JPH08178857A - 大型基板用異物検査装置 - Google Patents

大型基板用異物検査装置

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JPH08178857A
JPH08178857A JP6335534A JP33553494A JPH08178857A JP H08178857 A JPH08178857 A JP H08178857A JP 6335534 A JP6335534 A JP 6335534A JP 33553494 A JP33553494 A JP 33553494A JP H08178857 A JPH08178857 A JP H08178857A
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light
light receiving
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substrate
scanning line
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JP6335534A
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English (en)
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Tsuneyuki Hagiwara
恒幸 萩原
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/94Investigating contamination, e.g. dust

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ径の大きなfθレンズやfsin -1θレ
ンズを用いることなく大型の基板表面に付着した異物を
検査することのできる、大型基板用異物検査装置を提供
すること。 【構成】 本発明では、パターンが形成された基板の表
面に付着した異物を光学的に検査する装置において、前
記基板の表面上において照明光を走査して円弧状の光走
査線を形成するための光走査手段と、前記基板を前記光
走査線に対して所定方向に相対的に移動させるための移
動手段と、前記基板の表面に付着した異物からの散乱光
を受光し、散乱光の強度に応じた電気信号を出力するた
めの受光手段と、前記受光手段からの前記電気信号に基
づいて異物を検出するための信号処理手段とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板用異物検査装置に関
し、さらに詳細には、たとえばパターンが形成された基
板(液晶製造用のマスク等の大型基板)の表面に付着し
た異物を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の異物検査装置では、たとえばレー
ザ光源から射出された光ビームをガルバノミラーやポリ
ゴンミラーのようなスキャナにより所定方向に偏向し、
fθレンズやfsin -1θレンズを介して基板表面上に集
光させる。こうして、検査すべき基板の表面上において
基板のほぼ全幅(スキャン方向に関する基板のほぼ全
部)に亘り直線状の走査線が形成される。さらに、走査
線と直交する方向に基板と走査線(光ビーム)とを相対
移動させることにより、基板表面上全体を光ビームで二
次元的に走査していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
異物検査装置では、fθレンズやfsin -1θレンズを介
して基板表面上において直線状の走査線を形成してい
た。したがって、検査すべき基板が大型化すると、fθ
レンズやfsin -1θレンズに必要とされる画角が大きく
なる。そして、大画角で高い開口数(NA)を得ようと
すると、所要のレンズ径が大きくなりコストもかかると
いう不都合があった。
【0004】また、上述のように、従来の異物検査装置
では、直線状の光走査線の形成に必須なビーム偏向器と
してガルバノミラーやポリゴンミラーが使用されてい
た。しかしながら、ガルバノミラーは往復運動によりス
キャン周波数の上限が決定されるので、検査速度が制限
されていた。また、ポリゴンミラーは面間の面倒れ補正
が非常に困難なため理想的な光学性能を達成することが
難しかった。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、レンズ径の大きなfθレンズやfsin -1θレ
ンズを用いることなく大型の基板表面に付着した異物を
検査することのできる、大型基板用異物検査装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、パターンが形成された基板の表
面に付着した異物を光学的に検査する装置において、前
記基板の表面上において照明光を走査して円弧状の光走
