JPH09211955A - トナー補給装置の撹拌部材 - Google Patents

トナー補給装置の撹拌部材

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JPH09211955A
JPH09211955A JP8022440A JP2244096A JPH09211955A JP H09211955 A JPH09211955 A JP H09211955A JP 8022440 A JP8022440 A JP 8022440A JP 2244096 A JP2244096 A JP 2244096A JP H09211955 A JPH09211955 A JP H09211955A
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JP
Japan
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toner
replenishing
stirring
shaft
tip
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JP8022440A
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English (en)
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Shigeru Yoshiki
吉木  茂
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動トルクを低減しながらトナーの搬送供給
を安定して行えるトナー補給装置の撹拌部材を提供す
る。 【解決手段】 本発明にかかる撹拌部材10は、トナー
を収納する容器2の端部からトナー補給部20に掻き出
す補給部材8と同一の軸7上に、回転外周部7dの長手
方向に一端部15bから他端部15cにかけて回転軸7
を中心にねじって形成され、その先端15aに肉薄部分
を形成された撹拌用の羽根部15を有しトナーを補給部
材8に搬送する搬送部材9を設け、肉薄部分の先端15
aをスリット16を設けて分割し、搬送部材9の先端側
の剛性を低下させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像装置等のトナ
ー補充先にトナーを補給するトナー補給装置の撹拌部材
に関する。
【0002】
【従来の技術】トナー補給装置には、 、トナーが収納された容器の全幅に設けられた補給口
から容器内で回転する補給部材でトナーを掻き出し、ト
ナー補給先となる現像装置に補給するもの、 、容器の全幅に開口した補給口の近傍に小孔を形成し
たフィルム状部材を配設し、その小孔から容器内に設け
た補給部材でトナーを掻き出し現像装置に補給するも
の、 、容器内で撹拌部材と搬送補給部材とを個別に回転さ
せて現像装置の端部に対応する容器端部に補給口を開口
し、その補給口からトナーを現像装置に補給するもの、 、容器内に設けた1本のスクリュー状の搬送部材だけ
でトナーを搬送して現像装置に補給するものや、 、容器内に搬送部材と補給部材とを同軸状に設けた撹
拌部材を備え、容器中央の補給口の近傍に設けた補給部
材でトナーを容器の外へ排出するとともに、軸中心に対
して捩じって形成された搬送部材で容器内のトナーを補
給部材に向かって搬送するもの(実開昭61−1579
63号公報参照)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、補給
口がカートリッジの中央に単に開口配置されているの
で、現像装置の端部からトナー補給を行うことが構成上
できないとともに、搬送部材がないのでトナー量を安定
して搬送補給することが難しい。従来技術では、補給
口近傍のフィルム材の小孔でトナー補給量を一定にでき
るが、現像装置の端部に対してトナー補給を行うことが
構成上できない。
【0004】従来技術では、トナーを現像装置の端部
に供給することはできるが、撹拌部材と搬送補給部材と
を個別に回転させるので、その駆動機構が複雑になると
