JPH08181416A - 電子回路基板の製造方法及び該方法に用いる金属回路板 - Google Patents
電子回路基板の製造方法及び該方法に用いる金属回路板Info
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- JPH08181416A JPH08181416A JP33629194A JP33629194A JPH08181416A JP H08181416 A JPH08181416 A JP H08181416A JP 33629194 A JP33629194 A JP 33629194A JP 33629194 A JP33629194 A JP 33629194A JP H08181416 A JPH08181416 A JP H08181416A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ブリッジ部除去工程における作業の容易化、迅
速化、自動化を図る。 【構成】複数の回路要素21と、回路要素21よりも厚
みが薄く回路要素21を相互に接続する複数のブリッジ
部22と、ブリッジ部22とほぼ同じ厚さで該ブリッジ
部22を相互に連結するブリッジ連結部23と、を有す
る金属回路板2を形成する金属回路板形成工程と、金属
回路板形成工程では、各回路要素21に対してブリッジ
部22を介して接続される、基板の外周縁よりも外方に
位置する大きさの外枠24を有する金属回路板2を形成
し、接合工程では、ブリッジ部22及びブリッジ連結部
23と基板の接合面との間に隙間が生じる側の面を対面
させて金属回路板2のうち回路要素21のみを接合し、
ブリッジ部除去工程では、該外枠24をめくり上げるこ
とにより、ブリッジ連結部23もめくり上げてブリッジ
部22を除去する。
速化、自動化を図る。 【構成】複数の回路要素21と、回路要素21よりも厚
みが薄く回路要素21を相互に接続する複数のブリッジ
部22と、ブリッジ部22とほぼ同じ厚さで該ブリッジ
部22を相互に連結するブリッジ連結部23と、を有す
る金属回路板2を形成する金属回路板形成工程と、金属
回路板形成工程では、各回路要素21に対してブリッジ
部22を介して接続される、基板の外周縁よりも外方に
位置する大きさの外枠24を有する金属回路板2を形成
し、接合工程では、ブリッジ部22及びブリッジ連結部
23と基板の接合面との間に隙間が生じる側の面を対面
させて金属回路板2のうち回路要素21のみを接合し、
ブリッジ部除去工程では、該外枠24をめくり上げるこ
とにより、ブリッジ連結部23もめくり上げてブリッジ
部22を除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子回路基板の製造方法
及び該方法に用いる金属回路板に関する。
及び該方法に用いる金属回路板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体用基板など、各種電子電気
機器の構成部品として銅回路板等の金属回路板を、セラ
ミックス基板等の絶縁基板に一体に接合した電子回路基
板が用いられている。
機器の構成部品として銅回路板等の金属回路板を、セラ
ミックス基板等の絶縁基板に一体に接合した電子回路基
板が用いられている。
【0003】この電子回路基板の製造方法としては、ま
ず第1に所定形状に加工された複数の回路要素一つずつ
を基板上に順次設置して、仮止めした後に加熱して接合
する方法、第2に、基板上に金属回路板を接合した後に
金属回路板をエッチングして所定の回路パターンを形成
する方法、第3に、予め各回路要素がブリッジ部を介し
て接続されるように金属回路板をエッチングやプレスす
るなどして加工し、次に、回路要素を基板に接合して、
ブリッジ部をカッターなどにより切断する方法等が用い
られている。
ず第1に所定形状に加工された複数の回路要素一つずつ
を基板上に順次設置して、仮止めした後に加熱して接合
する方法、第2に、基板上に金属回路板を接合した後に
金属回路板をエッチングして所定の回路パターンを形成
する方法、第3に、予め各回路要素がブリッジ部を介し
て接続されるように金属回路板をエッチングやプレスす
るなどして加工し、次に、回路要素を基板に接合して、
ブリッジ部をカッターなどにより切断する方法等が用い
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
方法では一つずつ回路要素を配設するため、接合工程が
複雑で量産性の点で問題があると共に、接合時に各回路
要素が位置ずれし易いという問題もある。第2の方法で
は、基板の材料によってはエッチング液によって腐食さ
れてしまうという問題がある。第3の方法では、ブリッ
ジ部を介して予め回路要素を接続しておくため、回路要
素の位置精度の点ではあまり問題はないが、ブリッジ部
を一つずつ切断しなければならないため、作業工程が複
雑になり、量産性にも影響を及ぼす。さらに、ブリッジ
部を切断除去する場合、ブリッジ部のみをうまく除去す
ることが難しく、切断部の切り口が立ち上がってバリが
