JP6664099B2 - 感知器、アイソレータ、及び警報システム - Google Patents

感知器、アイソレータ、及び警報システム Download PDF

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Description

本発明は、感知器、アイソレータ、及び警報システムに関する。
従来、親機に複数の感知器ラインが接続され、各感知器ラインにアイソレータと複数の感知器とが設けられた警報システムが、知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の警報システムでは、ある感知器ラインで短絡が発生すると、全てのアイソレータがスイッチング回路(リレー)を作動させて、対応する感知器ラインを遮断する。アイソレータは、コンデンサ(容量性素子)などを有する電源回路を備えており、対応する感知器ラインの短絡などにより電源から電力の供給が停止された場合であっても、短時間はスイッチング回路の動作が可能である。
特開平9−62975号公報
ところで、感知器にアイソレータを組み込む場合、感知器は、アイソレータ以外の要素(例えば、火災の検知動作を行う制御部)にも電力を供給する必要がある。このため、アイソレータのリレーの動作電圧を確保するために、電源回路には比較的容量の大きなコンデンサ(容量性素子)が必要であった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされており、アイソレータの動作に用いられる容量性素子の容量を小さくすることが可能な感知器、この感知器に用いられるアイソレータ、及びこの感知器を備えた警報システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る感知器は、第1〜第4端子と、リレーと、接続部と、電圧生成回路と、容量性素子と、短絡検知回路と、制御部と、を備える。前記第1端子及び前記第2端子は、一対の第1電線にそれぞれ電気的に接続され、前記一対の第1電線間に印加される印加電圧を受ける。前記第3端子及び前記第4端子は、一対の第2電線にそれぞれ電気的に接続される。前記リレーは、前記第1端子と前記第3端子との間に電気的に接続される接点部を有し、前記第1端子と前記第3端子との間の電路を開閉する。前記接続部は、前記第2端子と前記第4端子とを電気的に接続する。前記電圧生成回路は、前記印加電圧から動作電圧を生成する。前記容量性素子は、前記電圧生成回路に電気的に接続され、前記動作電圧によって充電される。前記短絡検知回路は、前記一対の第2電線間の短絡の発生を検知する。前記制御部は、前記容量性素子に蓄積された電荷によって動作し、特定事象の発生の有無を検知するための定常動作を繰り返し行い、前記短絡検知回路で前記短絡の発生が検知されたときに前記リレーの前記接点部を開く。前記リレーは、前記短絡が発生している時、前記容量性素子に蓄積された電荷を消費して動作する。前記制御部は、前記短絡検知回路で前記短絡の発生が検知されると、前記短絡の発生を検知した後の最初の前記定常動作よりも前に、前記リレーの前記接点部を開く。
本発明の一態様に係るアイソレータは、上記の感知器に内蔵されるよう構成され、少なくとも前記リレー及び前記短絡検知回路を備える。
本発明の一態様に係る警報システムは、上記の感知器を複数備え、親機をさらに備える。前記複数の感知器は、一の感知器の前記第3端子及び前記第4端子に接続される前記一対の第2電線が、別の感知器の前記第1端子及び前記第2端子に接続される前記一対の第1電線にそれぞれ接続されることで、電気的に直列に接続されている。前記親機は、電気的に直列に接続される前記複数の感知器のうちの第1端の感知器の前記第1端子及び前記第2端子に電気的に接続される前記一対の第1電線に、電気的に接続され、この一対の第1電線間に前記印加電圧を印加する印加部を備える。
本発明は、アイソレータの動作に用いられる容量性素子の容量を小さくすることができるという利点がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る警報システムを示すブロック図である。 図2は、同上の警報システムに用いられる感知器を示すブロック図である。 図3は、同上の感知器の短絡検知回路の第1具体例を示す回路図である。 図4は、同上の感知器の短絡検知回路の第2具体例を示す回路図である。 図5は、同上の感知器の動作を示すための波形図である。 図6は、同上の感知器の動作を説明するフローチャートである。
(1)実施形態
本実施形態に係る警報システム100、感知器20、及びアイソレータ22について、図1〜図6を参照して説明する。本実施形態の感知器20は、特定事象の発生を検知するための感知器であり、具体的には火災の発生を検知するための感知器である。
本実施形態に係る警報システム100は、図1に示すように、1台の親機10と、複数台(図示例では3台)の感知器20(20A、20B、20C)と、を備えている。
本実施形態の警報システム100の基本構成は、一般的な自動火災報知システムと同じである。警報システム100では、例えば、何れかの感知器20により火災の発生が検知されると、この感知器20から親機10へ、火災発生の通知(火災報)がなされるように構成されている。すなわち親機10は、感知器20から警報(火災報)を受信する警報受信機である。親機10は、感知器20から火災報を受け取ると、例えば親機10に接続されている警報器を動作(鳴動)させて、火災の発生を報知する。
