JPH08178711A - 計器用指針 - Google Patents
計器用指針Info
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- JPH08178711A JPH08178711A JP17717895A JP17717895A JPH08178711A JP H08178711 A JPH08178711 A JP H08178711A JP 17717895 A JP17717895 A JP 17717895A JP 17717895 A JP17717895 A JP 17717895A JP H08178711 A JPH08178711 A JP H08178711A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形により製造しても輝度を低下させずに光
輝させることができる発光タイプの計器用指針を提供す
ること。 【解決手段】 透光性の合成樹脂からなり指示値を指示
する指針本体7と、遮光性の合成樹脂からなり、前記指
針本体7に少なくとも一部が接触し且つ該指針本体7の
部分を覆う指針キャップ9とを備え、前記指針本体7と
前記指針キャップ9のうち一方が他方よりも後から成形
加工により形成される計器用指針1において、前記指針
本体7と前記指針キャップ9は、熱融合不能なポリカー
ボネート樹脂Aとポリアセタール樹脂Bによりそれぞれ
形成されていることを特徴とする。
輝させることができる発光タイプの計器用指針を提供す
ること。 【解決手段】 透光性の合成樹脂からなり指示値を指示
する指針本体7と、遮光性の合成樹脂からなり、前記指
針本体7に少なくとも一部が接触し且つ該指針本体7の
部分を覆う指針キャップ9とを備え、前記指針本体7と
前記指針キャップ9のうち一方が他方よりも後から成形
加工により形成される計器用指針1において、前記指針
本体7と前記指針キャップ9は、熱融合不能なポリカー
ボネート樹脂Aとポリアセタール樹脂Bによりそれぞれ
形成されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計器用指針に係り、
特に、自動車等の車両の計器の文字盤部分に配設され、
この文字盤の目盛等を指示する自発光式の計器用指針に
関する。
特に、自動車等の車両の計器の文字盤部分に配設され、
この文字盤の目盛等を指示する自発光式の計器用指針に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の各種車両において
は、車両速度やエンジン回転数等の計測値を表示する計
器が搭載されている。このうちアナログ式の計器で用い
られる指針として、図12に断面図で示す構成の発光タ
イプのものがある。
は、車両速度やエンジン回転数等の計測値を表示する計
器が搭載されている。このうちアナログ式の計器で用い
られる指針として、図12に断面図で示す構成の発光タ
イプのものがある。
【0003】図12中全体符号51で示す指針は、不図
示の文字盤の表側に配設され、該文字盤の裏側には、指
針用駆動源としての内機(図示せず)と、指針光輝用の
光源(図示せず)と、該光源から指針に光を導く導光板
3等が配設される。前記指針51は、前記文字盤の裏側
から表側に延出する前記内機の駆動軸(図示せず)に嵌
着される指針袴5と、該指針袴5から前記駆動軸の軸方
向と交わる方向に延出する指針本体7と、前記指針袴5
及び該指針袴5寄りの前記指針本体7部分を覆う指針キ
ャップ9と、該指針キャップ9で支持され前記指針本体
7に対応する重量で形成されたバランス調整用のバラン
サ11とを備えている。
示の文字盤の表側に配設され、該文字盤の裏側には、指
針用駆動源としての内機(図示せず)と、指針光輝用の
光源(図示せず)と、該光源から指針に光を導く導光板
3等が配設される。前記指針51は、前記文字盤の裏側
から表側に延出する前記内機の駆動軸(図示せず)に嵌
着される指針袴5と、該指針袴5から前記駆動軸の軸方
向と交わる方向に延出する指針本体7と、前記指針袴5
及び該指針袴5寄りの前記指針本体7部分を覆う指針キ
ャップ9と、該指針キャップ9で支持され前記指針本体
7に対応する重量で形成されたバランス調整用のバラン
サ11とを備えている。
【0004】前記指針袴5は、上下に長い円柱状を呈
し、指針袴5の下端面には前記駆動軸の嵌着用の孔5a
が形成されている。前記指針本体7は、扁平な板状に形
成された取付部7aと、該取付部7aに連設して形成さ
れた指示部7bからなり、前記取付部7aの中央には前
記指針袴5が挿通可能な通孔7cが形成され、該通孔7
cの近傍の取付部7a箇所には、指針キャップ9の位置
決め及び固定用の係止孔7Dが形成されている。
し、指針袴5の下端面には前記駆動軸の嵌着用の孔5a
が形成されている。前記指針本体7は、扁平な板状に形
成された取付部7aと、該取付部7aに連設して形成さ
れた指示部7bからなり、前記取付部7aの中央には前
記指針袴5が挿通可能な通孔7cが形成され、該通孔7
cの近傍の取付部7a箇所には、指針キャップ9の位置
決め及び固定用の係止孔7Dが形成されている。
【0005】前記指針キャップ9は前記指針袴5と一体
的に形成され、該指針キャップ9は、前記指針袴5の上
端に連設された円盤状のキャップ部9aと、該キャップ
部9aの下面周縁に形成された円筒状のフランジ部9b
からなる。前記キャップ部9aの下面には前記係止孔7
dに嵌合可能な係止ピン9Cが突設され、前記フランジ
部9bには前記指示部7bが嵌合可能な欠部9dが形成
されている。前記指針キャップ9は、前記指針袴5を指
針本体7の通孔7cに挿入し、前記欠部9dを指示部7
bの取付部7a寄り箇所に嵌合しつつ、前記係止ピン9
Cを係止孔7Dに嵌合することで指針本体7に組み付け
られ、この状態で、前記取付部7aはキャップ部9aに
より覆われ、前記指示部7bの先端は指針キャップ9の
外側に延出する。前記バランサ11は、前記指針キャッ
プ9の内側で前記取付部7aを挟んで指示部7bと対向
する箇所に取着されている。尚、図12中7eは、前記
取付部7aと指示部7bの段部で前記指針袴5に対向す
る面に形成された光入射面を示す。
的に形成され、該指針キャップ9は、前記指針袴5の上
端に連設された円盤状のキャップ部9aと、該キャップ
部9aの下面周縁に形成された円筒状のフランジ部9b
からなる。前記キャップ部9aの下面には前記係止孔7
dに嵌合可能な係止ピン9Cが突設され、前記フランジ
部9bには前記指示部7bが嵌合可能な欠部9dが形成
されている。前記指針キャップ9は、前記指針袴5を指
針本体7の通孔7cに挿入し、前記欠部9dを指示部7
bの取付部7a寄り箇所に嵌合しつつ、前記係止ピン9
Cを係止孔7Dに嵌合することで指針本体7に組み付け
られ、この状態で、前記取付部7aはキャップ部9aに
より覆われ、前記指示部7bの先端は指針キャップ9の
外側に延出する。前記バランサ11は、前記指針キャッ
プ9の内側で前記取付部7aを挟んで指示部7bと対向
する箇所に取着されている。尚、図12中7eは、前記
取付部7aと指示部7bの段部で前記指針袴5に対向す
る面に形成された光入射面を示す。
【0006】前記指針本体7は、前記駆動軸の回転によ
り指針袴5及び指針キャップ9と共に回転し、指示部7
bの先端が前記文字盤の所定の目盛箇所を指示するよう
に構成されている。また、前記指針本体7は、前記光源
から導光板3を介して導かれる光を前記光入射面7eか
ら入射させ、その大半を指示部7bの先端側に導くと共
に、一部の入射光を取付部7a寄りの指示部7b部分
(指示部7bの根元側)の内部で乱反射させることによ
り、指示部7bの全体が光輝するように構成されてい
る。これら指針キャップ9(指針袴5)、指針本体7、
及びバランサ11の各部品は、従来はそれぞれ個別に作
成され、後の工程で自動組立機或は手作業により組み付
けられていた。
り指針袴5及び指針キャップ9と共に回転し、指示部7
bの先端が前記文字盤の所定の目盛箇所を指示するよう
に構成されている。また、前記指針本体7は、前記光源
から導光板3を介して導かれる光を前記光入射面7eか
ら入射させ、その大半を指示部7bの先端側に導くと共
に、一部の入射光を取付部7a寄りの指示部7b部分
(指示部7bの根元側)の内部で乱反射させることによ
り、指示部7bの全体が光輝するように構成されてい
る。これら指針キャップ9(指針袴5)、指針本体7、
及びバランサ11の各部品は、従来はそれぞれ個別に作
成され、後の工程で自動組立機或は手作業により組み付
けられていた。
【0007】しかしながら、上述した従来の指針51
は、部品の組立工程を必要とするため製造コストの上昇
を招き、しかも、部品どうしの組み付け誤差等による部
品間のガタつきにより、指針51の動作時に指針本体7
と指針キャップ9との間で異音が発生する等の問題が生
じていた。そこで、出願人は先に、前記指針キャップ9
(指針袴5)、指針本体7、及びバランサ11の各部品
を連続して多重成形し、部品どうしの組立の省略と、部
品の一体化による部品間のガタつきの解消を図った計器
用指針とその製造方法を提案した。
は、部品の組立工程を必要とするため製造コストの上昇
を招き、しかも、部品どうしの組み付け誤差等による部
品間のガタつきにより、指針51の動作時に指針本体7
と指針キャップ9との間で異音が発生する等の問題が生
じていた。そこで、出願人は先に、前記指針キャップ9
(指針袴5)、指針本体7、及びバランサ11の各部品
を連続して多重成形し、部品どうしの組立の省略と、部
品の一体化による部品間のガタつきの解消を図った計器
用指針とその製造方法を提案した。
【0008】図13は前記指針キャップ9(指針袴
5)、指針本体7、及びバランサ11を多重成形する装
置の斜視図である。この多重成形装置13は、円盤状の
固定テーブル15と、該固定テーブル15の下方に昇降
及び回転可能に配置された回転テーブル17とを備えて
いる。前記固定テーブル15の下面には、前記バランサ
11、指針本体7、及び指針キャップ9(指針袴5)に
対応する型形状の第1乃至第3の3つの上金型15a,
15b,15cが、該固定テーブル15の周方向に略々
120°ずつ間隔を置いて配設されている。また、前記
各上金型15a,15b,15cと対向する固定テーブ
ル15の上面箇所には、該各上金型15a,15b,1
5cに成形用合成樹脂を注入する射出成形機15dがそ
れぞれ配設されている。
5)、指針本体7、及びバランサ11を多重成形する装
置の斜視図である。この多重成形装置13は、円盤状の
固定テーブル15と、該固定テーブル15の下方に昇降
及び回転可能に配置された回転テーブル17とを備えて
いる。前記固定テーブル15の下面には、前記バランサ
11、指針本体7、及び指針キャップ9(指針袴5)に
対応する型形状の第1乃至第3の3つの上金型15a,
15b,15cが、該固定テーブル15の周方向に略々
120°ずつ間隔を置いて配設されている。また、前記
各上金型15a,15b,15cと対向する固定テーブ
ル15の上面箇所には、該各上金型15a,15b,1
5cに成形用合成樹脂を注入する射出成形機15dがそ
れぞれ配設されている。
【0009】前記回転テーブル17の上面で該回転テー
ブル17の周方向に略々120°ずつ間隔を置いた箇所
には、前記各上金型15a,15b,15cに対応する
同一形状の3つの下金型17aが配設されている。前記
多重成形装置13は、前記回転テーブル17の位相を固
定テーブル15に合わせた状態で回転テーブル17を固
定テーブル15側に上昇させることで、各下金型17a
が対応する上金型15a,15b,15cと重なるよう
に構成されている。
