JPH08185585A - 火災報知設備の伝送線路監視装置 - Google Patents

火災報知設備の伝送線路監視装置

Info

Publication number
JPH08185585A
JPH08185585A JP32856094A JP32856094A JPH08185585A JP H08185585 A JPH08185585 A JP H08185585A JP 32856094 A JP32856094 A JP 32856094A JP 32856094 A JP32856094 A JP 32856094A JP H08185585 A JPH08185585 A JP H08185585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
transmission line
transistor
short
monitoring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32856094A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3287967B2 (ja
Inventor
Tsutomu Kanai
努 金井
Toshihiko Shino
敏彦 志野
Takaharu Ouchi
隆治 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nohmi Bosai Ltd filed Critical Nohmi Bosai Ltd
Priority to JP32856094A priority Critical patent/JP3287967B2/ja
Publication of JPH08185585A publication Critical patent/JPH08185585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287967B2 publication Critical patent/JP3287967B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire Alarms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 線路抵抗が大きくても伝送線路の短絡を検出
出来、しかも平常監視時に短絡を検出すると伝送線路を
速に切り離せるのみならず、電源立ち上げ時の短絡も検
出出来る伝送線路監視装置を得る。 【構成】 出力側の分岐伝送線路82,92間が短絡す
ると、これを伝送線路監視装置72中の短絡検出回路C
が検出して短絡検出信号を線路切り離し制御回路Dに送
る。そうすると、線路切り離し制御回路Dは作動され、
定電流回路BにトランジスタQ1へのベース電流の供給
を断たせ、もって短絡した分岐伝送線路82を入力側の
分岐伝送線路52から切り離させる。しかも、電源立ち
上げ時には短絡検出回路中の電源立ち上げ時短絡検出手
段CM1、LEDが出力側の負荷抵抗の抵抗値が所定値
以下になったことで短絡の検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、種々の火災報知設備
に使用され、その伝送線路の平常監視時のみならず電源
立ち上げ時の短絡も検出して、短絡発生箇所を切り離す
伝送線路監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、火災報知設備において、伝送線路
の短絡によるシステムダウンを防止するために、例えば
特開昭62−73400号公報に開示されたように、一
対の伝送線路間の電圧を検出して短絡かどうかを判定
し、短絡と判定された伝送線路を切り離すのにリレー接
点を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一対の
伝送線路間の電圧を検出して短絡を判定する仕方では、
線路抵抗が大きい場合には短絡を検出出来ないという課
題がある。例えば、伝送線路の配線抵抗が30Ωまで許
容され、伝送電圧DC30V、火災受信機の最大伝送電
流1.2A、平常時の伝送電流が0.1Aの火災報知設備
において、30Ωの配線抵抗が存在し、この配線抵抗を
介して伝送線路が短絡した場合、短絡電流は30V/3
0Ω=1Aとなり、この火災報知設備では電圧降下が全
く発生しないので0.1A+1A=1.1Aの電流が流れ
続けてしまい、短絡は検出出来ない。また、短絡を検出
してから伝送線路を切り離す場合、リレーのような機械
的スイッチを使用するとその動作速度が遅いため、短絡
による電圧降下の影響は全伝送線路に及んでしまうと云
う課題もあった。
【0004】そこで、この発明は、線路抵抗が大きくて
も伝送線路の短絡を検出出来、しかも短絡検出時に伝送
線路を速に切り離せる伝送線路監視装置を得ることを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る火災報知
設備の伝送線路監視装置は、火災受信機から延び出た電
源線兼信号線である一対の伝送線路又はこれら伝送線路
から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路の短絡を監
視するために、前記伝送線路監視装置の入力側の伝送線
路対又は分岐伝送線路対の少なくとも一方に挿入された
トランジスタと、このトランジスタのベースに接続さ
れ、一定のベース電流を供給する定電流回路と、前記ト
ランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、そのエ
ミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、出力側の
伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信号を発生する
短絡検出回路と、この短絡検出回路に接続され、前記短
絡検出信号によって作動されると、前記定電流回路を介
して前記トランジスタをオフにし、もって前記出力側伝
送線路を切り離す線路切り離し制御回路とを設け、前記
短絡検出回路は、更に、前記一方の伝送線路及び前記定
電流回路に接続され、電源立ち上げ時に出力側の負荷抵
抗の抵抗値が所定値以下になると前記出力側伝送線路の
短絡を検出する手段を含むものである。この発明に係る
伝送線路監視装置は、またアドレス信号発生回路を設け
たものである。
【0006】
【作用】この発明では、平常監視時に定電流回路がトラ
ンジスタのベースへ一定の電流を供給して前記トランジ
スタをオンに維持しているが、短絡検出時には短絡検出
回路からの短絡検出信号によって作動された線路切り離
し制御回路が前記定電流回路を介して前記トランジスタ
をオフにし、もって短絡した出力側伝送線路を切り離す
と共に火災受信機へ直接、又は対応する中継器を介して
短絡移報信号を供給させる。また、電源立ち上げ時にも
出力側伝送線路の短絡を検出する。また、この発明で
は、短絡検出時にアドレス信号発生回路が伝送線路を介
して火災受信機へ短絡移報信号としてのアドレス信号を
供給する。
【0007】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示した一実施例
について詳しく説明する。図1はこの発明の伝送線路監
視装置を使用した火災報知設備の一例を示すブロック図
である。この火災報知設備は、火災受信機1と、この火
災受信機1から延び出た電源線兼信号線である一対の伝
送線路2(正極)及び3(負極)と、これら伝送線路2
