JPH0817974A - 放熱構造を持つbga型lsiパッケージ - Google Patents

放熱構造を持つbga型lsiパッケージ

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JPH0817974A
JPH0817974A JP6144323A JP14432394A JPH0817974A JP H0817974 A JPH0817974 A JP H0817974A JP 6144323 A JP6144323 A JP 6144323A JP 14432394 A JP14432394 A JP 14432394A JP H0817974 A JPH0817974 A JP H0817974A
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heat dissipation
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bga
lsi package
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Hideo Yamamura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、BGA型LSIパッケージ
に、シリコン片に直接に構造物を接続することなく、高
い放熱能力を実現する手段を提供することにある。 【構成】上記目的を実現するために、BGA型LSIパ
ッケージにおいて、シリコン片に直接に構造物を接続す
ることなく、シリコン片からLSIパッケージ上面に至
る放熱経路に、熱伝導の良好なる熱経路を形成する手段
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子用のLSI
パッケージ、特に、ボール・グリッド・アレー型LSI
パッケージで放熱能力を良好としたLSIパッケージに
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体産業は、その技術革新により、ま
すます発展を続けている。
【0003】半導体技術の進歩の核心は、シリコンに代
表される半導体素子の高集積化技術と動作の高速化技術
にあると言える。1つのシリコン片に集積可能な回路規
模が増大するために、工業上現実的な装置寸法の中によ
り複雑な回路システムが構築できるようになるので、よ
り高度な機能が実現可能となり、また、同一機能の回路
システムが少ないシリコン片数で実現できて装置が安価
になったり、小形化して可搬型になるなどして、高度な
装置が広く普及するようになっている。また、シリコン
片中の各回路の動作が高速化することにより、複雑な機
能が現実的な処理時間で実現可能となるため、より高度
な機能が実現可能となり、また、同一機能の処理がより
軽快に実現可能となるなどして、高度な装置が広く普及
するようになっている。この、高集積化と動作の高速化
の実現が原動力となって、半導体産業、電子装置産業が
活性化し、また、より豊かなサービスを享受できる社会
が実現している。
【0004】この半導体技術の進歩の一翼を担う項目に
半導体素子用のパッケージ、すなわちLSIパッケージ
の進歩がある。この進歩のひとつの側面は、ピン数の増
加に見ることができる。半導体素子の集積度が増大し、
内蔵される回路の数が増加すると、外部に接続を必要と
する端子の数も増大する。この接続はLSIパッケージ
のピンを通して行なわれるので、半導体素子の集積度が
増大すると、LSIパッケージに必要とされるピン数も
増大する。LSIパッケージの進歩はこの要求に応えて
来た。
【0005】初期のLSIパッケージにデュアル・イン
・ライン型のLSIパッケージ(DIP)があるが、こ
の代表的なものは2.54mmピッチのピンを2列持ち、
8から64程度のピン数を有する。各ピンは、配線基板
に穴を明け、これにピンを通して半田付けする、いわゆ
る挿入型の部品であった。
【0006】次に、スモール・アウトライン型のLSI
パッケージ(SOP)などがあるが、この代表的なもの
には1.27mmピッチのピンを2列持ち、8から50程
度のピン数を有する。この種のパッケージは、DIPに
比べて、小さい外形寸法で多くのピンが得られる特徴を
持つ。また、表面実装部品であるため、基板の両面に実
装することを可能にした。
【0007】さらに、クワッド・フラット・パッケージ
(QFP)などがあるが、代表的なものには1.27mm
から0.5mmピッチのピンを4列持ち、28から300
程度のピン数を有する。これは4辺からピンを取り出す
ことにより、また、ピッチを狭くすることにより、大き
なピン数を得たLSIパッケージである。
【0008】近年開発されたLSIパッケージにボール
