JPH08175247A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

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Publication number
JPH08175247A
JPH08175247A JP32762394A JP32762394A JPH08175247A JP H08175247 A JPH08175247 A JP H08175247A JP 32762394 A JP32762394 A JP 32762394A JP 32762394 A JP32762394 A JP 32762394A JP H08175247 A JPH08175247 A JP H08175247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat back
pin
rotary hinge
hinge bracket
Prior art date
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Pending
Application number
JP32762394A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Inoue
勝博 井上
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Delta Kogyo Co Ltd filed Critical Delta Kogyo Co Ltd
Priority to JP32762394A priority Critical patent/JPH08175247A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの一側にシートリクライニング機構を
配設し、他側に回転ヒンジ用ブラケットとを配設した車
両用シート装置において、シートバックのテーブル化に
際し、シートバックを安定して保持すること。 【構成】 シートバック4aを所定角度傾斜させた位置
に節度を設け、該位置でシートバック4aをテーブル化
するようにした。回転ヒンジ用ブラケット8の回動中心
に固着されたディスク48の外周縁に凹部48aを形成
し、回転ヒンジ用ブラケット8に揺動自在に取り付けら
れたピン54を凹部48aに嵌入せしめることにより節
度を持たせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シート装置に関
し、更に詳しくは、シートバックのシートクッションに
対する傾斜角を適宜調整するためのシートリクライニン
グ装置とシートバックをテーブル化するためのテーブル
化装置とを備えた車両用シート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートリクライニング装置は、シ
ートの両側に配設された一対のシートリクライニング機
構からなり、各シートリクライニング機構をシートバッ
クに固着されたセクタギヤ、シートクッションに揺動自
在に取り付けられたロックギヤ等により構成するととも
に、両シートリクライニング機構を連結部品で連結して
連動させ、片側に設けられたリクライニング用操作レバ
ーを操作することによりロックギヤをセクタギヤに嵌脱
せしめ、所定のリクライニング操作を行っている。
【0003】また、シートリクライニング機構を片側に
設け、他側を回転ヒンジとして作用するバックプレート
のみで構成したシートリクライニング装置も提案されて
いる。
【0004】テーブル化装置は、上記一対のシートリク
ライニング機構、あるいは、片側のシートリクライニン
グ機構と他側の回転ヒンジの上部に回動自在に取り付け
られた一対のテーブル化機構から構成されており、両テ
ーブル化機構を連結軸で連結して連動させ、片側に設け
られたテーブル化用操作レバーを操作することによりシ
ートバックのテーブル化を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち前者においては、一対のシートリクライニング
機構をシートの両側に配設する必要があり、装置が複雑
で重くなるばかりでなく、コストアップの一要因ともな
っている。
【0006】また、後者においては、シートバックをテ
ーブル化した場合、ヒンジ側においてテーブル化の回転
中心とリクライニング回転中心の間がフリーとなり、腰
くだけの状態となるので、テーブルとして使用されるシ
ートバックが安定性を欠き、グラグラしてしまうという
問題点があった。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑み、シートリ
クライニング装置を、シートの一側に配設されたシート
リクライニング機構と他側に配設された回転ヒンジによ
り構成するとともに、シートバックのテーブル化に際
し、シートバックを安定して保持することができるよう
にした新規な車両用シート装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる車両用シート装置は、シートの一側
に配設されたシートリクライニング機構とシートの他側
に配設された回転ヒンジ用ブラケットとを有するシート
リクライニング装置と、シートバックのテーブル化装置
とを備え、シートバックを所定角度傾斜させた位置に節
度を設け、該位置でシートバックをテーブル化するよう
にしたことを特徴としている。
【0009】上記回転ヒンジ用ブラケットの回動中心に
ディスクを固着し、該ディスクの外周縁に凹部を形成す
る一方、回転ヒンジ用ブラケットに揺動自在に取り付け
られたピンをディスクの外周縁に押圧するとともに、該
外周縁に沿って相対移動可能とし、シートバックのテー
ブル化に際し、上記ピンを上記凹部に嵌入せしめること
により回転ヒンジ用ブラケットに上記節度を設けるのが
よい。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された車両用
シート装置において、シートバックをテーブル化する
