JPH08184001A - まくらぎ用防振装置 - Google Patents

まくらぎ用防振装置

Info

Publication number
JPH08184001A
JPH08184001A JP33688694A JP33688694A JPH08184001A JP H08184001 A JPH08184001 A JP H08184001A JP 33688694 A JP33688694 A JP 33688694A JP 33688694 A JP33688694 A JP 33688694A JP H08184001 A JPH08184001 A JP H08184001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
concrete
box
sleeper
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33688694A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Shimizu
惣一郎 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO FAB KOGYO KK
Tokyo Fabric Kogyo KK
Original Assignee
TOKYO FAB KOGYO KK
Tokyo Fabric Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO FAB KOGYO KK, Tokyo Fabric Kogyo KK filed Critical TOKYO FAB KOGYO KK
Priority to JP33688694A priority Critical patent/JPH08184001A/ja
Publication of JPH08184001A publication Critical patent/JPH08184001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Railway Tracks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート道床に埋設されるコンクリート
まくら木支持用の防振箱が、コンクリート道床から浮上
しないようにする。 【構成】 底板12と、底板12の外端縁及び両側縁か
ら立上る起立壁16とによって構成される上向きに開口
した防振箱8内に荷重支承用底部防振パッド10を配設
して、この底部防振パッド10にコンクリートまくら木
1の下面を当接し、当該コンクリートまくら木1の下部
両側面17及び下部端面18と、起立壁16との間に側
圧支承用側部防振パッド9を介装し、前記起立壁16の
外面の一部に係止突起25を設け、この係止突起25に
コンクリート道床3に喰込ませて前記防振箱8をコンク
リート道床3に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート道床に設
置されるまくらぎ用防振装置に係り、特にまくらぎ支持
用の防振箱がコンクリート道床から浮上しないようにし
たまくらぎ用防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道用コンクリートまくらぎの防振装置
としては、特公昭57−36363号公報に示されたも
のが提案されている。この従来技術では図9に示される
ようにトンネルの床を構成するコンクリートスラブ2の
上にコンクリート道床3が打設され、レール4を支持す
るコンクリートまくらぎ1は、このコンクリート道床3
に当該コンクリートまくらぎ1の両端に配設された防振
弾性支承ユニット5を介して支持されている。6はレー
ル4のコンクリートまくらぎ1への固定金具、7は道床
中央部排水樋である。前記の防振弾性支承ユニット5は
防振箱8とその内部に収容される弾性防振部材で構成さ
れている。防振箱8は底板及び底板の端部から立上って
いる両側壁と外側端壁を有し、上方が開口している。こ
の防振箱8の底にはスポンジなどの荷重支承用底部防振
パッド10が収容されていて、その上にコンクリートま
くらぎ1の下面が載置され、この底部防振パッド10に
よりコンクリートまくらぎ1に加わる垂直方向の振動が
吸収される。また、コンクリートまくらぎ1の下部側面
及び下部端面と防振箱8の両側壁及び外側端壁の間にも
側圧支承用側部防振パッドが介装されていて、この側部
防振パッドによりコンクリートまくらぎ1に加わる水平
方向の振動が吸収される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のまくらぎ用防振
装置では、防振箱8は、その開口面がコンクリート道床
3の上面とほぼ同じになるよう、起立壁をコンクリート
道床3に埋設して支持されるが、底部防振パッド10及
び側部防振パッドを介して防振箱8に加わる振動によ
り、当該防振箱8が長期間経過するうちに浮上するとい
う不具合があった。この問題を解決するため、図10に
示されるようにFRPの防振箱8の起立壁16の外面に
砂21を付着させて、この起立壁16の外面を凹凸形状
とし、それにより防振箱8がコンクリート道床3から浮
上するのを防止している。しかし、この方法によって
も、起立壁16と砂21との結合は完全ではなく、かつ
砂20による凹凸の深さも十分でないことなどから振動
によりコンクリート道床3から防振箱8が浮上するのを
完全には防止できないという問題があった。本発明は前
記の問題を解決したまくらぎ用防振装置を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明に係るまくらぎ用防振装置は、底板12
と、底板12の外端縁及び両側縁から立上る起立壁16
とによって構成される上向きに開口した防振箱8内に荷
重支承用底部防振パッド10を配設して、この底部防振
パッド10にコンクリートまくらぎ1の下面を当接し、
当該コンクリートまくらぎ1の下部両側面17及び下部
端面18と起立壁16との間に側圧支承用側部防振パッ
ド9を介装し、前記起立壁16の外面の一部に係止突起
25を設け、この係止突起25をコンクリート道床3に
喰込ませて前記防振箱8をコンクリート道床3に支持し
た構成を特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の構成によると、防振箱8がコンクリー
ト道床3に埋設されたとき、防振箱8に設けられた係止
突起25がコンクリート道床3と係合しており、この係
止突起25の存在により防振箱8に繰り返し加わる振動
によっても当該防振箱8がコンクリート道床3から浮上
することがない。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1ないし図8は本発明の実施例を示し、図1はP
Cコンクリートまくらぎ1の防振装置を示す縦断面図、
図2は平面図、図3は一部切断正面図、図4は一部切断
側面図である。各図に示されるようにコンクリートまく
らぎ1の端部22は防振弾性支承ユニット15を介して
前記コンクリート道床3に支持される。
【0007】防振弾性支承ユニット15は防振箱8の内
