JPH08179156A - 半導体レーザモジュール構造 - Google Patents

半導体レーザモジュール構造

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JPH08179156A
JPH08179156A JP6325605A JP32560594A JPH08179156A JP H08179156 A JPH08179156 A JP H08179156A JP 6325605 A JP6325605 A JP 6325605A JP 32560594 A JP32560594 A JP 32560594A JP H08179156 A JPH08179156 A JP H08179156A
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JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
package
cylindrical member
semiconductor laser
fixed
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Pending
Application number
JP6325605A
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English (en)
Inventor
Yasumichi Arai
康倫 新井
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パッケージの内部への湿気の侵入による電子
冷却素子の安定性の低下及び光出力の低下を防止し、ま
た、光ファイバが受ける引張・圧縮力による出力の変動
及び繰り返し疲労による光ファイバの断線を防止する。 【構成】 パッケージ1の光ファイバ取出部11は、金
属製の薄肉円筒部材2とこの部材に連続して形成された
ダイアフラム3とから構成される。ダイアフラム3の外
周部は、パッケージ1にろう付により、ろう付部8で接
合される。光ファイバ4を固定された円筒部材7を光フ
ァイバ取出部11に挿通して、外側から高周波加熱法を
施すことにより、薄肉円筒部材2にはんだ固定部10で
固定する。半導体レーザ、集光レンズ及び円筒部材7を
固定された光学系ユニット5は、電子冷却素子6を介し
てパッケージ1に固定され、パッケージ1がさらされる
環境温度の変化に対処して、一定温度に制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ通信システ
ム等の光源として使用される半導体レーザモジュールの
構造に関し、特に電子冷却素子による温度制御が可能な
半導体レーザモジュールの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に半導体レーザモジュールは、半導
体レーザの出射光をレンズを用いて光ファイバと光学的
に結合させている。光ファイバに入射したレーザ光は、
パッケージの光ファイバ取出部から引き出された光ファ
イバにより、パッケージの外に取り出される。
【0003】従来の半導体レーザモジュールを図2
(a)及び(b)に示す。図2(a)は、光ファイバ4
が接着剤16によりパッケージ12の光ファイバ取出部
14に固定されている場合であり、図2(b)は、光フ
ァイバ4がパッケージ12に接着されない場合である。
【0004】半導体レーザ、集光レンズ(以上図示せ
ず)及び光ファイバ4は、光学系ユニット15として一
体化され、パッケージ12に収納されており、光軸固定
は、YAGレーザビームにより、スポット溶接部9で行
われる。パッケージ12の光ファイバ取出部14は、厚
肉構造になっており、引き出される光ファイバ4は、ナ
イロンジャケットで被覆された心線ファイバである。
【0005】なお、環境温度の変化等に対処して半導体
モジュールの光軸ずれを防止する技術は、特開平1−2
19807号公報、特開平2−281215号公報及び
特開平3−10557号公報に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術の光フ
ァイバ取出部構造では、図2(b)の場合、パッケージ
12が多湿環境に置かれると、光ファイバ4と光ファイ
バ取出部14とのすき間からパッケージ12の内部に湿
気が侵入し、サーモモジュール等のペルチェ効果を利用
した電子冷却素子6の安定性を低下させる恐れがあっ
た。また、光学系ユニット15を35℃程度に保持する
ため、高温・多湿環境では、湿気は、光学系ユニット1
5の周辺で結露することがあり、光学系ユニット15の
スポット溶接部9から水分が侵入し、光学面を汚染する
か又は光路をさえぎり、光出力を低下させる欠点があっ
た。
【0007】図2(a)の場合、湿気が侵入する可能性
は、低下するが、接着剤16が樹脂であること及び接着
剤16と被接着物(光ファイバ4)との密着力の安定性
から、湿気の侵入を十分に防止する構造ではない。ま
た、光学系ユニット15及びパッケージ12は、それぞ
れ構成材料が異なり、材質固有の線膨張係数を有してい
る。光学系ユニット15は、電子冷却素子6で一定温度
に維持されるが、パッケージ12は、0℃〜70℃程度
の環境温度にさらされ、光学系ユニット15に対して膨
張・収縮を行う。パッケージ12の膨張・収縮は、光フ
ァイバ取出部14で接着固定された光ファイバ4へ引張
・圧縮力を伝達する。
【0008】光ファイバ4は、可とう性を有するが、引
張・圧縮力により特に円筒部材13の根元周辺で大きい
応力を受け、光ファイバ4の出力を変動させるという欠
点が生じる。最大の欠点は、繰り返し疲労による光ファ
イバ4の断線である。
【0009】そこで、本発明は、前記従来の半導体レー
ザモジュール構造の欠点を改良し、パッケージの内部へ
の湿気の侵入による電子冷却素子の安定性の低下及び光
出力の低下を防止し、また、光ファイバが受ける引張・
圧縮力による出力の変動及び繰り返し疲労による光ファ
イバの断線を防止しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0011】(1)半導体レーザ、光ファイバ及び前記
半導体レーザと前記光ファイバとを光学的に結合するレ
ンズを一体化した光学系ユニットと、電子冷却素子と、
前記光学系ユニット及び前記電子冷却素子を収納するパ
ッケージとから構成される温度制御可能な半導体レーザ
モジュールにおいて、前記パッケージの光ファイバ取出
部が、金属製の薄肉円筒部材とこれに連続するダイアフ
ラムとから構成され、前記ダイアフラムの外周部を前記
パッケージにろう付する半導体レーザモジュール構造。
【0012】なお、薄肉円筒部材とダイアフラムの加工
に当っては、あらかじめ一体に形成する加工方法又は別
個に形成した後に一体に接続する加工方法の任意の一方
を採用することができる。
【0013】(2)光ファイバを固定された円筒部材
が、薄肉円筒部材を挿通してこれに固定される前記
(1)記載の半導体レーザモジュール構造。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
【0015】図1は、本発明の一実施例の断面図であ
る。パッケージ1の光ファイバ取出部11は、金属製の
薄肉円筒部材2とこの部材に連続して形成されたダイア
フラム3とから構成される。ダイヤフラム3の外周部
は、パッケージ1にろう付により、ろう付部8で接合さ
れている。
【0016】半導体レーザ、集光レンズ(以上図示せ
ず)及び円筒部材7を固定された光学系ユニット5は、
サーモモジュール等のペルチェ効果を利用した電子冷却
素子6を介してパッケージ1に固定され、パッケージ1
がさらされる環境温度の変化に対処して、一定温度に制
御される。
【0017】光ファイバ4をはんだ又はエポキシ系接着
剤であらかじめ固定された円筒部材7を、光軸調整後、
YAGレーザビームによるスポット溶接により、スポッ
ト溶接部9で固定して光学系ユニット5を構成する。な
お、右側のスポット溶接部9は、円筒部材7を光ファイ
バ4の方向に動かないように固定するためのものであ
り、左側のスポット溶接部9は、円筒部材7をどの方向
にも動かないように固定するためのものである。円筒部
材7を光ファイバ取出部11に挿通して、外側から高周
波加熱法を施すことにより、薄肉円筒部材2にはんだ固
定部10で固定する。薄肉円筒部材2とダイアフラム3
とは、数十μm〜数百μm程度の厚さの金属である。ダ
イアフラム3は、前記金属の平板をプレス加工すること
により形成される。薄肉円筒部材2は、絞り加工、切削
加工等により製作される。薄肉円筒部材2とダイアフラ
ム3とは、同一の厚さである必要はなく、両者をろう付
により接続して一体化する。薄肉円筒部材2の内径は、
円筒部材7の外径より0.5〜1mm程度大きい。
【0018】また、薄肉円筒部材2及びダイアフラム3
の他の加工方法としては、電鋳又は放電加工を採用する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、パッ
ケージの光ファイバ取出部を構成する金属製の薄肉円筒
部材の一端にダイアフラムを設け、ダイアフラムの外周
をパッケージにろう付したから、環境温度の変化に起因
して生じる光学系ユニットに対するパッケージの膨張・
収縮を、ダイアフラムが弾性変形することによって吸収
することができる。また、光ファイバを固定した円筒部
材が、薄肉円筒部材と固着しているから、光ファイバ自
体に応力が加わらず、その上、ダイアフラムが薄肉であ
るので、スポット溶接部に加わる応力も小さい。
【0020】したがって、本発明は、パッケージの内部
への湿気の侵入による電子冷却素子の安定性の低下及び
光出力の低下を防止することができ、さらに、光ファイ
バが受ける引張・圧縮力による出力の変動及び繰り返し
疲労による光ファイバの断線を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】従来の半導体レーザモジュール構造の断面図で
あり、(a)は、光ファイバが接着剤によりパッケージ
の光ファイバ取出部に固定されている状態を示し、
(b)は、光ファイバがパッケージに接続されない状態
を示す。
【符号の説明】
1,12 パッケージ 2 薄肉円筒部材 3 ダイアフラム 4 光ファイバ 5,15 光学系ユニット 6 電子冷却素子 7,13 円筒部材 8 ろう付部 9 スポット溶接部 10 はんだ固定部 11,14 光ファイバ取出部 16 接着剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ、光ファイバ及び前記半導
    体レーザと前記光ファイバとを光学的に結合するレンズ
    を一体化した光学系ユニットと、電子冷却素子と、前記
    光学系ユニット及び前記電子冷却素子を収納するパッケ
    ージとから構成される温度制御可能な半導体レーザモジ
    ュールにおいて、前記パッケージの光ファイバ取出部
    が、金属製の薄肉円筒部材とこれに連続するダイアフラ
    ムとから構成され、前記ダイアフラムの外周部を前記パ
    ッケージにろう付することを特徴とする半導体レーザモ
    ジュール構造。
  2. 【請求項2】 光ファイバを固定された円筒部材が、薄
    肉円筒部材を挿通してこれに固定されることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体レーザモジュール構造。
JP6325605A 1994-12-27 1994-12-27 半導体レーザモジュール構造 Pending JPH08179156A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015072131A1 (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 日本電気株式会社 光通信モジュールの封止構造およびその封止方法

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