JPH08178469A - 電子冷却装置 - Google Patents

電子冷却装置

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JPH08178469A
JPH08178469A JP6328774A JP32877494A JPH08178469A JP H08178469 A JPH08178469 A JP H08178469A JP 6328774 A JP6328774 A JP 6328774A JP 32877494 A JP32877494 A JP 32877494A JP H08178469 A JPH08178469 A JP H08178469A
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radiator
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
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    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133382Heating or cooling of liquid crystal cells other than for activation, e.g. circuits or arrangements for temperature control, stabilisation or uniform distribution over the cell
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却性能と製造性に優れた電子冷却装置を提
供する。 【構成】 ペルチェ素子からなる熱電モジュール1を熱
伝導性の高いアルミニウム作られたモジュールベース1
5の凸部15aに置き、低温側吸熱器としての吸熱フィ
ン2とモジュールベース15の凸部15aを締め付け、
高温側放熱器としての放熱フィン3をモジュールベース
15の平面部15b,15cで締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電モジュールを用い
た電子冷却装置に関し、更に液晶プロジェクションにお
ける発熱部分である液晶パネルや入射側偏光板等を冷却
する電子冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ペルチェ効果を有するペルチ
ェ素子からなる熱電モジュールを用いた電子冷却装置が
供されている。この電子冷却装置は、構造が極めて簡単
でかつ小型という利点があり、冷却装置として注目さ
れ、様々の分野で使用されている。
【0003】図26に、従来の電子冷却装置の一例を示
す。この電子冷却装置は、熱電モジュール1と吸熱器で
ある吸熱フィン2および放熱器である放熱フィン3から
構成される。熱電モジュール1と吸熱フィン2および放
熱フィン3の熱的密着性を上げるため吸熱フィン2およ
び放熱フィン3の間は複数組のねじ4およびナット5で
締め付けられている。また、図27のように複数本のね
じ6によって締め付けることも可能である。
【0004】このとき、ねじ4あるいはねじ6を介して
高温の放熱フィン3から低温の吸熱フィン2へ熱が移動
して、冷却装置の熱効率を劣化させる。そこで、ねじ4
あるいはねじ6が直接吸熱フィン2や放熱フィン3と接
触しないように、図28のような樹脂製のスペーサ7な
どを用いている。熱電モジュール1は材質がもろいた
め、図29に示したベークライトなど衝撃吸収部材8を
用いて衝撃を吸収したり、組立時の損壊を防止している
こともある。
【0005】図26では熱電モジュールを1つとした
が、必要な吸熱能力を複数個の熱電モジュールによって
まかなう場合もある。そのような場合には図30のよう
に吸熱フィンを熱電モジュールごとにもつことも見受け
られる(実開平5−27564参照)。
【0006】また、熱電モジュール1は熱電変換性能の
関係より約4mmと薄くなっているため、高温になる放熱
フィンと低温になる吸熱フィンが近接して、放熱フィン
の熱が吸熱フィンへ移動するため、吸熱量が低下して熱
電モジュールの効率が低下する。そこで、図31のよう
に吸熱用と放熱用の両ブロック9、10を用いてこれら
で熱電冷却素子1を挟んで構成している。吸熱用ブロッ
クと放熱用ブロックのどちらかひとつとしてもよい。ブ
ロック9、10の間は複数組のねじ11およびナット1
2で締め付けられている。また、図32のように複数本
のねじ13によって締め付けられているものもある。図
33のようにブロック9、10の間をプラスチック製の
挟圧具14で挟圧結合したものもある(特願平5−10
628参照)。
【0007】また液晶プロジェクションに組み込まれた
液晶パネル及び入射側偏光板などの光学部品では光源ラ
ンプから出射された光の一部が熱に変換して高温となる
ため、部品の特性を維持し、経年劣化を防ぐためには規
定された許容温度以下に保つように冷却することが必要
である。また光学部品である液晶パネルに埃の付着しな
い構造であることが望ましい。そこで液晶パネル及び入
射側偏光板の冷却装置としては、上述のペルチェ素子に
よる冷却を含めて、下記のような従来技術がある。
【0008】(1) 空冷方式 冷却用ダクト内に冷却ファンにより、フィルターを通じ
て外気を取り入れ、前記冷却用ダクト内に配した液晶パ
ネル及び入射側偏光板などの発熱部を冷却し、発熱部を
通過し熱を帯びた空気は本体外部に排出する。
【0009】(2) 液冷方式 液晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部に接する透明
の冷却用セル内部に液送ポンプにて冷却液を循環送流
し、発生した熱を光学部品の外部の放熱フィンに導い
て、放熱用ファンにより本体外部に熱を排出する。
【0010】(3) 蒸発潜熱利用方法 液晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部に接する透明
の冷却用セル内部に規定温度以下で蒸発する液体冷媒を
封入し、発生熱により冷媒が蒸発することで発熱部を冷
却し、放熱部では冷媒が凝縮することで熱を光学部品の
外部の放熱フィンに導いて、放熱用ファンにより本体外
部に熱を排出する。
【0011】(4) 光透過型熱良導体接着冷却方式 液晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部にサファイア
ガラスなどの光透過型熱良導体を接着することで熱を光
学部品の外部の放熱フィンに導いて、放熱用ファンによ
り本体外部に熱を排出する。
【0012】(5) ペルチェ素子接着冷却方式 液晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部の光の通過し
ない端部にペルチェ素子の低温端部を伝熱結合させて発
熱部を冷却し、ペルチェ素子の高温端部を光学部品の外
部の放熱フィンに伝熱結合させて、放熱用ファンにより
本体外部に熱を排出する。
【0013】(6) ペルチェ素子を用いた液冷方式 発熱部である液晶パネルに接する透明の冷却用セル内部
に液体冷媒を封入し、昇温した冷媒は自然対流によって
ペルチェ素子の低温端部が取り付けられたセル上部に上
昇して冷却される。ペルチェ素子の高温端部を光学部品
の外部の放熱フィンに伝熱結合させて、放熱用ファンに
