JPH08306818A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH08306818A
JPH08306818A JP7107258A JP10725895A JPH08306818A JP H08306818 A JPH08306818 A JP H08306818A JP 7107258 A JP7107258 A JP 7107258A JP 10725895 A JP10725895 A JP 10725895A JP H08306818 A JPH08306818 A JP H08306818A
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JP
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insulating member
semiconductor device
fixed
rigid body
balls
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Hiroyuki Hozoji
裕之 宝蔵寺
Taku Kikuchi
卓 菊池
Takashi Miwa
孝志 三輪
Teruo Kitamura
輝夫 北村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反り等の変形を防止して実装基板に面実装す
る場合に、複数の外部端子を対応する配線層に完全に接
続することが可能な技術を提供する。 【構成】 LSIチップ5が固着される可撓性の絶縁部
材1の、複数のボール9が配置される面1Aと反対側の
面1Bに剛体10を固着するようにする。これによっ
て、絶縁部材1は剛体10によって補強されるようにな
るため、反り等の変形を防止して実装基板21に面実装
する場合に、複数のボール9を対応する配線層22に完
全に接続することが可能となる。すなわち、絶縁部材1
の実装面1Bに配置された複数のボール9は、実装時に
周囲部のものも、中央部のものも同一高さに保持される
ので、対応した配線層22に確実に接続されるようにな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、特
に、実装基板に面実装する場合に複数の外部端子が対応
する配線層に完全に接続されるように実装する半導体装
置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIで代表される最近の半導体装置
は、より一層高集積化、多機能化が要求されており、こ
れに伴い外部端子として働くリード(ピン)は多ピン化
の傾向にある。このような要求に応じたLSIのパッケ
ージ構造の一例として、QFP(Quad Flat
Package)が広く採用されている。このQFPを
有するLSIは、方形状のパッケージの四辺から周囲に
リードが取り出されているので、多くのリードを取り出
すことができる。
【0003】しかしながら、このQFPは各種電子機器
を組み立てるために実装基板に実装する場合に、多くの
リードがパッケージの周囲に配置されているため、この
分の占有スペースが必要になる。また、実装を容易にす
るにはリードピッチを大きくとらざるを得ず、必然的に
パッケージが大形化するので、電子機器の小形化を図る
場合に支障となる。
【0004】このため、外部端子としてのリードをパッ
ケージの周囲からではなく、パッケージの全面から取り
出すようにした構造として、PGA(Pin Grid
Array)が提供されている。あるいは、このPG
Aをさらに改良したパッケージ構造として、BGA(B
all Grid Array)が提供されている。
【0005】例えば、日経BP社発行、「日経エレクト
ロニクス」、1994年、2−14号、P59〜P73
には、BGAパッケージに関する技術が記載されてい
る。
【0006】この文献には、両面配線基板の一方の面に
半導体チップを固着すると共に、他方の面に複数のボー
ルを同一面となるように配置し、各ボールを配線基板の
スルーホール配線層を介して半導体チップのパッド電極
と導通させるようにして、半導体チップを樹脂封止体に
よって覆うようにした構造のLSIが示されている。
【0007】このBGAでは、前記のようなQFPに比
較して、同一ピン数の場合外部端子として働くボールの
ピッチを広くとることができ、またパッケージの小形化
が容易になる。このLSIは、各ボールが実装基板の対
応する配線層に半田付けによって接続されることによ
り、面実装されて、各種電子機器に組み込まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のように外部端子
であるボールをパッケージの全面から取り出すようにし
た構造のLSIでは、容易に多ピン化が図れるという利
点がある半面、多ピン化に伴い半導体チップを支持して
いる配線基板に反り等の変形が生じ易いという問題があ
る。
【0009】例えば、樹脂封止体をトランスファモール
ド法によって形成する際に、配線基板が変形するように
なる。
【0010】このため、配線基板に同一面となるように
配置した複数のボールが、配線基板の反りに伴って同一
面に配置されないようになって、中央部と周囲部とのボ
ールの高さが異なるようになる。この結果、LSIを実