ともに部品点数が多くコスト高となる。従来技術で
は、搬送部材しかカートリッジ内に配置されていないの
で、カートリッジ内を撹拌することができず、トナーブ
ロックキングと称するトナー凝集が起こり易く、安定し
たトナー搬送供給が難しい。
【0005】従来技術では、搬送部材及び補給部材が
同軸上に配置されているので、構成の簡素化を図ること
はできるが、補給口がカートリッジの中央に配置されて
いるので、現像装置の端部にトナーを補給することが難
しい。加えて、搬送部材が回転中心に向かって捩じれて
形成されているので、容器の内周面と同部材の外側部と
が摺接する場合、変形しにくく駆動抵抗が大きく搬送部
材及び補給部材の駆動に大きな駆動トルクが必要とな
る。本発明は、駆動トルクを低減しながらトナーの搬送
や供給を安定して行えるトナー補給装置の撹拌部材を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、トナーを収納する容器の端部からトナ
ー補給先にトナーを掻き出す補給部材と、上記補給部材
と同一軸上に設けられ、該軸の回転外周部の長手方向に
一端部から他端部にかけて上記軸を中心にねじって形成
され、その先端に肉薄部位が設けられた撹拌用の羽根部
を有し、上記トナーを補給部材に向かって搬送する搬送
部材とを備えるトナー補給装置の撹拌部材において、上
記肉薄部位の先端を分割した(請求項1)。また、上記
目的を達成するために、トナーを収納する容器の端部か
らトナー補給先にトナーを掻き出す補給部材と、上記補
給部材と同一軸上に設けられていて、該軸の回転外周部
の長手方向に一端部から他端部にかけて上記軸を中心に
ねじって形成された撹拌用の羽根部を有し上記トナーを
補給部材に向かって搬送する搬送部材とを備えるトナー
補給装置の撹拌部材において、上記搬送部材の先端に可
撓性部材を設けたり、この部材の先端を分割した(請求
項2、3)。さらに、上記目的を達成するために、上記
肉薄部位あるいは可撓性部材の先端を上記容器の内周面
に撓んで摺接するように形成した(請求項4)。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、駆動トルクを低減しな
がらトナー供給を安定して行える撹拌部材を提供するた
めに、トナーを収納する容器の端部からトナー補給先に
掻き出す補給部材と同軸上に、この軸の回転外周部の長
手方向に一端部から他端部にかけて軸を中心に捩じら
れ、その先端に肉薄部位を持つ撹拌用の羽根部を有する
搬送部材を設け、この搬送部材の肉薄部位の先端を分割
した。
【0008】また、回転外周部の長手方向に一端部から
他端部にかけて軸を中心にねじった撹拌用の羽根部を有
しトナーを補給部材に向かって搬送する搬送部材を、上
記補給部材と同軸上に設け、この搬送部材の先端に可撓
性部材を設ける。
【0009】このような構成とすると、軸に対して捩じ
って形成した搬送部材の先端側の剛性が低下して同部材
の回転駆動時において変形し易くなり、撹拌部材の駆動
トルクが弱くて済む。また、搬送部材が軸を中心に捩じ
れて形成されているので、補給部材に対して安定して容
器のトナーが搬送供給されるとともに、補給部材による
トナー補給部へのトナー供給も安定する。
【0010】さらに、容器内のトナーが容器の端部から
掻き出されるので、トナー補給先となる現像装置におけ
るトナー補給位置が、容器の端部に近接配置している場
合、トナー補給部位から現像装置内の現像ローラまでの
搬送経路が長くなり、トナーを撹拌する上で有利とな
る。この場合、トナー補給位置は搬送経路の基端に設
け、現像ローラは搬送経路の終端側に配置する。
【0011】可撓性部材の先端を分割すると、1枚の可
撓性部材を搬送部材に設けるだけで複数の可撓性部材を
貼るのと同等の作用を持たせることができ、撹拌部材の
駆動トルクを低減しながら組付け等の作業性が良くな
る。
【0012】分割した肉薄部位や可撓性部材の先端を容
器の内周面に撓んで摺接させると、容器や搬送部材の精
度にバラツキがあっても肉薄部位や可撓性部材の撓みに
よりそのバラツキを吸収でき、撹拌部材の駆動トルクを
低減しながら容器の内周面と搬送部材との接触状態が良
