JP2850110B2 - 防振装置用埋設型枠 - Google Patents
防振装置用埋設型枠Info
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- JP2850110B2 JP2850110B2 JP20928995A JP20928995A JP2850110B2 JP 2850110 B2 JP2850110 B2 JP 2850110B2 JP 20928995 A JP20928995 A JP 20928995A JP 20928995 A JP20928995 A JP 20928995A JP 2850110 B2 JP2850110 B2 JP 2850110B2
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Description
軌道を構築する際に用いられる防振装置に用いられる防
振装置用埋設型枠に属する。
まり必要としない直結軌道(枕木をコンクリート床に直
接取り付ける軌道)が増加してきた。直接軌道の場合、
振動を吸収するのに枕木の両端に側面及び下面をゴムで
被った防振装置を用いる。防振装置については種々のも
のが開発提供されており、本出願人も多数のものを開発
提供しており(特公昭57ー36363号、特願昭11
3394号、特願昭6ー116058号)、現在現場に
おいて多用されている。斯かる防振装置は、枕木の端部
下面に接する箱状のもので、一対をなして1本の枕木の
両端部を支持するものである。斯かる構成では、枕木、
ゴム、床コンクリートを直接接着せず、ゴムと床コンク
リートの間に合成樹脂製の防振装置を設けゴムの機能を
有効に働かせると共に交換を容易にしている。
は、軌道構造上、配水溝が必要であり、コンクリート道
床の幅方向中央に水路を設けている。斯かる水路を形成
する為に、枕木の端部より中央部の方がコンクリートレ
ベルを下げて段差をつけている。しかしながら、この段
差を付けるために、従来では防振装置に設けられた、敷
設方向に突出する鍔に木板を番線でくくり、この木板を
型枠材としてコンクリートを打設しなければならなかっ
た(これらの点については実施の形態においても述べ
る)。また、コンクリート硬化後に、前記番線の結び目
を解き、木板を脱型し、この木板が接していたコンクリ
ートの表面を仕上げしなければならなかった。その為、
従来技術においては施工に長期を要するという問題点が
あった。当該問題は、特に近年の現場作業の減少、人件
費の高騰により早急に解決しなければならない問題であ
る。
のであり、その目的とするところは、施工期間を短縮で
きる防振装置用埋設型枠を提供する点にある。
れたコンクリートに接することとなる鉛直堰板と、鉛直
堰板の上部に形成された、鍔の上部に係止可能な上係止
部と、鉛直堰板の上部に形成された、鍔の下部に係止可
能な下係止部とが形成された防振装置用埋設型枠に存す
る。また、上係止部には、水平方向に延びる上フランジ
片と、上フランジ片の縁部から下方に延びる押片とを形
成し、押片と鉛直堰板との間に嵌入部を形成し、上フラ
ンジ片の長さは、鍔の厚さよりも大きく、押片と鉛直堰
板との間隔のうち最も小さい部分は鍔の厚さよりも小さ
くすることができる。また、押片は断面くの字状をな
し、くの字の角部に相当する部分と、鉛直堰板との間隔
は、鍔の厚さよりも小さくすることもできる。また、下
係止片には、上フランジ片が延びる方向と同一方向に水
平に延びる下フランジ片と、下フランジ片の縁部から上
方に延びる鉛直片とを形成し、鉛直片と鉛直堰板との間
に鍔の縁部が入れられることとなる溝部を形成すること
もできる。また、鉛直片は断面くの字状をなし、くの字
の角部に相当する部分と、鉛直堰板との間隔は、鍔の厚
さよりも小さくすることができる。また、上係止片及び
下係止片は鉛直堰板の全長にわたって連続させることが
できる。
両端を隣接する防振装置の鍔に単にはめ込むだけで設置
できる。また、斯かる防振装置用埋設型枠を撤去する必
要もない。それ故、防振装置用埋設型枠は、その設置に
要する時間を短縮し、脱型に要する時間を省く。
に基づいて詳細に説明する。本実施の形態に係る防振装
置用埋設型枠1は、図1及び図2に示すように型枠の基
体をなす鉛直堰板2と上係止片5及び下係止片10とが
一体成形された長尺のものである。材質は塩化ビニール
である。
面が表面3をなし、他の面が打設されたコンクリートに
接することとなる打設面4をなす。上係止片5及び下係
止片10は、鉛直堰板2の長手方向に連続して延在す
る。したがって、いずれの横断面においても図3に示す
