122880A publication Critical patent/JPS62122880A/ja
Publication of JPH0818589B2 publication Critical patent/JPH0818589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動二輪車の吸気消音装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、荒地を走行することがあるオフロードタイプ
の自動二輪車においては、排気消音装置を車輪で跳上げ
た小石や転倒から保護する必要がある。そのため、従
来、車体の一側に排気消音装置を配設し、この排気消音
装置をサイドカバーで覆っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような構造では、車体中心から見た左右
の外観上のバランスをとるために、排気消音装置が配設
されてない車体の他側にも排気消音装置側のサイドカバ
ーと対称に何らの機能ももたないサイドカバーを設けな
ければならない。
また、近年、この種の自動二輪車に対しても騒音低減
の要請が厳しくなっており、騒音対策の一つとして吸気
騒音を低減することが望まれている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、排気
消音装置が配設されてない側のサイドカバーを有効に機
能させ、しかも、吸気騒音が低減できる自動二輪車の吸
気消音装置を提供するものである。本発明に係る吸気消
音装置は、排気消音装置が配設されてない車体の他側に
前記サイドカバーと対称にサイドカバーを設け、このサ
イドカバーの内側に、サイドカバー側に向けて開口する
箱部材を取り付けることによりサイドカバーを側壁とし
て共鳴箱を形成し、前記サイドカバーと前記箱部材との
結合構造を、サイドカバー内面に互いに対向する一対の
サイドカバー側結合壁を設け、かつ箱部材の開口部に互
いに対向する一対の箱部材側結合壁を設け、これらの結
合壁同士を互いに噛み合わせるとともにサイドカバーと
箱部材との間にシール材を介装して構成し、前記共鳴箱
を、エアクリーナ内に形成された吸入ダクトの途中から
分岐する通路部材を介して前記吸入ダクトに連通させた
ものである。
〔作用〕
本発明においては、サイドカバーを利用して共鳴装置
を構成し、この共鳴装置によって吸気騒音を共鳴させ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係る自動二輪車の吸気消音装置を示す
一部断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図
は吸気消音装置が実施された自動二輪車を示す背面図
で、これらの図において符号1で示すものは、車体の一
側に排気消音装置2を配設した自動二輪車を示す。3は
燃料タンク、4はこのタンク3後方に配設されたシート
で、これらの下方には図示しないが後輪5を駆動するエ
ンジン等が収容されている。
6は前記排気消音装置2を覆う樹脂製のサイドカバ
ー、7は排気消音装置2が配設されてない車体の他側に
前記サイドカバー6と対称に設けられたサイドカバーで
ある。そのため、サイドカバー7の内側には空間が形成
されている。
10は前記サイドカバー7の内側に配された樹脂製の箱
部材である。この箱部材10は一方が開放された箱形状に
形成され、開放部をサイドカバー7で閉塞するように取
付けられることにより、サイドカバー7との間に画成さ
れた空間11を形成している。すなわち、箱部材10はサイ
ドカバー7を側壁として共鳴箱を形成している。箱部材
10の取付けについて詳述すると、サイドカバー7の内面
には互いに対向する一対の壁12,13が環状に立設されて
いる。一方、箱部材10の縁部10aの外側には、縁部との
間に環状溝を形成する接続壁14が一体に設けられてい
る。前記一対の壁12,13が本発明に係るサイドカバー側
結合壁を構成し、前記縁部10a、接続壁14が本発明に係
る箱部材側結合壁を構成している。そして、接続壁14を
前記壁12,13間に介入させて挾持すると共に、壁13を接
続壁14,縁部10a間に介入させて挾持することによって両
部材を互いに接合している。15は前記箱部材10の環状溝
に装填され、空間11内を気密に保つシール材である。
18はシート4の前部下方に前後方向に配された樹脂製
のエアクリーナである。このエアクリーナ18は箱形の形
状を有し、後部上面には外気を導入するための吸入ダク
ト19が設けられ、前面には吐出口20が開けられている。
21はエアクリーナ18と図示しない気化器とを接続するジ
ョイントで、吐出口20の内周縁に嵌着されている。これ
らエアクリーナ18、吸入ダクト19、ジョイント20は、外
気を気化器に供給する吸気通路を形成している。エアク
リーナ18の内部は仕切壁18aによって上流および下流側
の二室に画成されており、仕切壁18aに設けた連通口22
を覆うように側面視U字状のエレメント23が取付けられ
ている。
24は箱部材10によって形成された共鳴箱を吸気通路に
接続する通路部材としての可撓性ホースであり、一端は
箱部材10の内側面に接続されている。また、他端は吸入
ダクト19の側面に開口され径方向に突設された接続部19
aに接続されている。すなわち、前記共鳴箱は、吸入ダ
クト19から分岐された通路部材を介して吸入ダクト19に
連通されている。
このように構成された自動二輪車の吸気消音装置にお
いては、外気は図中矢印で示すように、吸入ダクト19か
らエアクリーナ18内に流入し清浄にされた後に、ジョイ
ント21を介してエンジンに供給される。
また、可撓性ホース24によって吸入ダクト19内と箱部
材10内とを連通することができるので、サイドカバー7
の空間11を共鳴室として機能させることができる。した
がって、サイドカバー7を利用して共鳴装置を構成する
ことができ、この共鳴装置によって吸気通路内に伝播さ
れるエンジンの吸気騒音を、共鳴させて減衰することが
できる。
さらに、箱部材10は周壁が一種の補強リブとして機能
するため、サイドカバー7は従来のものに比較して剛性
が向上している。
また、通路部材としては可撓性を有するものに限定さ
れず、両部材間を固定的に接続してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、排気消音装置が
配設されてない車体の他側に前記サイドカバーと対称に
サイドカバーを設け、このサイドカバーの内側に、サイ
ドカバー側に向けて開口する箱部材を取り付けることに
よりサイドカバーを側壁として共鳴箱を形成し、前記サ
イドカバーと前記箱部材との結合構造を、サイドカバー
内面に互いに対向する一対のサイドカバー側結合壁を設
け、かつ箱部材の開口部に互いに対向する一対の箱部材
側結合壁を設け、これらの結合壁同士を互いに噛み合わ
せるとともにサイドカバーと箱部材との間にシール材を
介装して構成し、前記共鳴箱を、エアクリーナ内に形成
された吸入ダクトの途中から分岐する通路部材を介して
