JPH08183367A - オートクルーズ制御方法 - Google Patents

オートクルーズ制御方法

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JPH08183367A
JPH08183367A JP33899494A JP33899494A JPH08183367A JP H08183367 A JPH08183367 A JP H08183367A JP 33899494 A JP33899494 A JP 33899494A JP 33899494 A JP33899494 A JP 33899494A JP H08183367 A JPH08183367 A JP H08183367A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両が装備している補助ブレーキの効果的な
使用によって、常に良好なオートクルーズ走行を確保で
きるようにする。 【構成】 前車との相対速度がなく車両が下り坂等をオ
ートクルーズ走行中に、相対速度の変化率が一定値以上
という補助ブレーキの作動条件が成立すると、エンジン
ブレーキのみが作用しているステップS1からステップ
S2〜ステップS8へ順次移行して、それぞれブレーキ
力が順次大きくなる各段の補助ブレーキが作動し、ま
た、相対速度の変化率が一定値以下という補助ブレーキ
の作動解除条件が成立すると、上記と逆にステップが順
次移行して、それぞれブレーキ力が順次小さくなる各段
の補助ブレーキが作動するように制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両におけるオートク
ルーズ制御方法、とくに、補助ブレーキの作動制御を伴
うオートクルーズ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、実開平4−65
624号公報に例示されているように、オートクルーズ
走行中に下り坂走行等のため最小燃料供給量に達して
も、車両が目標車速以上に増速するような場合、補助ブ
レーキを自動的に作動させて目標車速を維持するように
制御しており、また、特開昭61−113523号公報
に示されているように、減速時におけるリターダの制動
力をオートクルーズ制御装置により制御して、広い範囲
におけるオートクルーズ走行を達成するようにしている
が、いずれの場合も、下り坂走行時における補助ブレー
キの作動をオートクルーズ設定車速との車速偏差に応じ
て制御しているので、実際には必ずしも良好なオートク
ルーズ走行が確保できるとは限らず、とくに、積載重量
の大きいトラック等の車両においては、下り坂のオート
クルーズ走行時等に車速が予定以上に増大して、前車と
の間の距離が急速に狭まる心配があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両が装備
している補助ブレーキの効果的な使用によって、常に安
全な走行を確保できるようにしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明にかかるオートクルーズ制御方法は、補助ブ
レーキの作動制御を伴う車両のオートクルーズ走行にお
いて、車間距離センサの検出値により自車と前車との間
の相対速度を計測し、上記相対速度の変化に応じて補助
ブレーキのブレーキ力を制御するようにしている。
【0005】
【作用】すなわち、計測された前車との相対速度の変化
に応じて補助ブレーキのブレーキ力を制御しているた
め、前車との相対速度が生じないように補助ブレーキの
ブレーキ力を調整することによって、前車との車間距離
を適切に保つオートクルーズ制御を自動的に、かつ、迅
速に行わせることができる。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例について具
体的に説明する。図1に示されているように、トラック
等の車両におけるコントロールユニット1には、オート
クルーズ用メインスイッチ2、オートクルーズ車速の設
定とオートクルーズ車速の減少を行わせるためのセット
スイッチ3、オートクルーズ一時解除時からの復帰とオ
ートクルーズ車速の増加を行わせるためのリジュームス
イッチ4、オートクルーズ解除スイッチ5及びストップ
ランプスイッチ6が接続されていて、それぞれのスイッ
チが閉じられたとき、コントロールユニット1にそれぞ
れ信号が入力されると共に、車間距離センサ7及び車速
センサ8からそれぞれ車間距離信号及び車速信号が入力
されている。なお、オートクルーズ解除スイッチ5は、
排気ブレーキの作動スイッチ、圧縮圧開放式エンジンブ
レーキ補助装置の作動スイッチ、リターダの作動スイッ
チ、クラッチの操作信号、フットブレーキの作動信号及
びトランスミッションのニュートラル信号により、それ
