JPH08185028A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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Publication number
JPH08185028A
JPH08185028A JP6328230A JP32823094A JPH08185028A JP H08185028 A JPH08185028 A JP H08185028A JP 6328230 A JP6328230 A JP 6328230A JP 32823094 A JP32823094 A JP 32823094A JP H08185028 A JPH08185028 A JP H08185028A
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JP
Japan
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toner
cartridge
replenishing
toner cartridge
replenishing port
Prior art date
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Pending
Application number
JP6328230A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Yoshiki
吉木  茂
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トナー収容機能とトナー定量補給機能を備え、
しかも設置位置のレイアウト自由度が高く、さらに構成
が簡単で廉価なトナーカートリッジを提供する。 【構成】トナーカートリッジ1はトナー補給部材8のト
ナー掻きだし量がトナー補給口6の開口面積に規制され
るトナー排出量よりも多くなるように設定することで、
トナー補給口6の開口面積によってトナー補給量が決定
できる。そして、トナー補給量が所定量になるように、
回転軸7の回転に応じたトナー補給口6の開口面積の大
きさを決める。このように設定したトナーカートリッジ
1は、通常補給のときトナー補給部材8で掻きだすトナ
ー量がトナー補給口6の開口面積に規制されてそれに応
じた定量のトナーの補給することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ本体内に
現像装置に補給するトナーが収容され、画像形成装置本
体に着脱可能に装着される、プリンタ、複写機、ファク
シミリ等の画像形成装置に用いられるトナーカートリッ
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式のトナーカートリッジは知られ
ており、補給するトナーが無くなると新しいカートリッ
ジと交換している。この種のトナーカートリッジは機能
的に分類すると、次の如くに分けられる。
【0003】(1)トナーを収容するのみで、交換時に
収容しているトナーをすべてトナーホッパーに供給する
もの、例えばトナー袋、箱形のトナーカートリッジであ
る。
【0004】(2)トナー収容機能と、機械本体にセッ
トされた状態でトナーホッパーに順次トナーを補給する
簡単な補給機構を持つもの、アジテータ付トナーカート
リッジ、スクリュータイプのトナーボトルである。
【0005】以上、(1),(2)のタイプがトナーカ
ートリッジの代表的なものであり、さらに厳密にはトナ
ーカートリッジと言えないが、トナー収容機能とトナー
定量補給機能を有するトナーホッパーと現像装置とが1
つのユニットとして構成され、現像ユニットごと交換す
るものも公知である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した(1)のトナ
ーカートリッジは、一般に手動での容器の開封動作が必
要となり、また現像装置本体へのトナー補給時にトナー
飛散しやすい。箱形のトナーカートリッジは、操作性の
面ではある程度改善されているが、トナーカートリッジ
をセットするスペースが機械本体に必要となり、機械が
大きくなってしまう。このスペースは、セット時にはト
ナーはトナーホッパ内に収容され、トナーカートリッジ
内は空となっているので、実質的にはトナーカートリッ
ジのための無駄な空間を設けていることになる。
【0007】上記した(2)のトナーカートリッジは、
トナー定量補給機能を持たないため、機械本体にトナー
を定量補給するトナーホッパが必要となり、機械本体が
コスト高であった。この種のトナーカートリッジである