部にゴム,合成樹脂等の弾性体からなる荷重支承用底部
防振パッド10と、前記と同材質からなる側圧支承用側
部防振パッド9を収容して構成される。防振箱8は、底
板12と底板12の端部から起立した両側壁13及び、
外端壁14(以下両側壁13と外端壁14を総称して起
立壁16という)から構成され、前述の底部防振パッド
10は底板12に載置されていて、この底部防振パッド
10の上面にコンクリートまくらぎ1の下面が当接して
いる。側部防振パッド9は防振箱8の起立壁16とコン
クリートまくらぎ1の下部両側面17と下部端面18と
の間に装填されている。また、側部防振パッド9と底部
防振パッド10の端部が交わる部位には空隙11が形成
されている。また、側部防振パッド9を貫通して固定ね
じ20が設けられており、この固定ねじ20をコンクリ
ートまくらぎ1に埋設されたねじ受部材23のめねじ部
にねじ込むことで、側部防振パッド9がコンクリートま
くらぎ1の下部両側面17に固定される。24は側部防
振パッド9に埋設された固定ねじ20の支持を補強する
ための補強板である。
【0008】前記防振箱8の起立壁16の下端部外側に
は係止突起25が一体成形されている。係止突起25は
起立壁16の3辺、つまり両側壁13と外端壁14に設
けてもよいし、起立壁16の2辺、つまり両側壁13だ
けに設けてもいずれでもよい。
【0009】また、図示例では防振箱8の起立壁16の
上端部にも突起26が設けられた例が示されているが、
この突起26は係合突起25を設けたことに対応させ
て、起立壁16の上下方向のバランスを保つこと及び、
補強などのためであって、本発明を実施するうえでの必
須要素ではない。
【0010】なお、図1,図3,図5〜図7に示される
ように防振箱8の内底面と内側面には複数の小突起27
が設けられているが、この複数の小突起27は、それに
より区画された部位に収容される複数の底部防振パッド
10や側部防振パッド9がずれ動かないようにするため
である。また、防振箱8の内端側の開口部28の下部に
は内側端壁30が低く立上っており、その上端縁に補強
リブ31が形成されている。さらに、両側壁13の内端
には耳片状の型枠支承部材32が形成されているが、こ
れは防振箱8をコンクリート道床3に固定する際、この
型枠支承部材32をコンクリート道床3の端部に固定し
た下部型枠(図示せず)に固定するためのものである。
【0011】また、図2,図3に示されるようにコンク
リートまくらぎ1の端部上面には平面から見て楔状の凹
部33が向きを逆にして2つ形成されているが、これは
レールの下端をコンクリートまくらぎ1の端部上面に当
接して固定する際の固定金具(図示せず)の位置決め配
置のために形成されているものである。
【0012】本実施例に係る防振箱8は図1に示される
ようにその上向き開口面がコンクリート道床3の上面と
同じ高さになるようにしてコンクリート道床3に埋設さ
れるが、このとき、係止突起25がコンクリート道床3
に喰込んでいるので、上下方向の振動がコンクリートま
くらぎ1から底部防振パッド10及び側部防振パッド9
を介して防振箱8に加わっても、この防振箱8はコンク
リート道床3から浮上しない。なお、本実施例では係止
突起25が起立壁16の下端に設けられているが、係止
突起25の配設位置はこの部位に限らず別の場所に設け
てもよく、また、係止突起25の形状や高さなども適宜
変更して構わない。
【0013】
【発明の効果】本発明によるとコンクリートまくらぎ1
を弾性的に支持するため、底部防振パッド10と側部防
振パッド9を収容した防振箱8の起立壁16に係止突起
25を設け、防振箱8をコンクリート道床3に埋設する
とき係止突起25がコンクリート道床3に喰込ませてい
るので、底部防振パッド10と側部防振パッド9を介し
てコンクリートまくらぎ1からの振動が防振箱8に繰返
し加わっても防振箱8がコンクリート道床3から浮上す
ることがなく、しかも構成がきわめて簡潔である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るまくらぎ用防振装置の実施例の断
面図である。
【図2】まくらぎ用防振装置の平面図である。
【図3】同上の一部切断正面図である。
【図4】同上の一部切断側面図である。
【図5】防振箱の正面図である。
【図6】防振箱の平面図である。
【図7】防振箱の側面図である。
【図8】図6のA−A断面図である。
【図9】従来のまくらぎ用防振装置の断面説明図であ
る。
【図10】従来の防振箱の部分断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリートまくらぎ 2 コンクリートスラブ 3 コンクリート道床 4 レール 5 防振弾性支承ユニット 6 固定金具 7 道床中央部排水樋 8 防振箱 9 側圧支承用側部防振パッド 10 荷重支承用底部防振パッド 11 空隙 12 底板 13 両側壁 14 外端壁 15 防振弾性支承ユニット 16 起立壁 17 下部両側面 18 下部端面 20 固定ねじ 21 砂 22 まくらぎ端部 23 ねじ受部材 24 補強板 25 係止突起 26 突起 27 小突起 28 開口部 30 内側端壁 31 補強リブ 32 型枠支承部材 33 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板12と、底板12の外端縁及び両側
    縁から立上る起立壁16とによって構成される上向きに
    開口した防振箱8内に荷重支承用底部防振パッド10を
    配設して、この底部防振パッド10にコンクリートまく
    らぎ1の下面を当接し、当該コンクリートまくらぎ1の
    下部両側面17及び下部端面18と、起立壁16との間
    に側圧支承用側部防振パッド9を介装し、前記起立壁1
    6の外面の一部に係止突起25を設け、この係止突起2
    5をコンクリート道床3に喰込ませて前記防振箱8をコ
    ンクリート道床3に支持した構成を特徴とするまくらぎ
    用防振装置。
  2. 【請求項2】 前記係止突起25は前記起立壁16を構
    成する両側壁13または両側壁13と外端壁14の下部
    に設けられている構成を特徴とする請求項1に記載のま
    くらぎ用防振装置。
JP33688694A 1994-12-27 1994-12-27 まくらぎ用防振装置 Pending JPH08184001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33688694A JPH08184001A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 まくらぎ用防振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33688694A JPH08184001A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 まくらぎ用防振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08184001A true JPH08184001A (ja) 1996-07-16

