JPH08178385A - 熱交換換気システム - Google Patents

熱交換換気システム

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JPH08178385A
JPH08178385A JP6328523A JP32852394A JPH08178385A JP H08178385 A JPH08178385 A JP H08178385A JP 6328523 A JP6328523 A JP 6328523A JP 32852394 A JP32852394 A JP 32852394A JP H08178385 A JPH08178385 A JP H08178385A
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JP
Japan
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heat exchange
fan
air
exhaust
odor
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JP6328523A
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English (en)
Inventor
Seisuke Yamazaki
誠亮 山崎
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同一の室内を主生活空間と臭気発生空間とに区
画し、主生活空間に熱交換換気装置を配置すると共に、
臭気発生空間に換気扇を配置し、換気扇の運転に連動し
て熱交換換気装置が過給モード運転を行う熱交換換気シ
ステムにおいて、過給モード運転される際に、臭気発生
空間で発生した臭気を臭気発生空間から局所的に屋外に
排出させること。 【構成】換気扇の運転に連動して熱交換換気装置が過給
モード運転を行うときに、排気ファンを停止させるよう
にした。 【効果】主生活空間における空気の流れは、主生活空間
から臭気発生空間に向かう流れのみの1系統となる結
果、臭気発生空間で発生した臭気を臭気発生空間から局
所的に排気することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同一の室内を主生活空
間と臭気発生空間とに区画し、主生活空間に熱交換換気
装置を配置すると共に、臭気発生空間に換気扇を配置
し、換気扇の運転に連動して熱交換換気装置が過給モー
ド運転を行う熱交換換気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すように、同一の室
内を、オフィス等の主生活空間Xと、厨房やトイレ等の
臭気発生空間Yとに区画し、主生活空間Xに熱交換換気
装置1を配置すると共に、臭気発生空間Yに換気扇2を
配置した熱交換換気システムが知られている。熱交換換
気装置1は、熱交換器11により、給気ファン12によ
って屋外から吹出口13を介して室内に導入される給気
と、排気ファン14によって室内から吸込口15を介し
て屋外へ排出される排気との間で熱交換を行わせ、温度
差を低減した給気を室内に導くようにしている。一方、
換気扇2は、臭気発生空間Yで発生した臭気を屋外に排
出させる。
【0003】上記熱交換換気システムにおいては、室内
側に気圧変動を阻止するため、熱交換換気装置1の給・
排気ファン12,14の給・排気風量を同一に設定して
いる。そのため、換気扇2により臭気発生空間Yで発生
した臭気を屋外に排出する際に、熱交換換気装置1が運
転されたり、あるいは熱交換換気装置1の運転中に、換
気扇2により臭気発生空間Yで発生した臭気を屋外に排
出しようとすると、臭気発生空間Yで発生した臭気が主
生活空間X内に拡散して、居住者に不快感を与える問題
があった。
【0004】上記の問題点に対処するため、本願出願人
により、熱交換換気装置の給気ファンおよび排気ファン
の少なくとも一方を可変容量形ファンとし、換気扇の運
転に連動して、熱交換換気装置が、給気ファンの給気風
量を排気ファンの排気風量よりも相対的に多くする過給
モード運転を行うように構成し、主生活空間側を臭気発
生空間に対して正圧状態にして、臭気発生空間で発生し
た臭気が主生活空間側に拡散するのを防止する熱交換換
気システムが既に提案されている(特開平3−2113
40号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、熱交換換気
システムにおいては、臭気発生空間で発生した臭気は、
換気扇により臭気発生空間から局所的に屋外に排出させ
ることが好ましい。しかしながら、上記公開公報で開示
された熱交換換気システムでは、換気扇の運転に連動し
て熱交換換気装置が過給モード運転される際に、図6に
白抜き矢印で示すように、主生活空間Xにおける空気の
流れが、吹出口13から臭気発生空間Yに向かう流れA
と、吹出口13から吸込口15に向かう流れBとの2系
統となる。その結果、吹出口13から吸込口15に向か
う空気流Bの影響を受けて、臭気発生空間Yで発生した
