JPH08178756A - 調理器用温度センサ - Google Patents

調理器用温度センサ

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JPH08178756A
JPH08178756A JP33785294A JP33785294A JPH08178756A JP H08178756 A JPH08178756 A JP H08178756A JP 33785294 A JP33785294 A JP 33785294A JP 33785294 A JP33785294 A JP 33785294A JP H08178756 A JPH08178756 A JP H08178756A
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JP
Japan
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receiving plate
temperature sensor
heat receiving
holder
inner case
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Pending
Application number
JP33785294A
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English (en)
Inventor
Hideya Itabashi
英也 板橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かしめによる歪みを受熱板に与えない調理器
用温度センサを提供すること。 【構成】 被加熱体の熱を集熱する蓋3の受熱板3b
と、該受熱板3bに接して上面に感温素子4を取り付
け、更に検出素子を具備した耐熱樹脂材からなるホルダ
ー5と、前記ホルダー5を収納した内ケース2をその外
周に配したスプリング9を介して上下方向に移動できる
外ケース6とよりなる調理器用温度センサであって、板
状球面に仕上げた受熱板3bの外周に段絞り3aを設
け、前記ホルダー5と前記内ケース2の上縁部2aに所
定の厚さを有する鍔を設けて、前記内ケースの上鍔2b
の上面に前記ホルダーの固定鍔5aを配し、前記受熱板
3bの外周の縁端に、前記内ケース2の前記上鍔2bと
ホルダーの固定鍔5aとの外周を密着して包む垂設部3
cを設け、その先端をかしめ部とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器、炊飯ジャー等
の被加熱体である内釜の温度を検出する調理器用温度セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の調理器用温度センサの構
造を、図3(a)、図3(b)を参照して説明する。
【0003】従来の温度センサでは、被加熱体との接触
部である、蓋3の受熱板3dは、予め前記被加熱体の形
状に合致するような球面状に仕上げられている。これ
は、効率良く被加熱体の熱量を感温素子4へ伝達するた
めに施された構造である。
【0004】又、前記受熱板3dを有する蓋3を内ケー
ス2に固定する際、かしめ部19に対して、上パンチ1
8を矢印23の方向から垂直方向に力を加え、下パンチ
21のテーパーにより受熱板3dを有する蓋3のかしめ
部19を塑性変形させることで固定するという技術が用
いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の調理器用温度セ
ンサでは、蓋3の受熱板3dが予め被加熱体の形状に合
致するように球面状に仕上げられているが、これは、蓋
3の受熱板3dが内ケース2に塑性変形(かしめ)にて
固定する前の形状であるので、前記蓋3と前記内ケース
がかしめられると、球面状に形成された受熱板が歪む。
そのため、受熱板と、被加熱体との接触が悪くなる。従
って、従来の温度センサは、かしめによる歪みを考慮し
た構造にはなっていなかった。
【0006】そのため、かしめによる歪みのばらつきを
小さく押さえるように管理したり、かしめ後の球面のチ
ェックを実施する等の施策が必要であったので、作業性
が悪かった。
【0007】又、かしめ方法においては、受熱板3dに
非常に近い(3〜5mm)部分をかしめていることや、
かしめ部に対して垂直方向の力を下パンチ21のテーパ
ーにより水平方向の力に変換させ、塑性変形させること
から、かしめによる歪みが受熱板3dの形状に与える影
響は、非常に大きかった。
【0008】以上、述べたように、かしめによる歪み
は、受熱板の形状を変形させ、本来、温度センサの持つ
熱応答性に悪い影響を及ぼしてしまう欠点があった。
【0009】従って、本発明の目的は、かしめによる受
熱板の変形をなくし、かしめの作業性がよく、被加熱体
と感温素子の接触がよくなり、温度センサの熱応答性が
安定し、受熱板の球面の修正等の工程が不要となる、安
