JPH08175711A - 長尺の可撓性帯状物の供給装置 - Google Patents

長尺の可撓性帯状物の供給装置

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JPH08175711A
JPH08175711A JP32707994A JP32707994A JPH08175711A JP H08175711 A JPH08175711 A JP H08175711A JP 32707994 A JP32707994 A JP 32707994A JP 32707994 A JP32707994 A JP 32707994A JP H08175711 A JPH08175711 A JP H08175711A
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JP
Japan
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roll
flexible strip
cutting
supply shaft
base film
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JP32707994A
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Yuji Kamiseki
祐史 上関
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプライスロールやカッターに機械的磨耗な
どが生じても、旧ベースフィルムから新ベースフィルム
へ精密に接続、切替えることができる供給装置をうるこ
と。 【構成】 この発明の供給装置1Aは、スプライスロー
ル9がスタンバイ位置から新ロール21に圧接するまで
に要する動作時間t1 及びカッター10がスタンバイ位
置から旧ベースフィルムTaを切断するまでの動作時間
2 をセンサーで計測し、その時間を接続監視シーケン
サ31にフィードバックし、スプライスロール9やカッ
ター10の動作時間の経時変化を自動的に修正する機能
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、長尺の可撓性帯状物
がロール状に巻かれ、そのロールから繰り出された可撓
性帯状物に、例えば、磁性塗料などの塗布液を塗布する
などの表面処理を行う表面処理装置に関し、更に詳しく
は、現在繰り出されているロール状の可撓性帯状物の残
長が少なくなった場合に新ロールの可撓性帯状物にタイ
ミング良く切替え、表面処理部に可撓性帯状物を連続し
て供給することができる表面処理装置における可撓性帯
状物の供給装置に関するものである。
【0002】なお、この発明で言う「可撓性帯状物」と
は、一般に、厚さが、例えば、5〜200μm、長さが
20,000mにも及ぶポリエチレンテレフタレートな
どのようなプラスチックフィルム;紙;樹脂を塗布或い
はラミネートした紙;アルミ、銅、錫などの金属箔など
を指し、また、これらを基材としてその表面に予備的な
加工層を形成した帯状物も含むものである。
【0003】
【従来の技術】従来、前記可撓性帯状物は、その用途に
応じて表面処理、例えば、磁性塗布液、写真感光性塗布
液、表面保護、帯電防止或いは滑性用塗布液をその表面
に塗布する表面処理、或いは磁性、非磁性金属或いはそ
の合金をその表面に真空蒸着する表面処理などが施さ
れ、そして必要に応じて仕上げ処理が施された後、所望
の幅及び長さに裁断される。その代表的な製品として、
塗布型や蒸着型の磁気テープや磁気ディスクなどの磁気
記録媒体、各種の写真フィルム、印画紙などが挙げられ
る。
【0004】今、便宜上、製品として塗布型の磁気記録
媒体を取り挙げて説明する。この磁気記録媒体の一製造
工程に磁性塗布液を塗布する塗布工程がある。この塗布
工程では、ロール状に巻かれた可撓性帯状物であるプラ
スチック製で長尺、広幅のベースフィルム(以下、単に
「ベースフィルム」と略記する)が供給装置から塗布部
へ所定の張力の元に所定の速度で連続的に繰り出され
て、塗布部でその表面に磁性塗布液が塗布される。塗布
方式としては、ロールコート、グラビヤコート、エクス