より本体外部に熱を排出する(実開平1−92635参
照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】まず、熱電モジュール
を用いた電子冷却装置においては、図26や図27の場
合には熱電モジュールをはさんで2本ずつで吸熱フィン
と放熱フィンの間のねじ締めを行うとすると、計4本の
ねじ締めのみの工程となり、製造は極めて簡単である
が、吸熱フィン2と放熱フィン3が近接しているため、
周辺の空気を介して高温側から低温側へ熱が移動して熱
効率が低下する。そこで、図31,32,33に示すよ
うに、吸熱用ブロック9や放熱用ブロック10を用いて
吸熱フィン2と放熱フィン3の距離を広くとっている
が、ねじ締めに4本づつ用いるとすると、ブロックと放
熱フィン、吸熱フィンの間にねじ締めが8カ所、ブロッ
ク間でも4カ所必要で、計12本となり、ねじで締め付
ける工程が大幅に増すため、製造性が悪いという欠点を
有していた。
【0015】次に液晶プロジェクションの冷却装置にお
いて、従来技術に記載したペルチェ素子を利用していな
い(1)〜(4)で、外気温度が高い場合、液晶パネル及び入
射側偏光板などの発熱部の温度を、規定された許容温度
以下に冷却するのが困難となる。
【0016】また(1)の空冷方式では、フィルターに埃
が詰まった場合に圧力損失が増大することから冷却空気
の風量が低下し、発熱部の温度が高くなる恐れがある。
フィルターの洗浄あるいは交換を頻繁に行うことで防止
は可能であるが、ユーザーの負担は増大する。またフィ
ルターの目よりも細かい埃の混入およびフィルター交換
時における冷却用ダクト内への埃の混入により液晶パネ
ルに埃が付着して画像が乱れるという問題がこの方式の
場合の大きな課題である。液晶プロジェクションでは投
影画像が液晶パネルの大きさに比べて非常に大きく拡大
されるため、微細な埃であっても問題となり得る。
【0017】(2)〜(4)の場合は、液晶パネル及び入射側
偏光板などの発熱部に外部の空気が接触しないため埃の
付着する恐れはない。
【0018】しかし(2)の液冷方式の場合は、液中の微
細な気泡や液送ポンプの摩擦等で生じた微細な塵が液晶
パネル表面上を通過する際にその影が投影画像中に生じ
る可能性がある。また液冷方式の場合は液漏れという課
題が常に存在する。
【0019】(3)の蒸発潜熱利用方式はポンプを使用し
ないために構造が簡単であるが、やはり、発熱部での冷
媒の蒸発時に生ずる気泡が投影画面の影となるのが課題
である。
【0020】(4)の光透過型熱良導体接着冷却方式では
気泡等の課題は解決されているが、この方式に使用され
るサファイアガラス等は現在非常に高価であり、実用に
は不向きである。
【0021】(5)のペルチェ素子接着冷却方式では、ペ
ルチェ素子の接着面に近い液晶パネルの端部は効率よく
冷却されるが、液晶パネル表面のガラスは熱伝導率が低
いため、液晶パネルの中央部が高温になるという課題が
ある。
【0022】(6)のペルチェ素子を用いた液冷方式で
は、液の循環は自然対流によるため効率のよい冷却効果
は望めない。また被冷却面が液晶パネルの片面のみであ
るため、液晶パネル裏面及び入射側偏光板からの発熱の
処理に課題がある。特に入射側偏光板は液晶パネルから
数mmの近い位置にあり、液晶パネルの数倍の大きな発熱
量を有するため、液晶パネルに与える熱量の大きさ及
び、入射側偏光板の耐熱温度等の問題から発熱処理につ
いては慎重に対処する必要がある。
【0023】本発明の目的は、上述の事情を鑑みてなさ
れたものであり、冷却性能と製造性にすぐれた電子冷却
装置を提供することである。また本発明の目的は、外気
温度が高くなった場合でも液晶パネルおよび入射側偏光
板の温度を規定された許容温度以下に冷却することがで
き、更に、液晶パネルへの埃の付着が防止できる電子冷
却装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ペルチェ効果により冷却する電
子冷却装置であって、ペルチェ素子からなる熱電モジュ
ールと、該熱電モジュールの低温端部に伝熱結合させる
吸熱器と、前記熱電モジュールの高温端部に伝熱結合さ
せる放熱器と、熱伝導性の高い素材の凸状モジュールベ
ースと、を有し、前記モジュールベースの凸部に熱電モ
ジュールの低温端部または高温端部を接触させ、前記低
温端部を接触させた場合は前記モジュールベースの平面
部に吸熱器を接触させ、前記高温端部を接触させた場合
は前記モジュールベースの平面部に放熱器を接触させた
ことを特徴とする。
【0025】請求項2の発明は、ペルチェ効果により冷
却する電子冷却装置であって、ペルチェ素子からなる熱
電モジュールと、該熱電モジュールの低温端部に伝熱結
合させる吸熱器と、前記熱電モジュールの高温端部に伝
熱結合させる放熱器と、熱伝導性の高い素材の凸状モジ
ュールベースと、を有し、前記モジュールベースの平面
部に熱電モジュールの低温端部または高温端部を接触さ
せ、前記低温端部を接触させた場合は前記モジュールベ
ースの凸部に吸熱器を接触させ、前記高温端部を接触さ
せた場合は前記モジュールベースの凸部に放熱器を接触
させたことを特徴とする。
【0026】請求項3の発明は、ペルチェ効果により冷
却する電子冷却装置であって、ペルチェ素子からなる熱
電モジュールと、該熱電モジュールの低温端部に伝熱結
合させる吸熱器と、前記熱電モジュールの高温端部に伝
熱結合させる放熱器と、熱伝導性の高い素材の断面Z状
モジュールベースと、を有し、前記モジュールベースの
一方の平面部に熱電モジュールの低温端部または高温端
部を接触させ、前記低温端部を接触させた場合は前記モ
ジュールベースの他方の平面部に吸熱器を接触させ、前
記高温端部を接触させた場合は前記モジュールベースの
他方の平面部に放熱器を接触させたことを特徴とする。
【0027】請求項4の発明は、請求項1、2又は3記
載の電子冷却装置であって、熱電モジュールを挟むよう
に、吸熱器または放熱器とモジュールベースを配置し、
吸熱器または放熱器とモジュールベースとを締結手段に
よって締結する場合に、熱伝導性が低く、堅く、もろい
または弾力性のある素材の取り付け部材を吸熱器または
放熱器とモジュールベースとの間に介在させて、締結手
段とモジュールベースが接触しないようにしたことを特
徴とする。
【0028】請求項5の発明は、液晶プロジェクション
の光学部品の発熱部をペルチェ効果により冷却する電子
冷却装置であって、ペルチェ素子と、該ペルチェ素子の
直流電源と、ペルチェ素子の高温端部に伝熱結合された
放熱器と、該放熱器に送風を行う放熱用ファンと、外気
取入口に配した埃除去用フィルターと、光学系内にある
側壁が光学系部品で構成された冷却用ダクトと、冷却用
ダクト内にあってペルチェ素子の低温端部に伝熱結合さ
れた吸熱器と、該吸熱器に送風を行う冷却用ファンとを
有し、前記ペルチェ素子に電流を流した状態で、冷却用
ファンによって取り入れ吸熱器によって冷却された外気
を、冷却用ダクトを通じて前記冷却用ダクト内壁間にあ
る液晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部に送って冷
却し、ペルチェ素子からの放熱は放熱用ファンによって
取り入れられた外気に対して放熱器より放出することを
特徴とする。
【0029】請求項6の発明は、液晶プロジェクション
の光学部品の発熱部をペルチェ効果により冷却する電子
冷却装置であって、ペルチェ効果を有するペルチェ素子
と、該ペルチェ素子の直流電源と、ペルチェ素子の高温
