JPH07114910A - ボタン形電池の収納構造 - Google Patents
ボタン形電池の収納構造Info
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- JPH07114910A JPH07114910A JP5262391A JP26239193A JPH07114910A JP H07114910 A JPH07114910 A JP H07114910A JP 5262391 A JP5262391 A JP 5262391A JP 26239193 A JP26239193 A JP 26239193A JP H07114910 A JPH07114910 A JP H07114910A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/20—Mountings; Secondary casings or frames; Racks, modules or packs; Suspension devices; Shock absorbers; Transport or carrying devices; Holders
- H01M50/204—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells
- H01M50/207—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells characterised by their shape
- H01M50/216—Racks, modules or packs for multiple batteries or multiple cells characterised by their shape adapted for button or coin cells
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子装置において、占有面積の縮小化が可能
のボタン形電池の収納構造を実現すること。 【構成】 装置ケース体のホルダ収納部８に対し側面開
口８ａを介して電池ホルダ１０が挿抜可能に設けられて
いる。装置ケース体の両面印刷基板１は開口８ａに向か
ってホルダ収納部８に張り出した両面電極片部１ａを一
体的に備えている。電池ホルダ１０は、第１のボタン形
電池Ａを挿抜可能に収納する第１のポケット１１と、こ
れに絶縁仕切り板１２を隔てて第１のボタン形電池Ａに
重ね合わせ状態で第２のボタン形電池Ｂを挿抜可能に収
納する第２のポケット１３を有しており、絶縁仕切り板
１２は両面電極片部１ａを受容する欠損部１２ａを有し
ている。第１のポケット１１内の第１のボタン形電池Ａ
の外側面Ａ１と第２のポケット１３内の第２のボタン形
電池Ｂの外側面Ｂ１とを導通する一対の挟み込みバネ性
線材１４が取付けられている。
のボタン形電池の収納構造を実現すること。 【構成】 装置ケース体のホルダ収納部８に対し側面開
口８ａを介して電池ホルダ１０が挿抜可能に設けられて
いる。装置ケース体の両面印刷基板１は開口８ａに向か
ってホルダ収納部８に張り出した両面電極片部１ａを一
体的に備えている。電池ホルダ１０は、第１のボタン形
電池Ａを挿抜可能に収納する第１のポケット１１と、こ
れに絶縁仕切り板１２を隔てて第１のボタン形電池Ａに
重ね合わせ状態で第２のボタン形電池Ｂを挿抜可能に収
納する第２のポケット１３を有しており、絶縁仕切り板
１２は両面電極片部１ａを受容する欠損部１２ａを有し
ている。第１のポケット１１内の第１のボタン形電池Ａ
の外側面Ａ１と第２のポケット１３内の第２のボタン形
電池Ｂの外側面Ｂ１とを導通する一対の挟み込みバネ性
線材１４が取付けられている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小型無線式エンジン始
動停止装置等におけるボタン形電池（ディスク状電池）
の収納構造に関する。
動停止装置等におけるボタン形電池（ディスク状電池）
の収納構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車のエンジンを始動又は停止するた
めの無線式エンジンスタータの電源電圧は通常６Ｖであ
り、３Ｖのリチウム電池が直列接続で２個必要である。
このリチウム電池は一般に直径２cm, 厚み２mm程度のボ
タン形（ディスク状）の外観を有しており、一般に、無
線式エンジンスタータでは２個のリチウム電池を電子基
板上に横並び配置で固定されている。
めの無線式エンジンスタータの電源電圧は通常６Ｖであ
り、３Ｖのリチウム電池が直列接続で２個必要である。
このリチウム電池は一般に直径２cm, 厚み２mm程度のボ
タン形（ディスク状）の外観を有しており、一般に、無
線式エンジンスタータでは２個のリチウム電池を電子基
板上に横並び配置で固定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線式
エンジンスタータを手のひらで握り締めることができる
程の小型化（外形寸法；縦７cm，横３cm，厚み１cm程
度）を図ろうとすると、装置ケース本体の内部スペース
は、ケースの厚みを考慮して約６．５cm×２．５cm≒１
６cm2 であるので、電池の収納占有スペースは自ずと制
限が加わる。因に、上述のボタン形電池２個の場合、少
なくとも２×４＝８cm2 の基板面積を要し、内部スペー
スの約５０％を消費してしまう。電子部品の搭載面積，
伸縮式ロッドアンテナの収納空間や他の部品実装面積に
比較して、小型化に伴いますます電池収納スペースの割
合が高くなり、装置の小型化の障害となっていた。
エンジンスタータを手のひらで握り締めることができる
程の小型化（外形寸法；縦７cm，横３cm，厚み１cm程
度）を図ろうとすると、装置ケース本体の内部スペース
は、ケースの厚みを考慮して約６．５cm×２．５cm≒１
６cm2 であるので、電池の収納占有スペースは自ずと制
