JPH0817629B2 - コンバインの走行安全装置 - Google Patents

コンバインの走行安全装置

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JPH0817629B2
JPH0817629B2 JP63256534A JP25653488A JPH0817629B2 JP H0817629 B2 JPH0817629 B2 JP H0817629B2 JP 63256534 A JP63256534 A JP 63256534A JP 25653488 A JP25653488 A JP 25653488A JP H0817629 B2 JPH0817629 B2 JP H0817629B2
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grain
grains
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尋正 菊沢
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Iseki and Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンバインの走行安全装置に関するもの
で、穀粒タンク内に穀粒を収容して車体を走行する際に
利用できる。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
収穫穀粒を収容する穀粒タンクを有するコンバインに
おいて、穀粒タンク内に穀粒が収容されると、機体の重
心位置が高くなり、また、この穀粒タンクが車体の一側
に設けられる形態にあっては、車体の左右の荷重分布が
一側に片寄るから、左右の走行装置の受ける分担荷重が
異なってくる。
コンバインの作業において、刈取収穫された穀粒が穀
粒タンク内に適量が収容されると、農道等に待機させて
いる運搬車へ穀粒を移し替えるのが通常である。その際
に、穀粒タンクに穀粒が適量収容された位置と、前記運
搬車との距離が大きく離れているときには、作業能率を
向上するために、走行装置の副変速装置を高速側に切り
替えて、低速域の作業走行速度から高速域の路上走行速
度でコンバインを走行させる場合がある。圃場には硬軟
の別があり、また、穀粒タンク内の穀粒によって車体の
重心位置が高くなり、更に、左右の走行装置の受ける分
担荷重が大きく異なっている関係から、高速域の路上走
行速度で走行すると、回向時に車体が傾斜して危険を伴
うことがある。
前記のような危険を回避する従来技術として、次のよ
うな技術が公開されている。即ち、実開昭55−56557号
公報の発明は、回収容器内に穀粒が満杯になったことを
センサが検出すると、検出直後に直ちに警報したり、あ
るいは、脱穀装置を自動的に停止させて作業の安全を図
るコンバインであり、また、実開昭59−156829号公報の
発明は、車速制御機構の作動状態が最高速度位置に操作
されたことを検出して、報知機構を作動して作業の安全
を図るコンバインである。これらの従来技術は、穀粒タ
ンクに穀粒が満杯になったことを検出すると、オペレー
タに警報したり、脱穀装置や機体の走行を停止するもの
である。
これに対して、この発明は、穀粒タンク内の穀粒が約
半分程度の適量以上収容されているときには、圃場内で
の車体の高速域での走行をしようとすると、ブザー等を
作動してオペレータに警告し、また、穀粒が満杯になる
と直ちに警報して、安全走行を行うようにしようとする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、走行装置3を高速側あるいは低速側に切
り替える副変速装置と、収穫穀粒を収容する穀粒タンク
1と、前記穀粒タンク1内に約半分程度の穀粒量が収容
されたことを検出するロワーセンサ2Aと、前記ロワーセ
ンサ2Aの穀粒検出に関連して作動する穀粒適量収容報知
手段と、前記穀粒タンク1内の穀粒満杯を検出できる満
杯センサ2Bと、前記ロワーセンサ2Aの穀粒検出及び前記
副変速装置の高速側への切替検出に関連して作動する第
1の報知装置と、前記満杯センサ2Bの穀粒検出のみの関
連して作動する第2の警報装置と、からなるコンバイン
の走行安全装置の構成とする。
〔発明の作用および効果〕
収穫作業中は、コンバインの副変速装置を低速側に操
作して、走行装置3を作業速度で走行させながら、刈取
脱穀作業が行われる。
穀粒タンク1内へ収容される穀粒が約半分程度の適量
になったことをロワーセンサ2Aが検出すると、穀粒適量
報知手段が作動し、オペレータに穀粒収容量が適量にな
ったことを知らせる。すると、オペレータはコンバイン
での収穫作業を停止し、農道等に待機させている運搬車
のところへコンバインを走行し、穀粒タンク1の穀粒を
運搬車に移し替え作業を行う。また、穀粒タンク1内の
穀粒が満杯になったことを、満杯センサ2Bが検出する
と、直ちに第2の警報装置が作動し、オペレータに穀粒
の満杯状態を知らせる。
前記のロワーセンサ2Aで穀粒タンク1内へ収容される
穀粒が約半分程度の適量になったことを検出したときに
は、コンバインを運搬車のところへ移動する際に、副変
速装置を高速側へ操作すると、第1の警報装置が作動
し、オペレータに高速走行であることを警報する。しか
して、オペレータが副変速装置を低速域に変更操作する
ことにより、圃場内を安全速度で走行することができ
る。
〔実施例〕
以下図面に基づきこの発明の実施例を検出する。
コンバインの車台5上には、脱穀装置6を搭載し、車
台5の前側部には、刈取装置7を設けている。穀粒タン
ク1は脱穀装置6の横側方に設けられており、この穀粒
タンク1の前側で前記車台5の一側部に操縦席8を設け
ている。
操縦席8の横側方の操縦台9には、走行レバー10を設
けている。原動機側から前記左右の走行装置3へは、無
段変速装置(図示省略)を介して前進あるいは後進の無
段変動力が伝達される構成であり、前記走行レバー10は
無段変速装置を変速操作するものである。また、前記走
行装置3への伝導経路には副変速装置((図示省略))
が設けられていて、これを高速側あるいは低速側に副変
速する副変速レバー11が設けられている。
前記副変速レバー11を低速側へ副変速操作して、走行