好に保持される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1に符号1で示すトナー補給装置
は、円筒体3とこの円筒体3の前後に設けられた前後の
各フランジ部4,5で構成される容器としてのカートリ
ッジ本体2を有し、カートリッジ本体2内に後述するト
ナー補給先となる現像装置20に補給するトナーを収容
している。
【0014】前フランジ部4は、この実施例では外ケー
ス31と内ケース32の二重ケース構造となっていて、
内ケース32を円筒体3に固定し、外ケース31を内ケ
ース32に回転可能に装着している。外ケース31と内
ケース32の円筒側面には、トナー補給口33,34が
それぞれ形成され、このトナー補給口33,34からト
ナーを排出して、図2に示す現像装置20に供給するよ
うになっている。つまり、トナー補給口33,34はカ
ートリッジ本体2の端部に配置されている。内ケース3
2に立設した突起35は、外ケース31に形成された円
弧状長孔36に嵌合されることにより外ケース31の回
動角度を90°程度に規制している。外ケース31に
は、同ケース31を回転させるときの握持部37が形成
されている。外ケース31と内ケース32には、トナー
の漏出を防止するシール部材38,39がそれぞれ設け
られている。
【0015】トナー補給装置1は、保管時に外ケース3
1と内ケース32のトナー補給口33,34をずらして
おくことでトナー漏れを防止し、使用時は、図2,図3
に示すように現像装置20の所定位置にセット後、握持
部37を介して外ケース31を回転させ、内ケース32
のトナー補給口34に外ケース31のトナー補給口33
を合わせればトナー補給が可能となる(図3は内側ケー
ス32だけを示す)。
【0016】トナー補給装置1からトナーが補給される
現像装置20は、図4に示すように、図示しない像担持
体と対向配置された現像ローラ21と、この現像ローラ
21にトナー補給装置1から補給されたトナーを撹拌搬
送する撹拌スクリュー22,23とを備えている。撹拌
スクリュー22,23は、現像ローラ21に対して平行
に配置されてトナーの搬送経路を構成しており、互いに
異なる方向に回転駆動される。撹拌スクリュー22,2
3の間には、仕切板24が現像装置20のケーシング2
5と一体的に形成されている。撹拌スクリュー23は、
撹拌スクリュー22よりも若干長く形成されていて、そ
の延出端23aとトナー補給口33,34とが一致する
ようになっており、延出端23a側を現像装置20のト
ナー補給位置Aとしている。つまり、トナー補給位置A
は搬送経路の基端に設けられ、現像ローラ21は搬送経
路の終端側に配置されている。
【0017】現像装置20は、トナーとキャリアから構
成される2成分現像剤を用いる現像装置であって、トナ
ーを消費されてもトナーとキャリアの比率が略一定にな
るように、トナーを適時補給する必要がある。ここでは
現像装置20にトナー濃度センサ等の周知のトナー濃度
検知手段を適宜設け、このセンサーからの検知信号によ
りトナー補給装置1を駆動して一定量のトナーを補給す
るようにっている。
【0018】また、現像装置20は、図5の矢印で示す
方向にトナーが搬送されるように撹拌スクリュー22,
23の回転方向が設定されている。従って、トナー補給
位置Aに補給されたトナーは、撹拌スクリュー23で撹
拌されながら奥側まで搬送されて、撹拌スクリュー22
に受け渡された後、現像ローラ21に沿って搬送供給さ
れる。つまり、トナーカートリッジ本体2から供給され
たトナーは、現像装置20の端部に位置するトナー補給
位置Aから現像ローラ21まで搬送経路の間で充分に撹
拌され、撹拌不足による画像品質の低下が防止される。
なお、現像に供せられなかったトナーは手前側(トナー
補給位置Aの近傍)で撹拌スクリュー23に受け渡され
る。
【0019】カートリッジ本体2内には、図1に示すよ
うに、軸7に補給部材8と、トナーをほぐしながら補給
部材8に向けて搬送する搬送部材9とを備えた撹拌部材
10が配置されている。
【0020】軸7の一端7aは前フランジ部4の内面側
に設けられた図示しない軸受部に回転自在に支持され、
軸7の他端7b側は後フランジ部5の中心に形成された