査線を形成するための光走査手段と、前記基板を前記光
走査線に対して所定方向に相対的に移動させるための移
動手段と、前記基板の表面に付着した異物からの散乱光
を受光し、散乱光の強度に応じた電気信号を出力するた
めの受光手段と、前記受光手段からの前記電気信号に基
づいて異物を検出するための信号処理手段と、を備えて
いることを特徴とする異物検査装置を提供する。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、前記光走
査手段は、前記基板の表面に対して斜めになった反射面
を有する反射手段と、該反射手段を前記基板の表面に垂
直な軸を中心として回転させるための駆動手段と、前記
反射手段で反射した照明光を前記基板の表面上において
スポット状に集光する集光光学系と、前記反射手段の回
転に伴って前記スポット状に集光された光が前記円弧状
の光走査線に沿って移動するように前記駆動手段を制御
する制御手段とを有する。
【0008】
【作用】本発明によれば、たとえば基板の表面に対して
斜めになった反射面を有し且つ基板の表面に垂直な軸を
中心として回転可能な反射手段(ロータリースキャナ
ー)を回転駆動させ、この反射手段で反射した光を基板
表面上に集光させて円弧状の光走査線を形成する。した
がって、従来技術のような直線状の光走査線を形成する
ためのfθレンズなどの走査レンズが不要となる。その
結果、画角について制約を受けないレンズを使用するこ
とにより、光走査手段としての光学系の設計および製造
が容易になる。
【0009】以下、本発明の大型基板用異物検査装置に
おける異物検出原理について説明する。本発明の大型基
板用異物検査装置では、いわゆる大型基板の回路パター
ンについてこれを異物と誤検出しないようになってい
る。ここで、大型基板とは、F.P.D.(Flat Panel
Display)などの製造に用いられる基板(たとえば、液
晶ディスプレイ製造用のマスク)であり、このような基
板の場合φ0.8μm程度を越える大きさのゴミを検出
すればよい。この程度の大きさの異物を検出するのに必
要なレーザビームスポットの大きさは、φ50μm程度
である。この程度の径を有するビームスポット内には、
DRAMパターンのように複雑な周期パターンは存在し
ない。したがって、孤立パターンのエッジからの光を異
物からの光と誤検出しなければよいことになる。
【0010】図14および図15は、パターンエッジノ
イズの光学的除去について説明する図である。なお、図
14は、仮想的な球体Sの球面上の各光束の分布を表し
ている。また、図15(a)は球体Sをxy平面の法線
方向から見た図であり、図15(b)および(c)は図
14の球面をxy平面に正射影した図である。図14に
おいて、たとえばガラスレチクルのような基板35の表
面上には、クロムからなる回路パターンPが形成されて
いる。なお、基板35の表面は、xy平面に一致してい
る。図14において、nは基板35の表面の法線方向で
あってx軸およびy軸と直交している。
【0011】図14において、クロムパターンPを斜入
射で照射する集光光束Iは、点Dで散乱され基板35上
で正反射した入射光が通過する球面上の点rを含む帯
D.B.上に光を生じる。帯D.B.の幅w(たとえば
xy平面上への帯D.B.の正射影の該xy平面内での
x方向(もしくはy方向)の幅で定義される幅w、ある
いはパターンPのフーリエ変換面での所定方向に関する
幅)は入射光束の立体角αに依存し、点rでは、帯D.
B.の幅はパターンのない場合に反射光が形成する点r
の輝点の幅(たとえばxy平面上への点rの輝点の正射
影の該xy平面内でのx方向(もしくはy方向)で定義
される幅、あるいはパターンPのフーリエ変換面での所
定方向に関する幅)に一致する。図14では、パターン
Pがx方向にエッジを有する例を示しているが、図15
(a)では一般的な例としてパターンP1のエッジがx
軸と角度βをなしている。
【0012】図15(a)において、散乱光の帯D.
B.(β)は、点rを含み且つパターンP1のエッジの
方向と直交するように発生する。このため、散乱光の帯
D.B.(β)は、βの大きさに応じてβ=β′の角度
で点rを中心に振れる。図14および図15(a)にお
いて、3本の受光素子の各受光面A、B、C(受光面
A、B、Cは球体S上にあるものとする)は、いずれも
後方散乱の領域内にあり、異物からの後方散乱光を受光
する。
【0013】図15(a)において、β′がさらに小さ
くなると、受光面CにはパターンPからの指向性の高い
反射光すなわち散乱光D.B.(β)が入射するが、他
の受光面BおよびAには入射しない。一方、異物からの
散乱光は指向性がないので後方散乱の領域内ではほぼ一
様に発生する。このため、受光面A、B、Cにはほぼ等
しい光強度を有する散乱光が受光される。このように、
パターンエッジの誤検出を回避するには、パターンPか
らの散乱光が全ての受光素子に入射しない条件が必要で
ある。
【0014】上述したように、本発明では基板上の1点
から発生する散乱光を互いに異なる方向から見込む複数
