JPH08184202A - 集合住宅 - Google Patents

集合住宅

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Publication number
JPH08184202A
JPH08184202A JP32581894A JP32581894A JPH08184202A JP H08184202 A JPH08184202 A JP H08184202A JP 32581894 A JP32581894 A JP 32581894A JP 32581894 A JP32581894 A JP 32581894A JP H08184202 A JPH08184202 A JP H08184202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elevator
light
light coat
opening
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP32581894A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Takai
宏之 高井
Takashi Miwa
三輪  隆
Toshio Kojima
敏男 小嶋
Shuhei Nishio
秀平 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP32581894A priority Critical patent/JPH08184202A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 採光等のために設けられたライトコートに工
夫を加え、将来的に大規模な改修工事を行わなくても、
エレベータ装置が設置できる集合住宅を得る。 【構成】 各住戸14がライトコート24に隣接してお
り、階段室12に面した開口部26が将来的にエレベー
タ装置の昇降口に転用される。この開口部26は撤去可
能な花壇28で遮蔽されている。また、ライトコート2
4の最下部には、建設当初から昇降装置が設置可能な収
納空間が形成されている。さらに、ライトコート24の
内壁には、エレベータ装置の取付けに必要なアンカーボ
ルト38が予め設けられており、エレベータのガイドレ
ールを取付けるための打ち込み式のアンカーボルト等を
後付けする必要がない。さらに、住戸用の縦配管36が
ライトコート24の外部に配置されているので、配管を
移設する必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住戸が多層階にわたっ
て複数戸構築され、エレベータ装置が設けられていない
集合住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】5階以下の集合住宅では、通常エレベー
タ装置は設置されず、階段によって各住戸へアクセスす
るようになっている。
【0003】また、このような集合住宅では、住戸の採
光、通風、開放感の付与、及び設備配管のメンテナンス
・更新を容易にするために、住戸と隣接してライトコー
トが設けられる場合がある。
【0004】ところで、居住者が階段を昇降する身体的
能力を備えている間は、上記のような集合住宅で生活す
る上において何ら支障もない。
【0005】しかしながら、高齢化に伴い、階段を昇降
する身体的能力を失った場合、生活を継続していくこと
が困難になってくる。
【0006】そこで、エレベータ装置を設置すること
で、高齢者あるいは車椅子利用者が支障なく引き続き生
活できるようにすることもできるが、建設後にエレベー
タ装置を設置するには、大規模な改修工事が必要とな
り、建設コストの点から居住者の負担が大き過ぎ、現状
では経済的に不可能な選択となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、採光等のために設けられたライトコートに工夫
を加え、将来的に大規模な改修工事を行わなくても、エ
レベータ装置が設置できる集合住宅を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の集合住
宅は、住戸が多層階にわたって複数戸構築される集合住
宅において、前記住戸が隣接するライトコートをエレベ
ータシャフトとして転用可能な構造としたことを特徴と
している。
【0009】請求項2に記載の集合住宅は、前記ライト
コートの最下部にエレベータ昇降用の昇降装置を設置可
能な収納空間を建設当初より形成したことを特徴として
いる。
【0010】請求項3に記載の集合住宅は、前記ライト
コートが、前記エレベータ装置が設置される取付スペー
スより大きく設定され、前記住戸へ光及び風を取り込む
ライトコートの窓部が、将来的にエレベータシャフトと
されるスペースより一定の距離をおいて形成されたこと
を特徴としている。
【0011】請求項4に記載の集合住宅は、前記ライト
コートの内壁にエレベータ装置の取付けに必要な固定手
段を予め設け、前記住戸用の設備配管をライトコートの
外部等のエレベータ装置の取付けに支障をきたさない部
分に配置したことを特徴としている。
【0012】請求項5に記載の集合住宅は、階段室に面
する前記ライトコートに前記エレベータ装置の昇降口と
なる開口部を予め形成し、前記開口部を将来撤去可能な
遮蔽部材で遮蔽することを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1に記載の集合住宅では、各住戸がライ