前記吸入ダクトに連通させたから、サイドカバーを利用
して共鳴装置を構成し、この共鳴装置によって吸気騒音
を共鳴させることができる。
したがって、排気消音装置が配設されてない側のサイ
ドカバーを共鳴装置の構成部材として有効に機能させる
ことができ、しかも、吸気騒音を低減させることができ
る。
吸気騒音を低減させるに当たっては、所定の長さをも
って形成される吸入ダクトの途中に共鳴箱が連通されて
いるので、ある特定の周波数の吸気音を効率よく低減さ
せることが可能である。
さらに、共鳴箱を形成するに当たり、サイドカバーに
互いに対向する一対の結合壁を形成し、かつ箱部材に互
いに対向する一対の結合壁を形成し、これらの壁同士を
互いに噛み合わせるとともにサイドカバーと箱部材との
間にシール材を介装したため、サイドカバーと箱部材と
の結合部が実質的にラビリンス構造になって高いシール
性が得られる。
このようにサイドカバーと箱部材の各々の結合部を二
重壁構造として互いに噛み合わせると、二重壁の一方の
壁が実質的に補強リブとしても機能するので、サイドカ
バーの剛性を高めることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動二輪車の吸気消音装置を示す
一部断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図
は吸気消音装置が実施された自動二輪車を示す背面図で
ある。 2……排気消音装置、6,7……サイドカバー、10……箱
部材、18……エアクリーナ、19……吸入ダクト、24……
可撓性ホース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体の一側に排気消音装置を配設し、この
    排気消音装置をサイドカバーで覆った自動二輪車におい
    て、前記排気消音装置が配設されてない車体の他側に前
    記サイドカバーと対称にサイドカバーを設け、このサイ
    ドカバーの内側に、サイドカバー側に向けて開口する箱
    部材を取り付けることによりサイドカバーを側壁として
    共鳴箱を形成し、前記サイドカバーと前記箱部材との結
    合構造を、サイドカバー内面に互いに対向する一対のサ
    イドカバー側結合壁を設け、かつ箱部材の開口部に互い
    に対向する一対の箱部材側結合壁を設け、これらの結合
    壁同士を互いに噛み合わせるとともにサイドカバーと箱
    部材との間にシール材を介装して構成し、前記共鳴箱
    を、エアクリーナ内に形成された吸入ダクトの途中から
    分岐する通路部材を介して前記吸入ダクトに連通させた
    ことを特徴とする自動二輪車の吸気消音装置。
JP60262951A 1985-11-22 1985-11-22 自動二輪車の吸気消音装置 Expired - Lifetime JPH0818589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60262951A JPH0818589B2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22 自動二輪車の吸気消音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60262951A JPH0818589B2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22 自動二輪車の吸気消音装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62122880A JPS62122880A (ja) 1987-06-04
JPH0818589B2 true JPH0818589B2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=17382816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60262951A Expired - Lifetime JPH0818589B2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22 自動二輪車の吸気消音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0818589B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5129673B2 (ja) * 2008-07-07 2013-01-30 本田技研工業株式会社 自動二輪車

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147720U (ja) * 1974-10-02 1976-04-09
JPS5757259U (ja) * 1980-09-22 1982-04-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62122880A (ja) 1987-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6287354B1 (en) Vehicular air cleaner device
JP3717564B2 (ja) エンジンのエアクリーナ
JPH08158965A (ja) 吸気消音装置
JP2000087815A (ja) エアクリーナ
JPS58194693A (ja) 船外機の吸気装置
JPH0818589B2 (ja) 自動二輪車の吸気消音装置
JP2007132318A (ja) エンジンの吸気装置
JPH08114120A (ja) ラジエータのファンシュラウド構造
CN111042963B (zh) 用于内燃机的进气装置
JPS60121119A (ja) 自動二輪車用エアクリ−ナ
JP3108876B2 (ja) 自動二輪車の吸気導入装置
JPS6221736Y2 (ja)
JP2670079B2 (ja) 自動二輪車の吸気装置
KR101171574B1 (ko) 자동 이륜차의 에어 클리너 구조
JPH04306185A (ja) 自動二輪車用エアクリーナ
JPS6219504Y2 (ja)
JP2001082269A (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP3974977B2 (ja) 車両用吸気消音装置
JPH0742946Y2 (ja) 自動2輪車
JP2001059456A (ja) 内燃機関における空気取り入れ装置
JP3467977B2 (ja) スクータ型車両の排気ガス浄化装置
JPH09287531A (ja) スノーモビルの吸気消音装置
JPH018415Y2 (ja)
JPS60215424A (ja) 自動二輪車の吸気装置
JPH09268954A (ja) エアクリーナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term