形状を呈する。
4側から略水平に延びる上フランジ片6と、この上フラ
ンジ片6の縁部から下方に延びる押片8とを有する。押
片8は、打設面4の方向に屈曲する断面くの字状をな
し、鉛直下方に延びる連続片7を介して上フランジ片6
の縁部に連続している。上フランジ片6及び押片8と鉛
直堰板2とにより、防振装置Aの鍔A1が嵌入されるこ
ととなる嵌入部9を形成している。上フランジ片6の幅
(連続片7の内面と打設面4との間隔)aは後述する防
振装置Aの鍔A1の厚さよりも大きなものとなってい
る。押片8のくの字の角部と打設面4との間隔bは、鍔
A1の厚さよりも小さいものとなっている。
びる下フランジ片11を有し、下フランジ片11の縁部
からは鉛直上方に延びる鉛直片12が連続している。下
フランジ片11の幅は防振装置Aの鍔A1と等しいもの
となっている。下フランジ片11の幅(鉛直片12の内
面と打設面4との間隔)cは等しいものとなっている。
の一例を示す。 a:11.0mm、 b:4.0mm、 c:6.0mm t(板厚):1.5mm、 h(高さ):78.0(or81.0)mm
枠1を用いて鍔A1に取り付けるには、図4乃至図6に
示すように防振装置用埋設型枠1の端部における嵌入部
9に鍔A1の上部を、溝部13に鍔A1の下部を入れる
だけで行うことができる。このように取り付けると、押
片8が防振装置用埋設型枠1の弾性により、鉛直堰板2
を鍔A1に押さえつけることとなる。防振装置用埋設型
枠1の表面3が軌道の中心に向くように取り付けられ
る。なお、現場においては、隣接する防振装置Aの鍔A
1の間隔に合わせて切断して取り付ける。防振装置A及
びその据付方法については既に本出願人が提出している
(特公昭57ー36363号、特願昭113394号、
特願昭6ー116058号等)。防振装置用埋設型枠1
を設置した状態を図7及び図8に示す。図7及び図は枕
木Sの長さ方向の略半分のみを示す。
り、枕木Sを防振装置Aを介してコンクリート道床Bに
固定することができる。図9に示すように、コンクリー
ト道床Bにおける枕木Sの両端部と中央部とにおいてコ
ンクリートレベルを違えることができる。図中、符号P
が防振装置用埋設型枠1に打設されたコンクリートであ
る。そして枕木Sの長さ方向中の下に、軌道方向に延び
る配水溝Cを形成することができる。それ故に防振装置
用埋設型枠1が必要になるのである。
は、以上のように構成されているので、その両端を隣接
する防振装置Aの鍔A1に単に嵌め込むだけで設置でき
る。また、コンクリートの硬化後に防振装置用埋設型枠
1を撤去する必要もない。それ故、防振装置用埋設型枠
1は、その設置に要する時間を短縮し、脱型時間を省く
ことができ、ひいては施工費用を軽減することができ
る。
鍔A1の上部を嵌入部9に容易に嵌入することができ
る。
ル製の薄肉板状体なので、曲線軌道においてもそれに合
わせて防振装置用埋設型枠1の設置を行うことができ
る。しかも、防振装置Aの鍔A1部分に両端を取り付け
るだけで、防振装置用埋設型枠1は円弧を描くことにな
るので、防振装置用埋設型枠1に、曲げるために加工す
る必要、若しくは曲線を描くように支保する必要がな
い。
滑なため、コンクリートに接していない面の表面仕上げ
を省くことができる。
防振装置用埋設型枠1の設置時間を大幅に減少させるこ
とができる。
曲げられているので、防振装置Aの鍔A1からはずれ難
くなっている。
堰板2の全長にわたって連続しているので(防振装置用
埋設型枠1の横断面は全て同一形状であるので)、隣接
する防振装置Aの鍔A1の間隔が異なる場合において
も、現場において長尺の防振装置用埋設型枠1を切断す
ることにより対応することができる。
の間隔(図3に示すb)が鍔A1の厚さよりも小さいの
で、防振装置用埋設型枠1の弾性により鉛直堰板2を鍔
A1に押さえつけることにより、コンクリート打設時等
に外れることはない。
易で、非常に安価に製造することができる。
を実施するために新たな防振装置Aを制作する必要がな
い。
れたコンクリートPが流入し、防振装置用埋設型枠1と
一体をなすので、防振装置用埋設型枠1がコンクリート
Pから剥離し、鉄道走行時などにがたつくことはない。
鉛直片12が形成されていたが、本発明はそれに限定さ
れることはなく、例えば、図10に示すように横断面く
の字状の下押片22を形成することもできる。図中、符
号21は下係止片の他の実施の形態を示す。
れか一方のみを鉛直堰板2を形成しても良い。
続とし、両端部のみに形成することもできる。
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。
