JPH0817409A - 電子機器に装着される電池 - Google Patents

電子機器に装着される電池

Info

Publication number
JPH0817409A
JPH0817409A JP6146736A JP14673694A JPH0817409A JP H0817409 A JPH0817409 A JP H0817409A JP 6146736 A JP6146736 A JP 6146736A JP 14673694 A JP14673694 A JP 14673694A JP H0817409 A JPH0817409 A JP H0817409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
film battery
film
mounting portion
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6146736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3516717B2 (ja
Inventor
Naoki Kamaya
直樹 釜谷
Takeo Minomiya
武夫 蓑宮
Katsutoshi Amano
勝利 天野
Katsuji Ashida
勝二 芦田
Hiroshi Kagawa
博 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Yuasa Corp
Original Assignee
Sony Corp
Yuasa Corp
Yuasa Battery Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp, Yuasa Corp, Yuasa Battery Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14673694A priority Critical patent/JP3516717B2/ja
Priority to US08/490,032 priority patent/US5654111A/en
Priority to DE69518882T priority patent/DE69518882T2/de
Priority to EP95401492A priority patent/EP0691697B1/en
Priority to KR1019950017431A priority patent/KR100412750B1/ko
Publication of JPH0817409A publication Critical patent/JPH0817409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3516717B2 publication Critical patent/JP3516717B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器において、駆動用またはメモリ
ーバックアップ用電源としての電池をワンタッチで簡単
に装着できるようにし、電池交換作業を容易とする。 【構成】 フィルム電池40の面に電極部51,52を
設けると共に粘着面(粘着シール)53を形成し、この
粘着面53においてフィルム電池40を電子機器の電池
装着部7に貼付けて装着する。このようにフィルム電池
40を貼付けて装着した状態では、電子機器側の電源端
子8,9にフィルム電池40の電極部51,52が夫々
接触して電圧が印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器において駆動
用もしくはメモリーバックアップ用電源として装着され
る電池に関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器においては、駆動用もしく
はメモリーバックアップ用電源として電池を装着できる
ようになっている。従来のこの種の電子機器の例を図1
〜図3に示す。
【0003】図1はビデオカメラの例である。図におい
て1はビデオカメラ本体、2はビューファインダー、3
は日付・時刻・カウンター・各種モード等を表示する液
晶表示部、4はこの表示部3の表示を切換える操作釦、
5は駆動用バッテリー(図示せず)が取付けられる取付
部、6は駆動用バッテリーの電極部と接続される電源端
子である。そしてこの駆動用バッテリーが取付けられる
面に、メモリーバックアップ用の釦電池30を収納する
電池装着部7があり、この電池装着部7に釦電池30を
挿入することにより、電池装着部7内の電源端子8,9
に釦電池30の正電極,負電極が夫々接触して電圧が印
加され、日付・時刻等のメモリーがバックアップされる
ようになっている。10は電池装着部7を閉じる回動式
の電池蓋である。
【0004】図2は電子式腕時計の例である。この腕時
計は、時計本体11の裏面側に電池装着部7を有し、こ
の電池装着部7に動作電源としての釦電池30を挿入す
ることにより、電池装着部7内の電源端子8,9に釦電
池30の正電極,負電極が夫々接触して電圧が印加さ