端部に伝熱結合された放熱器と、該放熱器に送風を行う
放熱用ファンと、光学系内にある側壁が光学系部品で構
成された冷却用ダクトと、冷却用ダクト内にあってペル
チェ素子の低温端部に伝熱結合された吸熱器と、該吸熱
器に送風を行う冷却用ファンとを有し、前記ペルチェ素
子に電流を流した状態で、吸熱器によって冷却された空
気を冷却用ファンによって冷却ダクト内で循環させ、液
晶パネル及び入射側偏光板を通過して熱せられた空気を
再度吸熱器入口に導き冷却し、ペルチェ素子からの放熱
は放熱用ファンによって取り入れられた外気に対して放
熱器より放出することを特徴とする。
【0030】請求項7の発明は、請求項5又は6記載の
電子冷却装置であって、ヒートパイプの蒸発部をペルチ
ェ素子の高温端部に伝熱結合し、前記ヒートパイプの凝
縮部を放熱器に伝熱結合したことを特徴とする。
【0031】請求項8の発明は、請求項5記載の電子冷
却装置であって、吸熱器と発熱部の間をダクト断熱材に
よって断熱したことを特徴とする。
【0032】請求項9の発明は、請求項5又は6記載の
電子冷却装置であって、発熱部である液晶パネルと入射
側偏光板の空気出口の空気温度及び吸熱器の空気出口の
空気温度のうち1点あるいは両点の温度を温度センサで
検出し、その温度検出値をもとに液晶パネル及び入射側
偏光板の温度を予測し、ペルチェ素子に流す電流及び冷
却用ファンの回転数を制御することを特徴とする。
【0033】請求項10の発明は、請求項5又は6記載
の電子冷却装置であって、発熱部である液晶パネル及び
入射側偏光板で光を透過しない部分の温度を温度センサ
で検出し、その温度検出値をもとに液晶パネル及び偏光
板の温度を予測し、ペルチェ素子に流す電流及び冷却用
ファンの回転数を制御することを特徴とする。
【0034】請求項11の発明は、請求項5記載の電子
冷却装置であって、冷却空気を熱伝導率の良いヘリウム
あるいはネオンなどのガスを埃を取り除いた状態で冷却
ダクト内に封入することを特徴とする。
【0035】
【作用】請求項1、2及び3の発明において、凸状ある
いは断面Z状のモジュールベースの凸部と平面部、ある
いは2つの平面部にそれぞれ吸熱器と放熱器を接触させ
る。したがって、吸熱器と放熱器の距離を広げることに
なり、それだけ熱移動を抑えることができる。また、従
来技術に述べたブロックを用いる場合に比較して、ねじ
やナット等の締結手段の数を少なくできる。また、モジ
ュールベースは単に平板を曲げるだけの簡単な構造なの
で、製造も容易である。特に請求項3の発明における断
面Z状のモジュールベースは、折り曲げ数が少なく、更
に製造が容易である。
【0036】請求項4の発明において、熱伝導性が低
く、堅く、もろいまたは弾力性のある素材の取り付け部
材を吸熱器または放熱器とモジュールベースとの間に介
在させて、締結手段とモジュールベースが接触しないよ
うにしているので、締結手段を介して吸熱器と放熱器間
で発生する熱の移動が少なくなる。また堅く、もろいま
たは弾力性のある素材の取り付け部材を吸熱器または放
熱器とモジュールベースとの間に介在させている。した
がってその間に挟まれている熱電モジュールは取り付け
部材に保護されることになり、ねじ等による締め付け過
ぎや衝撃による破損等も生じにくくなる。
【0037】請求項5の発明において、ペルチェ素子に
対して直流電流より所定の方向に電流を流すと、ペルチ
ェ効果によってペルチェ素子の低温端部に伝熱結合され
た吸熱器を通じて、冷却用ファンによって吸い込まれた
冷却用の空気から吸熱し、低温度になった冷却空気は冷
却用ダクトを通じて液晶パネルおよび偏光板などの発熱
部に導かれ、これらを冷却する。
【0038】請求項6の発明において、冷却空気を内部
循環型の閉サイクルとした場合、外気との冷却空気の入
れ替わりがないため液晶パネル表面に埃が付着しない。
【0039】請求項7の発明において、ペルチェ素子の
高温端部に伝熱結合されたヒートパイプ蒸発部から放熱
器に伝熱結合されたヒートパイプ凝縮部を通じて前記と
同様に放熱器から放熱される。ヒートパイプにより、放
熱器の設置位置の自由度が増える。
【0040】請求項8の発明において、吸熱器から発熱
部までの冷却用ダクトが断熱されている場合、外気から
冷却用ダクトへの熱侵入がなく、効率よく冷却できる。
【0041】請求項9及び10の発明において、液晶プ
ロジェクションの使用時において、液晶パネルおよび入
射側偏光板などの発熱部の発熱温度に対応して、ペルチ
ェ素子に流す電流および吸熱器の風量を調整することに
より、これらの光学部品の温度が規定された許容温度以
下に保たれる。
【0042】請求項11の発明において、冷却空気とし
てヘリウム、ネオン等の熱伝導率の良いガスを使用した
場合にはペルチェ素子への消費電力が少ない状態で冷却
される。
【0043】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照して
説明する。図1は、本発明に係る電子冷却装置の一実施
例を示す断面図であり、図2は、その上面図である。本
発明の電子冷却装置は、ペルチェ冷却効果を有するペル
チェ素子からなる熱電モジュール1、熱伝導性の高い、
例えばアルミニウム、マグネシウム、銅、銀などで作ら
れたモジュールベース15、低温側吸熱器としての吸熱
フィン2、高温側放熱器としての放熱フィン3から構成
される。熱電モジュール1、モジュールベース15、吸
熱フィン2、放熱フィン3の間には接触熱抵抗を減らす
ために熱伝導性グリースを塗布してもかまわない。
【0044】モジュールベース15は、平板のアルミニ
ウムなどを図1の断面図のように折り曲げて製作したも
ので、図2のように凸部1aの長さL1は熱電モジュー
ル1の長さLpよりねじ締め分だけ大きくした長さで、
底部15b、15cの長さL2よりも短い。熱電モジュ
ール1はモジュールベース15の凸部15aの上に放熱
側1bがモジュールベース15に接するように置かれ、
凸部15aの幅W1は熱電モジュール1の幅Wpと等し
くした。モジュールベース15の幅Wは放熱フィン3の
幅Wfhと等しく、底部15b、15cの幅W2、W3
と同じ幅とした。モジュールベース15の長さL2は放
熱フィン3の長さLfhと同じにした。モジュールベー
ス15の厚さは厚いほど望ましいが、製造性、後で述べ
るモジュールベース15の高さとの関係から決定する。
【0045】電子冷却装置の熱収支は熱電モジュール1
の吸熱性能、吸熱フィン2の吸熱量及び放熱フィン3の
放熱量から次のいくつかの式であらわすことができる。
熱電モジュール1の低温側温度Tcと高温側温度Thお
よび熱電モジュール1に流れた電流値Iから、吸熱量Q
c、電圧V、消費電力Wについて、次の関係を得る。 Qc=n(αITc−1/2I2R−K(Th−T
c)) V=n(IR+α(Th−Tc)) W=VI ここで、nは熱電モジュールの全素子数、αはゼーベッ
ク係数、Rは素子抵抗、Kは熱コンダンタンスである。
【0046】このとき、吸熱フィン2ではQcと同じ熱
量をTacの温度の空気から吸熱するから、 Qc=Kc(Tac−Tfc) で表される。ここで、Tfcは吸熱フィン2の代表温
度、Kcは熱コンダンタンスである。
【0047】一方、放熱フィン3では吸熱量Qcと消費
電力Wを放熱する必要があるから、 Qc+W=Kh(Tfh−Tah) である。ここで、Tfhは放熱フィン3の代表温度、T
ahは放熱フィン3を通過する空気温度、Khは放熱フ
ィン3の熱コンダクタンスである。あらかじめ、必要な
吸熱量Qcや電流値Iや熱電モジュール1の低温側温度