の受光素子で受光し、散乱光の指向性を利用してパター
ンエッジからの光をノイズとして除去する。手法を図1
5(b)、(c)を参照して説明する。図15(b)、
(c)において、受光面A、B、Cをxy平面へ正射影
した領域を領域A1 、B1 、C1 で表している。
【0015】ここで、入射光Iのxy平面上での入射点
からの各散乱光が通過する球体S上の各領域をxy平面
へ正射影した領域によって形成される散乱光分布は、パ
ターンP1に入射する光波の振幅分布に対するフーリエ
変換パターンをほぼ表し、ゼロ次光位置つまり反射光の
正射影の位置rを中心とした空間周波数スペクトルとし
て観察できる。したがって、受光面A、B、Cをxy平
面へ正射影した領域A1 、B1 、C1 の各々は、受光面
に入射する空間周波数スペクトルを表す空間周波数領域
である。
【0016】以下の説明においては、前述した散乱光の
分布パターンの正射影図であるフーリエ変換パターンを
正反射光のスペクトル位置rを原点とした二次元のUV
直交座標系内の分布パターンとして取り扱い、簡単のた
めUV平面上の分布と表現する。なお、U軸はx軸と平
行、V軸はy軸と平行とする。
【0017】以下、図15(b)、(c)を参照して、
各受光素子の受光面の空間周波数領域をどのように設定
するかを説明する。図15(b)および(c)は、仮想
的な球体Sのxy平面への正射影図である。入射光Iと
球体Sの球面とが交わる部分に形成される輝点部分iを
xy平面へ正射影した領域i1 の(入射光Iの空間周波
数領域)のx方向の幅は、図15(b)においてiW
ある。
【0018】本発明では、光走査線はたとえばロータリ
ースキャナーにより形成され、入射面と直交するxy平
面(基板表面)上において円弧状に形成される。そし
て、各受光素子は、上述の円弧状の光走査線に沿った方
向に配置される。なお、入射面は図14においてy−n
平面であり、光走査線c.l.は図14および図15
(b)に示すようにx−y平面上において円弧状に形成
される。従って、受光素子の配列方向もほぼx軸に沿っ
た方向になっている。各受光素子の受光面の大きさは、
入射光Iの光量や光電変換素子の特性に依存する電気的
なS/Nや、光学的な迷光に対する光学的なS/Nによ
り決定される。
【0019】図14では、検査点Dに対して、3つの受
光素子の受光面A、B、Cが受光可能な状態にある。こ
のとき、受光素子の受光面Aの空間周波数領域と受光面
Cの空間周波数領域との内側の距離(UV平面上での距
離)が入射光IのU方向の空間周波数領域(入射光Iが
通過する球体S上の領域をxy平面へ正射影した領域、
あるいは基板で正反射した入射光Iが通過するフーリエ
変換面上の両域)の幅よりも広ければ、パターンのエッ
ジがいかなる向きでもエッジからの反射光が3つの受光
面A〜Cに同時に入射することはない。
【0020】さらに、受光素子の数にかかわらず、受光
可能な受光素子群のうちで最も外側にある2つの受光素
子の受光面の空間周波数領域の内側の距離(UV平面上
での距離)が入射光のU方向(UV平面上でのx方向)
の空間周波数領域の幅よりも広ければ、パターンエッジ
からの反射光がすべての受光素子に同時に入射すること
はない。なぜなら、パターンエッジからの散乱回折光の
空間周波数領域のUV平面上でのU方向の幅は、入射光
の空間周波数領域のUV平面上でのx方向の幅とほぼ等
しくなるためである。
【0021】図15(b)は、入射光の空間周波数領域
を表す領域i1 のU方向の幅iW に対し、受光素子の受
光面の空間周波数領域A1 とC1 とのUV平面上での間
隔x1 が小さい場合すなわち前述した条件を満足してい
ない例を示している。この場合、受光面の空間周波数領
域A1 とC1 との内側のUV平面上での距離x1 が入射
光Iの空間周波数領域のUV平面上でのU方向の幅iW
よりも小さいので、パターンエッジからの反射光が3つ
の受光面の空間周波数領域A1 〜C1 に同時に入射す
る。その結果、パターンエッジからの反射光と異物から
の散乱光とを区別することができなくなる。
【0022】一方、図15(c)は、入射光Iの空間周
波数領域を表す領域i1 のUV平面上でのU方向の幅i
W に対し受光素子の受光面の空間周波数領域A1 とC1
との間隔x1 が大きい場合、すなわち前述したパターン
エッジからの反射光がすべての受光素子に同時に入射す
ることはないという条件を満足している例を示してい
る。この場合、反射光の輝点位置rを中心に帯状の回折
光がどの角度で発生しても、すべての受光面A〜Cに同
時にパターン散乱光が入射することはない。その結果、
各受光素子に入射する散乱光の強度により、パターンエ
ッジからの反射光と異物からの散乱光とを区別すること
ができる。なお、UV平面上で分布パターンrと分布パ
ターンi1 とは相似であって、U方向の幅は一致する。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明の第1実施例にかかる異物
検査装置の構成を概略的に示す図である。なお、図1は
z方向からxy平面に向かって装置を見た図であり、図
2および図3はx方向からyz平面に向かって見た図で
ある。そして、図1から図3は装置の構成を示し、図4
はxy平面内での入射光の軌跡を示している。
【0024】まず、図3を参照して、基板(たとえば液
晶ディスプレイ製造用のマスク)35の表面上において
照明光(入射光I)を走査して円弧状の光走査線を形成
するための光走査手段について説明する。光源であるレ
ーザ36から射出された入射光Iは、エキスパンダEX
により拡大された後、レンズLにより集光されてミラー
42に入射する。装置内に固定されたミラー42で基板
35に垂直な光軸AXに沿って反射された光線38は、
回転ミラー39に入射する。回転ミラー39は、光軸A
Xを軸線とする回転軸40に取り付けられるとともにそ
の反射面が基板35の表面に対して斜めになるように位
置決めされ、モーター41により回転駆動されるように
なっている。
【0025】回転ミラー39により基板35の表面に向
かって反射された入射光Iは、基板35の被検査面M上
の入射点50に到達する。上述したように、レンズLに
より集光された入射光Iは基板35の表面上でスポット
を形成する。基板35の被検査面M上において入射光I
が到達する位置50は光軸AXに対する回転ミラー39
の向き(すなわち回転角度)に依存する。すなわち、回
転軸40を中心として回転ミラー39を等角速度で回転
させるようにモータ41を主制御系100が制御するこ
とにより、レーザスポット(入射光I)は、図1に示す
ような円弧状の光走査線Cを形成しながら基板35上を
等速度で移動する。モータ41の回転位置(ミラー39
の回転角度)は、不図示のロータリエンコーダ等により
モニタされており、このモータ41の回転位置情報すな
わちミラー39の回転角度情報は、主制御系100に入
力される。
【0026】このように、光源36、エキスパンダE
X、レンズL、ミラー42および回転ミラー39は、基
板35の表面上において入射光Iを走査して円弧状の光
走査線を形成するための光走査手段を構成している。
【0027】図1において、光走査方向は図中時計回り
(CW)であり、点51は検査開始点を示している。照
明スポットは、点50を介してやがて検査終了点である
点52に達する。点52より先の光走査線は検査には用
いられないが、破線矢印Aで示すように回転走査は継続
し、再び点51に戻る。一方、図1および図4に示すよ
うに、基板35が載置されたステージSTには、モータ
47と送りねじ48とが設けられている。そして、モー
タ47の回転により、ステージSTをひいては基板35
をy方向に往復移動させることができるようになってい
る。このように、モータ47および送りねじ48は、基
板35を上記光走査手段に対して相対移動させるための
移動手段を構成している。
【0028】こうして、上記光走査手段による回転走査
と上記移動手段による基板35の−y方向への等速移動
(図4において矢印46で示す)とにより、図4に示す
ように、基板35の被検査面M上の領域45に亘って十
分に少ない輝度ムラで照明光を照射することができる。
すなわち、図4において、矢印46で示す方向への基板
35の等速並進移動により、光軸AXがAX′の位置ま
で相対移動し、領域45内において十分に少ない輝度ム
ラで照明光の照射が行われる。
【0029】次に、図1および図2を参照して、基板3
5の表面に付着した異物からの散乱光を受光するための
受光手段について説明する。図1において、受光素子1
〜17はたとえばフォトマルチプライヤからなり、光走
査線Cを斜め上方から見込むように等間隔に並置され、
全体として直円錐を形成している。すなわち、図1にお
いて、受光素子1〜17の中心を通り底面が被検査面M
上にある直円錐を考えたとき、この直円錐の底面の輪郭
の一部は光走査線Cに一致する。また、この直円錐の母
線と基板35の表面とのなす角度は一定であり、図1の
場合たとえば55°となる。
【0030】また、受光素子1〜17の基板35に対向
する面すなわち受光面18〜34は、光走査線Cの一部
からの散乱光を受光することができるように、光走査線
Cに対向して円弧状に設置されている。そして、各受光
素子の観測視野(測光領域)は両隣りの受光素子の観測
視野と重複しており、光走査線C上のいかなる点からの
散乱光も連続する3つの受光素子により受光することが
できるようになっている。すなわち、図1の受光素子5
の受光面22は走査線C上の領域C22からの光を取り
込むことができる。同様に、受光素子6の受光面23は
領域C23からの光を、受光素子4の受光面21は領域
C21からの光をそれぞれ受光することができる。従っ
て、光走査線C上の点Pからの散乱光は、受光面21、
22および23により検知される。
【0031】こうして、受光素子1〜17により光電変
換された電気信号であって各受光素子でそれぞれ受光し
た散乱光量を表わす電気信号44は、信号処理手段37
に入力される。信号処理手段37では、検査位置(照明
光の位置)からの光を受光することのできる3つの隣接
する受光素子を主制御系100からの回転ミラー39の
回転角度情報に応じて選択し、選択した受光素子からの
電気信号について信号処理を行う。すなわち、回転ミラ
ー39の回転角度情報に応じて、光走査線C上の入射光
Iの位置に対応する受光素子およびその受光素子の両端
の受光素子を選択する。そして、散乱指向性の偏ったパ
ターンエッジからの散乱光と散乱指向性のない異物から
の散乱光とを判別するために、パターンエッジからの散
乱光をすでに作用において述べた指向性弁別の技術によ
りノイズとして除去する。
【0032】すなわち、受光素子1〜17のうち隣接す
る3つの受光素子の両端に位置する受光素子の受光面の
走査線Cの方向(円周方向)の間隔(受光素子が並ぶ円
弧に対応するUV平面上での円弧方向に関するUV平面
上での2つの受光面の空間周波数領域間の間隔)が、入
射光Iの空間周波数領域(正確には受光素子が配置され
た空間に分布する散乱光の空間周波数領域)とほぼ等し
くなるように、受光面の大きさ(および配置)が定めら
れている。
【0033】図5は、図1の信号処理手段の内部構成を
示す図である。また、図6は、図5の信号処理手段にお
けるゲイン補正を説明する図である。図1、図5の信号
処理手段は、受光素子1〜17からの電気信号が入力さ
れる信号切換手段SELを備えている。信号切換手段S
ELは、主制御系100から入力された回転ミラー39
の回転角度ωに基づいて、17個の受光素子のうち回転
角度ωに対応する検査点からの散乱光を受光することの
できる3つの受光素子を選択し、選択した3つの受光素
子からの電気信号を出力する。
【0034】上述したように、受光素子1〜17のうち
光走査線C上のある1点(検査点)からの散乱光を同時
に受光することができるのは、3つの隣接する受光素子
だけである。したがって、回転ミラー39の回転角度ω
に依存する検査点の位置に応じて、検査点からの光を同
時に受光することができる3つの隣接する受光素子が1
7個の受光素子から適宜選択される。
【0035】たとえば、図1において、点Pからの光は
受光素子4〜6によって受光可能である。したがって、
回転ミラー39の回転角度ωが特定の角度に達し、照明
光が点Pに達すると選択される受光素子は4〜6であ
る。図5では、信号切換手段SELにおいて、受光面2
1、22および23に対応する受光素子4、5および6
が選択され、受光素子4、5および6からの電気信号O
21、O22およびO23が出力されている。そして、
出力信号O21、O22およびO23は、それぞれゲイ
ン可変アンプK1、K2およびK3に入力されている。
【0036】ゲイン可変アンプK1、K2およびK3
は、主制御系100から入力された回転ミラー39の回
転角度ωに基づいてゲイン補正を行なう。以下、図6を
参照して、ゲイン補正動作について説明する。図6
(a)では、縦軸が信号の大きさを、横軸が回転角度ω
をそれぞれ示しており、回転ミラーの角度ωに対する各
電気出力信号O21、O22およびO23の変化を表わ
している。このとき、基板表面には、光が光走査線上の
どの位置を照明しても同じ散乱光量が発生するような感
度校正用の均一な散乱体が設置されているものとする。
【0037】図6(a)において、電気信号O22は受
光素子5の受光面22に対応し、回転角度ω1からω2
に応じた照明領域が図1の領域C22に相当する。した
がって、回転角度ω1からω2の間に、電気信号O22
が検出される。一定の散乱光量にもかかわらず受光面2
2の物体側の開口数(NA)の変化により、電気信号O
22の分布は図中上に凸状の曲線となる。また、角度ω
1〜ω2の幅をLで示すとL/3だけ位相がずれて、図
中左側には電気信号O21が、図中右側には電気信号O
23が同様に図中上に凸状の曲線となって出力される。
【0038】このように、電気信号O21、O22およ
びO23は、回転ミラー39の回転角度ωすなわち照明
光の走査位置に依存して出力信号が変動する。したがっ
て、図6(b)に示すような補正曲線k1、k2および
k3を有するゲイン可変アンプK1、K2およびK3に
より電気信号O21、O22およびO23をゲイン補正
する。こうして、図6(c)に示すように、補正後の各
電気信号k1×O21、k2×O22およびk3×O2
3が、回転角度ωに依存することなくほぼ一定となる。
なお、図6(a)〜(c)において、横軸の位相は一致
している。
【0039】補正後の信号O21×k1、O22×k2
およびO23×k3は、それぞれゲイン可変アンプK
1、K2およびK3から最小値選択器MINに入力され
る。最小値選択器MINでは、入力された3つの補正後
の信号値の最も小さい値Sminを求め、主制御系100
に出力する。主制御系100では、この最小値Smin
基づいて異物の大きさを特定する。異物の大きさの特定
に最小値を用いるのは、パターンエッジと異物とが共存
しているような場合にエッジからのノイズを消すためで
ある。
【0040】また、補正後の信号O21×k1、O22
×k2およびO23×k3は、それぞれ3つのコンパレ
ータC1、C2およびC3にも並列に入力される。各コ
ンパレータでは、電気的ノイズや光学的ノイズのレベル
から見て十分に高いレベルの閾値Vref との比較により
各入力信号を2値化する。2値化された3つの信号は、
ANDゲートAに入力され、3つのコンパレータへの入
力信号がすべて閾値Vref を越えたときに、異物検出信
号Detを主制御系100に出力する。主制御系100
は、この異物検出信号Detをトリガとし、最小値選択
回路MINからの最小値を取り込む。そして、上述した
ように、最小値に基づいて異物の大きさを決定し、さら
に被検面上の異物の位置とともに異物の大きさおよび形
状などをディスプレイ部DSに出力する。
【0041】図7は、本発明の第2実施例にかかる異物
検査装置の構成を概略的に示す図である。本実施例は、
第1実施例の装置とほぼ同じ構成を有するが、第1実施
例では受光素子がたとえばフォトマルチプライヤからな
り光電変換を行なっているのに対し、本実施例では受光
素子1〜17が単なる光ファイバであり受光素子1〜1
7にそれぞれ接続された光電変換素子1′〜17′にお
いて光電変換している点だけが基本的に相違する。以
下、第1実施例との構成上の相違点に着目して本実施例
を説明し、全体的な動作について重複する説明を省略す
る。
【0042】すなわち、本実施例では、受光面18〜3
4は単なる光ファイバの入射端面であり、光ファイバ1
〜17の出力端面部分がそれぞれ光電変換素子1′〜1
7′に接続されている。したがって、受光面18〜34
における受光光量は、光電変換素子1′〜17′におい
て電気信号に変換され、信号処理手段37に入力され
る。なお、信号処理手段37における動作は第1実施例
と全く同じであり、重複する説明を省略する。
【0043】図8および図9は、本発明の第3実施例に
かかる異物検査装置の構成を概略的に示す図である。な
お、図8はxy平面図であり、図9はyz平面図であ
る。本実施例の装置は、第2実施例の装置とほぼ同じ構
成を有するが、第2実施例では各受光素子1〜17の受
光面18〜34が基板35上の光走査線Cに直接対向し
ているのに対し、本実施例では各受光素子1〜17の受
光面18〜34(受光面22〜34は不図示)はドーナ
ツ型レンズ54により形成される光走査線像C′に対向
している点だけが基本的に相違する。なお、各受光素子
1〜17の受光面18〜34とドーナツ型レンズ54と
の間には円弧状スリット53が設置されている。以下、
第2実施例との構成上の相違点に着目して本実施例を説
明し、全体的な動作について重複する説明を省略する。
【0044】図9に示すように、基板35上において照
明される検査点50から発生する散乱光Sが円弧状レン
ズ54に屈折されて点55に点像を形成する。円弧状レ
ンズ54は、たとえば光ファイバーからなり、周方向に
は屈折力を有することなく径方向にのみ屈折力を有す
る。このように、検査点50の像55が円弧状レンズ5
4により円弧状スリット53の光透過部分に形成され、
光束S′として受光面に入射する。したがって、検査点
より発生する散乱光の空間周波数成分のうち周方向(受
光素子の配列方向)の成分は保存されて受光素子に達す
る。すなわち、円弧状レンズ54の周方向に関しては、
受光素子の受光面は、基板上のパターンに対するフーリ
エ変換面(UV平面)上に配置されているとみなすこと
ができる。図8に示すように、回転走査動作により、検
査点50は円弧状光走査線Cを構成し、その点像55は
円弧状の光走査線像C′を構成する。なお、円弧状スリ
ット53により光走査線像C′以外から発生する不要な
迷光を遮断することができる。
【0045】図10は、本発明の第4実施例にかかる異
物検査装置の構成を概略的に示す図である。本実施例の
装置は、第2実施例の装置とほぼ同じ構成を有するが、
第2実施例では各受光素子1〜17の選択を信号処理手
段37内で行っているのに対し、本実施例では各受光素
子1〜17の選択を信号処理手段37の前段において行
っている点だけが基本的に相違する。以下、第2実施例
との構成上の相違点に着目して本実施例を説明し、全体
的な動作について重複する説明を省略する。
【0046】図10において、受光素子1〜17は光フ
ァイバであり、大きな幹から小さな枝に分割された様な
光ファイバである。すなわち、受光素子は、4つ目毎に
大きな幹となる光ファイバO1〜O3に接続されてい
る。たとえば、受光素子1、4、7、10、13および
16は光ファイバO1に接続され、受光素子3、6、
9、12および15は光ファイバO2に接続され、受光
素子2、5、8、11、14および17は光ファイバO
3に接続されている。さらに、光ファイバO1、O2お
よびO3は、それぞれ光電変換素子1′、2′および
3′に接続されている。
【0047】本実施例および上述の各実施例では、各受
光素子はそれに隣接する2つの受光素子とは測光領域を
共有するが、それより外側の受光素子とは測光領域を共
有していない。したがって、図10に示すような方式で
各受光素子1〜17を光ファイバO1〜O3に接続する