臭気が主生活空間X内に流入して屋外に排出されてしま
い、臭気を臭気発生空間Yから局所的に排気できないと
いった問題がある。
【0006】本発明は、上記技術的課題に鑑みなされた
もので、換気扇の運転に連動して熱交換換気装置が過給
モード運転される際に、臭気発生空間で発生した臭気を
臭気発生空間から局所的に屋外に排出させることができ
る熱交換換気システムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1記載の発明に係る課題解決手段は、同一の
室内を主生活空間と臭気発生空間とに互いの間の空気流
通を許容した状態で区画し、主生活空間に、屋外からの
外気を給気として室内に導入する給気ファン、室内空気
を排気として屋外に排出させる排気ファン、および給気
と排気との間で熱交換を行わせる熱交換器を備えた熱交
換換気装置を配置すると共に、臭気発生空間に、当該臭
気発生空間内で発生した臭気を屋外に排出させる換気扇
を配置し、換気扇の運転に連動して、熱交換換気装置
が、給気ファンの給気風量を排気ファンの排気風量より
も相対的に多くする過給モード運転を行う熱交換換気シ
ステムであって、上記過給モード運転を行うときに、排
気ファンを停止させる過給モード運転制御手段を含むも
のである。
【0008】請求項2記載の発明に係る課題解決手段
は、同一の室内を主生活空間と臭気発生空間とに互いの
間で空気流通を許容した状態で区画し、主生活空間に、
屋外からの外気を給気として室内に導入する給気ファ
ン、室内空気を排気として屋外に排出させる排気ファ
ン、および給気と排気との間で熱交換を行わせる熱交換
器を備えた熱交換換気装置を配置すると共に、臭気発生
空間に、当該臭気発生空間内で発生した臭気を屋外に排
出させる換気扇を配置し、換気扇の運転に連動して、熱
交換換気装置が、給気ファンの給気風量を排気ファンの
排気風量よりも相対的に多くする過給モード運転を行う
熱交換換気システムであって、上記過給モード運転を行
うときに、所定の熱交換効率を確保すべく、排気ファン
を所定の低風量で運転させる過給モード運転制御手段を
含むものである。
【0009】
【作用】上記請求項1記載の発明に係る課題解決手段で
は、換気扇の運転に連動して熱交換換気装置が過給モー
ド運転を行うときに、過給モード運転制御手段が、給気
風量を排気風量よりも相対的に多くするべく、排気ファ
ンを停止させるので、主生活空間における空気の流れ
は、主生活空間から臭気発生空間に向かう流れのみの1
系統となる。その結果、臭気発生空間で発生した臭気を
臭気発生空間から局所的に排気することができる。
【0010】請求項2記載の発明に係る課題解決手段で
は、換気扇の運転に連動して熱交換換気装置が過給モー
ド運転を行うときに、過給モード運転制御手段が、給気
風量を排気風量よりも相対的に多くすると共に所定の熱
交換効率を確保すべく、排気ファンを所定の低風量量で
運転させるので、熱交換換気装置の過給モード運転によ
る臭気発生空間から主生活空間への臭気の拡散を防止し
つつ、所定の熱交換効率を確保することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき詳
細に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る熱交換
換気システムの全体構成を示す概略図である。図1を参
照して、本実施例の熱交換換気システムは、同一の室内
を、オフィス等の主生活空間X1と、厨房やトイレ等の
臭気発生空間Y1とに区画し、主生活空間X1に熱交換
換気装置10を配置すると共に、臭気発生空間Y1に換
気扇20を配置し、換気扇20の運転に連動して熱交換
換気装置10が過給モード運転を行うものである。な
お、主生活空間X1と臭気発生空間Y1とは、互いの間
で空気流通を許容した状態にある。
【0012】熱交換換気装置10は、給気ファン10
1、排気ファン102および熱交換器103を備えてお
り、熱交換器103により、給気ファン101によって
屋外からダクト104および吹出口105を介して室内
に導入される給気と、排気ファン102によって室内か
ら吸込口106およびダクト107を介して屋外へ排出
される排気との間で熱交換を行わせ、温度差を低減した
給気を室内に導入する。
【0013】換気扇20は、臭気発生空間Y1で発生し
た臭気を屋外に排出させる。図2は熱交換換気システム
の電気的構成を示すブロック図である。図2を参照し
て、熱交換換気装置10には、制御中枢を司るマイクロ
コンピュータ等を含む制御回路110と、給気ファン1
01の駆動源であるファンモータ111を駆動させるた
めの給気ファン駆動回路112と、排気ファン102の
駆動源であるファンモータ113を駆動させるための排
気ファン駆動回路114と、伝送回路115とが備えら
れている。制御回路110には、熱交換換気装置10を
運転操作するためのリモートコントロールユニット11
6(以下、単に「リモコン116」と称する。)が接続
されている。このリモコン116には、熱交換換気装置
10を運転または停止させるための運転/停止キーを含
む各種のキーが備えられている。
【0014】換気扇20には、制御中枢を司るマイクロ