トルージョンコートなどの方式がある。
【0005】この塗布工程においては、間断なく塗布作
業を続行して稼働率を上げる必要があり、そのためにベ
ースフィルムを長時間にわたって連続的に供給されるこ
とが必要である。使用されるベースフィルムの長さは2
0,000m以上にも及ぶ長尺のものがあるが、前記の
ように長時間にわたって連続的にベースフィルムを供給
するには、現在、ロール状ベースフィルム(以下、「旧
ロール」と呼ぶ)から繰り出し、供給されているベース
フィルム(以下、「旧ベースフィルム」と呼ぶ)の残長
が少なくなった時点で、予め別途供給軸に装着され、旧
ベースフィルムに引き続いて供給されるために待機して
いる次のロール状ベースフィルム(以下、「新ロール」
と呼ぶ)に切替え、これを駆動して、そのベースフィル
ム(以下、「新ベースフィルム」と呼ぶ)を前記塗布部
に繰り出し、供給するようにすればよい。
【0006】この新旧ベースフィルムの接続、切替え
は、図2乃至図5に示した構成の可撓性帯状物の供給装
置(以下、単に「供給装置」と略記する)を用いて行う
ことができる。図2は塗布装置における旧ベースフィル
ムの残長が少なくなった状態を示した供給装置の概念図
であり、図3は図2に示した状態から次の一次動作に移
った状態を説明するための動作説明図であり、図4は図
3に示した状態から次の二次動作に移る状態を説明する
ための動作説明図であり、図5は図4の状態から旧ベー
スフィルムが切り離され、新ベースフィルムが繰り出さ
れ始めた二次動作を示した動作説明図であり、そして図
6は供給装置の前記二次動作のタイミングチャートであ
る。
【0007】先ず、図2を用いて、供給装置1の構成を
簡単に説明する。この供給装置1は第1供給軸2と第2
供給軸3とを備え、これらが支軸Zを中心にして点線で
示したタレット構造で入替えでき、図示していない駆動
モーターが第2供給軸3に連結していて、これを駆動で
きるように構成されている。そして第1供給軸2側から
所定の間隔を開けて配設された複数のガイドロール4、
5と、一対のガイドロール6、7及びこれらの間に配設
されたダンサーロール8と、前記第2供給軸3に対向す
る位置に配設されたスプライスロール9と、前記ガイド
ロール4、5間の外側に配設されたベースフィルム切断
用カッター(以下、単に「カッター」と略記する)10
と、前記第2供給軸3の外方に配置された新ロール径測
定センサ(以下、単に「径測定センサ」と略記する)1
1、そして同じく前記第2供給軸3の外方で、前記径測
定センサ11から後記する或る一定角度ずれた位置に配
置された、接着テープTcの位置を検出する接着部位置
検出センサ12などから構成されている。
【0008】そして、図2に示した供給装置1の状態
は、コア20Aに旧ベースフィルムTaが巻かれた旧ロ
ール20が第1供給軸2に装着され、そして第2供給軸
3にコア21Aに新ベースフィルムTbが巻かれた新ロ
ール21が装着され、そして前記旧ロール20から所定
の速度で旧ベースフィルムTaが繰り出され、両ガイド
ロール4、5とカッター10との間を通ってこれらのガ
イドロール4、5で案内され、そしてガイドロール6、
ダンサーロール8、7に案内され、所定の一定テンショ
ンの元に制御されながら塗布部に供給されているところ
で、その旧ベースフィルムTaの残長が少なくなってい
る状態を示している。前記径測定センサ11はコア21
Aに装着された新ロール21の外径の変化を測定するも
ので、その新ロール21の外周に近接して配置されてい
る。
【0009】また、新ロール21の前記コア21Aに
は、図8に示したように、新ベースフィルムTbが巻か
れ、その最外周の端末の全幅にわたって接着テープTc
が予め接着されている。このような新ロール21が前記
第2供給軸3に装着されるのであるが、後記の〔一次動
作〕で新ロール21が回転している時に、接着テープT
cは前記接着部位置検出センサ12により検出される。
【0010】前記スプライスロール9は、これも図示し
ていない駆動装置により、支点9Aを軸にして回動し、
旧ベースフィルムTaを新ロール21の外周面に圧接す
る動きをする。図示の状態は、スプライスロール9が待
機の位置にある状態である。
【0011】また、前記カッター10は、図示していな