軸受部5aを貫通して、その端部に図示しない画像形成
装置のメインモータと連結されるカップリング11が設
けられる。
【0021】補給部材8は、トナー補給口33,34の
近傍に位置する軸7上に配置されている。補給部材8
は、軸7から径方向に延び、先端に折り曲げ部12aを
形成した一対の腕部12であって、折り曲げ部12aを
内ケース32の内周面に32aに摺接させている。
【0022】搬送部材9は樹脂製で、軸7の外周面7d
に立設された複数のアーム部材14と各アーム部材14
の先端に跨って設けられた羽根部15とで構成されてい
る。搬送部材9は、軸7の中央から他端7bにかけて、
この実施例では2組形成されている。各搬送部材9は、
軸7の軸線に対してアーム部材14が僅かづつ角度をず
らして設けられており、この結果、羽根部15がその一
端部15bから他端部15cにかけて軸7を中心に捩じ
って形成されている。この捩じれにより、搬送部材9で
は、軸7が所定方向に回転するとカートリッジ本体2内
のトナーを補給部材8側に適度に寄せていくとともに、
カートリッジ本体2内のトナーの凝集を防止している。
【0023】搬送部材9は、羽根部15の部位をアーム
部材14に比べて肉薄に形成されており、その先端15
aに外側から内側に向かう複数のスリット16を形成し
て分割している。この先端15aは、円筒体3の内周面
3aに材質特性とストッリ16の作用により撓んだ状態
で弾性的に摺接している。
【0024】このような構成の撹拌部材10であると、
図示しない画像形成装置のメインモータの駆動をカップ
リング11に受けると軸7が回転駆動され、トナーカー
トリジ本体2内のトナーが搬送部材9によって補給部材
8に向かって撹拌搬送されるとともに、補給部材8の回
転により前フランジ4に形成したトナー補給口33,3
4からトナーが排出されて、現像装置20にトナー補給
が行われる。この時、搬送部材9の先端15aは、内周
面3aに摺接しながら回転するが、樹脂製で肉薄に形成
されたうえにスリット16が設けてあるので、捩じられ
た先端15a側の剛性が低下する。
【0025】よって、内周面3aと摺接しながら搬送部
材9が回転しても、図6に示すように先端15aが変形
するので駆動抵抗が少なくなり、撹拌部材10の回動に
要する駆動トルクを低減できる。このことは、駆動抵抗
の増大を原因とするトナー搬送不良を低減して安定した
トナー供給を達成できるとともに、メインモータに対す
る要求駆動力が低下するので、メインモータに対する負
荷を軽減でき、駆動系の耐久性やメインモータの小出力
化による装置の小型化に貢献できる。
【0026】また、搬送部材9と補給部材8とを同一な
軸7に形成するので、軸7を回転駆動することで搬送部
材9及び補給部材8を一緒に駆動でき、搬送部材9と補
給部材8とを個別に駆動する場合よりも駆動系の構成を
簡素化できる。搬送部材9は捩じられているので、トナ
ーカートリッジ本体2内のトナー凝集を防止でき、補給
部材8へ安定したトナーの搬送供給が可能となり、補給
部材8からトナー補給位置へのトナー供給も安定する。
【0027】次に本発明の別の実施例となる撹拌部材5
0について説明する。図7に示す撹拌部材50は、撹拌
部材10同様、トナー補給装置1のトナーカートリッジ
本体2内に配置される。なお、撹拌部材10と同一構成
の部位には、そこで使用した符号と同一符号を付し、説
明は省略する。
【0028】撹拌部材50は、軸7上に補給部材8と、
搬送部材90とがそれぞれ設けられている。搬送部材9
0は、軸7の外周面7dに立設された複数のアーム部材
140と、各アーム部材140の先端に跨って設けられ
た羽根部150とで構成されている。搬送部材90は、
軸7の中央から他端7bにかけて、この実施例では2組
形成されている。各搬送部材90は、軸7の軸線に対し
アーム部材140が僅かづつ角度をずらして設けられて
おり、羽根部150を、その一端部150aから他端部
150bにかけて軸7を中心に捩じって設けている。羽
根部150は、図8に示すように、円筒部3の内周面3
aと摺接しない程度の大きさに形成されている。
【0029】羽根部150の先端150aには、可撓性
部材としてのフィルム部材16が僅かな間隔をもって複