Tcは熱電モジュール1の仕様や目標性能から決定され
ているのが一般的であり、熱電モジュール1の高温側温
度Thや電圧V、消費電力Wを求めることができる。
【0048】電子冷却装置の設計条件として、吸熱フィ
ン2への吸入空気温度Tac、放熱フィン3への流入空
気温度Tahがあらかじめ分かっているとすると、それ
ぞれの代表温度Tfc、Tfhが決まり、必要な熱コン
ダクタンスが決定される。吸熱フィン2の代表温度Tf
cは熱電モジュール1の吸熱側温度Tcより高く、放熱
フィン3の代表温度Tfhは放熱側温度Thより低くな
るが、その値は接触熱抵抗や熱移動を考慮して、実験や
経験的に決める。熱コンダクタンスは,フィンを通過す
る風速から決定される熱透過率とフィン表面積の積であ
るから、ファンの風量、前面通過面積などを考慮してフ
ィンの仕様が決定される。
【0049】このような熱設計にもとづいて、吸熱フィ
ン2と放熱フィン3の仕様は決定されているものとして
本発明の説明を続ける。従来例の図26では、吸熱フィ
ン2と放熱フィン3は熱電モジュール1の高さHpで向
かいあっている。ここで、吸熱フィン2の底面面積が放
熱フィン3の底面面積より小さいものとすると、向かい
あった面積はWfc×Lfc−Wp×Lpである。この
とき、間の空気層が動かないものとすると、空気の熱伝
導率λを用いて高温側が低温側への熱移動QL1は QL1=λ/Hp×(Tfh−Tfc)×(Wfc×Lf
c−Wp×Lp) なる関係となる。
【0050】図31のように吸熱用ブロック9や放熱用
ブロック10を用いたときにはブロックの幅、長さが熱
電モジュール1と同じと仮定すると、吸熱用ブロック9
の高さHbc,放熱用ブロック10の高さHbhを用い
て、 QL2=λ/(Hp+Hbc+Hbh)×(Tfh−T
fc)×(Wfc×Lfc−Wp×Lp) なる関係となる。
【0051】吸熱フィン2、放熱フィン3の温度Tfc
2、Tfh2はブロック内での温度勾配、フィンと熱電
モジュール1の接触抵抗を考慮したものであるから、Q
L2<QL1とするには、 (Tfh2−Tfc2)/(Hp+Hbc+Hbh)<(T
fh−Tfc)/Hp を満たすブロックの高さHbc、Hbhとする必要があ
る。十分にブロックの熱伝導率がよく、接触抵抗も無視
することができ、Tfh2=Tfh、Tfc2=Tfc
とみなすことができれば、ブロックの高さに相当する熱
移動を減少させることができることは明白である。
【0052】本発明に同様の考えを適用し、モジュール
ベース15の温度をThとすると、 QL3=λ/(Hp+H)×(Tf−Tfc)×(1−
β)×(Wfc×Lfc−Wp×Lp)+λ/Hp×
(Tf−Tfc)×β×(Wfc×Lfc−Wp×L
p) である。ここで、βは吸熱フィンの面積のうち、モジュ
ールベース15と高さHpで向かいあっている比率であ
る。βを1とすると図3と同じ熱移動量となる。理想的
にβを0とするとQL3は次のようになる。 QL3=λ/(Hp+H)×(Tf−Tfc)×(Wfc×
Lfc−Wp×Lp) このとき、QL3<QL1とするには (Th−Tfc)/(Hp+H)<(Tfh−Tfc)
/Hp となり、モジュールベース15の高さHに相当する熱移
動量を減少させることができる。
【0053】次にブロックを用いたときと比較する。H
をHbc+Hbhとなるように設定し、接触抵抗などを
無視すると、Tf−TfcはTfh2−Tfc2とみな
すことができ、QL3=QL2となる。一方、放熱フィ
ン3と熱電モジュール1の熱的接触はモジュールベース
15の接触面積Lfh×(Wfh−W1)を介して行わ
れるのに対して、アルミブロックを用いたときにはLp
×Wpとなり、本発明のモジュールベース15を用いた
時の方が熱的効率が優れていることは明らかである。
【0054】放熱フィン4とモジュールベース15は平
面部15bと15cで、締結手段であるねじ18あるい
はねじとナットで締め付けられる。その位置および個数
も締め付け強度を考慮して決定する。ねじ締め個所はモ
ジュールベース15と高温側放熱フィン3、吸熱フィン
2の結合にそれぞれ4本の計8本であり、アルミブロッ
クを用いた場合に比べ、ねじ締め個所を減少させること
ができ、製造性を高めることができる。
【0055】このように、本発明の電子冷却装置ではア
ルミブロックを用いたときのように、吸熱フィン2と放
熱フィン3の距離を広げ、熱移動を抑えることができ、
またねじ締め工程も少なく、平板を曲げるだけの簡単な
構造で、製造も容易となる利点を持つ。
【0056】吸熱側と放熱側の熱的接触を防止するた
め、図3に示すように、取り付け部材が用いられてい
る。モジュールベース15の凸部15aと吸熱フィン2
のねじ締め箇所にベークライトで作られた取り付け部材
16を配し、モジュールベース15と吸熱フィンをねじ
17で締め付けた。取り付け部材16の材質は熱伝導性
が低く、堅く、もろいまたは弾力性のある素材、例えば
硬質ゴム等を用いれば、ベークライトでなくてもかまわ
ない。取り付け部材16は上部が細くなっており、モジ
ュールベース15の凸部15aには外径d1より小さ
く、取り付け部材16の上細部外径d2より大きな開け
られている。取り付け部材16の上細部の高さHtは熱
電モジュール1の高さと等しいか、それより短くする。
上細部へは吸熱フィン2からねじ17で締め付けた。取
り付け部材16の位置および個数は締め付け強度を考慮
して決定する。
【0057】熱伝導性の低い材質で取り付け部材16を
製作すると、ねじはモジュールベースに接触することな
く、吸熱フィン2とモジュールベース15の間の熱移動
を抑えることができ、しいては放熱フィン3から吸熱フ
ィン2への熱移動を抑えることになる。また、取り付け
部材16は堅く、もろいまたは弾力性のある素材で形成
されているので、製造時締めすぎによる損傷や衝撃から
熱電モジュール1を保護することができる。
【0058】実施例では、一般に放熱フィン3と吸熱フ
ィン2では、放熱フィン3の底面面積が大きいから、熱
電モジュール1の放熱側1bがモジュールベース15と
接するようにしたが、吸熱側1aがモジュールベース1
5に接してもかまわない。
【0059】熱的な効率を考えると図2のようにモジュ
ールベース15の凸部15aの中央に熱電モジュール1
を置くのが望ましいが、設置上の理由などにより中央に
なくてもかまわない。複数個の熱電モジュールを用いる
ときには熱的な分布を考慮して図4のように熱電モジュ
ール1を凸部に配置することも可能である。一般的には
モジュールベース15の平面部の幅W2、W3は等しく
した方が伝熱の面から望ましいが、電子冷却装置の取り
付け位置の関係から異なってもかまわない。
【0060】吸熱フィン2とモジュールベース15は凸
部15aで、従来例の図31において説明したように、
取り付け部材16を使わないで、締結手段としてねじあ
るいはねじとナットを用いて締めつけてもかまわない。
放熱フィン3は図5のように取り付け部材16の底面に
ねじ19で締め付けてもかまわない。図1では取り付け
部材16は放熱フィン3と接触するようにしているが、
接触していなくてもかまわないし、例えば図6のように
ねじ20が貫通してナットのように締め付ける構造でも
かまわない。
【0061】モジュールベース15は凸形状としたが、
図7のように曲げ角度を大きくした形にしてもかまわな
い。このようにすると凸形状に比べ、衝撃をモジュール
ベース15が吸収することができ、信頼性を高めること
ができる。
【0062】本発明では図1のように放熱フィン3とモ
ジュールベース15の接触部は平面部15b、15cに
