JPH08175712A - 長尺の可撓性帯状物の供給装置 - Google Patents

長尺の可撓性帯状物の供給装置

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JPH08175712A
JPH08175712A JP6324836A JP32483694A JPH08175712A JP H08175712 A JPH08175712 A JP H08175712A JP 6324836 A JP6324836 A JP 6324836A JP 32483694 A JP32483694 A JP 32483694A JP H08175712 A JPH08175712 A JP H08175712A
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base film
roll
supply shaft
old
flexible strip
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JP6324836A
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Kenji Takahashi
健二 高橋
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Sony Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H19/00Changing the web roll
    • B65H19/10Changing the web roll in unwinding mechanisms or in connection with unwinding operations
    • B65H19/18Attaching, e.g. pasting, the replacement web to the expiring web
    • B65H19/1805Flying splicing, i.e. the expiring web moving during splicing contact
    • B65H19/181Flying splicing, i.e. the expiring web moving during splicing contact taking place on the replacement roll
    • B65H19/1821Flying splicing, i.e. the expiring web moving during splicing contact taking place on the replacement roll the replacement web being accelerated or running prior to splicing contact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/10Size; Dimensions
    • B65H2511/11Length
    • B65H2511/114Remaining length of web roll
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2513/10Speed

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールのベースフィルムの全長が不明であっ
ても、旧ベースフィルムから新ロールのベースフィルム
へ自動的に接続し、切替えられるようにする。 【構成】 この発明の供給装置1Aは、回転数検出装置
40で検出した第1供給軸2の回転数N、ライン速度L
S、初期ロール径D1 などを元に、第1供給軸2から繰
り出されている旧ベースフィルムTaの残長から、シー
ケンサ30でその残時間Teを算出し、供給装置1Aの
予め設定された残時間設定値Ts+αの時間に達した時
に、第2供給軸3を回転、始動させて、装着されて新ロ