装基板に面実装する場合に、複数のボールのうち周囲部
のボールは対応する配線層に完全に接続されないように
なり、最悪の場合未接続のボールが生ずるようになっ
て、接続部の信頼性を低下させることになる。
【0011】本発明の目的は、反り等の変形を防止して
実装基板に面実装する場合に、複数の外部端子を対応す
る配線層に完全に接続することが可能な技術を提供する
ことにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば下
記の通りである。
【0014】本発明の半導体装置は、半導体チップのパ
ッド電極と導通する複数の外部端子が同一面に配置さ
れ、前記外部端子が実装基板に接続されることにより面
実装される半導体装置であって、前記複数の外部端子が
同一面に配置されるように各外部端子に接続される配線
層が形成された可撓性の絶縁部材と、この絶縁部材の前
記外部端子側と反対側の面に固着された剛体と、少なく
とも前記半導体チップおよび絶縁部材の一部を覆う樹脂
封止体とを有している。
【0015】
【作用】上述した手段によれば、本発明の半導体装置
は、半導体チップのパッド電極と導通する複数の外部端
子が同一面に配置され、前記外部端子が実装基板に接続
されることにより面実装される半導体装置であって、前
記複数の外部端子が同一面に配置されるように各外部端
子に接続される配線層が形成された可撓性の絶縁部材
と、この絶縁部材の前記外部端子側と反対側の面に固着
された剛体と、少なくとも前記半導体チップおよび絶縁
部材の一部を覆う樹脂封止体とを有しているので、前記
剛体によって補強されることにより、可撓性の絶縁部材
の反り等の変形は防止される。これによって、反り等の
変形を防止して実装基板に面実装する場合に、複数の外
部端子を対応する配線層に完全に接続することが可能と
なる。
【0016】以下、本発明について、図面を参照して実
施例とともに詳細に説明する。
【0017】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0018】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の実施例1による半導体装置
を示す断面図で、BGAパッケージを有するLSIに適
用した例で示している。本実施例の半導体装置は、例え
ば絶縁性フィルムからなる厚さ約70〜100μmの可
撓性の絶縁部材1が用いられて、この絶縁部材1には複
数のスルーホール2が形成されて、このスルーホール2
にはスルーホール配線層3が形成されるとともに、その
表面1Aおよび裏面1Bにはスルーホール配線層3を通
じて配線層4が形成されている。
【0019】絶縁部材1の表面1Aの中央部には複数の
パッド電極6が形成された厚さ約250〜500μmの
LSIチップ5が例えばAg粉を混合したエポキシ樹脂
のような導電性接着剤7を介して固着されている。この
LSIチップ5のパッド電極6と絶縁部材1の表面1A
の配線層4との間には例えばAu線のようなワイヤ8が
ボンディングされている。一方、絶縁部材1の裏面1B
の配線層4には例えばPbとSnとの合金からなる直径
約600〜800μmの複数のボール9が、同一面に配
置されるように接続されている。このボール9は外部端
子として働いて、LSIが実装基板に面実装される場合
対応する配線層に接続される。
【0020】絶縁部材1のボール9が配置された裏面1
Bと反対側の表面1Aには、例えばAlのような板状の
剛体10が用いられて、絶縁性接着剤11を介して固着
されている。この剛体10はおおよそLSIチップ5の
2倍程度の厚さに形成される。この剛体10は絶縁部材
1を補強するように作用して、絶縁部材1を反り等の変
形から防止するように働く。また、LSIチップ5、ボ
ンディングワイヤ8、絶縁部材1の表面1Aの一部は例
えばエポキシ樹脂のような樹脂封止体12によって覆わ
れる。
【0021】可撓性の絶縁部材1を構成する絶縁性フィ
ルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエー
テルイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリブチレン
テレフタレート等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂等の熱
硬化性樹脂をそれぞれ単独に、あるいは2種類以上を混
合したものを材料として用いることができる。または、
それらの材料をガラス等の無機物からなる繊維やケブラ
ー等の無機物からなる繊維に浸透させて使用することが
できる。
【0022】絶縁部材1を補強するためにこの一面に固
着される剛体10としては、前記Al以外にも、Cu等
の金属や、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の樹脂、硬
化物(成形硬化物)や、アルミナ、ムライト、マグネシ
ア、フォルステライト等のセラミックスを材料として用
いることができる。
【0023】樹脂封止体12としては、前記エポキシ樹
脂以外にも、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬
化性樹脂や、ポリフェニレンスルフィド等の熱可塑性樹
脂をそれぞれ単独に、あるいは2種類以上を混合したも