い駆動装置により、ベースフィルムの案内を兼ねるガイ
ド支柱の支点10Aを軸にしてガイドロール4、5間を
走行する旧ベースフィルムTaの方に瞬間的に回動し、
両ガイドロール4、5間の旧ベースフィルムTaを切断
し、そして瞬間的に元の位置に復帰する動きをする。図
示の状態は、カッター10がスタンバイ位置にある状態
である。
【0012】そしてまた、前記ダンサーロール8はアー
ムの一端が支点8Aを軸にして上下に揺動し、ガイドロ
ール6、7間に形成された旧ベースフィルムTaのルー
プ部で走行中のベースフィルムのテンションを検出し、
この検出信号に基づいて第1供給軸2を制御し、繰り出
している旧ベースフィルムTaにバックテンションを与
え、走行中の旧ベースフィルムTaのテンションを一定
になるように調整している。
【0013】次に、図2乃至図6を用いて、旧ロール2
0と新ロール21との接続、切替え動作を説明する。図
2に示した構成の供給装置1において、今、旧ロール2
0側から旧ベースフィルムTaが矢印Xの方向に送り出
されている時、その旧ベースフィルムTaの残長が少な
くなってきて、新ロール21側の新ベースフィルムTb
に切替えが必要になる場合、先ず、径測定センサ11で
新ロール21の径を測定し、次に、図示していないが、
駆動モーターを作動させて、図3に示したように、新ロ
ール21を矢印Rの方向に回転させ、その周速を走行中
の旧ベースフィルムTaの速度(以下、「ライン速度」
と呼ぶ)と同一の速度にする。以後、この状態を〔一次
動作〕と呼ぶ。この時、スプライスロール9は点線図示
の元の後退位置から実線図示のスタンバイ位置に回動す
る。
【0014】新ロール21の周速がライン速度と同速に
なったところで、図4に示したように、スプライスロー
ル9が作動して、点線図示のスタンバイ位置から実線図
示の位置まで回動し、この部分を走行中の旧ベースフィ
ルムTaを新ロール21の外周面に圧接する。以下、こ
の旧ベースフィルムTaが新ロール21に圧接された点
を単に「圧接ポイントP」と呼ぶ。この圧接ポイントP
で、回動してきた新ロール21上の接着テープTcによ
り旧ベースフィルムTaと新ロール21の新ベースフィ
ルムTbとが接続され、そしてその微小短時間後にカッ
ター10も作動し、回動して旧ベースフィルムTaが切
断される。これらの接続、切断は瞬間的に行われる。以
後、これらの動作を〔二次動作〕と呼ぶ。
【0015】前記スプライスロール9が圧接ポイントP
で前記旧ベースフィルムTaを新ベースフィルムTbに
圧接するタイミングは、前記接着テープTcが前記圧接
ポイントPの、例えば、180°前の回転角位置に在る
時に、スプライスロール9の圧接動作が完了するよう
に、図4の実線で示したスプライスロール9のスタンバ
イ位置から実線で示した圧接ポイントPの圧接位置まで
回動、前進する迄のスプライスロール動作時間t1 を考
慮して、前記接着部位置検出センサ12が前記接着テー
プTcを検出するt1 秒前の回転角位置に接着テープT
cが在る時点からスプライスロール9を作動し始めるよ
うに制御している。
【0016】このスプライスロール9の圧接動作の次
に、カッター10を駆動し、新ベースフィルムTbが接
着、接続された後の旧ベースフィルムTaを切断する。
カッター10の動作タイミングについても同様に、カッ
ター10がスタンバイ位置から切断位置まで動作するた
めに要する時間、即ち、カッター動作時間t2 を考慮し
て、接着テープTcから旧ベースフィルムTaの切断部
までの長さ(以下、これを「テール長」と呼ぶ)を、例
えば、約1.5mになるようにカッター10を作動させ
るように制御している。
【0017】このようにして走行するベースフィルム
は、図5に示したように、旧ロール20側の旧ベースフ
ィルムTaから新ロール21側の新ベースフィルムTb
に切り替えられる。また、旧ベースフィルムTaの切断
後、カッター10及びスプライスロール9は元の位置に
復帰し、〔切替え終了〕の状態になる。
【0018】ここで〔二次動作〕におけるスプライスロ
ール9及びカッター10の動作タイミングを図6に示し
た。接着テープパルスSaは新ロール21が1回転する
毎に接着部位置検出センサ12で検出される信号で、新