一符号を付している。
で、防振装置用埋設型枠の両端を隣接する防振装置の鍔
に単に嵌め込むだけで設置できる。また、コンクリート
の硬化後に防振装置用埋設型枠を撤去する必要もない。
それ故、防振装置用埋設型枠は、その設置に要する時間
を短縮し、脱型時間を省くことができる。その結果、施
工費用を軽減することができる。
す正面図である。
す断面図である。
す側面図である。
を取り付けた状態を示す平面図である。
を取り付けた状態を示す側面図である。
た状態を示す断面図である。
断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 一対をなして枕木の各端部をコンクリー
ト道床に固定し、鉄道走行時に生ずる振動を防止するた
めの防振装置を枕木とコンクリート道床との間に据え付
ける際に、枕木の長さ方向中央の下に配水溝を形成する
ために、前記防振装置に設けられた、軌道方向に延びる
鍔に取り付けられる防振装置用埋設型枠であって、 打設されたコンクリートに接することとなる鉛直堰板
と、該鉛直堰板の上部に形成された、前記鍔の上部に係
止可能な上係止部と、前記鉛直堰板の上部に形成され
た、前記鍔の下部に係止可能な下係止部とが形成された
ことを特徴とする防振装置用埋設型枠。 - 【請求項2】 前記上係止部には、水平方向に延びる上
フランジ片と、該上フランジ片の縁部から下方に延びる
押片とが形成され、該押片と前記鉛直堰板との間に嵌入
部を形成し、前記上フランジ片の長さは、前記鍔の厚さ
よりも大きく、前記押片と前記鉛直堰板との間隔のうち
最も小さい部分は前記鍔の厚さよりも小さいことを特徴
とする請求項1記載の防振装置用埋設型枠。 - 【請求項3】 前記押片は断面くの字状をなし、くの字
の角部に相当する部分と、前記鉛直堰板との間隔は、前
記鍔の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項2記載
の防振装置用埋設型枠。 - 【請求項4】 前記下係止片には、前記上フランジ片が
延びる方向と同一方向に水平に延びる下フランジ片と、
該下フランジ片の縁部から上方に延びる鉛直片とが形成
され、該鉛直片と前記鉛直堰板との間に前記鍔の縁部が
入れられることとなる溝部が形成されたことを特徴とす
る請求項1記載の防振装置用埋設型枠。 - 【請求項5】 前記鉛直片は断面くの字状をなし、くの
字の角部に相当する部分と、前記鉛直堰板との間隔は、
前記鍔の厚さよりも小さいことを特徴とする請求項4記
載の防振装置用埋設型枠。 - 【請求項6】 前記上係止片及び前記下係止片は前記鉛
直堰板の全長にわたって連続していることを特徴とする
請求項1記載の防振装置用埋設型枠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20928995A JP2850110B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 防振装置用埋設型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20928995A JP2850110B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 防振装置用埋設型枠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0941308A JPH0941308A (ja) | 1997-02-10 |
JP2850110B2 true JP2850110B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=16570485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20928995A Expired - Lifetime JP2850110B2 (ja) | 1995-07-26 | 1995-07-26 | 防振装置用埋設型枠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2850110B2 (ja) |
-
1995
- 1995-07-26 JP JP20928995A patent/JP2850110B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0941308A (ja) | 1997-02-10 |
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