・グリッド・アレー(BGA)型のLSIパッケージが
あり、USP5,216,278に詳しく説明されてい
る。これは、図1に底面図を示すように、ピン51の配
置を2次元にしたことが特徴で、配線基板との接続を半
田ボールで行なうために、この名称がある。このLSI
パッケージでのピン51は半田ボール50を接続するた
めの電極で、もはやピンの形状を有しないが、ここでは
これもピンと呼ぶことにする。このLSIパッケージで
は、その下面にピンを2次元状にピンを敷き詰めるた
め、大変多くのピンを設けることができる。例えば、3
0mm角のLSIパッケージに、1.5mmピッチでピンを
並べると、20行、20列の、合計400ピンを有する
ことができる。ピッチを1mmにすると、同じ30mm角
で、30行、30列の、合計900ピンを有することが
できる。ピッチをより細かくするか、LSIパッケージ
を大形化すれば、1000ピンを越えることも容易に可
能である。
【0009】このように、LSIパッケージはピン数増
大の要求に応えて来た。特に、近年のBGA型LSIパ
ッケージの登場により、LSIパッケージに得られるピ
ン数は飛躍的に増え、ピン数が足りないがゆえに集積度
を犠牲にするような状況からは開放されたように思われ
る。今後はBGA型LSIパッケージがLSIパッケー
ジの主流になるように思われる。
【0010】さて、半導体技術の進歩のもうひとつは動
作の高速化である。動作が高速化すると、半導体素子内
の回路の、単位時間内での動作回数が増えるため、消費
電力が増大する。この増大は、主に、半導体素子内のト
ランジスタ等、あるいは配線等の持つ静電容量の充放電
による。動作が高速化すると、単位時間内のこの充放電
回数が増えるために、充放電電流が増加し、消費電力が
増大する。同様の理由で、集積度の高い、すなわち多く
の回路を内蔵する半導体素子は、消費電力が大きい。
【0011】従って、集積度が高く、動作が高速な半導
体素子は消費電力が大きく、発熱量も大きいので、この
ようなシリコン片も内蔵するLSIパッケージは、放熱
能力が高い必要がある。よって、上記のBGA型LSI
パッケージも、高集積のシリコン片を内蔵するものであ
るから、また、このシリコン片は動作が高速となること
は時代の趨勢であるから、放熱能力が高いことが望まし
い。
【0012】従来の技術になるBGA型LSIパッケー
ジの放熱能力について述べる。
【0013】図2に基本的なBGA型LSIパッケージ
の構造を示す(USP5,216,278)。シリコン
片10をBGA基板20に取り付け、シリコン片10上
の電極とBGA基板20上の上面電極とをボンディング
・ワイヤ40で接続する。図2、3、4に断面図を示す
ように、この構造を樹脂などでモールドあるいはポッテ
ィングなどして、シリコン片10が腐食などされること
を防止する。BGAの下面電極は半田ボール50によ
り、配線基板60に接続される。BGA基板20の上面
電極と下面電極は、BGA基板20内の配線で接続され
ているので、シリコン片10から配線基板60までの電
気的経路が実現される。このBGA基板20にはガラス
・エポキシ基板やセラミック基板が用いられるが、前者
が安価である。この構造では、下面電極、すなわちピン
を2次元配置することが可能であるため、多数のピンが
得られる。また、この構造は、製造に当たって、革新的
な技術を要するものではないため、いたって容易に、従
って安価に、多数のピンを持つLSIパッケージを製造
することができる。
【0014】図2に示した構造のBGA型LSIパッケ
ージには、放熱の経路は、図9に示すように、LSIパ
ッケージの上方と下方の2つがある。
【0015】LSIパッケージの上方への放熱経路は、
シリコン片10からモールド樹脂30を通して大気に至
る経路である。モールド樹脂30が薄いほどこの経路の
熱抵抗は小さくなるが、モールド樹脂30の厚さはボン
ディング・ワイヤ40を覆う必要があるので1mm程度が
必要と考えられる。シリコン片10を10mm角とする
と、この部分の熱抵抗は20℃/W程度となる。また、
大気への熱放散は、風速1m/秒程度で使用して、50
℃/W程度である。従って、このLSIパッケージの上
方への放熱経路の熱抵抗は70℃/W程度である。
【0016】LSIパッケージ下方への放熱経路は、シ
リコン片10からBGA基板20を通し、半田ボール5
0を経由し、配線基板60を通して、大気に至る経路で
ある。BGA基板20が厚さ0.8mmのガラス・エポキ
シ基板で、シリコン片10が10mm角であると、この部
分の熱抵抗は45℃/W程度となる。半田ボール50の
熱抵抗は、直径0.7mm程度のボールで1個当り120
℃/Wで、10mm角には1.5mmピッチで40個程度の
ボールが並ぶから、この部分の熱抵抗は3℃/W程度に
ある。配線基板60は、ガラス・エポキシ基板で、シリ