れ、時計が動作されるようになっている。この腕時計に
おいては、電池装着部7を閉じる電池蓋10は螺子式と
なっており、即ち電池蓋10の外周の螺子溝部10aを
電池装着部7の内周の螺子溝部7aに螺合させた状態で
電池蓋10を回して締めることにより、電池装着部7が
防水状態に密閉される。
【0005】図3はいわゆるカード型リモコン装置の例
で、同図Aはこのリモコン装置の斜視図、Bは裏返した
状態の斜視図である。図において12はリモコン本体、
13は操作釦群、14は赤外線発光部、15は電池ホル
ダーで、この電池ホルダー15に動作電源としての釦電
池30をセットして電池装着部7に挿入することによ
り、リモコン本体12内の電源端子8,9に釦電池30
の正電極,負電極が夫々接触して電圧が印加され、リモ
コンが動作されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き各種電子機
器においては、夫々次のような問題点がある。即ち、図
1のビデオカメラの例では、電池装着部7を閉じるため
の電池蓋10が必要であり、この電池蓋10を破損して
しまうと電池装着部7から釦電池30が簡単に脱落し、
実用上使いものにならなくなる。
【0007】また図2の腕時計の場合も電池蓋10があ
り、電池を交換するときにはこの電池蓋10を回して外
し、電池交換後またこの電池蓋10を回して取付けなけ
ればならないので作業が面倒であり、しかもこの電池蓋
10の場合も万一これを紛失してしまうと釦電池30が
簡単に脱落し、実用上使いものにならなくなる。
【0008】また図3のリモコン装置は、電池装着部7
に釦電池30を直接的に装着する構造ではなく、電池ホ
ルダー15に釦電池30をセットしてからこの電池ホル
ダー15を電池装着部7に挿入する構造であるため、そ
の作業が煩雑であり、しかも電池ホルダー15を用いる
ことで構造が複雑となり、リモコン本体の厚みが大きく
なって薄型化の大きな妨げとなっている。またこのリモ
コン装置においては、これを食卓で使用し水などをこぼ
したときに、リモコン本体12と電池ホルダー15の隙
間から電池装着部内に水が入り、故障してしまうような
こともあった。
【0009】本発明は以上のような問題点を解消するこ
とを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、電子機器に装着される電池としてフィル
ム電池を用い、このフィルム電池の面に電極を設けると
共に粘着面を形成し、この粘着面においてフィルム電池
を電子機器に貼付けて装着した状態で上記電極が電子機
器の端子と接触することにより電子機器に電圧が印加さ
れるようにしたものである。
【0011】
【作用】上記の如き本発明によれば、フィルム電池を電
子機器に貼付けるだけで簡単に装着できる。またこのよ
うにフィルム電池を貼付けて装着する構造としたことよ
り、従来は必要であった電池蓋等が不要となり、このた
め従来のように電池蓋の破損や紛失によって使用不可と
なることはない。またフィルム電池は極めて薄いもので
あるため、このフィルム電池を貼付けても電子機器の厚
みは殆ど増加しない。さらにフィルム電池において、粘
着面が電極の回りをとり囲むようにすることで、電子機
器にフィルム電池を貼付けた状態で隙間から水や塵埃が
入り込むことを防止できる。
【0012】
【実施例】以下、図4以降を参照しながら本発明の実施
例について説明するに、前述した図1〜図3の従来例と
対応する部分には同一符号を付してある。
【0013】図4〜図10はビデオカメラにおける実施
例である。即ち本実施例においては、ビデオカメラのメ
モリーバックアップ用電源としてフィルム電池40が用
いられ、このフィルム電池40をビデオカメラ本体1の
電池装着部7に貼付けて装着するようになっている。
【0014】このフィルム電池40は、新規に開発され
た薄くて高エネルギー密度の高性能電池で、その詳細な
構造は図8〜図10に示してある。
【0015】即ち本実施例のフィルム電池40は、電池
本体41を絶縁外装体42で被覆して構成され、その外
形は直径2.5cm程度の円板状に形成されている。絶
縁外装体42の内部の電池本体41は、正極(二酸化マ
ンガン等)43と負極(リチウム等)44との間に高分
子固体電解質45を配置し、金属板(箔)によりなる正
極及び負極の集電体46及び47の周囲を封口材48で
密封して構成されている。またこの電池本体41の中心
部は、正極集電体46を残して切欠かれたような構造を
有し、この部分は環状の封口材49が配されて密封され
ている。
【0016】絶縁外装体42は電池本体41の負極集電
体47の一部を露出するように中心部に穴50を有し、
ここから露出される負極集電体47が負電極部52とな
されている。また電池本体41の中心部において封口材
49の内周穴から露出される正極集電体46の一部は円
錐形に突出し、この突出部が正電極部51となされてい
る。さらに絶縁外装体42の表面には、電圧等を表示す
る文字が印刷されている。
【0017】そしてさらにこのフィルム電池40には、
電極部51及び52が露出される絶縁外装体42の面
に、この電極部51及び52の回りを切れ目なくとり囲
むように粘着シール(いわゆる両面接着テープと同様の