及び3から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路51
〜5n及び61〜6nと、各対の分岐伝送線路51及び
61,52及び62〜5n及び6nにそれぞれ入力側が
接続された伝送線路監視装置71〜7nと、各伝送線路
監視装置71〜7nの出力側にそれぞれ接続された一対
の分岐伝送線路81〜8n及び91〜9nと、各対の出
力側分岐伝送線路81及び91間、82及び92間〜8
n及び9n間で互いに並列に接続された複数個の端末器
例えば火災センサまたは中継器101〜10nとを備え
ている。なお、各伝送線路監視装置71〜7nから出力
された短絡移報信号111〜11nは火災受信機1へ直
接入力されるようになっている。また、火災受信機1及
び端末器101〜10nはそれぞれ伝送手段(図示しな
い)を備えており、各種信号の授受を行う。
【0008】次に、上述したように構成された火災報知
設備の動作を説明すれば、平常監視時には、各伝送線路
監視装置71〜7nが伝送線路を導通状態にしておく即
ち分岐伝送線路51と81,61と91,52と82,
62と92〜6nと9nを接続しているので、火災受信
機1は端末器101〜10nと伝送信号の授受を行って
いる。
【0009】ここで、もし出力側分岐伝送線路82と9
2の間で短絡が発生した場合には、これら出力側分岐伝
送線路82及び92を監視している伝送線路監視装置7
2が短絡を検出し、直ちに分岐伝送線路52−82間及
び62−92間の少なくとも一方を切り離す。この場
合、火災受信機1と端末器102との伝送線路は切り離
されるが、他の端末器との通信は継続する。従来の火災
報知設備では、このような短絡事故発生時には、全ての
端末器がダウンしてしまったが、この発明では伝送線路
監視装置71〜7nを使用することにより、通信ダウン
を短絡が発生した分岐伝送線路のみに限定することがで
き、火災報知設備の信頼性が大幅に向上する。また、短
絡を検出した伝送線路監視装置72は、分岐伝送線路8
2,92を切り離すだけでなく、短絡の発生に関する情
報を短絡移報信号112として火災受信機1へ直接、送
る。火災受信機1はこの情報により盤面上に短絡検出し
た監視区域を表示、印刷する。なお、図1の火災報知設
備が火災受信機1と端末機101〜10nとの間でポー
リング方式で信号の授受を行うものの場合には、端末器
102と火災受信機1との間の伝送信号が途絶するた
め、火災受信機1は端末器102を全て伝送異常として
も表示、印刷する。
【0010】図2は、図1に示した伝送線路監視装置の
一実施例をもう少し詳しく示すブロック図である。図1
の火災報知設備中に示した伝送線路監視装置71〜7n
は全て同じ構成であるので、図2にはそのうちの1台例
えば72だけを示して説明する。伝送線路監視装置72
は、分岐伝送線路52と82の間に挿入されたトランジ
スタ例えば第1のPNP型トランジスタQ1(このトラ
ンジスタQ1は分岐伝送線路62と92の間にも挿入す
ることが出来る)と、分岐伝送線路52,62間に接続
されて後述する諸回路へ一定の電源電圧即ち定電圧Vo
を供給する安定化電源回路Aと、トランジスタQ1のベ
ースと安定化電源回路Aの負極GNDとの間に接続され
て平常監視時にトランジスタQ1へ一定のベース電流を
供給する定電流回路Bと、トランジスタQ1のエミッ
タ、コレクタ間に接続されて出力側分岐伝送線路82,
92間の短絡を検出する短絡検出回路Cと、この短絡検
出回路Cからの短絡検出信号によって作動され、定電流
回路BにトランジスタQ1へのベース電流の供給を断た
せ、もって短絡した出力側分岐伝送線路を切り離させる
線路切り離し制御回路Dとを備えている。なお、短絡検
出回路Cは、電源立ち上げ時に分岐伝送線路の短絡を検
出する後述の手段も含む。
【0011】伝送線路監視装置72は、更に安定化電源
回路Aと線路切り離し制御回路Dの間に接続されたリレ
ー回路E及びリレー復帰回路Fを備えている。リレー回
路Eはラッチング・リレー(図示しない)を含み、この
ラッチング・リレーは、短絡検出時に線路切り離し制御
回路Dによって駆動されると、トランジスタQ1を出力
側分岐伝送線路82から切り離す第1のリレー接点ry
1(この第1のリレー接点ry1は平常監視時オンであ
るブレーク接点であって、トランジスタQ1がオフであ
る場合のノイズからの保護用であり、トランジスタQ1
と同様に分岐伝送線路62と92の間にも挿入すること
が出来る。)と、短絡に関する情報を火災受信機1(図
1)へ移報する第2のリレー接点ry2(平常監視時オ
フであるメーク接点)を有する。また、リレー復帰回路
Fは電源遮断時に伝送線路監視装置を電源投入前の初期
状態に復帰させる。
【0012】このように構成された伝送線路監視装置7
2の動作を以下に説明する。平常監視状態では、火災受
信機(図1)から伝送線路監視装置72へ電源が供給さ
れており、定電流回路Bからベース電流が供給されてい
るのでトランジスタQ1はオンしている。また、リレー
回路Eのラッチング・リレーは後述するようにそのセッ
ト側が励磁されているので、第1のリレー接点ry1を
閉じ且つ第2のリレー接点ry2を開く(図2はこの状
態を示す)。従って、分岐伝送線路52と82,62と
92は導通しており、伝送線路監視装置72は出力側分
岐伝送線路82,92間に接続されている端末器102
(図1)を監視している。
【0013】しかしながら、出力側分岐伝送線路82,
92間が何等かの理由により短絡すると、これを短絡検
出回路Cが検出して短絡検出信号を線路切り離し制御回
路Dに送る。短絡検出信号を受けた線路切り離し制御回
路Dは作動して直ちに定電流回路Bをしてトランジスタ
Q1のベース電流の供給を断たせる。この時トランジス
タQ1はオフとなり、短絡が発生した出力側分岐伝送線
路82と分岐伝送線路52との接続を切り離す。これは
トランジスタQ1による切り離しであるため、分岐伝送
線路52には電圧低下が殆ど発生せず、他の分岐伝送線
路への短絡の影響はない。また、この時、線路切り離し
制御回路Dはリレー回路Eに動作信号を送る。そのた
め、リレー回路Eのラッチング・リレーは後述するよう
にそのリセット側が励磁されて第1のリレー接点ry1
を開き且つ第2のリレー接点ry2を閉じる。なお、復
旧は火災受信機1(図1)の電源再立ち上げか手動スイ
ッチ(図示しない)で行う。
【0014】また、火災受信機1から伝送線路監視装置
72への電源の供給が遮断されると、リレー復帰回路F
はこの電源の遮断を検出し、遮断検出信号をリレー回路
Eに送る。遮断検出信号を受けたリレー回路Eは第1の
リレー接点ry1を開き且つ第2のリレー接点ry2を
閉じる。
【0015】図3は図2に示した伝送線路監視装置の回
路図である。安定化電源回路Aは、分岐伝送線路52と
62の間に接続され、一例として図示のように電界効果
トランジスタ、抵抗、ツェナーダイオード、ダイオー
ド、NPN型トランジスタ、及びコンデンサで構成さ
れ、その正極に定電圧V0を発生し且つ負極がGNDに
なっているが、安定した定電圧出力が得られるものな
ら、図示以外の回路でも良い。
【0016】定電流回路Bは、トランジスタQ1のエミ
ッタとGNDの間で互いに直列に接続された電界効果ト
ランジスタQ2、第1の抵抗R1及び第1のツェナーダ
イオードZ1から成る定電流供給・バイアス手段を含
む。電界効果トランジスタQ2及び第1の抵抗R1は定
電流供給手段を構成するが、伝送線路の電圧変動による
消費電流の変動を押えるために用いられており、消費電
流が変動しても良い場合には、電界効果トランジスタQ
2を省略して第1の抵抗R1だけにしても良い。定電流
回路Bは、また安定化電源回路Aの両端間で互いに直列
に接続された第2の抵抗R2、第3の抵抗R3及び第4