ロール21の最外周面上の接着テープTc位置を表す。
〔二次動作〕が開始し、接着テープパルスSaの立ち上
がりからtN 秒後に、供給装置1に内蔵されているライ
ンコントロールシーケンサからスプライスロール圧接信
号Scが出力され、スプライスロール9が圧接動作を行
う。また、スプライスロール圧接信号Scの立ち上がり
からtC 秒後、カッター動作信号Sdがラインコントロ
ールシーケンサから出力され、カッター10が切断動作
を開始する。前記タイミング時間tN 及びtC はそれぞ
れ〔数1〕及び〔数2〕で与えられる。
【0019】
【数1】tN (ms)=φ×π/V−t1 但し、φ:新ロール21の径(mm) V:ライン速度(mm/ms)
【0020】
【数2】 tC (ms)=t1 +φ×π/V+L/V−t2 但し、L:テール長(mm)
【0021】
【発明が解決しようとする課題】従来、ベースフィルム
を供給している状態で前記各動作時間t1 、t2 を計測
する方法は確立されておらず、ベースフィルムを停止し
た状態でタイマなどを用いて計測を行い、固定値で設定
し、上記の両動作タイミングをラインコントロールシー
ケンサで演算していたため、次のようなトラブルを引き
起こしていた。即ち、 1.スプライスロールの機構部品(例えば 、エアーシ
リンダ、軸、軸受けなど)の経時変化により、スプライ
スロール動作時間t1 が変わり、前記接続タイミングが
ずれ、剥がれるなどの良好な接続を行うことができない 2.カッター機構についても、その機構部品の経時変化
により切断タイミングがずれ、前記テール長にばらつき
が発生し、特にテール長が長くなった場合に、ベースフ
ィルムの供給、搬送が不安定になり、蛇行、シフト、ベ
ースフィルム切れが発生し、ライン停止を引き起こす 3.接続、切断時の各動作時間を常時計測できないた
め、動作不良などから発生する接続不良の原因の解析が
困難である などである。
【0022】この発明は、このような諸問題を解決する
ことを課題とするものであって、スプライスロールの機
構部品が磨耗するなどの経時変化がたとえ生じても、常
時、旧ベースフィルムから新ベースフィルムに良好に接
続、切替えられる供給装置を得ることを目的とする。ま
た、カッターの機構部品が磨耗するなどの経時変化がた
とえ生じても、常時、旧ベースフィルムから新ベースフ
ィルムに良好に接続、切替えられて、旧ベースフィルム
の切断後のテール長が常に所定の長さで切断される供給
装置を得ることを目的とする。更にまた、前記接続、切
替え動作の不良が生じた場合に、その原因の解析が行え
る供給装置を得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】従って、この発明では、
供給装置を、ロール状の旧ベースフィルムを装着できる
第1供給軸と、最外周に接着テープが設けられたロール
状の新ベースフィルムを装着できる第2供給軸と、この
第2供給軸に装着されたベースフィルムの新ロールの径
を測定する径測定センサと、前記第2供給軸を回転駆動
させる回転駆動装置と、前記接着部の回転位置を検出す
る接着部検出装置と、前記第1供給軸から供給された旧
ベースフィルムの走行中、この旧ベースフィルムを、前
記第2供給軸に装着されている新ベースフィルムの最外
周面に圧接するスプライスロールと、このスプライスロ
ールの圧接動作を作動させる圧接駆動装置と、このスプ
ライスロールの圧接完了動作を検出する圧接完了検出装
置と、ベースフィルムの走行路に沿って配設され、前記
旧ベースフィルムを切断する切断装置と、この切断装置
の切断動作を作動させる切断駆動装置と、この切断装置
の切断完了動作を検出する切断完了検出装置と、前記径
測定装置からの出力信号と前記接着部位置検出装置から
の出力信号とベースフィルムの所定の走行速度とその走
行中のベースフィルムが切断された時に残すそのベース
フィルムのテール長を元に前記スプライスロール及び切
断装置を作動させて前記第1のベースフィルムから第2
のベースフィルムに接続、切替える接続、切替え動作制
御信号を生成する第1のシーケンサと、この第1のシー
ケンサの接続、切替え動作制御信号と前記接着部検出装
置の出力信号と前記圧接完了検出装置及び前記接着部検
出装置の出力信号とから前記圧接駆動装置及び前記切断