ール21の周速をライン速度になるまで駆動し、残時間
Teに達した時にシーケンサ30の第4出力端子OUT
4からの制御信号でスプライスロール10及びナイフ9
を作動させ、旧ベースフィルムTaから新ベースフィル
ムTbに接続、切替える構成を採っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺の可撓性帯状物
がロール状に巻かれ、そのロールから繰り出された可撓
性帯状物に、例えば、磁性塗料などの塗布液を塗布する
などの表面処理を行う表面処理装置に関し、更に詳しく
は、現在繰り出されているロール状の可撓性帯状物の残
長が少なくなった場合に新ロールの可撓性帯状物と切替
え、表面処理部に可撓性帯状物を連続して供給すること
ができる表面処理装置における可撓性帯状物の供給装置
に関するものである。
【0002】なお、この発明で言う「可撓性帯状物」と
は、一般に、厚さが、例えば、5〜200μm、長さが
10,000mにも及ぶポリエチレンテレフタレートな
どのようなプラスチックフィルム;紙;樹脂を塗布或い
はラミネートした紙;アルミ、銅、錫などの金属箔など
を指し、また、これらを基材としてその表面に予備的な
加工層を形成した帯状物をも含むものである。
【0003】
【従来の技術】従来、前記可撓性帯状物は、その用途に
応じて表面処理、例えば、磁性塗布液、写真感光性塗布
液、表面保護、帯電防止或いは滑性用塗布液をその表面
に塗布する表面処理、或いは磁性、非磁性金属或いはそ
の合金をその表面に真空蒸着する表面処理などが施さ
れ、そして必要に応じて仕上げ処理が施された後、所望
の幅及び長さに裁断される。その代表的な製品として、
塗布型や蒸着型の磁気テープや磁気ディスクなどの磁気
記録媒体、各種の写真フィルム、印画紙などが挙げられ
る。
【0004】今、便宜上、製品として塗布型の磁気記録
媒体を取り挙げて説明する。この磁気記録媒体の一製造
工程に磁性塗布液を塗布する塗布工程がある。この塗布
工程では、ロール状に巻かれた可撓性帯状物であるプラ
スチック製で長尺、広幅のベースフィルム(以下、単に
「ベースフィルム」と略記する)が供給装置から塗布部
へ所定の速度で連続的に繰り出されて、塗布部でその表
面に磁性塗布液が塗布される。塗布方式としては、ロー
ルコート、グラビヤコート、エクストルージョンコート
などの方式がある。
【0005】この塗布工程においては、間断なく塗布作
業を続行して稼働率を上げる必要があり、そのためにベ
ースフィルムを長時間にわたって連続的に供給する必要
がある。使用されるベースフィルムの長さは2,000
m以上にも及ぶ長尺のものがあるが、前記のように長時
間にわたって連続的にベースフィルムを供給するには、
現在、ベースフィルムが巻かれたロール(以下、「旧ロ
ール」と呼ぶ)から繰り出し、供給されているベースフ
ィルム(以下、「旧ベースフィルム」と呼ぶ)の残長が
少なくなった時点で、予め別途供給軸に装着され、旧ベ
ースフィルムに引き続いて供給されるために待機してい
る次のロール状ベースフィルム(以下、「新ロール」と
呼ぶ)に切替え、これを駆動して、そのベースフィルム
(以下、「新ベースフィルム」と呼ぶ)を前記塗布部に
繰り出し、供給するようにすればよい。
【0006】この新旧ベースフィルムの接続、切替え
は、図4乃至図7に示した構成の可撓性帯状物の供給装
置(以下、単に「供給装置」と略記する)を用いて行う
ことができる。図4は塗布装置における旧ベースフィル
ムの残長が少なくなった状態を示した供給装置の概念図
であり、図5は図4に示した状態から次の一次動作に移
った状態を説明するための動作説明図であり、図6は図
5に示した状態から次の二次動作に移る状態を説明する
ための動作説明図であり、そして図7は図6の状態から
旧ベースフィルムが切り離され、新ベースフィルムが繰
り出され始めた二次動作を示した動作説明図である。ま
た、図8は新ロールの外形姿斜視図である。
【0007】先ず、図4を用いて、供給装置1の構成を
簡単に説明する。この供給装置1は第1供給軸2と第2
供給軸3とを備え、これらが支軸Pを中心にして点線で
示したタレット構造で入替えでき、図示の状態で駆動モ