コンピュータ等を含む制御回路210と、換気扇20の
駆動源であるモータ211を駆動させるための換気扇駆
動回路212と、伝送回路213とが備えられている。
制御回路210には、換気扇20を運転操作するための
リモートコントロールユニット214(以下、単に「リ
モコン214」と称する。)が接続されている。このリ
モコン214には、換気扇20を運転または停止させる
ための運転/停止キーが備えられている。
【0015】また、熱交換換気装置10の伝送回路11
5と、換気扇20の伝送回路213とは、モニタ回線M
Lを介して接続されている。換気扇20のリモコン21
4が運転操作されると、換気扇20の制御回路210
は、換気扇駆動回路212に制御信号を与え、モータ2
11を駆動させて換気扇20を運転させると共に、伝送
回路213に換気扇運転信号を与える。そうすると、換
気扇20の伝送回路213は、換気扇運転信号をモニタ
回線MLを介して熱交換換気装置10の伝送回路115
に伝送する。この伝送回路115は、換気扇20の伝送
回路213から伝送されてきた換気扇運転信号を制御回
路110に与える。これにより、熱交換換気装置10の
制御回路110は、換気扇20が運転されたと判断し、
これに対応すべく、給気ファン駆動回路112および排
気ファン駆動回路114に制御信号を与え、給気ファン
101の給気風量が排気ファン102の排気風量よりも
相対的に多なるように、ファンモータ111,113の
駆動を制御する。その結果、熱交換換気装置10は、換
気扇20の運転に連動して過給モード運転を行う。
【0016】図3は熱交換換気システムにおける熱交換
換気装置および換気扇の動作タイミングを示すタイミン
グチャートである。図3を参照して、図3に示すの態
様は、熱交換換気装置10が単独運転される場合を想定
している。すなわち、熱交換換気装置10のリモコン1
16が運転操作されると、これに応答して、熱交換換気
装置10の制御回路110が給気ファン駆動回路112
および排気ファン駆動回路114に制御信号を与え、給
気ファン101および排気ファン102が共に駆動され
る。その結果、熱交換換気装置10は、単独運転を開始
する。
【0017】そして、熱交換換気装置10のリモコン1
16が停止操作されると、これに応答して、熱交換換気
装置10の制御回路110が給気ファン駆動回路112
および排気ファン駆動回路114に制御信号を与え、給
気ファン101および排気ファン102が共に停止され
る。その結果、熱交換換気装置10は、単独運転を終了
する。
【0018】図3に示すの態様は、熱交換換気装置1
0の停止中に、換気扇20が運転される場合を想定して
いる。すなわち、換気扇20のリモコン214が運転操
作されると、これに応答して、換気扇20の制御回路2
10が換気扇駆動回路212に制御信号を与え、換気扇
20が運転される。このとき、換気扇20の伝送回路2
13から換気扇運転信号がモニタ回線MLを介して熱交
換換気装置10の伝送回路115に伝送される。そうす
ると、熱交換換気装置10の制御回路110は、これに
基づき、換気扇20が運転されたと判断し、これに対応
すべく、給気ファン駆動回路112および排気ファン駆
動回路114に制御信号を与え、排気ファン102を停
止させまま、給気ファン101のみを駆動させる。その
結果、熱交換換気装置10は、換気扇20の運転に連動
して、排気ファン102を停止させた状態での過給モー
ド運転を開始する。
【0019】そして、換気扇20のリモコン214が停
止操作されると、これに応答して、換気扇20の制御回
路210が換気扇駆動回路212に制御信号を与え、換
気扇20が停止される。このとき、換気扇20の伝送回
路213から換気扇停止信号がモニタ回線MLを介して
熱交換換気装置10の伝送回路115に伝送される。そ
うすると、熱交換換気装置10の制御回路110は、こ
れに基づき、換気扇20が停止されたと判断し、これに
対応すべく、給気ファン駆動回路112に制御信号を与
え、給気ファン101を停止させる。その結果、熱交換
換気装置10は、換気扇20の停止に伴って、上記過給
モード運転を終了する。
【0020】図3に示すの態様は、熱交換換気装置1
0の運転中に、換気扇20が運転される場合を想定して
いる。すなわち、熱交換換気装置10のリモコン116
が運転操作されるに伴って、熱交換換気装置10が、給
気ファン101および排気ファン102を共に駆動させ
て単独運転を行っている間に、換気扇20のリモコン2
14が運転操作されると、換気扇20の伝送回路213
から換気扇運転信号がモニタ回線MLを介して熱交換換
気装置10の伝送回路115に伝送される。そうする
と、熱交換換気装置10の制御回路110は、これに基
づき、換気扇20が運転されたと判断し、これに対応す
べく、排気ファン駆動回路114に制御信号を与え、排
気ファン102を停止させる。その結果、熱交換換気装
置10は、換気扇20の運転に連動して、排気ファン1
02を停止させた状態での過給モード運転に切り換えら
れる。
【0021】そして、換気扇20のリモコン214が停
止操作されると、換気扇20の伝送回路213から換気
扇停止信号がモニタ回線MLを介して熱交換換気装置1