価で、精度がよく、品質のよい調理器用温度センサを提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、受熱板を固
定する際のかしめによる歪みを受熱部にまで影響を与え
ないよう、受熱板に段絞りを設けた調理器用温度センサ
である。同じ理由で、かしめ部を受熱板から遠ざける
ために、蓋に垂設部を設けると共に、かしめパンチが入
りやすいようにケースに上鍔と下鍔とによって形成され
た凹部を設けて、かしめ部に対して水平方向の力でかし
めを行うようにした調理器用温度センサである。
【0011】即ち、本発明は、被加熱体の熱を集熱す
る受熱板を有する蓋と、該受熱板に接するように感温素
子を取り付け、更に検出素子を具備した耐熱樹脂材から
なるホルダーと、前記ホルダーを収納した内ケースをそ
の外周に配したスプリングを介して上下方向に移動でき
る外ケースとよりなる調理器用温度センサにおいて、板
状球面に仕上げた前記受熱板の外周に段絞りを設けたこ
とを特徴とする調理器用温度センサであり、被加熱体
の熱を集熱する受熱板を有する蓋と、該受熱板に接する
ように感温素子を取り付け、更に検出素子を具備した耐
熱樹脂材からなるホルダーと、前記ホルダーを収納した
内ケースをその外周に配したスプリングを介して上下方
向に移動できる外ケースとよりなる調理器用温度センサ
において、前記ホルダーと前記内ケースの上縁部に所定
の厚さを有する鍔を設けて、前記内ケースの該鍔の上面
に前記ホルダーの鍔を配し、板状球面に仕上げた前記受
熱板の外周の縁端に、前記内ケースの鍔と前記ホルダー
の鍔との外周を密着して包む垂設部からなるかしめ部を
形成したことを特徴とする調理器用温度センサであり、
上記記載の調理器用温度センサにおいて、板状球面に
仕上げた前記受熱板の外周の縁端の垂設部からなるかし
め部に切り込みを設けて、前記かしめ部がかしめられて
いることを特徴とする調理器用温度センサであり、上
記記載の調理器用温度センサにおいて、前記内ケースの
外周の上縁に2段からなる凸部を設けて、間の凹部をか
しめパンチが入るように形成したことを特徴とする調理
器用温度センサである。
【0012】
【作用】受熱板に段絞りを設けることにより、又、受熱
板からかしめ部を遠ざけて蓋に垂設部を設けることによ
り、受熱部形状へのかしめによる歪みの影響は小さく押
さえられる。
【0013】かしめ部に対して初めから水平方向の力で
かしめを行うことにより、力の分散を押さえることがで
きる。内ケースに前記上鍔と前記下鍔とによって形成さ
れた凹部を設けることで、かしめパンチの刃の先端が入
りやすいようにし、かしめ部に対して水平方向の力でか
しめることができる。更に、蓋の垂設部には切り込みを
入れ、かしめやすくしたので、受熱部の形状への影響は
非常に小さくなる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例について図面を用いて説明す
る。図1(a)は、調理器用温度センサの構造を示す分
解斜視図である。
【0015】図1(a)に示すように、本発明の実施例
である調理器用温度センサは、上縁部2aに上鍔2b及
び下鍔2cを有する内ケース2と、段絞り3aが形成さ
れた受熱板3bとを有し、内ケース2の上鍔2bと下鍔
2cとを密着し包む垂設部3cを設けた蓋3と、及び固
定鍔5aを有するホルダー5とを包含する感熱体1、及
び外ケース6からなる。
【0016】ホルダー5においては、端子22が圧入、
又は差し込みされ、その後に、接着剤で固定される。リ
ード線20は、スポット溶接された後、係止部24に引
っ掛けられ、かつ孔30を通って外部に導出されてい
る。
【0017】前記ホルダー5には、感温素子4及びリー
ドスイッチ8が組み合わされている。感温素子4は、良
伝導体よりなる保護チューブ7によって保護されてい
る。感温素子4のリード4aは、端子22にスポット溶
接される。
【0018】リードスイッチ8は、そのリード8aを介
して前記端子22にスポット溶接される。
【0019】ホルダー5は、内ケース2の内部に収納さ
れ、かつ蓋3で覆われ、蓋3の側縁をかしめることによ
り、内ケース内に固定される。
【0020】外ケース6は、磁石10,11、及び支持
板14を備えている。
【0021】前記内ケース2、蓋3、及びホルダー5よ
りなる感熱体1は、外ケース6内にスプリング9を介し
て上下動可能に支持される。リードスイッチ8と磁石1
0,11で内鍋の有無を検出する検出素子を構成する。
【0022】図2は、本発明の調理器用温度センサの図
である。
【0023】図2(a)に示すように、内ケースの開放
端を覆う前記蓋3には、受熱部である受熱板3bに段絞
り3aを設けている。又、前記受熱板3bの球面状の縁
端では、前記段絞り3aの部分を延長して、内ケース2
の上縁部2aの上鍔2bを密着し、覆い包むように、前
記上鍔2bの下端より下へ垂下させて垂設部3cを設
け、その先端をかしめ部12として形成した。
【0024】ホルダー5の上部に設けた固定鍔5aが内
ケース2の上鍔2bの上面に載置され、接着剤等で固定
されている。
【0025】図2(b)に示すように、内ケース2内に