ーターMが第2供給軸3に連結し、これを駆動できるよ
うに構成されている。そして第1供給軸2側から所定の
間隔を開けて配設された複数のガイドロール4、5と、
一対のガイドロール6、7及びこれらの間に配設された
ダンサーロール8と、前記ガイドロール4、5間の外側
に配設されたベースフィルム切断用ナイフ(以下、単に
「ナイフ」と略記する)9と、前記第2供給軸3に対向
する位置に配設されたスプライスロール10と、そして
前記第2供給軸3の外方に配置された新ロール径測定セ
ンサ(以下、単に「径測定センサ」と略記する)11な
どから構成されている。
【0008】図4に示した供給装置1の状態は、コア2
0Aに旧ベースフィルムTaが巻かれた旧ロール20が
第1供給軸2に装着され、そして第2供給軸3にコア2
1Aに新ベースフィルムTbが巻かれた新ロール21が
装着され、そして前記旧ロール20から所定の速度で旧
ベースフィルムTaが繰り出され、両ガイドロール4、
5とナイフ9との間を通ってこれらのガイドロール4、
5で案内され、そしてガイドロール6、ダンサーロール
8、7に案内され、所定の一定テンションの元に制御さ
れながら塗布部に供給されていて、その旧ベースフィル
ムTaの残長が少なくなっている状態を示している。前
記径測定センサ11はコア21Aに装着された新ロール
21の外径の変化を測定するもので、その新ロール21
の外周に近接して配設されている。
【0009】前記ナイフ9は、図示していない駆動装置
により、支点9Aを軸にしてガイドロール4、5間を走
行する旧ベースフィルムTaの方に瞬間的に回動し、両
ガイドロール4、5間の旧ベースフィルムTaを切断
し、そして瞬間的に元の位置に復帰する動きをする。図
示の状態は、ナイフ9が待機の位置にある状態である。
また、前記スプライスロール10は、これも図示してい
ない駆動装置により、支点10Aを軸にして回動し、旧
ベースフィルムTaを新ロール21の外周面に圧接する
動きをする。図示の状態は、スプライスロール10が後
退位置にある状態である。そしてまた、前記ダンサーロ
ール8はアームの一端が支点8Aを軸にして上下に揺動
し、ガイドロール6、7間に形成された旧ベースフィル
ムTaのループ部で走行中のベースフィルムのテンショ
ンを検出し、この検出信号に基づいて第1供給軸2を制
御し、繰り出している旧ベースフィルムTaにバックテ
ンションを与え、走行中の旧ベースフィルムTaのテン
ションを一定になるように調整している。
【0010】また、図8に示したように、新ベースフィ
ルムTbがコア21Aに巻かれた新ロール21には、そ
の最外周の端末の全幅にわたって接着テープTcが予め
接着されてある。
【0011】次に、図4乃至図7を用いて、旧ロール2
0と新ロール21との切替え動作を説明する。図4に示
した構成の供給装置1において、今、旧ロール20側か
ら旧ベースフィルムTaが送り出されている時、その旧
ベースフィルムTaの残長が少なくなってきて、新ロー
ル21側の新ベースフィルムTbに切替えが必要になっ
た場合、先ず、径測定センサ11で新ロール21の径を
測定し、次に、図5に示したように駆動モーターMを作
動させて新ロール21を矢印Rの方向に回転させ、その
周速を走行中の旧ベースフィルムTaの速度(以下、
「ライン速度」と呼ぶ)と同一の速度にする。以後、こ
の状態を〔一次動作〕と呼ぶ。この時、スプライスロー
ル10は点線図示の元の後退位置から実線図示のスタン
バイ位置に回動する。
【0012】新ロール21の周速がライン速度と同速に
なったところで、図6に示したように、スプライスロー
ル10が作動して、点線図示のスタンバイ位置から実線
図示の位置まで回動し、この部分を走行中の旧ベースフ
ィルムTaを新ロール21の外周面に圧接し、新ロール
21上の接着テープTcにより旧ベースフィルムTaと
新ロール21の新ベースフィルムTbとが接続される。
そしてその極短時間後にナイフ9も作動して旧ベースフ
ィルムTaが切断される。これらの接続、切断は瞬時に
行われる。以後、この動作を〔二次動作〕と呼ぶ。
【0013】このようにして走行するベースフィルム
は、図7に示したように、旧ロール20側の旧ベースフ