ぞれ閉じられるものである。
【0007】また、コントロールユニット1は、自車の
速度から前車の速度を差し引いた相対速度(単に相対速
度という)を車間距離センサ7の検出値を微分すること
により計測し、もしくは、ドップラレーザ式車間距離セ
ンサのように、相対速度を直接検出可能な車間距離セン
サ7の検出値より直接計測し、オートクルーズ走行時に
図示しないディーゼルエンジンの電子ガバナ10へ信号
を送ってディーゼルエンジンへの燃料供給量を増減さ
せ、あるいは、補助ブレーキ11の作動を制御して、相
対速度が常に0となるように車速を調整するオートクル
ーズ制御を行わせる。
【0008】補助ブレーキ11は排気ブレーキ12、圧
縮圧開放式エンジンブレーキ補助装置13、及びリター
ダ14からなり、排気ブレーキ12は排気管の絞りによ
ってブレーキ力をうるものであり、圧縮圧開放式エンジ
ンブレーキ補助装置13は、例えば、適当なエンジンシ
リンダに設けられた第3弁を圧縮行程から膨張行程にか
けて開くことによってブレーキ力をうるものであり、リ
ターダ14はステータのブレード角を変化させて流量を
調整することによりブレーキ力を増減させる周知の流体
式リターダ、または、周知の電磁式等のリターダであ
る。
【0009】すなわち、車両の走行中、通常はメインス
イッチ2が閉じられてから車速が所望の速度に達したと
き、セットスイッチ3が閉じられて、そのときの車速を
維持するように制御されるが、車両の定速走行中に車間
距離センサ7により前車が検出されると、その前車との
相対速度が0となるように車速を調整するオートクルー
ズ制御が開始され、コントロールユニット1による電子
ガバナ10の制御によってディーゼルエンジンの出力が
調整され、あるいは、補助ブレーキ11のブレーキ力を
調整して、相対速度が生じないように車速が自動的に制
御される。
【0010】この場合、排気ブレーキ12及び圧縮圧開
放式エンジンブレーキ補助装置13におけるブレーキ力
の強さは主としてエンジン回転数に応じて変化し、ま
た、リターダ14におけるブレーキ力の強さは主として
プロペラ軸の回転数、すなわち、車速に応じて変化する
ので、例えば、車両がトランスミッションの第7速でオ
ートクルーズ走行しているとき車両が受けるブレーキ力
は、図2に示されているように、エンジンブレーキのみ
が作用して補助ブレーキ力が作用していないケースIの
曲線Aに対し、補助ブレーキ11として圧縮圧開放式エ
ンジンブレーキ補助装置13のみが作用しているケース
IIは曲線B、補助ブレーキ11として排気ブレーキ12
のみが作用しているケースIII は曲線C、補助ブレーキ
11としてリターダ14のみが作用しているケースIVは
曲線D、補助ブレーキ11として排気ブレーキ12及び
圧縮圧開放式エンジンブレーキ補助装置13が作用して
いるケースVは曲線E、補助ブレーキ11として圧縮圧
開放式エンジンブレーキ補助装置13及びリターダ14
が作用しているケースVIは曲線F、補助ブレーキ11と
して排気ブレーキ12及びリターダ14が作用している
ケースVII は曲線G、補助ブレーキ11として排気ブレ
ーキ12、圧縮圧開放式エンジンブレーキ補助装置13
及びリターダ14のすべてが作用しているケースVIIIは
曲線Hと、それぞれ車速に応じて変化する。
【0011】また、同様にして、車両がトランスミッシ
ョンの第6速でオートクルーズ走行しているとき車両が
受けるブレーキ力は、図3に示されているように、ケー
スIの曲線Aに対し、ケースIIは曲線B、ケースIII は
曲線C、ケースIVは曲線D、ケースVは曲線E、ケース
VIは曲線F、ケースVII は曲線G、ケースVIIIは曲線H
と、それぞれ車速に応じて変化する。
【0012】従って、オートクルーズ走行時に前車の走
行速度等が変化したため、その前車との相対速度が増大
する場合には、コントロールユニット1によりまず補助
ブレーキ11を作動させ始め、もしくは、下り坂走行中
等のため補助ブレーキ11が作動しているときはそのブ
レーキ力を増加させるようにし、また、補助ブレーキ1
1の作動中に相対速度が減少する場合には、コントロー
ルユニット1により補助ブレーキ11のブレーキ力を減
少させるようにして、相対速度が生じないように車速が
制御される。
【0013】例えば、車両がトランスミッションの第7
速でオートクルーズ走行していて、前車との相対速度が
増大する場合、走行車速が75〜100km/hのとき
は、補助ブレーキ力が順次大きくなるように、第1段補
助ブレーキがケースII、第2段補助ブレーキがケースII
I 、第3段補助ブレーキがケースV、第4段補助ブレー
キがケースIV、第5段補助ブレーキがケースVI、第6段
補助ブレーキがケースVII 、第7段補助ブレーキがケー
スVIIIと逐次変更してそれぞれを作動させ、また、走行
車速が65〜75km/hのときは、補助ブレーキ力が
順次大きくなるように、第1段補助ブレーキがケースII
I 、第2段補助ブレーキがケースII、第3段補助ブレー
キがケースV、第4段補助ブレーキがケースIV、第5段
補助ブレーキがケースVII 、第6段補助ブレーキがケー
スVI、第7段補助ブレーキがケースVIIIと逐次変更して
それぞれを作動させ、また、走行車速が45〜65km
/hのときは、補助ブレーキ力が順次大きくなるよう
に、第1段補助ブレーキがケースIII 、第2段補助ブレ
ーキがケースII、第3段補助ブレーキがケースIV、第4
段補助ブレーキがケースV、第5段補助ブレーキがケー
スVII 、第6段補助ブレーキがケースVI、第7段補助ブ
レーキがケースVIIIと逐次変更してそれぞれを作動さ
せ、また、オートクルーズ設定車速が45km/hまで
のときは、補助ブレーキ力が順次大きくなるように、第
1段補助ブレーキがケースIII 、第2段補助ブレーキが
ケースIV、第3段補助ブレーキがケースII、第4段補助
ブレーキがケースV、第5段補助ブレーキがケースVII
、第6段補助ブレーキがケースVI、第7段補助ブレー
キがケースVIIIと逐次変更してそれぞれを作動させる。
【0014】同様にして、車両がトランスミッションの
第6速でオートクルーズ走行していて、前車との相対速
度が増大する場合、オートクルーズ設定車速が70〜1
00km/hのときは、補助ブレーキ力が順次大きくな
るように、第1段補助ブレーキがケースII、第2段補助
ブレーキがケースIII 、第3段補助ブレーキがケースI
V、第4段補助ブレーキがケースV、第5段補助ブレー
キがケースVI、第6段補助ブレーキがケースVII 、第7
段補助ブレーキがケースVIIIと逐次変更してそれぞれを
作動させ、また、オートクルーズ設定車速が60〜70
km/hのときは、補助ブレーキ力が順次大きくなるよ
うに、第1段補助ブレーキがケースII、第2段補助ブレ
ーキがケースIII 、第3段補助ブレーキがケースIV、第
4段補助ブレーキがケースV、第5段補助ブレーキがケ
ースVII 、第6段補助ブレーキがケースVI、第7段補助
ブレーキがケースVIIIと逐次変更してそれぞれを作動さ
せ、また、オートクルーズ設定車速が50〜60km/
hのときは、補助ブレーキ力が順次大きくなるように、
第1段補助ブレーキがケースIII 、第2段補助ブレーキ
がケースII、第3段補助ブレーキがケースVI、第4段補
助ブレーキがケースV、第5段補助ブレーキがケースVI
I 、第6段補助ブレーキがケースIV、第7段補助ブレー
キがケースVIIIと逐次変更してそれぞれを作動させ、ま
た、オートクルーズ設定車速が40〜50km/hのと
きは、補助ブレーキ力が順次大きくなるように、第1段
補助ブレーキがケースIV、第2段補助ブレーキがケース
III 、第3段補助ブレーキがケースII、第4段補助ブレ
ーキがケースV、第5段補助ブレーキがケースVII 、第
6段補助ブレーキがケースVI、第7段補助ブレーキがケ
ースVIIIと逐次変更してそれぞれを作動させ、また、オ
ートクルーズ設定車速が40km/hまでのときは、補
助ブレーキ力が順次大きくなるように、第1段補助ブレ
ーキがケースIV、第2段補助ブレーキがケースIII 、第
3段補助ブレーキがケースII、第4段補助ブレーキがケ
ースVII 、第5段補助ブレーキがケースV、第6段補助
ブレーキがケースVI、第7段補助ブレーキがケースVIII
と逐次変更してそれぞれを作動させる。
【0015】すなわち、図4に示されているように、補
助ブレーキ11のブレーキ力が全く作用していないステ
ップS1において、前車との相対速度が増大するという
補助ブレーキ11の作動条件が成立すれば、ステップS
2へ移行して第1段補助ブレーキが作動し、ステップS
2においてさらに補助ブレーキ11のブレーキ力を増加
させる作動条件が成立すれば、ステップS3へ移行して
第2段補助ブレーキが作動し、以下順次ブレーキ力を増
加させる作動条件が成立すればそれぞれ次のステップへ
移行し、最後のステップS8で第7段補助ブレーキが作
動するようにして、前車との相対速度が生じないように
車速がコントロールユニット1により制御される。
【0016】また、各ステップにおいて、前車との相対
速度が減少するため、補助ブレーキ11のブレーキ力を
減少させる作動解除条件が成立すれば、それぞれ前記と
逆の順序でステップが移行し、各段の補助ブレーキが作
動することにより補助ブレーキ11がそれぞれ適切な大
きさのブレーキ力を作用させて、前車との相対速度が生
じないように車速がコントロールユニット1により制御
される。
【0017】次に、補助ブレーキ11のブレーキ力を増
加させる作動条件について説明すると、図5に示されて
いるように、車両が前車との相対速度V=0で走行中に
相対速度Vが増大した場合には、数秒程度の第1相対速
度オーバシュート判定時間T1内における相対速度変化
量ΔV1が一定値V1以上のとき上記作動条件が成立し
て、ブレーキ力の大きい次段の補助ブレーキが作動し、
また、上記第1相対速度オーバシュート判定条件を満た
さない緩慢な相対速度Vの増大に対しては、10数秒程
度の第2相対速度オーバシュート判定時間T2内におけ
る相対速度変化量ΔV2が一定値V2以上のとき上記作
動条件が成立して、ブレーキ力の大きい次段の補助ブレ
ーキが作動するように制御され、その結果、比較的急激
な相対速度の増大に際しては早めにさらに強く補助ブレ
ーキ11を作動させる一方、比較的ゆっくりとした相対
速度の増大に際しては、手遅れとならない程度に様子見
をした後にさらに強く補助ブレーキ11を作動させるよ
うに調整されて、車両の安全性を高めるようにされてい
る。
【0018】さらに、図6に示されているように、前車
との相対速度Vが負のときに相対速度Vが増大した場合
には、制御になじまない外的要因の混入を排除するため
に相対速度差判定基準ΔV0を設定し、相対速度Vが−
ΔV0よりも大きく、かつ、数秒程度の第3相対速度オ
ーバシュート判定時間T3内における相対速度変化量Δ
V3が一定値V3以上のとき上記作動条件が成立して、
ブレーキ力の大きい次段の補助ブレーキが作動し、ま
た、上記第3相対速度オーバシュート判定条件を満たさ
ない緩慢な相対速度Vの増大に対しては、相対速度Vが
0にまで増大してから10数秒程度の第4相対速度オー
バシュート判定時間T4内における相対速度変化量ΔV
4が一定値V4以上のとき上記作動条件が成立して、ブ
レーキ力の大きい次段の補助ブレーキが作動するように
制御され、前記の場合と同様に、比較的急激な相対速度
の変化と比較的ゆっくりとした相対速度の変化との両面
から補助ブレーキのブレーキ力が調整されて、車両の安
全性を高めるようにされている。
【0019】次に、補助ブレーキ11のブレーキ力を減
少させる作動解除条件について説明すると、図7に示さ
れているように、補助ブレーキ11の適切なブレーキ力
により車両が前車との相対速度V=0で走行中に相対速
度Vが減少した場合には、数秒程度の第5相対速度アン
ダーシュート判定時間T5内における相対速度変化量Δ
V5が一定値V5以下のとき上記作動解除条件が成立し
て、ブレーキ力の小さい次段の補助ブレーキが作動し、
また、上記第5相対速度アンダーシュート判定条件を満
たさない緩慢な相対速度Vの減少に対しては、10数秒
程度の第6相対速度アンダーシュート判定時間T6内に
おける相対速度変化量ΔV6が一定値V6以下のとき上
記作動解除条件が成立して、ブレーキ力の小さい次段の
補助ブレーキが作動するように制御され、その結果、比
較的急激な相対速度の減少に際しては早めにさらに弱く
補助ブレーキ11を作動させる一方、比較的ゆっくりと
した相対速度の減少に際しては、手遅れとならない程度
に様子見をした後にさらに弱く補助ブレーキ11を作動
させるように調整されている。
【0020】さらに、図8に示されているように、補助
ブレーキ11の作動制御中に前車との相対速度Vが正の
とき相対速度Vが減少した場合には、制御になじまない
外的要因の混入を排除するために相対速度差判定基準Δ
V0を考慮し、相対速度Vが+ΔV0よりも小さく、か
つ、数秒程度の第7相対速度アンダーシュート判定時間
T7内における相対速度変化量ΔV7が一定値V7以下
のとき上記作動解除条件が成立して、ブレーキ力の小さ
い次段の補助ブレーキが作動し、また、上記第7相対速
度アンダーシュート判定条件を満たさない緩慢な相対速
度Vの減少に対しては、相対速度Vが0よりも減少して
から10数秒程度の第8相対速度アンダーシュート判定
時間T8内における相対速度変化量ΔV8が一定値V8
以下のとき上記作動解除条件が成立して、ブレーキ力の
小さい次段の補助ブレーキが作動するように制御され、
前記の場合と同様に、比較的急激な相対速度の変化と比
較的ゆっくりとした相対速度の変化との両面から補助ブ
レーキのブレーキ力が調整されている。
【0021】図9には上記作動条件のロジックが示さ
れ、図10には上記作動解除条件のロジックが示されて
おり、それらにおけるΔV01は許容相対速度偏差を表
している。
【0022】上記のように、下り坂等を車両がオートク
ルーズ走行中に、前車の走行速度等が変化し、あるい
は、前方に走行車両が割り込んできたため、前車との相
対速度が変化するとき、比較的急激に相対速度が変化す
る場合と比較的ゆっくりと相対速度が変化する場合との
双方において、相対速度の増減による相対速度変化率が
検出され、その相対速度変化率に対応し、補助ブレーキ
11として第1段補助ブレーキから第7段補助ブレーキ
のうち、トランスミッションの変速段毎に及び各車速に
対応した最適のブレーキ力をもつ補助ブレーキ手段が選
択されるため、前車の状況変化等に即応して適切な大き
さの補助ブレーキ力を作用させ、前車との相対速度が生
じないように車速を制御して、前車との車間距離を容易
に維持させることができ、従って、下り坂においても、
あるいは、自車より速度の小さい車両が急に前方へ割り
込んできても、前車との車間距離を適正に保つ良好なオ
ートクルーズ走行を自動的に行わせることができるの
で、ドライバによるブレーキ操作やトランスミッション
変速操作の頻度を減少させることができると共に、オー
トクルーズ再セットの必要性も減少して、ドライバにか
かる車両運転上の負荷を大幅に軽減することができる。
【0023】なお、上記実施例においては、補助ブレー
キが3種のものから構成されているが、これらを適宜増
減し、あるいは、それぞれが補助ブレーキ力を増減でき
るようにし、それらの組み合わせにより補助ブレーキ力
の大きさをさらに多様に調整できるようにすることも可
能なのはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかるオートクルーズ制御方法
によれば、計測された前車との相対速度の変化に応じて
補助ブレーキのブレーキ力を制御しているため、前車と
の相対速度が生じないように補助ブレーキのブレーキ力
を調整することによって、前車との車間距離を適切に保
つオートクルーズ走行を自動的に行わせることができる
ので、ドライバにかかる車両運転上の負荷を大幅に軽減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における概略配置図。
【図2】上記実施例の作用説明図。
【図3】上記実施例の作用説明図。
【図4】上記実施例の制御フローチャート。
【図5】上記実施例の制御説明図。
【図6】上記実施例の制御説明図。
【図7】上記実施例の制御説明図。
【図8】上記実施例の制御説明図。
【図9】上記実施例の制御ロジック図。
【図10】上記実施例の制御ロジック図。
【符号の説明】
1 コントロールユニット 2 オートクルーズ用メインスイッチ 3 セットスイッチ 4 リジュームスイッチ 5 オートクルーズ解除スイッチ 6 ストップランプスイッチ 7 車間距離センサ 8 車速センサ 10 電子ガバナ 11 補助ブレーキ 12 排気ブレーキ 13 圧縮圧開放式エンジンブレーキ補助装置 14 リターダ V 相対速度 T 相対速度判定時間 ΔV 相対速度変化量

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補助ブレーキの作動制御を伴う車両のオ
    ートクルーズ走行において、車間距離センサの検出値に
    より自車と前車との間の相対速度を計測し、上記相対速
    度の変化に応じて補助ブレーキのブレーキ力を制御する
    ようにしたオートクルーズ制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記補助ブレーキが
    ブレーキ力の異なる複数の補助ブレーキ手段から構成さ
    れたオートクルーズ制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、自車の走行車速に応
    じて上記補助ブレーキ手段を選択するようにしたオート
    クルーズ制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3において、車両
    の変速段に応じて上記補助ブレーキ手段を選択するよう
    にしたオートクルーズ制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜請求項4のいずれかにおい
    て、上記補助ブレーキ手段の選択により上記補助ブレー
    キのブレーキ力制御を行うようにしたオートクルーズ制
    御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
    て、上記補助ブレーキのブレーキ力が一定もしくは特定
    の補助ブレーキ手段が作動しているとき、複数の時間内
    におけるそれぞれの相対速度変化率を検出し、いずれか
    の上記相対速度変化率に応じて補助ブレーキのブレーキ
    力を制御するようにしたオートクルーズ制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11245684A (ja) * 1998-03-03 1999-09-14 Mitsubishi Motors Corp 車間距離制御装置
WO2014199811A1 (ja) * 2013-06-13 2014-12-18 いすゞ自動車株式会社 ハイブリッド車両及びその制御方法

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