もの)53が貼着されており、この粘着シール53によ
ってフィルム電池40をビデオカメラ本体1の電池装着
部7に貼付けて装着するものである。またこのフィルム
電池40は、使用前には粘着シール53の接着面及び電
極部51,52が保護紙54によって覆われており、使
用時にはこの保護紙54を剥してから電池装着部7に貼
付ける。
【0018】尚、このフィルム電池40は厚みが0.2
〜0.5mmと極めて薄いものであるが、本実施例にお
いては構造を明確に示すため、厚みを誇張して描いてあ
る(以下の実施例でも同様である)。
【0019】一方、このフィルム電池40が装着される
ビデオカメラ本体1の電池装着部7は、フィルム電池4
0の外形と対応した円形に凹んでおり、その底部の平坦
面にフィルム電池40の粘着シール53が密着される。
尚、この電池装着部7は、フィルム電池40の厚みと略
等しい深さに形成されており、このため電池装着部7に
フィルム電池40を装着した状態ではフィルム電池40
の表面とビデオカメラ本体1の表面が同一面となるよう
になっている。
【0020】そしてこの電池装着部7の中央部において
ビデオカメラ本体1の内部からピン状の電源端子8,9
が突出されており、フィルム電池40を電池装着部7に
貼付けて装着した状態ではこの電源端子8,9にフィル
ム電池40の正電極部51,負電極部52が夫々接触し
て電圧が印加され、これによってビデオカメラ本体内の
メモリーがバックアップされる。
【0021】また16は電池取外し用のレバーで、この
レバー16は軸部17を支点として回動可能にビデオカ
メラ本体1のキャビネットに取付けられており、このレ
バー16の一端の操作部16aを押すと、図7Bに示さ
れるように他端の押出部16bがフィルム電池40を外
側へ押圧し、これによってフィルム電池40は電池装着
部7から剥されて取出される。
【0022】以上のように本実施例のビデオカメラにお
いては、フィルム電池40をビデオカメラ本体1の電池
装着部7に貼付けるだけで簡単に装着できると共に、フ
ィルム電池40を取外すときにはレバー16を押すだけ
で簡単に剥すことができるので、電池交換が楽に行なえ
る。
【0023】またこのようにフィルム電池40を貼付け
て装着する構造としたことにより、従来例の図1におい
て設けられていたような電池蓋10が不要となるので、
従来のように電池蓋の破損によって使用不可となるよう
なことはない。
【0024】また電池装着部7においては電源端子8と
9のみが表出されており、電池交換時にビデオカメラ本
体1の内部が見えることはない。さらに、フィルム電池
40を電池装着部7に装着した状態では、電源端子8,
9及び電極部51,52の回りは粘着シール53によっ
て隙間なく密着されるので、水や塵埃が入り込むことな
く電源端子8,9及び電極部51,52を確実に保護で
きる。
【0025】図11〜図12は電子式腕時計における実
施例である。本実施例の腕時計では、時計本体11の裏
面側に設けられた電池装着部7に、前述したビデオカメ
ラの実施例と同様の円板状のフィルム電池40を貼付け
て装着する。この電池装着部7の周囲には環状の突縁部
18が突出形成されており、フィルム電池40を貼付け
るときのガイドとなっている。尚、電池装着部7にフィ
ルム電池40を貼付けたときには、図12で明らかなよ
うに電池装着部の周囲の突縁部18からフィルム電池4
0が僅かに高く突出されるようになっている。
【0026】そしてこの電池装着部7の中央部において
時計本体11の内部からピン状の電源端子8,9が突出
されており、フィルム電池40を電池装着部7に貼付け
て装着した状態ではこの電源端子8,9にフィルム電池
40の正電極部51,負電極部52が夫々接触して電圧
が印加され、これによって時計が動作される。
【0027】また19は電池装着部7において突縁部1
8の一部を切欠いて形成された電池取外し用の凹部で、
即ちこの凹部19に例えばマイナスドライバー等の工具
を差込むことによりフィルム電池40を簡単に剥すこと
ができるようになっている。
【0028】以上のように本実施例の電子式腕時計にお
いては、フィルム電池40を時計本体11の電池装着部
7に貼付けるだけで簡単に装着できると共に、フィルム
電池40を取外すときには凹部19にマイナスドライバ
ー等を差込むことにより簡単に剥すことができるので、
電池交換が楽に行なえる。
【0029】またこのようにフィルム電池40を貼付け
て装着する構造としたことにより、従来例の図2におい
て設けられていたような電池蓋10が不要となるので、
従来のように電池蓋の紛失によって使用不可となるよう
なことはない。
【0030】さらに、フィルム電池40を電池装着部7
に装着した状態では、電源端子8,9及び電極部51,
52の回りは粘着シール53によって隙間なく密着され
るので、電源端子8,9及び電極部51,52の部分に
まで水や塵埃が入り込むことはなく、即ち防水、防塵性
が保たれる。
【0031】また特に本実施例においては、フィルム電
池40を電池装着部7に貼付けた状態では前述した如く
フィルム電池40が突縁部18より僅かに高く突出され
ることにより、時計本体11を腕にはめたときにはフィ