ィルムTaから新ロール21側の新ベースフィルムTb
に切り替わる。また、旧ベースフィルムTaの切断後、
ナイフ9及びスプライスロール10は元の位置に復帰
し、〔切替え終了〕の状態になる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来、前記新旧ベース
フィルムの接続、切替え動作の開始タイミングは、作業
者が旧ロール20の旧ベースフィルムTaの残長を黙視
で行い、前記一連の接続、切替え動作を手動で行う方法
か、または測長プリセットカウンタに予め供給しようと
するベースフィルムの長さを設定しておき、その長さに
ベースフィルム長が達した時に自動的に前記接続、切替
え動作を開始させる方法が採られていた。最近は省人化
に伴い、後者の方法で前記接続、切替え動作を行うこと
が主になっているが、この方法には次のような問題点が
ある。 1.測長プリセットカウンタへのベースフィルム長の設
定は、通常、ベースフィルムメーカの製品長を参考にし
て設定を行うが、その製品長にバラツキがあり、供給し
ようとするベースフィルム長が設定した値より短い場
合、前記接続、切替え動作は行われず、切替え失敗とな
り、供給装置1は元より塗布工程のラインが停止すると
いう事態を招いていた。 2.また、同様に製品長が不明な場合、前記測長プリセ
ットカウンタを用いたベースフィルムの自動切替え動作
は行うことができず、手動操作となっていた。 3.前記測長プリセットカウンタへの製品長の設定は作
業者が行うが、その設定ミスが生じた場合、前記接続、
切替え動作が正常に行われず、失敗につながっていた。 この発明は、このような諸問題を解決することを課題と
するものであって、旧ロール側の旧ベースフィルムの残
長時間をシーケンサで演算して、設定した残時間になる
と、自動的に前記接続、切替え動作が開始されるように
構成した。
【0015】
【課題を解決するための手段】従って、この発明では、
前記供給装置を、旧ベースフィルムの旧ロールが装着で
きる第1供給軸、その第1供給軸に係合し、その回転数
を検出できる回転数検出装置、駆動モーターが連結さ
れ、前記第1供給軸と所定の間隔を開けて配設され、新
ベースフィルムの新ロールが装着できる第2供給軸、そ
の第2供給軸の近傍に配設され、前記第2供給軸に装着
された前記新ロールの径を測定できるロール径測定装
置、ベースフィルムの走行路に沿って配設された旧ベー
スフィルムの切断装置、走行中の前記旧ベースフィルム
を前記新ロールの最外周面に圧接するスプライスロー
ル、前記回転数検出装置で検出した回転数信号が入力で
きる第1入力端子と前記旧ベースフィルムの走行速度を
表す走行速度信号が入力できる第2入力端子と予め設定
した残時間設定値を入力できる入力端子とを備え、前記
回転数と前記走行速度とから旧ベースフィルムの残長を
演算し、該残長と前記走行速度から前記残長の残時間を
算出し、これが前記予め設定した残時間設定値になると
前記スプライスロールと前記切断装置を作動させる制御
信号を出力できる出力端子とを備えたシーケンサとから
構成して、前記課題を解決した。
【0016】
【作用】従って、この発明の供給装置によれば、たとえ
新ロールのベースフィルムの全長が不明であっても、旧
ベースフィルムから新ロールのベースフィルムへの接
続、切替え動作を自動的に行うことができる。
【0017】
【実施例】次に、図1乃至図3を用いて、この発明の供
給装置を説明する。図1はこの発明の供給装置の一実施
例である構成図であり、図2は図1に示した供給装置の
シーケンサにおける残時間算出フローを示す図であり、
図3は旧ロールと新ロールとの切替えタイムチャートを
示した図である。なお、図4乃至図8に示した構成部分
と同一の構成部分には同一の符号を付して、それらの構
成、機能などの説明を省略する。
【0018】図1において、符号1Aはこの発明の供給
装置を指す。この供給装置1Aは、図4に示した供給装
置1の構成要素の他に、中枢部に当たるシーケンサ30
を備えている。そして第1供給軸2にはその回転数を検
出する回転数検出装置40が結合されており、その出力
端子は回転数表示器41を介して前記シーケンサ30の