と、そのテーブル化傾斜位置に設けられた節度がシート
バックを安定化させるので、シートバックがグラグラす
ることはない。
【0011】回転ヒンジ用ブラケットの回動中心に固着
されたディスクの外周縁に凹部を形成し、回転ヒンジ用
ブラケットに揺動自在に取り付けられたピンをディスク
の外周縁に押圧するとともに、該外周縁に沿って相対移
動可能とし、シートバックのテーブル化に際し、上記ピ
ンを凹部に嵌入せしめることにより節度を持たせると、
シートリクライニング機構をシートの両側に設けること
もなく簡単な構成でテーブル化されたシートバックを安
定化させることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる車両用シート装置を図
面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1は、シ
ートリクライニング装置及びシートバックのテーブル化
装置を備えた本発明にかかる車両用シート装置を示して
おり、図1(a)に示されるように、通常着座状態にあ
るスライドロックされたシート4のシートバック4a
を、図1(b)に示されるように所定角度前傾させた
後、図1(c)に示されるようにシートバック4aをテ
ーブル化することが可能である。
【0013】図2に示されるように、本発明にかかる車
両用シート装置は、シートの片側に配設されたシートリ
クライニング機構6と、シートの他側に配設され回転ヒ
ンジとして作用するバックプレート8と、シートリクラ
イニング機構6及びバックプレート8の上部にそれぞれ
配設された一対のテーブル化機構10,12を備えてい
る。
【0014】シートリクライニング機構6は、シートク
ッション4bが取り付けられるクッションブラケット1
4に配設されており、操作レバー16により操作され
る。クッションブラケット14には、セクタギヤ18が
シートバック4aの傾動中心軸20を中心として回動自
在に取り付けられるとともに、セクタギヤ18と噛合す
るロックギヤ(図示せず)が揺動自在に取り付けられて
いる。また、操作レバー16は、スプリング22により
矢印A方向に付勢されており、操作レバー16と一体的
に回動するカム(図示せず)で押圧されたロックギヤ
は、通常セクタギヤ18と噛合せしめられている。
【0015】セクタギヤ18の上部には、バックプレー
ト24が固着されており、このバックプレート24に上
記テーブル化機構10のヒンジブラケット26が回動軸
28を介して回動自在に取り付けられるとともに、シー
トバック4aはこのヒンジブラケット26に取り付けら
れている。
【0016】ヒンジブラケット26には更に、ロックプ
レート30がピン32を介して揺動自在に取り付けら
れ、ロックプレート30の先端は、図1(a)の状態で
は、バックプレート24の上端に形成された突設部24
aと係合している。ロックプレート30の先端近傍に
は、操作レバー34に穿設した長孔(図示せず)に遊貫
されたピン36が植設されており、操作レバー34を操
作することにより、ロックプレート30とバックプレー
ト24の突設部24aとの係合を解除することが可能で
ある。ロックプレート30の後端は、リンク40の一端
に枢着される一方、リンク40の他端は、連結軸42に
固着されたカム44に枢着されている。尚、操作レバー
34はスプリング38により矢印B方向に付勢されてい
る。
【0017】他方、上記シートリクライニング機構6の
反対側に配設された回転ヒンジであるバックプレート8
は、図3に示されるように、シートリクライニング機構
6の傾動中心軸20と同軸上に設けられたピン46を中
心として回動自在に取り付けられている。このピン46
には、ディスク48が固着されており、このディスク4
8の外周上縁には円弧状凹部48aが形成されている。
また、ディスク48の上方には、突設部50aを有する
係合部材50がピン52を介してバックプレート8に揺
動自在に取り付けられる一方、ディスク48の上縁に沿
って相対移動するピン54が突設部50aに植設されて
いる。係合部材50はスプリング56により矢印C方向
に付勢されており、従って、ピン54はディスク48の
上縁に向かって常時押圧されている。
【0018】また、バックプレート8の下端には円弧状
スリット8aが穿設される一方、このスリット8aと対
向するディスク48には長孔48bが穿設されており、
シートクッション側に設けられた回動規制軸58がスリ
ット8a及び長孔48bに遊貫せしめられている。
【0019】バックプレート8には更に、ヒンジブラケ
ット60が回動軸62を介して回動自在に取り付けられ
るとともに、シートバック4aはこのヒンジブラケット
60と上記ヒンジブラケット26に取り付けられてい
る。ヒンジブラケット26には、ロックプレート64が
ピン66を介して揺動自在に取り付けられ、ロックプレ
ート64の先端は、図1(a)の状態では、バックプレ
ート8の上端に形成された突設部8bと係合している。
ロックプレート64の先端近傍には、ヒンジブラケット
60に穿設した長孔60aに遊貫されたピン68が植設
されており、このピン68が長孔60aに沿って移動す
ることにより、ロックプレート64とバックプレート8
の突設部8bとの係合を解除することが可能である。ロ
ックプレート64の後端は、リンク70の一端に枢着さ
れる一方、リンク70の他端は、連結軸42に固着され
たカム72に枢着されている。
【0020】上記構成からなる本発明にかかる車両用シ
ート装置の作用を説明する。図1(a)に示される通常
着座状態では、セクタギヤ18とロックギヤが噛合して
おり、シートバック4aは所定の傾斜角で保持されてい
る。シートバック4aの傾斜角を変更したい場合には、
操作レバー16をスプリング22の付勢力に抗して持ち
上げると、操作レバー16と一体的に回転するカムによ
るロックギヤの押圧が解除される。その結果、ロックギ
ヤとセクタギヤ18との噛合が解除されることになるの
で、シートバック4aを適宜傾斜させることが可能とな
るが、バックプレート8に穿設されたスリット8aに遊
貫せしめられた回動規制軸58によりシートバック4a
の傾動範囲は規制されている。