限られているが、図8のように凸部15aの一部をさら
に折り曲げた形状とし、平面部15d,15eも接触さ
せると、放熱フィン3とモジュールベース15の接触面
積を大きくすることができる。また、どこにおいても図
1の断面形状となるように凸部15aを長くしてもかま
わない。このときには吸熱フィン2とモジュールベース
12の向かい合う部分の面積が大きくなり、高温側から
低温側への熱移動を増加するが、製造がより容易にな
る。
【0063】熱電モジュール1は凸部に設置してきた
が、吸熱フィン2、放熱フィン3の大きさの関係より、
図5のように平面部において複数個設置してもかまわな
い。
【0064】低温側吸熱器として吸熱フィン2、高温側
放熱器として放熱フィン3を用いて説明を行ってきた
が、他の放熱手段、吸熱手段でもかまわない。例えば、
液晶表示装置に、この電子冷却装置を用いて、バックラ
イトを吸熱器とすることも考えられる。バックライトを
有する液晶表示装置では、バックライトと液晶パネルが
密着しており、バックライトの発熱および液晶パネルで
吸収されたバックライト光の発熱によって、液晶パネル
の温度が上昇する。液晶表示装置が高温の環境で使われ
るとき、液晶パネルの温度がその耐熱温度を越え、液晶
パネルが劣化する。そこで、温度を抑制するためにファ
ンで放熱を促進するようにしているが、空冷では冷却能
力に限界がある。バックライトと液晶パネルの間に冷却
液を封入した放熱手段を有する冷却容器を挿入する方法
も提案されているが、液漏れの危険性、光学特性の劣化
から採用事例はほとんど見受けられない。
【0065】そこで図9のように熱電モジュール1によ
ってバックライト21裏面を冷却する。これはバックラ
イト21に電子冷却装置を接触させたものである。発熱
体であるバックライト21とアルミニウムの厚さ2mmの
モジュールベース15はモジュールベース15の同じ幅
の平面部15b、15cで帯状のバンド22とねじ23
でバックライト21に締め付けることにより密着させ
た。バックライト21、モジュールベース15の幅と長
さは等しい。モジュールベース15の凸部15aには4
0mm×40mmの熱電モジュール1の低温側1aが密着し
ている。高温側1bは高温側放熱フィン3と接触してお
り、放熱フィン3とモジュールベース15は取り付け部
材16を介してねじ25で締め付けた。取り付け部材1
6は熱電モジュール1から6mm離れた長さ方向の位置に
2本づつとりつけた。取り付け部材16はバックライト
21に底面が接する高さとした。このようにすると、バ
ックライト21の構造を大きく変化させることなく、熱
電モジュール1を用いて液晶パネル24を本発明の作用
によって効果的に冷却することができる。
【0066】以上に述べた実施例では凸状のモジュール
ベース15を用いたが、図10のように断面Z状のモジ
ュールベース26でもかまわない。このとき、熱電モジ
ュール1は26aあるいは26bに設置されるが、設置
方法などは上記実施例とかわらない。吸熱フィンと放熱
フィンの大きさがほとんど変わらないような場合、凸状
モジュールベースとしなくてもこの方法により同じ効果
を得ることができ、モジュールベースの折り曲げ個所を
減らせ、製造性を高めることができる。
【0067】さて図11は、本発明に係る液晶プロジェ
クションの電子冷却装置の第1実施例を示す構成図であ
る。フィルター31は、外気取り入れ口付近に位置し、
吸熱フィン33および冷却すべき光学部品に埃が付着す
るのを防止している。冷却用ファン34によってフィル
ター31から取り入れられた冷却空気38は、冷却用ダ
クト35の中を通過する時に吸熱フィン33によって冷
却される。吸熱フィン33はペルチェ素子32の低温端
面32aに伝熱結合しているが、ペルチェ素子32は直
流電源32cから直流電流を受け、低温端面32aより
吸熱し、高温端面32bより放熱する。ここで高温端面
32bに伝熱結合した放熱フィン36から放熱用ファン
37によって取り入れられた外気にたいして放熱するこ
とにより強制空冷される。
【0068】冷却空気38は、図12の光学部品群に導
かれる。この光学部品群は、フレネルレンズ39、出射
側偏光板40、液晶パネル41、マイクロレンズ41
a、入射側偏光板42、ディンプルシェイプトレンズ4
3、UV−IRフィルタ44、投射レンズ45、光源ラ
ンプ46などで構成されるが、液晶パネル41は耐熱温
度が60℃前後と低く、入射側偏光板42は耐熱温度が
70℃前後と液晶パネル41よりも上限温度は高いが、
発熱量は液晶パネル41の数倍あるため、共に十分な冷
却が必要である。特に入射側偏光板42は発熱量が大き
いため、入射側偏光板42とディンプルシェイプトレン
ズ43の間にも冷却空気38を送る必要があり、また高
温の光源ランプに近いディンプルシェイプトレンズ43
とUV−IRフィルタ44の間も冷却した方が効率が良
いため光学系内部の冷却用ダクト側壁としてUV−IR
フィルタ44を使用している。入射側偏光板42の発熱
量が少ない場合は、ディンプルシェイプトレンズ43あ
るいは入射側偏光板42を冷却用ダクト側壁として使用
する
【0069】なお後に述べるように、光学系内部の冷却
用ダクト壁として入射側偏光板42あるいは液晶パネル
41を使い、入射側偏光板42の片面あるいは入射側偏
光板42のすべてと液晶パネル41の片面を他の冷却手
段で冷却するという方式もある。またもう片方の冷却用
ダクト壁としては発熱量の非常に小さい出射側偏光板4
0を使えば壁の外からの放熱については自然対流あるい
は放熱用ファン37や光源ランプ冷却用ファン(図示し
ていない)の分岐流で十分まかなうことができる。この
ような光学系内部のダクト壁を用いることにより、液晶
パネル41および入射側偏光板42の温度を規定された
温度以下に低下させることができる。
【0070】図13にこの冷却装置の実験結果を示す。
ペルチェ素子を使用しない空冷タイプの冷却装置による
実験結果は、入射側偏光板の最高温度が25.7℃、入
射側偏光板の平均温度が18.3℃、液晶パネルの最高
温度が15.2℃、液晶パネルの平均温度が10.5℃
であったため、ペルチェ素子への入力を増加させると共
に空冷タイプとの比較において冷却効果があがっていく
ことがわかる。
【0071】図14は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第2実施例を示す構成図である。液
晶パネル41からの冷却空気38の冷却用ダクト35を
吸熱フィン33の空気入口部に接続し、冷却空気38を
循環させる構造にすることにより、フィルター31を取
り除くことができ、液晶パネル41表面に埃を付着させ
ることなく、冷却を行うことができる。この密閉タイプ
の実験結果を図15に示す。この場合も、ペルチェ素子
への入力を増加させると共に、空冷タイプとの比較にお
いて冷却効果があがっていくことがわかる。
【0072】図16は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第3実施例を示す構成図である。ヒ
ートパイプ50の蒸発部50aがペルチェ素子32の高
温端面32bに伝熱結合している。周知のようにヒート
パイプ50の内部には蒸発性の冷媒が封入されており、
高温端面32bから熱を受けた冷媒が蒸発してヒートパ
イプ50の凝縮部50bで凝縮し、放熱フィン36で熱
を放出する。熱抵抗の非常に小さなヒートパイプ50を
使用することにより、放熱フィン36の設置位置の自由
度が増え、放熱に都合の良い場所に放熱フィン36を設