駆動装置の作動時間を制御する制御信号を生成する第2
のシーケンサとから構成して、前記課題を解決した。
【0024】
【作用】従って、この発明の供給装置によれば、たとえ
スプライスロールやカッターの機構部品が磨耗するなど
の経時変化があっても、前記微小なスプライスロール動
作時間t1 及びカッター動作時間t2 を常時計測でき、
旧ベースフィルムから新ベースフィルムへ接続、切替え
る毎に管理できるので、良好にベースフィルムの接続、
切替えを行うことができる。また、計測データの蓄積に
より供給装置の故障診断、その原因解析が容易に行うこ
とができる。
【0025】
【実施例】次に、図1を用いて、この発明の供給装置を
説明する。図1はこの発明の供給装置の一実施例である
一部構成図である。なお、図2乃至図5に示した構成部
分と同一の構成部分には同一の符号を付し、それらの構
成、機能などの説明を省略する。
【0026】図1において、符号1Aはこの発明の供給
装置を指し、図2において第1供給軸2、これに装着し
た旧ロール20、ガイドロール6、7、ダンサーロール
8、などを省略して示している。この供給装置1Aにお
けるスプライスロール9はアーム9Bの自由端に回転自
在に取り付けられており、このアーム9Bの他端は主ア
ーム13の自由端に植設された支軸9Aに回動自在に取
り付けられている。
【0027】また、カッター10はアーム10Bの自由
端に植設されたガイド支柱上で支点10Aを中心にして
実線図示のスタンバイ位置から点線図示の切断位置まで
回動できるように支持されており、このアーム10Bの
他端は前記主アーム13に固定されている。
【0028】また、前記スプライスロール9を回動駆動
させるエアーシリンダ9Cはその本体がアーム10Bに
固定されており、その先端部は前記アーム9Bの突片9
Dに係合している。前記カッター10を回動させるエア
ーシリンダ10Cはその先端部がカッター10本体の背
面を押圧する位置に在るように、その本体がアーム10
Bに固定されている。そしてエアーシリンダ9Cの入力
端にはこれを制御するための電磁弁14の出力側が、ま
た、エアーシリンダ10Cの入力端にはこれを制御する
ための電磁弁15の出力側が接続されている。
【0029】前記主アーム13はその基端部が支軸13
Aを中心にして矢印の方向に、即ち、図において反時計
方向に回動するように供給装置1A本体のシャーシに軸
支されており、従って、この回動運動に応じて、主アー
ム13の自由端に連結されているアーム9B、10Bも
後退位置からスタンバイ位置に回動する。なお、図2に
おけるガイドロール5は主アーム13上に回転自在に固
定されている。
【0030】この供給装置1Aは、図2に示した供給装
置1の構成要素の他に、中枢部に当たるラインコントロ
ールシーケンサ30、接続監視シーケンサ31、接続完
了検出センサ32及び切断完了検出センサ33を備えて
いる。前記径測定センサ11の出力側は前記ラインコン
トロールシーケンサ30の入力端子IN7に接続されて
おり、前記接着部位置検出センサ12の出力側はライン
コントロールシーケンサ30の入力端子IN6に接続さ
れており、前記接続完了検出センサ32の出力側は前記
接続監視シーケンサ31の入力端子IN3に接続されて
おり、そして前記切断完了検出センサ33の出力側は前
記接続監視シーケンサ31の入力端子IN4に接続され
ている。
【0031】また、ラインコントロールシーケンサ30
の出力端子OUT1は前記電磁弁14の入力端子と接続
監視シーケンサ31の入力端子IN1に接続されてお
り、ラインコントロールシーケンサ30の出力端子OU
T2は前記電磁弁15の入力端子と接続監視シーケンサ
31の入力端子IN2に接続されており、また、前記接
続監視シーケンサ31の出力端子OUT3はラインコン
トロールシーケンサ30の入力端子IN5に接続されて
いる。なお、符号34は計測データ確認用モニタであ
る。
【0032】以上記した構成の供給装置1Aを用いて、
前記接続、切替え動作を説明する。前記ラインコントロ
ールシーケンサ30には、径測定センサ11で測定され
た新ロール21の直径φ、ベースフィルムのライン速度
V、テール長Lの情報信号が予め入力されており、そし
て前記接着部位置検出センサ12からの接着テープパル