アジテータ付カートリッジには実開昭61−15796
2号公報に記載されているようなアジテータに搬送機能
を設けたものも知られているが、このトナーカートリッ
ジも補給口からのトナー定量補給機能は設けておらず、
トナーホッパを機械本体に設ける必要があり、コスト高
となる。
【0008】また、トナーがなくなると、現像ユニット
ごと交換するものがあり、この種の現像ユニットではト
ナーマガジンと現像装置と一体なのでコスト高である。
また、このユニットタイプのトナーカートリッジには補
給口を端部に設けたものも知られているが、内部にスク
リューを複数設けたり、撹拌部材と補給部材を別個に設
けたりしていたためコスト高であった。またスクリュー
1本のみの構成のものも知られているが、構成上トナー
のブロッキングを起こしやすい。スクリュータイプのト
ナーボトルには簡単な構成で定量補給機構を持っている
ものが知られているが、補給ローラ等による補給に比べ
るとトナー補給量が安定しにくい。また円筒の側面から
トナーを落下によって補給しているため、現像器のトナ
ー補給口の真上にトナーカートリッジをセットする必要
があり、機械本体のトナーカートリッジ設置位置に制約
があった。
【0009】本発明は、上記した従来の不具合を解消
し、トナー収容機能とトナー定量補給機能を備え、しか
も設置位置のレイアウト自由度が高く、さらに構成が簡
単で廉価なトナーカートリッジを提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、カートリッジ本体内に現像装置に補給する
トナーが収容され、画像形成装置本体に着脱可能に装着
されるトナーカートリッジにおいて、前記カートリッジ
本体の長手方向一端側に設けられたトナー補給口と、ト
ナーを掻きだして該トナー補給口からトナーを排出する
トナー補給部材と、該トナー補給部材を回転する回転駆
動部材とを有し、前記トナー補給部材のトナー掻きだし
量がトナー補給口の開口面積により規制されるトナー排
出量より多く設定されていることを特徴としている。
【0011】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に、カートリッジ本体内に現像装置に補給するトナーが
収容され、画像形成装置本体に着脱可能に装着されるト
ナーカートリッジにおいて、前記カートリッジ本体の長
手方向一端側に設けられたトナー補給口と、該トナー補
給口からトナーを排出するトナー補給部材と、前記カー
トリッジ本体内に収容されたトナーをほぐしつつ前記補
給口に向けて搬送するほぐし搬送部材と、前記トナー補
給部材とほぐし搬送部材とを回転する回転駆動部材とを
有することを特徴としている。
【0012】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記補給口が前記カートリッジ本体の長手方向
一端面の近傍であって、前記回転駆動部材の回転軸と平
行な側面に形成されていることを特徴としている。
【0013】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記補給口が複数の小孔が形成されていること
を特徴としている。
【0014】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記カートリッジ本体の前記補給口を設けた部
分が薄肉に形成されていることを特徴としている。
【0015】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記補給部材の先端に可撓性を有する可撓性板
材が設けられ、該可撓性板材が前記補給口の内壁に撓み
摺接されることを特徴としている。
【0016】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記ほぐし搬送部材が、前記回転駆動部材に固
定された複数のアーム部材と、該アームの各先端を結ぶ
ように設けられた羽根状部材とを有し、該羽根状部材が
一端部から他端部にかけて前記回転駆動部材を中心に捩
じられて設けられていることを特徴としている。
【0017】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記羽根状部材が連続した一枚の可撓性を有す
る材料からなることを特徴としている。
【0018】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記前記羽根状部材が前記カートリッジ本体の
少なくとも底部領域の内壁に撓み摺接されることを特徴
としている。
【0019】
【作用】上記構成によれば、カートリッジ本体の長手方