ことにより、任意の隣接する3つの受光素子がそれぞれ
光ファイバO1、O2およびO3に接続されることにな
る。さらに、光ファイバO3に接続された受光素子6お
よび9について考えると、それぞれの受光面23および
26にそれぞれ対応する光走査線C上の測光領域C23
およびC26は連続的につながっているものの、測光領
域C23または測光領域C26上の1点からの光はそれ
ぞれ受光面23または受光面26で受光され、受光面2
3および受光面26で同時に受光されることはない。す
なわち、クロストークの発生しない構成になっている。
【0048】このように、第1実施例において図5の信
号切換手段SELで行われている受光素子1〜17の選
択が、本実施例では上記受光素子1〜17と光ファイバ
O1〜O3との接続によりなされている。したがって、
本実施例では、信号処理手段37内に信号切換手段SE
Lを設ける必要がない。すなわち、本実施例のような接
続構成により、光電変換素子の所要数は最小限の3つで
済み、光電変換素子1′〜3′に接続される信号処理手
段37の構成も簡単になる。
【0049】図11は、本実施例の図10の信号処理手
段の内部構成を示す図である。また、図13は、図11
の信号処理手段におけるゲイン補正を説明する図であ
る。図11の本実施例の信号処理手段は、図5の第1実
施例の信号処理手段と同様の構成を有するが、本実施例
では信号選択器SELが省かれ、光電変換素子1′、
2′および3′からそれぞれゲイン可変アンプK1、K
2およびK3に電気信号O1、O2およびO3が直接入
力される点だけが基本的に相違する。
【0050】なお、ゲイン可変アンプK1、K2および
K3が、主制御系100から入力された回転ミラー39
の回転角度ωに基づいて、図13に示すようにゲイン補
正を行なう点は第1実施例と同様であり、重複する説明
を省略する。図12は、本実施例に適用可能な信号処理
手段の変形例を示す図である。図12の装置では、コン
パレータC4において、電気的ノイズや光学的ノイズの
レベルから見て十分に高いレベルの閾値Vref との比較
により最小値選択回路MINからの最小値を2値化して
いる。すなわち、コンパレータC4は、最小値選択回路
MINからの最小値が閾値Vref を越えたときに、異物
検出信号Detを主制御系100に出力する。主制御系
100は、この異物検出信号Detをトリガとし、最小
値選択回路MINからの最小値を取り込む。そして、最
小値に基づいて異物の大きさを決定し、さらに被検面上
の異物の位置とともに異物の大きさおよび形状などをデ
ィスプレイ部DSに出力する。
【0051】なお、上述の実施例および作用の説明で
は、基板上の1点を観察可能な受光素子が3つある場合
を例にとって説明しているが、1点からの散乱光を受光
可能な受光素子の数は2つ以上であればいくつでもよい
ことはいうまでもない。
【0052】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、従来技
術のような直線状の光走査線を形成するためのfθレン
ズなどの走査レンズが不要となる。その結果、画角につ
いて制約を受けないレンズを使用することにより、光走
査手段としての光学系の設計および製造が容易になる。
また、直線状の光走査線の形成に必須なビーム偏向器と
してガルバノミラーやポリゴンミラーが不要となるの
で、検査速度が律速されたり光学性能が低下することが
ない。
【0053】また、本発明によれば画角を制約するレン
ズ系がないため、大型の基板、例えば500mm×60
0mm程度の基板上に異物を検出する装置を容易に構成
することができる。さらに、第4実施例によれば光電変
換素子を最小限の本数にすることができ、信号処理手段
の構成も単純化することができるのでコスト面および省
スペース面などにおいて利点が多い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示すxy平面図である。
【図2】本発明の第1実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示すyz平面図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示すyz平面図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示すxy平面図であって、異物検査の実施
過程を示している。
【図5】図1の信号処理手段の内部構成を示す図であ
る。
【図6】図5の信号処理手段におけるゲイン補正を説明
する図である。
【図7】本発明の第2実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示す図である。
【図8】本発明の第3実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示すxy平面図である。
【図9】本発明の第3実施例にかかる異物検査装置の構
成を概略的に示すyz平面図である。
【図10】本発明の第4実施例にかかる異物検査装置の
構成を概略的に示す図である。
【図11】第4実施例の図10の信号処理手段の内部構
成を示す図である。
【図12】第4実施例に適用可能な信号処理手段の変形
例を示す図である。
【図13】図11の信号処理手段におけるゲイン補正を
説明する図である。
【図14】パターンエッジノイズの光学的除去について
説明する図であって、仮想的な球体Sの球面上の各光束
の分布を表している。
【図15】パターンエッジノイズの光学的除去について
説明する図であって、(a)、(b)および(c)は図
14の球面をxy平面に正射影した図である。
【符号の説明】
1〜17 受光素子 18〜34 受光面 C 光走査線 C′ 光走査線の像 C21〜23 測光領域 35 基板 36 光源 37 信号処理手段 39 回転ミラー 40 回転軸 41 モーター 42 ミラー 44 電気信号 EX エキスパンダ L レンズ AX 光軸 M 被検査面 47 モータ 48 送りねじ 50 検査点 53 円弧状スリット 54 円弧状レンズ SEL 信号切換手段 K1〜K3 ゲイン可変アンプ C1〜C3 コンパレータ MIN 最小値選択器 A ANDゲート 100 主制御系 DS ディスプレイ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンが形成された基板の表面に付着
    した異物を光学的に検査する装置において、 前記基板の表面上において照明光を走査して円弧状の光
    走査線を形成するための光走査手段と、 前記基板を前記光走査線に対して所定方向に相対的に移
    動させるための移動手段と、 前記基板の表面に付着した異物からの散乱光を受光し、
    散乱光の強度に応じた電気信号を出力するための受光手
    段と、 前記受光手段からの前記電気信号に基づいて異物を検出
    するための信号処理手段と、 を備えていることを特徴とする異物検査装置。
  2. 【請求項2】 前記光走査手段は、前記基板の表面に対
    して斜めになった反射面を有する反射手段と、 該反射手段を前記基板の表面に垂直な軸を中心として回
    転させるための駆動手段と、 前記反射手段で反射した照明光を前記基板の表面上にお
    いてスポット状に集光する集光光学系と、 前記反射手段の回転に伴って前記スポット状に集光され
    た光が前記円弧状の光走査線に沿って移動するように前
    記駆動手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
    する請求項1に記載の異物検査装置。
  3. 【請求項3】 前記受光手段は、前記円弧状の光走査線
    を見込む位置に円弧状に位置決めされ、前記散乱光の光
    強度に応じた電気信号を個別に出力する複数の受光素子
    を有し、 前記複数の受光素子の各々は、前記基板の表面に入射端
    面を向けた光ファイバーを有することを特徴とする請求
    項1または2に記載の異物検査装置。
  4. 【請求項4】 前記受光手段は、前記散乱光を受光する
    受光面と、前記円弧状の光走査線の像を前記受光面上に
    結ばせるための、光走査線に平行方向に屈折力を有する
    ことなく垂直方向に屈折力を有する円弧状レンズとを有
    することを特徴とする請求項2に記載の異物検査装置。
  5. 【請求項5】 前記円弧状レンズは、前記光走査線に沿
    って円弧状に曲げられた光ファイバーからなることを特
    徴とする請求項4に記載の異物検査装置。
  6. 【請求項6】 前記受光手段は、前記円弧状レンズを通
    過した散乱光を制限するための円弧状スリットからなる
    視野絞りを有し、該視野絞りは前記円弧状レンズに関し
    て前記照明光をスポット状に集光する基板表面と光学的
    にほぼ共役な位置に設けられていることを特徴とする請
    求項4または5に記載の異物検査装置。
  7. 【請求項7】 前記基板の表面上における前記照明光の
    位置に応じて、前記複数の受光素子のうち隣接する2つ
    以上の受光素子を選択するための選択手段をさらに備
    え、 前記信号処理手段は、前記選択された2つ以上の受光素
    子からの電気信号の値と所定の閾値とをそれぞれ比較す
    るための比較手段を有し、前記所定の閾値を越えた電気
    信号の数に基づいて異物を検出することを特徴とする請
    求項3に記載の異物検査装置。
  8. 【請求項8】 前記信号処理手段は、前記基板の表面上
    における前記照明光の位置に応じて前記選択された2つ
    以上の受光素子からの電気信号のゲインをそれぞれ補正
    するためのゲイン補正手段を有することを特徴とする請
    求項7に記載の異物検査装置。
  9. 【請求項9】 前記ゲイン補正手段は、ゲイン可変アン
    プであることを特徴とする請求項8に記載の異物検査装
    置。
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