コン片10が10mm角なので、この部分の熱抵抗は90
℃/W程度となる。また、大気への熱放散は、風速1m
/秒程度で使用して、50℃/W程度である。従って、
このLSIパッケージの下方への放熱経路の熱抵抗は1
88℃/程度である。
【0017】従って、LSIパッケージの上方と下方の
放熱経路を総合した熱抵抗は51℃/W程度である。
【0018】今、周囲温度30℃で、シリコン片10の
温度を80℃に抑えようとすると、温度差の許容上限が
50℃となるが、上記の45℃/Wでは、許容される発
熱量を1W以下にする必要がある。すなわち、上記の条
件下では、図2の構造のLSIパッケージの放熱能力は
1Wである。
【0019】図5にこの放熱能力を改良した構造を示
す。これは、シリコン片10と半田ボール50の間に放
熱用スルーホール21を配し、スルーホールの銅を熱伝
達に寄与させようとするもので、この技術は日経エレク
トロニクス1994年2月28日号114ページに紹介
されている。放熱用銅スルーホール21の熱抵抗は、1
個当り20℃/W程度であり、20個配置すると1℃/
Wになり、BGA基板20の熱抵抗をこの値まで下げる
ことができる。同じ技術が配線基板60にも使用可能
で、この熱抵抗は1℃/Wまで下がる。よって、図5の
構造のLSIパッケージの下方の放熱経路の熱抵抗は5
5℃/Wになる。
【0020】上方への放熱経路の熱抵抗は、図2の構造
と同じ70℃/W程度である。
【0021】従って、LSIパッケージの上方と下方の
放熱経路を総合した熱抵抗は31℃/W程度である。ま
た、温度差50℃で許容される発熱量は1.6W程度と
なる。 図6に放熱器を取り付けた構造を示す。これは、
図5の構造のLSIパッケージの上面に放熱器70を取
り付けたものである。放熱器70により、大気への熱放
散は、風速1m/秒で5℃/W程度の熱抵抗が得られる
から、この構造のLSIパッケージの上方の放熱経路の
熱抵抗は25℃/Wとなる。
【0022】下方への放熱経路の熱抵抗は、図5の構造
と同じ55℃/W程度である。
【0023】従って、LSIパッケージの上方と下方の
放熱経路を総合した熱抵抗は17℃/W程度である。ま
た、温度差50℃で許容される発熱量は2.9W程度と
なる。
【0024】上記の図2、図5、図6の放熱には、配線
基板の放熱作用を期待している。これが可能となるため
には、配線基板が、特にそのLSIパッケージの裏面
が、大気、風流に良く触れていることが必要である。従
って、配線基板の両面にBGA型LSIパッケージが搭
載された場合には、この配線基板の放熱作用は期待でき
なくなる。この場合は、LSIパッケージの上方の放熱
経路、すなわちLSIパッケージ単独の放熱能力が、L
SIパッケージの放熱能力となる。上記の例では、図
2、図5、図6の構造の熱抵抗は、それぞれ、70℃/
W、70℃/W、25℃/Wであるから、放熱能力は、
それぞれ0.7W、0.7W、2Wとなる。
【0025】また、放熱能力を大きく増大させる従来の
技術に図7の構造があり、USP5,216,278に
記載されている。これは、シリコン片10の上面にヒー
ト・スプレッダ80を取り付ける方法である。このヒー
ト・スプレッダ80は金属やセラミックなどの熱伝導性
の良い材質で作成し、シリコン片10に熱伝導性接着剤
などで接着する。このヒート・スプレッダ80は、モー
ルド時にモールド樹脂30から表面に露出するようにす
る。熱伝導性接着剤の熱抵抗は、厚さ0.1mm、ボンデ
ィング・ワイヤ40を避けるためにシリコン片10より
小さい8mm角として、1℃/W程度となる。ヒート・ス
プレッダ80は、ボンディング・ワイヤ40を避けるた
めにシリコン片10より小さい8mm角として、同じ理由
で厚さ1mmとして、銅の場合0.07℃/W、アルミの
場合0.12℃/Wとなり、アルミナの場合1.3℃/W
となる。大気への熱放散は、風速1m/秒で50℃/W
程度だから、図7の実施例におけるLSIパッケージの
上方の経路の熱抵抗は52℃/W程度になる。これは、
LSIパッケージ単独の放熱能力として、温度差50℃
の条件で、1Wである。
【0026】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は26℃/Wであり、
放熱能力は1.9Wとなる。
【0027】図8は本発明の第2の実施例で、これは図
7の構造に放熱器70を取り付けたものである。放熱器
70の熱抵抗は、風速1m/秒で5℃/W程度であるか
ら、LSIパッケージの上方の経路の熱抵抗は6.1か
ら7.3℃/W程度になる。これは、LSIパッケージ
単独の放熱能力として、温度差50℃の条件で、8.2
Wから6.8Wである。
【0028】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は5.5℃/Wから6.