のを材料として用いることができる。
【0024】次に、本実施例による半導体装置の製造方
法の一例を、図2乃至図7を参照して工程順に説明す
る。
【0025】まず、図2に示すように、例えば中央部以
外の部分に複数のスルーホール2が形成されるととも
に、このスルーホール2にスルーホール配線層3が形成
され、その表面1Aおよび裏面1Bにスルーホール配線
層3を通じて配線層4が形成された、厚さ約70〜10
0μmの例えば絶縁性フィルムのような可撓性の絶縁部
材1を用意する。
【0026】次に、図3に示すように、絶縁部材1の表
面1Aの中央部に複数のパッド電極6が形成された、厚
さ約250〜500μmのLSIチップ5を例えばAg
粉を混合したエポキシ樹脂のような導電性接着剤7を介
して固着する。続いて、このLSIチップ5のパッド電
極6と絶縁部材1の表面1Aの配線層4との間に例えば
Au線のようなワイヤ8をボンディングする。
【0027】次に、図4に示すように、LSIチップ5
が固着された絶縁部材1を、トランスファモールド装置
の上型13と下型14との間にセットした後、ゲート1
5を通じて流動状態の例えばエポキシ樹脂を矢印のよう
に供給して樹脂モールドを行う。モールド終了後、上型
13と下型14を取り外すことにより、図5に示すよう
に、LSIチップ5、ボンディングワイヤ8、絶縁部材
1の表面1Aの一部を覆ったエポキシ樹脂からなる樹脂
封止体12が得られる。
【0028】続いて、図6に示すように、絶縁部材1の
表面1Aに、LSIチップ5のおおよそ2倍程度の厚さ
を有する例えばAlのような板状の剛体10を用いて、
絶縁性接着剤11を介して固着する。
【0029】次に、図7に示すように、絶縁部材1の裏
面1Bの配線層4に例えばPbとSnとの合金からなる
直径約600〜800μmの複数のボール9を、同一面
に配置されるように接続する。この工程は、絶縁部材1
の裏面1Bを上側に反転した状態で、各配線層4上に複
数のボール9を位置決めすることにより、リフロー炉を
通過させることで容易に行うことができる。
【0030】このような一連の工程によって、図1に示
したようなLSIを製造することができる。得られたL
SIは、複数のボール9を外部端子として用いて、実装
基板の対応した配線層に半田付けすることにより面実装
される。図8は、このようなLSIを実装基板21に実
装した構造を示すものである。絶縁部材1の裏面1Bに
配置された複数のボール9は剛体10によって補強され
て同一面に保持されるので、各ボール9は対応した配線
層22に完全に接続されるようになる。
【0031】なお、剛体10を絶縁性接着剤11を介し
て絶縁部材1の表面1Aに固着する場合、絶縁性接着剤
11として予め、実装基板21への実装温度においてゴ
ム状の弾性体となるような材料を用いることにより、実
装時に実装基板21の形状に合わせて、絶縁部材1を容
易に変形させることができる。これにより、実装時の接
続部の信頼性を大幅に向上することができる。
【0032】このような絶縁性接着剤の材料としては、
シリコーンゴム、シリコーンゲル硬化物、フッ素ゴム、
イソプレンゴム、ブタジエンゴム等を用いることができ
る。
【0033】このような実施例1によれば次のような効
果を得ることができる。
【0034】LSIチップ5が固着される可撓性の絶縁
部材1の、複数のボール9が配置される面1Aと反対側
の面1Bに剛体10を固着するようにしたので、絶縁部
材1は剛体10によって補強されるようになるため、反
り等の変形を防止して実装基板21に面実装する場合
に、複数のボール9を対応する配線層22に完全に接続
することが可能となる。すなわち、絶縁部材1の実装面
1Bに配置された複数のボール9は、実装時に周囲部の
ものも、中央部のものも同一高さに保持されるので、対
応した配線層22に確実に接続されるようになる。
【0035】(実施例2)図9は本発明の実施例2によ
る半導体装置を示す断面図で、実施例1の構造におい
て、剛体10の表面まで樹脂封止体12によって覆うよ
うにした構造を示すものである。なお、図では剛体10
の厚さが実施例1に比べて小さくなっているが、これは
説明を理解し易くするため示したものであり、これによ
って剛体10が特定の厚さに制限されることはない。
【0036】このような実施例2においても、実施例1
と同様に、LSIチップ5が固着される可撓性の絶縁部
材1の、複数のボール9が配置される面1Aと反対側の
面1Bには剛体10が固着されているので、実施例1と
同様な効果を得ることができる。これに加えて、樹脂封
止体12により覆われる面積が広くなっているので、耐
湿性を向上することができる。
【0037】(実施例3)図10は本発明の実施例3に
よる半導体装置を示す断面図で、実施例2の構造におい
て、絶縁部材1に対してスルーホール2よりも径の大き
な開口部16を形成して、この開口部16に複数のボー
ル9を配置して、表面1Aの配線層4に接続した構造を
示すものである。この構造の場合、絶縁部材1の裏面1
Bに対しては配線層4を形成する必要はない。
【0038】このような実施例3においても、実施例1
と同様に、LSIチップ5が固着される可撓性の絶縁部
材1の、複数のボール9が配置される面1Aと反対側の
面1Bには剛体10が固着されているので、実施例1と
同様な効果を得ることができる。これに加えて、絶縁部
材1に対しては一方の面1Aにのみ配線層4を形成すれ
ば良いので、コストダウンを図ることができる。
【0039】(実施例4)図11は本発明の実施例4に
よる半導体装置を示す断面図で、本実施例の半導体装置
は、LSIチップ5および剛体10を共通の支持板17
上に固着した構造を示すものである。すなわち、図12
に示すように、例えばFe−Ni系合金からなるフレー
ム状の支持板17を用いて、プレス、エッチング等の方
法によって互いに一体に結合されるようにダイパッド1
8および支持部19を形成し、ダイパッド18および支
持部19に対して各々、絶縁性接着剤7、11を介して
LSIチップ5および剛体10を固着するようにしたも
のである。図12のA−A断面構造が、図11に示した
支持板17の構造となる。
【0040】また、絶縁部材1としては一方の面1Bに
のみ配線層4を形成して、この配線層4の一端には複数
のボール9を接続するとともに、その他端にはワイヤ8
をボンディングする。さらに、絶縁部材1のボール9と
反対側の面1Bには、絶縁性接着剤11を介して剛体1
0を固着する。
【0041】この構造においては、実施例1乃至実施例
3に比較して、LSIチップ5は絶縁部材1と別な部材
である支持板17に固着しているが、絶縁部材1が可撓
性を有していることにより、そのワイヤボンディング面
をLSIチップ5に近接させるように容易に変形させる
ことができるので、ワイヤボンディング時に支障は生じ
ない。
【0042】このような実施例4においても、実施例1
と同様に、LSIチップ5が固着される可撓性の絶縁部
材1の、複数のボール9が配置される面1Aと反対側の
面1Bには剛体10が固着されているので、実施例1と
同様な効果を得ることができる。これに加えて、LSI
チップ5は絶縁部材1と別な部材である支持板17に固
着されるので、設計に自由度を持たせることができるよ
うになる。
【0043】(実施例5)図13は本発明の実施例5に
よる半導体装置を示す断面図で、実施例4の構造におい
て、共通の支持板17に代えて、例えばCu、Al等か
らなる熱放散性に優れた放熱板20を用いるようにした
構造を示すものである。すなわち、放熱板20に対して
各々、絶縁性接着剤7、11を介してLSIチップ5お
よび剛体10を固着するようにしたものである。放熱板
20の厚さは例えば1〜2mmに形成することができ
る。
【0044】このような実施例5においても、実施例1
と同様に、LSIチップ5が固着される可撓性の絶縁部
材1の、複数のボール9が配置される面1Aと反対側の
面1Bには剛体10が固着されているので、実施例1と
同様な効果を得ることができる。これに加えて、LSI
チップ5および剛体10は放熱板20に固着されるの
で、特に放熱性を向上することができる。
【0045】なお、実施例5の変形例として、例えばA
lのように放熱板20および剛体10の共通材料として
使用可能な材料を用いる場合には、図14に示すよう
に、放熱板20および剛体10を共通材料によって一体
に形成することができる。さらに、より放熱性能を向上
したい場合には、放熱板20にフィンを取り付けるよう
にすることができる。
【0046】以上、本発明者によってなされた発明を、
前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前
記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲において種々変更可能であることは勿論であ
る。
【0047】例えば、前記実施例で可撓性の絶縁部材の
厚さ、剛体の厚さ、LSIチップの厚さ、放熱板の厚さ
等の値は一例を示したものであり、目的、用途等に応じ
て任意の変更が可能である。
【0048】また、絶縁部材はフィルム状である必要は
なく、薄板状になっているものを用いることもできる。
さらに、樹脂封止体を形成する方法はトランスファモー
ルド法に限らず、ポッテング法によって行うこともでき
る。
【0049】さらにまた、放熱板を用いない構造におい
ても、LSIチップを支持している領域の絶縁部材に複
数の微小貫通孔を形成することにより、この微小貫通孔
を放熱孔として働かせることができるようになる。
【0050】さらに、前記実施例ではBGAパッケージ
を有するLSIに例をあげて説明したが、これに限ら
ず、バット・ジョイントPGAのように面実装型のPG
Aパッケージにも適用することができる。
【0051】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるLSI
の技術に適用した場合について説明したが、それに限定
されるものではない。本発明は、少なくとも実装基板に
面実装するタイプの回路素子には適用できる。
【0052】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0053】半導体チップが固着される可撓性の絶縁部
材の、複数の外部端子が配置される面と反対側の面に剛
体を固着するようにしたので、絶縁部材は剛体によって
補強されるようになるため、反り等の変形を防止して実
装基板に面実装する場合に、複数の外部端子を対応する
配線層に完全に接続することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による半導体装置を示す断面
図である。
【図2】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
の一工程を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
の他の工程を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例1による半導体装置の製造方法
のその他の工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例1による半導体装置を実装基板
に面実装した構造を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例2による半導体装置を示す断面
図である。
【図10】本発明の実施例3による半導体装置を示す断
面図である。
【図11】本発明の実施例4による半導体装置を示す断
面図である。
【図12】本発明の実施例4による半導体装置に用いら
れる支持板を示す平面図である。
【図13】本発明の実施例5による半導体装置を示す断
面図である。
【図14】本発明の実施例5による半導体装置の変形例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…絶縁部材、1A…絶縁部材の表面、1B…絶縁部材
の裏面、2…スルーホール、3…スルーホール配線層、
4…配線層、5…LSIチップ、6…パッド電極、7、
11…絶縁性接着剤、8…ボンディングワイヤ、9…ボ
ール、10…剛体、12…樹脂封止体、13…上型、1
4…下型、15…ゲート、16…開口部、17…支持
板、18…ダイパッド、19…支持部、20…放熱板、
21…実装基板、22…実装基板の配線層。
フロントページの続き (72)発明者 北村 輝夫 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップのパッド電極と導通する複
    数の外部端子が同一面に配置され、前記外部端子が実装
    基板に接続されることにより面実装される半導体装置で
    あって、前記複数の外部端子が同一面に配置されるよう
    に各外部端子に接続される配線層が形成された可撓性の
    絶縁部材と、この絶縁部材の前記外部端子側と反対側の
    面に固着された剛体と、少なくとも前記半導体チップお
    よび絶縁部材の一部を覆う樹脂封止体とを有することを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記配線層は、スルーホール配線層を通
    じて前記絶縁部材の両面に形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁部材に開口部が形成され、前記
    外部端子はこの開口部を通じて前記配線層に接続されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記剛体は、実装基板への実装温度にお
    いてゴム状の弾性体となる絶縁性接着剤を介して前記絶
    縁部材に固着されていることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体チップは、前記絶縁部材上に
    固着されていることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体チップおよび剛体は、一体に
    結合された支持板上に固着されていることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体チップおよび剛体は、共通の
    放熱体上に固着されていることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記絶縁部材は、フィルム状あるいは薄
    板状からなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    か1項に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記外部端子は、球状の導電体からなる
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載
    の半導体装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998036450A1 (en) * 1997-02-13 1998-08-20 Seiko Epson Corporation Semiconductor device and method for manufacturing and mounting thereof, and circuit board mounted with the semiconductor device
KR100295731B1 (ko) * 1997-04-07 2001-08-07 포만 제프리 엘 전자패키지의제조방법
US6517662B2 (en) 1997-04-22 2003-02-11 International Business Machines Corporation Process for making semiconductor chip assembly

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