限が加わる。因に、上述のボタン形電池２個の場合、少
なくとも２×４＝８cm2 の基板面積を要し、内部スペー
スの約５０％を消費してしまう。電子部品の搭載面積，
伸縮式ロッドアンテナの収納空間や他の部品実装面積に
比較して、小型化に伴いますます電池収納スペースの割
合が高くなり、装置の小型化の障害となっていた。
【０００４】そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、電子装置において、占有面積の縮小化が可能のボタ
ン形電池の収納構造を提供することにある。
は、電子装置において、占有面積の縮小化が可能のボタ
ン形電池の収納構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明が講じた手段は、２個のボタン形電池の積み
重ね収納により電池収納スペースを半減（低減）させる
ようにするものであるが、単純に２個のボタン形電池を
直接積層状態に収納するのではなく、２個のボタン形電
池の間に絶縁仕切り板を有すると共に２個の電池の両外
側面同士を導通する導通手段を有する電池ホルダを用
い、これを装置ケース体内の電池収納部に開口を介して
挿入することにより、内部の印刷基板の両面電極片部に
絶縁仕切り板の差込み欠損部が係合するように構成した
ものである。
に、本発明が講じた手段は、２個のボタン形電池の積み
重ね収納により電池収納スペースを半減（低減）させる
ようにするものであるが、単純に２個のボタン形電池を
直接積層状態に収納するのではなく、２個のボタン形電
池の間に絶縁仕切り板を有すると共に２個の電池の両外
側面同士を導通する導通手段を有する電池ホルダを用
い、これを装置ケース体内の電池収納部に開口を介して
挿入することにより、内部の印刷基板の両面電極片部に
絶縁仕切り板の差込み欠損部が係合するように構成した
ものである。
【０００６】即ち、本発明に係るボタン形電池の収納構
造は、電子部品を実装した印刷基板を内蔵する装置ケー
ス体と、上記装置ケース体の開口を介してホルダ収納部
に対し挿抜可能の電池ホルダとを有し、上記印刷基板は
開口に向かって上記ホルダ収納部側に張り出した両面電
極片部を一体的に備え、上記電池ホルダは、第１のボタ
ン電池を挿抜可能に収納する第１のポケットと、これに
絶縁仕切り板を隔てて第１のボタン形電池に重ね合わせ
状態で第２のボタン形電池を挿抜可能に収納する第２の
ポケットと、第１のポケット内の第１のボタン形電池の
外側面と第２のポケット内の第２のボタン形電池の外側
面とを導通する導通手段とを備えており、上記絶縁仕切
り板は上記両面電極片部を受容する欠損部を有して成る
ことを特徴とする。かかる場合において、上記導通手段
としては、第１及び第２のボタン形電池の面中央部に両
端部が当接すべき挟み込みバネ性線材とすることができ
る。また、上記ホルダ収納部には上記開口側から上記電
池ホルダの挿入深さ方向に上記バネ性線材の両端部側を
圧接する凸条部を設けることが望ましい。更に、上記両
面電極片部は、基板張り出し片部と、この両面に形成さ
れた印刷配線箔とを有し、上記基板張り出し片部の両面
は上記印刷配線箔の周りを取り囲む非配線領域を有する
ことが望ましい。
造は、電子部品を実装した印刷基板を内蔵する装置ケー
ス体と、上記装置ケース体の開口を介してホルダ収納部
に対し挿抜可能の電池ホルダとを有し、上記印刷基板は
開口に向かって上記ホルダ収納部側に張り出した両面電
極片部を一体的に備え、上記電池ホルダは、第１のボタ
ン電池を挿抜可能に収納する第１のポケットと、これに
絶縁仕切り板を隔てて第１のボタン形電池に重ね合わせ
状態で第２のボタン形電池を挿抜可能に収納する第２の
ポケットと、第１のポケット内の第１のボタン形電池の
外側面と第２のポケット内の第２のボタン形電池の外側
面とを導通する導通手段とを備えており、上記絶縁仕切
り板は上記両面電極片部を受容する欠損部を有して成る
ことを特徴とする。かかる場合において、上記導通手段
としては、第１及び第２のボタン形電池の面中央部に両
端部が当接すべき挟み込みバネ性線材とすることができ
る。また、上記ホルダ収納部には上記開口側から上記電
池ホルダの挿入深さ方向に上記バネ性線材の両端部側を
圧接する凸条部を設けることが望ましい。更に、上記両
面電極片部は、基板張り出し片部と、この両面に形成さ
れた印刷配線箔とを有し、上記基板張り出し片部の両面
は上記印刷配線箔の周りを取り囲む非配線領域を有する
ことが望ましい。
【０００７】
【作用】まず、電池ホルダの第１のポケット及び第２の
ポケットに２個のボタン形電池をそれぞれ装填する。こ
こで、第１のポケットには絶縁仕切り板側である内側面
を第１の電極（例えば負極）とし、その外側面を第２の
電極（例えば正極）となるように第１のボタン形電池を
装填すると共に、第２のポケットには絶縁仕切り板側で
ある内側面を第２の電極（例えば正極）とし、その外側
面を第２の電極（例えば負極）となるように第２のボタ
ン形電池を装填する。ここで、電池極性の順序を間違わ
ないようにするため、第１のポケット及び第２のポケッ
トに誤挿入防止用の突起等を設けておくこともできる。
２個のボタン形電池がポケットに装填されると、第１と
第２のボタン形電池の内側面（正極と負極）はスペーサ
としての絶縁仕切り板で離間しているため非導通である
が、第１と第２のボタン形電池の外側面（正極と負極）
同士は導通手段によって電気的導通が達成される。これ
によって２個のボタン形電池は直列接続となる。もっと
も、少なくとも電池ホルダのホルダ収納部への挿入完了
状態で導通すれば良い。そして電池ホルダを装置ケース
体の開口を介してホルダ収納部へ挿入すると、内蔵基板
の両面電極片部に対して相対的に絶縁仕切り板の欠損部
が係合し、両面電極片部の一方の電極面が第１のボタン
形電池の内側面（例えば負極）に接触すると共に、両面
電極片部の他方の電極面が第２のボタン形電池の内側面
（例えば正極）に接触する。このため、第１及び第２の
ボタン形電池の直列電圧が両面電極片部を介して電源回
路へ給電されることになる。このようなボタン形電池の