0の伝送回路115に伝送される。そうすると、熱交換
換気装置10の制御回路110は、換気扇20が停止さ
れたと判断し、これに対応すべく、排気ファン駆動回路
114に制御信号を与え、排気ファン102を駆動させ
る。その結果、熱交換換気装置10は、換気扇20の停
止に伴って上記過給モード運転を終了し、給気ファン1
01および排気ファン102を共に駆動させた単独運転
に戻る。
【0022】このように、本実施例の熱交換換気システ
ムでは、換気扇20の運転に連動して熱交換換気装置1
0が過給モード運転を行うときに、給気風量を排気風量
よりも相対的に多くするべく、排気ファン102を停止
させるので、図1に白抜き矢印で示すように、主生活空
間X1における空気の流れは、吹出口105から臭気発
生空間Y1に向かう流れのみの1系統となる。その結
果、臭気発生空間Y1で発生した臭気を臭気発生空間Y
1から局所的に排気することができる。
【0023】図4は本発明の第2実施例に係る熱交換換
気システムにおける熱交換換気装置および換気扇の動作
タイミングを示すタイミングチャートである。本実施例
の熱交換換気システムの特徴は、換気扇20の運転に連
動して熱交換換気装置10が過給モード運転を行うとき
に、所定の熱交換効率を確保すべく、排気ファン102
を所定の低風量で運転させる点にある。なお、その他の
構成は、上記第1実施例とほぼ同様である。
【0024】具体的には、図4を参照して、図4に示す
の態様は、熱交換換気装置10が単独運転される場合
を想定しており、その詳細な動作タイミングについて
は、図3に示すの態様にて説明した動作タイミングと
同一であるので、説明を省略する。図4に示すの態様
は、熱交換換気装置10の停止中に、換気扇20が運転
される場合を想定している。すなわち、換気扇20のリ
モコン214が運転操作され、換気扇20が運転される
と、熱交換換気装置10側では、換気扇20が運転され
たと判断し、これに対応すべく、給気ファン101を定
格で運転させると共に、排気ファン102を例えば定格
の25%で運転させる。すなわち、熱交換換気装置10
は、換気扇20の運転に連動して、排気ファン102を
所定の低風量で運転させた状態での過給モード運転を開
始することになる。
【0025】なお、排気ファン102の風量としては、
排気の2系統化を極力防止しつつ、できるだけ高い熱交
換効率を達成できるように、定格の25〜50%に設定
するのが好ましい。図5を参照して、定格風量の25%
に設定すれば、定格風量のときの温度交換効率70%に
対して約1/3強の25%の温度交換効率を確保でき
る。
【0026】そして、換気扇20のリモコン214が停
止操作され、換気扇20が停止されると、熱交換換気装
置10側では、換気扇20が停止されたと判断し、これ
に対応すべく、給気ファン101および排気ファン10
2を停止させる。その結果、熱交換換気装置10は、換
気扇20の停止に伴って、上記過給モード運転を終了す
る。
【0027】図4に示すの態様は、熱交換換気装置1
0の運転中に、換気扇20が運転される場合を想定して
いる。すなわち、熱交換換気装置10のリモコン116
が運転操作がなされるに伴って、熱交換換気装置10
が、給気ファン101および排気ファン102を共に駆
動させて単独運転を行っている間に、換気扇20のリモ
コン214が運転操作されて、換気扇20が運転される
と、熱交換換気装置10側では、換気扇20が運転され
たと判断し、これに対応すべく、排気ファン102を例
えば定格の25%で運転させる。その結果、熱交換換気
装置10は、換気扇20の運転に連動して、排気ファン
102を所定の低風量で運転させた状態での過給モード
運転に切り換えられる。
【0028】そして、換気扇20のリモコン214が停
止操作されると、熱交換換気装置10側では、換気扇2
0が停止されたと判断し、これに対応すべく、排気ファ
ン102を定格で運転させる。その結果、熱交換換気装
置10は、換気扇20の停止に伴って上記過給モード運
転を終了し、給気ファン101および排気ファン102
を共に駆動させた単独運転に戻る。
【0029】このように、本実施例の熱交換換気システ
ムでは、換気扇20の運転に連動して熱交換換気装置1
0が過給モード運転を行うときに、排気ファン102を
所定の低風量(例えば、定格の25%)で運転させるの
で、熱交換換気装置10の過給モード運転による臭気発
生空間Y1から主生活空間X1への臭気の拡散を防止し
つつ、所定(例えば、25%)の熱交換効率を確保する
ことができる。
【0030】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、例えば、上記第1実施例で開示した、排
気ファンを停止させた状態での過給モード運転と、上記
第2実施例で開示した、排気ファンを所定の低風量で運
転させた状態での過給モード運転とのいずれか一方を、
システム構築時に、使用者のニーズに合わせて熱交換換
気装置側のリモコンで選択できるようにしてもよい。
【0031】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更および修正を加え得ることは勿論であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