置できることから効率の良い冷却が可能となる。図13
の第2実施例と比較すると、ヒートパイプ50を設置す
ることで放熱フィン36の位置を下げることができ、冷
却装置の高さを低くすることができるため、液晶プロジ
ェクション全体の小型化が可能となる。
【0073】この実施例を図17に示す。放熱フィン3
6の位置が下がることによって、放熱用ファンと光源ラ
ンプ収納部48内部の光源ランプ36の冷却用ファンを
共用化した冷却用ファン49aを用いることも可能であ
り、消費電力および騒音値の低減を図ることができる。
【0074】図18は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第4実施例を示す構成図である。吸
熱フィン33で外気温度以下に冷却された冷却空気38
に対する熱侵入を防ぐため、吸熱フィン33と冷却用フ
ァン34の間の冷却用ダクト35は断熱材51で断熱す
ることが効率の良い冷却につながる。冷却用ファン34
はそれ自体が発熱体であり、液晶パネルの入口付近は光
源ランプからの熱を受けて高温になっているため断熱は
しない方が良い。冷却用ダクト35の厚みを厚くするこ
とや、吸熱フィン33と被冷却物である液晶パネル及び
入射側偏光板の間の冷却用ダクト35の長さを短くする
ことでも同様の効果が得られる。
【0075】なお第2実施例に記載した冷却装置の冷却
用ダクト35の仕様については、冷却空気38の風量が
大きく、液晶パネル41および入射側偏光板42の入口
付近における冷却空気38の温度が冷却用ダクト35の
外部の空気温度と同程度であり、その他の部分で冷却用
ダクト35の外部の空気温度よりも冷却空気38の温度
を高く設定した仕様の製品では、冷却用ダクト35から
回りの空気に対して放熱し易いように冷却用ダクト35
に放熱フィンを付けたり、冷却用ダクト35を薄くした
りすることにより、効率の良い冷却が可能となる。逆に
冷却空気38の風量が小さく、吸熱フィン33と被冷却
物である液晶パネル41および入射側偏光板42の間の
部分で、冷却空気38の温度が冷却用ダクト35回りの
空気温度よりも低くなっている仕様の製品では、この部
分は先に述べたのと同様に断熱したり長さを短くして熱
漏洩を受ける面積を小さくすることで効率の良い冷却が
可能となる。
【0076】図19は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第5実施例を示す構成図である。ま
ず温度センサとして液晶パネル41や入射側偏光板42
の出口の第1温度センサ52によって冷却空気38の温
度を予測し、その値から液晶パネル41や入射側偏光板
42の最高温度を推定する簡易な方法や、温度測定点を
もう1点増やし、吸熱フィン33出口の第2温度センサ
53によって冷却空気38の温度を測定することで精度
良く液晶パネル41や入射側偏光板42の最高温度を推
定する方法がある。また冷却空気38の温度を測定する
以外にも、液晶パネル41及び入射側偏光板42の光の
通らない端部である第3温度センサ54及び第4温度セ
ンサ55によって端部温度を検出することで液晶パネル
41及び入射側偏光板42の最高温度を推定できる。
【0077】図20は第5実施例の温度制御におけるペ
ルチェ素子32、冷却用ファン34、放熱用ファン37
の制御方法を示すフローチャートの1例である。これら
の要素の制御としてはON、OFF以外に、電流値を様
々に変化させることによるきめ細かな制御が可能である
が、実用的には簡単な制御で十分な場合が多い。そこ
で、ここではペルチェ素子32についてはON、OFF
と強冷、中冷、弱冷の3種類、冷却用ファン34につい
ては、ON、OFFと高回転、低回転、2種類、放熱用
ファン37については、ON、OFFのみの制御とし、
使用条件に応じて実験で最適な制御を採用するものとす
る。次に温度スイッチについては、液晶パネル41温度
あるいは入射側偏光板42温度tのどちらかが最高許容
温度aを越えた時点で温度スイッチAが働くものとす
る。また、液晶パネル41温度あるいは入射側偏光板4
2温度tのどちらもがある決められた温度b以下になっ
た場合は過剰冷却であると判断して温度スイッチBが働
くものとする。
【0078】図20のフローチャートは高効率な冷却を
可能とするものである。一般的にペルチェ素子32の消
費電力は冷却用ファン34の消費電力よりも格段に高い
ため、騒音を無視すれば、ペルチェ素子32の消費電力
を抑えて、冷却用ファン34を高回転で作動させた方が
高効率となる。制御の流れであるが、図20に示したと
おり、ペルチェ素子32は強冷、冷却用ファンは高回転
で運転し、温度スイッチBが作動すれば、ペルチェ素子
32の中冷、弱冷、冷却用ファン低回転の順に一段階ず
つ冷却度を下げていく。温度スイッチAが働いた場合
は、これとは逆の順に冷却度を上げていく。冷却度が最
強モードにおいて温度スイッチAが作動した場合は、光
源ランプ46はOFFし、冷却装置も一定時間作動した
後に停止する。冷却度の各段階においてタイムラグを設
けたのは、検知温度が安定するのを待つためである。本
体の電源をONした場合に冷却度が最強モードでスター
トするのは、タイムラグを含む冷却制御の遅れによっ
て、外気温が高温時などに長時間、温度スイッチAが作
動したままの状態になることを避けるためである。
【0079】図21のフローチャートは静音型の冷却を
可能とするものである。図20とは冷却装置ON時に冷
却用ファン34が低回転で作動するという点で異なって
いる。温度スイッチAが作動した場合には、冷却用ファ
ン34が高回転で作動する。温度スイッチBが作動した
場合には、ペルチェ素子32を中冷、弱冷の順に一段階
ずつ冷却度を下げていく。
【0080】図22は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第6実施例を示す構成図である。こ
れは、ペルチェ素子32の消費電力を低減するために、
ペルチェ素子32で冷却すべき光学部品を耐熱温度の低
い液晶パネル41と入射側偏光板42の片面に限定した
実施例である。出射側偏光板40と入射側偏光板42と
を冷却空気の通る送風経路として使用しているため、ペ
ルチェ素子の冷却能力は小さくできる。送風経路が狭く
なるため冷却用ファンは高静圧型のものを使用する必要
がある。実施例では、液晶パネル用冷却ファン34aと
入射側偏光板冷却ファン34bの2つのファンが同軸に
よって1つのモータで駆動される例を示している。なお
ペルチェ素子32は、特に高温端面32bより放出され
る熱量がかなり大きいため、冷却に必要な能力の半分の
ものを2枚使用して放熱フィン36に均等に熱が伝わる
ような位置に配置している。
【0081】図23は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第7実施例を示す構成図である。同
じくペルチェ素子32の消費電力低減のためペルチェ素
子32で冷却すべき工学部品を液晶パネル41の表面に
のみ限定した例である。作動時に焦点は液晶パネル11
表面にあり、マイクロレンズ41aには微小な埃が付着
してもさほどの問題にはならないため、液晶パネル41
のみを密閉構造中でペルチェ素子32によって冷却した
例である。この場合は発熱量は大きいが、耐熱温度の高
い入射側偏光板42からの放熱をすべて外気を取り入れ
た空冷で行うためにペルチェ素子32の消費電力はかな
り低減できる。
【0082】図24は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第8実施例を示す構成図である。こ