Family

ID=18303565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33688694A Pending JPH08184001A (ja) 1994-12-27 1994-12-27 まくらぎ用防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08184001A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3289941A (en) Railway track without ballast
JP2008303567A (ja) バラスト防振軌道
KR20150125307A (ko) 프리캐스트 판넬을 이용한 방진용 부유궤도
JPH02120401A (ja) 複合構造の恒久線路
JPH08184001A (ja) まくらぎ用防振装置
JP2767562B2 (ja) 軌条用防振まくらぎの高さ調整支持方法
JP2954507B2 (ja) まくらぎの弾性支承装置
US20040245353A1 (en) Rail arrangement
JP2853016B2 (ja) 防振まくらぎ軌道の施工方法
JP3328802B2 (ja) 橋梁における排水装置
US4262845A (en) Concrete slab structure for railway track
JP3552030B2 (ja) まくらぎ弾性軌道装置
JPH0978502A (ja) まくらぎの弾性支承装置
JP3636624B2 (ja) ラダー型マクラギ軌道用防振ゴムの取付け構造及びその施工方法
BE1015755A3 (nl) Vloersysteem, geprefabriceerd element en werkwijze voor vervaardigen van geprefabriceerd element.
JP3589448B2 (ja) π形形状マクラギ及び該マクラギを用いた省力型軌道構造
JPS6111283Y2 (ja)
JP3078238B2 (ja) まくらぎの箱抜き弾性支承装置とその施工方法
JP2880091B2 (ja) まくらぎ用防振装置
KR200467323Y1 (ko) 매립형 레일구조 및 이에 사용되는 레일조립체
CN215906566U (zh) 一种轨道桥支柱减震系统及其减震结构
JP2880078B2 (ja) 硬質材料製砂利保持部材を有する鉄道用軌道
JPH11350401A (ja) まくらぎ弾性支持装置及びこの装置を備えたまくらぎ
JP2656010B2 (ja) 道床支持板構造
JP2850110B2 (ja) 防振装置用埋設型枠