記載の発明によると、主生活空間における空気の流れ
は、主生活空間から臭気発生空間に向かう流れのみの1
系統となる結果、臭気発生空間で発生した臭気を臭気発
生空間から局所的に排気することができる。
【0033】請求項2記載の発明によると、熱交換換気
装置の過給モード運転による臭気発生空間から主生活空
間への臭気の拡散を防止しつつ、所定の熱交換効率を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る熱交換換気システム
の全体構成を示す概略図である。
【図2】熱交換換気システムの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】熱交換換気システムにおける熱交換換気装置お
よび換気扇の動作タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図4】本発明の第2実施例に係る熱交換換気システム
における熱交換換気装置および換気扇の動作タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図5】排気風量と温度交換効率との関係を示す図であ
る。
【図6】従来の熱交換換気システムの全体構成を示す概
略図である。
【符号の説明】
X1 主生活空間 Y1 臭気発生空間 10 熱交換換気装置 101 給気ファン 102 排気ファン 103 熱交換器 20 換気扇

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の室内を主生活空間(X1)と臭気発生空
    間(Y1)とに互いの間の空気流通を許容した状態で区画
    し、 主生活空間(X1)に、屋外からの外気を給気として室内に
    導入する給気ファン(101) 、室内空気を排気として屋外
    に排出させる排気ファン(102) 、および給気と排気との
    間で熱交換を行わせる熱交換器(103) を備えた熱交換換
    気装置(10)を配置すると共に、 臭気発生空間(Y1)に、当該臭気発生空間内で発生した臭
    気を屋外に排出させる換気扇(20)を配置し、 換気扇(20)の運転に連動して、熱交換換気装置(10)が、
    給気ファン(101) の給気風量を排気ファン(102) の排気
    風量よりも相対的に多くする過給モード運転を行う熱交
    換換気システムであって、 上記過給モード運転を行うときに、排気ファン(102) を
    停止させる過給モード運転制御手段を含むことを特徴と
    する熱交換換気システム。
  2. 【請求項2】同一の室内を主生活空間(X1)と臭気発生空
    間(Y1)とに互いの間で空気流通を許容した状態で区画
    し、 主生活空間(X1)に、屋外からの外気を給気として室内に
    導入する給気ファン(101) 、室内空気を排気として屋外
    に排出させる排気ファン(102) 、および給気と排気との
    間で熱交換を行わせる熱交換器(103) を備えた熱交換換
    気装置(10)を配置すると共に、 臭気発生空間(Y1)に、当該臭気発生空間(Y1)内で発生し
    た臭気を屋外に排出させる換気扇(20)を配置し、 換気扇(20)の運転に連動して、熱交換換気装置(10)が、
    給気ファン(101) の給気風量を排気ファン(102) の排気
    風量よりも相対的に多くする過給モード運転を行う熱交
    換換気システムであって、 上記過給モード運転を行うときに、所定の熱交換効率を
    確保すべく、排気ファン(102) を所定の低風量で運転さ
    せる過給モード運転制御手段を含むことを特徴とする熱
    交換換気システム。
JP6328523A 1994-12-28 1994-12-28 熱交換換気システム Pending JPH08178385A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11118223A (ja) * 1997-10-17 1999-04-30 Toyota Motor Corp 熱交換式換気扇及び換気方法
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JP2014005969A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP2018173241A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 換気器の制御方法および換気システム
CN109028332A (zh) * 2018-07-05 2018-12-18 杨平 一种基于热交换器的空气过滤装置
JP2021011978A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 株式会社竹中工務店 換気システム

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