ブル17の周方向に略々120°ずつ間隔を置いた箇所
には、前記各上金型15a,15b,15cに対応する
同一形状の3つの下金型17aが配設されている。前記
多重成形装置13は、前記回転テーブル17の位相を固
定テーブル15に合わせた状態で回転テーブル17を固
定テーブル15側に上昇させることで、各下金型17a
が対応する上金型15a,15b,15cと重なるよう
に構成されている。
【0010】前記指針51の指針本体7及び指針キャッ
プ9を製造するに当たっては、耐光、透明性を考慮し
て、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂が各部品の
成形材料として用いられる。そして特に、前記指針袴5
と一体に構成される指針キャップ9の材料には、前記駆
動軸への嵌着に耐え得る強度の黒色等の不透過有彩色ポ
リカーボネート樹脂が用いられ、一方、光が内部を導か
れる指針本体7の材料には、前記係合ピン9cとの熱融
合を図り指針キャップ9との機械的結合を強めるため
に、且つ、内部の導光性を高めるために、指針キャップ
9のポリカーボネート樹脂と溶融温度が近く光線透過度
が高い透明なポリカーボネート樹脂を用いることが多
い。
プ9を製造するに当たっては、耐光、透明性を考慮し
て、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂が各部品の
成形材料として用いられる。そして特に、前記指針袴5
と一体に構成される指針キャップ9の材料には、前記駆
動軸への嵌着に耐え得る強度の黒色等の不透過有彩色ポ
リカーボネート樹脂が用いられ、一方、光が内部を導か
れる指針本体7の材料には、前記係合ピン9cとの熱融
合を図り指針キャップ9との機械的結合を強めるため
に、且つ、内部の導光性を高めるために、指針キャップ
9のポリカーボネート樹脂と溶融温度が近く光線透過度
が高い透明なポリカーボネート樹脂を用いることが多
い。
【0011】前記多重成形装置13では、図14(a)
に示すように、下金型17aを第1上金型15aに重ね
合わせて画成されるキャビティ19a内に射出成形機1
5dから合成樹脂を注入することによりバランサ11が
成形され、その後、回転テーブル17を下降させて固定
テーブル15から離間させると、成形されたバランサ1
1が第1上金型15aから離脱して下金型17a上に残
る。
に示すように、下金型17aを第1上金型15aに重ね
合わせて画成されるキャビティ19a内に射出成形機1
5dから合成樹脂を注入することによりバランサ11が
成形され、その後、回転テーブル17を下降させて固定
テーブル15から離間させると、成形されたバランサ1
1が第1上金型15aから離脱して下金型17a上に残
る。
【0012】さらに、前記下金型17aを回転テーブル
17の回転により第2上金型15bの下方に位置させ、
回転テーブル17を上昇させて下金型17aを第2上金
型15bに重ね合わせると、図14(b)に示すよう
に、前記指針本体7を成形するためのキャビティ19b
が画成される。この状態で、前記射出成形機15dから
キャビティ19b内に合成樹脂が注入されると、前記指
針本体7が成形されて前記バランサ11と一体化され
る。
17の回転により第2上金型15bの下方に位置させ、
回転テーブル17を上昇させて下金型17aを第2上金
型15bに重ね合わせると、図14(b)に示すよう
に、前記指針本体7を成形するためのキャビティ19b
が画成される。この状態で、前記射出成形機15dから
キャビティ19b内に合成樹脂が注入されると、前記指
針本体7が成形されて前記バランサ11と一体化され
る。
【0013】続いて、前記と同様に回転テーブル17の
昇降及び回転により、成形されたバランサ11及び指針
本体7が残った下金型17aを第3上金型15cに重ね
合わせると、図14(c)に示すように、前記指針キャ
ップ9及び指針袴5を成形するためのキャビティ19c
が画成される。この状態で、前記キャビティ19c内に
前記射出成形機15dから合成樹脂が注入されると、前
記指針キャップ9及び指針袴5が成形されて指針本体7
と一体化され、これにより前記指針51が得られる。
尚、図15及び図16は前記多重成形装置13により得
られた指針の断面図及び底面図であり、図15中3a
は、指示部7bの先端に向けて光を反射する導光板3の
反射面を示し、図15及び図16中21は、導光板3か
ら指針本体7に導かれる光の一部が照射される指示部7
b部分及び取付部7aと指針キャップ9との接触部分を
示す。
昇降及び回転により、成形されたバランサ11及び指針
本体7が残った下金型17aを第3上金型15cに重ね
合わせると、図14(c)に示すように、前記指針キャ
ップ9及び指針袴5を成形するためのキャビティ19c
が画成される。この状態で、前記キャビティ19c内に
前記射出成形機15dから合成樹脂が注入されると、前
記指針キャップ9及び指針袴5が成形されて指針本体7
と一体化され、これにより前記指針51が得られる。
尚、図15及び図16は前記多重成形装置13により得
られた指針の断面図及び底面図であり、図15中3a
は、指示部7bの先端に向けて光を反射する導光板3の
反射面を示し、図15及び図16中21は、導光板3か
ら指針本体7に導かれる光の一部が照射される指示部7
b部分及び取付部7aと指針キャップ9との接触部分を
示す。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように指針キャップ9と指針本体7の材料にポリカー
ボネート樹脂を用いると、指針キャップ9を成形して指
針本体7と一体化する際に、前記係止ピン9Cと取付部
7aだけに留まらず、前記接触部分21を始めとし指針
キャップ9と指針本体7が接触する部分は全て双方が熱
融合して粗面化されてしまう。従って、図15中に破線
の矢印で示す光路L1,L3のように、反射面3aで反
射されずに導光板3から出射されて光入射面7eから指
針本体7に入射した光や、反射面3aから導光板3の外
に漏れて指針本体7の取付部7aに入射した光が前記接
触部分21に照射されると、該接触部分21が熱融合に
より粗面化されているため、照射された光が接触部分2
1で導光板3側に反射されたり、或は、前記接触部分2
1での乱反射により吸収、減衰されてしまう。そして、
これにより、指示部7bの先端側に導かれる光の光量が
減って、特に、指示部7bの根元側、即ち、取付部7a
寄りの指示部7b部分の輝度が著しく低下してしまう。
即ち、従来の指針51では、図15中に一点鎖線の矢印
で示す光路L5のように、指針本体7の光入射面7eに
対して直角の方向から入射する直進光は指示部7bの先
端側に導かれるものの、前記光路L1や光路L3等を辿
る他の光が前記接触部分21で吸収、減衰されるので、
指示部7bの先端側に導かれる率が減る分だけ光の有効
活用がなされず、指示部7bの輝度アップを図ることが
できないばかりでなく、指示部7bの輝度の不均一さを
解消することができないという不具合があった。
たように指針キャップ9と指針本体7の材料にポリカー
ボネート樹脂を用いると、指針キャップ9を成形して指
針本体7と一体化する際に、前記係止ピン9Cと取付部
7aだけに留まらず、前記接触部分21を始めとし指針
キャップ9と指針本体7が接触する部分は全て双方が熱
融合して粗面化されてしまう。従って、図15中に破線
の矢印で示す光路L1,L3のように、反射面3aで反
射されずに導光板3から出射されて光入射面7eから指
針本体7に入射した光や、反射面3aから導光板3の外
に漏れて指針本体7の取付部7aに入射した光が前記接
触部分21に照射されると、該接触部分21が熱融合に
より粗面化されているため、照射された光が接触部分2
1で導光板3側に反射されたり、或は、前記接触部分2
1での乱反射により吸収、減衰されてしまう。そして、
これにより、指示部7bの先端側に導かれる光の光量が
減って、特に、指示部7bの根元側、即ち、取付部7a
寄りの指示部7b部分の輝度が著しく低下してしまう。
即ち、従来の指針51では、図15中に一点鎖線の矢印
で示す光路L5のように、指針本体7の光入射面7eに
対して直角の方向から入射する直進光は指示部7bの先
端側に導かれるものの、前記光路L1や光路L3等を辿
る他の光が前記接触部分21で吸収、減衰されるので、
指示部7bの先端側に導かれる率が減る分だけ光の有効
活用がなされず、指示部7bの輝度アップを図ることが
できないばかりでなく、指示部7bの輝度の不均一さを
解消することができないという不具合があった。
【0015】また、上述した従来の指針51では、指針
本体7とキャップ9、指針本体7とバランサ11、並び
に、キャップ9とバランサ11が、一部の面どうしの接
合により相互の固定を図っていた。即ち、図15に示す
ように、指針本体7とキャップ9の固定は、指針袴5の
外周面と通孔7cの内周面の接合、指示部7bの上面及
び側面と欠部9dの内周端面の接合、取付部7aの上面
とキャップ部9aの下面の接合、並びに、係止孔7Dの
内周面と係止ピン9Cの外周面の接合等、指針本体7の
部分とキャップ9の部分の面どうしの接合により行って
いた。同様に、指針本体7とバランサ11の固定は、取
付部7aの端面で通孔7cを挟んで指示部7bとは反対
側の端面部分とバランサ11の指針袴5に臨む側面との
接合等、指針本体7の部分とバランサ11の部分の面ど
うしの接合により行っており、また、キャップ9とバラ
ンサ11の固定は、キャップ部9aの下面及びフランジ
部9bの内周面とバランサ11の表面との接合等、キャ
ップ9の部分とバランサ11の部分の面どうしの接合に
より行っていた。
本体7とキャップ9、指針本体7とバランサ11、並び
に、キャップ9とバランサ11が、一部の面どうしの接
合により相互の固定を図っていた。即ち、図15に示す
ように、指針本体7とキャップ9の固定は、指針袴5の
外周面と通孔7cの内周面の接合、指示部7bの上面及
び側面と欠部9dの内周端面の接合、取付部7aの上面
とキャップ部9aの下面の接合、並びに、係止孔7Dの
内周面と係止ピン9Cの外周面の接合等、指針本体7の
部分とキャップ9の部分の面どうしの接合により行って
いた。同様に、指針本体7とバランサ11の固定は、取
付部7aの端面で通孔7cを挟んで指示部7bとは反対
側の端面部分とバランサ11の指針袴5に臨む側面との
接合等、指針本体7の部分とバランサ11の部分の面ど
うしの接合により行っており、また、キャップ9とバラ
ンサ11の固定は、キャップ部9aの下面及びフランジ
部9bの内周面とバランサ11の表面との接合等、キャ
ップ9の部分とバランサ11の部分の面どうしの接合に
より行っていた。
【0016】さらに、図17に断面図で示すように、指
針袴5を指針本体7の取付部7aと一体に形成した従来
の多重成形による指針53でも、従来は、指針本体7と
キャップ9、指針本体7とバランサ11、並びに、キャ
ップ9とバランサ11が、一部の面どうしの接合により
相互の固定を図っていた。即ち、指針本体7とキャップ
9の固定は、指示部7bの上面及び側面と欠部9dの内
周端面の接合、取付部7aの上面とキャップ部9aの下
面の接合、係止孔7Dの内周面と係止ピン9Cの外周面
の接合、並びに、取付部7aの上面から指針袴5と同心
円状に形成された取付溝7Aの内周面と、キャップ部9
aの下面に突設されたボス部9Bの外周面との接合等、
指針本体7の部分とキャップ9の部分の面どうしの接合
により行っていた。また、指針本体7とバランサ11の
固定や、キャップ9とバランサ11の固定は、図15に
示す、指針袴5がキャップ9に一体に形成された指針5
1と同じように行っていた。
針袴5を指針本体7の取付部7aと一体に形成した従来
の多重成形による指針53でも、従来は、指針本体7と