ルム電池40が腕の皮膚に全面的に触れることになる。
一般に寒いところでは電池の寿命が短くなるが、本実施
例ではフィルム電池40が皮膚で温められる状態となる
ので、電池寿命を長く保つことができる。
【0032】図13〜図19はカード型リモコン装置に
おける実施例である。本実施例のリモコン装置では、リ
モコン本体12の裏面側に設けられた電池装着部7にフ
ィルム電池40を貼付けて装着する。
【0033】本実施例において用いられるフィルム電池
を図17〜図19に示す。図で明らかなように本実施例
におけるフィルム電池40は、長方形のいわゆるクレジ
ットカードサイズに形成されており、かつその角部の一
箇所が面取り状に切欠かれた形状となされている。この
フィルム電池40の内部構造は、前述した図8〜図10
の円板状のフィルム電池と基本的な構成は殆ど同じであ
るも、電極部51と52の部分の構造が異なっている。
【0034】即ち、図18に詳細に示す如く、フィルム
電池40の絶縁外装体42には一対の穴55と56が形
成されており、このうち片方の穴56から露出される電
池本体41の負極集電体47の一部分が負電極部52と
なされている。これに対し、もう片方の穴55と対応さ
れる電池本体41の一部は、正極集電体46を残して切
欠かれたような構造を有しており、この穴55から露出
される正極集電体46の一部分が正電極部51となされ
ている。
【0035】一方、このフィルム電池40が装着される
リモコン本体12の電池装着部7は、フィルム電池40
の外形と対応した形状、即ち角部の一箇所が面取り状に
切欠かれた長方形状に凹んで形成されており、その底部
の平坦面にフィルム電池40の粘着シール53が密着さ
れる。
【0036】そしてこの電池装着部7においてフィルム
電池40の電極部51,52と対応する位置にピン状の
電源端子8,9が突出されており、フィルム電池40を
電池装着部7に貼付けて装着した状態ではこの電源端子
8,9にフィルム電池40の正電極部51,負電極部5
2が夫々接触して電圧が印加され、これによってリモコ
ンが動作される。
【0037】本実施例のリモコン装置では、図14に示
す如くリモコン本体内のプリント基板20の回路パター
ン21,22上に接着される板ばね23,24の先端部
に夫々電源端子8,9が設けられており、フィルム電池
40を電池装着部7に装着したときには、この電源端子
8,9がフィルム電池40の電極部51,52で夫々押
圧されて板ばね23,24が撓み、そのためこの板ばね
23,24から付与される弾性偏倚力によって電源端子
8,9は夫々フィルム電池40の電極部51,52に対
し圧接状態で接触されるようになっている。
【0038】また、本実施例のリモコン装置においても
電池取外し用の凹部19が設けられており、図16に示
す如くこの凹部19にコイン等を差込むことによりフィ
ルム電池40を簡単に剥すことができる。尚、この電池
取外し用の凹部19に対応してフィルム電池40側に
は、粘着シール53を有しない部分57がある。
【0039】以上のように本実施例のリモコン装置にお
いては、フィルム電池40をリモコン本体12の電池装
着部7に貼付けるだけで簡単に装着できると共に、フィ
ルム電池40を取外すときには凹部19にコイン等を差
込むことにより簡単に剥すことができるので、電池交換
が楽に行なえる。
【0040】またこのようにフィルム電池40を貼付け
て装着する構造としたことにより、従来例の図3におい
て設けられていたような電池ホルダー15が不要となる
ので、その分リモコン本体12内の構造が簡素化し、し
かもフィルム電池40は前述したように厚みが0.2〜
0.5mmと極めて薄いものであるため、このフィルム
電池40を貼付けてもリモコン本体12の厚み寸法は殆
ど増加せず、従ってリモコン装置の一層の薄型化を図る
上で効果が大きい。
【0041】また、フィルム電池40を電池装着部7に
装着した状態では、電源端子8,9及び電極部51,5
2の回りは粘着シール53によって隙間なく密着される
ので、例えばリモコン装置を食卓で使用し水などをこぼ
したときでも、電源端子8,9及び電極部51,52の
部分にまで水が入り込むことはない。
【0042】さらに本実施例では、フィルム電池40及
びこの電池が貼付けられる電源装着部7の形状を、単な
る長方形状ではなく角部の一箇所を切欠いた形状に形成
したことにより、この切欠部がガイド部となるのでフィ
ルム電池40を誤った向きで装着してしまうことはな
く、このため確実に電極部51,52が電源端子8,9
と対応し接触される。
【0043】またこの電極部51,52と電源端子8,
9の接触部においては、板ばね23,24から付与され
る弾性偏倚力をもって電源端子8,9が電極部51,5
2に圧接されることにより両者は確実に接触し、安定し
た通電状態が確保されることになる。
【0044】図20〜図22はフィルム電池のさらに他
の実施例を示している。本実施例のフィルム電池40
は、図により明らかな如く正方形状に形成されており、
絶縁外装体42の中心部の穴50から露出される電池本
体41の負極集電体47が負電極部52となされている
と共に、正極集電体46から細幅の延長パターン58が
穴50に露出される中心部分まで延び、この延長パター