レバー10を前進側あるいは後進側へ変速操作すると、左
右の走行装置3は低速域の作業速度で、前進側あるいは
後進側に無段変速される。また、副変速レバー11を高速
側へ副変速操作すると、左右の走行装置3は高速域の路
上走行速度で前進側あるいは後進側に無段変速される関
係に構成されている。前記副変速レバー11を高速側へ副
変速操作すると、この操作に関連してONする副変速スイ
ッチ12を設けている。
穀粒タンク1は、脱穀装置6で脱穀処理されて揚穀さ
れた穀粒が収容される構成で、この収容された穀粒を揚
穀して機外へ排出する、上下及び水平方向に回動自在の
排出オーガ13を設けている。
穀粒タンク1には、穀粒の収容状態を検出する穀粒セ
ンサ2を設けている。この穀粒センサ2は、穀粒タンク
1内の穀粒が満杯になったことを検出する満杯センサ2B
と、これより下方に位置していて穀粒タンク1内に穀粒
が約半分程度の適量が収容されたことを検出するロワー
センサ2Aとにより、構成されている。
これらの満杯センサ2B及びロワーセンサ2Aは、収容さ
れる穀粒の押圧力によりスイッチがONとなる構成であ
る。
第2図は、電気回路を示すもので、前記ロワーセンサ
2Aと副変速スイッチ12とは直列に接続して、これらロワ
ーセンサ2A及び副変速スイッチ12が共にONになると、ブ
ザー14へ通電されると共に、モニターランプ15へ通電さ
れる回路構成としている。
また、満杯センサ2BがONになると、前記ブザー14と満
杯モニターランプ16へ通電される回路構成としている。
17はメインスイッチである。警報装置4はこれらのブザ
ー14,モニターランプ15及び満杯モニターランプ16によ
り構成されており、前記操縦席8の前側の操縦台18に設
けている。
次に、作用について説明する。
機体の回転各部へ動力を伝動して、副変速レバー11を
低速側に操作し、走行レバー10を前進側へ変速操作す
る。すると、走行装置3へ伝動されてコンバインは作業
速度の低速で走行し、穀稈の刈取脱穀作業が行われる。
コンバイン作業において、刈取脱穀された穀粒は揚穀
されて穀粒タンク1内へ収容される。この収容された穀
粒が半分程度収容されると、ロワーセンサ2AがONとな
り、モニターランプ15が点灯し、穀粒が適量収容された
ことを知ることができる。
ロワーセンサ2AがONした状態、あるいは、これを越え
て穀粒が収容されたときに、コンバインの収穫作業を中
止して、収容された穀粒を農道に待機させている運搬車
へ移し替えるために、コンバインを運搬車の位置まで走
行させる。
この際に、副変速レバー11を高速側へ切り替えると、
副変速スイッチ12がONとなり、ブザー14が作動し、オペ
レータに第1の警告をする。この警告によって、穀粒タ
ンク1内の穀粒が所定量以上に収容さていて、高速走行
が危険であることを認識できる。しかして、オペレータ
は副変速レバー11を低速側へ戻して、コンバインを低速
域の作業速度で走行し、安全走行を確保できる。
穀粒タンク1内の穀粒が約半分に満たないときは、副
変速レバー11を高速側へ変速操作しても警報装置4は作
動しない。このときは、コンバインを高速域の路上走行
速度で走行しても、旋回時に車体が傾斜するようなこと
もなく、安全に走行できる。
穀粒タンク1内の穀粒が満杯になったときには、満杯
センサ2BがONとなり、ブザー14が作動して第2の警告を
すると共に、満杯モニターランプ16が点灯して、オペレ
ータは満杯を知ることができる。しかして、穀粒タンク
1内の穀粒が満杯であることを認識できるから、オペレ
ータは副変速レバー11を低速側へ操作して、コンバイン
を低速域の作業速度で安全に走行できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の一実施例を示すもので、第1図はコ
ンバインの全体側面図、第2図は一部の電気回路図であ
る。 1……穀粒タンク 2……穀粒センサ 2A……ロワーセンサ 2B……満杯センサ 3……走行装置 4……警報装置 5……車台 6……脱穀装置 7……刈取装置 8……操縦席 9……操縦台 10……走行レバー 11……副変速レバー 12……副変速スイッチ 13……排出オーガ 14……ブザー 15……モニターランプ 16……満杯モニターランプ 17……メインスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行装置3を高速側あるいは低速側に切り
    替える副変速装置と、収穫穀粒を収容する穀粒タンク1
    と、前記穀粒タンク1内に約半分程度の穀粒量が収容さ
    れたことを検出するロワーセンサ2Aと、前記ロワーセン
    サ2Aの穀粒検出に関連して作動する穀粒適量収容報知手
    段と、前記穀粒タンク1内の穀粒満杯を検出できる満杯
    センサ2Bと、前記ロワーセンサ2Aの穀粒検出及び前記副
    変速装置の高速側への切替検出に関連して作動する第1
    の警報装置と、前記満杯センサ2Bの穀粒検出のみに関連
    して作動する第2の警報装置と、からなるコンバインの
    走行安全装置。
JP63256534A 1988-10-11 1988-10-11 コンバインの走行安全装置 Expired - Lifetime JPH0817629B2 (ja)

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JPH02104211A JPH02104211A (ja) 1990-04-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007261186A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Daikyo Nishikawa Kk 樹脂成形品の射出成形方法及び射出成形金型
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JPS5556557U (ja) * 1978-10-12 1980-04-17
JPS59156829U (ja) * 1983-04-06 1984-10-22 株式会社クボタ 車速制御機構付コンバイン

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