キャップ9、指針本体7とバランサ11、並びに、キャ
ップ9とバランサ11が、一部の面どうしの接合により
相互の固定を図っていた。即ち、指針本体7とキャップ
9の固定は、指示部7bの上面及び側面と欠部9dの内
周端面の接合、取付部7aの上面とキャップ部9aの下
面の接合、係止孔7Dの内周面と係止ピン9Cの外周面
の接合、並びに、取付部7aの上面から指針袴5と同心
円状に形成された取付溝7Aの内周面と、キャップ部9
aの下面に突設されたボス部9Bの外周面との接合等、
指針本体7の部分とキャップ9の部分の面どうしの接合
により行っていた。また、指針本体7とバランサ11の
固定や、キャップ9とバランサ11の固定は、図15に
示す、指針袴5がキャップ9に一体に形成された指針5
1と同じように行っていた。
【0017】このため、図15及び図17に示すよう
な、多重成形による従来の指針51,53では、指針本
体7、キャップ9、並びに、バランサ11の成形に用い
る材料を、相互の接合性を考慮して選択しないと、前記
不図示の内機の駆動軸に対する指針51,53の空転ト
ルクや引き抜き力等、指針本体7、キャップ9、並び
に、バランサ11の相互間の固定強度により状態が左右
される規格を満足させることができず、従って、場合に
よっては、上述した指針51,53の駆動軸に対する引
き抜きの際に、指針本体7からキャップ9が外れるおそ
れがあるといった不具合があった。
な、多重成形による従来の指針51,53では、指針本
体7、キャップ9、並びに、バランサ11の成形に用い
る材料を、相互の接合性を考慮して選択しないと、前記
不図示の内機の駆動軸に対する指針51,53の空転ト
ルクや引き抜き力等、指針本体7、キャップ9、並び
に、バランサ11の相互間の固定強度により状態が左右
される規格を満足させることができず、従って、場合に
よっては、上述した指針51,53の駆動軸に対する引
き抜きの際に、指針本体7からキャップ9が外れるおそ
れがあるといった不具合があった。
【0018】本発明は前記事情に鑑みなされたもので、
本発明の第1の目的は、成形により製造しても輝度を低
下させずに光輝させることができる発光タイプの計器用
指針を提供することにあり、第2の目的は、多重成形に
より異なる材質で製造した指針の各部材間の固定を確実
なものにできる計器用指針を提供することにある。
本発明の第1の目的は、成形により製造しても輝度を低
下させずに光輝させることができる発光タイプの計器用
指針を提供することにあり、第2の目的は、多重成形に
より異なる材質で製造した指針の各部材間の固定を確実
なものにできる計器用指針を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため本発明は、透光性の合成樹脂からなり指示値を指
示する指針本体と、遮光性の合成樹脂からなり、前記指
針本体に少なくとも一部が接触し且つ該指針本体の部分
を覆う指針キャップとを備え、前記指針本体と前記指針
キャップのうち一方が他方よりも後から成形加工により
形成される計器用指針において、前記指針本体と前記指
針キャップは、熱融合不能な互いに異なる合成樹脂によ
り形成されていることを特徴とする。
るため本発明は、透光性の合成樹脂からなり指示値を指
示する指針本体と、遮光性の合成樹脂からなり、前記指
針本体に少なくとも一部が接触し且つ該指針本体の部分
を覆う指針キャップとを備え、前記指針本体と前記指針
キャップのうち一方が他方よりも後から成形加工により
形成される計器用指針において、前記指針本体と前記指
針キャップは、熱融合不能な互いに異なる合成樹脂によ
り形成されていることを特徴とする。
【0020】また、本発明は、前記指針本体が非結晶性
の合成樹脂で形成され、前記指針キャップが結晶性の合
成樹脂で形成されているものとした。さらに、本発明
は、前記指針本体と前記指針キャップのうち一方は他方
よりも融点或は軟化開始点の温度が低い合成樹脂により
形成されているものとした。また、本発明は、前記指針
本体と前記指針キャップの間に画成される空間に配設さ
れ該空間を埋めるピースをさらに備え、該ピースは少な
くとも前記指針本体とは熱融合不能な合成樹脂により形
成されているものとした。
の合成樹脂で形成され、前記指針キャップが結晶性の合
成樹脂で形成されているものとした。さらに、本発明
は、前記指針本体と前記指針キャップのうち一方は他方
よりも融点或は軟化開始点の温度が低い合成樹脂により
形成されているものとした。また、本発明は、前記指針
本体と前記指針キャップの間に画成される空間に配設さ
れ該空間を埋めるピースをさらに備え、該ピースは少な
くとも前記指針本体とは熱融合不能な合成樹脂により形
成されているものとした。
【0021】さらに、前記第2の目的を達成するため本
発明は、前記指針本体と前記指針キャップのうち前記他
方に形成される嵌合孔と、前記指針本体と前記指針キャ
ップのうち前記一方に突設される嵌合ピンとを有し、前
記嵌合孔は、前記指針本体と前記指針キャップのうち前
記他方を貫通し、前記一方に接触する前記他方部分に一
端が開口しており、前記嵌合孔の前記一端側は該嵌合孔
の他端側よりも細く形成され、前記嵌合ピンは、前記指
針本体と前記指針キャップのうち前記一方の成形時に、
該一方の成形用の前記合成樹脂で前記嵌合孔を埋めるこ
とで形成されるものとした。
発明は、前記指針本体と前記指針キャップのうち前記他
方に形成される嵌合孔と、前記指針本体と前記指針キャ
ップのうち前記一方に突設される嵌合ピンとを有し、前
記嵌合孔は、前記指針本体と前記指針キャップのうち前
記他方を貫通し、前記一方に接触する前記他方部分に一
端が開口しており、前記嵌合孔の前記一端側は該嵌合孔
の他端側よりも細く形成され、前記嵌合ピンは、前記指
針本体と前記指針キャップのうち前記一方の成形時に、
該一方の成形用の前記合成樹脂で前記嵌合孔を埋めるこ
とで形成されるものとした。
【0022】また、本発明は、前記指針キャップの成形
前に成形加工され、前記指針キャップに少なくとも一部
が接触するバランサと、該バランサに形成される第2嵌
合孔と、前記指針キャップに突設される第2嵌合ピンと
を有し、前記第2嵌合孔は、前記バランサを貫通し、該
バランサで前記指針キャップの成形後に該指針キャップ
に接触する部分に一端が開口しており、前記第2嵌合孔
の前記一端側は該第2嵌合孔の他端側よりも細く形成さ
れ、前記第2嵌合ピンは、前記指針キャップの成形時
に、該指針キャップの成形用の前記合成樹脂で前記第2
嵌合孔を埋めることで形成されるものとした。
前に成形加工され、前記指針キャップに少なくとも一部
が接触するバランサと、該バランサに形成される第2嵌
合孔と、前記指針キャップに突設される第2嵌合ピンと
を有し、前記第2嵌合孔は、前記バランサを貫通し、該
バランサで前記指針キャップの成形後に該指針キャップ
に接触する部分に一端が開口しており、前記第2嵌合孔
の前記一端側は該第2嵌合孔の他端側よりも細く形成さ
れ、前記第2嵌合ピンは、前記指針キャップの成形時
に、該指針キャップの成形用の前記合成樹脂で前記第2
嵌合孔を埋めることで形成されるものとした。
【0023】そして、本発明によれば、指針本体と指針
キャップのうち一方を他方よりも後から成形加工により
形成する際、それら指針本体と指針キャップが熱融合不
能な互いに異なる合成樹脂によりそれぞれ形成されてい
ることから、指針本体と指針キャップの接触箇所が熱融
合して粗面化されることが防止され、該接触箇所の鏡面
度が高く維持される。
キャップのうち一方を他方よりも後から成形加工により
形成する際、それら指針本体と指針キャップが熱融合不
能な互いに異なる合成樹脂によりそれぞれ形成されてい
ることから、指針本体と指針キャップの接触箇所が熱融
合して粗面化されることが防止され、該接触箇所の鏡面
度が高く維持される。
【0024】また、指針本体と指針キャップの間に画成
される空間にピースが配設され、このピースにより前記
空間が埋められる場合、ピースが少なくとも指針本体と
は熱融合不能な合成樹脂により形成されていることか
ら、指針本体とピースの接触箇所が熱融合して粗面化さ
れることが防止され、該接触箇所の鏡面度が高く維持さ
れる。
される空間にピースが配設され、このピースにより前記
空間が埋められる場合、ピースが少なくとも指針本体と
は熱融合不能な合成樹脂により形成されていることか
ら、指針本体とピースの接触箇所が熱融合して粗面化さ
れることが防止され、該接触箇所の鏡面度が高く維持さ
れる。
【0025】さらに、本発明によれば、一端側が他端側
よりも細い嵌合孔を埋めた合成樹脂により、嵌合孔の他
端側に対応する部分と、この部分よりも太く嵌合孔の一
端側に対応する嵌合ピンが成形されて、この嵌合ピンが
嵌合孔に嵌合した状態となり、しかも、嵌合孔が指針本
体と指針キャップのうち一方に形成され、且つ、成形さ
れた嵌合ピンの一端側が、指針本体と指針キャップのう
ち一方に接触する他方部分から突設された構造となるこ
とから、嵌合孔からの嵌合ピンの抜き取りが規制され、
従って、指針本体と指針キャップのうち一方に対する他
方の固定が確実なものとなる。
よりも細い嵌合孔を埋めた合成樹脂により、嵌合孔の他
端側に対応する部分と、この部分よりも太く嵌合孔の一
端側に対応する嵌合ピンが成形されて、この嵌合ピンが
嵌合孔に嵌合した状態となり、しかも、嵌合孔が指針本
体と指針キャップのうち一方に形成され、且つ、成形さ
れた嵌合ピンの一端側が、指針本体と指針キャップのう
ち一方に接触する他方部分から突設された構造となるこ
とから、嵌合孔からの嵌合ピンの抜き取りが規制され、
従って、指針本体と指針キャップのうち一方に対する他
方の固定が確実なものとなる。
【0026】また、指針キャップの成形前に成形加工さ
れるバランサの第2嵌合孔を埋めた、指針キャップ成形
用の合成樹脂により、第2嵌合孔の他端側に対応する部
分と、この他端側よりも細い第2嵌合孔の一端側に対応
する第2嵌合ピンが成形されて、この第2嵌合ピンが第
2嵌合孔に嵌合した状態となり、しかも、成形された第
2嵌合ピンの一端側が、バランサに接触する指針キャッ
プ部分から突設された構造となることから、第2嵌合孔
からの第2嵌合ピンの抜き取りが規制され、従って、指
針キャップに対するバランサの固定が確実なものとな
る。
れるバランサの第2嵌合孔を埋めた、指針キャップ成形
用の合成樹脂により、第2嵌合孔の他端側に対応する部
分と、この他端側よりも細い第2嵌合孔の一端側に対応
する第2嵌合ピンが成形されて、この第2嵌合ピンが第
2嵌合孔に嵌合した状態となり、しかも、成形された第
2嵌合ピンの一端側が、バランサに接触する指針キャッ
プ部分から突設された構造となることから、第2嵌合孔
からの第2嵌合ピンの抜き取りが規制され、従って、指
針キャップに対するバランサの固定が確実なものとな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1及び図2を参照して説明する。図1(a)は第1実施
形態に係る発光式の計器用指針の断面図、図1(b)は
同要部拡大断面図、図2は同底面図であり、図12、図
15、図16、及び図17と同一の部材、箇所には同一
の引用符号を付してその説明を省略する。図1及び図2
中全体符号1で示す第1実施形態の指針は、従来の指針
51と同様に、指針袴5、指針本体7、指針キャップ
9、及びバランサ11を備えている。
1及び図2を参照して説明する。図1(a)は第1実施
形態に係る発光式の計器用指針の断面図、図1(b)は
同要部拡大断面図、図2は同底面図であり、図12、図
15、図16、及び図17と同一の部材、箇所には同一
の引用符号を付してその説明を省略する。図1及び図2