数貼設されて取付けられている。このフィルム部材16
は、円筒体3の内周面3aに撓ませて摺接されている。
【0030】このような構成の撹拌部材50によると、
軸7が所定方向に回転すると、羽根部150の捩じれに
より、搬送部材90が図1のトナーカートリッジ本体2
内のトナーを補給部材8側に適度に寄せていくととも
に、同カートリッジ本体2内のトナーの凝集を防止す
る。また、内周面3aには、フィルム部材16が撓んで
摺接するので、羽根部150の先端150aを直接摺接
させる場合よりも、搬送部材90の駆動抵抗が低減で
き、羽根部150の材質の制限も少なくなる。すなわ
ち、羽根部150を内周面3aに摺接させる場合だと、
搬送部材90の駆動に伴う駆動抵抗を考慮して材料の選
定をしなければならないが、フィルム部材150を摺接
させれば、搬送部材90の材質選定に幅がでる。
【0031】このように、撹拌部材50の駆動抵抗が低
下することで、同部材50の回動に要する駆動トルクを
低減できる。このことは、駆動抵抗の増大を原因とする
トナー搬送不良を低減でき、安定したトナー供給を達成
できる。また、撹拌部材50の回動に要する駆動トルク
が低くなると、メインモータに対する要求駆動力を下げ
られるので、メインモータに対する負荷を軽減でき、駆
動系の耐久性やメインモータの小出力化による装置の小
型化に貢献できる。さらに、羽根部150や円筒体3の
内周面3aの寸法制度を精密に仕上げなくてもフィルム
部材16の変形により内周面3aとの摺接が確保される
ので、製品管理や製造工程低減によるコスト低減が可能
とともに、トナーカートリッジ本体2内の残留トナーが
少なくなるという効果も得られる。搬送部材90は捩じ
られているので、トナーカートリッジ本体2内のトナー
凝集を防止でき、安定した補給部材8へのトナー供給が
可能となる。
【0032】なお、上述した各実施例では、前フランジ
部4を外ケース31と内ケース32とで構成し、各ケー
スにトナー補給口33,34をそれぞれ1つずつ形成し
たが、これに限定するものでない。例えば、図9に示す
ように、トナー補給口を複数の小孔40で構成してトナ
ーカートリッジ本体2の端部に配置して、図4に示すト
ナー補給位置Aと対向させる。このように構成すると、
補給部材8でトナーを掻き出すことにより、安定したト
ナーの定量補給性能が得られる。さらに、小孔40であ
ると、振動等によるトナー漏れを大幅に軽減され、掻き
出し動作時にだけ安定したトナー補給が行われるという
利点も得られる。
【0033】本発明のさらに別の実施例となる撹拌部材
60について説明する。撹拌部材60は、図10,図1
1に示すように、軸7に設けた補給部材80と、連続状
の羽根部151を有する搬送部材90’とを備えてい
る。搬送部材90’は、軸7の一端7aから他端7bに
向かって列設された複数のアーム部材141と各アーム
部材141の先端に連続状態で跨って設けられた羽根部
151とで構成されている。搬送部材90’は、軸7の
軸線に対しアーム部材141が僅かづつ角度をずらして
設けられており、羽根部151をその一端部151bか
ら他端部151cにかけて軸7を中心に捩じって形成し
ている。各アーム部141は、この羽根部151を図1
3に示すように、円筒体3の内周面3aと摺接しないよ
うに形成されている。
【0034】搬送部材90’の先端となる羽根部151
の先端151aには、フィルム材160が取り付けられ
ている。フィルム部材160は、連続した帯状をなした
1枚のフィルム材であって、その先端160aに軸7に
向かう複数のスリット161を形成して分割されてい
る。このフィルム部材160は、先端160aを内周面
3aに撓んだ状態で摺接するように、先端151aに貼
付られている。なお、図11に符号162で示す斜線部
位は、貼付け代を示す。
【0035】補給部材80は、図12にも示すように、
前フランジ部4の内周面となる内ケース32の内周面3
2aに届かない程度の長さで対称的に径方向に延出する
複数のアーム部120から構成されていて、その先端1
20aにフィルム部材18を貼設されている。フィルム
部材18は、その先端18aを内周面32aに撓んで摺
接するように先端120aに貼付られている。ここで
は、補給部材80にもフィルム部材18を設けている
が、フィルム部材18を設けない場合、先端120aを
内周面32aに摺接させるように形成する。この場合、
内周面32aとの摺動抵抗を少なくするため、樹脂材で
形成してスリット等を設けて先端120a側の剛性を低
下させ、かつ弾性を持たせる加工を施すと良い。
【0036】このような構成の撹拌部材60によると、
軸7が所定方向に回転すると搬送部材90’及び補給部
材80が一体回転する。すると、搬送部材90’は、捩
じれた羽根部151により図1のトナーカートリッジ本
体2内のトナーを補給部材80側に適度に寄せて行くの
で、同カートリッジ本体2内でのトナーの凝集を防止さ
れ、安定してトナー搬送が行われる。
【0037】また、フィルム部材160が内周面3aに
撓んで摺接するので、軸方向に長く捩じれた羽根部15
1を直接摺接させる場合よりも、搬送部材90’の駆動
抵抗が低減する。さらに、フィルム部材160は一枚で
構成されているので、搬送部材90’への取付け工数が
一回で良く生産性に優れる。
【0038】補給部材80では、2つのフィルム部材1
8が撓みながら内周面32aに沿って摺動するので、補
給部材80の駆動抵抗が低減される。そしてフィルム部
材18が、図13に示す前フランジ部4の補給口33,
34上を通過する毎に搬送部材90’で送られたトナー
が現像装置20に向かって排出補給される。
【0039】このように、搬送部材90’と補給部材8
0の駆動抵抗が低減することで、撹拌部材60の駆動ト
ルクを低減でき、駆動抵抗の増大を原因とするトナー搬
送不良を低減でき、安定したトナー供給を達成できる。
また、撹拌部材60の回動に要する駆動トルクが低くな
るので、メインモータに対する要求駆動力を下げられる
ので、メインモータに対する負荷を軽減でき、駆動系の
耐久性やメインモータの小出力化による装置の小型化に
貢献できる。さらに、羽根部151、アーム部材12
0、及び内周面3a、32aの寸法制度を精密に仕上げ
なくても、各フィルム部材160,18の変形により内
周面3a,32aとの摺接が確保されるので、製品管理
や製造工程低減によるコスト低減が可能であるととも
に、トナーカートリッジ本体2内の残留トナーを低減で
きる。
【0040】なお、上記各実施例における撹拌部材1
0,50,60は、内部のトナーをトナー補給口33,
34,40等から外部に排出するカートリッジ本体2内
に収納したが、これに限定するものではない。例えば、
トナーカートリッジ本体2にトナーを定量補給する機能
がない場合、一般に現像装置20との間にトナーホッパ
ーを配置するが、このトナーホッパーに上述した撹拌部
材10,50,60を適用しても良い。この場合におい
ても、搬送部材9,90,90’が捩じれているにもか
かわらず、その先端に設けたスリット13を設けた肉数
部位やフィルム部材16,160等により先端側の剛性
が低下するので、適用する撹拌部材10,50,60の
駆動トルクを低減できる。また、撹拌部材10,50,
60に対する要求する駆動トルクを低くできるので、駆
動系を小さくでき装置の小型化にも貢献できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、搬送
部材の先端側の剛性が低下して同部材の回転駆動時にお
いて変形し易くなるので、撹拌部材の駆動抵抗が少なく
なり駆動トルクを低減できる。また、搬送部材の羽根部
が捩じれているので、安定したトナー供給を達成でき
る。
【0042】請求項3記載の発明によれば、可撓性部材
の最先端を分割すると、1枚のフィルム部材を搬送部材
に設けるだけで複数のフィルム部材を貼るのと同等の作
用を持たせることができ、撹拌部材の駆動トルクの低減
を図りながら組付け等の作業性を良くできる。
【0043】請求項4記載の発明によれば、分割した肉
薄部位や可撓性部材の先端を容器の内周面に撓んで摺接
するように形成することで、内周面との摺接抵抗が低減
され、撹拌部材の駆動トルクを低減できる。また、容器
や搬送部材の精度にバラツキがあっても容器の内周面と
搬送部材との接触状態が保持されるので、製品管理や製
造工程低減によるコスト低減が可能とともに、トナー搬
送をより効率良く行え、容器内の残留トナーも少なくで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す撹拌部材と、それを収
納するトナー補給装置の分解斜視図である。
【図2】トナー補給装置を現像装置にセットする状態を
示す斜視図である。
【図3】トナー補給装置から現像装置へのトナー補給状
態を示す拡大斜視図である。
【図4】現像装置の内部機構の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図5】現像装置内のトナーの動きを示す説明図であ
る。
【図6】撹拌部材の一部である搬送部材の一例を示す断
面図である。
【図7】撹拌部材の別の実施例を示す斜視図である。
【図8】図7に示す撹拌部材に設けた搬送部材の断面図
である。
【図9】容器の変形例を示す斜視図である。
【図10】本発明の撹拌部材のさらに別の実施例を示す
正面図である。
【図11】図10に示す撹拌部材の構成を示す平面図で
ある。
【図12】図10に示す撹拌部材における補給部材の断
面図である。
【図13】図10に示す撹拌部材における搬送部材の断
面図である。
【符号の説明】
1 トナー補給装置 2 容器(トナーカートリ
ッジ) 7 軸 7d 回転外周面 8,80 補給部材 9,90,90’ 搬送部材 15a,150a,151a 搬送部材の先端 15b,150b,151b 一端部 15c,150c,151c 他端部 10,50,60 撹拌部材 16,160 可撓性部材 15,150,151 撹拌用の羽根部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナーを収納する容器の端部から該トナー
    をトナー補給部に掻き出す補給部材と、上記補給部材と
    同一軸上に設けられ、該軸の回転外周部の長手方向に一
    端部から他端部にかけて上記軸を中心にねじって形成さ
    れ、その先端に肉薄部位を形成された撹拌用の羽根部を
    有し上記トナーを上記補給部材に向かって搬送する搬送
    部材とを備えるトナー補給装置の撹拌部材において、 上記肉薄部位の先端を分割したことを特徴とするトナー
    補給装置の撹拌部材。
  2. 【請求項2】トナーを収納する容器の端部から該トナー
    をトナー補給先に掻き出す補給部材と、上記補給部材と
    同一軸上に設けられ、該軸の回転外周部の長手方向に一
    端部から他端部にかけて上記軸を中心にねじって形成さ
    れた撹拌用の羽根部を有し上記トナーを上記補給部材に
    向けて搬送する搬送部材とを備えるトナー補給装置の撹
    拌部材において、 上記搬送部材の先端に可撓性部材を設けたことを特徴と
    するトナー補給装置の撹拌部材。
  3. 【請求項3】上記可撓性部材の先端を分割したことを特
    徴とする請求項2記載のトナー補給装置の撹拌部材。
  4. 【請求項4】上記肉薄部位あるいは可撓性部材の先端
    を、上記容器の内周面に撓んで摺接するように設けたこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載のトナー補給
    装置の撹拌部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100462729B1 (ko) * 2001-02-19 2004-12-20 캐논 가부시끼가이샤 토너 공급 용기 및 화상 형성 장치
EP1626314A1 (en) 2004-08-11 2006-02-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cartridge, image forming apparatus and toner agitation member
JP2011197048A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Kyocera Mita Corp トナー分散部材及びそれを備えたトナー分散機構

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