スSa及び接続監視シーケンサ31の出力端子OUT3
から後記するスプライスロール動作時間t1 及びカッタ
ー動作時間t2 の平均値を表す測定信号が入力されて、
ラインコントロールシーケンサ30内で前記〔数1〕及
び〔数2〕で表したタイミング時間tN 及びtC を演算
し、この演算された〔二次動作〕信号をラインコントロ
ールシーケンサ30の出力端子OUT1及びOUT2か
らそれぞれ前記電磁弁14及び15に印加し、スプライ
スロール9を駆動してこれを新ロール21の最外周面に
圧接させ、また、カッター10を駆動して旧ベースフィ
ルムTaを切断させる。
【0033】ラインコントロールシーケンサ30の出力
端子OUT1、OUT2からの〔二次動作〕は同時に接
続監視シーケンサ31の入力端子IN1及びIN2にそ
れぞれ入力される。また、これらに対応して、接続完了
検出センサ32及び切断完了検出センサ33からの出力
信号を前記入力端子IN3及びIN4に入力し、接続、
切替え動作の完了を検出する。
【0034】前記接続監視シーケンサ31においては、
その入力端子IN1に入力された〔二次動作〕信号に対
する入力端子IN3に入力された接続完了信号の遅れ時
間及び入力端子IN2に入力された〔二次動作〕信号に
対する入力端子IN4に入力された切断完了信号の遅れ
時間とをカウントするので、前記スプライスロール動作
時間t1 及びカッター動作時間t2 の計測が可能にな
る。
【0035】ラインコントロールシーケンサ30の他に
本発明の特徴とする接続監視シーケンサ31を設けた理
由は、通常、前記両動作時間t1 、t2 が100〜20
0msという微小時間であるため、高速で精度の良い計
測を必要とするからである。計測は割り込み処理を用
い、1ms以下の精度で行えるようになっている。計測
された前記両動作時間t1 、t2 は新ベースフィルムの
接続毎に平均処理され、接続監視シーケンサ31の前記
出力端子OUT3からラインコントロールシーケンサ3
0の前記入力端子IN5に入力され、前記のタイミング
時間tN 及びtの演算回路へフィードバックすること
により、より安定したベースフィルムの接続、切替え動
作を行わすことができる。また、前記計測データ確認用
モニタ34にて、過去に蓄積した、例えば、400回分
の前記両動作時間t、t2 を確認することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の供給
装置によれば、たとえスプライスロールやカッターの機
構部品が磨耗するなどの経時変化があっても、前記スプ
ライスロール動作時間t1 及びカッター動作時間t2
旧ベースフィルムから新ベースフィルムへ接続、切替え
る毎に管理できるので、新ベースフィルムから旧ベース
フィルムに自動的に、かつ正確に接続、切替えることが
でき、また、計測データの蓄積により供給装置の故障診
断、その原因解析が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の供給装置の一実施例である一部構
成図である。
【図2】 塗布装置における旧ベースフィルムの残長が
少なくなった状態を示した供給装置の概念図である。
【図3】 図2に示した状態から次の一次動作に移った
状態を説明するための動作説明図である。
【図4】 図3に示した状態から次の二次動作に移る状
態を説明するための動作説明図である。
【図5】 図4の状態から旧ベースフィルムが切り離さ
れ、新ベースフィルムが繰り出され始めた状態を示した
動作説明図である。
【図6】 図2乃至図5に示した供給装置における二次
動作のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1A 本発明の(長尺の可撓性帯状物の)供給装置 2 第1供給軸 3 第2供給軸 4 ガイドロール 5 ガイドロール 6 ガイドロール 7 ガイドロール 8 ダンサーロール 9 スプライスロール 9A アーム9Bの支軸 9B アーム 9C エアーシリンダ 10(ベースフィルム切断用)カッター 10A アーム10Bの支点 10B アーム 10C エアーシリンダ 11 径測定センサ 12 接着部位置検出センサ 13 主アーム 14 電磁弁 15 電磁弁 20 旧ロール 20A 旧ロール20用コア 21 新ロール 21A 新ロール21用コア 30 ラインコントロールシーケンサ 31 接続監視シーケンサ 32 接続完了検出センサ 33 切断完了検出センサ 34 計測データ確認用モニタ Ta 旧ベースフィルム Tb 新ベースフィルム Tc 接着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のロール状の長尺の可撓性帯状物を