中全体符号1で示す第1実施形態の指針は、従来の指針
51と同様に、指針袴5、指針本体7、指針キャップ
9、及びバランサ11を備えている。
【0028】前記指針1は、形状の面において、指針キ
ャップ9の係合ピン9cと指針本体7の係合孔7dが省
略されている代わりに、指針本体7と指針キャップ9の
機械的結合を図るため、図1(a),(b)に示すよう
に、キャップ部9a下面から突設された軸部9h、及
び、該軸部9hの先端に連なりこの軸部9hより大径の
頭部9jからなる嵌合突起9e(嵌合ピンに相当)が、
2つ設けられていると共に、前記軸部9h及び頭部9j
に対応する小径部7k(嵌合孔一端に相当)及び大径部
7m(嵌合孔他端に相当)からなり前記嵌合突起9eに
嵌合可能な嵌合孔7fが、指針本体7の取付部7aに2
つ貫設されている点が前記従来の指針51とは異なって
いる。
ャップ9の係合ピン9cと指針本体7の係合孔7dが省
略されている代わりに、指針本体7と指針キャップ9の
機械的結合を図るため、図1(a),(b)に示すよう
に、キャップ部9a下面から突設された軸部9h、及
び、該軸部9hの先端に連なりこの軸部9hより大径の
頭部9jからなる嵌合突起9e(嵌合ピンに相当)が、
2つ設けられていると共に、前記軸部9h及び頭部9j
に対応する小径部7k(嵌合孔一端に相当)及び大径部
7m(嵌合孔他端に相当)からなり前記嵌合突起9eに
嵌合可能な嵌合孔7fが、指針本体7の取付部7aに2
つ貫設されている点が前記従来の指針51とは異なって
いる。
【0029】そして、前記2つの嵌合孔7fは、図1
(a)に示すように、指針本体7の成形の際に、通孔7
cよりも指示部7b寄りの取付部7a箇所と、通孔7c
を挟んで該箇所とは反対側の取付部7a箇所にそれぞれ
貫設され、各嵌合突起9eに対応する前記2つの嵌合突
起9eは、指針キャップ9の成形の際に、指針袴5より
も欠部9d寄りのキャップ部9a下面箇所と、指針袴5
を挟んで該箇所とは反対側の下面箇所からそれぞれ突設
される。尚、図1(b)に示すように、前記軸部9hは
キャップ部9aの下面寄りの嵌合突起9eの基端側に、
頭部9jは軸部9hよりもキャップ部9aの下面から離
れた嵌合突起9eの先端側にそれぞれ位置している。
(a)に示すように、指針本体7の成形の際に、通孔7
cよりも指示部7b寄りの取付部7a箇所と、通孔7c
を挟んで該箇所とは反対側の取付部7a箇所にそれぞれ
貫設され、各嵌合突起9eに対応する前記2つの嵌合突
起9eは、指針キャップ9の成形の際に、指針袴5より
も欠部9d寄りのキャップ部9a下面箇所と、指針袴5
を挟んで該箇所とは反対側の下面箇所からそれぞれ突設
される。尚、図1(b)に示すように、前記軸部9hは
キャップ部9aの下面寄りの嵌合突起9eの基端側に、
頭部9jは軸部9hよりもキャップ部9aの下面から離
れた嵌合突起9eの先端側にそれぞれ位置している。
【0030】その他の点は、前記指針袴5と指針キャッ
プ9が一体に形成されていることを含めて従来の指針5
1と同様に形成されている。そして、前記指針1は、内
機等の指針用駆動源の駆動軸(図示せず)に指針キャッ
プ9の指針袴5を嵌着して該駆動軸を回転させること
で、指針キャップ9と共に前記指針本体7が回転し、前
記指示部7bの先端が文字盤(図示せず)の所定の目盛
箇所を指示するように構成されている。
プ9が一体に形成されていることを含めて従来の指針5
1と同様に形成されている。そして、前記指針1は、内
機等の指針用駆動源の駆動軸(図示せず)に指針キャッ
プ9の指針袴5を嵌着して該駆動軸を回転させること
で、指針キャップ9と共に前記指針本体7が回転し、前
記指示部7bの先端が文字盤(図示せず)の所定の目盛
箇所を指示するように構成されている。
【0031】前記指針1は、図14(b),(c)に示
す前記第2及び第3の上金型15b,15cを、前記係
合孔7d及び係合ピン9cが省略されその代わりに前記
嵌合孔7f及び嵌合突起9eが形成されるように型形状
を変更した別の上金型(図示せず)にそれぞれ交換する
と共に、交換後の前記上金型と下金型17aで画成され
るキャビティ19b,19c内に出没可能なスライドピ
ンを、下金型17aに適宜設けることで、図13に示す
前述の多重成形装置13を用いて製造することができ
る。尚、前記嵌合孔7f及び嵌合突起9eの製造用金型
及びそれを用いた製造過程については、次の第2実施形
態において詳説する。
す前記第2及び第3の上金型15b,15cを、前記係
合孔7d及び係合ピン9cが省略されその代わりに前記
嵌合孔7f及び嵌合突起9eが形成されるように型形状
を変更した別の上金型(図示せず)にそれぞれ交換する
と共に、交換後の前記上金型と下金型17aで画成され
るキャビティ19b,19c内に出没可能なスライドピ
ンを、下金型17aに適宜設けることで、図13に示す
前述の多重成形装置13を用いて製造することができ
る。尚、前記嵌合孔7f及び嵌合突起9eの製造用金型
及びそれを用いた製造過程については、次の第2実施形
態において詳説する。
【0032】そして、本実施形態では、図1に示すよう
に、前記指針本体7の成形材料として、非結晶性の合成
樹脂であるポリカーボネート樹脂Aを用い、前記指針キ
ャップ9及び指針袴5の成形材料として、結晶性の合成
樹脂でありポリカーボネート樹脂Aよりも融点が低いポ
リアセタール樹脂Bを用いている。尚、前記非結晶性の
合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂Aの他に、例
えば、アクリル樹脂等を用いることができる。
に、前記指針本体7の成形材料として、非結晶性の合成
樹脂であるポリカーボネート樹脂Aを用い、前記指針キ
ャップ9及び指針袴5の成形材料として、結晶性の合成
樹脂でありポリカーボネート樹脂Aよりも融点が低いポ
リアセタール樹脂Bを用いている。尚、前記非結晶性の
合成樹脂としては、ポリカーボネート樹脂Aの他に、例
えば、アクリル樹脂等を用いることができる。
【0033】次に、作用について説明する。前記指針1
を前記多重成形装置13により製造すると、上述のよう
に指針本体7が非結晶性のポリカーボネート樹脂Aから
なり、指針キャップ9がポリカーボネート樹脂Aよりも
融点の低い結晶性のポリアセタール樹脂Bからなるた
め、該指針キャップ9が成形され指針本体7と一体化さ
れる際に、指針キャップ9と指示部7bの前記接触部分
21において双方が熱融合することがない。
を前記多重成形装置13により製造すると、上述のよう
に指針本体7が非結晶性のポリカーボネート樹脂Aから
なり、指針キャップ9がポリカーボネート樹脂Aよりも
融点の低い結晶性のポリアセタール樹脂Bからなるた
め、該指針キャップ9が成形され指針本体7と一体化さ
れる際に、指針キャップ9と指示部7bの前記接触部分
21において双方が熱融合することがない。
【0034】また、前記指針1を前記多重成形装置13
により製造すると、上述のように、先に成形される指針
本体7の取付部7aの嵌合孔7fに、後から多重成形さ
れる指針キャップ9の成形用のポリアセタール樹脂Bが
充填され、この充填されたポリアセタール樹脂Bによ
り、キャップ部9a下面に連なる嵌合突起9eが成形さ
れて、嵌合孔7fに嵌合する。そして、前記嵌合突起9
eが、基端側の軸部9hとこの軸部9hよりも先端側で
軸部9hよりも大径の頭部9jからなり、嵌合孔7fが
これら軸部9h及び頭部9jに対応する小径部7k及び
大径部7mからなることから、軸部9h及び頭部9jの
段差と、小径部7k及び大径部7mの段差との係合によ
り、嵌合孔7fから嵌合突起9eを引き抜く方向への指
針本体7に対する指針キャップ9の移動が阻止される。
により製造すると、上述のように、先に成形される指針
本体7の取付部7aの嵌合孔7fに、後から多重成形さ
れる指針キャップ9の成形用のポリアセタール樹脂Bが
充填され、この充填されたポリアセタール樹脂Bによ
り、キャップ部9a下面に連なる嵌合突起9eが成形さ
れて、嵌合孔7fに嵌合する。そして、前記嵌合突起9
eが、基端側の軸部9hとこの軸部9hよりも先端側で
軸部9hよりも大径の頭部9jからなり、嵌合孔7fが
これら軸部9h及び頭部9jに対応する小径部7k及び
大径部7mからなることから、軸部9h及び頭部9jの
段差と、小径部7k及び大径部7mの段差との係合によ
り、嵌合孔7fから嵌合突起9eを引き抜く方向への指
針本体7に対する指針キャップ9の移動が阻止される。
【0035】このように本実施形態によれば、指針本体
7の成形材料を非結晶性のポリカーボネート樹脂Aとす
ると共に、指針キャップ9の成形材料を結晶性のポリア
セタール樹脂Bとし、ポリカーボネート樹脂Aよりもポ
リアセタール樹脂Bの方が融点が低いこともあいまっ
て、多重成形による指針1の製造時に指針キャップ9と
指示部7bの前記接触部分21が熱融合しないように構
成したので、該接触部分21の粗面化が防止され鏡面度
が高く維持される。従って、反射面3aで反射されずに
導光板3から出射されて光入射面7eから指針本体7に
入射した光や、反射面3aから導光板3の外に漏れて指
針本体7の取付部7aに入射した光が前記接触部分21
に照射された際に、その光を該接触部分21で吸収させ
ず、且つ、導光板3側に戻る向きに反射させず、指示部
7bの先端側に確実に反射させることができ、指示部7
bの根元側部分内で乱反射する光の光量の低下を防ぎ、
該指示部7bを高い輝度で光輝させることができる。
7の成形材料を非結晶性のポリカーボネート樹脂Aとす
ると共に、指針キャップ9の成形材料を結晶性のポリア
セタール樹脂Bとし、ポリカーボネート樹脂Aよりもポ
リアセタール樹脂Bの方が融点が低いこともあいまっ
て、多重成形による指針1の製造時に指針キャップ9と
指示部7bの前記接触部分21が熱融合しないように構
成したので、該接触部分21の粗面化が防止され鏡面度
が高く維持される。従って、反射面3aで反射されずに
導光板3から出射されて光入射面7eから指針本体7に
入射した光や、反射面3aから導光板3の外に漏れて指
針本体7の取付部7aに入射した光が前記接触部分21
に照射された際に、その光を該接触部分21で吸収させ
ず、且つ、導光板3側に戻る向きに反射させず、指示部
7bの先端側に確実に反射させることができ、指示部7
bの根元側部分内で乱反射する光の光量の低下を防ぎ、
該指示部7bを高い輝度で光輝させることができる。
【0036】また、本実施形態によれば、指針本体7の
成形により指針本体7の取付部7aに2つ貫設される嵌
合孔7fに、その後の指針キャップ9の多重成形により
キャップ部9aの下面に突設される2つの嵌合突起9e
をそれぞれ嵌合させ、嵌合孔7fから嵌合突起9eを引
き抜く方向への指針本体7に対する指針キャップ9の移
動が阻止されるように構成したので、指針本体7に対す
る指針キャップ9の固定を確実なものとすることができ
る。
成形により指針本体7の取付部7aに2つ貫設される嵌
合孔7fに、その後の指針キャップ9の多重成形により
キャップ部9aの下面に突設される2つの嵌合突起9e
をそれぞれ嵌合させ、嵌合孔7fから嵌合突起9eを引
き抜く方向への指針本体7に対する指針キャップ9の移
動が阻止されるように構成したので、指針本体7に対す
る指針キャップ9の固定を確実なものとすることができ
る。
【0037】次に、本発明の第2実施形態に係る指針を
図3乃至図5を参照して説明する。図3は第2実施形態
に係る計器用指針の断面図、図4は同底面図であり、図
3及び図4中図1及び図2と同一の部材、箇所には同一
の引用符号を付し、図1及び図2と重複する部分の説明
は省略する。
図3乃至図5を参照して説明する。図3は第2実施形態
に係る計器用指針の断面図、図4は同底面図であり、図