第1入力端子IN1に接続されていて、前記回転数表示
器41の出力信号である回転パルスが入力される。ま
た、第1供給軸2には電磁ブレーキ42が結合されてお
り、この電磁ブレーキ42は前記シーケンサ30の第1
出力端子OUT1からの制御信号により制御されて、前
記第1供給軸2の回転を制動し、繰り出しているベース
フィルムに所定の一定テンションを与えながら所定の速
度で走行させるようにしている。符号43は増幅器を指
す。
【0019】前記第2供給軸3にはプーリと駆動ベルト
で構成された駆動力伝達装置50などを介して駆動モー
ターMが連結されており、この駆動モーターMにより第
2供給軸3は所定の回転速度で駆動されていることは図
4を用いて説明したが、この駆動モーターMはインバー
タ51を介して前記シーケンサ30の第2出力端子OU
T2から出力される制御信号により駆動される。また、
前記第2供給軸3には電磁ブレーキ52が結合されてお
り、この電磁ブレーキ42も前記シーケンサ30の第1
出力端子OUT1からの制御信号により制御されて、前
記第2供給軸3の回転を制御する。
【0020】更にこの第2供給軸3の近傍には、この第
2供給軸3に装着された新ロール21の径を測定できる
径測定センサ11が配設されていることも、図4を用い
て説明した。この径測定センサ11の出力側は前記シー
ケンサ30の第3入力端子IN3に接続されており、径
測定センサ11の出力信号である新ロール径入力信号が
入力される。
【0021】前記シーケンサ30には、更に第2入力端
子IN2が設けられており、この第2入力端子IN2に
予め前記旧ロール20から繰り出される旧ベースフィル
ムTaのライン速度を表す走行速度信号(以下、「ライ
ン速度信号」と記す)を入力する。また、シーケンサ3
0には第3入力端子IN3が設けられており、この第3
入力端子IN3に旧ベースフィルムTaの残長に相当す
る残時間を表す残時間信号を残時間設定器60により予
め入力しておく。この残時間は接続、切替え動作に必要
な時間をカバーする時間でなければならず、そして一定
の値である。前記ライン速度及びこの残時間は塗布装置
などの表面処理装置で予め決められているものである。
【0022】前記シーケンサ30には、更にまた、第4
入力端子IN4、第5入力端子IN5、第6入力端子I
N6、第7入力端子IN7、第8入力端子IN8、第3
出力端子OUT3及び第4出力端子OUT4が設けられ
ている。前記第4入力端子IN4にはセレクトスイッチ
61が接続されており、このセレクトスイッチ61は新
旧ベースフィルムの接続、切替え動作を手動で行うか、
自動で行うかを選択し、また、自動で行う場合には、前
記接続、切替え動作開始タイミングを従来の供給しよう
とするベースフィルムの長さを測長プリセットカウンタ
62に予め設定して行うか、本発明の旧ベースフィルム
Taの残時間を残時間設定器60で設定して行うかを選
択するものである。
【0023】前記測長プリセットカウンタ62の下段表
示器には供給しようとするベースフィルムの既知の長さ
をメーター単位で設定器でセットし、その上段表示器に
は塗布装置からそのベースフィルムの走行に応じて1メ
ーター当たり1パルスの割合の測長パルス信号が現在値
として刻々と入力され、表示される。この現在値が下段
表示器の設定値に一致すると、この測長プリセットカウ
ンタ62の出力側から指令信号が第5入力端子IN5に
入力され、この指令信号に基づいて発生した制御信号が
第4出力端子OUT4から後記の電磁プランジャ9B及
び10Bに供給され、それぞれナイフ9及びスプライス
ロール10を作動させる。また、前記測長パルス信号は
シーケンサ30の第6入力端子IN6に入力され、シー
ケンサ30内で演算され、その出力信号が第3出力端子
OUT3から前記残時間表示器65に入力されて、繰り
出されているベースフィルムの残時間を表示する。
【0024】前記第7入力端子IN7及び前記第8入力
端子IN8には、それぞれ押し釦スイッチ63、64が
接続されており、これらの押し釦スイッチ63、64は
前記のようにセレクトスイッチ61が「手動」に切り換
えられた時に有効に作動し、押し釦スイッチ63は、こ
れを押圧することにより、前記〔一次動作〕を行わすこ