図1に示すように、複数台の感知器20の各々は、第1端子201〜第4端子204と、リレー221と、接続部205と、を有している。リレー221は、第1端子201と第3端子203との間に電気的に接続され、第1端子201と第3端子203との間の電路を開閉する。接続部205は、第2端子202と第4端子204とを直接接続する。接続部205は、例えば電線である。
複数台の感知器20は、電線31,32(高電位側の電線31及び低電位側の電線32)を介して、電気的に直列に接続されている。高電位側の電線31は、電線311,312,313,314を含み、低電位側の電線32は、321,322,323,324を含む。感知器20Aの第1及び第2端子201,202が、電線311及び電線321によって、親機10に電気的に接続されている。感知器20Bの第1及び第2端子201,202が、電線312及び電線322によって、感知器20Aの第3及び第4端子203,204にそれぞれ電気的に接続されている。感知器20Cの第1及び第2端子201,202が、電線313及び電線323によって、感知器20Bの第3及び第4端子203,204にそれぞれ電気的に接続されている。また、感知器20Cの第3及び第4端子203,204が、電線314及び電線324によって、電線311及び電線314にそれぞれ電気的に接続されている。低電位側の電線32は、警報システム100の基準電位となるグランド(回路グランド)に、電気的に接続されている。
親機10は、電線31(311),32(321)間に電圧Viを印加する印加部11を備える。印加部11が電線31,32間に印加する電圧Viは、特に限定されないが、例えば直流24Vである。
親機10は、商用電源や自家発電設備等を主電源とする。親機10は、電線31,32間に電圧Viを印加することにより、電線31,32に接続されている感知器20を含む警報システム100全体の動作用の電源として機能する。
なお、感知器20が親機10に火災報を送信する方法は、特に限定されない。感知器20は、例えば、電線31,32を流れる電流を引き込んで電線31,32間の電圧を変化させることで、親機10に火災報を送信してもよい。あるいは、感知器20は、火災報を含む無線信号を親機10に送信してもよい。
図2に示すように、感知器20は、コンデンサC0と、ダイオードD0と、電源回路21と、アイソレータ22と、検知部23と、制御部24と、送受信部25と、をさらに備えている。
第1端子201及び第2端子202は、一対の第1電線31A,32A(第1の高電位側の電線31A及び第1の低電位側の電線32A)に、それぞれ電気的に接続される。第1端子201及び第2端子202は、一対の第1電線31A,32A間に印加される印加電圧(印加部11からの電圧Vi)を受ける。また、第3端子203及び第4端子204は、一対の第2電線31B,32B(第2の高電位側の電線31B及び第2の低電位側の電線32B)に、それぞれ電気的に接続される。
コンデンサC0は、第1端子201とグランド(第2端子202)との間に電気的に接続されている。コンデンサC0は、第1及び第2端子201,202間に印加される印加電圧により、充電される。以下、グランド(第2端子202)に対する第1端子201の電位(コンデンサC0の両端電圧)を、“第1電圧V1”と呼ぶ。
ダイオードD0は、第1端子201と電源回路21との間に電気的に接続されている。ダイオードD0は逆流防止用であり、ダイオードD0のアノードが第1端子201に電気的に接続され、カソードが電源回路21の入力端子に電気的に接続されている。
図2に示すように、電源回路21は、電圧生成回路211と、コンデンサC1(第1の容量性素子)と、を備える。
電圧生成回路211は、本実施形態では定電圧回路であり、例えば三端子レギュレータを含む。電圧生成回路211の入力端子(電源回路21の入力端子)は、ダイオードD0のカソードに電気的に接続されている。電圧生成回路211は、第1端子201と第2端子202(グランド)との間に印加される印加電圧を、直流の動作電圧に変換する。
コンデンサC1は、電圧生成回路211の出力端子とグランドとの間に電気的に接続されている。コンデンサC1は、電圧生成回路211から出力される動作電圧によって、充電される。コンデンサC1の両端電圧が、電源回路21の出力電圧となる。以下、グランドに対する電圧生成回路211の出力端子の電位(コンデンサC1の両端電圧)を、“第2電圧V2”と呼ぶ。
図2に示すように、アイソレータ22は、ダイオードD1と、コンデンサC2(第2の容量性素子)と、リレー221と、リレー駆動部SW1と、短絡検知回路222と、を備える。
ダイオードD1と、コンデンサC2と、の直列回路が、電圧生成回路211の出力端子とグランドとの間に接続されている。ダイオードD1は逆流防止用であり、ダイオードD1のアノードが電圧生成回路211の出力端子に電気的に接続され、カソードがリレー221の入力端子(後述する励磁部2212の入力端子)に電気的に接続されている。また、ダイオードD1のカソード及び励磁部2212の入力端子の接続点とグランドとの間に、コンデンサC2が電気的に接続されている。したがって、コンデンサC2は、コンデンサC1に蓄積された電荷によって充電される。
リレー221は、例えば、セットコイルとリセットコイルとを備えた2巻線型のラッチングリレーである。リレー221は、接点部2211と、励磁部2212と、を有する。接点部2211は、第1端子201と第3端子203との間に電気的に接続され、第1端子201と第3端子203との間の電路を開閉する。励磁部2212は、外部から電流が供給されて、接点部2211の開閉を切り換える。励磁部2212の入力端子は、ダイオードD1のカソードとコンデンサC2との接続点に、電気的に接続されている。以下、グランドに対する励磁部2212の入力端子の電位(コンデンサC2の両端電圧)を、“第3電圧V3”と呼ぶ。
リレー駆動部SW1は、励磁部2212とグランドとの間に電気的に接続されている。例えば、リレー駆動部SW1は、セットスイッチと、リセットスイッチと、を備える。セットコイルとセットスイッチとの直列回路が、ダイオードD1のカソード及びコンデンサC2の接続点とグランドとの間に電気的に接続されている。リセットコイルとリセットスイッチとの直列回路が、ダイオードD1のカソード及びコンデンサC2の接続点とグランドとの間に電気的に接続されている。セットスイッチ及びリセットスイッチの各々は、制御部24によってオンとオフとが切り換えられる。
本実施形態では、制御部24によってリレー駆動部SW1が動作され、コンデンサC1,C2側からセットコイルへ電流が流れると、セットコイルで電磁場が生じ、接点部2211が閉じる。接点部2211が閉じた状態でセットコイルに流れる電流が停止しても、接点部2211は閉じた状態に維持される。一方、制御部24によってリレー駆動部SW1が動作され、コンデンサC1,C2側からリセットコイルへ電流が流れると、リセットコイルで電磁場が生じ、接点部2211が開く。接点部2211が開いた状態でリセットコイルに流れる電流が停止しても、接点部2211は開いた状態に維持される。
アイソレータ22では、制御部24によってリレー駆動部SW1が動作して、コンデンサC2に蓄積された電荷がセットコイルに電流として流れると、リレー221の接点部2211が閉じる。同様に、アイソレータ22では、制御部24によってリレー駆動部SW1が動作して、コンデンサC2に蓄積された電荷がリセットコイルに電流として流れると、リレー221の接点部2211が開く。すなわち、リレー221は、コンデンサC2に蓄積された電荷を消費して動作する。
なお、上述のように、コンデンサC2は、コンデンサC1に蓄積された電荷によって充電される。したがって、リレー221は、コンデンサC1,C2に蓄積された電荷を消費して動作する。
短絡検知回路222は、第1端子201とグランド(第2端子202)との間に電気的に接続されている。すなわち、短絡検知回路222は、コンデンサC0の両端間に電気的に接続されている。短絡検知回路222は、コンデンサC0の両端電圧(第1電圧V1)を所定の閾値Vthと比較することで、電線31,32間の短絡の発生を検知する。短絡検知回路222は、コンデンサC0の両端電圧が閾値よりも小さくなる(短絡の発生を検知する)と、制御部24に短絡が発生したことを通知する信号を送信する。なお、リレー221の接点部2211が閉じている(オンの)場合、一対の第1電線31A,32A間の電圧と、一対の第2電線31B,32B間の電圧とは、等しい。したがって、短絡検知回路222は、一対の第1電線31A,32A間の短絡の発生を検知し、一対の第2電線31B,32B間の短絡の発生を検知する。
短絡検知回路222は、第1端子201に電気的に接続される入力端子2221と、出力端子2222と、第2端子202(グランド)に電気的に接続される接地端子2223と、を備える。
図3に、短絡検知回路222の第1具体例を示す。
第1具体例の短絡検知回路222は、抵抗R11,R12,R13と、トランジスタTR1と、定電圧源VS1と、電圧監視回路(リセットIC)RC1とを備える。短絡検知回路222の入力端子2221と接地端子2223との間に、抵抗R11,R12の直列回路(分圧回路)が電気的に接続されている。抵抗R11,R12の接続点に、トランジスタTR1のベースが電気的に接続されている。トランジスタTR1のコレクタには、定電圧源VS1が電気的に接続され、トランジスタTR1のエミッタは、抵抗R13を介して接地端子2223に電気的に接続されている。また、トランジスタTR1のエミッタは、電圧監視回路RC1の入力端子に電気的に接続されている。電圧監視回路RC1の出力端子は、短絡検知回路222の出力端子2222に電気的に接続されている。
コンデンサC0の両端電圧が閾値Vth以上の場合、トランジスタTR1がオンされ、電圧監視回路RC1の入力端子には抵抗R3の両端電圧が印加される(電圧監視回路RC1の入力端子の入力電圧が、ハイレベルとなる)。このとき、電圧監視回路RC1の出力端子の電圧レベルはローレベルに維持され、短絡検知回路222は、出力端子2222からローレベルの信号を出力する。一方、電線31,32間に短絡が発生して、コンデンサC0の両端電圧が低下すると、トランジスタTR1がオフされ、電圧監視回路RC1の入力端子の入力電圧がローレベルとなる。これにより、電圧監視回路RC1の出力端子の電圧レベルがハイレベルとなり、短絡検知回路222は、出力端子2222からハイレベルの信号を出力する。制御部24は、短絡検知回路222からハイレベルの信号を受け取ると、電線31,32間に短絡が発生していると判断する。
なお、電圧監視回路RC1は必ずしも必要ではなく、トランジスタTR1のエミッタが短絡検知回路222の出力端子2222に電気的に直接接続されていてもよい。この場合、抵抗R13の両端電圧が、出力端子2222に印加されることになる。したがってこの場合、制御部24は、短絡検知回路222からローレベルの信号を受け取ると、電線31,32間に短絡が発生していると判断する。
図4に、短絡検知回路222の第2具体例を示す。
第2具体例の短絡検知回路222は、抵抗R21,R22,R23,R24,R25と、コンデンサC10と、オペアンプOP1と、定電圧源VS2と、を備えている。短絡検知回路222の入力端子2221と接地端子2223との間に、抵抗R21,R22の直列回路(分圧回路)が電気的に接続されている。コンデンサC10が、抵抗R22の両端間に電気的に接続されている。また、抵抗R21,R22の接続点に、オペアンプOP1の反転入力端子が接続されている。オペアンプOP1の非反転入力端子には、抵抗R25を介して定電圧源VS2が電気的に接続されている。また、オペアンプOP1の非反転入力端子は、抵抗R23,R24の直列回路を介して接地端子2223に電気的に接続されている。オペアンプOP1の出力端子は、短絡検知回路222の出力端子2222に電気的に接続されている。
コンデンサC0の両端電圧が閾値Vth以上の場合、オペアンプOP1の反転入力端子の入力電圧のレベルが、非反転入力端子の入力電圧のレベルよりも高くなる。したがって、オペアンプOP1の出力端子の電圧レベルがローレベルとなり、短絡検知回路222は、出力端子2222からローレベルの信号を出力する。一方、電線31,32間に短絡が発生して、コンデンサC0の両端電圧が低下すると、オペアンプOP1の反転入力端子の入力電圧のレベルが、非反転入力端子の入力電圧のレベルよりも低くなる。これにより、オペアンプOPの出力端子の電圧レベルがハイレベルとなり、短絡検知回路222は、出力端子2222からハイレベルの信号を出力する。制御部24は、短絡検知回路222からハイレベルの信号を受け取ると、電線31,32間に短絡が発生していると判断する。
図4に示すように、短絡検知回路222の出力端子2222に、ノイズによる誤動作を防止するためのコンデンサC20を接続してもよい。
なお、短絡検知回路222の回路構成は、上記の具体例に限られない。短絡検知回路222は、入力端子2221の入力電圧(コンデンサC0の両端電圧)が閾値Vthよりも小さくなったときに、短絡が発生したことを通知する信号を出力できるものであればよい。
図2に示すように、検知部23は、1または複数のセンサを備える。本実施形態では、検知部23は、第1のセンサ231、第2のセンサ232、及び第3のセンサ233を備える。
第1のセンサ231は、温度センサであり、例えばサーミスタを備える。第1のセンサ231は、制御部24から指令を受けると、計測した周囲の温度を制御部24に出力する。
第2のセンサ232は、煙センサである。第2のセンサ232は、例えばLEDなどの発光素子と、フォトダイオードなどの受光素子とを備える。発光素子と受光素子とは、受光素子の受光面の位置が、発光素子からの光の光軸上から外れるように、配置されている。第2のセンサ232が配置された空間に煙がない場合、発光素子からの光は受光素子の受光面にはほとんど到達しない。一方、第2のセンサ232が配置された空間に煙が流入すると、発光素子からの光が煙によって散乱され、散乱された光の一部が受光素子に到達する。第2のセンサ232は、制御部24から指令を受けると、受光素子で受光した光量を制御部24に出力する。
第3のセンサ233は、一酸化炭素センサであり、例えば電気化学センサである。電気化学センサは、触媒を備える検知極と、検知極に向かい合う対極と、検知極と対極とに挟まれるイオン伝導体とを備える。このセンサは、空気中の水蒸気と一酸化炭素とが検知極の触媒で反応することにより、検知極と対極との間で電荷の移動が生じる。第3のセンサ233は、制御部24から指令を受けると、検知極と対極との間の電荷の移動量を、制御部24に出力する。
制御部24は、例えばマイクロコンピュータで構成され、マイクロコンピュータが有するメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。なお、プログラムは、マイクロコンピュータのメモリに予め書き込まれていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記憶されて提供されてもよいし、インターネットのような電気通信回線を通して提供されてもよい。
制御部24は、コンデンサC1に接続されており、コンデンサC1の両端電圧により動作する(コンデンサC1に蓄積された電荷によって動作する)。制御部24は、特定事象の発生の有無を検知するための定常動作を、繰り返し行う。本実施形態では、特定事象は火災である。すなわち、制御部24は、火災の発生の有無を検知する検知動作を繰り返し行う。制御部24は、検知部23に指令を送り、その応答として検知部23から受け取った情報(温度、光量、移動電荷量)を基に、火災の発生の有無を判断する。
制御部24は、定常動作において、温度検知動作と、煙検知動作と、一酸化炭素検知動作とのうちの少なくとも一つを行う。例えば、制御部24は、定常動作において、温度検知動作と煙検知動作とを続けて行う。
温度検知動作において、制御部24は、第1のセンサ(温度センサ)231に指令を送り、第1のセンサ231から温度を受け取り、受け取った温度と所定の閾値を比較する。
煙検知動作において、制御部24は、第2のセンサ(煙センサ)232に指令を送り、第2のセンサ232から光量を受け取り、受け取った光量と所定の閾値とを比較する。
一酸化炭素検知動作において、制御部24は、第3のセンサ(一酸化炭素センサ)233に指令を送り、第3のセンサ233から移動電荷量を受け取り、受け取った移動電荷量と所定の閾値を比較する。
制御部24は、定常動作において、第1〜第3のセンサ231〜233の何れかから受け取った量が、対応する閾値よりも大きい場合、火災が発生していると判断する。なお、制御部24は、複数種類のセンサから受け取った量の組み合わせに基づいて火災の発生を判断してもよい。また、制御部24は、1つのセンサから連続して得られた複数の値から得られる値(平均値、中央値など)を、対応する閾値と比較してもよい。
制御部24は、火災が発生していると判断すると、予め設けられた報知部(発光ダイオードなど)を点灯させて、火災の発生を報知する。また、制御部24は、火災が発生していると判断すると、送受信部25を介して親機10に火災報を通知する。なお、上述のように送受信部25の構成は特に限定されず、例えば電線31,32を流れる電流を変化させることで火災報を送信する構成であってもよいし、無線信号を送信する構成であってもよい。
また、制御部24は、短絡検知回路222から短絡が発生したことを通知する信号を受け取ると、リレー駆動部SW1を動作させてリレー221の接点部2211を開く。また、制御部24は、親機10からリレー221の接点部2211を閉じる指令を受けると、リレー駆動部SW1を動作させてリレー221の接点部2211を閉じる。
次に、図1,図5を参照して、感知器20A,20B間の電線312,322間に短絡が発生したときの警報システム100の動作について、説明する。図5は、感知器20Aの第1電圧V1,第2電圧V2,第3電圧V3の時間変化を示す。
短絡が発生していない通常時、感知器20A,20B,20Cのリレー221の接点部2211は何れも閉じられており、電線31,32間には印加部11からの電圧Vi(直流24V)が印加されている。
電線312,322間に短絡が発生する(t0)と、電線31,32間の電圧が低下し、各感知器20A、20B,20CのコンデンサC0の両端電圧(第1電圧V1)が低下する。各感知器20A,20B,20Cでは、コンデンサC0の両端電圧が閾値Vthまで低下した(t1)ことを検知すると、リレー221の接点部2211を開く。このとき、各感知器20では、リレー221が動作すると、リレー221の動作によってコンデンサC1,C2に蓄積されている電荷が消費され、第2電圧V2、第3電圧V3が低下する。また、親機10は、電線31,32間の電圧の低下を検知して、印加部11からの電圧Viの印加を停止する。感知器20では、制御部24の動作によって、コンデンサC1に蓄積されている電荷が徐々に減少し、第2電圧V2が低下する(t1〜t2)。
続いて、親機10は、短絡箇所を特定するために、印加部11からの電圧Viの印加を再開する。これにより、感知器20Aでは、コンデンサC0,C1,C2が充電されて、第1〜第3電圧V1〜V3が増加する(t2)。なお、感知器20Aのリレー221の接点部2211が開かれているため、感知器20B,20CのコンデンサC0,C1,C2は充電されない。
続いて親機10は、感知器20Aに、リレー221の接点部2211を閉じる指令を送信する。感知器20Aは、この指令に応じて、リレー221の接点部2211を閉じる(t11)。このとき、リレー221の動作によって、コンデンサC1,C2に蓄積されている電荷が消費され、第2電圧V2、第3電圧V3が低下する。
今、電線312,322間に短絡が発生しているため、感知器20Aのリレー221の接点部2211が閉じると、高電位側の電線31と低電位側の電線32とが導通し、電線31,32間の電圧が低下する。これにより、親機10は、短絡箇所が感知器20Aと感知器20Bとの間の電線311,321間であることを特定する。
感知器20Aのリレー221の接点部2211が閉じた状態では、高電位側の電線31と低電位側の電線32とが導通するため、感知器20AのコンデンサC0の両端電圧(第1電圧V1)が低下する。また、感知器20Aでは、制御部24の動作によって、コンデンサC1に蓄積されている電荷が徐々に減少し、第2電圧V2が低下する(t11〜t12)。
感知器20Aは、コンデンサC0の両端電圧(第1電圧V1)が閾値Vthまで低下すると、電線31,32間で短絡が発生していると判断し、リレー221の接点部2211を開く動作を行う(t12)。このとき、リレー221の動作によって、コンデンサC1,C2に蓄積されている電荷が消費され、第2電圧V2、第3電圧V3がさらに低下する。
感知器20Aのリレー221の接点部2211が開く(t13)と、電線312,322間の短絡箇所は親機10から電気的に切り離されることになる。したがって、この後は、短絡箇所(電線312,322)を親機10から切り離した状態で、感知器20Aを親機10からの電圧Viによって動作させることができる。
なお、短絡発生箇所が、感知器20B,20C間の電線313,323間である場合、親機10からの指令に応じて感知器20Aがリレー221の接点部2211を閉じても、高電位側の電線31と低電位側の電線32とは導通しない。これにより、親機10は、短絡箇所が、感知器20Aと感知器20Bとの間の電線311,321間でないことを特定することができる。その後、親機10は、感知器20Aのリレー221の接点部2211を閉じたまま、感知器20Bに、リレー221の接点部2211を閉じる指令を送信する。今、電線313,323間に短絡が発生しているため、感知器20Bのリレー221の接点部2211が閉じると、高電位側の電線31と低電位側の電線32とが導通し、電線31,32間の電圧が低下する。これにより、親機10は、短絡箇所が感知器20Bと感知器20Cとの間の電線313,323間であることを特定できる。この後、感知器20Bのリレー221の接点部2211を開いた状態で維持すれば、短絡箇所(電線313,323)は親機10から切り離されるので、感知器20A,20Bを親機10からの電圧Viによって動作させることができる。
ここで、上述のように、感知器20は、コンデンサC1,C2に蓄積された電荷を消費して、リレー221を動作させる。特に、本実施形態の警報システム100のように、複数の感知器20が直列に接続されていて短絡箇所の特定動作が必要な場合、リレー221の接点部2211を続けて2回動作させる(閉じた後、開く)必要がある(図5のt11,t12)。また、電線31,32間に短絡が発生している場合、電線31,32間の電圧が低下しているので、電線31,32間の電圧によってコンデンサC1,C2を充電することができない。このため、コンデンサC1,C2で、リレー221の接点部2211を2回動作させるのに必要な電荷を確保する必要がある。