    装着できる第1供給軸、最外周に接着部が設けられた第
    2のロール状の長尺の可撓性帯状物を装着できる第2供
    給軸、該第2供給軸を回転駆動する回転駆動装置、前記
    第1供給軸に装着された第1の可撓性帯状物の走行中、
    該第1の可撓性帯状物を、前記第2供給軸に装着されて
    いる第2のロール状可撓性帯状物の周面に圧接するスプ
    ライスロール、該スプライスロールの圧接動作を作動さ
    せる圧接駆動装置、可撓性帯状物の走行路に沿って配設
    された前記第1の可撓性帯状物を切断する切断装置、該
    切断装置の切断動作を作動させる切断駆動装置、前記供
    給軸駆動装置と前記圧接駆動装置と前記切断駆動装置と
    を作動させて走行中の可撓性帯状物から新可撓性帯状物
    への接続、切替え動作をさせる第1のシーケンサ、前記
    スプライスロール及び切断装置の動作タイミングを制御
    する第2のシーケンサとから構成されていることを特徴
    とする長尺の可撓性帯状物の供給装置。
  2. 【請求項2】 第1のロール状の長尺の可撓性帯状物を
    装着できる第1供給軸、最外周に接着部が設けられた第
    2のロール状の長尺の可撓性帯状物を装着できる第2供
    給軸、該第2供給軸を回転駆動する回転駆動装置、前記
    第2供給軸に装着された第2のロール状の長尺の可撓性
    帯状物の近傍に配設され、その径を測定する径測定装
    置、前記接着部の回転位置を検出する接着部検出装置、
    前記第1供給軸に装着された第1の可撓性帯状物の走行
    中、該第1の可撓性帯状物を、前記第2供給軸に装着さ
    れている第2のロール状可撓性帯状物の周面に圧接する
    スプライスロール、該スプライスロールの圧接動作を作
    動させる圧接駆動装置、該スプライスロールの圧接完了
    動作を検出する圧接完了検出装置、可撓性帯状物の走行
    路に沿って配設された前記第1の可撓性帯状物を切断す
    る切断装置、該切断装置の切断動作を作動させる切断駆
    動装置、該切断装置の切断完了動作を検出する切断完了
    検出装置、前記径測定装置からの出力信号と前記接着部
    位置検出装置からの出力信号と可撓性帯状物の所定の走
    行速度とその走行中の可撓性帯状物が切断された時に残
    すその可撓性帯状物のテール長を元に前記スプライスロ
    ール及び切断装置を作動させて前記第1の可撓性帯状物
    から第2の可撓性帯状物に接続、切替える接続、切替え
    動作制御信号を生成する第1のシーケンサ、該第1のシ
    ーケンサの接続、切替え動作制御信号と前記接着部検出
    装置の出力信号と前記圧接完了検出装置とから前記圧接
    駆動装置及び前記切断駆動装置の動作タイミングを制御
    する制御信号を生成する第2のシーケンサとから構成さ
    れていることを特徴とする長尺の可撓性帯状物の供給装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019155238A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 株式会社Screenホールディングス 塗工装置および塗工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019155238A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 株式会社Screenホールディングス 塗工装置および塗工方法

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