生じ、このバリからリークが起こって耐電圧が低下する
という問題もある。従って、第3の方法では、バリ取り
という後処理も必要となるという問題もあった。
方法では一つずつ回路要素を配設するため、接合工程が
複雑で量産性の点で問題があると共に、接合時に各回路
要素が位置ずれし易いという問題もある。第2の方法で
は、基板の材料によってはエッチング液によって腐食さ
れてしまうという問題がある。第3の方法では、ブリッ
ジ部を介して予め回路要素を接続しておくため、回路要
素の位置精度の点ではあまり問題はないが、ブリッジ部
を一つずつ切断しなければならないため、作業工程が複
雑になり、量産性にも影響を及ぼす。さらに、ブリッジ
部を切断除去する場合、ブリッジ部のみをうまく除去す
ることが難しく、切断部の切り口が立ち上がってバリが
生じ、このバリからリークが起こって耐電圧が低下する
という問題もある。従って、第3の方法では、バリ取り
という後処理も必要となるという問題もあった。
【0005】本発明は上記した課題を解消するためにな
されたものであり、回路要素の位置ずれがなく、エッチ
ング液による腐食もない、ブリッジ部を介して予め回路
要素が接続されている金属回路板を形成した後基板に接
合する方法を採用すると共に、この方法の欠点であるブ
リッジ部除去工程における作業の容易化、迅速化、自動
化に資することができる電子回路基板の製造方法を提供
することを目的とする。また、ブリッジ部除去の際にバ
リが生じにくい電子回路基板の製造方法を提供すること
を目的とする。さらには、かかる電子回路基板の製造方
法の実施に適する金属回路板を提供することを目的とす
る。
されたものであり、回路要素の位置ずれがなく、エッチ
ング液による腐食もない、ブリッジ部を介して予め回路
要素が接続されている金属回路板を形成した後基板に接
合する方法を採用すると共に、この方法の欠点であるブ
リッジ部除去工程における作業の容易化、迅速化、自動
化に資することができる電子回路基板の製造方法を提供
することを目的とする。また、ブリッジ部除去の際にバ
リが生じにくい電子回路基板の製造方法を提供すること
を目的とする。さらには、かかる電子回路基板の製造方
法の実施に適する金属回路板を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の電子回路基板の製造方法は、複数の回路要
素と、該回路要素よりも厚みが薄く該回路要素を相互に
接続する複数のブリッジ部と、該ブリッジ部とほぼ同じ
厚さで該ブリッジ部を相互に連結するブリッジ連結部
と、を有する金属回路板を形成する金属回路板形成工程
と;該金属回路板を基板上に配置して接合する接合工程
と;ブリッジ部をブリッジ連結部と共に除去するブリッ
ジ部除去工程と;を含む電子回路基板の製造方法におい
て、金属回路板形成工程では、回路要素、ブリッジ部及
びブリッジ連結部に加えて、さらに、各回路要素に対し
てブリッジ部を介して接続される、少なくとも外周縁が
基板の外周縁よりも外方に位置する大きさの外枠を有す
る金属回路板を形成し、接合工程では、ブリッジ部及び
ブリッジ連結部と基板の接合面との間に隙間が生じる側
の面を対面させて金属回路板のうち回路要素のみを接合
し、ブリッジ部除去工程では、該外枠をめくり上げるこ
とにより、ブリッジ連結部もめくり上げてブリッジ部を
除去する、ことを特徴とする。
め、本発明の電子回路基板の製造方法は、複数の回路要
素と、該回路要素よりも厚みが薄く該回路要素を相互に
接続する複数のブリッジ部と、該ブリッジ部とほぼ同じ
厚さで該ブリッジ部を相互に連結するブリッジ連結部
と、を有する金属回路板を形成する金属回路板形成工程
と;該金属回路板を基板上に配置して接合する接合工程
と;ブリッジ部をブリッジ連結部と共に除去するブリッ
ジ部除去工程と;を含む電子回路基板の製造方法におい
て、金属回路板形成工程では、回路要素、ブリッジ部及
びブリッジ連結部に加えて、さらに、各回路要素に対し
てブリッジ部を介して接続される、少なくとも外周縁が
基板の外周縁よりも外方に位置する大きさの外枠を有す
る金属回路板を形成し、接合工程では、ブリッジ部及び
ブリッジ連結部と基板の接合面との間に隙間が生じる側
の面を対面させて金属回路板のうち回路要素のみを接合
し、ブリッジ部除去工程では、該外枠をめくり上げるこ
とにより、ブリッジ連結部もめくり上げてブリッジ部を
除去する、ことを特徴とする。
【0007】金属回路板形成工程において、ブリッジ連
結部の角部の幅が直線部の幅よりも広い金属回路板を形
成することが好ましく、ブリッジ部のうち、回路要素と
の境界部付近に、金属回路板の非接合面側に開口する溝
を形成するとより好ましい。また、外枠と回路要素とを
接続するブリッジ部を除き、少なくとも他のブリッジ部
を、外枠のめくり上げ方向と略直交する方向に沿っての
み設けると、さらに好ましい。また、金属回路板形成工
程において、外枠の適宜位置に、該外枠をつまんでめく
り上げるつまみ上げ手段の先端部を挿通可能な孔部を形
成すると好ましい。
結部の角部の幅が直線部の幅よりも広い金属回路板を形
成することが好ましく、ブリッジ部のうち、回路要素と