4℃/Wであり、放熱能力は9.1Wから7.8Wとな
る。
【0029】以上のように、従来の技術になるBGA型
LSIパッケージの放熱能力は、ヒート・スプレッダを
使用しない構造において、配線基板の放熱作用を利用し
た場合で1Wから2.9W程度、利用しない場合で0.7
Wから2W程度、ヒート・スプレッダを使用した構造に
おいて、である。配線基板の放熱作用を利用した場合で
1.9Wから9.1W程度、利用しない場合で1Wから
8.2W程度、集積度が高く、動作が高速な半導体素子
にはより発熱量の大きなものも数多くある。特に、BG
A型LSIパッケージは、集積度の高い半導体素子に好
適なLSIパッケージであるから、半導体素子が発熱量
の大きなものを担当する割合が高いと考えられる。従っ
て、BGA型LSIパッケージは大きな放熱能力を持つ
ことが望ましい。
【0030】しかしながら、製造工程において、シリコ
ン片に直接に構造物を接続することは、信頼性の低下お
よび歩留りの低下につながることが多く、工業的に歓迎
されない場合がある。また、製造工程の順序が、シリコ
ン片を組み込んだ後に、構造物の取り付けがあると、歩
留りの低下を招くので、これも歓迎されない場合があ
る。このような構造物には、前記のヒート・スプレッダ
のような構造物が該当する。
【0031】従って、シリコン片に直接に構造物を接続
することなく、大きな放熱能力を持つことが、工業的に
望ましい場合がある。この条件に合致するBGA型LS
Iパッケージは、図2、3、4、5、6のものであり、
この放熱能力は、ヒート・スプレッダを使用しない構造
において、配線基板の放熱作用を利用した場合で1Wか
ら2.9W程度、利用しない場合で0.7Wから2W程度
であり、大きな放熱能力とは言えない場合がある。
【0032】BGA型LSIパッケージが、シリコン片
に直接に構造物を接続することなく、大きな放熱能力を
持てば、より広範なLSIパッケージとなる。BGA型
LSIパッケージは多ピンを実現するLSIパッケージ
であり、すなわち高集積の半導体素子の使用を可能とす
るものと言えるから、より大きな放熱能力を持てば、よ
り多くの分野で高集積、高速の半導体素子の使用が可能
となり、半導体産業、電子装置産業の発展に貢献するこ
とができる。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、BG
A型LSIパッケージに、シリコン片に直接に構造物を
接続することなく、高い放熱能力を実現する手段を提供
することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、BGA型LSIパッケージにおいて、シリコン片に
直接に構造物を接続することなく、シリコン片からLS
Iパッケージ上面に至る放熱経路に、熱伝導の良好なる
熱経路を形成する手段を設ける。
【0035】
【作用】具体的には、BGA基板に熱経路部品を取り付
ける方法で、上記手段を実現する。
【0036】
【実施例】以下、実施例を用いて、本発明になる技術を
説明する。
【0037】図10は本発明の第1の実施例で、熱伝導
の良好なる熱経路を形成する方法である。図11にその
内部構造図を示す。両図中、枠形状の部材が熱経路部品
82である。この熱経路部品82は、BGA基板20か
らLSIパッケージ上面に熱を伝える働きをする。BG
A基板20は放熱用銅スルーホール21を有し、BGA
基板20に効率良く熱を伝えるようにしてあり、また、
BGA基板20の内層あるいは表面層には熱拡散用金属
箔90を配して、BGA基板20中央から外周への熱伝
導を良くしてある。この内層は、シリコン片10への電
源あるいはグラウンドの給電経路を兼ねることができ
る。この構造により、熱の経路は、シリコン片、BGA
基板、放熱経路部品、LSIパッケージ上面の経路が形
成される。なお、この構造において、シリコン片に直接
に構造物を接続することはなく、シリコン片に接触して
いるのは、BGA基板とモールド樹脂で、これは古くか
らあるリード・フレームのダイ・ボンディング部、およ
び、モールド樹脂と同じであるから、長年の実績があっ
て、信頼性、歩留り上の問題はなく、また、組み立て順
序も、BGA基板と熱経路部品などを先に組み立て、シ
リコン片の取り付けを最終工程であるモールドの直前に
できるから、良好である。また、この熱経路部品82は
モールド樹脂30からLSIパッケージ上面に露出する
構造にしてある。
【0038】放熱用銅スルーホール21の熱抵抗は、1
本当り20℃/W程度で、シリコン片10の直下に20
本あると1℃/Wになる。熱拡散用金属箔90は、35
μm厚さの銅箔を2枚使用し、この部分の熱抵抗は3℃
/Wになった。熱経路部品82の直下の放熱用スルーホ
ール61の熱抵抗は、1個当り20℃/Wで、40個設