向一端側に設けられたトナー補給口と、トナーを掻きだ
して該トナー補給口からトナーを排出するトナー補給部
材と、該トナー補給部材を回転する回転駆動部材とを有
し、トナー補給部材のトナー掻きだし量がトナー補給口
の開口面積により規制されるトナー排出量より多く設定
されているので、トナーカートリッジから画像形成装置
に定量的なトナー補給ができ、画像形成装置本体にトナ
ーホッパを必要としない低コストの画像形成装置が提供
することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例に添付図面に従って説
明する。
【0021】図1は、本発明に係るトナーカートリッジ
の一実施例を示す外観斜視図、図2はそのトナーカート
リッジの分解斜視図である。
【0022】図1及び図2において、トナーカートリッ
ジ1は円筒体3と、その円筒体3の前後に設けられた前
フランジ4及び後フランジ5とからなるカートリッジ本
体を有し、カートリッジ本体内に後述する現像装置20
に補給するトナーが収容されている。本実施例のトナー
カートリッジ1は、前フランジ4にトナー補給口6が形
成され、カートリッジ本体内には回転駆動部材としての
回転軸7にトナー補給部材8と、トナーをほぐしながら
トナー補給口6に向けて搬送するほぐし搬送部材9が設
けられている。また、回転軸7の一端は前フランジ4の
内面側に設けられた軸受部(図示せず)に回転自在に支
承され、回転軸7の他端側は後フランジ5の中心に形成
された軸受孔10を貫通し、その端部に画像形成装置の
メインモータ(図示せず)と駆動連結されるカップリン
グ11が設けられている。なお、回転軸7の回転駆動は
図示していないクラッチを介してカップリング11から
伝達される。
【0023】回転軸7の一端に固定されているトナー補
給部材8は、回転軸7に対し対称的に2本の腕12が設
けられおり、そして腕12の先端側部が折り曲げられ、
その折り曲げ部分に前フランジ4の内面に摺接するマイ
ラ(商品名)等の可撓性材料から成る可撓性板材13が
貼着等により取り付けられている。また、トナー補給口
6は前フランジ4の中心から周縁側にずれた位置に形成
され、その開口面積は後で詳述するように、所定の補給
量が確保できる大きさに形成されている。上記可撓性板
材13の幅h1は、トナー補給口6の横幅h2よりも若
干広く、トナー補給部材8が回転したとき可撓性板材1
3とトナー補給口6とが重なる、すなわち可撓性板材1
3の幅h1内にトナー補給口6の横幅h2が納まる位置
にトナー補給口6と可撓性板材13のそれぞれが設けら
れている。
【0024】上記ほぐし搬送部材9は、回転軸7に立設
された複数のアーム部材14と、各アーム部材14の先
端に跨って設けられた梁部材15と、該梁部材15にカ
ートリッジ本体2の内面に摺接するマイラ(商品名)等
の可撓性材料から成る羽根状板材16が貼着等により取
り付けられている。このほぐし搬送部材9は、回転軸7
の軸線に対しアーム部材14が僅かずつ角度をずらして
設けられ、よって梁部材15が回転軸7を中心に捩じら
れて取り付けられている。この捩じりにより、ほぐし搬
送部材9には回転軸7が所定方向に回転することでトナ
ーをトナー補給口6側に搬送する搬送機能が与えられて
いる。従って、ほぐし搬送部材9はトナーをトナー補給
口6側に適度に寄せていくとともに、カートリッジ内の
トナーの凝集を防止することができる。
【0025】上記構成のトナーカートリッジ1からトナ
ーが補給される現像装置20は、図3ないし図5に示す
ように、図示していない像担持体と対向配置された現像
ローラ21と、該現像ローラ21にトナーカートリッジ
1から補給されたトナーを撹拌しながら搬送する撹拌ス
クリュー22,23とを有し、撹拌スクリュー22,2
3は互いに異なる方向に回転駆動される。また、撹拌ス
クリュー22,23の間には仕切板24が設けられ、仕
切板24は現像装置20のケーシング25と一体的に形
成されている。なお、現像装置20は2成分現像装置で
あって、トナーの消費されてもトナーとキャリアの比率
がほぼ一定になるように、トナーを適時補給する必要が
あり、本例では像担持体にPセンサパターンを形成し、
これをPセンサ(図示せず)で検知し、その検知信号に
より定量のトナーを補給している。
【0026】本実施例のトナーカートリッジ1は、撹拌
スクリュー23の上方がセット位置であり、そしてトナ
ーカートリッジ1は前フランジ4のトナー補給口6から
補給することにより、図4及び図5の点線で示す補給位
置Aにトナーを補給する。また、現像装置20は図5の
矢印で示す方向にトナーが搬送されるように撹拌スクリ
ュー22,23の回転方向が設定されており、補給位置
Aに補給されたトナーは撹拌スクリュー23で撹拌され