の境界部付近に、金属回路板の非接合面側に開口する溝
を形成するとより好ましい。また、外枠と回路要素とを
接続するブリッジ部を除き、少なくとも他のブリッジ部
を、外枠のめくり上げ方向と略直交する方向に沿っての
み設けると、さらに好ましい。また、金属回路板形成工
程において、外枠の適宜位置に、該外枠をつまんでめく
り上げるつまみ上げ手段の先端部を挿通可能な孔部を形
成すると好ましい。
【0008】なお、接合工程においては、金属回路板を
基板上に配置して加熱し、金属回路板と基板とを直接接
合する手段や、活性金属を含有する接合材を基板表面に
塗布して接合材層を形成し、次に金属回路板を該接合材
層上に配置して加熱することにより、金属回路板と基板
とを接合する手段を用いることができる。
基板上に配置して加熱し、金属回路板と基板とを直接接
合する手段や、活性金属を含有する接合材を基板表面に
塗布して接合材層を形成し、次に金属回路板を該接合材
層上に配置して加熱することにより、金属回路板と基板
とを接合する手段を用いることができる。
【0009】一方、本発明の金属回路板は、複数の回路
要素と、該回路要素よりも厚みが薄く該回路要素を相互
に接続する複数のブリッジ部と、該ブリッジ部とほぼ同
じ厚さで該ブリッジ部を相互に連結するブリッジ連結部
と、を有し、基板上に配置して接合した後、ブリッジ部
をブリッジ連結部と共に除去することにより電子回路基
板を製造するために用いられる金属回路板において、回
路要素、ブリッジ部及びブリッジ連結部に加えて、さら
に、各回路要素に対してブリッジ部を介して接続され
る、少なくとも外周縁が基板の外周縁よりも外方に位置
する大きさの外枠であって、回路要素の基板への接合後
にめくり上げられることにより、ブリッジ部をブリッジ
連結部と共に除去可能な外枠を有することを特徴とす
る。
要素と、該回路要素よりも厚みが薄く該回路要素を相互
に接続する複数のブリッジ部と、該ブリッジ部とほぼ同
じ厚さで該ブリッジ部を相互に連結するブリッジ連結部
と、を有し、基板上に配置して接合した後、ブリッジ部
をブリッジ連結部と共に除去することにより電子回路基
板を製造するために用いられる金属回路板において、回
路要素、ブリッジ部及びブリッジ連結部に加えて、さら
に、各回路要素に対してブリッジ部を介して接続され
る、少なくとも外周縁が基板の外周縁よりも外方に位置
する大きさの外枠であって、回路要素の基板への接合後
にめくり上げられることにより、ブリッジ部をブリッジ
連結部と共に除去可能な外枠を有することを特徴とす
る。
【0010】この場合、ブリッジ連結部の角部の幅が直
線部の幅よりも広くなるように形成されていることが好
ましく、ブリッジ部のうち、回路要素との境界部付近
に、金属回路板の非接合面側に開口する溝を有するもの
がより好ましい。また、外枠と回路要素とを接続するブ
リッジ部を除き、少なくとも他のブリッジ部を、外枠の
めくり上げ方向と略直交する方向に沿ってのみ設けてあ
るとさらに好ましい。さらに、外枠の適宜位置に、該外
枠をつまんでめくり上げるつまみ上げ手段の先端部を挿
通可能な孔部を有するものが好ましい。
線部の幅よりも広くなるように形成されていることが好
ましく、ブリッジ部のうち、回路要素との境界部付近
に、金属回路板の非接合面側に開口する溝を有するもの
がより好ましい。また、外枠と回路要素とを接続するブ
リッジ部を除き、少なくとも他のブリッジ部を、外枠の
めくり上げ方向と略直交する方向に沿ってのみ設けてあ
るとさらに好ましい。さらに、外枠の適宜位置に、該外
枠をつまんでめくり上げるつまみ上げ手段の先端部を挿
通可能な孔部を有するものが好ましい。
【0011】
【作用】ブリッジ部の除去に当たっては、外枠の端部を
手作業により又は機械によりつまみ、一定方向にめくり
上げる。外枠をめくり上げていくと、まず、外枠と回路
要素とを接続しているブリッジ部が破断し、次に、ブリ
ッジ連結部がめくり上がっていき、これに伴って他のブ
リッジ部が破断し除去される。
手作業により又は機械によりつまみ、一定方向にめくり
上げる。外枠をめくり上げていくと、まず、外枠と回路
要素とを接続しているブリッジ部が破断し、次に、ブリ
ッジ連結部がめくり上がっていき、これに伴って他のブ
リッジ部が破断し除去される。
【0012】
【実施例】次に、図面に示した一実施例に基づき本発明
をさらに詳細に説明する。図において、1は本実施例の
電子回路基板であり複数の回路要素21と基板3とから
なり、図2で示した金属回路板2を基板3に接合して、
後述するブリッジ部、ブリッジ連結部、外枠を除去する
ことにより形成される。
をさらに詳細に説明する。図において、1は本実施例の
電子回路基板であり複数の回路要素21と基板3とから
なり、図2で示した金属回路板2を基板3に接合して、
後述するブリッジ部、ブリッジ連結部、外枠を除去する
ことにより形成される。
【0013】金属回路板2は、図2で示すように、複数
の回路要素21と、該複数の回路要素21を相互に接続
するためのブリッジ部22と、このブリッジ部22同士
を接続するブリッジ連結部23と、回路要素21に対し
てブリッジ部を介して接続される外枠24と、を有して