けて0.5℃/Wとなった。熱経路部品82は、BGA
基板20に熱伝導性接着剤で取り付けたが、この部分の
熱抵抗は1℃/Wとなった。熱経路部品82自体は、銅
で作成したので、熱抵抗は0.012℃/Wとなった。
従って、この熱経路の熱抵抗は合計で5.5℃/Wとな
った。
【0039】シリコン片10からモールド樹脂30を通
してLSIパッケージ上面に至る経路は、図2の従来技
術と同様であるから、この熱抵抗は20℃/W程度であ
る。
【0040】従って、本実施例において、シリコン片1
0からLSIパッケージの上面に至る経路の総合の熱抵
抗4.3℃/Wとなった。ここで、LSIパッケージの
上面から大気への熱放散は、風速1m/秒で15℃/W
程度だから、合計の熱抵抗は19.3℃/Wになる。よ
って、LSIパッケージ単独の放熱能力は、温度差を5
0℃として、2.6Wである。
【0041】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は14.3℃/Wであ
り、放熱能力は3.5Wとなる。
【0042】なお、BGA基板20にセラミックなどの
熱伝導性の良いものを用いれば、価格は上昇するかもし
れないが、放熱能力は更に良くなる。
【0043】図12は本発明の第2の実施例で、図10
の第1の実施例に放熱器70を取り付けたものである。
シリコン片10からLSIパッケージの上面に至る経路
の総合の熱抵抗は、図10の第1の実施例と同じであ
り、4.3℃/Wである。ここに、5℃/Wの放熱器7
0を取り付けると、熱抵抗は9.3℃/Wになる。よっ
て、LSIパッケージ単独の放熱能力は、温度差を50
℃として、5.4Wである。
【0044】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は8.0℃/Wであ
り、放熱能力は6.3Wとなる。
【0045】図13は本発明の第3の実施例で、図10
の第1の実施例において、熱経路部品82の露出を廃止
したものである。この構造を採用することにより、水な
どの侵入の危険性が低下し、半導体素子の信頼性を向上
することができ、また、モールド時に金型内面の上下に
同時に内容部材が当らなくなるので、製造が容易にな
る。熱経路部品82とLSIパッケージ間のモールド樹
脂30による熱抵抗は、厚さが0.2mmなので、1℃/
Wになった。従って、この熱経路の熱抵抗は6.5℃/
Wとなった。よって、LSIパッケージ単独の放熱能力
は、温度差を50℃として、7.7Wである。
【0046】シリコン片10からモールド樹脂30を通
してLSIパッケージ上面に至る経路は、図2の従来技
術と同様であるから、この熱抵抗は20℃/W程度であ
る。
【0047】従って、本実施例において、シリコン片1
0からLSIパッケージの上面に至る経路の総合の熱抵
抗は4.9℃/Wとなった。ここで、LSIパッケージ
の上面から大気への熱放散は、風速1m/秒で15℃/
W程度だから、合計の熱抵抗は19.9℃/Wになる。
よって、LSIパッケージ単独の放熱能力は、温度差を
50℃として、2.5Wである。
【0048】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は14.6℃/Wであ
り、放熱能力は3.4Wとなる。
【0049】図14は本発明の第4の実施例で、図13
の第3の実施例に放熱器70を取り付けたものである。
シリコン片10からLSIパッケージの上面に至る経路
の総合の熱抵抗は、図13の第3の実施例と同じであ
り、6.5℃/Wである。ここで、5℃/Wの放熱器7
0を取り付けると、熱抵抗は11.5℃/Wになる。よ
って、LSIパッケージ単独の放熱能力は、温度差を5
0℃として、4.3Wである。
【0050】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は9.5℃/Wであ
り、放熱能力は5.3Wとなる。
【0051】このように、熱経路部品を用いたLSIパ
ッケージ構造では、熱経路部品の露出を廃止してモール
ド樹脂でくるんでも、熱経路部品部の面積が大きいため
に、放熱能力の低下は小さい。
【0052】図15は本発明の第5の実施例で、熱伝導
の良好なる熱経路を形成する別の方法である。熱経路部
品83は複数に分割され、その間隙がモールド時にモー
ルド樹脂の流路になるとともに、この熱経路部品83に
梁が付いていてモールド時にシリコン片10とBGA基
板20を金型内に位置決めし固定する役割を果たす。す
なわち、この梁はモールド時に金型の外に突き出し、モ
ールド後にこれを切断する。
【0053】本実施例の放熱能力は図10の実施例と同
じである。熱経路部品83の面積は、本実施例では、図
10の実施例に比べて、若干小さいが、この部分の熱抵