とができるものであり、押し釦スイッチ64は、これを
押圧することにより、前記〔二次動作〕を行わすことが
できるものである。
【0025】更にまた、図4で図示しなかったが、図1
にはナイフ9にこれを作動させる電磁プランジャ9B
が、そしてスプライスロール10にはこれを作動させる
電磁プランジャ10Bが連結されており、これらの入力
端子にはシーケンサ30の前記第4出力端子OUT4が
接続されており、この出力端子からの制御信号がそれぞ
れの入力端子に印加されるように構成されている。
【0026】次に、以上記した構成の供給装置1Aの動
作を図1の他に図2及び図3も用いて説明する。先ず、
セレクトスイッチ61を「残時間」型の「自動」運転に
切り換えて、シーケンサ30の機能をその「残時間」型
の「自動」運転機能に切り換える。そして第2入力端子
IN2にライン速度信号を、残時間設定器60から第3
入力端子IN3に「残時間」を予め入力しておく。そし
て第1供給軸2及び第2供給軸3にそれぞれロール状の
ベースフィルムを装着し、先ず、第1供給軸2に装着さ
れたロール状ベースフィルムを繰り出し、前記第1出力
端子OUT1からの制御信号と電磁ブレーキ42に制御
されながら所定のテンションの元に所定の速度で塗布部
に供給する。この供給されている状態のロールを旧ロー
ル20、そのベースフィルムを旧ベースフィルムTaと
し、第2供給軸3に装着されて待機中のロールを新ロー
ル21、そのベースフィルムを新ベースフィルムTbと
する。
【0027】旧ベースフィルムTaの走行中、前記シー
ケンサ30には、時々刻々、前記回転数表示器41で検
出した第1供給軸2の回転数を示す回転パルス信号が第
1入力端子IN1から入力され、また、塗布装置から走
行中の旧ベースフィルムTaの測長パルス信号が第6入
力端子IN6から入力され、以後、このシーケンサ30
内で図5に示した「残時間」算出フローに従って、旧ベ
ースフィルムTaと新ベースフィルムTbとの接続、切
替え動作が行われる。
【0028】即ち、シーケンサ30内で、前記回転数と
ライン速度とから図5のステップ2に示した演算が行わ
れ、ステップ3でロール径演算開始時のロール径(初期
値ロール径)D1 を記憶し(ステップ3)、これらの元
にステップ4の算式でベースフィルム厚tを算出し、そ
してこれを元にステップ5の算式でベースフィルムの残
長Leを算出すると、ステップ6の算式でコア20Aの
最終径D3 (例えば、168φ)までの旧ベースフィル
ムTaの残時間Teを算出することができる。
【0029】この残時間Teがステップ7に示した関係
式を満たすと、即ち、残時間設定器60で予め設定して
おいた残時間設定値Tsと新ロール21の周速が旧ベー
スフィルムTaの走行速度に達するまでの時間、例え
ば、30s(これは経験値である)との和に等しいか、
それよりも少し手前の時間になると、第2出力端子OU
T2からモーター駆動信号が出力され、駆動モーターM
が駆動され始め、前記〔一次動作〕が始まる。即ち、第
2供給軸3が回転し、新ロール21が回転して、その周
速が走行中の旧ベースフィルムTaの速度になるまで加
速される。
【0030】そして、次に、この〔一次動作〕から前記
の例示の30秒が経過すると、ステップ8に示した関係
式となり、〔二次動作〕が開始する。即ち、第4出力端
子OUT4からの制御信号が電磁プランジャ10B及び
電磁プランジャ9Bに印加され、先ず、スプライスロー
ル10が作動して、旧ベースフィルムTaが新ベースフ
ィルムTbに接着、接続され、微小時間後、引き続いて
ナイフ9が作動して、残余の旧ベースフィルムTaを切
断する。このようにして、以後、新ベースフィルムTb
が旧ベースフィルムTaに引き続き連続して塗布部に供
給することができる。
【0031】図3は前記〔一次動作〕及び〔二次動作〕
をタイムチャートで表したものである。一例であるが、
残時間設定値Tsが8秒とし、〔一次動作〕タイミング
が残時間設定値Ts+30秒前に開始されるようになっ
ており、そのタイミング値30秒はシーケンサ30内部
で半固定値となっていて、任意に可変することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の供給
