JP2000243761A - 位置決め用治具 - Google Patents

位置決め用治具

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JP2000243761A JP11039996A JP3999699A JP2000243761A JP 2000243761 A JP2000243761 A JP 2000243761A JP 11039996 A JP11039996 A JP 11039996A JP 3999699 A JP3999699 A JP 3999699A JP 2000243761 A JP2000243761 A JP 2000243761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、特に一度に複数の第1部材に
対してそれぞれ第2部材を位置決めする場合であって
も、容易且つ確実に位置決めすることができる位置決め
治具を提供する。 【解決手段】 位置決め治具は、被接着部材Sに対して
接着部材C1,C2を位置決めして接着するための位置
決め接着用治具であって、被接着部材Sを位置決め支持
する第1治具1と、該第1治具1と相対向して、被接着
部材Sの表面から所定間隔離間した状態で位置決め配置
される、挿通部20を備えた第2治具2と、該第2治具
の挿通部20に、被接着部材Sの表面に対して当接する
ように相対移動可能に挿通される、接着部材C1,C2
を被接着部材Sの表面に案内位置決めするための挿入部
30が形成された第3治具3と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め用治具に
関し、より詳しくは、第1部材に対して第2部材を位置
決めするための位置決め用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ICチップ等を組み立て製造す
るにあたっては、一般に、所定の回路が形成されたウエ
ーハを各素子に分離させるダイシング工程を行った後
に、各素子を基板やフレーム等のダイに接着するダイボ
ンディング工程が行われ、次いで、素子とリードフレー
ムの電極リードとを接続するワイヤーボンディング工程
が行われる。
【0003】ダイボンディング工程では、被接着部材と
なるダイに対して、はんだ箔や、金テープあるいは金属
箔、または銀ペースト樹脂等のはんだペーストを介し
て、接着部材となる素子を所定の位置に位置決め配置
し、還元炉内でのリフローはんだ付けや、共晶接合また
は樹脂接着によってマウントする。
【0004】このように、第1部材としてのダイに対し
て第2部材としての素子を位置決めするための、従来の
位置決め用治具としては、図12に示すように、ダイS
を位置決め支持する第1治具6と、この第1治具6と相
対向して位置決め配置される、素子CをダイSの表面に
案内位置決めするための挿入部70を備えた第2治具7
とを備えたものが用いられていた。そして、この位置決
め用治具は、第1治具6に複数のダイSを位置決め支持
するための複数の凹部60が形成されており、各凹部6
0は、位置決め支持するダイSの大きさよりもわずかに
大きく、また、ダイSの表面が第1治具60の表面から
出るように、ダイSの厚さよりも浅くそれぞれ形成され
ている。第1治具6の第2治具7と対向する面にはピン
63が立設され、また、このピン63と対応するように
第2治具7に嵌合孔73が穿設されている。一方、第2
治具7の挿入部70の形状は、ダイSに接着される各素
子Cの大きさや形状等に応じてそれぞれ形成されてい
る。一般に、マウントされる素子Cの大きさがダイSよ
りも小さいために、ダイSに対する第2治具7の挿入部
70の開口部の大きさもダイSより小さく形成されてお
り、第2治具7の挿入部70の開口部の周囲が第1治具
60の表面から出ているダイSの表面と接することとな
る。
【0005】各ダイSに対して素子Cをそれぞれ位置決
めするに際しては、第1治具6の凹部60にダイSを嵌
め込むようにして位置決め支持し、第1治具6のピン6
3に第2治具7の嵌合孔73を嵌合する。これにより、
第1治具6に位置決め支持されたダイSに対して、第2
治具7に形成された挿入部70が所定に位置に開口し、
したがって、この挿入部70から素子Cを挿入すること
により、ダイSの所定の位置に素子Cが位置決めされる
こととなる。このとき、第2治具7の挿入部70の開口