抗はもともと小さいので有意な差にはならなかった。
【0054】この熱経路部品83の構造は、図12から
図14の実施例のように、放熱器を付けたり、モールド
からの露出を廃止したりすることができる。いずれの場
合でも、放熱能力は、それぞれ対応する図12から図1
4の実施例の放熱能力と同等になる。
【0055】図16に、本発明になる枠形状の熱経路部
品、あるいはこれを分割した構造の熱経路部品を用いた
場合の、放熱経路を示す。LSIパッケージの上方の放
熱経路には、新たに、シリコン片10からBGA基板2
0を経由し、熱経路部品を経由してLSIパッケージの
上表面に至る経路が形成されており、これがLSIパッ
ケージの放熱能力を増大させている。
【0056】図17は本発明の第6の実施例で、熱伝導
の良好なる熱経路を形成するさらに別の方法である。こ
の熱経路部品はキャップ型をしており、この実施例では
厚さ0.3mmの銅板をプレスして作る物である。この内
部構造図を図18、19に示す。このキャップ型の熱経
路部品84、特に図19のような構造とした場合には、
封止構造を兼ねることができる。また、図18のように
切り込みを持つ形状は、モールド時に樹脂が流れ込み易
いように配慮したものである。なお、この構造におい
て、シリコン片に直接に構造物を接続することはない。
【0057】この熱経路部品84のつばの部分がBGA
基板20に接着され、この熱経路部品84の高原部分が
LSIパッケージの上面に露出する。BGA基板20か
ら受け取った熱は、この熱経路部品84の板内を通っ
て、熱経路部品84の高原部分に至り、LSIパッケー
ジの上面から放散される。この熱経路部品84の熱抵抗
は0.6℃/Wであった。
【0058】本実施例では、図10の実施例と似てお
り、シリコン片10から熱経路部品84までの熱抵抗は
5.5℃/W、熱経路部品84の熱抵抗が約0.6℃/W
だから、この経路の熱抵抗は6.1℃/W程度となる。
シリコン片10から上方に向かってLSIパッケージの
上面に至る経路は、この熱経路部品84の板厚を横切る
こととなるが、この板厚方向の熱抵抗は非常に小さいの
で、影響は無視でき、熱抵抗は20℃/W程度である。
よって、この2つの経路の総合の熱抵抗は4.7℃/W
となる。大気への熱放散は、露出部分の面積減少によ
り、熱抵抗が20℃/W程度となったので、LSIパッ
ケージの上面に至る経路の総合の熱抵抗は24.7℃/
Wとなった。よって、LSIパッケージ単独の放熱能力
は、温度差を50℃として、2Wである。
【0059】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は17℃/Wであり、
放熱能力は2.9Wとなる。
【0060】図20は本発明の第7の実施例で、図17
の第6の実施例のLSIパッケージに放熱器70を取り
付けた構造である。放熱器70の熱抵抗は、風速1m/
秒で5℃/W程度だから、LSIパッケージの上面に至
る経路の総合の熱抵抗は9.7℃/Wになる。よって、
LSIパッケージ単独の放熱能力は、温度差を50℃と
して、5.2Wである。
【0061】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は8.2℃/Wであ
り、放熱能力は6.1Wとなる。
【0062】図21は本発明の第8の実施例で、図17
の第6の実施例において、熱経路部品84の露出を廃止
したものである。この構造を採用することにより、水な
どの侵入の危険性が低下し、半導体素子の信頼性を向上
することができ、また、モールド時に金型内面の上下に
同時に内容部材が当らなくなるので、製造が容易にな
る。熱経路部品84とLSIパッケージ間のモールド樹
脂30による熱抵抗は、厚さが0.2mm、面積が約2平
方cmなので、0.5℃/Wになった。従って、この熱経
路の熱抵抗は、LSIパッケージの上面までが5.2℃
/W、大気までが25℃/Wとなった。よって、LSI
パッケージ単独の放熱能力は、温度差を50℃として、
2Wである。
【0063】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は17℃/Wであり、
放熱能力は2.9Wとなる。
【0064】図22は本発明の第9の実施例で、図21
の第8の実施例のLSIパッケージに放熱器70を取り
付けた構造である。放熱器70の熱抵抗は、風速1m/
秒で5℃/W程度だから、LSIパッケージの上面に至
る経路の総合の熱抵抗は10.2℃/Wになる。よっ
て、LSIパッケージ単独の放熱能力は、温度差を50
℃として、5Wである。
【0065】また、LSIパッケージの下方の経路の熱
抵抗は、図5の構造と同じにできるから、55℃/Wで
あり、上方と下方の総合の熱抵抗は8.6℃/Wであ