構成されている。かかる形状の金属回路板2は、予めエ
ッチング処理又はプレス加工等により形成されるが、ブ
リッジ部22及びブリッジ連結部23は、回路要素21
よりも厚みが薄くなるように形成されている。これは、
ブリッジ部22及びブリッジ連結部23を剥がし易くす
るためである。また、このため、ブリッジ部22及びブ
リッジ連結部23は、接合した際に基板3に貼り付かな
いような構成とする必要があり、厚みを薄くするといっ
ても、ブリッジ部22及びブリッジ部23は回路要素2
1の接合面側からハーフエッチングして厚みを薄くする
のが好ましい。例えば、ブリッジ部22及びブリッジ連
結部23の厚みは、回路要素21の厚みの約1/2〜1
/4程度とすることができる。なお、図2は、金属回路
板2を非接合面からみた平面図である。
の回路要素21と、該複数の回路要素21を相互に接続
するためのブリッジ部22と、このブリッジ部22同士
を接続するブリッジ連結部23と、回路要素21に対し
てブリッジ部を介して接続される外枠24と、を有して
構成されている。かかる形状の金属回路板2は、予めエ
ッチング処理又はプレス加工等により形成されるが、ブ
リッジ部22及びブリッジ連結部23は、回路要素21
よりも厚みが薄くなるように形成されている。これは、
ブリッジ部22及びブリッジ連結部23を剥がし易くす
るためである。また、このため、ブリッジ部22及びブ
リッジ連結部23は、接合した際に基板3に貼り付かな
いような構成とする必要があり、厚みを薄くするといっ
ても、ブリッジ部22及びブリッジ部23は回路要素2
1の接合面側からハーフエッチングして厚みを薄くする
のが好ましい。例えば、ブリッジ部22及びブリッジ連
結部23の厚みは、回路要素21の厚みの約1/2〜1
/4程度とすることができる。なお、図2は、金属回路
板2を非接合面からみた平面図である。
【0014】また、各回路要素21には、基板3との加
熱接合時に生じる、セラミックス等の基板材料と銅等の
回路要素構成材料との間の熱膨張差に基づく熱応力によ
り発生する基板3のクラックや回路要素21の剥離など
を防止するため、該各回路要素21の端縁あるいは端縁
より僅かに内方部分に薄肉部(図示せず)を形成してお
くことが好ましい。
熱接合時に生じる、セラミックス等の基板材料と銅等の
回路要素構成材料との間の熱膨張差に基づく熱応力によ
り発生する基板3のクラックや回路要素21の剥離など
を防止するため、該各回路要素21の端縁あるいは端縁
より僅かに内方部分に薄肉部(図示せず)を形成してお
くことが好ましい。
【0015】外枠24は、少なくとも外周縁24aが、
金属回路板2を接合する基板3の外周縁3aよりも、外
方に位置するような大きさで形成されている。外枠24
の内周縁24bが基板3の外周縁3aよりも外方に位置
するような大きさであれば特に必要はないが、外枠24
の内周縁24b付近が基板3の外周縁3a付近と平面的
に見た場合に重なる程度の大きさの場合には、外枠24
と基板3との接合を回避するため、外枠24のうち重な
る部分24c(図2の斜線部)を回路要素21の接合面
側からハーフエッチングして厚みを薄くしておくことが
好ましい。
金属回路板2を接合する基板3の外周縁3aよりも、外
方に位置するような大きさで形成されている。外枠24
の内周縁24bが基板3の外周縁3aよりも外方に位置
するような大きさであれば特に必要はないが、外枠24
の内周縁24b付近が基板3の外周縁3a付近と平面的
に見た場合に重なる程度の大きさの場合には、外枠24
と基板3との接合を回避するため、外枠24のうち重な
る部分24c(図2の斜線部)を回路要素21の接合面
側からハーフエッチングして厚みを薄くしておくことが
好ましい。
【0016】ブリッジ部22は、図3に示すように、回
路要素21寄りの部分の幅が狭くなるようなテーパ状に
形成されていることが好ましい。回路要素21と連結し
ている部分の断面積が小さいほど回路要素21から切り
離しやすいからである。また、ブリッジ部22のうち、
この回路要素21との境界部付近には、図3及び図4に
示すように、回路要素21の非接合面側に開口する溝2
2aを形成しておくことが好ましい。ブリッジ部22は
非接合面側の上方に向かって剥がされるが、この場合に
バリが発生し難くなるからである。溝22aを形成する
手段としては、非接合面側からエッチング(ハーフエッ
チング)処理して形成することができる。従って、この
溝22aが設けられている部分の厚みは、ブリッジ部2
2の他の部分と比較して約1/2〜1/5程度となる。
路要素21寄りの部分の幅が狭くなるようなテーパ状に
形成されていることが好ましい。回路要素21と連結し
ている部分の断面積が小さいほど回路要素21から切り
離しやすいからである。また、ブリッジ部22のうち、
この回路要素21との境界部付近には、図3及び図4に
示すように、回路要素21の非接合面側に開口する溝2
2aを形成しておくことが好ましい。ブリッジ部22は
非接合面側の上方に向かって剥がされるが、この場合に
バリが発生し難くなるからである。溝22aを形成する