部の周囲がダイSの表面と接しているために、第2治具
7の高さ方向の位置は、ダイSの表面の第1治具6の表
面から出ている高さによって変化する。その後、第2治
具の挿入部70からはんだ箔Fと共に素子Cを挿入する
と、はんだ箔Fを介して素子CがダイSの所定の位置に
位置決めされることとなる。
【0006】また、特開平4−339566号公報に
は、第1接合体と第2接合体とを炉中にてろう付けする
ろう付け接合方法において、第1接合体と一体に移動す
る第1治具と、第2接合体と一体に移動すると共に、前
記第1治具に接触した状態で、前記第1治具に対して相
対的に移動する第2治具とを備え、前記第1治具または
第2治具の少なくとも一方をスライドさせて、第1接合
体と第2接合体との位置合わせを行う第1工程と、位置
合わせ後に、前記第1治具と前記第2治具とを接着剤を
用いて接着する第2工程と、接着された前記第1治具お
よび第2治具を、炉中に配して前記第1接合体と第2接
合体とのろう付け接合を行う第3工程とを備えるろう付
け接合方法が知られている。そして、この方法における
第1工程では、CCDカメラなどを用いて光学的な画像
処理にて位置合わせを行うことが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダイボ
ンディングされるダイには、その厚さに誤差がある。そ
して、上記図12に示した従来の位置決め用治具により
複数のダイSに対して素子Cをそれぞれ一度に位置決め
する場合にあっては、第1治具6に位置決め支持された
複数のダイSのうち、最も厚いダイSの表面によって、
すなわち、第1治具6の表面から最も出ているダイS
(図12の左側のダイSを参照)の表面によって決定さ
れる。そのため、厚さが最も厚いダイS以外のダイS
(図12の右側のダイSを参照)については、その表面
と第2治具7の挿入部70の開口部との間に透き間Tが
生じることとなり、この透き間Tに素子Cが入り込んで
位置ズレ不良が発生するという問題があった。また、最
も厚いダイSは、その表面に第2治具7が直接当接され
るために、傷が付く可能性があるという問題もあった。
さらに、還元炉内でリフローはんだ付けを行う場合に
は、位置決め用治具の素材としてカーボンを用いること
が多い。カーボンを用いた治具は脆いために、特に、素
子Cを第2治具7の挿入部70から挿入する際に第2治
具7が摩擦や衝撃等によって破損した場合には、第2治
具7全体を交換する必要があるという問題もあった。
【0008】また、特開平4−339566号公報に開
示されたろう付け接合方法にあっては、第1工程におい
て、第1接合体と第2接合体との位置合わせを行うため
に、光学的な画像処理を利用して第1治具または第2治
具の少なくとも一方をスライドさせるものであり、設備
が大掛かりとなるだけでなく、その処理制御が煩雑とな
るという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で、特に一度に複数の第1部材に対して
それぞれ第2部材を位置決めする場合であっても、容易
且つ確実に位置決めすることができる位置決め治具を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の位置決め治具
に係る発明は、上記課題を解決するため、第1部材に対
して第2部材を位置決めするための位置決め用治具であ
って、第1部材を位置決め支持する第1治具と、該第1
治具と相対向して、第1部材の表面から所定間隔離間し
た状態で位置決め配置される、挿通部を備えた第2治具
と、該第2治具の挿通部に、第1部材の表面に対して当
接するように相対移動可能に挿通される、第2部材を第
1部材の表面に案内位置決めするための挿入部が形成さ
れた第3治具と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項1の発明では、第1部材を第1治具
に位置決め支持し、第2治具を第1治具と相対向して位
置決め配置してから第3治具を第2治具の挿通部に挿通
するか、または、第3治具を第2治具の挿通部に挿通し
た状態で第2治具を第1治具と相対向して位置決め配置
する。第2治具の挿通部に挿通される第3治具は、第1
治具に位置決め支持された第1部材の厚さ等の大きさに
応じて、第1部材の表面に対して当接するように相対移
動する。この状態で、第3治具の挿入部から第2部材を