り、放熱能力は5.8Wとなる。
【0066】図23に、本発明になるキャップ型の熱経
路部品を用いた場合の、放熱経路を示す。LSIパッケ
ージの上方の放熱経路には、新たに、シリコン片からB
GA基板20を経由し、熱経路部品を経由してLSIパ
ッケージの上表面に至る経路が形成されており、これが
LSIパッケージの放熱能力を増大させている。
【0067】
【発明の効果】以上、実施例を用いて詳細に説明したよ
うに、本発明になる、熱経路部品を用いた構造を用いれ
ば、BGA型LSIパッケージの放熱能力を、シリコン
片に直接に構造物を接続することなく、向上させること
ができる。
【0068】従来の技術になる、シリコン片に直接に構
造物を接続することない構造のLSIパッケージでは、
LSIパッケージ単独の放熱能力は0.7Wから2W程
度、配線基板の放熱作用を利用した場合で1Wから2.
9W程度であった。
【0069】本技術になる熱経路部品を用いた構造で
は、LSIパッケージ単独の放熱能力が、シリコン片に
直接に構造物を接続することなく、LSIパッケージ単
独の放熱能力は2.5Wから5.4W程度、配線基板の放
熱作用を利用した場合で2.9Wから6.4W程度となっ
た。
【0070】このように、本発明になる技術を適用する
ことで、シリコン片に直接に構造物を接続することな
く、LSIパッケージの放熱能力は、LSIパッケージ
単独の放熱能力は2.7倍程度に、配線基板の放熱作用
を利用した場合で2.2倍程度に、向上した。
【0071】また、図16、図23に放熱経路を示した
ように、図9の従来の技術の放熱経路に比べて、経路が
シリコン片からBGA基板、熱経路部品、LSIパッケ
ージ上面となる、新たな放熱経路が形成されることによ
り、熱抵抗が低減して、LSIパッケージの放熱能力が
向上している。
【0072】半導体素子において、特に、発熱量2Wか
ら5Wの領域は、集積度が高く動作の高速な半導体素子
に多く見られる領域であり、本発明により、シリコン片
に直接に構造物を接続することなく、すなわち工業的な
生産性を実現しながらのBGA型LSIパッケージのこ
の領域への適用が可能になった。従って、半導体技術の
進歩の核心、すなわち高集積化技術と動作の高速化技術
の革新を享受できるLSIパッケージが用意できたと言
うことができる。
【0073】もちろんこれは主に、より高機能、高速、
軽快、安価な電子装置を提供することに使用されるの
で、半導体産業、電子装置産業が活性化し、また、より
豊かなサービスを享受できる社会を実現するものであ
る。
【0074】なお、本発明の技術の本質はBGA型LS
Iパッケージにおいて、熱経路部品を設けたことにあっ
て、これらの材質、製造方法、取り付け方法、放熱用ス
ルーホールの有無、BGA基板の材質、BGA基板の金
属箔の有無、モールドの有無、ポッティングの有無、シ
リコン片の電気的接続方をボンディング・ワイヤで行う
のかTAB他の技術を用いるのか、シリコン片のどちら
の面を上にするのか、放熱器の形状がフィン形であるの
か他の形であるのか、などは、個々の設計の必要に応じ
て選択し、行えば良いことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】BGAパッケージの底面図である。
【図2】BGAパッケージの断面図である。
【図3】BGAパッケージの断面図である。
【図4】BGAパッケージの断面図である。
【図5】BGAパッケージの放熱技術を示す図である。
【図6】同じく放熱技術を示す図である。
【図7】同じく放熱技術を示す図である。
【図8】同じく放熱技術を示す図である。
【図9】BGAパッケージの放熱経路を示す図である。
【図10】BGAパッケージの実施例1を示す図であ
る。
【図11】実施例1の構造図である。
【図12】BGAパッケージの実施例2を示す図であ
る。
【図13】同じく実施例3を示す図である。
【図14】同じく実施例4を示す図である。
【図15】実施例5の構造図である。
【図16】枠形式の熱経路部品使用構造の放熱経路を示
す図である。
【図17】BGAパツケージの実施例6を示す図であ
る。
【図18】実施例6の内部構造図である。
【図19】同じく内部構造図である。
【図20】BGAパッケージの実施例7を示す図であ
る。
【図21】同じく実施例8を示す図である。
【図22】同じく実施例9を示す図である。
【図23】キャップ型の熱経路部品使用の放熱経路を示
す図である。
【図24】BGAパッケージの実施例10を示す図であ
る。
【図25】同じく実施例11を示す図である。
【符号の説明】