れは冷却用ファン34aを隙間の狭い液晶パネル42お
よび入射側偏光板42入口付近から上部の吸熱フィンの
近くに移動した例であり、大きなファンを設置できるこ
とから風量を増大させ、冷却能力を上げることができ
る。入射側偏光板冷却用ファン34bにより入射側偏光
板冷却用ダクト35aを通じて入射側偏光板42の壁外
面を冷却する。
【0083】図25は本発明に係る液晶プロジェクショ
ンの電子冷却装置の第9実施例を示す構成図である。こ
れは同軸ファンを使用するかわりに入射側偏光板を冷却
する送風により、羽根車56を回転させ、冷却用ダクト
35内部の空気も同軸の羽根車56によって循環させよ
うとするものである。なお第2実施例に記載した電子冷
却装置において冷却空気としては、水分と埃を取り除い
た空気を使用するのが最も経済的であるが、請求項7に
記載したように、熱伝導率の良いヘリウムやネオンなど
を使用することにより、より効率の良い冷却が可能とな
る。
【0084】
【発明の効果】以上の記述で明らかなように、本発明の
電子冷却装置は熱電モジュールと放熱器あるいは吸熱器
の間に平板の凸状モジュールベースを用いたことを特徴
とし、それによって冷却性能や熱効率の向上を図りつ
つ、製造が容易になる効果を持つ。
【0085】請求項1、2、3の発明によると、モジュ
ールベースを用いて吸熱器と放熱器間の距離を取ること
ができ熱移動を抑制できるとともに、放熱器との接触面
積を大きくとることが可能であり熱的効率を高く保つこ
とができる。また、締結工程を減少させることができ、
製造性を高めることができる。
【0086】また、請求項4の発明によると、取り付け
部材をモジュールベースと吸熱器あるいは放熱器との間
に介在させ、その部分で締結するから、ねじ等の締結手
段を介して熱移動を起こすことが抑制され、また熱電モ
ジュールを締め付け過ぎや衝撃から保護することができ
る。
【0087】請求項5の発明によると、ペルチェ素子で
外部から取り入れた空気を冷却し、低温の冷却空気を液
晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部に送風すること
により、外気温度が高くなった場合でも液晶パネル及び
偏光板の温度を規定された許容温度以下に冷却すること
ができる。なお空気温度が下がることにより、若干風量
が低下しても冷却が可能なことから騒音値の低減につな
がる。またフィルターを細かくすることができ、埃付着
の恐れが減少する。
【0088】請求項6の発明によると、冷却用ダクト内
部の空気として外気を取り入れる代わりに埃除去用のフ
ィルターを取り除き、液晶パネル及び入射側偏光板出口
の空気を再度吸熱器入口に導き、ペルチェ素子で冷却し
た空気を内部で循環させながら液晶パネル及び偏光板な
どの発熱部に送風することで、外気温度が高くなった場
合でも液晶パネル及び入射側偏光板の温度を規定された
許容温度以下に冷却することができ、かつ、液晶パネル
への埃の付着を防止することができる。
【0089】請求項7の発明によると、ヒートパイプの
蒸発部をペルチェ素子の高温端部に伝熱結合し、凝縮部
を放熱器に伝熱結合することにより、液晶プロジェクシ
ョン本体内部において、放熱器から効率よく放熱できる
場所に放熱器を位置させることができる。また冷却装置
の小型化および放熱用ファンと光源ランプ冷却用ファン
との一体化も図ることが出来る。
【0090】請求項8の発明によると、吸熱器と液晶パ
ネル及び入射側偏光板などの発熱部の間の冷却用ダクト
を断熱材によって断熱することにより、冷却空気に対し
て外部から熱侵入することなく、液晶パネルおよび入射
側偏光板などの発熱部を効率よく冷却することができ
る。
【0091】請求項9の発明によると、液晶パネル及び
偏光板出口の空気温度及び吸熱器出口の空気温度のうち
1点あるいは両点の温度を温度センサで検出し、その温
度検出値をもとに液晶パネル及び入射側偏光板の温度を
予測し、ペルチェ素子に流す電流及び冷却用ファンの回
転数を制御することで、効率よく液晶パネルおよび入射
側偏光板などの発熱部を冷却することができる。
【0092】請求項10の発明によると、液晶パネル及
び入射側偏光板端部の光を通過しない部分の温度を温度
センサで検出し、その温度検出値をもとに液晶パネル及
び入射側偏光板の温度を予測し、ペルチェ素子に流す電
流及び冷却用ファンの回転数を制御することで、効率よ
く液晶パネルおよび入射側偏光板などの発熱部を冷却す
ることができる。
【0093】請求項11の発明によると、密閉型の冷却
装置において、熱伝導率の良いヘリウムあるいはネオン
などのガスを、埃を取り除いた状態で冷却ダクト内部に
封入することで、液晶パネルおよび入射側偏光板などの
発熱部を効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子冷却装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】その電子冷却装置の上面図である。
【図3】取り付け部材を用いたねじ締めつけ部の部分拡
大図である。
【図4】複数の熱電モジュールを用いた電子冷却装置の
実施例の断面図である。
【図5】モジュールベースの平面部に熱電モジュールを
取り付けた電子冷却装置の実施例の断面図である。
【図6】取り付け部材をナットとした電子冷却装置の実
施例の断面図である。
【図7】モジュールベースの曲げを大きくした電子冷却
装置の実施例の断面図である。
【図8】モジュールベースの凸部を折り曲げて放熱フィ
ンに接触させた電子冷却装置の実施例の上面図である。
【図9】液晶表示装置の冷却に用いた電子冷却装置の実
施例の断面図である。
【図10】断面Z状のモジュールベースを用いた電子冷
却装置の実施例である。
【図11】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第1実施例を示す構成図である。
【図12】液晶パネル及び入射側偏光板などの発熱部を
含む光学部品の構成図である。
【図13】この電子冷却装置の入射側偏光板及び液晶パ
ネルの温度上昇を示すグラフである。
【図14】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第2実施例を示す構成図である。
【図15】この電子冷却装置の入射側偏光板及び液晶パ
ネルの温度上昇を示すグラフである。
【図16】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第3実施例を示す構成図である。
【図17】ヒートパイプを使用して小型化した実施例を
示す構成図である。
【図18】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第4実施例を示す構成図である。
【図19】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第5実施例を示す構成図である。
【図20】第5実施例の制御方法を示すフローチャート
である。
【図21】第5実施例の他の制御方法を示すフローチャ
ートである。
【図22】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第6実施例を示す構成図である。
【図23】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第7実施例を示す構成図である。