第1部材の表面に案内位置決めする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の位置決め治具の実施の一
形態を、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。な
お、図において同一符号は同一部分または相当部分とす
る。この実施の形態においては、例えば、第1部材がI
GBT(絶縁ゲートバイポーラモードトランジスタ)モ
ジュールに用いられる被接着部材となる基板であり、ま
た、図9および図10に示すように、第2部材が接着部
材となるIGBTチップやダイオードチップ等の素子で
あり、一度に複数の基板に各接着部材を所定の位置に位
置決め接着する場合により説明する。
【0013】本発明の位置決め治具は、概略、被接着部
材Sに対して接着部材C1,C2を位置決めして接着す
るための位置決め接着用治具であって、被接着部材Sを
位置決め支持する第1治具1と、該第1治具1と相対向
して、被接着部材Sの表面から所定間隔離間した状態で
位置決め配置される、挿通部20を備えた第2治具2
と、該第2治具の挿通部20に、被接着部材Sの表面に
対して当接するように相対移動可能に挿通される、接着
部材C1,C2を被接着部材Sの表面に案内位置決めす
るための挿入部30が形成された第3治具3と、を備え
ている。
【0014】被接着部材となる基板Gは、この実施の形
態の場合、図9におよび図10示すように、絶縁ベース
板Sbの両面に例えば銅やアルミニウム等からなる金属
導体層Sn,Snが積層成形されたもので、絶縁ベース
板Sbの周縁が金属導体層Sn,Snの周縁よりも突出
するように形成されている。この基板Sの表面には、こ
の実施の形態の場合、接着部材としてのIGBTチップ
C1とダイオードチップC2とがそれぞれはんだ箔Fを
介して位置決めされ、後の工程で還元炉にてリフローは
んだ付けされる。
【0015】図2は第1治具1の平面図を示したもので
あり、図3は図2に示された第1治具1のIII-III 線断
面図を示したものである。第1治具1の上面には基板S
の絶縁ベース板Sbを嵌合して位置決めし得る大きさの
凹部10が複数(図示した実施の形態では8箇所)形成
されている。そして、各凹部10の深さは、この実施の
形態の場合、基板Sの設定された成形誤差のうちの最小
厚さ(高さ)よりも浅く(薄く)なるように設定されて
いる。したがって、最も薄い基板Sであっても、第1治
具1の上面から出るようになっている。各凹部10の開
口周縁には、基板Sの絶縁ベース板Sbを容易に嵌合し
位置決めすることができるように、傾斜部10aが形成
されている。また、各凹部10のほぼ中央および各凹部
10の間には、肉抜きと後工程で還元炉に入れられた際
に熱容量の低減による熱のまわりや還元ガスの回りを向
上させる等の目的から、第1治具1の下面から凹部10
にわたって貫通する孔11が形成されている。さらに、
各凹部10の周囲には溝12が形成されている。溝12
は、孔11と同様の目的に加えて、手作業による凹部1
0への基板Sの搬入およびはんだ付けが完了した素子C
1,C2の搬出を容易にするため、あるいは、これらの
搬入・搬出を行うロボットのフィンガ(図示は省略す
る)が挿入されるために形成されたものである。そし
て、第1治具1の上面角隅部近傍には、この実施の形態
の場合、3本のピン13が立設されている。
【0016】図4は第2治具2の平面図を示したもので
あり、図5は図4に示された第2治具2の正面図を示し
たものであり、図6は図4に示された第2治具2のVI-V
I 線にほぼ沿った断面図を示したものである。第2治具
2には第3治具3が挿通される挿通部20が第1治具1
の凹部10と対応して複数(図示した実施の形態では8
箇所)形成されている。挿通部20は、第1治具1の凹
部10に位置決めされた基板Sの大きさよりも大きく形
成されている。隣接する挿通部20の間には第3治具3
のフランジ3a(図7、図8)が摺動可能に嵌合されて
位置決めされる突条21が形成されている。また、第2
治具2の第1治具1に立設された3本のピン13と対応
する位置には、ピン13が嵌合されて第1治具1に対す
る第2治具2の水平方向の位置を位置決めする嵌合孔2
3が穿設されており、ピン13および嵌合孔23は第1
治具1と第2治具2との位置決め手段を構成している。
そして、図4の破線および図5に示すように、ピン13