3及び図4中図1及び図2と同一の部材、箇所には同一
の引用符号を付し、図1及び図2と重複する部分の説明
は省略する。
【0038】第2実施形態の指針31は、図3及び図4
に示すように、形状の面において、第1実施形態では、
指針キャップ9のキャップ部9aに一体的に形成されて
いた指針袴5が、指針本体7の取付部7aの下面略々中
央箇所から突設されて該指針本体7と一体的に形成され
ている点と、前記取付部7aの上面略々中央箇所とこれ
に対応する指針キャップ9のキャップ部9aの下面箇所
にボス孔7g及びボス9fがそれぞれ形成されている点
が第1実施形態の指針1とは異なっている。そして、前
記指針袴5及びボス9fには、前記駆動軸の嵌着用の孔
5b,9gが互いの位置を合わせて形成されている。
尚、図3及び図4中7hは、指示部7bの下面に塗布さ
れた漏光防止用の塗料を示し、23は、導光板3から指
針本体7に導かれる光の一部が照射される指示部7b部
分及び取付部7aと指針キャップ9との接触部分を示
す。
に示すように、形状の面において、第1実施形態では、
指針キャップ9のキャップ部9aに一体的に形成されて
いた指針袴5が、指針本体7の取付部7aの下面略々中
央箇所から突設されて該指針本体7と一体的に形成され
ている点と、前記取付部7aの上面略々中央箇所とこれ
に対応する指針キャップ9のキャップ部9aの下面箇所
にボス孔7g及びボス9fがそれぞれ形成されている点
が第1実施形態の指針1とは異なっている。そして、前
記指針袴5及びボス9fには、前記駆動軸の嵌着用の孔
5b,9gが互いの位置を合わせて形成されている。
尚、図3及び図4中7hは、指示部7bの下面に塗布さ
れた漏光防止用の塗料を示し、23は、導光板3から指
針本体7に導かれる光の一部が照射される指示部7b部
分及び取付部7aと指針キャップ9との接触部分を示
す。
【0039】このような構成の指針31は、前記第1乃
至第3の上金型15a,15b,15cと3つの下金型
17aを、図5(a),(b),(c)に示すような、
前記バランサ11、指針本体7(指針袴5)、及び指針
キャップ9のそれぞれに対応する型形状の第4乃至第6
の上金型15d,15e,15f及び第2下金型17b
に交換することで、前記多重成形装置13により多重成
形で製造することができる。尚、製造の際には、必要に
応じて、指針キャップ9の嵌合突起9eの頭部9jに対
応する先端形状のスライドピン18aが、図5(a),
(b),(c)中に1点鎖線で示す第2下金型17bの
面Z1から第1乃至第3の上金型15a,15b,15
cに対して出没される。そして、本実施形態では、前記
指針本体7及び指針袴5の成形材料として前記ポリカー
ボネート樹脂Aを用い、前記指針キャップ9の成形材料
として前記ポリアセタール樹脂Bを用いている。
至第3の上金型15a,15b,15cと3つの下金型
17aを、図5(a),(b),(c)に示すような、
前記バランサ11、指針本体7(指針袴5)、及び指針
キャップ9のそれぞれに対応する型形状の第4乃至第6
の上金型15d,15e,15f及び第2下金型17b
に交換することで、前記多重成形装置13により多重成
形で製造することができる。尚、製造の際には、必要に
応じて、指針キャップ9の嵌合突起9eの頭部9jに対
応する先端形状のスライドピン18aが、図5(a),
(b),(c)中に1点鎖線で示す第2下金型17bの
面Z1から第1乃至第3の上金型15a,15b,15
cに対して出没される。そして、本実施形態では、前記
指針本体7及び指針袴5の成形材料として前記ポリカー
ボネート樹脂Aを用い、前記指針キャップ9の成形材料
として前記ポリアセタール樹脂Bを用いている。
【0040】即ち、図5(a)に示すように、前記第2
下金型17bを第4上金型15dに重ね合わせて画成さ
れるキャビティ19d内に前記射出成形機15dから合
成樹脂を注入することで前記バランサ11が成形され
る。尚、この時点では、前記スライドピン18aは第2
下金型17bの面Z1から第1上金型15a側に、前記
嵌合突起9eの頭部9jの高さ分、換言すれば、嵌合孔
7fの大径部7mの高さ分だけ突出されている。次に、
前記スライドピン18aを第2下金型17bの面Z1か
ら突出させたまま、回転テーブル17の昇降及び回転に
より、図5(b)に示すように、成形されたバランサ1
1が載置された第2下金型17bを第5上金型15eに
重ね合わせ、これにより画成されるキャビティ19e内
に射出成形機15dからポリカーボネート樹脂Aを注入
することで、前記嵌合孔7fを有する指針本体7と指針
袴5が成形されてバランサ11と一体化される。
下金型17bを第4上金型15dに重ね合わせて画成さ
れるキャビティ19d内に前記射出成形機15dから合
成樹脂を注入することで前記バランサ11が成形され
る。尚、この時点では、前記スライドピン18aは第2
下金型17bの面Z1から第1上金型15a側に、前記
嵌合突起9eの頭部9jの高さ分、換言すれば、嵌合孔
7fの大径部7mの高さ分だけ突出されている。次に、
前記スライドピン18aを第2下金型17bの面Z1か
ら突出させたまま、回転テーブル17の昇降及び回転に
より、図5(b)に示すように、成形されたバランサ1
1が載置された第2下金型17bを第5上金型15eに
重ね合わせ、これにより画成されるキャビティ19e内
に射出成形機15dからポリカーボネート樹脂Aを注入
することで、前記嵌合孔7fを有する指針本体7と指針
袴5が成形されてバランサ11と一体化される。
【0041】続いて、前記スライドピン18aを引っ込
めてその先端を前記面Z1と同じ高さにした状態で、回
転テーブル17の昇降及び回転により、図5(c)に示
すように、成形されたバランサ11及び指針本体7が載
置された第2下金型17bを第6上金型15fに重ね合
わせ、これにより画成されるキャビティ19f内に射出
成形機15dからポリアセタール樹脂Bを注入すること
で、前記指針キャップ9が成形されて前記バランサ11
及び指針本体7と一体化される。しかも、嵌合孔7fに
充填される指針キャップ9成形用のポリアセタール樹脂
Bが、キャップ部9a下面に連なる嵌合突起9eに成形
されて、嵌合孔7fに嵌合する。これにより前記指針3
1が得られる。このようにして多重成形により製造され
る第2実施形態の指針31によっても、第1実施形態と
同様の作用効果が得られる。
めてその先端を前記面Z1と同じ高さにした状態で、回
転テーブル17の昇降及び回転により、図5(c)に示
すように、成形されたバランサ11及び指針本体7が載
置された第2下金型17bを第6上金型15fに重ね合
わせ、これにより画成されるキャビティ19f内に射出
成形機15dからポリアセタール樹脂Bを注入すること
で、前記指針キャップ9が成形されて前記バランサ11
及び指針本体7と一体化される。しかも、嵌合孔7fに
充填される指針キャップ9成形用のポリアセタール樹脂
Bが、キャップ部9a下面に連なる嵌合突起9eに成形
されて、嵌合孔7fに嵌合する。これにより前記指針3
1が得られる。このようにして多重成形により製造され
る第2実施形態の指針31によっても、第1実施形態と
同様の作用効果が得られる。
【0042】次に、本発明の第3実施形態に係る指針を
図6及び図7を参照して説明する。図6は第3実施形態
に係る計器用指針の断面図、図7は同底面図であり、図
6及び図7中図1及び図2と同一の部材、箇所には同一
の引用符号を付し、図1及び図2と重複する部分の説明
は省略する。
図6及び図7を参照して説明する。図6は第3実施形態
に係る計器用指針の断面図、図7は同底面図であり、図
6及び図7中図1及び図2と同一の部材、箇所には同一
の引用符号を付し、図1及び図2と重複する部分の説明
は省略する。
【0043】第3実施形態の指針41は、図6及び図7
に示すように、形状の面において、指針本体7の取付部
7aの一部が指示部7bの下面よりも下方に突出し、該
取付部7aの下端面に光入射面7hが形成されている点
と、該光入射面7hに対向する取付部7aの上面が略々
45°の傾斜の反射面7jに形成されている点と、キャ
ップ部9aの下面で指針袴5の上端寄り箇所に、前記反
射面7jに当接可能な膨出部9Aが形成されている点が
第1実施形態の指針1とは異なっている。前記指針1
は、図6中に想像線で示す導光板3を介して光入射面7
eから取付部7a内に入射される光が反射面7jにより
指示部7b側に反射され、その光の大半が指示部7bの
先端に導かれると共に、一部の光が取付部7a寄りの指
示部7b部分内で乱反射し、指示部7bの全体が光輝す
るように構成されている。尚、図6及び図7中25は、
導光板3から指針本体7に導かれる光が照射される指示
部7b部分及び取付部7aと指針キャップ9との接触部
分を示す。
に示すように、形状の面において、指針本体7の取付部
7aの一部が指示部7bの下面よりも下方に突出し、該
取付部7aの下端面に光入射面7hが形成されている点
と、該光入射面7hに対向する取付部7aの上面が略々
45°の傾斜の反射面7jに形成されている点と、キャ
ップ部9aの下面で指針袴5の上端寄り箇所に、前記反
射面7jに当接可能な膨出部9Aが形成されている点が
第1実施形態の指針1とは異なっている。前記指針1
は、図6中に想像線で示す導光板3を介して光入射面7
eから取付部7a内に入射される光が反射面7jにより
指示部7b側に反射され、その光の大半が指示部7bの
先端に導かれると共に、一部の光が取付部7a寄りの指
示部7b部分内で乱反射し、指示部7bの全体が光輝す
るように構成されている。尚、図6及び図7中25は、
導光板3から指針本体7に導かれる光が照射される指示
部7b部分及び取付部7aと指針キャップ9との接触部
分を示す。
【0044】このような構成の指針1は、前記第1乃至
第3の3つの上金型15a,15b,15cと下金型1
7aを、本実施形態の前記指針本体7、指針キャップ9
(指針袴5)、及びバランサ11にそれぞれ対応する型
形状の3つの上金型及び共通形状の3つの下金型(いず
れも図示せず)に交換すると共に、交換後の前記上金型
及び下金型で画成されるキャビティ内に出没可能なスラ
イドピンを、該下金型に適宜設けることで、例えば、バ
ランサ11、指針本体7、指針キャップ9(指針袴5)
の順に前記多重成形装置13により多重成形で製造する
ことができる。そして、本実施形態では、前記指針本体
7の成形材料としてポリカーボネート樹脂Aを用い、前
記指針キャップ9及び指針袴5の成形材料としてポリア
セタール樹脂Bを用いている。
第3の3つの上金型15a,15b,15cと下金型1
7aを、本実施形態の前記指針本体7、指針キャップ9
(指針袴5)、及びバランサ11にそれぞれ対応する型
形状の3つの上金型及び共通形状の3つの下金型(いず
れも図示せず)に交換すると共に、交換後の前記上金型
及び下金型で画成されるキャビティ内に出没可能なスラ
イドピンを、該下金型に適宜設けることで、例えば、バ
ランサ11、指針本体7、指針キャップ9(指針袴5)
の順に前記多重成形装置13により多重成形で製造する
ことができる。そして、本実施形態では、前記指針本体
7の成形材料としてポリカーボネート樹脂Aを用い、前
記指針キャップ9及び指針袴5の成形材料としてポリア
セタール樹脂Bを用いている。
【0045】尚、前記指針本体7の成形後、指針キャッ
プ9(指針袴5)を成形するに当たっては、前記反射面
7jに照射された光が指示部7aの先端側に効率よく導
かれるように、該反射面7jに光反射性に優れた被膜
(図示せず)を形成するか、或は、塗料(図示せず)を
塗布することが望ましい。このようにして多重成形によ
り製造される第3実施形態の指針41によっても、第1
実施形態と同様の作用効果が得られる。この第3実施形