トコートに隣接しており、採光及び通風等が確保されて
いる。また、将来的に居住者が高齢化して車椅子等を利
用しなければならない状況となったとしても、ライトコ
ートがエレベータシャフトへ転用可能な構造となってい
るので、大規模な改修工事を行わなくても、低い建設コ
ストでエレベータ装置を設置することができる。
【0014】この結果、居住者は支障なく引き続き生活
を送ることが可能となり、階段しかない集合住宅におい
ても、定住することができる。
【0015】請求項2に記載の集合住宅では、エレベー
タ昇降用の昇降装置(油圧シリンダでエレベータケージ
を下方から押し上げる装置)が設置可能な収納空間が、
建設当初からライトコートの最下部に形成されている。
【0016】このため、将来的にライトコートにエレベ
ータ装置を取付ける場合、昇降装置を設置する地下室を
構築する必要がなくなる。また、エレベータケージを吊
下するための駆動装置(ロープでエレベータケージを吊
り下げる装置)を屋上に設置する必要もなくなるので、
ライトコートの上部開口からの採光も確保できる。
【0017】請求項3に記載の集合住宅では、住戸へ光
及び風を取り込むライトコートの窓部が、将来的にエレ
ベータシャフトとされるスペースより予め一定の距離が
置かれ、また、ライトコートは、エレベータ装置の取付
スペースより大きく設定されている。
【0018】従って、住戸内で発生した火災によって、
エレベータシャフトが影響を受けることがなく、採光及
び通風用として窓部をそのまま利用できる。
【0019】請求項4に記載の集合住宅では、ライトコ
ートの内壁にエレベータ装置の取付けに必要な固定手段
が予め設けられているので、打ち込み式のアンカーボル
ト等を後付けする必要がなくなる。
【0020】また、住戸用の設備配管がライトコートの
外部等のエレベータ装置の取付けに支障をきたさない部
分に配置されているので、設備配管を移設する必要がな
い。
【0021】請求項5に記載の集合住宅では、エレベー
タ装置の昇降口となる開口部が、階段室に面するライト
コートに構築されており、この開口部が将来撤去可能な
遮蔽部材で遮蔽されている。
【0022】従って、遮蔽部材を取り除くだけで、エレ
ベータシャフトの昇降口を簡単に構築することができ
る。
【0023】
【実施例】図1〜図3に示すように、本実施例に係る集
合住宅10は、階段室12を挟んで2つの住戸14が配
置され、階段16を利用して住戸14内へアクセスでき
るようになっている。また、住戸14の玄関ドア18の
前には、階段室12より住戸14側に凹むアルコーブ2
0が形成されている。このアルコーブ20によって、玄
関ドア18を開放したときに、階段室12へ玄関ドア1
8が飛び出ないように配慮されている。
【0024】地上階の階段室12には、階段16と車椅
子等が走行可能なスロープ22とが形成されている。こ
のスロープ22の突き当たりには、ライトコート24が
設けられている。このライトコート24の正面側には、
将来的にエレベータの昇降口となる開口部26が形成さ
れている。このように、スロープ22と連絡する開口部
26を設けることによって、車椅子に乗ったままエレベ
ータを利用することができる。
【0025】また、開口部26には、遮蔽用の花壇28
が設置され、居住者がライトコート24の中へ誤って落
下しないようになっており、また、緑を配置することで
住居環境が向上されている。このように、撤去可能な花
壇28を設置することで、開口部26を容易にエレベー
タの昇降口に転用できる。なお、この開口部26を遮蔽
する手段として、落下防止柵等を配置してもよい。
【0026】一方、ライトコート24は、エレベータシ
ャフト30(2点鎖線表示)の設置スペースより充分大
きなスペースが確保されている。ライトコート24と住
戸14とが面接する部分には、採光用あるいは通風用の
窓部32が形成されている。この窓部32は、エレベー
タシャフト30が設けられるスペースより一定の距離が
置かれて形成されており、エレベータシャフト30が住
戸14内で発生した火災の影響を受けることがないよう
になっている。
【0027】また、アルコーブ20とライトコート24
との隅部には、メーターボックス34が配設されてい
る。このメーターボックス34には、通常、ライトコー
ト24内へ配設される設備用の縦配管36が配設されて
いる。このため、ライトコート24をエレベータシャフ
ト30に転用する際、縦配管36を移設する必要がなく
なる。
【0028】さらに、ライトコート24の壁面には、ア
ンカーボルト38が埋設されており、エレベータ装置を
構築する場合に必要なガイドレールを簡単に取付けるこ
とができる。
【0029】一方、ライトコート24の地下部には、エ
レベータケージ44を昇降させる油圧式の昇降装置40
を設置するためのハウジング42が形成されている。こ
のハウジング42内には、昇降装置40を設置すること
を考慮して、配管が設けられていない。
【0030】次に、本実施例に係る集合住宅10にエレ
ベータ装置を設置する場合の手順を説明する。
【0031】先ず、花壇28を取り外し、エレベータシ
ャフト30の開口部26をエレベータの昇降口とする。
次に、アンカーボルト38に図示しないガイドレールを
取付け、一方、ハウジング42に昇降装置40を設置す
る。ここで、エレベータケージ44をライトコート24
の上部開口から吊下して昇降装置40の伸縮シャフト4
6へ連結する。最後に電気配線工事を行い、エレベータ
装置を完成させる。