収納構造によれば、２電池の電池が基板を挟んで重ね合
わせ状態にあるので、電池収納スペースを低減でき、装
置の小型化の実現や実装余裕を確保できる。
ポケットに２個のボタン形電池をそれぞれ装填する。こ
こで、第１のポケットには絶縁仕切り板側である内側面
を第１の電極（例えば負極）とし、その外側面を第２の
電極（例えば正極）となるように第１のボタン形電池を
装填すると共に、第２のポケットには絶縁仕切り板側で
ある内側面を第２の電極（例えば正極）とし、その外側
面を第２の電極（例えば負極）となるように第２のボタ
ン形電池を装填する。ここで、電池極性の順序を間違わ
ないようにするため、第１のポケット及び第２のポケッ
トに誤挿入防止用の突起等を設けておくこともできる。
２個のボタン形電池がポケットに装填されると、第１と
第２のボタン形電池の内側面（正極と負極）はスペーサ
としての絶縁仕切り板で離間しているため非導通である
が、第１と第２のボタン形電池の外側面（正極と負極）
同士は導通手段によって電気的導通が達成される。これ
によって２個のボタン形電池は直列接続となる。もっと
も、少なくとも電池ホルダのホルダ収納部への挿入完了
状態で導通すれば良い。そして電池ホルダを装置ケース
体の開口を介してホルダ収納部へ挿入すると、内蔵基板
の両面電極片部に対して相対的に絶縁仕切り板の欠損部
が係合し、両面電極片部の一方の電極面が第１のボタン
形電池の内側面（例えば負極）に接触すると共に、両面
電極片部の他方の電極面が第２のボタン形電池の内側面
（例えば正極）に接触する。このため、第１及び第２の
ボタン形電池の直列電圧が両面電極片部を介して電源回
路へ給電されることになる。このようなボタン形電池の
収納構造によれば、２電池の電池が基板を挟んで重ね合
わせ状態にあるので、電池収納スペースを低減でき、装
置の小型化の実現や実装余裕を確保できる。
【０００８】ところで、電池の重ね合わせとしては２個
のボタン形電池を直接重ね合わせ状態で収納した構造と
することができるが、ボタン形電池同士の接触面には塵
埃等が付着する場合が多く、接点不良により信頼性が乏
しいので、電池業界では一般にボタン形電池の積み上げ
接続は推奨されていない。しかしながら、本発明に係る
ボタン電池の収納構造にあっては、一方のボタン形電池
の正極と他方のボタン形電池の負極の接続は外側面同士
を電池ホルダ側の導通手段で導通させることにより達成
されており、内側面同士はホルダ挿入の有無に拘らず常
に非接触状態にある。従って、電池接続の信頼性も充分
確保できる。また、電池ホルダに２個のボタン電池を直
接積み重ねた状態で収納した場合には、その直列電源を
装置ケース内の基板に給電するとき、基板側に別途中継
手段が必要となり、複雑な構成になると共に、電池収納
部の厚みが増してしますが、本発明においては、基板か
ら一体的に張り出した両面電極片部がボタン形電池の内
側面間に相対的に差し込まれるようになっているので、
電源中継手段が不要であるばかりか、電池収納部の厚み
の縮小化にも寄与している。更に、本発明では装置ケー
ス体のホルダ収納部に対して挿抜可能で分離できる電池
ホルダ（電池パック）を採用している。従って、電池ホ
ルダに対して電池交換を行なえば良いので、視認性や取
り扱い性も高い。
のボタン形電池を直接重ね合わせ状態で収納した構造と
することができるが、ボタン形電池同士の接触面には塵
埃等が付着する場合が多く、接点不良により信頼性が乏
しいので、電池業界では一般にボタン形電池の積み上げ
接続は推奨されていない。しかしながら、本発明に係る
ボタン電池の収納構造にあっては、一方のボタン形電池
の正極と他方のボタン形電池の負極の接続は外側面同士
を電池ホルダ側の導通手段で導通させることにより達成
されており、内側面同士はホルダ挿入の有無に拘らず常
に非接触状態にある。従って、電池接続の信頼性も充分
確保できる。また、電池ホルダに２個のボタン電池を直
接積み重ねた状態で収納した場合には、その直列電源を
装置ケース内の基板に給電するとき、基板側に別途中継
手段が必要となり、複雑な構成になると共に、電池収納
部の厚みが増してしますが、本発明においては、基板か
ら一体的に張り出した両面電極片部がボタン形電池の内
側面間に相対的に差し込まれるようになっているので、
電源中継手段が不要であるばかりか、電池収納部の厚み
の縮小化にも寄与している。更に、本発明では装置ケー
ス体のホルダ収納部に対して挿抜可能で分離できる電池
ホルダ（電池パック）を採用している。従って、電池ホ
ルダに対して電池交換を行なえば良いので、視認性や取
り扱い性も高い。
【０００９】上記導通手段として、第１及び第２のボタ
ン形電池の面中央部に両端部が当接する挟み込みバネ性
線材を採用した場合には、確実な導通機能と挟み込み力
による適正な接点圧を確保できると共に、絶縁仕切り板
を含めた電池ホルダ自体を樹脂成形品で実現でき部品の
低コスト化が可能となる。
ン形電池の面中央部に両端部が当接する挟み込みバネ性
線材を採用した場合には、確実な導通機能と挟み込み力
による適正な接点圧を確保できると共に、絶縁仕切り板
を含めた電池ホルダ自体を樹脂成形品で実現でき部品の
低コスト化が可能となる。
【００１０】上記ホルダ収納部において上記側面開口側
から上記電池ホルダの挿入深さ方向に上記バネ性線材の
両端部側を圧接する凸条部が設けられている場合には、
電池ホルダの挿入度合いが進むにつれ、電池の外側面と
バネ性線材との間及び電池の内側面と両面電極片部の電
極面との間に除々に接点圧が加わるようになっているた
め、接点部の信頼性が増す。
から上記電池ホルダの挿入深さ方向に上記バネ性線材の
両端部側を圧接する凸条部が設けられている場合には、
電池ホルダの挿入度合いが進むにつれ、電池の外側面と
バネ性線材との間及び電池の内側面と両面電極片部の電
極面との間に除々に接点圧が加わるようになっているた
め、接点部の信頼性が増す。
【００１１】基板の厚みを薄くすると、基板の両面に重
ねられたボタン形電池同士がポケットの隙間嵌め公差や
振動により互いに非平行状態になり、内側面同士がブリ
ッジ的に接触するおそれがあるが、両面電極片部が基板
張り出し片部とこの両面に形成された印刷配線箔とを有
し、上記基板張り出し片部の両面が上記印刷配線箔の周
りを取り囲む非配線領域を有する場合においては、基板
張り出し片部の中央部に厚みのある印刷配線箔が形成さ
れているため、ボタン形電池同士が非平行状態になって
も内側面同士が接触しない。従って、薄い基板を使用し
ても内側面同士の短絡事故を防止でき、高信頼性の電池
収納構造を実現できる。
ねられたボタン形電池同士がポケットの隙間嵌め公差や
振動により互いに非平行状態になり、内側面同士がブリ
ッジ的に接触するおそれがあるが、両面電極片部が基板
張り出し片部とこの両面に形成された印刷配線箔とを有
し、上記基板張り出し片部の両面が上記印刷配線箔の周
りを取り囲む非配線領域を有する場合においては、基板
張り出し片部の中央部に厚みのある印刷配線箔が形成さ
れているため、ボタン形電池同士が非平行状態になって
も内側面同士が接触しない。従って、薄い基板を使用し
ても内側面同士の短絡事故を防止でき、高信頼性の電池
収納構造を実現できる。
【００１２】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１３】図１は本発明のボタン電池の収納構造を適
用した小型無線式エンジンスタータの実施例を示す分解
斜視図、図２はそのボタン電池の収納構造を示す断面
図、図３乃至図５は電池交換の状態を示す斜視図、図６
はケースの上ハーフを取り除いた状態を示す斜視図であ
る。
用した小型無線式エンジンスタータの実施例を示す分解
斜視図、図２はそのボタン電池の収納構造を示す断面
図、図３乃至図５は電池交換の状態を示す斜視図、図６
はケースの上ハーフを取り除いた状態を示す斜視図であ
る。
【００１４】この小型無線式エンジンスタータの外形寸
法は縦７cm，横３cm，厚み１cm程度であり、電子部品を
実装した両面印刷基板１、ブザー２，伸縮式ロッドアン
テナ３等を内蔵する装置ケース体の上ハーフ４及び下ハ
ーフ５を有している。６はスタートスイッチボタン、７
はストップスイッチボタンである。装置ケース体の一方
端部側にはホルダ収納部８が形成されており、このホル
ダ収納部８に対し側面開口８ａを介して電池ホルダ１０
が挿抜可能に設けられている。
法は縦７cm，横３cm，厚み１cm程度であり、電子部品を
実装した両面印刷基板１、ブザー２，伸縮式ロッドアン
テナ３等を内蔵する装置ケース体の上ハーフ４及び下ハ
ーフ５を有している。６はスタートスイッチボタン、７
はストップスイッチボタンである。装置ケース体の一方
端部側にはホルダ収納部８が形成されており、このホル
ダ収納部８に対し側面開口８ａを介して電池ホルダ１０
が挿抜可能に設けられている。
【００１５】両面印刷基板１は電子部品を搭載する領域
の他に開口８ａに向かってホルダ収納部８に張り出した
両面電極片部１ａを一体的に備えている。この両面電極
片部１ａは円弧端状の基板張り出し片部１ａａと、この
両面に形成された印刷配線箔１ａｂを有しており、印刷
配線箔１ａｂの周りにはこれを取り囲む非配線領域１ａ
ｃが形成されている。また、両面電極片部１ａの両面は
レジスト１ｂの非塗布領域となっている。ホルダ収納部
８は上ハーフ４及び下ハーフ５の仕切り壁８ｂで画成さ
れており、仕切り壁８ｂの終端には電池ホルダ１０の係
合爪１０ａと係合する係合突起８ｄが形成されている。
上ハーフ４及び下ハーフ５の内面には開口８ａ側から奥
行き方向に凸条部（リブ）８ｃが形成されている。
の他に開口８ａに向かってホルダ収納部８に張り出した
両面電極片部１ａを一体的に備えている。この両面電極
片部１ａは円弧端状の基板張り出し片部１ａａと、この
両面に形成された印刷配線箔１ａｂを有しており、印刷
配線箔１ａｂの周りにはこれを取り囲む非配線領域１ａ
ｃが形成されている。また、両面電極片部１ａの両面は
レジスト１ｂの非塗布領域となっている。ホルダ収納部
８は上ハーフ４及び下ハーフ５の仕切り壁８ｂで画成さ
れており、仕切り壁８ｂの終端には電池ホルダ１０の係
合爪１０ａと係合する係合突起８ｄが形成されている。
上ハーフ４及び下ハーフ５の内面には開口８ａ側から奥
行き方向に凸条部（リブ）８ｃが形成されている。
【００１６】電池ホルダ１０は樹脂成形品であり、第１
のボタン形電池Ａを挿抜可能に収納する第１のポケット
１１と、これに絶縁仕切り板１２を隔てて第１のボタン
形電池Ａに重ね合わせ状態で第２のボタン形電池Ｂを挿
抜可能に収納する第２のポケット１３を有しており、絶
縁仕切り板１２は両面電極片部１ａを受容する半円状の
欠損部１２ａを有している。第１のポケット１１内の第
１のボタン形電池Ａの外側面Ａ１と第２のポケット１３
内の第２のボタン形電池Ｂの外側面Ｂ１とを導通する一
対の挟み込みバネ性線材１４が取付けられている。電池
ホルダ１０には挟み込みバネ性線材１４を収める取付け
溝１０ｂが形成されている。
のボタン形電池Ａを挿抜可能に収納する第１のポケット
１１と、これに絶縁仕切り板１２を隔てて第１のボタン
形電池Ａに重ね合わせ状態で第２のボタン形電池Ｂを挿
抜可能に収納する第２のポケット１３を有しており、絶
縁仕切り板１２は両面電極片部１ａを受容する半円状の
欠損部１２ａを有している。第１のポケット１１内の第
１のボタン形電池Ａの外側面Ａ１と第２のポケット１３
内の第２のボタン形電池Ｂの外側面Ｂ１とを導通する一
対の挟み込みバネ性線材１４が取付けられている。電池
ホルダ１０には挟み込みバネ性線材１４を収める取付け
溝１０ｂが形成されている。
【００１７】まず、電池ホルダ１０を装置ケース体から
抜き出すときは、図５に示すように、開口８ａの縁に形
成された凹部８ｅにボールペン等の先端を当ててテコ作
用によりその先端を撥ね上げると、ホルダ収納部８の突
起８ｄと電池ホルダ１０の係合爪１０ａの係合が解除さ
れるため、電池ホルダ１０を取り出すことができる。
抜き出すときは、図５に示すように、開口８ａの縁に形
成された凹部８ｅにボールペン等の先端を当ててテコ作
用によりその先端を撥ね上げると、ホルダ収納部８の突
起８ｄと電池ホルダ１０の係合爪１０ａの係合が解除さ
れるため、電池ホルダ１０を取り出すことができる。
【００１８】ここで、第１のポケット１１には絶縁仕切
り板１２側である内側面Ａ２を負極とし、その外側面Ａ
１を正極となるように第１のボタン形電池Ａを装填する
と共に、第２のポケット１３には絶縁仕切り板側１２で
ある内側面Ｂ２を正極とし、その外側面Ｂ１を負極とな
るように第２のタン形電池Ｂを装填する。なお、電池極
性の順序を間違わないようにするため、第１のポケット
１１及び第２のポケット１２に誤挿入防止用の突起等を
設けておくこともできる。２個のボタン形電池Ａ，Ｂが
ポケット１１，１３に装填されると、第１と第２のボタ
ン形電池Ａ，Ｂの内側面Ａ２，Ｂ２（正極と負極）はス
ペーサとしての絶縁仕切り板１２で離間しているため非
導通であるが、第１と第２のボタン形電池Ａ，Ｂの外側
面Ａ１，Ｂ１（正極と負極）同士は挟み込みバネ性線材
１４によって電気的導通が達成される。これによって２
個のボタン形電池Ａ，Ｂは直列接続となる。なお、電池
ホルダ１０の取外し状態で直列状態が必ずしも達成され
ている必要はなく、電池ホルダ１０ホルダ収納部８への
挿入完了状態で導通すれば良い。その意味では挟み込み
バネ性線材１４の両端部が確実に電池面に当接している
必要はない。そして電池ホルダ１０を装置ケース体の側
面開口８ａを介してホルダ収納部８へ挿入すると、内蔵
基板１の両面電極片部１ａに対して相対的に絶縁仕切り
板１２の欠損部１２ａが係合し、両面電極片部１ａの一
方の電極面１ａｂが第１のボタン形電池Ａの内側面Ａ２
に接触すると共に、両面電極片部１ａの他方の電極面１
ａｂが第２のボタン形電池Ｂの内側面Ｂ２に接触する。
このため、第１及び第２のボタン形電池Ａ，Ｂの直列電
圧が両面電極片部１ａを介して電源回路へ給電されるこ
とになる。このようなボタン形電池の収納構造によれ
ば、２個の電池が基板を挟んで重ね合わせ状態にあるの
で、電池収納スペースを低減でき、装置の小型化の実現
や実装余裕を確保できる。
り板１２側である内側面Ａ２を負極とし、その外側面Ａ
１を正極となるように第１のボタン形電池Ａを装填する
と共に、第２のポケット１３には絶縁仕切り板側１２で
ある内側面Ｂ２を正極とし、その外側面Ｂ１を負極とな
るように第２のタン形電池Ｂを装填する。なお、電池極
性の順序を間違わないようにするため、第１のポケット
１１及び第２のポケット１２に誤挿入防止用の突起等を
設けておくこともできる。２個のボタン形電池Ａ，Ｂが
ポケット１１，１３に装填されると、第１と第２のボタ
ン形電池Ａ，Ｂの内側面Ａ２，Ｂ２（正極と負極）はス
ペーサとしての絶縁仕切り板１２で離間しているため非
導通であるが、第１と第２のボタン形電池Ａ，Ｂの外側
面Ａ１，Ｂ１（正極と負極）同士は挟み込みバネ性線材
１４によって電気的導通が達成される。これによって２
個のボタン形電池Ａ，Ｂは直列接続となる。なお、電池
ホルダ１０の取外し状態で直列状態が必ずしも達成され
ている必要はなく、電池ホルダ１０ホルダ収納部８への
挿入完了状態で導通すれば良い。その意味では挟み込み
バネ性線材１４の両端部が確実に電池面に当接している
必要はない。そして電池ホルダ１０を装置ケース体の側
面開口８ａを介してホルダ収納部８へ挿入すると、内蔵
基板１の両面電極片部１ａに対して相対的に絶縁仕切り
板１２の欠損部１２ａが係合し、両面電極片部１ａの一
方の電極面１ａｂが第１のボタン形電池Ａの内側面Ａ２
に接触すると共に、両面電極片部１ａの他方の電極面１
ａｂが第２のボタン形電池Ｂの内側面Ｂ２に接触する。
このため、第１及び第２のボタン形電池Ａ，Ｂの直列電
圧が両面電極片部１ａを介して電源回路へ給電されるこ
とになる。このようなボタン形電池の収納構造によれ
ば、２個の電池が基板を挟んで重ね合わせ状態にあるの
で、電池収納スペースを低減でき、装置の小型化の実現
や実装余裕を確保できる。
【００１９】ところで、電池の重ね合わせとしては２個
のボタン形電池を直接重ね合わせ状態で収納した構造と
することができるが、ボタン形電池同士の接触面には塵
埃等が付着する場合が多く、接点不良により信頼性が乏
しいので、電池業界では一般にボタン形電池の積み上げ
接続は推奨されていない。しかしながら、本例のボタン
形電池の収納構造にあっては、一方のボタン形電池の正
極と他方のボタン形電池の負極の接続は外側面同士を電
池ホルダ側のバネ性線材１４で導通させることにより達
成されており、内側面同士はホルダ挿入の有無に拘らず
常に非接触状態にある。従って、電池接続の信頼性も充
分確保できる。また、電池ホルダに２個のボタン電池を
直接積み重ねた状態で収納した場合には、その直列電源
を装置ケース内の基板に給電するとき、基板側に別途中
継手段が必要となり、複雑な構成になると共に、電池収
納部の厚みが増してしますが、本例では、基板１から一
体的に張り出した両面電極片部１ａがボタン形電池の内
側面Ａ２，Ｂ２間に相対的に差し込まれるようになって
いるので、電源中継手段が不要であるばかりか、電池収
納部の厚みの縮小化にも寄与している。更に、本発明で
は装置ケース体のホルダ収納部８に対して挿抜可能で分
離できる電池ホルダ（電池パック）１０を採用してい
る。従って、電池ホルダ１０に対して電池交換を行なえ
ば良いので、視認性や取り扱い性も高い。
のボタン形電池を直接重ね合わせ状態で収納した構造と
することができるが、ボタン形電池同士の接触面には塵
埃等が付着する場合が多く、接点不良により信頼性が乏
しいので、電池業界では一般にボタン形電池の積み上げ
接続は推奨されていない。しかしながら、本例のボタン
形電池の収納構造にあっては、一方のボタン形電池の正
極と他方のボタン形電池の負極の接続は外側面同士を電
池ホルダ側のバネ性線材１４で導通させることにより達
成されており、内側面同士はホルダ挿入の有無に拘らず
常に非接触状態にある。従って、電池接続の信頼性も充
分確保できる。また、電池ホルダに２個のボタン電池を
直接積み重ねた状態で収納した場合には、その直列電源
を装置ケース内の基板に給電するとき、基板側に別途中
継手段が必要となり、複雑な構成になると共に、電池収
納部の厚みが増してしますが、本例では、基板１から一
体的に張り出した両面電極片部１ａがボタン形電池の内
側面Ａ２，Ｂ２間に相対的に差し込まれるようになって
いるので、電源中継手段が不要であるばかりか、電池収
納部の厚みの縮小化にも寄与している。更に、本発明で
は装置ケース体のホルダ収納部８に対して挿抜可能で分
離できる電池ホルダ（電池パック）１０を採用してい
る。従って、電池ホルダ１０に対して電池交換を行なえ
ば良いので、視認性や取り扱い性も高い。
【００２０】また導通手段として挟み込みバネ性線材１
４が採用されているので、確実な導通機能と挟み込み力
による適正な接点圧を確保できると共に、絶縁仕切り板
１２を含めた電池ホルダ自体を樹脂整成形品で実現でき
部品の低コスト化が可能となる。
４が採用されているので、確実な導通機能と挟み込み力
による適正な接点圧を確保できると共に、絶縁仕切り板
１２を含めた電池ホルダ自体を樹脂整成形品で実現でき
部品の低コスト化が可能となる。
【００２１】更に、ホルダ収納部８には凸条部８ｃが設
けられているので、電池ホルダ１０の挿入度合いが進む
につれ、電池の外側面Ａ１，Ｂ１とバネ性線材１４との
間及び電池の内側面Ａ２，Ｂ２と両面電極片部１ａの電
極面１ａｂとの間に除々に接点圧が加わるようになって
いるため、接点部の信頼性が増す。ここで、電池ホルダ
１０の側面開口８ａを介してホルダ収納部８への挿入に
おいては上下反転状態での誤挿入の防止が図られてい
る。即ち、係合爪１０ａが電池ホルダ１０の厚み中央部
に位置しているのではなく、厚みの片側寄りの非対称位
置にあるので、上下反転状態で挿入しようとしても挿入
できないようになっている。なお、ホルダ収納部８に凸
条部８ｃを設ける代わりに、電池ホルダ側の外形輪郭面
を勾配を持たせても良い。
けられているので、電池ホルダ１０の挿入度合いが進む
につれ、電池の外側面Ａ１，Ｂ１とバネ性線材１４との
間及び電池の内側面Ａ２，Ｂ２と両面電極片部１ａの電
極面１ａｂとの間に除々に接点圧が加わるようになって
いるため、接点部の信頼性が増す。ここで、電池ホルダ
１０の側面開口８ａを介してホルダ収納部８への挿入に
おいては上下反転状態での誤挿入の防止が図られてい
る。即ち、係合爪１０ａが電池ホルダ１０の厚み中央部
に位置しているのではなく、厚みの片側寄りの非対称位
置にあるので、上下反転状態で挿入しようとしても挿入
できないようになっている。なお、ホルダ収納部８に凸
条部８ｃを設ける代わりに、電池ホルダ側の外形輪郭面
を勾配を持たせても良い。
【００２２】ここで、基板１の厚みを薄くすると、基板
の両面に重ねられたボタン形電池同士がポケットの隙間
嵌め公差や振動により互いに非平行状態になり、内側面
同士がブリッジ的に接触するおそれがある。しかしなが
ら、両面電極片部１ａの基板張り出し片部１ａａの両面
が印刷配線箔１ａｂの周りを取り囲む非配線領域１ａｃ
を有しているので、基板張り出し片部の中央部に厚みの
ある印刷配線箔が形成されているため、ボタン形電池同
士が非平行状態になっても内側面同士が接触しない。従
って、薄い基板を使用しても内側面同士の短絡事故を防
止でき、高信頼性の電池収納構造を実現できる。
の両面に重ねられたボタン形電池同士がポケットの隙間
嵌め公差や振動により互いに非平行状態になり、内側面
同士がブリッジ的に接触するおそれがある。しかしなが
ら、両面電極片部１ａの基板張り出し片部１ａａの両面
が印刷配線箔１ａｂの周りを取り囲む非配線領域１ａｃ
を有しているので、基板張り出し片部の中央部に厚みの
ある印刷配線箔が形成されているため、ボタン形電池同
士が非平行状態になっても内側面同士が接触しない。従
って、薄い基板を使用しても内側面同士の短絡事故を防
止でき、高信頼性の電池収納構造を実現できる。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るボタ
ン形電池の収納構造は、単純に２個のボタン形電池を直
接積層状態に収納するのではなく、２個のボタン形電池
の間に絶縁仕切り板を有すると共に２個の電池の両外側
面同士を導通する導通手段を有する電池ホルダを用い、
これを装置ケース体内のホルダ収納部に開口を介して挿
入することにより、内部の印刷基板の両面電極片部に絶
縁仕切り板の差込み欠損部が係合するように構成した点
に特徴を有するものである。従って、次の効果を奏す
る。
ン形電池の収納構造は、単純に２個のボタン形電池を直
接積層状態に収納するのではなく、２個のボタン形電池
の間に絶縁仕切り板を有すると共に２個の電池の両外側
面同士を導通する導通手段を有する電池ホルダを用い、
これを装置ケース体内のホルダ収納部に開口を介して挿
入することにより、内部の印刷基板の両面電極片部に絶
縁仕切り板の差込み欠損部が係合するように構成した点
に特徴を有するものである。従って、次の効果を奏す
る。
【００２４】 ２個の電池が基板を挟んで重ね合わせ
状態にあるので、電池収納スペースを低減でき、装置の
小型化の実現や実装余裕を確保できる。一方のボタン形
電池の正極と他方のボタン形電池の負極の接続は外側面
同士を電池ホルダ側の導通手段で導通させることにより
達成されており、内側面同士はホルダ挿入の有無に拘ら
ず常に非接触状態にある。電池同士の直接の積み重ね状
態ではないので、電池接続の信頼性も充分確保できる。
また、電池ホルダに２個のボタン電池を直接積み重ねた
状態で収納した場合には、その直列電源を装置ケース内
の基板に給電するとき、基板側に別途中継手段が必要と
なり、複雑な構成になると共に、電池収納部の厚みが増
してしますが、本発明においては、基板から一体的に張
り出した両面電極片部がボタン形電池の内側面間に相対
的に差し込まれるようになっているので、電源中継手段
が不要であるばかりか、電池収納部の厚みの縮小化にも
寄与している。更に、本発明では装置ケース体のホルダ
収納部に対して挿抜可能で分離できる電池ホルダを採用
している。従って、電池ホルダに対して電池交換を行な
えば良いので、視認性や取り扱い性も高い。
状態にあるので、電池収納スペースを低減でき、装置の
小型化の実現や実装余裕を確保できる。一方のボタン形
電池の正極と他方のボタン形電池の負極の接続は外側面
同士を電池ホルダ側の導通手段で導通させることにより
達成されており、内側面同士はホルダ挿入の有無に拘ら
ず常に非接触状態にある。電池同士の直接の積み重ね状
態ではないので、電池接続の信頼性も充分確保できる。
また、電池ホルダに２個のボタン電池を直接積み重ねた
状態で収納した場合には、その直列電源を装置ケース内
の基板に給電するとき、基板側に別途中継手段が必要と
なり、複雑な構成になると共に、電池収納部の厚みが増
してしますが、本発明においては、基板から一体的に張
り出した両面電極片部がボタン形電池の内側面間に相対
的に差し込まれるようになっているので、電源中継手段
が不要であるばかりか、電池収納部の厚みの縮小化にも
寄与している。更に、本発明では装置ケース体のホルダ
収納部に対して挿抜可能で分離できる電池ホルダを採用
している。従って、電池ホルダに対して電池交換を行な
えば良いので、視認性や取り扱い性も高い。
【００２５】 上記導通手段として挟み込みバネ性線
材を採用した場合には、確実な導通機能と挟み込み力に
よる適正な接点圧を確保できると共に、絶縁仕切り板を
含めた電池ホルダ自体を樹脂成形品で実現でき部品の低
コスト化が可能となる。
材を採用した場合には、確実な導通機能と挟み込み力に
よる適正な接点圧を確保できると共に、絶縁仕切り板を
含めた電池ホルダ自体を樹脂成形品で実現でき部品の低
コスト化が可能となる。
【００２６】 上記ホルダ収納部において凸条部が設
けられている場合には、電池ホルダの挿入度合いが進む
につれ、電池の外側面とバネ性線材との間及び電池の内
側面と両面電極片部の電極面との間に除々に接点圧が加
わるようになっているため、接点部の信頼性が増す。
けられている場合には、電池ホルダの挿入度合いが進む
につれ、電池の外側面とバネ性線材との間及び電池の内
側面と両面電極片部の電極面との間に除々に接点圧が加
わるようになっているため、接点部の信頼性が増す。
【００２７】 基板張り出し片部の両面が上記印刷配
線箔の周りを取り囲む非配線領域を有する場合において
は、基板張り出し片部の中央部に厚みのある印刷配線箔
が形成されているため、ボタン形電池同士が非平行状態
になっても内側面同士が接触しない。従って、薄い基板
を使用しても内側面同士の短絡事故を防止でき、高信頼
性の電池収納構造を実現できる。
線箔の周りを取り囲む非配線領域を有する場合において
は、基板張り出し片部の中央部に厚みのある印刷配線箔
が形成されているため、ボタン形電池同士が非平行状態
になっても内側面同士が接触しない。従って、薄い基板
を使用しても内側面同士の短絡事故を防止でき、高信頼
性の電池収納構造を実現できる。
【図１】本発明のボタン電池の収納構造を適用した小型
無線式エンジンスタータの実施例を示す分解斜視図であ
る。
無線式エンジンスタータの実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図２】同実施例におけるボタン電池の収納構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図３】同実施例における電池交換の態様を説明するた
めの斜視図である。
めの斜視図である。
【図４】同実施例における電池交換の態様を説明するた
めの別の斜視図である。
めの別の斜視図である。
【図５】同実施例における電池交換の態様を説明するた
めのまた別の斜視図である。
めのまた別の斜視図である。
【図６】同実施例におけるケースの上ハーフを取り除い
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
１…両面印刷基板 １ａ…両面電極片部 １ａａ…基板張り出し片部 １ａｂ…印刷配線箔 １ａｃ…非配線領域 １ｂ…レジスト塗布領域 ２…ブザー ３…伸縮式ロッドアンテナ ４…装置ケース体の上ハーフ ５…装置ケース体の下ハーフ ６…スタートスイッチボタン ７…ストップスイッチボタン ８…ホルダ収納部 ８ａ…側面開口 ８ｂ…仕切り壁 ８ｃ…凸条部 ８ｄ…突起 ８ｅ…凹部 １０…電池ホルダ １０ａ…係合爪 １０ｂ…取付け溝 １１…第１のポケット １２…絶縁仕切り板 １２ａ…欠損部 １３…第２のポケット １４…挟み込みバネ性線材 Ａ…第１のボタン形電池 Ｂ…第２のボタン形電池 Ａ１，Ｂ１…電池の外側面 Ａ２，Ｂ２…電池の内側面。
Claims (4)
- 【請求項１】 電子部品を実装した印刷基板を内蔵する
装置ケース体と、前記装置ケース体の開口を介してホル
ダ収納部に対し挿抜可能の電池ホルダとを有し、前記印
刷基板は前記開口に向かって前記ホルダ収納部側に張り
出した両面電極片部を一体的に備え、前記電池ホルダ
は、第１のボタン形電池を挿抜可能に収納する第１のポ
ケットと、これに絶縁仕切り板を隔てて第１のボタン形
電池に重ね合わせ状態で第２のボタン形電池を挿抜可能
に収納する第２のポケットと、第１のポケット内の第１
のボタン形電池の外側面と第２のポケット内の第２のボ
タン形電池の外側面とを導通する導通手段を備えてお
り、前記絶縁仕切り板は前記両面電極片部を受容する欠
損部を有して成ることを特徴とするボタン形電池の収納
構造。 - 【請求項２】 請求項１に記載のボタン形電池の収納構
造において、前記導通手段は、前記第１及び第２のボタ
ン形電池の面中央部に両端部が当接すべき挟み込みバネ
性線材であることを特徴とするボタン形電池の収納構
造。 - 【請求項３】 請求項２に記載のボタン形電池の収納構
造において、前記ホルダ収納部には前記開口側から前記
電池ホルダの挿入深さ方向に前記挟み込みバネ性線材の
両端部側を圧接する凸条部が形成されて成ることを特徴
とするボタン形電池の収納構造。 - 【請求項４】 請求項１乃至請求項３のいずれか一項に
記載のボタン形電池の収納構造において、前記両面電極
片部は、基板張り出し片部と、この両面に形成された印
刷配線箔とを有し、前記基板張り出し片部の両面は前記
印刷配線箔の周りを取り囲む非配線領域を有することを
特徴とするボタン形電池の収納構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262391A JPH07114910A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ボタン形電池の収納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5262391A JPH07114910A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ボタン形電池の収納構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07114910A true JPH07114910A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17375120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5262391A Pending JPH07114910A (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ボタン形電池の収納構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07114910A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000065674A1 (en) * | 1999-04-23 | 2000-11-02 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Electrical appliance with battery holder |
| JP2007227246A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Tokai Rika Co Ltd | 電池接点端子の保持構造及び電子キーの電池接点端子保持構造 |
| US7499645B2 (en) | 2003-10-17 | 2009-03-03 | Sony Corporation | Electronic apparatus |
| WO2014162694A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-09 | パナソニック株式会社 | 組電池構造体 |
| WO2015085616A1 (zh) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | 樊书印 | 一种微型脸部按摩器 |
| WO2016098715A1 (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 第一電子工業株式会社 | コネクタ |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP5262391A patent/JPH07114910A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000065674A1 (en) * | 1999-04-23 | 2000-11-02 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Electrical appliance with battery holder |
| US6436569B1 (en) * | 1999-04-23 | 2002-08-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Electrical appliance with battery holder |
| US7499645B2 (en) | 2003-10-17 | 2009-03-03 | Sony Corporation | Electronic apparatus |
| JP2007227246A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Tokai Rika Co Ltd | 電池接点端子の保持構造及び電子キーの電池接点端子保持構造 |
| WO2014162694A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-09 | パナソニック株式会社 | 組電池構造体 |
| WO2015085616A1 (zh) * | 2013-12-12 | 2015-06-18 | 樊书印 | 一种微型脸部按摩器 |
| US10456325B2 (en) | 2013-12-12 | 2019-10-29 | Shuyin Fan | Micro facial massager |
| WO2016098715A1 (ja) * | 2014-12-18 | 2016-06-23 | 第一電子工業株式会社 | コネクタ |
| CN107112669A (zh) * | 2014-12-18 | 2017-08-29 | 第电子工业株式会社 | 连接器 |
| US9941649B2 (en) | 2014-12-18 | 2018-04-10 | Ddk Ltd. | Interboard connection connector with battery connector |
| CN107112669B (zh) * | 2014-12-18 | 2019-04-16 | 第一电子工业株式会社 | 连接器 |
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