ホルダー5を収納し、前述したように、前記垂設部3c
を有する蓋3を前記内ケース2の上からかぶせた後、前
記蓋3を内ケース2にかしめる場合には、内ケースの上
鍔2bと下鍔2cとの間に設けられた凹部25の内側
に、かしめパンチ13で垂設部3cの先端のかしめ部1
2を矢印17の方向へ折り曲げて行われる。
【0026】上述のようなかしめ部12と、内ケースの
外周の上縁に設けた2段の凸部である上鍔2bと下鍔2
cとにより、凹部25を設け、前記かしめ部12をかし
めパンチ13でかしめることにより、更に、前記段絞り
3aの効果でかしめによる歪みを吸収してしまい、受熱
板に与える影響が極端に小さくなる。
【0027】前記蓋3の垂設部3cのかしめ部12にお
いては、図1(b)に示すように、スリット状に切り込
み3eを入れ、全周をかしめるのではなく、かしめ部の
みを折り曲げることにより、より簡単に、よりきれい
に、短時間でかしめることができる。
【0028】又、蓋3の受熱板3bと垂設部3cは距離
が離れて、かしめ部12のかしめによる歪みの影響が小
さくなる。
【0029】
【発明の効果】以上、述べたごとく、本発明によれば、
かしめによる受熱部の変形がなくて済むことから、被加
熱体と感温素子との接触状態が安定し、熱応答性が安定
する上、受熱部の球面を管理する工程等が不要になるた
め、精度がよく、安価で、品質のよい調理器用温度セン
サの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の調理器用温度センサの分解斜視図、及
び本センサに用いられる、スリットを有する蓋の斜視
図。図1(a)は調理器用温度センサの分解斜視図。図
1(b)は蓋の斜視図。
【図2】本発明の調理器用温度センサのかしめ部の詳細
な断面図。図2(a)は、かしめ前の詳細な断面図。図
2(b)は、かしめ中の詳細な断面図。
【図3】従来の調理器用温度センサのかしめの状態を説
明する断面図。図3(a)は、かしめ前の断面図。図3
(b)は、かしめ中の断面図。
【符号の説明】
1 感熱体 2 内ケース 2a (内ケースの)上縁部 2b 上鍔(凸部) 2c 下鍔(凸部) 3 蓋 3a 段絞り 3b (本発明の)受熱板 3c 垂設部 3d (従来の)受熱板 3e 切り込み 4 感熱素子 4a,8a リード 5 ホルダー 5a (固定)鍔 6 外ケース 7 保護チューブ 8 リードスイッチ 9 スプリング 10,11 磁石 12 かしめ部 13 かしめパンチ 14 支持板 15 内ケースの係止片 16 外ケースの挿入窓 17,23 矢印 18 (かしめ)上パンチ 19 (従来の)かしめ部 20 リード線 21 (かしめ)下パンチ 22 端子 24 係止部 25 凹部 30 孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱体の熱を集熱する受熱板を有する
    蓋と、該受熱板に接するように感温素子を取り付け、更
    に検出素子を具備した耐熱樹脂材からなるホルダーと、
    前記ホルダーを収納した内ケースをその外周に配したス
    プリングを介して上下方向に移動できる外ケースとより
    なる調理器用温度センサにおいて、板状球面に仕上げた
    前記受熱板の外周に段絞りを設けたことを特徴とする調
    理器用温度センサ。
  2. 【請求項2】 被加熱体の熱を集熱する受熱板を有する
    蓋と、該受熱板に接するように感温素子を取り付け、更
    に検出素子を具備した耐熱樹脂材からなるホルダーと、
    前記ホルダーを収納した内ケースをその外周に配したス
    プリングを介して上下方向に移動できる外ケースとより
    なる調理器用温度センサにおいて、前記ホルダーと前記
    内ケースの上縁部に所定の厚さを有する鍔を設けて、前
    記内ケースの該鍔の上面に前記ホルダーの鍔を配し、板
    状球面に仕上げた前記受熱板の外周の縁端に、前記内ケ
    ースの鍔と前記ホルダーの鍔との外周を密着して包む垂
    設部からなるかしめ部を形成したことを特徴とする調理
    器用温度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の調理器用温度センサおい
    て、板状球面に仕上げた前記受熱板の外周の縁端の垂設
    部からなるかしめ部に切り込みを設けて、前記かしめ部
    がかしめられていることを特徴とする調理器用温度セン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の調理器用温度センサにお
    いて、前記内ケースの外周の上縁に2段からなる凸部を
    設けて、間の凹部をかしめパンチが入るように形成した
    ことを特徴とする調理器用温度センサ。
JP33785294A 1994-12-26 1994-12-26 調理器用温度センサ Pending JPH08178756A (ja)

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