ン58の先端部が正電極部51となされている。尚、正
極集電体46から延びる延長パターン58と負極集電体
47との間には、絶縁板59が介挿されている。
【0045】一方、このフィルム電池40が装着される
電池装着部7は、フィルム電池40の外形と対応した正
方形状に凹んで形成されており、この電池装着部7にフ
ィルム電池40を貼付けることにより、電源端子8,9
に夫々正電極部51,負電極部52が接触して電圧が印
加されるようになっている。
【0046】この構成において本実施例では、フィルム
電池40における延長パターン58の形成方向を、電源
端子8と9の配列方向に対し45°ずらせて設定してあ
り、このため電源端子8と9が延長パターン58(正電
極部51)に同時に接触することはない。
【0047】以上の如き本実施例においては、フィルム
電池40及び電池装着部7を正方形状としたことによ
り、フィルム電池40をどの向きでも電池装着部7に装
着でき、従って前述した図17〜図19のカード型のフ
ィルム電池よりも装着が容易である。
【0048】図23〜図25はいわゆるカード型ラジオ
における実施例である。図において25はラジオ本体、
26はオン/オフスイッチ兼ボリューム調整つまみ、2
7は選局つまみ、28はイヤホンを夫々示し、ラジオ本
体25の表面に設けられた電池装着部7に卵形のフィル
ム電池40を貼付けて装着することにより、ラジオ本体
25側の電源端子8,9にフィルム電池40の正電極部
51,負電極部52が夫々接触して電圧が印加され、こ
れによってラジオが動作されるようになっている。
【0049】本実施例では特にラジオ本体25において
電池装着部7の縁部から突出される補助押さえ片29を
有し、フィルム電池40を電池装着部7に装着したとき
にはこの補助押さえ片29でフィルム電池40の一部が
押さえられる状態となることにより、電極部51,52
と電源端子8,9がより確実に接触されるようにしてあ
る。
【0050】図26〜図28はフィルム電池における電
極部のさらに他の実施例を示している。本実施例のフィ
ルム電池40は、内部の電池本体41の正極集電体46
の一部を延長して弾性板部60を形成すると共に、負極
集電体47の一部を延長して弾性板部61を形成し、こ
れらの弾性板部60,61の先端に夫々ピン状の突起を
設けてこれを穴62,63から突出される正電極部5
1,負電極部52としてある。
【0051】このように構成される本実施例のフィルム
電池40では、電子機器側の電源端子8,9が固定され
た端子であっても、この電源端子8,9に対し電極部5
1,52が圧接状態で接触し、安定した通電状態が確保
される。即ち、本実施例のフィルム電池40を電子機器
の電池装着部7に貼付けて装着した状態では、電極部5
1,52が電源端子8,9で夫々押圧される状態となっ
て弾性板部60,61が撓み、そのためこの弾性板部6
0,61から付与される弾性偏倚力によって電極部5
1,52は夫々電源端子8,9に対し圧接状態で確実に
接触されるようになっている。
【0052】尚、本実施例においては、電池本体41の
正極集電体46、負極集電体47から夫々一体に弾性板
部60,61を延長して形成した構造を示したが、この
弾性板部60,61を別部品とし、これを電池本体41
の正極集電体46,負極集電体47に夫々溶接等で取付
けてもよく、またコイル状または鋼線状のばね兼電極部
51,52を形成し、これを電池本体41の正極集電体
46,負極集電体47に夫々直接的に取付けてもよい。
【0053】以上、本発明の実施例を数例について説明
したが、本発明はこれらの実施例に限ることなく他にも
種々の実施形態を採り得るものであることは言うまでも
ない。
【0054】
【発明の効果】以上の実施例で説明した如く本発明によ
れば、フィルム電池を電子機器に貼付けるだけで簡単に
装着できると共に、フィルム電池を取外すときにもこれ
を簡単に剥すことができるので、電池の交換が手間を要
することなく極めて容易に行なえる。また上記のように
フィルム電池を貼付けて装着する構造としたことによ
り、従来は必要であった電池蓋等が不要となり、このた
め従来のように電池蓋の破損や紛失によって使用不可と
なることはなく、信頼性が向上する。またフィルム電池
は極めて薄いものであるため、このフィルム電池を貼付
けても電子機器の厚みは殆ど増加することがない。従っ
て薄型の電子機器に適用して特に効果が大きく、また一
層の薄型化にも貢献できる。さらに、フィルム電池にお
いて粘着面が電極の回りを切れ目なくとり囲むようにす
ることで、電子機器にフィルム電池を貼付けた状態で隙
間から水や塵埃が入り込むことを防止できる。さらに、
フィルム電池を電子機器に装着したときにフィルム電池
の電極と電子機器側の端子とが圧接状態で接触される構
造とすることで、安定した通電状態が確保され、一段と
高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図で、ビデオカメラの後方から見
た斜視図である。
【図2】同、電子式腕時計の裏側から見た斜視図であ
る。
【図3】同、カード型リモコン装置の斜視図である(A
は表側から見た状態、Bは裏側から見た状態)。
【図4】ビデオカメラにおける本発明の実施例で、ビデ
オカメラの後方から見た斜視図である。
【図5】同、ビデオカメラの電池装着部にフィルム電池
を装着した状態である。
【図6】同、電池装着部における電池取外し用レバーの
部分の拡大図である。
【図7】同、電池取外し用レバーの動作説明図である
(Aは電池装着部にフィルム電池が装着されている状
態、Bはレバーによってフィルム電池が取出された状
態)。
【図8】上記実施例に用いられるフィルム電池の斜視図
である(Aは表側から見た状態、Bは裏側から見た状
態)。
【図9】同、片半部を切断して示した斜視図である。
【図10】同、縦断面図である。
【図11】電子式腕時計における本発明の実施例で、腕
時計の裏側から見た斜視図である。
【図12】同、腕時計の電池装着部にフィルム電池を装
着した状態である。
【図13】カード型リモコン装置における本発明の実施
例で、リモコンの裏側から見た斜視図である。
【図14】同、リモコンにおける電源端子の構造の説明
図である。
【図15】同、リモコンの電池装着部にフィルム電池を
装着した状態である。
【図16】同、フィルム電池の取外し動作の説明図であ
る。
【図17】上記実施例に用いられるフィルム電池の斜視
図である。
【図18】同、電極部の部分の一部切欠いた斜視図であ
る。
【図19】同、縦断面図である。
【図20】フィルム電池のさらに他の実施例の説明図で
ある。
【図21】同、フィルム電池の斜視図である。
【図22】同、縦断面図である。
【図23】カード型ラジオにおける本発明の実施例を示
す斜視図である。
【図24】同、ラジオの電池装着部にフィルム電池を装
着した状態である。
【図25】同、フィルム電池の装着状態の説明図であ
る。
【図26】フィルム電池のさらに他の実施例を示す斜視
図である。
【図27】同、電極部の構造の斜視図である。
【図28】同、電極部における縦断面図である(Aは負
電極部側から見た状態、Bは正電極側から見た状態)。
【符号の説明】
7 電池装着部 8,9 電源端子 40 フィルム電池 41 電池本体 43 正極 44 負極 45 高分子固体電解質 46 正極集電体 47 負極集電体 48 封口材 51 正電極部 52 負電極部 53 粘着シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 勝利 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 芦田 勝二 大阪府高槻市城西町6番6号 株式会社ユ アサコーポレーション内 (72)発明者 香川 博 大阪府高槻市城西町6番6号 株式会社ユ アサコーポレーション内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に装着される電池であって、こ
    の電池としてフィルム電池を用い、このフィルム電池の
    面に電極を設けると共に粘着面を形成し、この粘着面に
    おいてフィルム電池を電子機器に貼付けて装着した状態
    で上記電極が電子機器側の端子と接触することにより電
    子機器に電圧が印加されるようにしたことを特徴とす
    る、電子機器に装着される電池。
  2. 【請求項2】 請求項1において、粘着面が電極の回り
    を切れ目なくとり囲むようにし、電子機器にフィルム電
    池を貼付けたときに隙間から水、塵埃等が入り込まない
    構造とした、電子機器に装着される電池。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2において、フィルム電池
    を電子機器の所定の位置に装着したときに、フィルム電
    池の電極と電子機器側の端子とが圧接するように偏倚力
    が付与される構造とした、電子機器に装着される電池。
JP14673694A 1994-06-28 1994-06-28 電子機器に装着される電池及び電池装着部を有する電子機器 Expired - Fee Related JP3516717B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14673694A JP3516717B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 電子機器に装着される電池及び電池装着部を有する電子機器
US08/490,032 US5654111A (en) 1994-06-28 1995-06-13 Electronic device having a battery and a battery therefor
DE69518882T DE69518882T2 (de) 1994-06-28 1995-06-23 Elektronischer Apparat mit filmförmiger Batterie
EP95401492A EP0691697B1 (en) 1994-06-28 1995-06-23 Electronic device having a film-shaped battery
KR1019950017431A KR100412750B1 (ko) 1994-06-28 1995-06-26 배터리를갖는전자장치및그배터리