【0032】このように、本実施例に係る集合住宅10
は、ライトコート24をエレベータシャフト30に転用
して、速やかにエレベータ装置を設置できるので、大規
模な改修工事を行うことなく、建設費を低く抑えること
ができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、生活態様
の変化に応じて、迅速にしかも低コストでエレベータ装
置を設置することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る集合住宅の地上階部分の平面
図である。
【図2】第1実施例に係る集合住宅の上階部分の平面図
である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【符号の説明】 14 住戸 24 ライトコート 26 開口部 28 花壇(遮蔽部材) 32 窓部 38 アンカーボルト(固定手段) 42 ハウジング(収納空間)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 秀平 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式会 社竹中工務店東京本店内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住戸が多層階にわたって複数戸構築され
    る集合住宅において、 前記住戸が隣接するライトコートをエレベータシャフト
    として転用可能な構造としたことを特徴とする集合住
    宅。
  2. 【請求項2】 前記ライトコートの最下部にエレベータ
    昇降用の昇降装置を設置可能な収納空間を建設当初より
    形成したことを特徴とする請求項1に記載の集合住宅。
  3. 【請求項3】 前記ライトコートが、前記エレベータ装
    置が設置される取付スペースより大きく設定され、前記
    住戸へ光及び風を取り込むライトコートの窓部が、将来
    的にエレベータシャフトとされるスペースより一定の距
    離をおいて形成されたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の集合住宅。
  4. 【請求項4】 前記ライトコートの内壁にエレベータ装
    置の取付けに必要な固定手段を予め設け、前記住戸用の
    設備配管をライトコートの外部等のエレベータ装置の取
    付けに支障をきたさない部分に配置したことを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれかに記載の集合住宅。
  5. 【請求項5】 階段室に面する前記ライトコートに前記
    エレベータ装置の昇降口となる開口部を予め形成し、前
    記開口部を将来撤去可能な遮蔽部材で遮蔽することを特
    徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の集合
    住宅。
JP32581894A 1994-12-27 1994-12-27 集合住宅 Pending JPH08184202A (ja)

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JP32581894A JPH08184202A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 集合住宅

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JP32581894A JPH08184202A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 集合住宅

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JPH08184202A true JPH08184202A (ja) 1996-07-16

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ID=18180945

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JP32581894A Pending JPH08184202A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 集合住宅

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JP (1) JPH08184202A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100757612B1 (ko) * 2001-07-06 2007-09-10 가부시키가이샤 가네카 적층체 및 그의 제조 방법
JP2008169665A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Misawa Homes Co Ltd 住宅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100757612B1 (ko) * 2001-07-06 2007-09-10 가부시키가이샤 가네카 적층체 및 그의 제조 방법
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