なから奥側まで搬送されて撹拌スクリュー22に受け渡
された後、現像ローラ21に供給される。従って、トナ
ーは補給位置Aから現像ローラ21までの間で充分に撹
拌され、撹拌不足による画像品質の低下が防止できる。
なお、現像に供せられなかったトナーは手前側で撹拌ス
クリュー23に受け渡される。
【0027】かく構成のトナーカートリッジ1は、図示
しない複写機本体のトナー補給モータの駆動をカップリ
ング11に受けると前フランジ4の端面に設けられたト
ナー補給口6よりトナー補給が行われる。このトナー補
給量について具体的に説明すると、例えば、A4サイズ
を1分間当たり15枚の複写能力を有する複写機の場
合、1枚当たり4秒であり、図6に示すように、スキャ
ナの往復時間が3秒要すとすると、トナー補給時間は1
秒間である。すなわち、回転軸7はメインモータと駆動
連結されているため、スキャナ作動時はその駆動がばら
つかないように同時駆動ができないので、トナー補給時
間は1秒間になってしまう。また、A4サイズの黒ベタ
では1秒間当たり0.6g、1分間で3.6gは消費す
るが、トナー補給量は黒ベタ画像を基準することはない
ので、例えばその10%程度の約11g/分程度の補給
量に設定する。
【0028】この場合、トナーカートリッジ1はトナー
補給部材8のトナー掻きだし量がトナー補給口6の開口
面積に規制されるトナー排出量よりも多くなるように設
定することで、トナー補給口6の開口面積によってトナ
ー補給量が決定できる。そこで、トナー補給量を約11
g/分程度になるように、回転軸7の回転に応じたトナ
ー補給口6の開口面積の大きさを決める。このように設
定したトナーカートリッジ1は、通常補給のときトナー
補給部材8で掻きだすトナー量がトナー補給口6の開口
面積に規制されてそれに応じた定量のトナーの補給する
ことができる。すなわち、図7に示すように、使い始め
からある期間の通常補給時では11g/分のほぼ一定の
トナー補給量が得られ、トナー補給量が約11g/分を
上回ることが防止される。よって、通常補給時では一定
量のトナー補給ができ、現像装置20にトナーの定量補
給を行うトナーホッパーが不用である。しかし、トナー
カートリッジ1内のトナー量が少なくなると、一定量の
トナー補給ができず通常補給時でなくなる。そして、ト
ナー補給量が徐々に減少して行き、回転軸7の回転して
もトナー濃度が所定濃度に達しないと、トナーカートリ
ッジ1が空になったと判断される。
【0029】かくして、トナーカートリッジ1は常にト
ナー補給量が一定量以下であり、それを上回ることがな
いので、トナー補給量過多によるトナー飛散が確実に防
止できる。また、トナー補給量が一定量より減少してし
まっても、トナー補給量の減少はその分トナー補給時間
が多少長くなるだけで、トナー飛散等の不具合を発生さ
せることがない。しかも、トナーカートリッジ1内のト
ナーが少なくなってもほぐし部材9のトナー搬送作用に
よってトナー補給口に付近に寄せられので、トナー補給
量が一定量より減少し始めるのはトナーカートリッジ1
内のトナーがかなり少なくなってからであり問題になら
ない。
【0030】また、回転軸7をトナー補給専用のモータ
で駆動するようにすれば、モータの作動タイミングに何
ら制限を受けことがなくなる。従って、トナー不足に直
ちに対応してトナーを補給することができるので、トナ
ーカートリッジ1のトナー補給量は4g/分程度でも充
分である。この場合、トナー濃度センサはトナー濃度を
直接検知するセンサ、例えば磁気センサ等を用いること
が好ましく、その設置位置も任意であるが、図4及び図
5の符号Bで示す撹拌スクリュー23の中央付近が補給
されたトナーを直ちに検知できるので好都合である。
【0031】図8及び図9は、本発明の他の実施例を示
すトナーカートリッジ1の斜視図及び分解斜視図で、本
実施例では前フランジ4の円筒側面に補給口6が設けら
れ、カートリッジ本体内には回転軸7にトナー補給部材
8と、トナーをほぐしながらトナー補給口6に向けて搬
送する2つのほぐし搬送部材9が設けられている。この
前フランジ4は、外ケース31と内ケース32の2重ケ
ースに構成されており、内ケース32が円筒体3に固定
され、外ケース31が内ケース32に回転可能に装着さ
れている。この場合、外ケース31と内ケース32とに
それぞれトナー補給口33,34が形成され、内ケース
32に立設した突起35が外ケース31の円弧状長孔3
6に嵌合されることにより、外ケース31の回転角度が
90°程度に規制されている。なお、符号37は外ケー
ス31を回転させるときの把持部、38,39は外ケー
ス31と内ケース32間からトナーの漏出を防止するた
めのシール部材である。
【0032】上記トナーカートリッジ1は、保管時に外