手段としては、非接合面側からエッチング(ハーフエッ
チング)処理して形成することができる。従って、この
溝22aが設けられている部分の厚みは、ブリッジ部2
2の他の部分と比較して約1/2〜1/5程度となる。
【0017】また、ブリッジ部22の破断を容易にする
ため、回路要素21のうち、ブリッジ部22の溝22a
が設けられている側の端部が接触している部分の両側に
は、図5に示すように、切欠き25を設けておいてもよ
い。
ため、回路要素21のうち、ブリッジ部22の溝22a
が設けられている側の端部が接触している部分の両側に
は、図5に示すように、切欠き25を設けておいてもよ
い。
【0018】また、ブリッジ部22のうち、外枠24と
回路要素21とを連結しているブリッジ部22はこれに
限定されるものではないが、その他のブリッジ部22、
つまり回路要素21同士を連結しているブリッジ部22
は、外枠24のめくり上げ方向に対して略直交する方向
のみに設けることが好ましい。すなわち、図2上、これ
らのブリッジ部22が、外枠24のめくり上げ方向Xに
対して略直交するY方向に沿ってのみ掛け渡されるよう
に設けることが好ましい。外枠24をX方向にめくり上
げていくと、ブリッジ連結部23もX方向にめくり上げ
られることになるが、この場合にブリッジ部22がX方
向に沿って掛け渡されていると、すなわち、ブリッジ連
結部23のうちY方向に沿う部分にブリッジ部22が接
続されていると、外枠24をめくり上げた際に、ブリッ
ジ連結部23のY方向に沿った部分が容易にはめくり上
がらず、中途で切れてしまうことがあるからである。但
し、回路要素21の形状やレイアウトによっては、Y方
向に沿ってのみブリッジ部22を掛け渡しただけでは回
路要素21を支えきれない場合がある。従って、この場
合には、必要最小限の範囲でX方向に沿ったブリッジ部
22を設ける必要がある(図2のA部中のブリッジ部2
2参照)。
回路要素21とを連結しているブリッジ部22はこれに
限定されるものではないが、その他のブリッジ部22、
つまり回路要素21同士を連結しているブリッジ部22
は、外枠24のめくり上げ方向に対して略直交する方向
のみに設けることが好ましい。すなわち、図2上、これ
らのブリッジ部22が、外枠24のめくり上げ方向Xに
対して略直交するY方向に沿ってのみ掛け渡されるよう
に設けることが好ましい。外枠24をX方向にめくり上
げていくと、ブリッジ連結部23もX方向にめくり上げ
られることになるが、この場合にブリッジ部22がX方
向に沿って掛け渡されていると、すなわち、ブリッジ連
結部23のうちY方向に沿う部分にブリッジ部22が接
続されていると、外枠24をめくり上げた際に、ブリッ
ジ連結部23のY方向に沿った部分が容易にはめくり上
がらず、中途で切れてしまうことがあるからである。但
し、回路要素21の形状やレイアウトによっては、Y方
向に沿ってのみブリッジ部22を掛け渡しただけでは回
路要素21を支えきれない場合がある。従って、この場
合には、必要最小限の範囲でX方向に沿ったブリッジ部
22を設ける必要がある(図2のA部中のブリッジ部2
2参照)。
【0019】ブリッジ部22は、上記したように各回路
要素21を接続しているが、各ブリッジ部22同士は各
回路要素21間に設けられる線状のブリッジ連結部23
により連結されている。従って、本明細書でいう、「各
回路要素21をブリッジ部22で接続する」ということ
は、ブリッジ連結部23を介して配設されたブリッジ部
22で接続することを意味する。すなわち、図3に示す
ように、ブリッジ部22のうち、回路要素21との境界
付近に設けた溝22aと反対側の端部である最も幅の広
い部分が、他の回路要素21に直接接続されているので
はなく、ブリッジ連結部23に接続されているというこ
とである。この場合に、ブリッジ連結部23を挟んでブ
リッジ部22を対称位置に設けるか、図2及び図3に示
したように、位置をずらして設けるかは任意である。
要素21を接続しているが、各ブリッジ部22同士は各
回路要素21間に設けられる線状のブリッジ連結部23
により連結されている。従って、本明細書でいう、「各
回路要素21をブリッジ部22で接続する」ということ
は、ブリッジ連結部23を介して配設されたブリッジ部
22で接続することを意味する。すなわち、図3に示す
ように、ブリッジ部22のうち、回路要素21との境界
付近に設けた溝22aと反対側の端部である最も幅の広
い部分が、他の回路要素21に直接接続されているので
はなく、ブリッジ連結部23に接続されているというこ
とである。この場合に、ブリッジ連結部23を挟んでブ
リッジ部22を対称位置に設けるか、図2及び図3に示
したように、位置をずらして設けるかは任意である。
【0020】ブリッジ連結部23は、さらに、丸みをつ
けるなどして、角部23aの幅を直線部の幅よりも広く
なるように形成しておくことが好ましい。これにより、
ブリッジ連結部23がめくり上げられた場合に、角部2
3aで切れてしまうことを防ぐことができる。
けるなどして、角部23aの幅を直線部の幅よりも広く
なるように形成しておくことが好ましい。これにより、
ブリッジ連結部23がめくり上げられた場合に、角部2