10…シリコン片、 20…BGA基板、 21…放熱用スルーホール、 30…モールド樹脂、 31…ポッティング樹脂、 40…ボンディング・ワイヤ、 50…半田ボール、 51…ピン、 60…配線基板、 61…放熱用スルーホール、 70…放熱器、 80…ヒート・スプレッダ、 81…凸型ヒート・スプレッダ、 82…枠形状の熱経路部品、 83…分割された枠形状の熱経路部品、 84…キャップ型の熱経路部品、 90…熱拡散用金属箔。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】BGA基板の片面にシリコン片を搭載し、
    該BGA基板の他面に半田ボールを接続するためのピン
    を2次元配置して成るBGA型LSIパッケージにおい
    て、該シリコン片から、該LSIパッケージの上面に至
    る経路に熱抵抗の低い熱経路を持つことを特徴とする、
    放熱構造を持つBGA型LSIパッケージ。
  2. 【請求項2】BGA基板の片面にシリコン片を搭載し、
    該BGA基板の他面に半田ボールを接続するためのピン
    を2次元配置して成るBGA型LSIパッケージにおい
    て、該BGA基板の該片面に熱経路部品を接続して放熱
    能力を向上したことを特徴とする、放熱構造を持つBG
    A型LSIパッケージ。
  3. 【請求項3】請求項2の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該熱経路部品が枠形状の熱経路部
    品であることを特徴とする、放熱構造を持つBGA型L
    SIパッケージ。
  4. 【請求項4】請求項2の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該熱経路部品がキャップ型の熱経
    路部品であることを特徴とする、放熱構造を持つBGA
    型LSIパッケージ。
  5. 【請求項5】請求項2の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該BGA基板内に放熱用スルーホ
    ールを持つことを特徴とする、放熱構造を持つBGA型
    LSIパッケージ。
  6. 【請求項6】請求項2の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該BGA基板が熱拡散用金属箔を
    持つことを特徴とする、放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージ。
  7. 【請求項7】請求項2の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該LSIパッケージに放熱器を装
    着したことを特徴とする、放熱構造を持つBGA型LS
    Iパッケージ。
  8. 【請求項8】請求項2の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該LSIパッケージがモールドあ
    るいはポッティングなどされたことを特徴とする、放熱
    構造を持つBGA型LSIパッケージ。
  9. 【請求項9】請求項8の放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージにおいて、該熱経路部品の一部あるいは全部
    が該LSIパッケージの表面に露出したことを特徴とす
    る、放熱構造を持つBGA型LSIパッケージ。
  10. 【請求項10】請求項8の放熱構造を持つBGA型LS
    Iパッケージにおいて、該熱経路部品がモールド樹脂あ
    るいはポッティング樹脂などで被われたことを特徴とす
    る、放熱構造を持つBGA型LSIパッケージ。
  11. 【請求項11】請求項2の放熱構造を持つBGA型LS
    Iパッケージにおいて、該枠形状の熱経路部品が梁を持
    つことを特徴とする、放熱構造を持つBGA型LSIパ
    ッケージ。
  12. 【請求項12】請求項3の放熱構造を持つBGA型LS
    Iパッケージにおいて、該枠形状の熱経路部品が分割さ
    れたことを特徴とする、放熱構造を持つBGA型LSI
    パッケージ。
  13. 【請求項13】請求項4の放熱構造を持つBGA型LS
    Iパッケージにおいて、該キャップ型の熱経路部品が切
    り込みを持つことを特徴とする、放熱構造を持つBGA
    型LSIパッケージ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100391093B1 (ko) * 2001-01-04 2003-07-12 삼성전자주식회사 히트 싱크가 부착된 볼 그리드 어레이 패키지
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