の抵抗R4から成るバイアス手段も含み、更にトランジ
スタQ1のベースとGNDの間で互いに直列に接続され
た第1のNPN型トランジスタQ3のコレクタ・エミッ
タ路、第5の抵抗R5、及び第2のNPN型トランジス
タQ4のコレクタ・エミッタ路の直列接続体、並びに第
1のNPN型トランジスタQ3のベースとGNDの間に
接続された第1のツェナーダイオードZ1から成り、第
2のNPN型トランジスタQ4のベースが第3の抵抗R
3と第4の抵抗R4の接続点に接続された定電流供給手
段を含む。
【0017】短絡検出回路Cは、トランジスタQ1のエ
ミッタとコレクタの間で互いに直列に接続された第6の
抵抗R6及び第7の抵抗R7と、これら第6の抵抗R6
及び第7の抵抗R7の接続点に接続されたベース、及び
トランジスタQ1のエミッタに接続されたエミッタを有
する第2のPNP型トランジスタQ5とを含む。
【0018】短絡検出回路Cは、更に、電源立ち上げ時
の短絡検出手段を含む。この短絡検出手段は、安定化電
源回路Aの正極と定電流回路B中の第5の抵抗R5と第
2のNPN型トランジスタQ4のコレクタとの接続点と
の間で互いに直列に接続された第8の抵抗R8及び第9
の抵抗R9並びに第1のダイオードD1と、コンパレー
タCM1と、このコンパレータCM1の+入力端子と安
定化電源回路Aの正極との間で互いに直列に接続された
第3のPNP型トランジスタQ6のエミッタ・コレクタ
回路(そのベースは第8の抵抗R8と第9の抵抗R9の
接続点に接続されている)及び第10の抵抗R10と、
コンパレータCM1の+入力端子と出力側分岐伝送線路
82の間に接続された第2のダイオードD2と、安定化
電源回路Aの両端間で互いに直列に接続された第11の
抵抗R11並びに第3のダイオードD3及び第4のダイ
オードD4(これらダイオードは基準電圧回路を構成す
るが、この基準電圧回路をツェナーダイオードや抵抗で
構成しても良い。)と、コンパレータCM1の出力端子
と、第2の抵抗R2と第3の抵抗R3の接続点との間に
接続された第5のダイオードD5とを有し、第11の抵
抗R11と第3のダイオードD3との接続点がコンパレ
ータCM1の−入力端子に接続されている。
【0019】線路切り離し制御回路Dは、短絡検出回路
C中の第2のPNP型トランジスタQ5のコレクタとG
NDの間で互いに直列に接続された第1のコンデンサC
1、第12の抵抗R12及び第13の抵抗R13と、こ
れら抵抗R12及び抵抗R13の接続点に接続されたベ
ース、GNDに接続されたエミッタ、及び第6のダイオ
ードD6を介して定電流回路B中の第2の抵抗R2及び
第3の抵抗R3の接続点に接続されたコレクタを有する
第3のNPN型トランジスタQ7とを含む。この第3の
NPN型トランジスタQ7のコレクタと安定化電源回路
Aの正極との間には、リレー回路E中のラッチング・リ
レーRYのリセット側及びこれに並列接続された逆流防
止用の第7のダイオードD7と、第8のダイオードD8
とが直列に接続されている。
【0020】線路切り離し制御回路Dは、更に、短絡検
出回路C中のコンパレータCM1の出力端子とGNDの
間で互いに直列に接続された第2のコンデンサC2、第
14の抵抗R14及び第15の抵抗R15と、これらの
抵抗R14及びR15の接続点に接続されたベース、G
NDに接続されたエミッタ、及びコレクタを有する第4
のNPN型トランジスタQ8とを含む。この第4のNP
N型トランジスタQ8のコレクタと安定化電源回路Aの
正極との間には、リレー回路E中のラッチング・リレー
RYのセット側及びこれに並列接続された逆流防止用の
第9のダイオードD9が接続されている。
【0021】リレー復帰回路Fは、安定化電源回路Aの
両端間で互いに直列に接続された第2のツェナーダイオ
ードZ2、第16の抵抗R16及び第17の抵抗R17
と、リレー回路Eの第8のダイオードD8のカソードと
ラッチング・リレーRYのリセット側との接続点とGN
Dの間で互いに直列に接続された第18の抵抗R18及
び第19の抵抗R19並びにこれら抵抗と並列接続され
た第3のコンデンサC3と、第16の抵抗R16と第1
7の抵抗R17との接続点にベースが接続され、エミッ
タがGNDに接続され、且つ第18の抵抗R18と第1
9の抵抗R19との接続点にコレクタが接続された第5
のNPN型トランジスタQ9と、この第5のトランジス
タQ9のコレクタにベースが接続され、エミッタがGN
Dに接続され、且つ線路切り離し制御回路D中の第3の
NPN型トランジスタQ7のコレクタにコレクタが接続
された第6のNPN型トランジスタQ10とを含む。
【0022】なお、短絡検出回路C中のコンパレータC
M1の出力端子とGNDの間には、第20の抵抗R20
と発光ダイオードLEDが直列に接続されている。
【0023】ここで、短絡検出回路Cによる短絡検出の
原理を図4について説明する。トランジスタQ1に流れ
る伝送電流(コレクタ電流)とトランジスタQ1のエミ
ッタ・コレクタ間電圧との関係は、トランジスタQ1が
定電流回路Bによって一定のベース電流で駆動されてい
るため、図4に示すようになる。ここで、伝送電流がほ
ぼ一定となる電流値ISUSは、火災受信機1(図1)の
短絡検出電流値IMAXと伝送線路監視装置72に接続さ
れた端末器102(図1)に流れる最大消費電流値ISM
の間になるように且つ端末器102に最大消費電流ISM
が流れた場合のトランジスタQ1のエミッタ・コレクタ
間の最大電圧降下VCEMが伝送に影響を与えない大きさ
になるように、ベース電流を選択する。次に短絡検出回
路Cが短絡を検出するしきい値VSは、最大電圧降下V
CEMより大きく、前述したように最大の配線抵抗が出力
側分岐伝送線路82,92側に存在して短絡した場合の
トランジスタQ1のエミッタ・コレクタ間の最小電圧V
MINより小さくなるように、選択する。即ち、図4に示
したように
【0024】VCEM<VS<VMIN(=火災受信機1の伝
送電圧−ISUS×最大配線抵抗)
【0025】である。この条件を満足するしきい値VS
であれば、短絡時に出力側分岐伝送線路82,92間の
電圧が最大となる条件、即ち出力側分岐伝送線路82,
92間において最大配線抵抗を介して短絡した場合でも
確実に短絡を検出できる。
【0026】例えば、伝送電圧DC36V、火災受信機
1の短絡検出電流値IMAX=1.2A、最大配線抵抗30
Ω、端末器102の最大消費電流値ISM=0.5Aとし
た場合、0.5A<ISUS<1.2AとなるようにISUS
1Aと設定する。この時
【0027】VMIN=DC36V−1A×30Ω=6V
【0028】である。一方、トランジスタQ1に流れる
端末の最大消費電流0.5Aの時のエミッタ・コレクタ
間の最大電圧降下VCEM=0.2Vとすると、短絡検出の
しきい値VSは、以下の条件で選択すれば良い。
【0029】0.2V<VS<6V
【0030】このような短絡検出方法であれば、短絡に
よる伝送電圧の低下は、短絡を検出した伝送線路監視装
置72の出力側のみに限定され、他の伝送線路には影響
しない。
【0031】短絡検出回路Cの具体例は、図3に示した
ように第6の抵抗R6、第7の抵抗R7及び第2のPN
P型トランジスタQ5によって構成されており、第2の
PNP型トランジスタQ5のエミッタ・ベース間電圧
は、トランジスタQ1のエミッタ・コレクタ間電圧×R
6/(R6+R7)となっている。第6の抵抗R6及び
第7の抵抗R7の値は、トランジスタQ1のエミッタ・
コレクタ間電圧が短絡検出のしきい値VS以上となった
時に第2のPNP型トランジスタQ5がオンする、即
ち、
【0032】VS×R6/(R6+R7)=0.6V(第
2のPNP型トランジスタQ5がオンになるエミッタ・
ベース間電圧)