【図24】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第8実施例を示す構成図である。
【図25】本発明に係る液晶プロジェクションの電子冷
却装置の第9実施例を示す構成図である。
【図26】ねじとナットで締め付けた従来の電子冷却装
置の断面図である。
【図27】ねじで締め付けた従来の電子冷却装置の断面
図である。
【図28】スペーサを用いたねじとナットで締め付けた
従来の電子冷却装置の断面図である。
【図29】衝撃吸収部材を用いたねじとナットで締め付
けた従来の電子冷却装置の断面図である。
【図30】複数の熱電モジュールを用いた従来の電子冷
却装置の断面図である。
【図31】ブロックを用いた従来の電子冷却装置の断面
図である。
【図32】ブロックをねじで締め付けた従来の電子冷却
装置の断面図である。
【図33】ブロックを挟圧具で締め付けた従来の電子冷
却装置の断面図である。
【符号の説明】
1 熱電モジュール 2 吸熱フィン 3 放熱フィン 15 モジュールベース 16 取り付け部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルチェ効果により冷却する電子冷却装
    置において、 ペルチェ素子からなる熱電モジュールと、 該熱電モジュールの低温端部に伝熱結合させる吸熱器
    と、 前記熱電モジュールの高温端部に伝熱結合させる放熱器
    と、 熱伝導性の高い素材の凸状モジュールベースと、を有
    し、 前記モジュールベースの凸部に熱電モジュールの低温端
    部または高温端部を接触させ、前記低温端部を接触させ
    た場合は前記モジュールベースの平面部に吸熱器を接触
    させ、前記高温端部を接触させた場合は前記モジュール
    ベースの平面部に放熱器を接触させたことを特徴とする
    電子冷却装置。
  2. 【請求項2】 ペルチェ効果により冷却する電子冷却装
    置において、 ペルチェ素子からなる熱電モジュールと、 該熱電モジュールの低温端部に伝熱結合させる吸熱器
    と、 前記熱電モジュールの高温端部に伝熱結合させる放熱器
    と、 熱伝導性の高い素材の凸状モジュールベースと、を有
    し、 前記モジュールベースの平面部に熱電モジュールの低温
    端部または高温端部を接触させ、前記低温端部を接触さ
    せた場合は前記モジュールベースの凸部に吸熱器を接触
    させ、前記高温端部を接触させた場合は前記モジュール
    ベースの凸部に放熱器を接触させたことを特徴とする電
    子冷却装置。
  3. 【請求項3】 ペルチェ効果により冷却する電子冷却装
    置において、 ペルチェ素子からなる熱電モジュールと、 該熱電モジュールの低温端部に伝熱結合させる吸熱器
    と、 前記熱電モジュールの高温端部に伝熱結合させる放熱器
    と、 熱伝導性の高い素材の断面Z状モジュールベースと、を
    有し、 前記モジュールベースの一方の平面部に熱電モジュール
    の低温端部または高温端部を接触させ、前記低温端部を
    接触させた場合は前記モジュールベースの他方の平面部
    に吸熱器を接触させ、前記高温端部を接触させた場合は
    前記モジュールベースの他方の平面部に放熱器を接触さ
    せたことを特徴とする電子冷却装置。
  4. 【請求項4】 熱電モジュールを挟むように、吸熱器ま
    たは放熱器とモジュールベースを配置し、吸熱器または
    放熱器とモジュールベースとを締結手段によって締結す
    る場合に、 熱伝導性が低く、堅く、もろいまたは弾力性のある素材
    の取り付け部材を吸熱器または放熱器とモジュールベー
    スとの間に介在させて、締結手段とモジュールベースが
    接触しないようにしたことを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の電子冷却装置。
  5. 【請求項5】 液晶プロジェクションの光学部品の発熱
    部をペルチェ効果により冷却する電子冷却装置におい
    て、 ペルチェ素子と、該ペルチェ素子の直流電源と、ペルチ
    ェ素子の高温端部に伝熱結合された放熱器と、該放熱器
    に送風を行う放熱用ファンと、外気取入口に配した埃除
    去用フィルターと、光学系内にある側壁が光学系部品で
    構成された冷却用ダクトと、冷却用ダクト内にあってペ
    ルチェ素子の低温端部に伝熱結合された吸熱器と、該吸
    熱器に送風を行う冷却用ファンとを有し、 前記ペルチェ素子に電流を流した状態で、冷却用ファン
    によって取り入れ吸熱器によって冷却された外気を、冷
    却用ダクトを通じて前記冷却用ダクト内壁間にある液晶
    パネル及び入射側偏光板などの発熱部に送って冷却し、
    ペルチェ素子からの放熱は放熱用ファンによって取り入
    れられた外気に対して放熱器より放出することを特徴と
    する電子冷却装置。
  6. 【請求項6】 液晶プロジェクションの光学部品の発熱
    部をペルチェ効果により冷却する電子冷却装置におい
    て、 ペルチェ効果を有するペルチェ素子と、該ペルチェ素子
    の直流電源と、ペルチェ素子の高温端部に伝熱結合され
    た放熱器と、該放熱器に送風を行う放熱用ファンと、光
    学系内にある側壁が光学系部品で構成された冷却用ダク
    トと、冷却用ダクト内にあってペルチェ素子の低温端部
    に伝熱結合された吸熱器と、該吸熱器に送風を行う冷却
    用ファンとを有し、 前記ペルチェ素子に電流を流した状態で、吸熱器によっ
    て冷却された空気を冷却用ファンによって冷却ダクト内
    で循環させ、液晶パネル及び入射側偏光板を通過して熱
    せられた空気を再度吸熱器入口に導き冷却し、ペルチェ
    素子からの放熱は放熱用ファンによって取り入れられた
    外気に対して放熱器より放出することを特徴とする電子
    冷却装置。
  7. 【請求項7】 ヒートパイプの蒸発部をペルチェ素子の
    高温端部に伝熱結合し、前記ヒートパイプの凝縮部を放
    熱器に伝熱結合したことを特徴とする請求項5又は6記
    載の電子冷却装置。
  8. 【請求項8】 吸熱器と発熱部の間をダクト断熱材によ
    って断熱したことを特徴とする請求項5記載の電子冷却
    装置。
  9. 【請求項9】 発熱部である液晶パネルと入射側偏光板
    の空気出口の空気温度及び吸熱器の空気出口の空気温度
    のうち1点あるいは両点の温度を温度センサで検出し、
    その温度検出値をもとに液晶パネル及び入射側偏光板の
    温度を予測し、ペルチェ素子に流す電流及び冷却用ファ
    ンの回転数を制御することを特徴とする請求項5又は6
    記載の電子冷却装置。
  10. 【請求項10】 発熱部である液晶パネル及び入射側偏
    光板で光を透過しない部分の温度を温度センサで検出
    し、その温度検出値をもとに液晶パネル及び偏光板の温
    度を予測し、ペルチェ素子に流す電流及び冷却用ファン
    の回転数を制御することを特徴とする請求項5又は6記
    載の電子冷却装置。
  11. 【請求項11】 冷却空気を熱伝導率の良いヘリウムあ
    るいはネオンなどのガスを埃を取り除いた状態で冷却ダ
    クト内に封入することを特徴とする請求項5記載の電子
    冷却装置。
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