【0021】シートバック4aの傾斜角調整が完了する
と、操作レバー16から手を離すことによりロックギヤ
とセクタギヤ18が再び噛合し、シートバック4aの傾
斜角はその状態で保持される。
【0022】また、シートバック4aをテーブル化する
場合、シートバック4aが最前傾位置に至る途中の図4
に示される初段ロック位置までシートバック4aをまず
傾斜させる。即ち、シートバック4aを徐々に前傾させ
ると、係合部材50のピン54がディスク48の外周上
縁に沿って相対移動し、図4に示されるように、ディス
ク48に形成された凹部48aに嵌入することにより節
度を持たせる上記初段ロック位置に到達する。この位置
で、操作レバー16から手を離すことにより、ロックギ
ヤをセクタギヤ18に噛合せしめシートバック4aをロ
ックする。
【0023】次に、操作レバー34をスプリング38の
付勢力に抗して反時計方向に回転させると、ロックプレ
ート30の先端が上方に持ち上げられ、バックプレート
24の突設部24aとの係合が解除すると同時に、ロッ
クプレート30の後端は下方に押し下げられる。その結
果、リンク40が下方にスライド移動しカム44を介し
て連結軸42を反時計方向に回転させる。
【0024】連結軸42が反時計方向に回転すると、回
転ヒンジ側のカム72も同時に回転し、リンク70を下
方にスライド移動させるとともに、ロックプレート64
の後端を押し下げる一方、その先端を上方に押し上げ
る。その結果、ロックプレート64の先端とバックプレ
ート8の上部突設部8bとの係合が解除されるので、シ
ートバック4aは回動軸28,62を中心として回転可
能となり、図1(c)に示されるように、シートバック
4aの背面をフラットにしてテーブルとして使用するこ
とができる。
【0025】シートバック4aのテーブル化が完了した
時点でも、当然のことながら、係合部材50のピン54
はディスク48の凹部48aに嵌入した状態で保持され
ているので、シートバック4aがグラグラすることもな
く、その背面をテーブルとして安定した状態で使用する
ことができる。
【0026】尚、図3に示されるように、ディスク48
の凹部48aの前縁半径r1を比較的大きくとることに
より、シートバック4aの反転(前傾)作動をスムーズ
にするとともに、後縁半径r2を比較的小さくとること
により、節度を強くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は通常着座状態にある本発明にかかる
車両用シート装置の概略側面図であり、(b)はシート
バックをテーブル化位置まで前倒した状態を示す概略側
面図であり、(c)はシートバックをテーブル化した状
態を示す概略側面図である。
【図2】 上記車両用シート装置に設けられたシートリ
クライニング装置及びテーブル化装置の斜視図である。
【図3】 上記車両用シートの回転ヒンジ側の正面図で
ある。
【図4】 シートバックのテーブル化位置における回転
ヒンジ側要部の正面図である。
【符号の説明】
4 シート 4a シートバック 6 シートリクライニング機構 8 バックプレート 10,12 テーブル化機構 14 クッションブラケット 18 セクタギヤ 20 傾動中心軸 24 バックプレート 26 ヒンジブラケット 28 回動軸 46 ピン 48 ディスク 48a 凹部 48b 長孔 50 係合部材 50a 突設部 54 ピン 58 回動規制軸 60 ヒンジブラケット 62 回動軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの一側に配設されたシートリクラ
    イニング機構とシートの他側に配設された回転ヒンジ用
    ブラケットとを有するシートリクライニング装置と、シ
    ートバックのテーブル化装置とを備えた車両用シート装
    置において、 上記シートバックを所定角度傾斜させた位置に節度を設
    け、該位置で上記シートバックをテーブル化するように
    したことを特徴とする車両用シート装置。
  2. 【請求項2】 上記回転ヒンジ用ブラケットの回動中心
    にディスクを固着し、該ディスクの外周縁に凹部を形成
    する一方、上記回転ヒンジ用ブラケットに揺動自在に取
    り付けられたピンを上記ディスクの外周縁に押圧すると
    ともに、該外周縁に沿って相対移動可能とし、上記シー
    トバックのテーブル化に際し、上記ピンを上記凹部に嵌
    入せしめることにより上記回転ヒンジ用ブラケットに上
    記節度を設けた請求項1に記載の車両用シート装置。
JP32762394A 1994-12-28 1994-12-28 車両用シート装置 Pending JPH08175247A (ja)

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JP32762394A JPH08175247A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 車両用シート装置

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JP32762394A JPH08175247A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 車両用シート装置

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JP32762394A Pending JPH08175247A (ja) 1994-12-28 1994-12-28 車両用シート装置

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Effective date: 20040907

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A02 Decision of refusal

Effective date: 20050118

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