さらに、短絡が発生しているときには、制御部24は、コンデンサC1に蓄積された電荷により動作する。このため、短絡が発生しているときに制御部24の定常動作によってコンデンサC1の電荷量が減少すると、コンデンサC1,C2に蓄積された電荷量が少なくなり、リレー221の接点部2211を開くことができなくなる可能性がある。例えば、図5の破線に示すように、短絡が発生している状態でリレー221の接点部2211を閉じたまま維持していると、制御部24の定常動作によってコンデンサC1の電荷量が減少して(t22)、リレー221の接点部2211を開くことができなくなる可能性がある。また、これを防ぐために、コンデンサC1の容量を大きくすると、電源回路21が大型化してしまうという懸念がある。
これに対し、本実施形態の感知器20の制御部24は、短絡検知回路222で短絡の発生を検知すると、短絡を検知した後の最初の定常動作よりも前に、リレー221の接点部2211を開く(オフする)動作を行う。これにより、コンデンサC1の容量を増加させることなく、リレー221の接点部2211を開くことができる。この感知器20の動作について、図6を参照して説明する。
まず、感知器20は、短絡検知回路222でコンデンサC0の両端電圧を閾値Vthと比較する事で、電線31,32間に短絡が発生しているかどうかを判断する短絡検知動作を行う(S1)。短絡の発生が検知されない場合(S2;No)、感知器20は、火災の発生を検知するための定常動作を行う(S3)。定常動作において、火災の発生が検知されない場合(S4;No)、ステップS1に戻る。感知器20は、通常時、このサイクルを繰り返して行う。
一方、火災の発生が検知された場合(S4;Yes)、感知器20は、上記の報知部を動作させ(S5)、親機10に火災報を通知する(S6)。
また、短絡検知動作において短絡の発生が検知された場合(S2;Yes)、感知器20は、次の定常動作を行うことなく、リレー駆動部SW1を動作させて、リレー221の接点部2211を開く(S7)。
これにより、制御部24が定常動作でコンデンサC1,C2の電荷を消費する前に、リレー221の接点部2211が開かれるので、コンデンサC1,C2の電荷量の不足によってリレー221の接点部2211を開けなくなる可能性を、低減することができる。また、コンデンサC1の容量を大きくすることなく、リレー221の接点部2211を開くための電荷を確保することができる。
また、本実施形態の感知器20は、コンデンサC1に蓄積された電荷によって充電されるコンデンサC2を備えており、リレー221は、短絡が発生している時、コンデンサC1,C2に蓄積された電荷を消費して動作する。これによって、リレー221の動作電圧をコンデンサC2によっても確保することが可能となり、コンデンサC1,C2の電荷量の不足によりリレー221の接点部2211を開けなくなる可能性を、さらに低減することができる。
(2)変形例
上記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計などに応じて種々の変更が可能である。
リレー221は、2巻線型のラッチングリレーに限られず、1巻線型のラッチングリレーや、ノーマリオープン型のリレーであってもよい。リレー221がノーマリオープン形のリレーの場合、リレーの動作時(開く動作、閉じる動作)には電荷を消費しないが、リレーを閉じた状態を維持するために電荷を消費する。このため、リレーを閉じた状態が維持されると、コンデンサC1に蓄積された電荷が制御部24の動作に必要な電荷量よりも小さくなるまでの時間が、短くなる。したがって、定常動作よりも先にリレーの接点部を開く動作を行うことで、制御部24の動作に消費される電荷量を増やすことができる。
リレー221の接点部2211は、高電位側の電線31に接続される端子(第1端子201、第3端子203)間ではなく、低電位側の電線32に接続される端子(第2端子202、第4端子204)間に接続されていてもよい。
コンデンサC2(第2の容量性素子)は、省略可能である。すなわち、リレー221は、コンデンサC1に蓄積された電荷を直接消費して動作してもよい。
第3端子203が、ダイオードを介して、電源回路21の入力端子(電源回路21の入力端子とダイオードD0のカソードとの接続点)に電気的に接続されていてもよい。このダイオードは、アノードが第3端子203に電気的に接続され、カソードが電源回路21の入力端子に電気的に接続される。この場合、例えば電線31A,32A間で短絡が発生したときに、親機10が第3及び第4端子203,204側から感知器20のコンデンサC0に電圧を印加することが可能となる。また短絡検知回路222は、電線31B,32B間で短絡が発生したときには、第1及び第2端子201,202間の電圧で動作することができ、電線31A,32A間で短絡が発生したときでも、第3及び第4端子203,204間の電圧で動作することができる。すなわち短絡検知回路222は、一対の第1電線31A,32A間の短絡の発生を検知する第1短絡検知回路と、一対の第2電線31B,32B間の短絡の発生を検知する第2短絡検知回路と、の機能を兼ねており、電線31,32からの電圧で動作することができる。
(3)態様
以上説明したように、第1の態様に係る感知器20は、第1〜第4端子201〜204と、リレー221と、接続部205と、電圧生成回路211と、容量性素子(コンデンサC1)と、短絡検知回路222と、制御部24と、を備える。第1及び第2端子201,202は、一対の第1電線31A,32Aにそれぞれ電気的に接続され、一対の第1電線31A,32A間に印加される印加電圧を受ける。第3及び第4端子201,204は、一対の第2電線31B,32Bにそれぞれ電気的に接続される。リレー221は、第1端子201と第3端子203との間に電気的に接続される接点部2211を有し、第1端子201と第3端子203との間の電路を開閉する。接続部205は、第2端子202と第4端子204とを電気的に接続する。電圧生成回路211は、印加電圧から動作電圧を生成する。容量性素子(コンデンサC1)は、電圧生成回路211に電気的に接続され、動作電圧によって充電される。短絡検知回路222は、一対の第2電線31B,32B間の短絡の発生を検知する。制御部24は、容量性素子(コンデンサC1)に蓄積された電荷によって動作する。制御部24は、特定事象の発生の有無を検知するための定常動作を繰り返し行い、短絡検知回路222で短絡の発生が検知されたときにリレー221の接点部2211を開く。リレー221は、短絡が発生している時、容量性素子(コンデンサC1)に蓄積された電荷を消費して動作する。制御部24は、短絡検知回路222で短絡の発生が検知されると、短絡の発生を検知した後の最初の定常動作よりも前に、リレー221の接点部2211を開く。
この構成によれば、短絡検知回路222で短絡の発生が検知されると、制御部24の定常動作よりも前に、リレー221の接点部2211が開かれる。したがって、容量性素子(コンデンサC1)の容量を大きくすることなくリレー221が動作する際の電荷を確保できるので、電源回路21の容量性素子(コンデンサC1)を小さくすることが可能となる。
第2の態様に係る感知器20は、第1の態様において、検知対象を検知するよう構成されるセンサ(第1〜第3のセンサ231〜233)をさらに備える。定常動作は、センサで検知された検知対象に基づき、特定事象が発生しているかを判定するための検知動作を含む。
この構成によれば、感知器20は、短絡検知回路222で短絡の発生が検知されると、センサを用いた定常動作を行うよりも前に、リレー221の接点部2211を開く。したがって、リレー221が動作する際の電荷を確保するために、容量性素子(コンデンサC1)の容量を大きくする必要がなくなり、電源回路21の容量性素子(コンデンサC1)を小さくすることが可能となる。
第3の態様に係る感知器20は、第2の態様において、特定事象は火災である。検知動作は、熱検知動作と、煙検知動作と、一酸化炭素検知動作と、のうちの少なくとも一つを含む。熱検知動作では、感知器20は、センサとしての温度センサ(第1のセンサ231)で検知された温度が、閾値を超えているかを判定する。煙検知動作では、感知器20は、センサとしての煙センサ(第2のセンサ232)で検知された空気中の煙の濃度が、閾値を超えているかを判定する。一酸化炭素検知動作では、感知器20は、センサとしての一酸化炭素センサ(第3のセンサ233)で検知された空気中の一酸化炭素の濃度が、閾値を超えているかを判定する。
この構成によれば、感知器20は、特定事象としての火災の発生を検知する事ができる。
第4の態様に係る感知器20は、第1〜第3の何れかの態様において、第2の容量性素子(コンデンサC2)をさらに備える。第2の容量性素子(コンデンサC2)は、第1の容量性素子(コンデンサC1)に蓄積された電荷によって充電される。リレー221は、短絡が発生している時、第1の容量性素子(コンデンサC1)に蓄積された電荷及び第2の容量性素子(コンデンサC2)に蓄積された電荷を消費して動作する。
この構成によれば、リレー221の動作電圧を第2の容量性素子で確保することが可能となり、リレー221の接点部2211を開けなくなる可能性を低減することができる。
第5の態様に係る感知器20は、第1〜第4の何れかの態様において、短絡検知回路222は、第1短絡検知回路と第2短絡検知回路とを備える。第1短絡検知回路は、一対の第1電線31A,32A間の短絡の発生を検知する。第2短絡検知回路は、一対の第2電線31B,32B間の前記短絡の発生を検知する。
この構成によれば、短絡検知回路222は、第1及び第2端子201,202側での短絡の発生と、第3及び第4端子203,204側の短絡の発生の、両方を検知する事ができる。
第6の態様に係るアイソレータ22は、第1〜第5の何れかの態様の感知器20に内蔵され、少なくともリレー221及び短絡検知回路222を備える。
この構成によれば、感知器20に内蔵されて容量の小さな容量性素子で動作することが可能なアイソレータを提供することができる。
第7の態様に係る警報システム100は、第1〜第5の何れかの態様の感知器20(20A,20B,20C)を複数備え、親機10をさらに備える。複数の感知器20は、一の感知器の第3及び第4端子203,204に接続される一対の第2電線31B,32Bが、別の感知器の第1及び第2端子201,202に接続される一対の第1電線31A,32Aにそれぞれ接続されて、電気的に直列に接続されている。親機10は、印加部11を備える。印加部11は、電気的に直列に接続される複数の感知器20のうちの第1端の感知器20Aの第1及び第2端子201,202に電気的に接続される一対の第1電線311,321に、電気的に接続される。印加部11は、この一対の第1電線311,321間に印加電圧を印加する。
この構成によれば、複数の感知器20を直列に接続した警報システム100を実現できる。また、複数の感知器20を接続する電線31,32間で短絡が発生したときに、短絡発生箇所よりも親機10側の感知器20を、動作させ続けることができる。
第8の態様に係る警報システム100は、第7の態様において、印加部11は、さらに、直列に接続された複数の感知器20のうち第1端と反対の第2端の感知器20Cの第3及び第4端子203,204に電気的に接続される一対の第2電線314,324に電気的に接続される。印加部11は、この一対の第2電線314,324間に印加電圧を印加する。
この構成によれば、親機10の印加部11は、直列に接続された複数の感知器20の両側から、印加電圧を供給することができる。この構成において、各感知器20は、第1端子201と電圧生成回路211の入力端子との間に電気的に接続され、第1端子201側から電圧生成回路211側へ電流を流すダイオードD0を備えてもよい。各感知器20は、さらに、第3端子203と電圧生成回路211の入力端子との間に電気的に接続され、第3端子203側から電圧生成回路211側へ電流を流すダイオードを備えてもよい。
10 親機
100 警報システム
20 感知器
201 第1端子
202 第2端子
203 第3端子
204 第4端子
205 接続部
211 電圧生成回路
221 リレー
2211 接点部
222 短絡検知回路
231 第1のセンサ
232 第2のセンサ
233 第3のセンサ
24 制御部
31A,32A 一対の第1電線
31B,32B 一対の第2電線
C1 コンデンサ(第1の容量性素子)
C2 コンデンサ(第2の容量性素子)

Claims (8)

  1. 一対の第1電線にそれぞれ電気的に接続され、前記一対の第1電線間に印加される印加電圧を受ける、第1端子及び第2端子と、
    一対の第2電線にそれぞれ電気的に接続される、第3端子及び第4端子と、
    前記第1端子と前記第3端子との間に電気的に接続される接点部を有し、前記第1端子と前記第3端子との間の電路を開閉するリレーと、
    前記第2端子と前記第4端子とを電気的に接続する接続部と、
    前記印加電圧から動作電圧を生成する電圧生成回路と、
    前記電圧生成回路に電気的に接続され、前記動作電圧によって充電される容量性素子と、
    前記一対の第2電線間の短絡の発生を検知する短絡検知回路と、
    前記容量性素子に蓄積された電荷によって動作し、特定事象の発生の有無を検知するための定常動作を繰り返し行い、前記短絡検知回路で前記短絡の発生が検知されたときに前記リレーの前記接点部を開く制御部と、
    を備え、
    前記リレーは、前記短絡が発生している時、前記容量性素子に蓄積された電荷を消費して動作し、
    前記制御部は、前記短絡検知回路で前記短絡の発生が検知されると、前記短絡の発生を検知した後の最初の前記定常動作よりも前に、前記リレーの前記接点部を開く
    感知器。
  2. 検知対象を検知するよう構成されるセンサをさらに備え、
    前記定常動作は、前記センサで検知された前記検知対象に基づき、前記特定事象が発生しているかを判定するための検知動作を含む
    請求項1記載の感知器。
  3. 前記特定事象は火災であって、
    前記検知動作は、
    前記センサとしての温度センサで検知された温度が、閾値を超えているかを判定する熱検知動作と、
    前記センサとしての煙センサで検知された空気中の煙の濃度が、閾値を超えているかを判定する煙検知動作と、
    前記センサとしての一酸化炭素センサで検知された空気中の一酸化炭素の濃度が、閾値を超えているかを判定する一酸化炭素検知動作と、
    のうちの少なくとも一つを含む
    請求項2記載の感知器。
  4. 前記容量性素子は第1の容量性素子であり、
    前記感知器は第2の容量性素子をさらに備え、
    前記第2の容量性素子は、前記第1の容量性素子に蓄積された電荷によって充電され、
    前記リレーは、前記短絡が発生している時、前記第1の容量性素子に蓄積された電荷及び前記第2の容量性素子に蓄積された電荷を消費して動作する
    請求項1〜3の何れか一項に記載の感知器。
  5. 前記短絡検知回路は、前記一対の第1電線間の短絡の発生を検知する第1短絡検知回路と、前記一対の第2電線間の前記短絡の発生を検知する第2短絡検知回路と、を備える
    請求項1〜4の何れか一項に記載の感知器。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の感知器に内蔵されるよう構成され、少なくとも前記リレー及び前記短絡検知回路を備える
    アイソレータ。
  7. 請求項1〜5の何れか一項に記載の感知器を複数備え、
    親機をさらに備え、
    前記複数の感知器は、一の感知器の前記第3端子及び前記第4端子に接続される前記一対の第2電線が、別の感知器の前記第1端子及び前記第2端子に接続される前記一対の第1電線にそれぞれ接続されることで、電気的に直列に接続されており、
    前記親機は、電気的に直列に接続される前記複数の感知器のうちの第1端の感知器の前記第1端子及び前記第2端子に電気的に接続される前記一対の第1電線に、電気的に接続され、この一対の第1電線間に前記印加電圧を印加する印加部を備える
    警報システム。
  8. 前記印加部は、さらに、直列に接続された前記複数の感知器のうち前記第1端と反対の第2端の感知器の前記第3端子及び前記第4端子に電気的に接続される前記一対の第2電線に電気的に接続され、この一対の第2電線間に前記印加電圧を印加する
    請求項7記載の警報システム。
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