態では、指針袴5が指針キャップ9と一体的に形成され
ているものとしたが、例えば第1実施形態の指針1に対
する第2実施形態の指針31のように、指針袴5を指針
本体7と一体的に形成してもよい。
プ9(指針袴5)を成形するに当たっては、前記反射面
7jに照射された光が指示部7aの先端側に効率よく導
かれるように、該反射面7jに光反射性に優れた被膜
(図示せず)を形成するか、或は、塗料(図示せず)を
塗布することが望ましい。このようにして多重成形によ
り製造される第3実施形態の指針41によっても、第1
実施形態と同様の作用効果が得られる。この第3実施形
態では、指針袴5が指針キャップ9と一体的に形成され
ているものとしたが、例えば第1実施形態の指針1に対
する第2実施形態の指針31のように、指針袴5を指針
本体7と一体的に形成してもよい。
【0046】次に、本発明の第4実施形態に係る指針を
図8及び図9を参照して説明する。図8は第4実施形態
に係る計器用指針の断面図であり、図8中図6と同一の
部材、箇所には同一の引用符号を付し、図6と重複する
部分の説明は省略する。
図8及び図9を参照して説明する。図8は第4実施形態
に係る計器用指針の断面図であり、図8中図6と同一の
部材、箇所には同一の引用符号を付し、図6と重複する
部分の説明は省略する。
【0047】第4実施形態の指針43は、図8に示すよ
うに、指針キャップ9の膨出部9Aが省略され、その代
わりに、指針キャップ9の内側で指針本体7との間に画
成される空間に、この空間を埋めるように、反射効率の
よい白色のポリアセタール合成樹脂からなるピース10
が配設されている点が第3実施形態の指針41とは異な
っている。
うに、指針キャップ9の膨出部9Aが省略され、その代
わりに、指針キャップ9の内側で指針本体7との間に画
成される空間に、この空間を埋めるように、反射効率の
よい白色のポリアセタール合成樹脂からなるピース10
が配設されている点が第3実施形態の指針41とは異な
っている。
【0048】このような構成の指針43は、前記多重成
形装置13よりも多重成形の工程数を1工程増やした多
重成形装置(図示せず)により、図9(a),(b),
(c)に示すような、本実施形態のバランサ11、指針
本体7、及び指針キャップ9(指針袴5)のそれぞれに
対応する型形状の第7乃至第10の上金型15g,15
h,15j,15kと、これに対応する同一形状の4つ
の第3下金型17cを用い、バランサ11、指針本体
7、ピース10、及び指針キャップ9(指針袴5)の順
に4段階の多重成形で製造することができる。尚、製造
の際には、必要に応じて、指針キャップ9の嵌合突起9
eの頭部9jに対応する先端形状のスライドピン18b
が、第3下金型17cの面Z3から第7乃至第10の上
金型15g,15h,15j,15kに対して出没され
る。そして、本実施形態では、前記指針本体7の成形材
料として前記ポリカーボネート樹脂Aを用い、前記指針
キャップ9(指針袴5)及びピース10の成形材料とし
て前記ポリアセタール樹脂Bを用いている。
形装置13よりも多重成形の工程数を1工程増やした多
重成形装置(図示せず)により、図9(a),(b),
(c)に示すような、本実施形態のバランサ11、指針
本体7、及び指針キャップ9(指針袴5)のそれぞれに
対応する型形状の第7乃至第10の上金型15g,15
h,15j,15kと、これに対応する同一形状の4つ
の第3下金型17cを用い、バランサ11、指針本体
7、ピース10、及び指針キャップ9(指針袴5)の順
に4段階の多重成形で製造することができる。尚、製造
の際には、必要に応じて、指針キャップ9の嵌合突起9
eの頭部9jに対応する先端形状のスライドピン18b
が、第3下金型17cの面Z3から第7乃至第10の上
金型15g,15h,15j,15kに対して出没され
る。そして、本実施形態では、前記指針本体7の成形材
料として前記ポリカーボネート樹脂Aを用い、前記指針
キャップ9(指針袴5)及びピース10の成形材料とし
て前記ポリアセタール樹脂Bを用いている。
【0049】即ち、図9(a)に示すように、前記第3
下金型17cを第7上金型15gに重ね合わせて画成さ
れるキャビティ19g内に合成樹脂を注入することで前
記バランサ11が成形される。尚、この時点では、前記
スライドピン18bは第3下金型17cの面Z3から第
7上金型15g側に、前記嵌合突起9eの頭部9jの高
さ分、換言すれば、嵌合孔7fの大径部7mの高さ分だ
け突出されている。次に、図9(b)に示すように、前
記スライドピン18bを第3下金型17cの面Z3から
突出させたまま、成形されたバランサ11が載置された
第3下金型17cを第8上金型15hに重ね合わせ、こ
れにより画成されるキャビティ19h内にポリカーボネ
ート樹脂Aを注入することで、前記嵌合孔7fを有する
指針本体7が成形されてバランサ11と一体化される。
下金型17cを第7上金型15gに重ね合わせて画成さ
れるキャビティ19g内に合成樹脂を注入することで前
記バランサ11が成形される。尚、この時点では、前記
スライドピン18bは第3下金型17cの面Z3から第
7上金型15g側に、前記嵌合突起9eの頭部9jの高
さ分、換言すれば、嵌合孔7fの大径部7mの高さ分だ
け突出されている。次に、図9(b)に示すように、前
記スライドピン18bを第3下金型17cの面Z3から
突出させたまま、成形されたバランサ11が載置された
第3下金型17cを第8上金型15hに重ね合わせ、こ
れにより画成されるキャビティ19h内にポリカーボネ
ート樹脂Aを注入することで、前記嵌合孔7fを有する
指針本体7が成形されてバランサ11と一体化される。
【0050】続いて、図9(c)に示すように、スライ
ドピン18bを第3下金型17cの面Z3から突出させ
たまま、成形されたバランサ11及び指針本体7が載置
された第3下金型17cを第9上金型15jに重ね合わ
せ、これにより画成されるキャビティ19j内に、前記
ポリアセタール樹脂Bよりも融点が高いポリアセタール
樹脂Cを注入することで、前記ピース10が成形されて
前記指針本体7と一体化される。次に、図9(d)に示
すように、前記スライドピン18bを引っ込めてその先
端を前記面Z3と同じ高さにした状態で、成形されたバ
ランサ11、指針本体7、及びピース10が載置された
第3下金型17cを第10上金型15kに重ね合わせ、
これにより画成されるキャビティ19k内に前記ポリア
セタール樹脂Bを注入することで、前記指針キャップ9
(指針袴5)が成形されて前記指針本体7と一体化され
る。しかも、嵌合孔7fに充填される指針キャップ9成
形用のポリアセタール樹脂Bが、キャップ部9a下面に
連なる嵌合突起9eに成形されて、嵌合孔7fに嵌合す
る。これにより前記指針43が得られる。このようにし
て多重成形により製造される第4実施形態の指針43に
よっても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
ドピン18bを第3下金型17cの面Z3から突出させ
たまま、成形されたバランサ11及び指針本体7が載置
された第3下金型17cを第9上金型15jに重ね合わ
せ、これにより画成されるキャビティ19j内に、前記
ポリアセタール樹脂Bよりも融点が高いポリアセタール
樹脂Cを注入することで、前記ピース10が成形されて
前記指針本体7と一体化される。次に、図9(d)に示
すように、前記スライドピン18bを引っ込めてその先
端を前記面Z3と同じ高さにした状態で、成形されたバ
ランサ11、指針本体7、及びピース10が載置された
第3下金型17cを第10上金型15kに重ね合わせ、
これにより画成されるキャビティ19k内に前記ポリア
セタール樹脂Bを注入することで、前記指針キャップ9
(指針袴5)が成形されて前記指針本体7と一体化され
る。しかも、嵌合孔7fに充填される指針キャップ9成
形用のポリアセタール樹脂Bが、キャップ部9a下面に
連なる嵌合突起9eに成形されて、嵌合孔7fに嵌合す
る。これにより前記指針43が得られる。このようにし
て多重成形により製造される第4実施形態の指針43に
よっても、第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0051】また、第3実施形態の指針31では、指針
キャップ9の成形時に、膨出部9Aを成形するためのキ
ャビティ19f部分にポリアセタール樹脂Bが流入する
関係で、成形後の指針キャップ9において、膨出部9A
の直上のキャップ部9a部分にヒケ(窪み)が生じる可
能性があるが、第4実施形態の指針43では膨出部9A
を省略し、ピース10に置き換えてインサート成形する
ので、キャップ部9aのヒケの発生の心配がなく、この
点で第3実施形態の指針31よりも有利である。尚、前
記ピース10は、上述したような前記指針本体7への多
重成形によらず、あらかじめ成形しておいて前記キャビ
ティ19k内にセットし、指針キャップ9の成形時にイ
ンサート成形により指針本体7と一体化させるようにし
てもよい。或は、指針キャップ9のキャップ部9aに、
ピース10が配設される空間に連通する開口を形成し
て、この開口からピース10を挿入嵌合し、ピース10
の頭部の端面がキャップ部9aの面と同一平面内に位置
するように空間に納める形でインサート成形してもよ
い。
キャップ9の成形時に、膨出部9Aを成形するためのキ
ャビティ19f部分にポリアセタール樹脂Bが流入する
関係で、成形後の指針キャップ9において、膨出部9A
の直上のキャップ部9a部分にヒケ(窪み)が生じる可
能性があるが、第4実施形態の指針43では膨出部9A
を省略し、ピース10に置き換えてインサート成形する
ので、キャップ部9aのヒケの発生の心配がなく、この
点で第3実施形態の指針31よりも有利である。尚、前
記ピース10は、上述したような前記指針本体7への多
重成形によらず、あらかじめ成形しておいて前記キャビ
ティ19k内にセットし、指針キャップ9の成形時にイ
ンサート成形により指針本体7と一体化させるようにし
てもよい。或は、指針キャップ9のキャップ部9aに、
ピース10が配設される空間に連通する開口を形成し
て、この開口からピース10を挿入嵌合し、ピース10
の頭部の端面がキャップ部9aの面と同一平面内に位置
するように空間に納める形でインサート成形してもよ
い。
【0052】尚、指針本体7の成形に用いる材料と、指
針キャップ9及びピース10の成形に用いる材料は、本
実施形態のような結晶性であるか非結晶性であるかの相
違に限らず、互いの熱融合が不可能であるものであれば
任意の合成樹脂を用いることができる。
針キャップ9及びピース10の成形に用いる材料は、本
実施形態のような結晶性であるか非結晶性であるかの相
違に限らず、互いの熱融合が不可能であるものであれば
任意の合成樹脂を用いることができる。
【0053】次に、本発明の第5実施形態に係る指針を
図10及び図11を参照して説明する。図10は第5実
施形態に係る計器用指針の断面図であり、図10中図3
と同一の部材、箇所には同一の引用符号を付し、図3と
重複する部分の説明は省略する。
図10及び図11を参照して説明する。図10は第5実
施形態に係る計器用指針の断面図であり、図10中図3
と同一の部材、箇所には同一の引用符号を付し、図3と
重複する部分の説明は省略する。
【0054】第5実施形態の指針45は、図10に示す
ように、指針キャップ9のボス9fを挟んで欠部9dと
は反対側の嵌合突起9eが省略され、それよりもフラン
ジ部9b寄りのキャップ部9a下面に、嵌合突起9eに
代わって、バランサ11を固定するための嵌合突起9k
(第2嵌合ピンに相当)が突設され、これに対応して、
バランサ11に、この嵌合突起9kにより埋まって嵌合
突起9kと嵌合する嵌合孔11aが形成されている点が