が嵌合された第2治具2を第1治具1から抜き取る際
に、第2治具2に図示しない作業者の指またはロボット
のフィンガを掛けるための切欠き部24が形成されてい
る。さらに、図2および図4に鎖線で示すように、第1
治具1および第2治具2の一側縁には、その治具により
位置決めされ還元炉内で基板Sの素子C1,C2がはん
だ付けされる品番を判別することができるように、品番
によって設定された位置に孔25が穿設される。
【0017】図7は第3治具3の平面図を示したもので
あり、図8は図7に示された第3治具3のVIII-VIII 線
断面図を示したものである。第3治具3の側壁外周3b
は、第2治具2の挿通部20よりもわずかに小さく形成
されており、その上方には外側に延出して第2治具2の
突条21内に摺動可能に嵌合されるフランジ3aが形成
されている。そして、第3治具3の側壁3bのフランジ
3aとの境界から下端までの長さは、第2治具2の挿通
部20に挿通された際に、第1治具1の凹部10に位置
決めされた最も薄い基板Sの表面にその底部3cの下端
面が当接し得るように設定されている。また、第3治具
3の底部3cには、IGBTチップC1とはんだ箔Fお
よびダイオードチップC2とはんだ箔Fをそれぞれ基板
Sの表面に案内位置決めする窓状の挿入部30が穿設さ
れている。各挿入部30の上端には、IGBTチップC
1とはんだ箔FおよびダイオードチップC2とはんだ箔
Fをそれぞれ傷付けることなく容易に挿入して位置決め
することができるように、傾斜部30aが形成されてい
る。
【0018】なお、上述した第1、第2、および第3治
具1,2,3は、後の工程で還元炉にてはんだ箔を再溶
融させることにより基板Sと素子C1,C2とを接合す
るリフローはんだ付けを行うために、それぞれ素材とし
てカーボンが用いられている。しかしながら、本発明は
この実施の形態に限定されることなく、共晶接合または
樹脂接着によって基板S等の被接着部材に素子C1,C
2等の接着部材をマウントする場合等には、樹脂や金属
等、他の素材を採用することができ、さらには、基板S
に素子C1,C2をマウントする場合以外の位置決めに
も用いることができる。
【0019】また、上述した実施の形態では、第1治具
1に対して第2治具2を水平方向に位置決めするための
手段として、ピン13と嵌合孔23を用いた場合によっ
て説明したが、本発明は、図示は省略するが例えば凹部
とこれに係合される凸部のいずれか一方を第1治具1ま
たは第2治具2にそれぞれ形成する等、他の公知の手段
に代えることもできる。
【0020】次に、以上のように構成された本発明の位
置決め治具の使用形態を、基板Sに素子C1,C2をマ
ウントする場合によって説明する。最初に、第2治具2
は、その嵌合孔23が第1治具1のピン13から抜き取
られた状態となっている。この状態で、第1治具1の各
凹部10に基板Sを嵌め込むようにして支持する。基板
Sは、その絶縁ベース板Sbの端面が凹部10の側壁に
当接されることにより、位置決めされる。そして、基板
Sの表面は、その成形誤差によって、第1治具1の表面
から出る高さが基板Sごとに異なる。
【0021】次いで、第1治具1に対して第2治具2を
相対向させ、ピン13に対して嵌合孔23を整合させて
嵌合する。このとき、第2治具2の挿通部20が第1治
具1の凹部10に位置決めされた基板Sの大きさよりも
大きく形成されていることにより、第2治具2が基板S
の表面に接することがない、すなわち、第2治具2が基
板Sの表面から所定間隔離間した状態で位置決め配置さ
れることとなる。
【0022】その後、第3治具3の底部3cの下端面が
基板Sの表面に当接するように、第2治具2の各挿通部
20に第3治具3の側壁3bを挿通する。図1に示され
た左右の基板Sおよび第3治具3の高さを比較すると明
らかなように、基板Sの成形誤差によって異なる第1治
具1の表面からの高さに応じて、第3治具3は挿通され
ている第2治具2の挿通部20内を、相対的に昇降移動
することが可能となっている。
【0023】次に、基板Sに応じて挿通された各第3治
具3の挿入部30からそれぞれIGBTチップC1とは
んだ箔FおよびダイオードチップC2とはんだ箔Fを重
ねた状態で挿入し、基板Sの表面に位置決めする。この
実施の形態では、この状態のままで第1〜第3治具1,
2,3と共に基板S、はんだ箔F、素子C1,C2が順
次積重され位置決めされた状態で還元炉内に搬入され、
リフローハンダ付けされる。
【0024】なお、上述した使用形態では、第2治具2
を第1治具1に対して位置決めし、後に第3治具3を第
2治具2に位置決めした場合によって説明したが、本発
明の位置決め治具はこれに限定されることなく、予め、
第3治具3を第2治具2に位置決めし、その後、この第
3治具3が位置決めされた第2治具2を第1治具1に対
して位置決めすることもできる。
【0025】次に、本発明の位置決め用治具の別の実施
の形態を図11に基づいて説明する。なお、上述した実
施の形態と同様または相当する部分については、同じ符
号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ
説明する。
【0026】上述した実施の形態では、第2治具2の挿
通部20を第1治具1の凹部10に位置決めされた基板
Sの大きさよりも大きく形成することにより、第2治具
2が基板Sの表面から所定間隔離間した状態で位置決め
配置されるのに対し、この実施の形態においては、第2
治具2のピン13と嵌合される嵌合孔23の周囲の部分
に第1治具に向かって突出するスペーサ26を設けるこ
とにより、少なくとも挿通部20の周囲が第1部材の表
面から所定間隔離間するように構成されている。また、
上述した実施の形態では、基板Sの表面が第1治具1の
上面から出るように第1治具1の凹部10を形成し、こ
の凹部10の内周よりも第3治具3の底部3cの外周が
大きくなるように形成しているのに対し、この実施の形
態では、第3治具3の底部3cの外周が第1治具1の凹
部10の内周よりも小さく形成されている。そのため、
基板Sの表面が第1治具1の上面から出るように第1治
具1の凹部10の深さを設定する必要はない。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被接着部材を
位置決め支持する第1治具と、該第1治具と相対向し
て、被接着部材の表面から所定間隔離間した状態で位置
決め配置される、挿通部を備えた第2治具と、該第2治
具の挿通部に、被接着部材の表面に対して当接するよう
に相対移動可能に挿通される、接着部材を被接着部材の
表面に案内位置決めするための挿入部が形成された第3
治具と、を備えたことにより、簡単な構成で、特に一度
に複数の第1部材に対してそれぞれ第2部材を位置決め
する場合であっても、容易且つ確実に位置決めすること
ができる位置決め治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置決め治具の実施の一形態を示す部
分断面図である。
【図2】第1治具の平面図である。
【図3】図2に示された第1治具のIII-III 線断面図で
ある。
【図4】第2治具の平面図である。
【図5】第2治具の正面図である。
【図6】図4に示され第2治具のVI-VI 線にほぼ沿った
断面図である。
【図7】第3治具の平面図である。
【図8】図7に示され第3治具のVIII-VIII 線断面図で
ある。
【図9】素子が接合された基板の実施の一形態を示す平
面図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】本発明の位置決め治具の別の実施の形態を示
す部分断面図である。
【図12】従来の位置決め治具により、厚さの異なる基
板に対して素子が位置決めされた状態を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
S 基板(第1部材) C1,C2 素子(第2部材) 1 第1治具 2 第2治具 3 第3治具 10 凹部 20 挿通部 30 挿入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1部材に対して第2部材を位置決めす
    るための位置決め用治具であって、 第1部材を位置決め支持する第1治具と、 該第1治具と相対向して、第1部材の表面から所定間隔
    離間した状態で位置決め配置される、挿通部を備えた第
    2治具と、 該第2治具の挿通部に、第1部材の表面に対して当接す
    るように相対移動可能に挿通される、第2部材を第1部
    材の表面に案内位置決めするための挿入部が形成されを
    備えた第3治具と、を備えたことを特徴とする位置決め
    用治具。
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