装置1Aでは、従来の測長プリセットカウンタを用いて
ベースフィルムの長を設定する必要がなく、製品である
ロールの長さが不明な新ベースフィルムでも旧ベースフ
ィルムに自動で接続、切替える操作を行うことができ
る。従って、接続しようとするベースフィルムも全長が
巻かれた新品の完全なロール状ベースフィルムでなく
て、何らかの事情で完全な状態でなくなっているロール
状ベースフィルムの接続、切替えにも用いることができ
る。また、旧ベースフィルムの長さが不明の場合でも、
その残時間を計測できるので、確実に新ロールの新ベー
スフィルムに接続することができる。更にまた、前記自
動で接続、切替え操作を行うことができるので、作業の
省人化を計ることができる。そして、セレクトスイッチ
を設けたので、この接続、切替え動作を手動で行うこと
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の供給装置の一実施例である構成図
である。
【図2】 図1に示した供給装置のシーケンサにおける
残時間算出フローを示す図である。
【図3】 旧ロールと新ロールとの切替えタイムチャー
トを示した図である。
【図4】 塗布装置における旧ベースフィルムの残長が
少なくなった状態を示した供給装置の概念図である。
【図5】 図4に示した状態から次の一次動作に移った
状態を説明するための動作説明図である。
【図6】 図5に示した状態から次の二次動作に移る状
態を説明するための動作説明図である。
【図7】 図6の状態から旧ベースフィルムが切り離さ
れ、新ベースフィルムが繰り出され始めた二次動作を示
した動作説明図である。
【図8】 新ロールの外形姿の斜視図である。
【符号の説明】
1A 本発明の(長尺の可撓性帯状物の)供給装置 2 第1供給軸 3 第2供給軸 9 (ベースフィルム切断用)ナイフ 10 スプライスロール 11 径測定センサ 20 旧ロール 20A 旧ロール20用コア 21 新ロール 21A 新ロール21用コア 30 シーケンサ 40 回転数検出装置 41 回転数表示器 42 電磁ブレーキ 50 駆動力伝達装置 52 電磁ブレーキ 60 残時間設定器 61 セレクトスイッチ 62 測長プリセットカウンタ 63 〔一次動作〕開始プッシュボタン 64 〔二次動作〕開始プッシュボタン 65 残時間表示器 M 駆動モーター Ta 旧ベースフィルム Tb 新ベースフィルム Tc 接着テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のロール状の長尺の可撓性帯状物が
    装着できる第1供給軸、該第1供給軸に結合し、その回
    転数を検出できる回転数検出装置、駆動モーターが連結
    され、前記第1供給軸と所定の間隔を開けて配設され、
    第2のロール状の長尺の可撓性帯状物が装着できる第2
    供給軸、該第2供給軸の近傍に配設され、この第2供給
    軸に装着された前記第2の可撓性帯状物のロール径を測
    定するロール径測定装置、前記可撓性帯状物の走行路に
    沿って配設された第1の可撓性帯状物の切断装置、走行
    中の前記第1の可撓性帯状物を前記第2のロール状可撓
    性帯状物の最外周面に圧接するスプライスロール、前記
    回転数検出装置で検出した回転数信号が入力できる第1
    入力端子と前記第1の可撓性帯状物の走行速度を表す走
    行速度信号が入力できる第2入力端子と予め設定した残
    時間設定値を入力できる入力端子とを備え、前記回転数
    と前記走行速度とから第1の可撓性帯状物の残長を演算
    し、該残長と前記走行速度から前記残長の残時間を算出
    し、該残時間が前記予め設定した残時間と一致した場合
    に前記スプライスロールと前記切断装置とを作動させる
    制御信号を出力できる出力端子を備えたシーケンサとか
    ら構成されていることを特徴とする長尺の可撓性帯状物
    の供給装置。
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