第2実施形態の指針41とは異なっている。その他の点
は、前記指針袴5と指針本体7が一体に形成されている
ことを含めて、第2実施形態の指針41と同様に形成さ
れている。
ように、指針キャップ9のボス9fを挟んで欠部9dと
は反対側の嵌合突起9eが省略され、それよりもフラン
ジ部9b寄りのキャップ部9a下面に、嵌合突起9eに
代わって、バランサ11を固定するための嵌合突起9k
(第2嵌合ピンに相当)が突設され、これに対応して、
バランサ11に、この嵌合突起9kにより埋まって嵌合
突起9kと嵌合する嵌合孔11aが形成されている点が
第2実施形態の指針41とは異なっている。その他の点
は、前記指針袴5と指針本体7が一体に形成されている
ことを含めて、第2実施形態の指針41と同様に形成さ
れている。
【0055】尚、図10中9mはキャップ部9a下面か
ら突設された嵌合突起9kの軸部、9pは該軸部9mの
先端に連なりこの軸部9mより大径の頭部、11bは嵌
合突起9kの軸部9mに対応する嵌合孔11aの小径
部、11cは嵌合突起9kの頭部9pに対応する嵌合孔
11aの大径部をそれぞれ示し、前記小径部11bは、
キャップ部9aに接触するバランサ11の上面に開口し
ている。
ら突設された嵌合突起9kの軸部、9pは該軸部9mの
先端に連なりこの軸部9mより大径の頭部、11bは嵌
合突起9kの軸部9mに対応する嵌合孔11aの小径
部、11cは嵌合突起9kの頭部9pに対応する嵌合孔
11aの大径部をそれぞれ示し、前記小径部11bは、
キャップ部9aに接触するバランサ11の上面に開口し
ている。
【0056】このような構成の指針45は、前記第1乃
至第3の上金型15a,15b,15cと3つの下金型
17aを、図11(a),(b),(c)に示すよう
な、前記バランサ11、指針本体7(指針袴5)、及び
指針キャップ9のそれぞれに対応する型形状の第11乃
至第13の上金型15m,15p,15rと、これに対
応するの第4下金型17dを用い、バランサ11、指針
本体7(指針袴5)、及び指針キャップ9の順に4段階
の多重成形で製造することができる。尚、製造の際に
は、必要に応じて、図5(a),(b),(c)中で説
明した指針キャップ9の嵌合突起9eの頭部9jに対応
する先端形状のスライドピン18aに加えて、前記バラ
ンサ11固定用の嵌合突起9kの頭部9pに対応する先
端形状のスライドピン18cが、図11(a),
(b),(c)中に1点鎖線で示す第4下金型17dの
面Z5から第11乃至第13の上金型15m,15p,
15rに対して出没される。そして、本実施形態では、
前記指針本体7及び指針袴5の成形材料として前記ポリ
カーボネート樹脂Aを用い、前記指針キャップ9の成形
材料として前記ポリアセタール樹脂Bを用いている。
至第3の上金型15a,15b,15cと3つの下金型
17aを、図11(a),(b),(c)に示すよう
な、前記バランサ11、指針本体7(指針袴5)、及び
指針キャップ9のそれぞれに対応する型形状の第11乃
至第13の上金型15m,15p,15rと、これに対
応するの第4下金型17dを用い、バランサ11、指針
本体7(指針袴5)、及び指針キャップ9の順に4段階
の多重成形で製造することができる。尚、製造の際に
は、必要に応じて、図5(a),(b),(c)中で説
明した指針キャップ9の嵌合突起9eの頭部9jに対応
する先端形状のスライドピン18aに加えて、前記バラ
ンサ11固定用の嵌合突起9kの頭部9pに対応する先
端形状のスライドピン18cが、図11(a),
(b),(c)中に1点鎖線で示す第4下金型17dの
面Z5から第11乃至第13の上金型15m,15p,
15rに対して出没される。そして、本実施形態では、
前記指針本体7及び指針袴5の成形材料として前記ポリ
カーボネート樹脂Aを用い、前記指針キャップ9の成形
材料として前記ポリアセタール樹脂Bを用いている。
【0057】即ち、図11(a)に示すように、前記第
4下金型17dを第11上金型15mに重ね合わせて画
成されるキャビティ19m内に前記射出成形機15dか
ら合成樹脂を注入することで、前記嵌合孔11aを有す
るバランサ11が成形される。尚、この時点では、前記
スライドピン18a,18cは共に、第4下金型17d
の面Z5から第11上金型15m側に、前記嵌合突起9
e,9kの頭部9j,9pの高さ分、換言すれば、嵌合
孔7f,11aの大径部7m,11cの高さ分だけ突出
されている。次に、前記スライドピン18a,18cを
第4下金型17dの面Z1から突出させたまま、回転テ
ーブル17の昇降及び回転により、図5(b)に示すよ
うに、成形されたバランサ11が載置された第4下金型
17dを第12上金型15pに重ね合わせ、これにより
画成されるキャビティ19p内に射出成形機15dから
ポリカーボネート樹脂Aを注入することで、前記嵌合孔
7fを有する指針本体7と指針袴5が成形されてバラン
サ11と一体化される。
4下金型17dを第11上金型15mに重ね合わせて画
成されるキャビティ19m内に前記射出成形機15dか
ら合成樹脂を注入することで、前記嵌合孔11aを有す
るバランサ11が成形される。尚、この時点では、前記
スライドピン18a,18cは共に、第4下金型17d
の面Z5から第11上金型15m側に、前記嵌合突起9
e,9kの頭部9j,9pの高さ分、換言すれば、嵌合
孔7f,11aの大径部7m,11cの高さ分だけ突出
されている。次に、前記スライドピン18a,18cを
第4下金型17dの面Z1から突出させたまま、回転テ
ーブル17の昇降及び回転により、図5(b)に示すよ
うに、成形されたバランサ11が載置された第4下金型
17dを第12上金型15pに重ね合わせ、これにより
画成されるキャビティ19p内に射出成形機15dから
ポリカーボネート樹脂Aを注入することで、前記嵌合孔
7fを有する指針本体7と指針袴5が成形されてバラン
サ11と一体化される。
【0058】続いて、前記スライドピン18a,18c
を引っ込めてその先端を前記面Z5と同じ高さにした状
態で、回転テーブル17の昇降及び回転により、図5
(c)に示すように、成形されたバランサ11及び指針
本体7が載置された第4下金型17dを第13上金型1
5rに重ね合わせ、これにより画成されるキャビティ1
9r内に射出成形機15dからポリアセタール樹脂Bを
注入することで、前記指針キャップ9が成形されて前記
バランサ11及び指針本体7と一体化される。しかも、
嵌合孔7f,11aに充填される指針キャップ9成形用
のポリアセタール樹脂Bが、キャップ部9a下面に連な
る嵌合突起9e,9kに成形されて、嵌合孔7f,11
aに嵌合し、これにより前記指針45が得られる。この
ようにして多重成形により製造される第5実施形態の指
針45によっても、第2実施形態と同様の作用効果が得
られる。
を引っ込めてその先端を前記面Z5と同じ高さにした状
態で、回転テーブル17の昇降及び回転により、図5
(c)に示すように、成形されたバランサ11及び指針
本体7が載置された第4下金型17dを第13上金型1
5rに重ね合わせ、これにより画成されるキャビティ1
9r内に射出成形機15dからポリアセタール樹脂Bを
注入することで、前記指針キャップ9が成形されて前記
バランサ11及び指針本体7と一体化される。しかも、
嵌合孔7f,11aに充填される指針キャップ9成形用
のポリアセタール樹脂Bが、キャップ部9a下面に連な
る嵌合突起9e,9kに成形されて、嵌合孔7f,11
aに嵌合し、これにより前記指針45が得られる。この
ようにして多重成形により製造される第5実施形態の指
針45によっても、第2実施形態と同様の作用効果が得
られる。
【0059】尚、本発明を実施する対象としては、自動
車等の車両の計器の文字盤部分に配設され、この文字盤
の目盛等を指示する自発光式の計器用指針、例えば、回
転式或はスライド式等の速度計、エンジン回転数計、フ
ューエルゲージ、ラジエータ水温計、バッテリ電圧(電
流)計等があり、回転式の計器の場合には、先に発明の
実施の形態の欄で説明した第1乃至第5の実施形態を始
めとする各種形態で実施され、スライド式の計器の場合
には、駆動源に連結されこの駆動源により直線的にスラ
イドされる指針の基部と、その基部を覆う指針キャップ
との接合部分において、回転式と同様の形態で実施され
る。
車等の車両の計器の文字盤部分に配設され、この文字盤
の目盛等を指示する自発光式の計器用指針、例えば、回
転式或はスライド式等の速度計、エンジン回転数計、フ
ューエルゲージ、ラジエータ水温計、バッテリ電圧(電
流)計等があり、回転式の計器の場合には、先に発明の
実施の形態の欄で説明した第1乃至第5の実施形態を始
めとする各種形態で実施され、スライド式の計器の場合
には、駆動源に連結されこの駆動源により直線的にスラ
イドされる指針の基部と、その基部を覆う指針キャップ
との接合部分において、回転式と同様の形態で実施され
る。
【0060】また、指針を製造する装置の構成及び製造
工程は、発明の実施の形態で示した多重成形装置及びそ
の工程に限定されず任意であり、さらに、例えば、第5
実施形態の指針において、第1及び第3実施形態のよう
に指針袴を指針キャップと一体的に設けたり、第3実施
形態における膨出部を指針キャップに設ける等、第1乃
至第5の各実施形態で個別に説明した構成を他の実施形
態に適用してもよいことは勿論のことである。そして、
第1乃至第5の各実施形態では、指針袴が指針本体及び
指針キャップのうち一方と一体的に形成されている場合
について説明したが、本発明は、指針袴が指針本体及び
指針キャップの双方とは別体に構成された指針にも適用
可能であり、バランサを省略した構成の指針にも本発明
は適用できる。
工程は、発明の実施の形態で示した多重成形装置及びそ
の工程に限定されず任意であり、さらに、例えば、第5
実施形態の指針において、第1及び第3実施形態のよう
に指針袴を指針キャップと一体的に設けたり、第3実施
形態における膨出部を指針キャップに設ける等、第1乃
至第5の各実施形態で個別に説明した構成を他の実施形
態に適用してもよいことは勿論のことである。そして、
第1乃至第5の各実施形態では、指針袴が指針本体及び
指針キャップのうち一方と一体的に形成されている場合
について説明したが、本発明は、指針袴が指針本体及び
指針キャップの双方とは別体に構成された指針にも適用
可能であり、バランサを省略した構成の指針にも本発明
は適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、透
光性の合成樹脂からなり指示値を指示する指針本体と、
遮光性の合成樹脂からなり、前記指針本体7に少なくと
も一部が接触し且つ該指針本体の部分を覆う指針キャッ
プとを備え、前記指針本体と前記指針キャップのうち一
方が他方よりも後から成形加工により形成される計器用
指針において、前記指針本体と前記指針キャップは、熱
融合不能な互いに異なる合成樹脂により形成される構成
とした。このため、指針を成形加工により製造しても、
指針本体と指針キャップの接触部分が熱融合して粗面化
されることがなく、従って、指針本体内で光を乱反射さ
せて該指針本体を光輝させる際、光を効率よく反射させ
て高い輝度で指針本体を光輝させることができる。
光性の合成樹脂からなり指示値を指示する指針本体と、
遮光性の合成樹脂からなり、前記指針本体7に少なくと
も一部が接触し且つ該指針本体の部分を覆う指針キャッ
プとを備え、前記指針本体と前記指針キャップのうち一
方が他方よりも後から成形加工により形成される計器用
指針において、前記指針本体と前記指針キャップは、熱
融合不能な互いに異なる合成樹脂により形成される構成
とした。このため、指針を成形加工により製造しても、
指針本体と指針キャップの接触部分が熱融合して粗面化
されることがなく、従って、指針本体内で光を乱反射さ
せて該指針本体を光輝させる際、光を効率よく反射させ
て高い輝度で指針本体を光輝させることができる。
【0062】また、本発明によれば、前記指針本体と前
記指針キャップのうち前記他方に形成される嵌合孔と、
前記指針本体と前記指針キャップのうち前記一方に突設
される嵌合ピンとを有し、前記嵌合孔は、前記指針本体
と前記指針キャップのうち前記他方を貫通し、前記一方
に接触する前記他方部分に一端が開口しており、前記嵌
合孔の前記一端側は該嵌合孔の他端側よりも細く形成さ
れ、前記嵌合ピンは、前記指針本体と前記指針キャップ
のうち前記一方の成形時に、該一方の成形用の前記合成
樹脂で前記嵌合孔を埋めることで形成されるものとし
た。このため、成形された嵌合ピンが嵌合孔に嵌合し、
しかも、この嵌合ピンが指針本体と指針キャップのうち
一方に接触する他方部分から突設された構造として、嵌
合孔からの嵌合ピンの抜き取りを規制させて、指針本体
と指針キャップのうち一方に対する他方の固定を確実な
ものとすることができる等の効果を奏する。
記指針キャップのうち前記他方に形成される嵌合孔と、
前記指針本体と前記指針キャップのうち前記一方に突設
される嵌合ピンとを有し、前記嵌合孔は、前記指針本体
と前記指針キャップのうち前記他方を貫通し、前記一方
に接触する前記他方部分に一端が開口しており、前記嵌
合孔の前記一端側は該嵌合孔の他端側よりも細く形成さ
れ、前記嵌合ピンは、前記指針本体と前記指針キャップ
のうち前記一方の成形時に、該一方の成形用の前記合成
樹脂で前記嵌合孔を埋めることで形成されるものとし
た。このため、成形された嵌合ピンが嵌合孔に嵌合し、
しかも、この嵌合ピンが指針本体と指針キャップのうち
一方に接触する他方部分から突設された構造として、嵌
合孔からの嵌合ピンの抜き取りを規制させて、指針本体
と指針キャップのうち一方に対する他方の固定を確実な
ものとすることができる等の効果を奏する。
【図1】(a)は本発明の第1実施形態に係る計器用指
針の断面図、(b)は同要部拡大断面図である。
針の断面図、(b)は同要部拡大断面図である。
【図2】図1に示す指針の底面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る計器用指針の断面
図である。
図である。
【図4】図3に示す指針の底面図である。
【図5】(a)乃至(c)は図3及び図4に示す指針の
多重成形に用いる金型の説明図である。
多重成形に用いる金型の説明図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る計器用指針の断面
図である。
図である。
【図7】図6に示す指針の底面図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る計器用指針の断面
図である。
図である。
【図9】(a)乃至(d)は図8に示す指針の多重成形
に用いる金型の説明図である。
に用いる金型の説明図である。
【図10】(a)は本発明の第5実施形態に係る計器用
指針の断面図、(b)は同要部拡大断面図である。
指針の断面図、(b)は同要部拡大断面図である。
【図11】(a)乃至(c)は図10に示す指針の多重
成形に用いる金型の説明図である。
成形に用いる金型の説明図である。
【図12】従来例に係る計器用指針の断面図である。
【図13】指針成形用の多重成形装置の斜視図である。
【図14】(a)乃至(c)は図12の指針を図13の
多重成形装置で成形する際に用いる金型の説明図であ
る。
多重成形装置で成形する際に用いる金型の説明図であ
る。
【図15】図13の多重成形装置及び図14(a)乃至
(c)の金型を用いて成形された指針の断面図である。
(c)の金型を用いて成形された指針の断面図である。
【図16】図15に示す指針の底面図である。
【図17】指針本体に指針袴を一体に設けた従来の指針
の断面図である。
の断面図である。
1,31,41,43,45 指針 5 指針袴 7 指針本体 7f 嵌合孔 7k 嵌合孔小径部(嵌合孔一端) 7m 嵌合孔大径部(嵌合孔他端) 9 指針キャップ 9e 嵌合突起(嵌合ピン) 9k 嵌合突起(第2嵌合ピン) 11 バランサ 11a 嵌合孔 11b 嵌合孔小径部(嵌合孔一端) 11c 嵌合孔大径部(嵌合孔他端) A ポリカーボネート樹脂 B ポリアセタール樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 豪生 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 透光性の合成樹脂からなり指示値を指示
する指針本体と、 遮光性の合成樹脂からなり、前記指針本体に少なくとも
一部が接触し且つ該指針本体の部分を覆う指針キャップ
とを備え、 前記指針本体と前記指針キャップのうち一方が他方より
も後から成形加工により形成される、 計器用指針において、 前記指針本体と前記指針キャップは、熱融合不能な互い
に異なる合成樹脂により形成されている、 ことを特徴とする計器用指針。 - 【請求項2】 前記指針本体は非結晶性の合成樹脂で形
成され、前記指針キャップは結晶性の合成樹脂で形成さ
れている請求項1記載の計器用指針。 - 【請求項3】 前記指針本体と前記指針キャップのうち
前記一方は前記他方よりも融点或は軟化開始点の温度が
低い合成樹脂により形成されている請求項1又は2記載
の計器用指針。 - 【請求項4】 前記指針本体と前記指針キャップの間に
画成される空間に配設され該空間を埋めるピースをさら
に備え、該ピースは少なくとも前記指針本体とは熱融合
不能な合成樹脂により形成されている請求項1、2又は
3記載の計器用指針。 - 【請求項5】 前記指針本体と前記指針キャップのうち
前記他方に形成される嵌合孔と、前記指針本体と前記指
針キャップのうち前記一方に突設される嵌合ピンとを有
し、前記嵌合孔は、前記指針本体と前記指針キャップの
うち前記他方を貫通し、前記一方に接触する前記他方部
分に一端が開口しており、前記嵌合孔の前記一端側は該
嵌合孔の他端側よりも細く形成され、前記嵌合ピンは、
前記指針本体と前記指針キャップのうち前記一方の成形
時に、該一方の成形用の前記合成樹脂で前記嵌合孔を埋
めることで形成される請求項1、2、3又は4記載の計
器用指針。 - 【請求項6】 前記指針キャップの成形前に成形加工さ
れ、前記指針キャップに少なくとも一部が接触するバラ
ンサと、該バランサに形成される第2嵌合孔と、前記指
針キャップに突設される第2嵌合ピンとを有し、前記第
2嵌合孔は、前記バランサを貫通し、該バランサで前記
指針キャップの成形後に該指針キャップに接触する部分
に一端が開口しており、前記第2嵌合孔の前記一端側は
該第2嵌合孔の他端側よりも細く形成され、前記第2嵌
合ピンは、前記指針キャップの成形時に、該指針キャッ
プの成形用の前記合成樹脂で前記第2嵌合孔を埋めるこ
とで形成される請求項1、2、3、4又は5記載の計器
用指針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17717895A JPH08178711A (ja) | 1994-10-28 | 1995-07-13 | 計器用指針 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26500294 | 1994-10-28 | ||
JP6-265002 | 1994-10-28 | ||
JP17717895A JPH08178711A (ja) | 1994-10-28 | 1995-07-13 | 計器用指針 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08178711A true JPH08178711A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=26497818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17717895A Pending JPH08178711A (ja) | 1994-10-28 | 1995-07-13 | 計器用指針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08178711A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6157429A (en) * | 1996-10-18 | 2000-12-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Matrix substrate having continuous even surface in drive circuit or sealing region as well as display region and manufacturing method thereof |
WO2009105310A2 (en) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | Welch Allyn, Inc. | A pointer for use in a gauge, a gauge employing the pointer, and a method of making the pointer |
JP2014106057A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Yazaki Corp | 指針構造 |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP17717895A patent/JPH08178711A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6157429A (en) * | 1996-10-18 | 2000-12-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Matrix substrate having continuous even surface in drive circuit or sealing region as well as display region and manufacturing method thereof |
WO2009105310A2 (en) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | Welch Allyn, Inc. | A pointer for use in a gauge, a gauge employing the pointer, and a method of making the pointer |
WO2009105310A3 (en) * | 2008-02-20 | 2009-12-23 | Welch Allyn, Inc. | A pointer for use in a gauge, a gauge employing the pointer, and a method of making the pointer |
JP2014106057A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Yazaki Corp | 指針構造 |
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