ケース31と内ケース32のトナー補給口33,34を
ずらしておくことでトナー漏れを防止し、使用時は図1
0及び図11に示すように、現像装置20の所定位置に
セット後、把持部37を介して外ケース31を回転さ
せ、内ケース32のトナー補給口34に外ケース31の
トナー補給口33を合わせれば、トナー補給が可能な状
態になる。
【0033】また、本実施例のトナーカートリッジ1か
らトナーが補給される現像装置20は、図12及び図1
3に示すように、構成は図4及び図5に示す装置と同様
であるが(同一部材には同一符号を付す)、撹拌スクリ
ュー23が前方に突出させて若干長く形成し、その突出
させた位置にトナー補給するように構成されている。
【0034】かく構成のトナーカートリッジ1は、図示
しない複写機本体のトナー補給モータの駆動をカップリ
ング11に受けると前フランジ4の側面に設けられたト
ナー補給口6よりトナー補給が行われる。この場合もト
ナー補給量が約11g/分程度になるように、回転軸7
の回転に応じたトナー補給口6の開口面積の大きさを決
定されている。
【0035】図8及び図9の実施例におけるトナー補給
部材8は、図14に示すように、先端に折り曲げ部12
aを形成した腕12であり、その折り曲げ部12aを前
フランジ4の内周面に摺接させてトナーを補給してい
る。また、ほぐし搬送部材9も図15に示すように、回
転軸7に立設された複数のアーム部材14と、各アーム
部材14の先端に跨って捩じられて設けられた梁部材1
5とで構成され、梁部材15が円筒体3の内周面に摺接
させてトナーをほぐしかつ搬送している。
【0036】上記折り曲げ部12a及び梁部材15は、
それぞれ前フランジ4及び円筒体3の内周面に摺接させ
るため寸法精度を高精度にする必要がある。そこで、ト
ナー補給部材8及びほぐし搬送部材9は図16及び図1
7に示すように、それぞれ折り曲げ部12a及び梁部材
15にマイラ等の可撓性部材13,16を貼着し、可撓
性部材13,16を前フランジ4及び円筒体3の内周面
に撓ませて摺接させるように構成すれば良い。この場
合、寸法精度が多少ラフでも可撓性部材13,16の前
フランジ4及び円筒体3内周面への摺接を確保できる。
【0037】図18は、本発明のさらに他の実施例を示
すトナーカートリッジ1の斜視図で、本例のトナーカー
トリッジ1はトナー補給口6が小孔40で構成されてい
る。トナー補給口6を小孔40にすると、トナー補給部
材8でトナーかき出すことによって、より安定した定量
補給性能が得られる。さらに、トナー補給口6が小孔4
0であると、振動等によるトナー漏れを大幅に軽減さ
れ、かき出し動作時のみ安定したトナー補給が行われる
という利点が得られる。
【0038】しかし、トナー補給口6が小孔40である
と、目詰まりが発生し易くなる問題があるので、トナー
補給口6を設けた部分を薄肉に形成する。トナー補給口
6を設けた部分を薄肉にするには、前フランジ4の当該
部を薄肉にしても良いが、このような加工はコスト高に
なってしまう。そこで、図19及び図20に示すよう
に、前フランジ4には適宜大きさの開口41を形成し、
そして、開口41を覆い可能な大きさで、適当数の小孔
40が形成されたマイラ等のフィルム材42を設ける。
そして、フィルム材42が開口41を覆うようにして例
えば両面テープで前フランジ4の外面に貼着している。
【0039】かく構成すれば、トナー補給口6が小孔4
0にしても目詰まりが発生しにくくなりきわめて有利で
ある。なお、トナー補給口6は小孔40の代わりに1つ
または複数のスリットで構成しても良く、小孔40とほ
ぼ同様に効果が得られる。
【0040】図21は、本発明のさらに他の実施例を示
す斜視図で、本例ではトナー補給口6が円筒体3に形成
されている。そして、トナーカートリッジ1内には図2
2に示すように、その両側にほぐし搬送部材9が設けら
れ、トナー補給部材8はそのほぐし搬送部材9間に設け
られている。この場合、トナー補給口6はできるだけト
ナーカートリッジ1の端部側に寄せて設けることが補給
位置から現像ローラ21までの間を長く取ることがで
き、トナーを撹拌する上で好ましい。
【0041】実施例6のトナーカートリッジは実施例5
のトナーカートリッジ5eと同様の構成で、アジテータ
のみ異なる。
【0042】図23は、トナー搬送部材8とほぐし搬送
部材9の変形例であり、トナー搬送部材8は図24に示
すように、回転軸7に対称的2個設けている。また、ほ
ぐし搬送部材9は図25に示すように、梁部材15に設
けられた羽根状部材16が1枚の羽根となっており、羽
根状部材16が1枚設けただけなので貼り付け工数が1
回のみとなり、生産性に優れたほぐし搬送部材9であ
る。
【0043】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明は上記実施例に限定されず各種改変で
きるものである。例えば、トナーカートリッジ1の形態
は円筒状のものが最も好ましいが、図26に示すよう
に、下部側だけが丸みを持った断面Uの字状のもの等で
もよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、簡単な構成で
安定したトナー定量補給機構をトナーカートリッジに付
設することができ、しかもトナーが補給される現像装置
にはトナー定量補給機構が不用になるので、画像形成装
置も小型で安価になる。
【0045】請求項2の構成によれば、カートリッジ内
のトナーをほぐしながら適度の搬送力でトナー補給口側
に搬送でき、しかも安定したトナーの定量補給ができる
トナーカートリッジを提供することができる。
【0046】請求項3の構成によれば、トナーを横にか
き出して補給するので現像装置の真上に設置する必要が
なく、レイアウトの自由度が大きい。現像部の長手方向
にトナーカートリッジを設置して直接トナー補給が可能
となる。
【0047】請求項4の構成によれば、安価な構成で安
定したトナーの定量補給が得られる。
【0048】請求項5の構成によれば、トナー補給口が
トナーによって目詰まりすることが防止できる。
【0049】請求項6の構成によれば、補給部材の回転
部先端を補給口の内壁に撓ませて摺接させることによ
り、安定したトナー補給が可能となる。
【0050】請求項7の構成によれば、ほぐし部材によ
ってトナーをほぐしながら補給部材に向けて搬送するの
で、トナーカートリッジ内のトナーを適度に撹拌して残
さずにトナー補給でき、トナーエンド時のトナー残量を
少なくすることができる。
【0051】請求項8の構成によれば、羽根部材の組み
付け工数が少なく、生産性に優れたほぐし部材となる。
【0052】請求項9の構成によれば、トナーカートリ
ッジ内径やほぐし部材先端部の寸法精度がラフでも接触
状態が保たれるため安定したトナー搬送機能が得られ
る。しかも、ほぐし部材はトナーをほぐししながら、少
量ずつ搬送しているため、トナー凝集も防止でき、また
過剰に搬送されることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトナーカートリッジの一実施例を
示す外観斜視図である。
【図2】図1のトナーカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図3】本発明に係るトナーカートリッジを現像装置に
セットした状態を示す断面図である。
【図4】本発明のトナーカートリッジが用いられる現像
装置の内部機構を示す斜視図である。
【図5】その現像装置のトナーの動きを示す説明図であ
る。
【図6】トナー補給時期を示すタイミングチャートであ
る。
【図7】トナー補給量の推移を示すグラフである。
【図8】本発明に係るトナーカートリッジの他の実施例
を示す外観斜視図である。
【図9】図8のトナーカートリッジの分解斜視図であ
る。
【図10】本発明に係るトナーカートリッジを現像装置
にセットする状態を示す斜視図である。
【図11】トナーカートリッジから現像装置にトナーを
補給している状態を示す斜視図である。
【図12】図8のトナーカートリッジが用いられる現像
装置の内部機構を示す斜視図である。
【図13】その現像装置のトナーの動きを示す説明図で
ある。
【図14】トナー補給部材の一例を示す断面図である。
【図15】ほぐし搬送部材の一例を示す断面図である。
【図16】トナー補給部材の他の例を示す断面図であ
る。
【図17】ほぐし搬送部材の他の例を示す断面図であ
る。
【図18】本発明のトナーカートリッジのさらに他の実
施例を示す外観斜視図である。
【図19】図18のトナーカートリッジの変形例を示す
斜視図である。
【図20】図18のトナーカートリッジの補給口部分を
示す断面図である。
【図21】本発明のトナーカートリッジのさらに他の実
施例を示す外観斜視図である。
【図22】図21のトナー補給部材とほぐし搬送部材を
示す正面図である。
【図23】他のトナー補給部材とほぐし搬送部材の例を
示す正面図である。
【図24】図23のトナーカートリッジのトナー補給部
材を示す断面図である。
【図25】図23のトナーカートリッジのほぐし搬送部
材を示す側面図である。
【図26】本発明のトナーカートリッジのさらに他の実
施例を示す外観斜視図である。
【符号の説明】 1 トナーカートリッジ 3 円筒部 4 前フランジ 5 後フランジ 6,34 トナー補給口 7 回転軸 8 トナー補給部材 9 ほぐし部材 13 可撓性部材 16 羽根状部材 20 現像装置 40 小孔 42 フィルム材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ本体内に現像装置に補給す
    るトナーが収容され、画像形成装置本体に着脱可能に装
    着されるトナーカートリッジにおいて、 前記カートリッジ本体の長手方向一端側に設けられたト
    ナー補給口と、トナーを掻きだして該トナー補給口から
    トナーを排出するトナー補給部材と、該トナー補給部材
    を回転する回転駆動部材とを有し、前記トナー補給部材
    のトナー掻きだし量がトナー補給口の開口面積により規
    制されるトナー排出量より多く設定されていることを特
    徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 カートリッジ本体内に現像装置に補給す
    るトナーが収容され、画像形成装置本体に着脱可能に装
    着されるトナーカートリッジにおいて、 前記カートリッジ本体の長手方向一端側に設けられたト
    ナー補給口と、該トナー補給口からトナーを排出するト
    ナー補給部材と、前記カートリッジ本体内に収容された
    トナーをほぐしつつ前記補給口に向けて搬送するほぐし
    搬送部材と、前記トナー補給部材とほぐし搬送部材とを
    回転する回転駆動部材とを有することを特徴とするトナ
    ーカートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のトナーカート
    リッジにおいて、前記補給口が前記カートリッジ本体の
    長手方向一端面の近傍であって、前記回転駆動部材の回
    転軸と平行な側面に形成されていることを特徴とするト
    ナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れか1つに記載の
    トナーカートリッジにおいて、前記補給口が複数の小孔
    が形成されていることを特徴とするトナーカートリッ
    ジ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3の何れか1つに記載の
    トナーカートリッジにおいて、前記カートリッジ本体の
    前記補給口を設けた部分が薄肉に形成されていることを
    特徴とするトナーカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のトナーカート
    リッジにおいて、前記補給部材の先端に可撓性を有する
    可撓性板材が設けられ、該可撓性板材が前記補給口の内
    壁に撓み摺接されることを特徴とするトナーカートリッ
    ジ。
  7. 【請求項7】 請求項1または2に記載のトナーカート
    リッジにおいて、前記ほぐし搬送部材が、前記回転駆動
    部材に固定された複数のアーム部材と、該アームの各先
    端を結ぶように設けられた羽根状部材とを有し、該羽根
    状部材が一端部から他端部にかけて前記回転駆動部材を
    中心に捩じられて設けられていることを特徴とするトナ
    ーカートリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のトナーカートリッジに
    おいて、前記羽根状部材が連続した一枚の可撓性を有す
    る材料からなることを特徴とするトナーカートリッジ。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のトナーカート
    リッジにおいて、前記前記羽根状部材が前記カートリッ
    ジ本体の少なくとも底部領域の内壁に撓み摺接されるこ
    とを特徴とするトナーカートリッジ。
JP6328230A 1994-12-28 1994-12-28 トナーカートリッジ Pending JPH08185028A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE38737E1 (en) 1997-06-19 2005-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Toner supply container detachably mountable to a main assembly of an electrographic image forming apparatus and a sealing member usable with the toner supply container
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