3aで切れてしまうことを防ぐことができる。
【0021】なお、上記した金属回路板2を構成する材
料としては、一般的には銅が挙げられるが、これに限定
されるものではなく、用途によってはアルミニウムやニ
ッケル等を用いることができる。また、本実施例では金
属回路板2を、基板3の一面のみに接合しているが、用
途によっては両面に接合しても良いことはもちろんであ
る。
料としては、一般的には銅が挙げられるが、これに限定
されるものではなく、用途によってはアルミニウムやニ
ッケル等を用いることができる。また、本実施例では金
属回路板2を、基板3の一面のみに接合しているが、用
途によっては両面に接合しても良いことはもちろんであ
る。
【0022】基板3は、一般的には略方形に形成される
が、これも特に限定されるものではない。また、この基
板3は、絶縁材料であれば公知のいかなる材料から形成
してもよく、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素
などのセラミックス材料を主成分として焼結して成形し
たセラミックス基板、あるいはガラス基板やシリコン基
板等を用いることができる。
が、これも特に限定されるものではない。また、この基
板3は、絶縁材料であれば公知のいかなる材料から形成
してもよく、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ケイ素
などのセラミックス材料を主成分として焼結して成形し
たセラミックス基板、あるいはガラス基板やシリコン基
板等を用いることができる。
【0023】上記した金属回路板2と基板3との接合方
法としては、金属回路板2を基板3上に配置し、所定の
温度で加熱して直接接合する方法、金属回路板2が例え
ば銅からなる場合には、銅の融点(1083℃)以下で
銅と酸素の共晶温度(1065℃)以上の温度で加熱
し、銅と酸素との共晶反応によって生じる共晶化合物を
接合材として直接接合するいわゆるDBC法(ダイレク
ト・ボンディング・カッパー法)を用いることができ
る。また、Tiなどの活性金属を含有するろう材を接合
材として用い、これを基板3表面に塗布して接合材層を
形成した後、金属回路板2を配置して加熱して接合する
いわゆる活性金属法を用いることもできる。さらに、金
属回路板2や基板3を構成する材料によっては、他の適
宜の公知の接着剤を用いて両者を接合することもでき
る。
法としては、金属回路板2を基板3上に配置し、所定の
温度で加熱して直接接合する方法、金属回路板2が例え
ば銅からなる場合には、銅の融点(1083℃)以下で
銅と酸素の共晶温度(1065℃)以上の温度で加熱
し、銅と酸素との共晶反応によって生じる共晶化合物を
接合材として直接接合するいわゆるDBC法(ダイレク
ト・ボンディング・カッパー法)を用いることができ
る。また、Tiなどの活性金属を含有するろう材を接合
材として用い、これを基板3表面に塗布して接合材層を
形成した後、金属回路板2を配置して加熱して接合する
いわゆる活性金属法を用いることもできる。さらに、金
属回路板2や基板3を構成する材料によっては、他の適
宜の公知の接着剤を用いて両者を接合することもでき
る。
【0024】なお、この場合、ブリッジ部22、ブリッ
ジ連結部23及び外枠24の一部はハーフエッチングさ
れているため、基板3には接合しないことはもちろんで
ある。
ジ連結部23及び外枠24の一部はハーフエッチングさ
れているため、基板3には接合しないことはもちろんで
ある。
【0025】このようにして金属回路板2と基板3を一
体にした後、最後に、ブリッジ部22、ブリッジ連結部
23、外枠24とを除去することにより電子回路基板1
が完成する。すなわち、外枠24の端部を作業者が直接
手で把持したり、ペンチを用いて把持したり、棒状のジ
グを用いてめくり上げ端部から巻き付けるようにした
り、あるいはこれらを手作業ではなく機械的手段によっ
て行うことにより、図2上X方向にめくり上げる。
体にした後、最後に、ブリッジ部22、ブリッジ連結部
23、外枠24とを除去することにより電子回路基板1
が完成する。すなわち、外枠24の端部を作業者が直接
手で把持したり、ペンチを用いて把持したり、棒状のジ
グを用いてめくり上げ端部から巻き付けるようにした
り、あるいはこれらを手作業ではなく機械的手段によっ
て行うことにより、図2上X方向にめくり上げる。
【0026】これにより、まず、外枠24のめくり上げ
始めた部分に隣接する、外枠24と回路要素21とを接
続しているX方向に沿って掛け渡されたブリッジ部22
が回路要素21から切り離される。さらに、外枠24を
めくり上げていくと、ブリッジ連結部23も一緒にめく
り上げられ、ブリッジ部22が次々に回路要素21と切
り離されていく。その結果、基板3上に回路要素21の
みが所定位置に配設された電子回路基板1が作製され
る。
始めた部分に隣接する、外枠24と回路要素21とを接
続しているX方向に沿って掛け渡されたブリッジ部22
が回路要素21から切り離される。さらに、外枠24を
めくり上げていくと、ブリッジ連結部23も一緒にめく
り上げられ、ブリッジ部22が次々に回路要素21と切
り離されていく。その結果、基板3上に回路要素21の
みが所定位置に配設された電子回路基板1が作製され
る。
【0027】この場合、外枠24の少なくとも外周縁2
4aが基板3の外周縁3aよりも外方に位置しており、
かつ、ブリッジ部22のうち、外枠24と回路要素21
とを接続しているブリッジ部を除くブリッジ部22が、
めくり上げ方向と略直交する方向にのみ掛け渡され剥が
れ易く、しかもブリッジ連結部23が中途で切れにくい
ことから、外枠24をつまんでめくり上げる作業を機械
化・自動化しやすい。
4aが基板3の外周縁3aよりも外方に位置しており、
かつ、ブリッジ部22のうち、外枠24と回路要素21
とを接続しているブリッジ部を除くブリッジ部22が、
めくり上げ方向と略直交する方向にのみ掛け渡され剥が
れ易く、しかもブリッジ連結部23が中途で切れにくい
ことから、外枠24をつまんでめくり上げる作業を機械
化・自動化しやすい。
【0028】なお、外枠24をつまんでめくり上げる作
業をより容易にするため、すなわち、つまみやすくする
ため、外枠24の適宜位置、例えば、図2に示すように
外枠24の四隅付近に孔部26を形成しても良い。この
孔部26につまみ上げ手段の先端部を通すことにより、
つまみ上げ易くなる。また、この孔部26を、金属回路
板2と基板3との位置合わせ、さらには基板3を挟んで
両面に金属回路板2を配設する電子回路基板の場合に
は、二枚の金属回路板2の位置合わせに利用することが
できる。
業をより容易にするため、すなわち、つまみやすくする
ため、外枠24の適宜位置、例えば、図2に示すように
外枠24の四隅付近に孔部26を形成しても良い。この
孔部26につまみ上げ手段の先端部を通すことにより、
つまみ上げ易くなる。また、この孔部26を、金属回路
板2と基板3との位置合わせ、さらには基板3を挟んで
両面に金属回路板2を配設する電子回路基板の場合に
は、二枚の金属回路板2の位置合わせに利用することが
できる。
【0029】
【発明の効果】本発明の電子回路基板の製造方法及び該
方法に用いる金属回路板によれば、基板の外周縁よりも
外枠の外周縁の位置が外方に位置している金属回路板を
用いているため、外枠をめくり上げさえすればブリッジ
部をブリッジ連結部を介して容易に除去することができ
る。また、ブリッジ連結部が中途で切れることがないた
めブリッジ部除去作業の迅速化、機械化・自動化に資す
ることができ、量産性を向上させることができる。さら
に、回路要素とブリッジ部との境界付近に溝を形成する
こと等によりバリが生じ難くなる。
方法に用いる金属回路板によれば、基板の外周縁よりも
外枠の外周縁の位置が外方に位置している金属回路板を
用いているため、外枠をめくり上げさえすればブリッジ
部をブリッジ連結部を介して容易に除去することができ
る。また、ブリッジ連結部が中途で切れることがないた
めブリッジ部除去作業の迅速化、機械化・自動化に資す
ることができ、量産性を向上させることができる。さら
に、回路要素とブリッジ部との境界付近に溝を形成する
こと等によりバリが生じ難くなる。
【図1】本発明の電子回路基板の製造方法により製造し
た電子回路基板の一例を示す斜視図である。
た電子回路基板の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の電子回路基板の製造方法で用いた金属
回路板の一実施例を示す平面図である。
回路板の一実施例を示す平面図である。
【図3】ブリッジ部とブリッジ連結部を示す図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】回路要素のブリッジ部との境界付近に切欠きを
設けた態様を示す図である。
設けた態様を示す図である。
1 電子回路基板 2 金属回路板 21 回路要素 22 ブリッジ部 23 ブリッジ連結部 24 外枠 3 基板
Claims (12)
- 【請求項1】 複数の回路要素と、該回路要素よりも厚
みが薄く該回路要素を相互に接続する複数のブリッジ部
と、該ブリッジ部とほぼ同じ厚さで該ブリッジ部を相互
に連結するブリッジ連結部と、を有する金属回路板を形
成する金属回路板形成工程と;該金属回路板を基板上に
配置して接合する接合工程と;ブリッジ部をブリッジ連
結部と共に除去するブリッジ部除去工程と;を含む電子
回路基板の製造方法において、 金属回路板形成工程では、回路要素、ブリッジ部及びブ
リッジ連結部に加えて、さらに、各回路要素に対してブ
リッジ部を介して接続される、少なくとも外周縁が基板
の外周縁よりも外方に位置する大きさの外枠を有する金
属回路板を形成し、接合工程では、ブリッジ部及びブリ
ッジ連結部と基板の接合面との間に隙間が生じる側の面
を対面させて金属回路板のうち回路要素のみを接合し、
ブリッジ部除去工程では、該外枠をめくり上げることに
より、ブリッジ連結部もめくり上げてブリッジ部を除去
する、ことを特徴とする電子回路基板の製造方法。 - 【請求項2】 金属回路板形成工程において、ブリッジ
連結部の角部の幅が直線部の幅よりも広い金属回路板を
形成する請求項1に記載の電子回路基板の製造方法。 - 【請求項3】 金属回路板形成工程において、ブリッジ
部のうち、回路要素との境界部付近に、金属回路板の非
接合面側に開口する溝を形成する請求項1又は2記載の
電子回路基板の製造方法。 - 【請求項4】 金属回路板形成工程において、外枠と回
路要素とを接続するブリッジ部を除き、少なくとも他の
ブリッジ部を、外枠のめくり上げ方向と略直交する方向
に沿ってのみ設ける請求項1〜3いずれか1に記載の電
子回路基板の製造方法。 - 【請求項5】 金属回路板形成工程において、外枠の適
宜位置に、該外枠をつまんでめくり上げるつまみ上げ手
段の先端部を挿通可能な孔部を形成する請求項1〜4い
ずれか1に記載の電子回路基板の製造方法。 - 【請求項6】 接合工程において、金属回路板を基板上
に配置して加熱し、金属回路板と基板とを直接接合する
手段を用いる請求項1〜5いずれか1に記載の電子回路
基板の製造方法。 - 【請求項7】 接合工程において、活性金属を含有する
接合材を基板表面に塗布して接合材層を形成し、次に金
属回路板を該接合材層上に配置して加熱することによ
り、金属回路板と基板とを接合する手段を用いる請求項
1〜5いずれか1に記載の電子回路基板の製造方法。 - 【請求項8】 複数の回路要素と、該回路要素よりも厚
みが薄く該回路要素を相互に接続する複数のブリッジ部
と、該ブリッジ部とほぼ同じ厚さで該ブリッジ部を相互
に連結するブリッジ連結部と、を有し、基板上に配置し
て接合した後、ブリッジ部をブリッジ連結部と共に除去
することにより電子回路基板を製造するために用いられ
る金属回路板において、 回路要素、ブリッジ部及びブリッジ連結部に加えて、さ
らに、各回路要素に対してブリッジ部を介して接続され
る、少なくとも外周縁が基板の外周縁よりも外方に位置
する大きさの外枠であって、回路要素の基板への接合後
にめくり上げられることにより、ブリッジ部をブリッジ
連結部と共に除去可能な外枠を有することを特徴とする
金属回路板。 - 【請求項9】 ブリッジ連結部の角部の幅が直線部の幅
よりも広くなるように形成されている請求項8記載の金
属回路板。 - 【請求項10】 ブリッジ部のうち、回路要素との境界
部付近に、金属回路板の非接合面側に開口する溝を有す
る請求項8又は9に記載の金属回路板。 - 【請求項11】 外枠と回路要素とを接続するブリッジ
部を除き、少なくとも他のブリッジ部を、外枠のめくり
上げ方向と略直交する方向に沿ってのみ設けてなる請求
項8〜10いずれか1に記載の金属回路板。 - 【請求項12】 外枠の適宜位置に、該外枠をつまんで
めくり上げるつまみ上げ手段の先端部を挿通可能な孔部
を有する請求項8〜11いずれか1に記載の電子回路基
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33629194A JPH08181416A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電子回路基板の製造方法及び該方法に用いる金属回路板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33629194A JPH08181416A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電子回路基板の製造方法及び該方法に用いる金属回路板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08181416A true JPH08181416A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18297589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33629194A Pending JPH08181416A (ja) | 1994-12-22 | 1994-12-22 | 電子回路基板の製造方法及び該方法に用いる金属回路板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08181416A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014175394A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 基板および基板の製造方法 |
-
1994
- 1994-12-22 JP JP33629194A patent/JPH08181416A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014175394A (ja) * | 2013-03-07 | 2014-09-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 基板および基板の製造方法 |
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