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14673694A JP3516717B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 電子機器に装着される電池及び電池装着部を有する電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0817409A true JPH0817409A (ja) 1996-01-19
JP3516717B2 JP3516717B2 (ja) 2004-04-05

Family

ID=15414435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14673694A Expired - Fee Related JP3516717B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 電子機器に装着される電池及び電池装着部を有する電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3516717B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065573A1 (fr) * 2001-02-15 2002-08-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cellule d'electrolyse solide et procede de production de cette derniere
JP2016207597A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 アルプス電気株式会社 電池収容装置
JPWO2015166663A1 (ja) * 2014-04-28 2017-04-20 シャープ株式会社 携帯機器
JP2018190616A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 リズム時計工業株式会社 電池収納構造
US20200136102A1 (en) * 2018-10-25 2020-04-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Secondary battery removably attachable to power module, and electronic apparatus including the same

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002065573A1 (fr) * 2001-02-15 2002-08-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Cellule d'electrolyse solide et procede de production de cette derniere
JPWO2015166663A1 (ja) * 2014-04-28 2017-04-20 シャープ株式会社 携帯機器
JP2016207597A (ja) * 2015-04-28 2016-12-08 アルプス電気株式会社 電池収容装置
JP2018190616A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 リズム時計工業株式会社 電池収納構造
US20200136102A1 (en) * 2018-10-25 2020-04-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Secondary battery removably attachable to power module, and electronic apparatus including the same

Also Published As

Publication number Publication date
JP3516717B2 (ja) 2004-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0691697B1 (en) Electronic device having a film-shaped battery
US4107400A (en) Battery hatch cover
JP3516717B2 (ja) 電子機器に装着される電池及び電池装着部を有する電子機器
JP2000155306A (ja) 表示装置
WO2001077762A1 (en) Battery holding structure for electronic timepieces
JPS5920191U (ja) 時計
JP2003282040A (ja) 電池パック
JPH07114910A (ja) ボタン形電池の収納構造
JP5186836B2 (ja) 時計および携帯機器
JPH0532792Y2 (ja)
JP6247963B2 (ja) 電池パッケージ及び電子時計
JP4729868B2 (ja) 電池によって駆動される装置
JP3293398B2 (ja) 電子機器
JPH0480507B2 (ja)
JP2000149898A (ja) ボタン電池の取付構造
JP3541057B2 (ja) 電子機器に内蔵される電池及び電池を内蔵した電子機器
JPH07183013A (ja) 電池の収納構造
JP2000152377A (ja) 発音体保持装置
JP2566798Y2 (ja) スイッチ装置
JPH0961560A (ja) モジュール取付構造
JP2573933Y2 (ja) 電池接続構造
JP3366378B2 (ja) 電池の接続構造
JPH06236461A (ja) カード型電子機器
JP2004022451A (ja) 二次電池または電気部品の取付構造
JP3026848U (ja) 電池ボックスの代替電池用蓋

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040121

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100130

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110130

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees