JPH08178534A - ツイン式バッチ炉 - Google Patents
ツイン式バッチ炉Info
- Publication number
- JPH08178534A JPH08178534A JP33787394A JP33787394A JPH08178534A JP H08178534 A JPH08178534 A JP H08178534A JP 33787394 A JP33787394 A JP 33787394A JP 33787394 A JP33787394 A JP 33787394A JP H08178534 A JPH08178534 A JP H08178534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- damper
- resistant blower
- twin
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被熱物の処理目的に応じて省エネルギー的操
業等多様な操業形態を採り得るツイン式バッチ炉を提供
すると共に、その設備コストを軽減させる。 【構成】 バーナ２ａ，２ｂ等の熱源を有する一対の独
立した処理室１ａ，１ｂと、耐熱性ブロワ７とを具備
し、該耐熱性ブロワ７の吸引側に切換操作により一方の
処理室の煙道９ａ，９ｂに連通し得る吸引側ダンパ１３
ａ，１３ｂを設けると共に、該耐熱性ブロワ７の吹出側
に切換操作により一方の処理室に連通し得る吹出側ダン
パ１８ａ，１８ｂを設ける。
業等多様な操業形態を採り得るツイン式バッチ炉を提供
すると共に、その設備コストを軽減させる。 【構成】 バーナ２ａ，２ｂ等の熱源を有する一対の独
立した処理室１ａ，１ｂと、耐熱性ブロワ７とを具備
し、該耐熱性ブロワ７の吸引側に切換操作により一方の
処理室の煙道９ａ，９ｂに連通し得る吸引側ダンパ１３
ａ，１３ｂを設けると共に、該耐熱性ブロワ７の吹出側
に切換操作により一方の処理室に連通し得る吹出側ダン
パ１８ａ，１８ｂを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンパを切換操作する
ことにより多様な操業形態を採り得るツイン式バッチ炉
に関するものである。
ことにより多様な操業形態を採り得るツイン式バッチ炉
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一対のバッチ式の熱処理室を具備し、一
方の処理室にて被熱物を加熱または冷却する際に排出さ
れる廃熱を他方の処理室の被熱物を予熱するのに有効す
ることで、バッチ式熱処理炉における省エネルギー化を
図ることは従来から行なわれている。
方の処理室にて被熱物を加熱または冷却する際に排出さ
れる廃熱を他方の処理室の被熱物を予熱するのに有効す
ることで、バッチ式熱処理炉における省エネルギー化を
図ることは従来から行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
省エネルギー化のために一対の処理室を有し、その排ガ
スを互いに他方に循環送給できるようにした熱処理炉
は、従来ではその循環ダクト，循環用ブロワ等の配管系
統が複雑になり設備コストが掛かるようになる問題があ
った。またこのような省エネルギー化のための特有の配
管がなされた設備では、処理目的に応じて被熱物を例え
ば種々の温度カーブにて熱処理することが困難であると
いう問題があった。
省エネルギー化のために一対の処理室を有し、その排ガ
スを互いに他方に循環送給できるようにした熱処理炉
は、従来ではその循環ダクト，循環用ブロワ等の配管系
統が複雑になり設備コストが掛かるようになる問題があ
った。またこのような省エネルギー化のための特有の配
管がなされた設備では、処理目的に応じて被熱物を例え
ば種々の温度カーブにて熱処理することが困難であると
いう問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のツイン式バッチ
炉は上記課題を解決しようとするもので、バーナ等の熱
源を有する一対の独立した処理室と、耐熱性ブロワとを
具備し、該耐熱性ブロワの吸引側に切換操作により一方
の処理室の煙道に連通し得る吸引側ダンパを設けると共
に、該耐熱性ブロワの吹出側に切換操作により一方の処
理室に連通し得る吹出側ダンパを設けてなることを特徴
とする。また、本発明は上記ツイン式バッチ炉におい
て、耐熱性ブロワの吸引側に大気吸気用ダンパを介して
開閉可能に設けたことを特徴とする。
炉は上記課題を解決しようとするもので、バーナ等の熱
源を有する一対の独立した処理室と、耐熱性ブロワとを
具備し、該耐熱性ブロワの吸引側に切換操作により一方
の処理室の煙道に連通し得る吸引側ダンパを設けると共
に、該耐熱性ブロワの吹出側に切換操作により一方の処
理室に連通し得る吹出側ダンパを設けてなることを特徴
とする。また、本発明は上記ツイン式バッチ炉におい
て、耐熱性ブロワの吸引側に大気吸気用ダンパを介して
開閉可能に設けたことを特徴とする。
【０００５】
【作用】ダンパを切換操作することにより１台の耐熱性
ブロワを備えるだけで処理的に応じた多様な処理形態を
採り得る。
ブロワを備えるだけで処理的に応じた多様な処理形態を
採り得る。
【０００６】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図において、１ａ，１ｂは断熱炉壁により夫々独立
して形成された一対の処理室で、該処理室１ａ，１ｂの
側壁には熱源として夫々複数のバーナ２ａ，２ｂが設け
られている。３ａ，３ｂはローラ４上に移動可能に支持
され、該処理室１ａ，１ｂに被熱物５を装入し得る炉床
台車で、該炉床台車３ａ，３ｂの周囲には外気の侵入を
防ぐための水封樋６が配設されている。２０ａ，２０ｂ
は該処理室１ａ，１ｂの出口に設けられた昇降可能な開
閉扉である。
る。図において、１ａ，１ｂは断熱炉壁により夫々独立
して形成された一対の処理室で、該処理室１ａ，１ｂの
側壁には熱源として夫々複数のバーナ２ａ，２ｂが設け
られている。３ａ，３ｂはローラ４上に移動可能に支持
され、該処理室１ａ，１ｂに被熱物５を装入し得る炉床
台車で、該炉床台車３ａ，３ｂの周囲には外気の侵入を
防ぐための水封樋６が配設されている。２０ａ，２０ｂ
は該処理室１ａ，１ｂの出口に設けられた昇降可能な開
閉扉である。
【０００７】７はモータ８により回転駆動される耐熱性
ブロワで、該耐熱性ブロワ７はその羽根部分がイットリ
ア（Ｙ2Ｏ2）のような高融点酸化物の微粉末を０．１〜
２％程分散含有させた酸化物分散焼結超合金により形成
され、１０００℃程度の高温度でも使用可能なものであ
る。
ブロワで、該耐熱性ブロワ７はその羽根部分がイットリ
ア（Ｙ2Ｏ2）のような高融点酸化物の微粉末を０．１〜
２％程分散含有させた酸化物分散焼結超合金により形成
され、１０００℃程度の高温度でも使用可能なものであ
る。
【０００８】９ａ，９ｂは両処理室１ａ，１ｂの背壁面
から煙突１０に向けて配設された煙道で、該煙道９ａ，
９ｂの途中に夫々ダンパ１１ａ，１１ｂを設け、該ダン
パ１１ａ，１１ｂの一次側に循環ダクト１２ａ，１２ｂ
を夫々分岐状に設け、該各循環ダクト１２ａ，１２ｂに
ダンパ１３ａ，１３ｂを設けると共に、循環ダクト１２
ａ，１２ｂを循環ダクト１４に合流させて該循環ダクト
１４を前記耐熱性ブロワ７の吸引側に連接する。１５は
循環ダクト１４の一側に吸気用ダンパ１６を介して開閉
可能に設けられた大気吸気口である。
から煙突１０に向けて配設された煙道で、該煙道９ａ，
９ｂの途中に夫々ダンパ１１ａ，１１ｂを設け、該ダン
パ１１ａ，１１ｂの一次側に循環ダクト１２ａ，１２ｂ
を夫々分岐状に設け、該各循環ダクト１２ａ，１２ｂに
ダンパ１３ａ，１３ｂを設けると共に、循環ダクト１２
ａ，１２ｂを循環ダクト１４に合流させて該循環ダクト
１４を前記耐熱性ブロワ７の吸引側に連接する。１５は
循環ダクト１４の一側に吸気用ダンパ１６を介して開閉
可能に設けられた大気吸気口である。
【０００９】耐熱性ブロワ７の吹出側である羽根部分の
外周には給気ダクト１７ａ，１７ｂが設けられ、該給気
ダクト１７ａ，１７ｂにはダンパ１８ａ，１８ｂを設け
ると共に、該給気ダクト１７ａの先端を処理室１ａの天
井面に開設された複数の吹出口１９ａに分岐連通させ、
給気ダクト１７ｂの先端は処理室１ｂの天井面に開設さ
れた複数の吹出口１９ｂに分岐連通させる。
外周には給気ダクト１７ａ，１７ｂが設けられ、該給気
ダクト１７ａ，１７ｂにはダンパ１８ａ，１８ｂを設け
ると共に、該給気ダクト１７ａの先端を処理室１ａの天
井面に開設された複数の吹出口１９ａに分岐連通させ、
給気ダクト１７ｂの先端は処理室１ｂの天井面に開設さ
れた複数の吹出口１９ｂに分岐連通させる。
【００１０】このように構成したツイン式バッチ炉で
は、耐熱性ブロワ７を停止し、ダンパ１３ａ，１３ｂ，
吸気用ダンパ１６，ダンパ１８ａ，１８ｂを夫々閉じバ
ーナ２ａ，２ｂを燃焼させることにより、両処理室１
ａ，１ｂ内の被熱物５を夫々独立して所期の温度カーブ
にて加熱でき、その排ガスは煙道９ａ，９ｂを通して煙
突１０に排出される。また、吸気用ダンパ１６を開き耐
熱性ブロワ７を回転させダンパ１８ａ，１８ｂを開くこ
とにより大気が給気ダクト１７ａ，１７ｂを通して吹出
口１９ａ，１９ｂより処理室１ａ，１ｂ内に吹込まれる
ので該処理室１ａ，１ｂ中の被熱物５を大気により冷却
できる。また、吸気用ダンパ１６，ダンパ１１ａ，ダン
パ１３ｂ，ダンパ１８ａを閉じ、ダンパ１１ｂ，ダンパ
１３ａ，ダンパ１８ｂを開けて耐熱性ブロワ７を回転さ
せることにより処理室１ａから排出される排ガスを循環
ダクト１２ａ，循環ダクト１４，給気ダクト１７ｂを通
して処理室１ｂに供給することができるので処理室１ａ
から排出される排ガスの廃熱を処理室１ｂにおける被熱
物５の予熱に有効利用できる。またその反対にダンパ１
１ａ，ダンパ１３ｂ，ダンパ１８ａを開き、ダンパ１１
ｂ，ダンパ１３ａ，ダンパ１８ｂを閉じることにより、
処理室１ｂの排ガスを処理室１ａに循環させその廃熱を
有効利用できる。
は、耐熱性ブロワ７を停止し、ダンパ１３ａ，１３ｂ，
吸気用ダンパ１６，ダンパ１８ａ，１８ｂを夫々閉じバ
ーナ２ａ，２ｂを燃焼させることにより、両処理室１
ａ，１ｂ内の被熱物５を夫々独立して所期の温度カーブ
にて加熱でき、その排ガスは煙道９ａ，９ｂを通して煙
突１０に排出される。また、吸気用ダンパ１６を開き耐
熱性ブロワ７を回転させダンパ１８ａ，１８ｂを開くこ
とにより大気が給気ダクト１７ａ，１７ｂを通して吹出
口１９ａ，１９ｂより処理室１ａ，１ｂ内に吹込まれる
ので該処理室１ａ，１ｂ中の被熱物５を大気により冷却
できる。また、吸気用ダンパ１６，ダンパ１１ａ，ダン
パ１３ｂ，ダンパ１８ａを閉じ、ダンパ１１ｂ，ダンパ
１３ａ，ダンパ１８ｂを開けて耐熱性ブロワ７を回転さ
せることにより処理室１ａから排出される排ガスを循環
ダクト１２ａ，循環ダクト１４，給気ダクト１７ｂを通
して処理室１ｂに供給することができるので処理室１ａ
から排出される排ガスの廃熱を処理室１ｂにおける被熱
物５の予熱に有効利用できる。またその反対にダンパ１
１ａ，ダンパ１３ｂ，ダンパ１８ａを開き、ダンパ１１
ｂ，ダンパ１３ａ，ダンパ１８ｂを閉じることにより、
処理室１ｂの排ガスを処理室１ａに循環させその廃熱を
有効利用できる。
【００１１】
【発明の効果】このように本発明のツイン式バッチ炉
は、ダンパを切換操作することにより、一方の処理室の
排ガスを他方の処理室に循環させることも、両処理室を
夫々独立に稼動させることもでき、被熱物の処理目的に
応じて多様な処理形態を採ることができるので、省エネ
ルギー化を重視した操業にも特殊な温度カーブを要する
操業にも対処し得る。しかも耐熱性ブロワを１台備える
だけであるので設備コストが軽減できるなど有益な効果
がある。
は、ダンパを切換操作することにより、一方の処理室の
排ガスを他方の処理室に循環させることも、両処理室を
夫々独立に稼動させることもでき、被熱物の処理目的に
応じて多様な処理形態を採ることができるので、省エネ
ルギー化を重視した操業にも特殊な温度カーブを要する
操業にも対処し得る。しかも耐熱性ブロワを１台備える
だけであるので設備コストが軽減できるなど有益な効果
がある。
【図１】本発明に係るツイン式バッチ炉の一実施例を示
す平面図。
す平面図。
【図２】図１のＡーＡ線断面図。
【図３】図１のＢーＢ線断面図。
１ａ，１ｂ 処理室 ２ａ，２ｂ バーナ ３ａ，３ｂ 炉床台車 ５ 被熱物 ７ 耐熱性ブロワ ８ モータ ９ａ，９ｂ 煙道 １０ 煙突 １１ａ，１１ｂ ダンパ １２ａ，１２ｂ 循環ダクト １３ａ，１３ｂ ダンパ １４ 循環ダクト １５ 大気吸気口 １６ 吸気用ダンパ １７ａ，１７ｂ 給気ダクト １８ａ，１８ｂ ダンパ １９ａ，１９ｂ 吹出口
Claims (2)
- 【請求項１】 バーナ等の熱源を有する一対の独立した
処理室と、耐熱性ブロワとを具備し、該耐熱性ブロワの
吸引側に切換操作により一方の処理室の煙道に連通し得
る吸引側ダンパを設けると共に、該耐熱性ブロワの吹出
側に切換操作により一方の処理室に連通し得る吹出側ダ
ンパを設けてなることを特徴とするツイン式バッチ炉。 - 【請求項２】 耐熱性ブロワの吸引側に大気吸気用ダン
パを介して開閉可能に設けた請求項１に記載のツイン式
バッチ炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33787394A JPH08178534A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | ツイン式バッチ炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33787394A JPH08178534A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | ツイン式バッチ炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08178534A true JPH08178534A (ja) | 1996-07-12 |
Family
ID=18312799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33787394A Pending JPH08178534A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | ツイン式バッチ炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08178534A (ja) |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP33787394A patent/JPH08178534A/ja active Pending
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