【0033】を満足し、且つ第2のPNP型トランジス
タQ5が線路切り離し制御回路Dへの信号電流を出力出
来るだけのベース電流を供給するように設定する。
【0034】なお、この実施例では、トランジスタQ1
のベース電流を一定として説明したが、伝送線路監視装
置72が監視する端末器102の消費電流に応じて、ト
ランジスタQ1のベース電流を切り換える手段を設けて
も良い。但し、その場合でも上記の条件を満足しなけれ
ばならない。
【0035】次に、図3に示した伝送線路監視装置72
の動作を、図5のタイムチャートを参照しながら詳しく
説明する。平常監視時即ちラッチング・リレーRYのセ
ット時間完了時点t2以降、定電流回路B中のR2,R
3及びR4から成るバイアス手段が安定化電源回路Aか
ら定電圧VOを供給されて第2のNPN型トランジスタ
Q4を順バイアスしているため、この第2のNPN型ト
ランジスタQ4はオンになっている。また、第1のツェ
ナーダイオードZ1及び第1のNPN型トランジスタQ
3がQ2及びR1から成る定電流供給手段から電流を供
給され、第1のツェナーダイオードZ1がツェナー電圧
Z1を出力しているため、第1のNPN型トランジスタ
Q3はオンになっている。従って、トランジスタQ1
は、第1のNPN型トランジスタQ3、第5の抵抗R5
及び第2のNPN型トランジスタQ4から成る定電流供
給手段によって一定のベース電流が供給されているた
め、オンになっている。
【0036】Q3、R5、Q4及びZ1から成る定電流
供給手段の電流値、つまり、トランジスタQ1のベース
電流IBは次の式で示される。
【0037】 IB=(VZ1−VBE(Q3)−VCE(Q4))/R5
【0038】ここで、VZ1は第1のツェナーダイオード
Z1のツェナー電圧、VBE(Q3)は第1のNPN型ト
ランジスタQ3のベース・エミッタ間電圧、そしてVCE
(Q4)は第2のNPN型トランジスタQ4のコレクタ
・エミッタ間電圧である。
【0039】平常監視時、トランジスタQ1はオンでそ
のエミッタ・コレクタ間には例えば0.3V程度の電圧
しか生じていないため、短絡検出回路C中の第2のPN
P型トランジスタQ5は、オフであるので、線路切り離
し制御回路Dへ短絡検出信号を出力しない。 線路切り
離し制御回路Dには平常監視時、短絡検出回路Cから短
絡検出信号が入力されないため、第3のNPN型トラン
ジスタQ7はオフ状態であり、リレー回路E中のラッチ
ング・リレーRYのリセット側は消磁されているので、
第1のリレー接点ry1が閉じた状態にあり且つ第2の
リレー接点ry2が開いた状態のままである(図2参
照)。
【0040】しかしながら、出力側分岐伝送線路82,
92間が時点t4で短絡した時には、これら出力側分岐
伝送線路82,92間に流れる電流が急増し、トランジ
スタQ1のベース電流が固定されているため、トランジ
スタQ1のコレクタ・エミッタ間電圧は分岐伝送線路5
2,62によって供給される電圧に近づくように増加す
る。そこで、短絡検出回路C中の第2のPNP型トラン
ジスタQ5のオン時のエミッタ・ベース間電圧をV
EB(Q5)(例えば0.6V)とすれば、トランジスタ
Q1のエミッタ・コレクタ間電圧VEC(Q1)が、
【0041】 VEC(Q1)=(R6+R7)/R6・VEB(Q5)
【0042】を満足する電圧以上になると、第2のPN
P型トランジスタQ5は時点t5(時点t4〜t5間は
短絡してから第2のPNP型トランジスタQ5がオンす
るまでの応答時間で1ミリ秒以下)でオンになって短絡
検出信号を出力するので、線路切り離し制御回路D中の
第3のNPN型トランジスタQ7はパルス状にオンにな
る。この第3のNPN型トランジスタQ7がオンになる
と、第6のダイオードD6及び第3のNPN型トランジ
スタQ7によって定電流回路B中の第3の抵抗R3及び
第4の抵抗R4が短絡されてこれら抵抗R3,R4間に
かかる電圧が強制的に下げられ、第2のNPN型トラン
ジスタQ4をオンに維持するだけのベース電流が供給さ
れないので、第2のNPN型トランジスタQ4はオフに
なる。この第2のNPN型トランジスタQ4がオフにな
ることによって第1のNPN型トランジスタQ3がオフ
になり、これにより上述した定電流供給手段をもはや構
成できなくなり、トランジスタQ1へのベース電流が供
給できないので、トランジスタQ1はオフになる。
【0043】トランジスタQ1がオフになることによっ
て分岐伝送線路52,82間は切り離される。なお、第
6の抵抗R6と第7の抵抗R7でトランジスタQ1のエ
ミッタ、コレクタ間が接続されているが、第6の抵抗R
6と第7の抵抗R7は共に数KΩ以上の抵抗値を持って
いるので、短絡時に出力側分岐伝送線路82,92間に
流れる電流が数百mA〜数Aの電流値から数mA以下の
電流値に低下し、出力側分岐伝送線路82,92間には
電圧が殆ど残らず、出力側分岐伝送線路82,92間を
切り離した状態と同じ状態にする。また、第3のNPN
型トランジスタQ7がオンになると、リレー回路E中の
ラッチング・リレーRYのリセット側が励磁されて接点
ry1をリセット時間完了時点t6(時点t5〜t6間
はラッチング・リレーRYのリセット時間で数ミリ秒〜
十数ミリ秒)で開くことにより分岐伝送線路52と82
を完全に切り離すと共に第2のリレー接点ry2を閉じ
ることにより短絡移報信号112(図1)を火災受信機
1に送る(図3の状態)。
【0044】次に、電源立ち上げ時即ち電源投入時点t
0からラッチング・リレーRYのセット時間完了時点t
2までの間の伝送線路監視装置72の動作を図5のタイ
ムチャートについて詳しく説明する。なお、ラッチング
・リレーRYの第1のリレー接点ry1は図3に示すよ
うに電源投入時点t0以前に開いており且つ第2のリレ
ー接点ry2は閉じている。電源が時点t0でオンにな
ると、安定化電源回路Aから定電圧V0が各回路に供給
され、定電流回路B中の第2のNPN型トランジスタQ
4は上述したようにバイアス手段R2〜R4によって順
バイアスされてオンになる。その結果、短絡検出回路C
中の第3のPNP型トランジスタQ6も順バイアスされ
てオンになる。この時、出力側分岐伝送線路82、92
間に所定抵抗値の負荷抵抗RLが存在する(非短絡状
態)とすれば、コンパレータCM1の+入力端子での電
圧は定電圧V0をほゞ第10の抵抗R10の抵抗値と負
荷抵抗RLの抵抗値とで抵抗分割した値となり、コンパ
レータCM1の−入力端子での基準電圧よりも高いた
め、コンパレータCM1の出力端子での電圧はHレベル
になる。従って、この出力端子に第20の抵抗R20を
介して接続された表示灯例えば発光ダイオードLEDは
緑色に点灯して出力側分岐伝送線路82,92に短絡が
生じていないことを知らせ、また第4のNPN型トラン
ジスタQ8は第2のコンデンサC2、第14の抵抗R1
4及び第15の抵抗R15によってパルス状にオンさ
れ、ラッチング・リレーRYのセット側は励磁され、時
点t2で第1のリレー接点ry1が閉じ且つ第2のリレ
ー接点ry2が開き、セット時間即ち電源立ち上げ時が
完了する。その後、第4のNPN型トランジスタQ8が
第2のコンデンサC2の充電完了で時点t3でオフにな
っても、RYがラッチング・リレーであるので第1のリ
レー接点ry1は閉じ且つ第2のリレー接点ry2は開
いたまゝである。
【0045】また、上述したように、第2のNPN型ト
ランジスタQ4のオンにより第1のNPN型トランジス
タQ3及びトランジスタQ1もオンになる。
【0046】ところで、時点t0から時点t2までの電
源立ち上げ時の時点t1において、出力側分岐伝送線路
82、92間が完全に短絡して負荷抵抗RLの抵抗値が
0になったとすれば、コンパレータCM1の+入力端子
での電圧は0.6V(ダイオードD3による電圧降下)
となり、コンパレータCM1の−入力端子での基準電圧
よりも低いため、コンパレータCM1の出力端子での電
圧は一点鎖線で示すようにLレベルになる。従って、L
EDは消灯し、第4のNPN型トランジスタQ8はオフ
になり、ラッチング・リレーRYのセット側は消磁され
るが、このセット側を励磁していた時間が所定のセット
時間よりも短いため第1のリレー接点ry1は開いたま
まで且つ第2のリレー接点ry2は閉じたまゝである。
また、コンパレータCM1の出力端子がLレベルになる
と、第5のダイオードD5によって第2のトランジスタ
Q4はオフとなり、第1のNPN型トランジスタQ3も
オフになる。従って、トランジスタQ1がオフになり、
第1のリレー接点ry1が開くことにより分岐伝送線路
52と82を完全に切り離すとともに第2のリレー接点
ry2を閉じることにより短絡移報信号112(図1)
を火災受信機1に送る。
【0047】更に、電源投入時及び電源遮断時の伝送線
路監視装置72の動作を図6のタイムチャートについて
詳しく説明する。電源投入時点t0の前から、出力側分
岐伝送線路82、92間が完全に短絡して負荷抵抗RL
の抵抗値が0になっていたとすれば、上述したようにコ
ンパレータCM1の出力端子での電圧がLレベルである
から、第4のNPN型トランジスタQ8はオフのままで
ラッチング・リレーRYのセット側は励磁されず、第1
のリレー接点ry1は開いたままであり且つ第2のリレ
ー接点ry2は閉じたままである。また、コンパレータ
CM1の出力端子での電圧がLレベルであると、第5の
ダイオードD5を介して第2のNPN型トランジスタQ
4はオフであり、第1のNPN型トランジスタQ3もオ
フである。従って、トランジスタQ1はオフであり、第
1のリレー接点ry1が開いていることにより分岐伝送
線路52と82を完全に切り離すとともに第2のリレー
接点ry2が閉じていることにより短絡移報信号112
(図1)を火災受信機1に送る。
【0048】更に伝送線路監視装置72を時点t8にて
平常監視状態から電源遮断状態にすることにより、安定
電源回路Aの両端間電圧が下がり、リレー復帰回路F中
の第2のツェナーダイオードZ2のツェナー電圧を下回
ると、この第2のツェナーダイオードZ2は非導通とな
り、第5のNPN型トランジスタQ9はオフになる。こ
の時、前もって充電されている第3のコンデンサC3か
ら電源の供給を得て第6のNPN型トランジスタQ10
がオンし、時点t9にて遮断検出信号をラッチング・リ
レーRYのリセット側へ供給するので、このリセット側
は励磁される。これによって時点t10にてラッチング
・リレーRYの第1のリレー接点ry1は開き且つ第2
のリレー接点ry2は閉じて電源投入前の初期状態に復
帰する。
【0049】図7はこの発明の伝送線路監視装置を使用
した火災報知設備の他の例を示すブロック図である。こ
の火災報知設備は、図1の火災報知設備と同様に火災受
信機1並びに一対の伝送線路2及び3を備え、更に、こ
れら伝送線路2及び3に直列に挿入され、伝送線路監視
装置71〜7n及びこの伝送線路監視装置の出力側で互
いに並列に接続された複数個の端末器101〜10nか
ら成る少なくとも1組のユニットU1〜Unを備えてい
る。
【0050】今、伝送線路監視装置72の出力側の伝送
線路2と3の間で短絡が発生した場合には、上述したよ
うに伝送線路監視装置72中のトランジスタQ1(図
2)がオフにされることによって伝送線路2−2間及び
3−3間の少なくとも一方を切り離し、伝送線路監視装
置72中の第2のリレー接点(図2)が閉じられること
によって短絡移報信号112が直接、火災受信機1へ送
られる。
【0051】図8はこの発明の伝送線路監視装置を使用
した火災報知設備の更に他の例を示すブロック図であ
る。この火災報知設備は、図1の火災報知設備に少なく
とも1個の中継器41〜4mを設けたものである。各中
継器41〜4mは、伝送線路2,3間に接続され、それ
ぞれ例えば4台の伝送線路監視装置71,72,・・
・,7nからの短絡移報信号111A,112A,・・
・11nAを受信でき且つ各種信号の授受を行う構成に
なっている。
【0052】出力側分岐伝送線路82と92の間で短絡
が発生した場合には、この短絡を検出した伝送線路監視
装置72は分岐伝送線路52−82間及び62−92間
の少なくとも一方を直ちに切り離すと共に短絡移報信号
112Aを中継器41に送る。そうすると、この中継器
41は伝送線路2及び3を通して火災受信機1へ伝送信
号により短絡移報信号112Aの内容を通知する。火災
受信機1は中継器41からの情報により盤面上に短絡検
出した監視区域を表示、印刷する。なお、図8の火災報
知設備が火災受信機1と中継器41〜4m、端末器10
1〜10nとの間でポーリング方式で信号の授受を行う
ものの場合には、端末器102と火災受信機1との間の
伝送信号が途絶するため、火災受信機1は端末器102
を全て伝送異常としても表示、印刷する。
【0053】図9はこの発明の伝送線路監視装置を使用
した火災報知設備の別な例を示すブロック図である。こ
の火災報知設備は、図1のように伝送線路監視装置71
〜7nから火災受信機1へ短絡移報信号111〜11n
を送る代わりに、伝送線路監視装置71A〜7nA内で
発生させた、短絡移報信号としてのそれぞれ異なるアド
レス信号を、分岐伝送線路51〜5n及び61〜6n並
びに伝送線路2〜3を通して火災受信機1へ送るように
したものである。
【0054】詳しく云えば、図10はこの発明の伝送線
路監視装置の他の実施例を示すブロック図であり、この
伝送線路監視装置72Aは図2の伝送線路監視装置72
の諸構成部品に加えて、安定化電源回路Aと並列に接続
され且つ第2のリレー接点ry2が閉じることによって
作動されるアドレス信号発生回路Gを含む。このアドレ
ス信号発生回路Gは、上述したようにして作動される
と、伝送線路監視装置71A〜7nA毎に異なる、例え
ば固有の周波数の信号を発生し且つこの信号をアドレス
信号として上述したように火災受信機1へ送る。そうす
ると、火災受信機1は、受信した周波数信号を弁別する
ことによってどの伝送線路監視装置が作動したかを判別
し、表示等を行う。
【0055】なお、トランジスタQ1及びQ5はPNP
型トランジスタとして伝送線路の正極に設けたが、伝送
線路の負極にNPN型トランジスタとして設けても良
い。
【0056】主回路にリレーを用いた場合には、その感
動時の動作速度が通常、数m秒〜十数m秒であるのに対
し、この発明のようにトランジスタを用いた場合では1
m秒以下であって、応答速度が極めて速い。伝送線路が
短絡した場合、短絡によって被る火災受信機または火災
センサの被害を最小限に留めるには、短絡した箇所をで
きるだけ短時間で切り離したほうが良く、これがこの発
明でリレーを用いず、トランジスタを用いた理由であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、この発明
に係る火災報知設備の伝送線路監視装置は、火災受信機
から延び出た電源線兼信号線である一対の伝送線路又は
これら伝送線路から分岐した少なくとも一対の分岐伝送
線路の短絡を監視するために、前記伝送線路監視装置の
入力側の伝送線路対又は分岐伝送線路対の少なくとも一
方に挿入されたトランジスタと、このトランジスタのベ
ースに接続され、一定のベース電流を供給する定電流回
路と、前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続
され、そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超える
と、出力側の伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信
号を発生する短絡検出回路と、この短絡検出回路に接続
され、前記短絡検出信号によって作動されると、前記定
電流回路を介して前記トランジスタをオフにし、もって
前記出力側伝送線路を切り離す線路切り離し制御回路と
を備え、前記短絡検出回路は、更に、前記一方の伝送線
路及び前記定電流回路に接続され、電源立ち上げ時に出
力側の負荷抵抗の抵抗値が所定値以下になると前記出力
側伝送線路の短絡を検出する手段を含むので、高抵抗を
介した短絡事故で線路電圧が低下しない場合であっても
確実に短絡を検出出来、また短絡した伝送線路以外への
短絡による電圧降下の影響がなく、切り離し動作が非常
に速いため、システムの信頼性が大幅に向上することに
加えて、電源立ち上げ時にも出力側伝送線路の短絡を検
出出来ると云う効果を奏する。
【0058】加えて、前記線路切り離し制御回路が前記
火災受信機へ直接、又は対応する中継器を介して短絡移
報信号を供給させるか、或は短絡検出時に作動されたア
ドレス信号発生回路が前記伝送線路を介して前記火災受
信機へ前記短絡移報信号としてのアドレス信号を供給す
るので、前記火災受信機は前記短絡移報信号又は前記ア
ドレス信号に基づいて所要の処理を行えると云う効果も
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の一例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した伝送線路監視装置の一実施例をも
う少し詳しく示すブロック図である。
【図3】図2に示した伝送線路監視装置の回路図であ
る。
【図4】短絡検出の原理を説明する図である。
【図5】図3に示した伝送線路監視装置の動作説明用タ
イムチャートである。
【図6】図3に示した伝送線路監視装置の他の動作説明
用タイムチャートである。
【図7】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の他の例を示すブロック図である。
【図8】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の更に他の例を示すブロック図である。
【図9】この発明に係る伝送線路監視装置を使用した火
災報知設備の別な例を示すブロック図である。
【図10】図9に示した伝送線路監視装置の他の実施例
をもう少し詳しく示すブロック図である。
【符号の説明】
1 火災受信機 2,3 伝送線路 41〜4m 中継器 51〜5n,61〜6n,81〜8n,91〜9n
分岐伝送線路 71〜7n 伝送線路監視装置 101〜10n 端末器 111〜11n 短絡移報信号 Q1 トランジスタ A 安定化電源回路 B 定電流回路 C 短絡検出回路 D 線路切り離し制御回路 E リレー回路 F リレー復帰回路 G アドレス信号発生回路 RY ラッチング・リレー ry1,ry2, 第1、第2のリレー接点

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災受信機と、この火災受信機から延び
    出た電源線兼信号線である一対の伝送線路と、これら伝
    送線路から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路と、
    各対の分岐伝送線路間に接続された伝送線路監視装置
    と、この伝送線路監視装置の出力側の一対の分岐伝送線
    路と、これら出力側分岐伝送線路間で互いに並列に接続
    された複数個の端末器とを備えた火災報知設備におい
    て、 前記伝送線路監視装置は、 前記各対の分岐伝送線路の少なくとも一方の分岐伝送線
    路に挿入されたトランジスタと、 このトランジスタのベースに接続され、一定のベース電
    流を供給する定電流回路と、 前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、
    そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、前
    記出力側分岐伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信
    号を発生する短絡検出回路と、 この短絡検出回路に接続され、前記短絡検出信号によっ
    て作動されると、前記定電流回路を介して前記トランジ
    スタをオフにし、もって前記出力側分岐伝送線路を切り
    離す線路切り離し制御回路と、 を含み、 前記短絡検出回路は、更に、前記一方の分岐伝送線路及
    び前記定電流回路に接続され、電源立ち上げ時に出力側
    の負荷抵抗の抵抗値が所定値以下になると前記出力側分
    岐伝送線路の短絡を検出する手段を含む、 ことを特徴とする火災報知設備の伝送線路監視装置。
  2. 【請求項2】 火災受信機と、この火災受信機から延び
    出た電源線兼信号線である一対の伝送線路と、これら伝
    送線路に直列に挿入され、伝送線路監視装置及びこの伝
    送線路監視装置の出力側で互いに並列に接続された複数
    個の端末器から成る少なくとも1組のユニットとを備え
    た火災報知設備において、 前記伝送線路監視装置は、 前記一対の伝送線路の少なくとも一方の伝送線路に挿入
    されたトランジスタと、 このトランジスタのベースに接続され、一定のベース電
    流を供給する定電流回路と、 前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、
    そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、出
    力側の伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信号を発
    生する短絡検出回路と、 この短絡検出回路に接続され、前記短絡検出信号によっ
    て作動されると、前記定電流回路を介して前記トランジ
    スタをオフにし、もって前記出力側伝送線路を切り離す
    線路切り離し制御回路と、 を含み、 前記短絡検出回路は、更に、前記一方の伝送線路及び前
    記定電流回路に接続され、電源立ち上げ時に出力側の負
    荷抵抗の抵抗値が所定値以下になると前記出力側伝送線
    路の短絡を検出する手段を含む、 ことを特徴とする火災報知設備の伝送線路監視装置。
  3. 【請求項3】 火災受信機と、この火災受信機から延び
    出た電源線兼信号線である一対の伝送線路と、これら伝
    送線路間に接続された少なくとも1個の中継器と、前記
    伝送線路から分岐した少なくとも一対の分岐伝送線路
    と、各対の分岐伝送線路間に接続された伝送線路監視装
    置と、この伝送線路監視装置の出力側の一対の分岐伝送
    線路と、これら出力側分岐伝送線路間で互いに並列に接
    続された複数個の端末器とを備えた火災報知設備におい
    て、 前記伝送線路監視装置は、 前記各対の分岐伝送線路の少なくとも一方の分岐伝送線
    路に挿入されたトランジスタと、 このトランジスタのベースに接続され、一定のベース電
    流を供給する定電流回路と、 前記トランジスタのエミッタ、コレクタ間に接続され、
    そのエミッタ・コレクタ間電圧が所定値を超えると、前
    記出力側分岐伝送線路が短絡したことを表す短絡検出信
    号を発生する短絡検出回路と、 この短絡検出回路に接続され、前記短絡検出信号によっ
    て作動されると、前記定電流回路を介して前記トランジ
    スタをオフにし、もって前記出力側分岐伝送線路を切り
    離す線路切り離し制御回路と、 を含み、 前記短絡検出回路は、更に、前記一方の分岐伝送線路及
    び前記定電流回路に接続され、電源立ち上げ時に出力側
    の負荷抵抗の抵抗値が所定値以下になると前記出力側分
    岐伝送線路の短絡を検出する手段を含む、 ことを特徴とする火災報知設備の伝送線路監視装置。
  4. 【請求項4】 前記トランジスタがベース、エミッタ及
    びコレクタを有する第1のPNP型トランジスタである
    請求項1ないし3のいずれかの火災報知設備の伝送線路
    監視装置。
  5. 【請求項5】 前記伝送線路監視装置の入力側の伝送線
    路対間に接続された安定化電源回路を更に含み、前記定
    電流回路は、前記安定化電源回路と並列に接続されると
    共に前記入力側伝送線路対の正極及び前記トランジスタ
    のベースにも接続され、前記伝送線路監視装置の出力側
    の伝送線路対の平常監視時には前記トランジスタへベー
    ス電流を供給して前記トランジスタをオンに維持する
    が、短絡検出時には前記トランジスタへのベース電流の
    供給を断って前記トランジスタをオフにする請求項1な
    いし4のいずれかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  6. 【請求項6】 前記定電流回路は、前記入力側伝送線路
    対の正極と前記安定化電源回路の負極との間で互いに直
    列に接続された少なくとも第1の抵抗及び第1のツェナ
    ーダイオードから成る定電流供給・バイアス手段と、前
    記安定化電源回路の両端間で互いに直列に接続された第
    2、第3及び第4の抵抗から成るバイアス手段と、前記
    トランジスタのベースと前記安定化電源回路の負極との
    間で互いに直列に接続された第1のNPN型トランジス
    タのコレクタ・エミッタ路、第5の抵抗、及び第2のN
    PN型トランジスタのコレクタ・エミッタ路の直列接続
    体、並びに前記第1のNPN型トランジスタのベースと
    前記安定化電源回路の負極との間に接続された前記第1
    のツェナーダイオードから成り、前記第2のNPN型ト
    ランジスタのベースが前記第3の抵抗と前記第4の抵抗
    の接続点に接続された定電流供給手段とによって構成さ
    れている請求項1ないし5のいずれかの火災報知設備の
    伝送線路監視装置。
  7. 【請求項7】 前記短絡検出回路は、前記トランジスタ
    のエミッタとコレクタの間で互いに直列に接続された第
    6及び第7の抵抗と、これら第6及び第7の抵抗の接続
    点に接続されたベース、及び前記トランジスタのエミッ
    タに接続されたエミッタを有する第2のPNP型トラン
    ジスタとによって構成されている請求項1ないし4のい
    ずれかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  8. 【請求項8】 前記短絡検出回路中の第6及び第7の抵
    抗がそれぞれ数KΩ以上の抵抗値を持つ請求項7の火災
    報知設備の伝送線路監視装置。
  9. 【請求項9】 前記短絡検出回路中の電源立ち上げ時及
    び電源立ち上げ時以前からの短絡を検出する短絡検出手
    段は、+入力端子及び−入力端子並びに出力端子を有す
    るコンパレータと、このコンパレータの出力端子に接続
    された表示灯とを含み、前記+入力端子が第10の抵抗
    及び第3のPNP型トランジスタを介して前記定電流回
    路に接続されると共に第2のダイオードを介して前記一
    方の伝送線路に接続され、前記−入力端子に基準電圧が
    印加され、前記出力端子は前記出力側伝送線路の非短絡
    時にHレベルにあって前記表示灯を点灯させるが、短絡
    検出時にLレベルになって前記表示灯を消灯させる請求
    項1ないし4のいずれかの火災報知設備の伝送線路監視
    装置。
  10. 【請求項10】 前記線路切り離し制御回路は、前記短
    絡検出信号によって作動されると、リレー回路に含まれ
    たラッチング・リレーのリセット側を励磁して前記トラ
    ンジスタと直列に挿入された第1のリレー接点を開くこ
    とによって前記出力側伝送線路を確実に切り離し且つ第
    2のリレー接点を閉じることによって前記火災受信機へ
    間接、又は対応する中継器を介して短絡移報信号を供給
    させ、また、前記コンパレータのHレベルによって作動
    されると、前記ラッチング・リレーのセット側を励磁し
    て前記第1のリレー接点を閉じ且つ前記第2のリレー接
    点を開かせる請求項1ないし4のいずれかの火災報知設
    備の伝送線路監視装置。
  11. 【請求項11】 前記線路切り離し制御回路は、前記短
    絡検出回路中の前記第2のPNP型トランジスタのコレ
    クタと前記安定化電源回路の負極との間で互いに直列に
    接続された第1のコンデンサ、第12及び第13の抵抗
    と、これら第12及び第13の抵抗の接続点に接続され
    たベース、前記安定化電源回路の負極に接続されたエミ
    ッタ、及び第6のダイオードを介して前記定電流回路中
    の第2及び第3の抵抗の接続点に接続され且つ前記ラッ
    チング・リレーのリセット側に接続されたコレクタを有
    する第3のNPN型トランジスタと、前記コンパレータ
    の出力端子と前記安定化電源回路の負極との間で互いに
    直列に接続された第2のコンデンサ、第14及び第15
    の抵抗と、これら第14及び第15の抵抗の接続点に接
    続されたベース、前記安定化電源回路の負極に接続され
    たエミッタ及び前記ラッチング・リレーのセット側に接
    続されたコレクタを有する第4のNPN型トランジスタ
    とを含む請求項1ないし4及び6のいずれかの火災報知
    設備の伝送線路監視装置。
  12. 【請求項12】 前記伝送線路監視装置は、前記安定化
    電源回路の両端間に接続されるとともに前記ラッチング
    ・リレーにも接続され、前記伝送線路監視装置への電源
    の供給が遮断されたことを表す遮断検出信号を発生する
    リレー復帰回路を更に備え、前記ラッチング・リレー
    は、前記遮断検出信号によって作動されると、そのリセ
    ット側が励磁されて前記トランジスタと直列に挿入され
    た前記第1のリレー接点を開き且つ前記第2のリレー接
    点を閉じ、もって前記伝送線路監視装置を前記電源が供
    給される前の状態に復帰させる請求項1ないし11のい
    ずれかの火災報知設備の伝送線路監視装置。
  13. 【請求項13】 前記リレー復帰回路は、前記安定化電
    源回路の両端間で互いに直列に接続された第2のツェナ
    ーダイオード、第16及び第17の抵抗と、前記ラッチ
    ング・リレーのリセット側と前記安定化電源回路の負極
    との間で互いに直列に接続された第18及び第19の抵
    抗と、これら第18及び第19の抵抗と並列に接続され
    た第3のコンデンサと、前記第16と第17の抵抗の接
    続点に接続されたベース、前記安定化電源回路の負極に
    接続されたエミッタ、及び前記第18と第19の抵抗の
    接続点に接続されたコレクタを有する第5のNPN型ト
    ランジスタと、前記第18と第19の抵抗の接続点に接
    続されたベース、前記安定化電源回路の負極に接続され
    たエミッタ、及び前記ラッチング・リレーのリセット側
    に接続されたコレクタを有する第6のNPN型トランジ
    スタとを含む請求項12の火災報知設備の伝送線路監視
    装置。
  14. 【請求項14】 前記線路監視装置の入力側の伝送線路
    対間に互いに並列に接続された安定化電源回路及びアド
    レス信号発生回路を更に含み、前記定電流回路は、前記
    安定化電源回路と並列に接続されると共に前記入力側伝
    送線路対の正極及び前記トランジスタのベースにも接続
    され、前記伝送線路監視装置の出力側の伝送線路対の平
    常監視時には前記トランジスタへベース電流を供給して
    前記トランジスタをオンに維持するが、短絡検出時には
    前記トランジスタへのベース電流の供給を断って前記ト
    ランジスタをオフにし、また前記アドレス信号発生回路
    は、短絡検出時に作動され、前記入力側伝送線路対を介
    して前記火災受信機へ短絡移報信号としてのアドレス信
    号を供給する請求項1ないし4のいずれかの火災報知設
    備の伝送線路監視装置。
JP32856094A 1994-12-28 1994-12-28 火災報知設備の伝送線路監視装置 Expired - Fee Related JP3287967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32856094A JP3287967B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 火災報知設備の伝送線路監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32856094A JP3287967B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 火災報知設備の伝送線路監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08185585A true JPH08185585A (ja) 1996-07-16
JP3287967B2 JP3287967B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=18211645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32856094A Expired - Fee Related JP3287967B2 (ja) 1994-12-28 1994-12-28 火災報知設備の伝送線路監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3287967B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323197A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Nohmi Bosai Ltd 火災報知設備
WO2021221323A1 (ko) * 2020-04-27 2021-11-04 Koo Seong Mo 주소형 화재감지장치 및 이를 포함하는 주소형 화재감지시스템
CN114243929A (zh) * 2021-12-29 2022-03-25 广州市万保职业安全事务有限公司 一种用于加油站安全的电器管理电路

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6664099B2 (ja) * 2016-09-21 2020-03-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 感知器、アイソレータ、及び警報システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323197A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Nohmi Bosai Ltd 火災報知設備
WO2021221323A1 (ko) * 2020-04-27 2021-11-04 Koo Seong Mo 주소형 화재감지장치 및 이를 포함하는 주소형 화재감지시스템
CN114243929A (zh) * 2021-12-29 2022-03-25 广州市万保职业安全事务有限公司 一种用于加油站安全的电器管理电路
CN114243929B (zh) * 2021-12-29 2023-11-03 重庆磊博石化有限公司 一种用于加油站安全的电器管理电路

Also Published As

Publication number Publication date
JP3287967B2 (ja) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3382370B2 (ja) 火災報知設備の伝送線路監視装置
JP2001265452A (ja) 線路異常監視装置
JPH08185585A (ja) 火災報知設備の伝送線路監視装置
CN106602517A (zh) 一种稳压器自我保护方法
JP3287966B2 (ja) 火災報知設備の伝送線路監視装置
JPS593914B2 (ja) 電話交換機加入者回路の過電流自動遮断方式
JP3382364B2 (ja) 火災報知設備の短絡制御ユニット
JP2802014B2 (ja) 防災監視装置の電話回路
JP2002062903A (ja) 制御装置
JP6676803B2 (ja) 第1の機器用電源装置及び警報システム
JP3205482B2 (ja) 防災監視装置の非常電話回路
CN217010337U (zh) 二总线的短路隔离电路和二总线的短路保护系统
KR100273059B1 (ko) 전자·통신기기의 자동 복구 장치
JP2001118165A (ja) 防災監視盤の電源切換回路
JPH06266990A (ja) 防災監視装置
JPH03235455A (ja) 電話回路の過電流保護装置
JP3203136B2 (ja) ホームセキュリティ装置
JPS6150074A (ja) 短絡検出制御回路
JPH0935155A (ja) 火災監視制御盤の移報回路
JPH08124053A (ja) 警報処理ユニット
JP2004349865A (ja) 電圧断報知回路
JP2002222477A (ja) アイソレータ及び防災システム
JPH084244B2 (ja) 防排煙端末機器制御線の断線検出方法
JPH10284952A (ja) 異常検出回路
JPH0774789A (ja) 送受信モニタとノイズ対策回路を備えたループコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090315

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100315

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110315

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120315

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130315

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140315

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees