JPH08173602A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH08173602A
JPH08173602A JP6335563A JP33556394A JPH08173602A JP H08173602 A JPH08173602 A JP H08173602A JP 6335563 A JP6335563 A JP 6335563A JP 33556394 A JP33556394 A JP 33556394A JP H08173602 A JPH08173602 A JP H08173602A
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JP
Japan
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variable display
display
variable
display device
game
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JP6335563A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技機、コイン遊技機、スロットマ
シン等の画像可変表示装置を有する遊技機に、新規な表
示態様が得られる画像表示手段を備え、遊技内容の多様
化と遊技効果の向上を図る。 【構成】 異なる遊技価値の付与可能性を呈示する複数
の可変表示装置を備える遊技機に、可変表示装置の変動
表示が実行される際にキャラクタ画像を主体とする演出
画像を出力する画像表示装置を設けるとともに、異なる
遊技価値の付与可能性を呈示する複数の可変表示装置に
は優先順位を設定し、優先される可変表示装置の変動表
示の演出画像に出力を切り換える手段を備える。遊技価
値の付与可能性を呈示する可変表示装置の変動表示の始
動時から、変動表示期間終了により導出される当たり/
はずれの発生中、あるいは、変動表示の過程で特定の表
示内容が得られる場合に演出画像としてキャラクタ画像
を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像可変表示装置を備
える遊技機に関する。詳しくは、遊技盤面を構成する複
数の可変表示装置の変動表示の同期制御、階層構造を有
する画像表示の表示制御を行う手段を備えるパチンコ遊
技機、コイン遊技機等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像可変表示装置を備える遊技機
としては、コイン遊技機、スロットマシン、パチンコ遊
技機等がある。コイン遊技機やスロットマシン等は、画
像可変表示装置が遊技機の基幹となり、その表示部は縦
横のマトリクス状に陳ぶ表示領域が設定されている。多
くの機種では、縦に1面ないし3面が連なる連動表示領
域を横3列に設定し、1×3ないし3×3の絵柄面を変
動表示する。従来、横3列に並んだ連動表示領域それぞ
れをスロットリールで構成したものが主流であったが、
現在、デジタル電光板や液晶ディスプレイ、CRTを利
用した表示部も用いられるようになっている。
【0003】スロットリールの場合、数字や記号を含む
各種の図柄が描かれた絵柄面が連なるリールを回転始動
することにより、それぞれの連動表示領域で変動表示を
行う。デジタル電光板や液晶ディスプレイの場合は、表
示部に絵柄面単位で設定された表示領域に対し、予め用
意された各種表示用データをシーケンシャル、あるいは
ランダムに切換出力することにより、スロットリールに
よる図柄の変動表示形態を画面上で展開する。
【0004】スロットマシン等では、始動レバーやボタ
ンを操作して、変動表示を始動し、各連動表示領域毎に
設けられた停止ボタンを操作して、変動表示停止制御を
作動させる。後述するパチンコ遊技機に備えられる画像
可変表示装置のように、始動スイッチの作動により変動
表示が始動し、一定の変動表示期間を経過すると停止制
御が作動するものもある。
【0005】このような画像可変表示装置の表示部に
は、予め、絵柄面の縦横斜めの配列について、いわゆる
当たりラインが一線ないし複数線設定されている。縦1
面の構成では横1線であるが、3×3の絵柄面からなる
画面構成には横中央1線ないし横3線から最多で縦斜め
を加えて8線の当たりラインが設定される。
【0006】図柄の変動表示に停止制御が作動し、当た
りライン上に図柄の組み合わせが停止表示されるが、変
動表示中に画面に出現し、停止表示され得る図柄の中
に、予め、当たり図柄となる組み合わせを一種類ないし
複数種類設定することにより、図柄の組み合わせは遊技
状態を明示する識別情報となる。変動表示に停止制御が
作動し、当たり図柄となる組み合わせが、当たりライン
に整列した状態で停止すると当たりとなり、特定の遊技
価値の付与や、コインの払出、得点の計上が行われる。
【0007】一方、パチンコ遊技機は、打球操作ハンド
ルからパチンコ玉を発射して、平坦な遊技盤に形成され
た遊技領域に送出し、遊技領域に打ち込まれたパチンコ
玉(以下、打玉とする)を遊技領域を流下させるもので
ある。遊技領域には、打玉の流れを誘導ないし妨害する
釘や風車、各種入賞口を設けてあり、入賞口への打玉の
入賞と、打玉の入賞に対する遊技機の応答に興じる遊技
機である。
【0008】入賞口の形態としては、ポケット状のも
の、通孔状のもの、開閉動作を可変的に行うハネを有す
るもの、往復動作や回転動作を可変的に行う種々の形状
のハネや回転体により打玉の誘導、排除に関与する役物
を備えた入賞口、可変的な開閉状態を呈する大入賞口等
があり、これらの形態を組み合わせた様々な入賞口が存
在する。また、一旦入賞した打玉を遊技盤裏面に設けた
径路に導き、遊技盤に設けられた他の玉出口から排出す
るワープ入賞口がある。
【0009】入賞口には、打玉の入賞を検出し、パチン
コ遊技機を構成する各装置の制御に関与するスイッチが
備えられている。入賞球の検出により、画像可変表示装
置の変動表示の始動と停止、役物の動作や配置の変更、
特定の入賞口における入賞確率の変動制御、あるいは、
予め設定した数の賞球の払出などの応答が実行される。
【0010】パチンコ遊技機には、前述のスロットマシ
ン等と同様の表示部を有する画像可変表示装置が設置さ
れている。スロットリールの場合は、各種の絵柄面が連
なるリールを回転始動することにより、デジタル電光板
や液晶ディスプレイの場合は、予め用意された各種表示
用データをシーケンシャル、あるいはランダムに切換出
力することにより、変動表示を行う。
【0011】パチンコ遊技機の場合、遊技領域の中央に
画像可変表示装置を一台配置したものや、さらにもう一
台の画像可変表示装置を組み合わせたものが多く見受け
られる。遊技領域中央に配置された画像可変表示装置
は、表示部に縦横1×2、1×3ないし3×3の絵柄面
からなる画面構成となっている。このような複数絵柄面
で画面を構成する場合、縦1面の構成では横1線、3×
3の画面構成では横中央1線ないし横3線、または斜め
を加えて5線であるが、最多で縦を加えて8線の当たり
ラインが設定され得る。他方の画像可変表示装置は比較
的小型で、表示部は1画面で1絵柄面を表示するもので
ある。
【0012】遊技領域の中央に画像可変表示装置を一台
配置したものや、さらにもう一台の画像可変表示装置を
組み合わせたもののいずれの場合も、一の画像可変表示
装置について始動スイッチが設置された入賞口に打玉が
入賞すると、入賞球が始動口スイッチによって検出さ
れ、一の画像可変表示装置が変動表示を開始する。
【0013】変動表示始動直後に変動表示停止制御が働
き、表示部は何らかの図柄を表示して停止する。デジタ
ル電光板や液晶ディスプレイを用いたパチンコ遊技機の
変動表示停止制御は、始動入賞球に、タイムカウンタや
乱数発生器が生成した数値を付与し、付与された数値を
判定することにより停止表示図柄が制御されている。生
成する数値には、いわゆる当たりとなる特定の数値が含
まれ、付与された数値が当たりと判定された際には、予
め当たり図柄として設定された図柄を表示した状態で停
止する。複数の絵柄面からなる画面を有する表示部で
は、予め当たり図柄として定められた組み合わせが、予
め設定された当たりライン上に配列された状態で停止す
る。
【0014】複数の絵柄面からなる画面の場合、一般的
に、各連動表示領域の停止に若干の時間差を設けてい
る。1の連動表示領域のみが変動表示を続行する時点
で、すでに他の連動表示領域に停止表示されている図柄
が、当たり図柄の組み合わせに含まれ、当たり状態を得
る可能性を有する場合をいわゆるリーチとして設定し、
画面表示や変動表示期間の延長などによりリーチ状態で
あることを報知し、遊技効果を高めている。
【0015】デジタル電光板や液晶ディスプレイを用い
た場合は、画面上に分割設定した表示領域に配置した図
柄を変動表示するだけでなく、リーチ状態や、当たりが
発生した際に表示領域の分割設定を休止し、ディスプレ
イ全面を一表示領域として画面表示を行うものもある。
液晶ディスプレイを用いた場合は背景画像にキャラクタ
を重ね合わせて出力するキャラクタ画像により、動画を
表示することが可能であるため、キャラクタを用いた動
的図柄の組み合わせによる変動表示も利用されている。
【0016】当たりの場合、遊技者に特定の遊技価値を
付与し、大入賞口や役物入賞口を一定の時間、入賞球数
に限定して開成し、打玉の入賞を優遇し、あるいは特定
の入賞口への入賞を待遇する。
【0017】遊技領域の中央の画像可変表示装置にさら
にもう一台の画像可変表示装置を組み合わせたパチンコ
遊技機の場合、一の画像可変表示装置の当たり発生時
に、遊技価値として開成した入賞口への入賞等を介在さ
せて得られる始動入賞によって、他の画像可変表示装置
の変動表示を始動する。このように、一方の画像可変表
示装置に関わる当たりと、他方に関わる当たりは並立せ
ず、それぞれの当たりを手順を追って発生させることに
より、遊技内容が展開する。これは、画像可変表示装置
に関わる当たりに限らず、役物の動作に関わる当たりに
ついても同様である。
【0018】役物入賞口や大入賞口などには、入賞した
打玉の振り分けを行うものがある。入賞口内に機械的手
段により特定領域を設定したり、入賞球に計数器で発生
させた乱数を対応させるなどの手段により、入賞球の振
り分けを行う。入賞球が特定領域を通過した場合、ない
しは、特定値が割り振られた場合、特定の遊技価値を付
与する。
【0019】上述の場合を含む様々な過程で、各種入賞
口を開成して入賞を優遇し、あるいは特定の入賞口への
入賞を待遇する他、遊技者に有利な遊技内容を展開した
り、振り分けによる入賞頻度や当たりの出現確率を変更
するなどの遊技価値を付与する。また、付与条件の異な
る遊技価値を組み合わせることにより、遊技内容の展開
を多様化させている。
【0020】パチンコ遊技機は、打玉が入賞すると、遊
技者に対して賞球を払い出すことにより、遊技価値を付
与しているが、最近は、パチンコ遊技機と同様の遊技内
容を展開するものの、賞球の払出はせず、代わりに記録
媒体を用いたカードに賞球に相当する遊技価値を記録す
るカード遊技機がある。
【0021】上述した遊技機は、いずれも、変動表示す
る図柄に多様性をもたせ、効果音や電飾の点滅、遊技盤
や本体に装飾をこらすなど、さまざまな手法により遊技
効果を高める工夫がなされている。また、設定の異なる
遊技価値を組み合わせて、遊技価値付与の過程に変化を
持たせた新機種が開発されている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、画像可
変表示装置を備えた遊技機は、各種の工夫により遊技効
果が高められている。画像可変表示装置の表示部は、パ
チンコ遊技機においては、各種の入賞球装置や装飾物等
が備えられた遊技盤のほぼ中心に配置されており、遊技
者の打球操作の結果に対する遊技機の応答を多彩なもの
にしている。コイン遊技機やスロットマシン等において
は、画像可変表示装置は、遊技内容を展開するための基
本構成となっている。遊技機に備えられた画像可変表示
装置は、遊技内容を展開し、遊技効果を高める重要な役
割を果たしている。
【0023】しかし、このような遊技機に備えられてい
る画像可変表示装置は、確率的な手法などの設定に従っ
て表示領域を指定し、予め用意された図柄の中から表示
する図柄の組み合わせを選択し、変動表示を行うのみで
ある。パチンコ遊技機を例に挙げれば、コンピュータに
よる制御手段を導入した結果、打玉の入賞や当たりの確
率設定、効果音や電飾などの動作が自在となり、液晶デ
ィスプレイ等の画像可変表示装置が備えられるようにな
った。画像可変表示装置により、遊技効果が向上し、遊
技内容も多様化しているとはいえ、未だにスロットリー
ルの代用として、一定の図柄の変動表示を単調に繰り返
し、当たりやリーチ状態の報知補助を行う程度の表示を
行うに過ぎない。
【0024】パチンコ遊技機、コイン遊技機やスロット
マシン等は、打玉の入賞、ないし画像可変表示装置の表
示部に出現する図柄の組み合わせを期待する遊技機であ
るため、比較的遊技内容が簡明であるとともに画一的な
展開となる傾向がある。一方、手軽に興じることができ
る遊技機としての需要が多く、絶えず新機種を開発し、
新規な遊技内容を提供することが求められている。
【0025】本発明は、パチンコ遊技機、コイン遊技
機、スロットマシン等の画像可変表示装置を有する遊技
機に、新規な表示態様が得られる画像表示手段を備え、
遊技内容の多様化と遊技効果の向上を図ることを目的と
する。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の遊技機は、画像の変動表示を始動制御す
る手段を備える可変表示装置を有し、遊技者の特定の遊
技操作により画像の変動表示が始動し、変動表示の終結
時の最終出力結果が所定の表示内容となる場合に所定の
遊技価値を付与可能とする遊技機において、所定の遊技
価値の付与可能性を呈示する可変表示装置の変動表示が
実行される際に、キャラクタ画像を主体とする演出画像
を出力する画像表示装置を設ける。独立した始動制御す
る手段により始動し、異なる遊技価値の付与可能性を呈
示する複数の可変表示装置を有する場合は、複数の可変
表示装置の優先順位を設定し、優先される可変表示装置
の変動表示の演出画像に出力を切り換える手段を備え
る。
【0027】遊技価値の付与可能性を呈示する可変表示
装置は、いわゆる当たり/はずれを明示できる識別情報
を出力するものであればよい。例えば文字や記号等の複
数種類の図柄を用いて、可変表示装置に複数の表示領域
を有する場合は、特定の図柄の組み合わせあるいは表示
位置に当たりを設定し、一の表示領域を有する場合は、
特定の図柄に当たりを設定し、表示領域毎にスクロール
等の変動表示を行い、変動表示が停止した際に表示され
る図柄の位置や図柄の種類、組み合わせにより等により
当たり/はずれを明示する識別情報を得ることができ
る。複数の表示領域に図柄の組み合わせにより当たり/
はずれを示す場合は、各表示領域の変動表示の停止時期
に差異を持たせ、最後に変動表示を停止する表示領域の
停止結果次第で当たりが発生する、いわゆるリーチ状態
が成立した際に、特有の表示制御を行う。また、CRT
やLCD、プラズマディスプレイを用いて、キャラクタ
画像等を含む識別情報の出力も利用可能である。図柄を
用いる場合はLED表示器を含む各種の表示装置が利用
可能である。
【0028】遊技価値の付与可能性を呈示する可変表示
装置の変動表示の演出には、キャラクタ画像を主体と
し、目的達成要求をイベントとする目的達成要求場面を
用いるとよい。複数の目的達成要求場面を有する場合
は、変動表示の始動に際し、出力する一の目的達成要求
場面を選択する目的達成要求場面選択手段を備え、目的
達成要求場面のイベントに含まれる目的達成の成否や出
現キャラクタ等の構成要素を選択する必要がある場合
は、目的達成構成要素の決定手段を備える。2以上の実
行順位を有する階層で構成される目的達成要求場面を用
いることも可能である。
【0029】目的達成要求場面に包含されるイベント
は、何らかの目的達成を要求し、目的達成の成否によっ
て、所定の遊技価値の付与可能性を呈示する変動表示の
演出を行うものであるため、少なくとも変動表示の停止
結果に矛盾しない表示内容が求められる。さらに、遊技
価値の付与可能性の呈示に対する期待感を高め、遊技内
容を充実させるには、当たり/はずれの導出過程を反映
し、変動表示の停止結果に対応する演出画像を用いるこ
とが望ましい。例えば特定のキャラクタと、他のキャラ
クタや、特定のキャラクタと背景画像の特定位置との対
比により、表示内容が2通り以上に視覚的に差別化し、
遊技内容を暗示する必要がある。
【0030】キャラクタ画像は、表示内容の主体となる
キャラクタと背景画像で構成されるもので、キャラクタ
と背景画像を独立した二面の画像データ、あるいは、キ
ャラクタと背景が一面の画像データとして用意されるこ
とから、キャラクタ画像を表示する画像表示装置には、
液晶ディスプレイ、CRT、プラズマディスプレイの利
用が考えられる。
【0031】キャラクタ画像を用いる演出画像は、遊技
価値の付与可能性を呈示する可変表示装置の変動表示の
始動時から、変動表示期間終了まで出力される場合と、
変動表示の過程で特定の表示内容が得られる場合に出力
を開始する場合が考えられる。変動表示期間にわたって
演出を行う場合は、変動表示の始動とともにキャラクタ
画像を出力する表示制御を行う。識別情報による当たり
/はずれの表示結果を演出するキャラクタ画像は、表示
内容によっては当たり/はずれの表示結果を予告する恐
れがあるため、識別情報の変動表示期間終了以降に出力
されるように表示制御する必要がある。変動表示の過程
で特定の表示内容について演出を行う場合は、特定の表
示内容の成立とともにキャラクタ画像を出力する表示制
御を行う。キャラクタ画像を用いた演出を行う特定の表
示内容には、当たり/はずれの発生、あるいはリーチ状
態の成立が考えられる。
【0032】本発明の遊技機では、変動表示の始動が独
立し、異なる遊技価値の付与可能性を呈示する複数の可
変表示装置では、変動表示期間が重複し、キャラクタ画
像による演出を行う可変表示装置を指定する必要が生じ
る。キャラクタ画像を用いた演出による遊技効果や、遊
技内容、遊技価値を考慮して、複数の可変表示装置にお
ける変動表示または変動表示中の表示内容の優先順位を
設定し、優先される可変表示装置の変動表示または表示
内容に合った演出画像に出力を切り換える表示制御手段
を備え、優先される可変表示装置の変動表示の始動時、
変動表示中の表示内容の成立時に演出画像の出力を切り
換える。
【0033】本発明の遊技機に設ける画像表示装置の変
動表示の始動制御は、パチンコ遊技機等、打球操作ハン
ドルによりパチンコ玉を遊技領域に送出する遊技機で
は、打玉の始動入賞口への入賞、コイン遊技機やスロッ
トマシン等では、ボタン、スタートレバー等による始動
操作、コインの投入などが作動に関与する。打玉の入賞
や始動操作に応答して、各可変表示装置の変動表示に出
力される表示内容と、演出画像を決定するとよい。
【0034】当たりないしはずれを設定された確率で出
現させる必要がある遊技機では、当たり/はずれの決定
を、変動表示の表示内容とは独立的に決定する必要があ
る。パチンコ遊技機等においては変動表示を始動する打
玉の入賞により実行し、スロットマシン等においてはス
タートレバーの操作、コインの投入等の表示始動制御に
関わる始動操作、クレジット得点を引き落として賭け数
を入力設定操作するためのベットボタンの操作、表示結
果の導出までの時間短縮操作のためのボタン操作の検出
により実行する。別個に定まる当たり/はずれの決定
と、可変表示装置の変動表示の停止結果を比較判定し、
必要に応じて変動表示に出力する表示内容や演出画像を
変更する。
【0035】本発明の遊技機は、遊技者の特定の遊技操
作により、可変表示装置の変動表示が始動し、停止結果
がはずれを示すと変動表示が終結し、停止結果に当たり
を示す特定の表示内容が得られると変動表示が終結する
とともに遊技者に所定の遊技価値を付与可能となる。
【0036】遊技者に付与される所定の遊技価値は、ス
ロットマシン、コイン遊技機等の場合、コイン等の価値
物体の払出、得点の計上などが考えられる。パチンコ遊
技機の場合は、一定の時間、入賞球数等の制限内で、通
常は入賞不可能な大入賞口や、入賞が制限されている役
物入賞口を開放し、あるいは当たりの発生する確率を大
きく、打玉の入賞を優遇し、遊技価値を付与可能な状態
としている。実際に打玉が入賞して、賞球が払い出され
ることにより遊技価値が付与される。また、賞球の払出
はせず、代わりに記録媒体を用いたカードに賞球に相当
する遊技価値を記録する。
【0037】本発明の遊技機は、パチンコ遊技機、コイ
ン遊技機、スロットマシン等の画像表示と表示結果を遊
技内容に含む遊技機全般について適用が可能である。
【0038】
【実施例】図1は、本発明の実施例における遊技機の遊
技盤面の構成を示す正面図である。遊技機の遊技盤1の
前面には遊技領域3が形成されている。遊技者は、遊技
機の打球操作ハンドルを操作すると、パチンコ玉が1つ
づつ発射される。発射されたパチンコ玉は、区画レール
2によって遊技領域3内に導かれて、遊技領域3を流下
する。遊技領域3内には、打玉の流下進路を誘導ないし
妨害する釘や風車、各種入賞口と画像表示装置類が設置
され、遊技領域3の周辺には各所に装飾が施されてい
る。以下、遊技領域3に打ち込まれたパチンコ玉を打玉
とし、遊技盤面の構成について概略を説明する。
【0039】遊技領域3の中央には、キャラクタ画像を
主体とする画像情報を変動表示するための可変表示装置
4が設けられている。本実施例では、可変表示装置4の
表示部5は、特別図柄または普通図柄を演出する飾り図
柄を表示する。可変表示装置4は、表示部5の他に、上
部に設定図柄表示部7、設定図柄表示部7の両側に始動
記憶表示器6とを有する。また、可変表示装置4の頂上
に入賞口9、下部に二つのワープ出口8がある。
【0040】可変表示装置4の下方にある可変入賞球装
置10は、主な構成として、ソレノイド14の作動によ
り、開成して大入賞口となる開閉板13と可変表示装置
17とを有する。大入賞口の内部には、入賞玉を検出す
る入賞玉検出器16と、入賞玉の内、設定された特定領
域に入賞した打玉を検出する特定玉検出器15がある。
また、可変入賞球装置10の上縁中央に始動入賞口1
1、始動入賞口11の両側に入賞口18を備えている。
始動入賞口11の下方には、始動入賞口に入賞した打玉
を検出する始動玉検出器12を有する。
【0041】可変表示装置17は、左側、中央、右側の
3つの表示領域を有し、図では、一例として図柄「7」
がそれぞれの表示領域に表示されている。本実施例で
は、特別図柄が、可変表示装置17に表示する図柄の組
み合わせによる識別情報に該当する。
【0042】可変表示装置4の右にある普通図柄表示部
26は、可変入賞球装置24と一体的に設けられてお
り、いわゆる普通図柄を表示する。普通図柄表示部26
は、一の表示領域に図柄を変動表示するもので、図では
一例として図柄「7」が表示されている。普通図柄表示
部26の両側には普通始動記憶表示器27を有する。
【0043】可変入賞球装置24は、内部に入賞玉を検
出する始動玉検出器25を有し、上部にはソレノイド等
の作動により開閉する玉受部材28を備えている。図
は、開放状態の玉受部材28を示している。
【0044】可変表示装置4の両側には、いわゆる肩部
に通過口19および通過口22、袖部に入賞口35が配
設されている。通過口22の内側には、通過した打玉を
検出する通過玉検出器23がある。通過口19の下には
ワープ入口20を有し、ワープ入口20に入った打玉
は、ワープ通路21を経て、可変表示装置4の下部のワ
ープ出口8から排出される。
【0045】ワープ出口8は可変入賞球装置10の真上
に設けられており、ワープ入口20に入った打玉が、ワ
ープ出口8から落下して可変入賞球装置10に備える各
入賞口に入賞しやすいように構成されている。遊技領域
3において可変表示装置4が比較的大きな配置スペース
を占めることを考慮し、可変入賞球装置10への入賞経
路を確保するための構成である。
【0046】装飾としては、区画レール2周辺にレール
飾りランプ29、遊技領域3の左右にサイドランプ3
0、ワープ入口20に肩ランプ34が設けられている。
開閉板13の内側には、大入賞口の入賞玉がさらに特定
領域に入賞した場合に点灯して遊技者に遊技状態を報知
するためのV表示LEDを有する。図示したものの他に
も、各種ランプ類やLEDが配設され、遊技状態に応じ
て点滅する等、遊技領域やその周辺を装飾して、遊技効
果を高めたり、遊技状態を遊技者に報知する。
【0047】続いて、遊技盤面の画像表示装置類と各入
賞口について説明する。可変入賞球装置24の普通図柄
表示部26はLED表示器等を用いて、「0」、
「1」、「3」、「5」、「7」、「9」の7種類の図
柄を可変表示する。普通図柄表示部26の図柄の変動表
示は、通過口22を打玉が通過し、その通過玉が検出さ
れたことに応答して開始される。普通図柄表示部26に
おける変動表示が停止した時点で、「7」の図柄が停止
表示されている場合には、当たりが発生し、可変入賞球
装置24の玉受部材28が所定時間、開放される。
【0048】普通始動記憶表示器27は、LED表示器
等を用いて普通図柄の可変表示を始動する通過玉の有効
数を記憶するためのものである。普通図柄表示部26が
変動表示中に通過口22を打玉が通過し、通過玉が検出
される都度に記憶数が更新され、記憶数に応じたLED
が点灯される。普通始動記憶の上限値は4個に定められ
ている。普通始動記憶がある場合は、普通図柄表示部2
6における変動表示が停止するのを待って、普通図柄表
示部26における次の変動表示が開始される。
【0049】可変表示装置4の設定図柄表示部7には、
例えば、LED表示器を用いて0〜9の10個の数字図
柄の表示を可能とし、設定図柄表示部7に停止表示した
図柄を、遊技場側が、停止表示図柄の種類に応じて遊技
者が獲得した遊技価値の扱いなどの遊技条件の設定に用
いることができる。
【0050】可変表示装置4の表示部5は、キャラクタ
画像による多彩な出力に対応するため、CRTを用いて
いる。本実施例では、可変表示装置4の表示部5に出力
するキャラクタ画像は、例えば、一ないし複数の選択決
定手段によって段階的に定まる目的達成要求場面を階層
順に実行する構成を持ち、再対戦制御を用いて上位レベ
ルの階層にある目的達成要求場面への復帰を含む。一の
変動表示期間に出力されるキャラクタ画像は、階層に分
かれる目的達成要求場面を選択することにより定まる
上、複数の選択決定手段により定まる目的達成要求場面
や、上位レベルの目的達成要求場面への復帰も含まれる
ため、出力されるキャラクタ画像は複雑で多様性を有す
る。キャラクタ画像は、目的達成要求場面を階層順に実
行する構成に限らず、特別図柄または普通図柄の演出画
像に適当なものを用いることが出来る。
【0051】可変表示装置4の表示部5に出力されるキ
ャラクタ画像は、特別図柄または普通図柄を演出する飾
り図柄として用いる。可変表示装置4の表示部5の変動
表示は、可変表示装置17の特別図柄または可変入賞球
装置24の普通図柄表示部26の変動表示と連動ないし
同期して、特別図柄または普通図柄の変動表示を演出
し、表示部5の最終出力には、特別図柄または普通図柄
の変動表示の停止結果が示す当たり/はずれに符合する
演出画像を得る。可変表示装置17と普通図柄表示部2
6の変動表示期間は重複することがあるため、可変表示
装置4の表示部5の変動表示は、可変表示装置17と普
通図柄表示部26のいずれかを優先して変動表示を演出
するよう表示制御する。
【0052】飾り図柄による演出が優先されると、優先
される変動表示の始動に伴って、必要に応じて進行中の
飾り図柄の変動表示を中断した上で、飾り図柄を始動
し、同じ時期に最終出力、変動表示の停止結果を得る表
示制御が行われる。また、飾り図柄の演出は、優先され
る変動表示の始動に伴って出力する他、優先される変動
表示の展開に会わせて出力してもよい。本実施例では、
飾り図柄は平時、確率的に特別図柄より変動表示の始動
回数が多い普通図柄を演出し、特別図柄においてリーチ
成立時には、遊技内容の中心となる大当たりの発生に関
わる特別図柄の変動表示を優先して演出を行っている。
【0053】可変表示装置4の始動記憶表示器6は、可
変表示装置17の特別図柄の始動スイッチとなる始動入
賞の有効数を表示するもので、例えばLEDが用いられ
る。始動入賞口11および可変入賞球装置24に入賞し
た始動玉の有効数をLEDを点灯して表示する。可変表
示装置17の変動表示中に始動入賞が検出されると、そ
の都度に記憶数が更新され、記憶数に応じた数のLED
が点灯される。可変表示装置17は、1回の変動表示が
停止した後、次の変動表示が開始できる状態になるのを
待って、始動記憶に基づいて次の変動表示を開始する
が、始動入賞記憶の上限値は4個に定められている。
【0054】可変表示装置17は、前述の通り、複数の
表示領域に特別図柄を構成する図柄を変動表示する。本
実施例では、可変表示装置17は左側、中央、右側、そ
れぞれ1面ずつの表示領域を有するが、複数種類の識別
情報が得られるものであれば、表示器の種類、表示に用
いる図柄は問わない。
【0055】可変表示装置17の3つの表示領域の変動
表示は、始動入賞により一斉に開始され、それぞれ所定
のタイミングで順次停止する。本実施例の遊技機は、始
めに左側の表示領域の変動表示が停止し、次に中央の表
示領域の変動表示が停止し、最後に右側の表示領域の変
動表示が停止するよう設定されている。右側の表示領域
の変動表示が維持される間に、左側および中央の表示領
域の変動表示が停止した結果が、右側の表示領域の変動
表示の停止結果次第で大当たりとなる特定の組み合わせ
となる場合にはリーチ状態として特有の表示制御を行う
ことも可能である。
【0056】3つの表示領域の変動表示が停止すると、
左側、中央、右側の各表示領域に3つの図柄が停止表示
される。停止表示される図柄が特定の組み合わせとなっ
た場合に、いわゆる大当たりが発生し、開閉板13を開
成して打玉が入賞しやすい状態を得る。
【0057】可変入賞球装置24は、いわゆる普通電動
役物で、頂部には左右方向に所定範囲で回動可能な玉受
部材28が設けられている。普通図柄表示部26に当た
りを示す図柄が停止表示されると、一定時間、玉受部材
28が互いに離れる方向に回動して開放され、打玉の入
賞が可能となるが、玉受部材28が互いに近づく方向に
閉鎖された状態では、上方の釘にふさがれているため、
打玉は入賞しない。
【0058】可変入賞球装置24の内部には始動玉検出
器25があり、玉受部材28が開放される間に入賞した
打玉を検出して、可変表示装置17の図柄の変動表示を
始動する。始動入賞口11に打玉が入賞したときとほぼ
同様に、始動玉が検出されたときに可変表示装置17の
図柄の変動表示が行われているときは、特別図柄の始動
記憶を更新するとともに、可変表示装置4の始動記憶表
示器に表示する。
【0059】次に、可変入賞球装置10について説明す
る。可変入賞球装置10には、開閉板13が設けられて
いる。可変入賞球装置10は、通常時、開閉板13が閉
成して打玉が入賞不可能な状態となっているが、始動入
賞口11または可変入賞球装置24に打玉が入賞し、可
変表示装置17において変動表示の始動と停止が制御さ
れ、変動表示が停止した時の表示結果が予め定められた
特定の表示態様となったときにいわゆる大当たりが発生
し、開閉板13が開成して打玉が入賞可能な状態とな
る。
【0060】可変入賞球装置10の開放状態は、開閉板
13が開成状態となった後に、29.5秒経過するか、
打玉の入賞が所定数に至るか、いずれか早い方の条件が
成立したことにより終了して、開閉板13は通常の閉成
状態に戻る。開閉板13は、可変入賞球装置10内部の
ソレノイド14を作動することにより、開閉する。
【0061】また、可変入賞球装置10の内部には、V
領域等と呼ばれる特定領域が設定されている。開閉板1
3が開成状態にある可変入賞球装置10に入賞した打玉
が、この特定領域に入賞して特定玉検出器に検出される
と、可変入賞球装置10の開閉板13が閉成するのを待
って、再度、可変入賞球装置10の開閉板13を開成す
る繰返継続制御が行われる。この繰返継続制御による開
閉板13の開成は、上限回数が定められている。この場
合、可変入賞球装置10の開閉板13の内側に設けられ
たV表示LEDを点灯することにより、可変入賞球装置
10の開閉板13が開成したところに入賞した打玉が、
特定領域に入賞したことを、遊技者に報知する。
【0062】可変入賞球装置10、可変入賞球装置2
4、始動入賞口11、入賞口9、入賞口18、入賞口3
5に打玉が入賞した場合は、遊技者に対して、入賞玉1
個について、可変入賞球装置10の15個を除いて他は
7個の賞品球を遊技価値として付与している。遊技領域
3を流下する途中で、可変入賞球装置24と第2の可変
入賞球装置10、始動入賞口11、入賞口9、入賞口1
8、入賞口35のいずれかの入賞口へ入賞しない打玉
は、アウト玉として処理される。
【0063】前述の遊技盤の構成により、本実施例の遊
技機では、打ち込まれた打玉は、遊技領域3の上方から
流下し、その過程で通過口19ないし通過口22を通過
すると、通過口22に設けられたような通過玉検出器2
3により検出されると、普通図柄表示部26において図
柄の変動表示が開始される。普通図柄表示部26におけ
る変動表示が停止した時点で、当たりを示す「7」の図
柄が表示されている場合には、可変入賞球装置24の玉
受部材28が一定時間開放し、打玉が可変入賞球装置2
4に入賞可能な状態となる。
【0064】可変入賞球装置24に打玉が入賞した場
合、始動入賞口11に打玉が入賞した場合はいずれも、
可変表示装置17の図柄の変動表示が始動する。可変表
示装置17に変動表示の停止結果として停止表示される
図柄の組み合わせが、大当たりを示すものであれば、可
変入賞球装置10の開閉板13が開成状態となり、打玉
の入賞が可能となる。遊技者は、本実施例の遊技機にお
いて可変入賞球装置10、可変入賞球装置24に打玉を
入賞させて、遊技価値を得る遊技を行う。
【0065】本実施例のパチンコ遊技機においては、可
変表示装置17の変動表示の停止結果が大当たりを示す
図柄の組み合わせの中に、特定の図柄の組み合わせを設
定しておき、特定の図柄の組み合わせで大当たりが発生
した場合に、可変表示装置17に大当たりが発生する確
率、普通図柄表示部26に当たりが発生する確率を高く
する確率変動制御を行う。確率変動制御は、特別図柄、
普通図柄の両方あるいは一方のみに設定され、あるいは
実行しない場合もある。以下、高確率に制御されている
期間を高確率時という。
【0066】本実施例の遊技機は、通常確率時には入賞
が容易でない可変入賞球装置に対して、高確率時には当
たりを発生する確率を十分に高くして可変入賞球装置2
4への入賞を優遇している。このため、通常確率時には
専ら始動入賞口11への入賞を狙って、確率変動制御が
実行され、高確率時には可変入賞球装置24への入賞を
狙った遊技内容が展開され得る。このように、確率変動
制御を行うことにより、遊技内容に変化を与え、より遊
興性の高い遊技機を得ることが出来る。
【0067】図2は、本発明の実施例において遊技機の
制御に用いられるメインCPU回路を示すブロック図で
ある。本実施例の遊技機のメインCPU回路は、制御用
プログラムに従って遊技機の各種装置を制御する基本回
路(以下、メイン基本回路とする)と、メイン基本回路
からの制御指令を受けて各種装置を駆動する各種装置用
の回路を含む。装置用の回路としては、入力回路とCR
T回路、LED回路、ソレノイド回路、アドレスデコー
ド回路、ランプ回路、サブCPUコマンド出力回路、定
期リセット回路、初期リセット回路、賞球信号出力回
路、情報出力回路、電源回路などがある。
【0068】メイン基本回路の内部には、制御用プログ
ラム等を記憶しているROMと、そのプログラム等に従
って制御動作を行うCPU、CPUのワークメモリとし
てのRAM、I/Oポート、クロック発生回路とが設け
られている。
【0069】入力回路は、始動入賞口に入賞した打玉を
検出する始動玉検出器12、可変入賞球装置10の大入
賞口に入賞した打玉のうち、特定領域に入賞した特定玉
を検出する特定玉検出器15、可変入賞球装置の大入賞
口に入賞した打玉を検出する入賞玉検出器16、通過口
を通過した打玉を検出する通過玉検出器23、可変入賞
球装置24に入賞した打玉を検出する始動玉検出器25
からの検出信号を受け付けてメイン基本回路へ信号を送
る回路である。また、確率設定器32の設定による信号
入力や、当たりを発生した入賞玉により生じる当たり玉
信号の入力を受け付けて、メイン基本回路に送ってい
る。
【0070】CRT回路は、メイン基本回路からの制御
信号を受けて可変表示装置のCRT表示器の出力制御を
担う回路である。CRT回路からCRT表示器には、図
のようにCD0〜CD7のコマンド信号と、初期化信号
INTが含まれている。また、CRT回路とCRT表示
器の間には、電源供給のための+12V線、+5V線、
3本のグランド信号線であるGND線なども接続されて
いる。
【0071】LED回路は、主に可変入賞球装置10の
大入賞口に入賞した打玉のうち、特定領域に入賞した特
定玉があることを報知するためのV表示LED33の点
滅制御を行う回路である。大入賞口の開閉板の開成に消
費されるべき特定玉がある場合に、メイン基本回路から
送られた信号を受けて、LED回路がV表示LEDを点
灯させる。
【0072】ソレノイド回路は、可変入賞球装置10の
大入賞口の開閉板13を開閉駆動するソレノイド14
と、可変入賞球装置24の玉受部材28の開閉駆動を行
うソレノイド31とに接続する。ソレノイド回路は、メ
イン基本回路からの指令信号に応じて、所定のタイミン
グでソレノイド31と、ソレノイド14とを作動させ、
それぞれ開閉板13、あるいは玉受部材28を開閉駆動
する。
【0073】アドレスデコード回路は、メイン基本回路
から送られてきたアドレスデータを解読し、アクセスす
るチップを選択する信号を出力する。チップの選択先
は、メイン基本回路の内部に含まれるROM、RAM、
I/Oポート等と入力回路となる。
【0074】ランプ回路は、メイン基本回路からのラン
プの点滅を指令する信号を受けて、レール飾りランプ2
9、サイドランプ30、肩ランプ34、入賞口35、3
6のON/OFFを制御する回路である。
【0075】サブCPUコマンド出力回路は、後述する
サブCPU回路のサブ基本回路へデータ信号を出力する
回路である。サブCPUコマンド出力回路は、メイン基
本回路からサブCPUコマンド信号を受け付け、データ
信号DATA0〜DATA7をサブCPU回路に送る。
【0076】定期リセット回路は、メイン基本回路から
クロックパルスを受け付けて、メイン基本回路に対し、
一定周期のリセット信号を与えてリフレッシュさせ、所
定のゲーム制御用プログラムを先頭から繰り返し実行さ
せる回路である。また、定期リセット回路は、サブCP
U回路に対して、メイン基本回路からのクロックパルス
を受け付けてクロック信号を送る。
【0077】初期リセット回路は、電源投入時にメイン
基本回路をリセットする回路である。メイン基本回路
は、初期リセット回路から送られてきたリセット信号を
受け付けて、遊技機の初期化を行う。
【0078】これらの定期リセット回路および初期リセ
ット回路がそれぞれ発するリセット信号は、メイン基本
回路に送られるとともにサブCPU回路内のサブ基本回
路にも送られる。
【0079】賞球信号出力回路は、メイン基本回路から
賞球信号を受けて、賞球個数信号コモンと、各種入賞口
に設定されている遊技価値に対応する賞球個数信号0〜
3を出力する。
【0080】情報出力回路は、メイン基本回路から与え
られる大当たり情報および有効始動情報に基づいて、情
報コモン、可変表示装置17の変動表示の停止結果によ
り大当たりが発生したことを示す大当たり情報、始動記
憶表示器6と普通始動記憶表示器27に記憶された始動
記憶個数のうち、可変表示装置17と普通図柄表示部2
6の変動表示始動に消費された個数を示す有効始動情
報、高確率設定へ移行する大当たりが発生したことをし
めす大当たり(高確率)情報をホストコンピュータであ
るホール用管理コンピュータ等に対して出力するための
回路である。
【0081】電源回路は、AC24Vの交流電源に接続
して、+21V、+12V、+5Vの複数種類の直流電
圧をメイン制御回路に供給する回路である。また、CR
Tユニットには、電源回路から+30V線とGND線を
接続する。
【0082】図3は、本発明の実施例においてメインC
PU回路に接続するサブCPU回路を示すブロック図で
ある。サブCPU回路には、サブ基本回路とLED回路
と、音声合成回路と音量増幅回路を含む。
【0083】サブ基本回路は、メインCPU回路のサブ
CPUコマンド出力回路から出力されたデータ信号DA
TA0〜DATA7、定期リセット回路から出力された
リセット信号およびクロック信号、初期リセット回路か
ら出力されたリセット信号を受けて、音声合成回路、L
ED回路にそれぞれ制御信号を発する回路である。
【0084】LED回路は、サブ基本回路から各種LE
DのON/OFF制御信号を受けて、可変表示装置1
7、普通図柄表示部26、普通始動記憶表示器27、設
定図柄表示部7、始動記憶表示器6のLEDの点灯制御
を行う。
【0085】音声合成回路は、サブ基本回路から出力さ
れた回路制御信号に応答して音声信号を生成し、音量増
幅回路に送る。音量増幅回路は与えられた音声信号を所
定のレベルに増幅してスピーカに送り、効果音を得る。
【0086】図4は、本発明の実施例において遊技機の
可変表示装置に表示する飾り図柄の変動表示制御を説明
するフローチャートである。
【0087】本実施例では、可変表示装置4の表示部5
に、主人公キャラクタが人物または障害物に遭遇し、遭
遇した人物との対戦に勝利し、あるいは、遭遇した障害
物を回避すれば、目的が達成される目的達成要求場面を
複数用いた階層で構成されるキャラクタ画像の出力を行
う。変動表示の始動時に複数の主人公キャラクタから選
択した一の主人公キャラクタが、階層順に目的達成要求
場面を経過し、設定された目的達成場面をすべてクリア
すれば大当たりとなり、クリア出来ないときははずれと
なり、大当たりないしはずれを示す最終出力とともに変
動表示期間が終結する。
【0088】目的達成要求場面には、選択決定手段の選
択対象となる複数の要素が設定され、目的達成の成否
や、選択肢の決定に用いる。目的が達成せずにはずれを
得ると、はずれの最終出力とともにキャラクタ画像の出
力は変動表示前の待機状態に戻るが、再対戦制御を設定
することにより目的が達成しない場合は、待機状態には
戻らず、目的が達成しなかった目的達成場面より上位レ
ベルの目的達成場面に復帰させることも可能である。選
択決定手段によって、目的達成要求場面と目的達成の成
否が同時に決定する場合がある。また、複数の目的達成
要求場面の階層構造内に、例外的に目的達成要求場面と
目的達成の成否による形態を取らない場面を構成に含め
ることも可能である。
【0089】図4では、説明を簡略化して戦闘シーンか
ら成る一の目的達成要求場面で構成されるキャラクタ画
像を例に用いている。普通図柄が変動表示を始動する
と、実線で示す流れの通り、飾り図柄では戦闘シーンか
ら成る目的達成要求場面を演出画像として出力する。普
通図柄で当たりが発生する場合は、飾り図柄では戦闘に
勝利し、最終の目的達成要求場面で目的が成立する演出
画像が出力される。普通図柄ではずれが発生する場合
は、飾り図柄では戦闘に敗北し、最終の目的達成要求場
面で目的が成立しない演出画像が出力される。普通図柄
と特別図柄が変動していても、特別図柄がリーチや大当
りでなければ普通図柄に対応して飾り図柄を表示する。
普通図柄の優先は普通図柄の方が確率的に高く設定され
て、飾り図柄で戦闘等の勝利場面を表示しやすい為であ
る。
【0090】特別図柄の変動表示が始動してリーチが成
立すると、実線で示す通り、飾り図柄ではノーマルリー
チ、スーパーリーチ等のリーチ種類に対応する演出画像
として、戦闘シーンから成る目的達成要求場面を出力す
る。特別図柄で大当たりが発生する場合は、飾り図柄で
は戦闘に勝利し、最終の目的達成要求場面で目的が成立
する演出画像が出力され、大当たり発生中は大当たり画
面を出力する。特別図柄ではずれが発生する場合は、飾
り図柄では戦闘に敗北し、最終の目的達成要求場面で目
的が成立しない演出画像が出力される。
【0091】特別図柄の変動表示でリーチが成立し、一
方で同時期に、普通図柄の変動表示が実行される場合、
飾り図柄は破線で示す流れに従って、優先される図柄の
演出を行う。飾り図柄で普通図柄の演出画像が出力され
ている時に、特別図柄の変動表示にリーチが成立する
と、飾り図柄は普通図柄の演出画像から特別図柄の演出
画像に出力が切り替わる。特別図柄ではずれが発生する
と、飾り図柄は特別図柄の演出画像から出力を切り換え
て、普通図柄の演出画像に復帰する。飾り図柄による演
出を優先する表示制御をこのように設定することによ
り、飾り図柄を有効に演出画像に用いることが出来る。
普通図柄より特別図柄を優先するのは、特別図柄の方が
付与可能とする遊技価値が大きい為である。
【0092】図5は、本発明の実施例において特別図柄
を表示する可変表示装置の変動表示制御および出力デー
タ制御に関わる乱数を説明する図表である。
【0093】C_RND1は可変表示装置17の表示結
果を決定する大当たり決定用の乱数で、確率設定器32
により設定1(0〜213)、設定2(0〜224)、
設定3(0〜235)を選択して、それぞれ通常時の大
当たり発生確率を、1/214、1/225、1/23
6に選択設定することが出来る。高確率時の大当たり発
生確率は通常時の7倍となり、それぞれ7/214、7
/225、7/236となる。0〜214、0〜22
5、0〜236の範囲を巡回するタイムカウンタが発生
する値を乱数として抽出し、C_RND1を得る。
【0094】C_RND_Lは、可変表示装置17の左
側の表示領域内に変動表示の停止結果として停止表示さ
れる図柄を決定するための左図柄表示用の乱数、C_R
ND_Cは、中央の表示領域内に変動表示の停止結果と
して停止表示される図柄を決定するための中図柄表示用
の乱数、C_RND_Rは、右側の表示領域内に変動表
示の停止結果として停止表示される図柄を決定するため
の右図柄表示用の乱数である。C_RND_L、C、R
とも0〜14の範囲で巡回し、変動表示毎に抽出され
て、各15種類の図柄から停止表示する図柄を決定す
る。
【0095】C_RND2は、可変表示装置17の変動
表示に成立させるリーチ種類を選択するリーチ種類決定
用の乱数である。本実施例ではリーチ種類に、ノーマル
リーチ1種類とスーパーリーチ3種類が設定されてい
る。C_RND2は0〜4の範囲で巡回しており、変動
表示毎にC_RND2を抽出して、リーチが成立する際
にリーチ表示をノーマルリーチとスーパーリーチのいず
れに振り分けるかを決定する。
【0096】C_RND3は、可変表示装置17の変動
表示に成立するスーパーリーチ種類を選択するスーパー
リーチ種類決定用の乱数である。本実施例では、左側、
中央、右側の表示領域が順に変動表示を停止するが、左
側の表示領域、次に中央の表示領域の変動表示が停止し
てリーチ状態を得た場合に、実行する特有の表示制御に
は複数の設定がある。一般的なリーチ状態としては、右
側の表示領域の変動表示が維持される期間を延長し、変
動表示を一定の低速で行うノーマルリーチがある。本実
施例ではその他に3種類のスーパーリーチとして、右側
の表示領域の変動表示が変速的なスーパーリーチ1、右
側の表示領域の変動表示を一時マスクするスーパーリー
チ2、左側、中央の表示領域を右側の表示領域とともに
変動表示するスーパーリーチ3がある。0〜2の範囲を
巡回するC_RND3を抽出し、C_RND2によりス
ーパーリーチが選択される場合に、抽出したC_RND
3を用いてスーパーリーチ種類を決定する。
【0097】図6は、本発明の実施例において特別図柄
の表示結果を決定し、複数の表示領域に停止表示する図
柄を決定する手順を示すブロック図である。特別図柄を
表示する可変表示装置17の大当たり/はずれを決定
し、表示領域に停止表示する図柄を決定する。
【0098】図からわかるように、通常確率時には、C
_RND1が3のときに、可変表示装置の表示結果に大
当たりを発生させ、C_RND1が3以外のときに、は
ずれを発生する。高確率時には、C_RND1が3、
5、7、11、13、17、19のときに、可変表示装
置の表示結果を大当たりを発生させ、C_RND1がそ
れ以外のときに、はずれを発生する。
【0099】大当たりの場合、リーチ種類をC_RND
2およびC_RND3により、ノーマルリーチあるいは
スーパーリーチ3種類のいずれかに決定して、大当たり
の発生前のリーチ表示を行う。また、C_RND_Lの
値により決定する図柄を可変表示装置17の左側、中央
および右側すべての表示領域に用いて大当たり表示を行
う。本実施例では、可変表示装置4の飾り図柄は、平時
は普通図柄の演出に用いているが、リーチの成立により
特別図柄の演出に出力が切り替わり、選択されたリーチ
種類に対応して決定する演出画像が出力される。
【0100】はずれの場合、リーチが成立する際はリー
チ種類をC_RND2およびC_RND3により、ノー
マルリーチあるいはスーパーリーチ3種類のいずれかに
決定して、はずれの発生前のリーチ表示を行う。C_R
ND_L、C、Rの値により左側、中央、右側の表示領
域に停止表示する図柄の種類を決定する。ただし、はず
れの際にC_RND_L、C、Rの値が偶然大当たり図
柄に対応する値に一致した場合、C_RND_Cの値に
1を加算するなど、強制的にはずれ図柄の組み合わせを
成立させる必要がある。大当たりの場合と同様に、可変
表示装置4の飾り図柄は、リーチの成立により普通図柄
の演出から特別図柄の演出に出力が切り替わり、選択さ
れたリーチ種類に対応して決定する演出画像が出力され
る。
【0101】上述のように本実施例では可変表示装置1
7が特定の図柄の組み合わせで大当たりした場合に確率
変動制御を実行し、図に示すように高確率時にC_RN
D1の巡回する範囲から大当たりとなる数値を増加させ
ている。その他の確率変動制御として、高確率時用に巡
回する範囲の小さい、例えば0〜30程度の範囲に大当
たりとなる数値を1種含むような別の乱数を用いてもよ
い。
【0102】図7は、本発明の実施例における可変表示
装置の変動表示制御手順を示すタイミングチャート図で
ある。図1にある始動入賞口11ないし可変入賞球装置
24に打玉が入賞し、その入賞玉が始動玉検出器により
検出されると、検出パルスが立ち上がるタイミングでメ
インCPU基本回路のCPUによりC_RND1、C_
RND_L、C、Rの値が抽出され、RAMに格納され
る。そしてCPUは、可変入賞球装置17への打玉の始
動入賞が検出されて0.002秒が経過した後に、検出
パルスの立ち上がりのタイミングでRAMに格納された
C_RND1の値の読み出し及び判定と、C_RND_
L、C、Rの値の読み出しを行う。
【0103】CPUはC_RND1の値を判定し、大当
たり/はずれの判定結果とC_RND_L、C、Rの値
とを照会する。CPUは、C_RND1の判定結果とC
_RND_L、C、Rの値が指定する図柄の組み合わせ
による識別情報が一致することを確認し、始動口入賞か
ら0.3秒後に、C_RND2、C_RND3を抽出す
ると同時に、判定結果に基づいて可変表示装置の変動表
示を制御する。
【0104】メイン基本回路は、CPUの決定結果に基
づいて可変表示装置の制御回路に制御指令を送り、制御
回路は制御指令を受けて、可変表示装置のLCD表示器
に初期化信号、コマンド信号等を送る。これにより、始
動入賞後0.3秒が経過すると、可変表示装置17の左
側、中央、右側の表示領域それぞれに一斉に図柄の変動
表示を始動する。
【0105】左側の表示領域では、スーパーリーチ3を
除き、変動表示を開始してからT1の期間は変動状態A
の表示制御を行い、その後、T2の期間は変動状態Bの
制御を行って変動表示が停止する。変動状態BではC_
RND_Lの値により決定された停止図柄から設定数の
図柄手前の図柄がセットされ、T2の期間に設定数の図
柄の変動表示を行い、最終的に予定の停止図柄で変動表
示が終了するように制御が行われる。
【0106】中央の表示領域では、スーパーリーチ3を
除き、変動表示が開始されてからT3の期間に変動状態
Aの変動表示が制御され、その後T2の期間に変動状態
Bの変動表示が制御される。変動状態Bにおける表示制
御は、左側の表示領域と同様に予定の停止図柄から設定
数の図柄手前の図柄をセットし、T2の期間で設定数の
図柄の変動表示を行って、最終的に予定の停止図柄で変
動表示を終了するよう制御する。
【0107】右側の表示領域では、リーチが成立しない
場合、変動表示が開始されてからT4の期間に変動状態
Aで変動表示が制御され、その後T2の期間に変動状態
Bで変動表示が制御される。変動状態Bにおける表示制
御は、左側、中央の表示領域と同様に予定の停止図柄か
ら設定数の図柄手前の図柄をセットし、T2の期間で設
定数の図柄分の変動表示を行って、最終的に予定の停止
図柄で変動表示を終了するよう制御する。
【0108】右側の表示領域では、ノーマルリーチが成
立する場合は、変動表示が開始されてからT4の期間に
変動状態Aで変動表示が制御され、その後T5の期間に
変動状態Bで変動表示が制御される。T5は、リーチ表
示を行わないT2に比べて期間が延長されており、予定
の停止図柄から設定数の図柄手前の図柄をセットし、T
5の期間で設定数の図柄分の変動表示を低速で行って、
最終的に予定の停止図柄で変動表示を終了するよう制御
する。
【0109】右側の表示領域では、スーパーリーチ1が
成立する場合は、変動表示が開始されてからT4の期間
に変動状態Aで変動表示が制御され、その後T6の期間
に変動状態Cで変動表示が制御される。T6は、ノーマ
ルリーチ表示を行うT5に比べて期間が延長されてお
り、予定の停止図柄から設定数の図柄手前の図柄をセッ
トし、T6の期間で設定数の図柄分の変動表示を変速的
に行って、最終的に予定の停止図柄で変動表示を終了す
るよう制御する。
【0110】右側の表示領域では、スーパーリーチ2が
成立する場合は、変動表示が開始されてからT4の期間
に変動状態Aで変動表示が制御され、その後T6の期間
に変動状態Dで変動表示が制御される。T6は、スーパ
ーリーチ1同様にノーマルリーチ表示を行うT5に比べ
て期間が延長されており、変動状態Aで変動表示が制御
された後、T6の期間は右側の表示領域がマスクされ
て、表示が消え、最終的に予定の停止図柄が出現して変
動表示が終了するよう制御する。
【0111】スーパーリーチ3が成立する場合は、左
側、中央、右側の表示領域とも、変動表示が開始されて
からT3の期間に変動状態Aで変動表示が制御され、そ
の後T7の期間に変動状態Eで変動表示が制御される。
スーパーリーチ3の表示制御を行うと変動状態Aの変動
表示は、通常に中央の表示領域で変動状態Aの変動表示
を行う期間に一致するT3の期間に短縮される。変動状
態Aの変動表示後は、比較的長いT7の期間を用いて、
左側、中央、右側の表示領域は低速で連動して変動表示
を行う。
【0112】このように、リーチが成立すると変動表示
期間が延長され、ノーマルリーチよりもスーパーリーチ
の場合は変動表示期間が長くなることにより、遊技価値
の付与に対する期待感を高め、遊技効果を向上すること
が出来る。
【0113】図8は、本発明の実施例における可変表示
装置の飾り図柄の変動表示制御手順を示すタイミングチ
ャート図である。
【0114】可変表示装置4の表示部5では、通常、特
別図柄のリーチが成立しない期間は普通図柄の演出を行
う。普通図柄の始動入賞から0.004秒後に、普通図
柄の演出を行う飾り図柄が変動表示を開始する。普通図
柄の演出画像は27.000秒間で出力され、変動表示
が終了する。
【0115】特別図柄のリーチが成立すると、飾り図柄
は特別図柄の始動入賞から0.3秒後に演出画像の出力
を開始する。本実施例では、普通図柄の演出画像の出力
中であっても、特別図柄の演出画像に出力が切り替わる
ように表示制御を行っている。ノーマルリーチが成立す
る場合は、ノーマルリーチ時の特別図柄の変動表示期間
に対応し、T4+T5の期間を用いて演出画像が出力さ
れる。スーパーリーチが成立する場合は、スーパーリー
チ時の特別図柄の変動表示期間に対応し、T4+T6の
期間を用いて演出画像が出力される。
【0116】演出画像により、当たり/はずれが明示さ
れる場合を考慮し、普通図柄の演出を行う時は飾り図柄
の変動表示期間を、普通図柄の変動表示期間に一致さ
せ、特別図柄の演出を行う時は飾り図柄の変動表示期間
を、特別図柄の変動表示期間に一致させている。
【0117】図9は本発明の実施例におけるC_RND
_L,C,Rと図柄との対応を示す図表である。図から
明らかなようにC_RND_L,C,Rは、ぞれぞれが
左図柄、中図柄、右図柄を決定する。C_RND_L,
C,Rの0〜14の乱数値が、「1」〜「9」の数字を
用いた図柄と「A」、「C」、「F」、「L」、
「P」、「U」の英字を用いた図柄に対応している。
【0118】図10は本発明の実施例において、可変表
示装置に変動表示する特別図柄にリーチが成立する場合
の表示制御を示す説明図である。図中には変動表示の各
過程にある可変表示装置17の表示領域を示す。本実施
例では特別図柄に図柄の組み合わせで識別情報を示し、
「7」の組み合わせを大当たりとしている。
【0119】(1)ノーマルリーチの場合は、各表示領
域で変動表示が行われてから左側と中央の表示領域の変
動表示が停止してそれぞれに「7」が表示され、リーチ
状態が成立すると、右側の表示領域は変動表示を低速で
行う。右側の表示領域の変動表示が停止した結果、
「7」の図柄の組み合わせが表示されると大当たりを得
る。
【0120】(2)スーパーリーチ1の場合は、各表示
領域で変動表示が行われてから左側と中央の表示領域の
変動表示が停止してそれぞれに「7」が表示され、リー
チ状態が成立すると、右側の表示領域は変動表示を変速
的に行う。ここでは、大当たりを得る「7」の図柄が表
示領域に出現する付近では低速で変動表示する。右側の
表示領域の変動表示が停止した結果、「7」の図柄の組
み合わせが表示されると大当たりを得る。
【0121】(3)スーパーリーチ2の場合は、各表示
領域で変動表示が行われてから左側と中央の表示領域の
変動表示が停止してそれぞれに「7」が表示され、リー
チ状態が成立すると、右側の表示領域はマスクされ、表
示が消える。続いて、右側の表示領域に図柄が停止表示
された結果、「7」の図柄の組み合わせが表示されると
大当たりを得る。
【0122】(4)スーパーリーチ3の場合は、各表示
領域で変動表示が行われてから左側、中央、右側の表示
領域は、「7」の図柄の組み合わせを保ちながら、低速
で変動表示を行う。左側、中央、右側の表示領域の変動
表示が同時に停止した結果、「7」の図柄の組み合わせ
が表示されると大当たりを得る。
【0123】図11は本発明の実施例における普通図柄
の周期変動表示を説明する図表、図12は本発明の実施
例における普通図柄の変動表示制御に関わる乱数を説明
する図表、図13は本発明の実施例において普通図柄の
変動表示の停止結果を決定し、停止表示する図柄を決定
する手順を示すブロック図である。
【0124】普通図柄は、図11にあるように、循環的
に0.040秒間ずつ表示される6種類の図柄「0」、
「1」、「3」、「5」、「7」、「9」があり、表示
周期は0.240秒となっている。普通図柄の当たり発
生確率は通常時1/11で、高確率時には通常時の10
倍の10/11になる。図12にあるC_RND8は、
可変入賞球装置24の普通図柄の変動表示の停止結果を
決定する当たり決定用の乱数で、3〜13の範囲で0.
002秒毎に1ずつ加算されるタイムカウンタから抽出
される。C_RND_Fは、可変入賞球装置24に停止
表示される普通図柄を決定する普通図柄表示用の乱数
で、0〜5の範囲で割り込み処理の余り時間毎に1ずつ
加算される。
【0125】図13にある通り、普通図柄を表示する可
変入賞球装置24の当たり/はずれを決定し、停止表示
する普通図柄を決定する。本実施例では、普通図柄を変
動表示を始動するスイッチは通過口22に設定されてい
る。通常確率時には、C_RND8が3のときに、普通
図柄の変動表示の停止結果に当たりを発生させ、C_R
ND1が3以外のときに、はずれを発生する。当たりの
場合、当たりを示す図柄「7」を用いて当たり表示を行
う。はずれの場合、C_RND_Fの値により停止表示
する図柄の種類を決定する。ただし、はずれの際にC_
RND_Fの値が偶然当たり図柄に対応する値に一致し
た場合、はずれを示す図柄「0」を強制的に表示する。
【0126】高確率時には、C_RND8が3〜12の
ときに、普通図柄の変動表示の停止結果を当たりを発生
させ、C_RND1が13のときに、はずれを発生す
る。当たりの場合、当たりを示す図柄「7」を用いて当
たり表示を行う。はずれの場合、C_RND_Fの値に
より停止表示する図柄の種類を決定する。ただし、はず
れの際にC_RND_Fの値が偶然当たり図柄に対応す
る値に一致した場合、はずれを示す図柄「0」を強制的
に表示する。
【0127】図14は、本発明の実施例におけるC_R
ND_Fと普通図柄との対応を示す図表である。本実施
例では普通図柄表示部にLED表示器を用いており、C
_RND_F=0〜5に対応する図柄「0」、「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」を表示するように点灯
制御を行う。
【0128】図15は、本発明の実施例における普通図
柄の表示制御手順を示すタイミングチャート図である。
普通図柄の始動スイッチが設定されている通過口22を
打玉が通過して通過玉が通過玉検出器23に検出される
と、検出パルスの立ち上がりで、メインCPU回路のC
PUによりC_RND8が抽出され、RAMに格納され
る。ついで通過玉が検出されてから0.002秒後に、
CPUは、RAMに格納されたC_RND8の値の読み
出しおよび判定を行うとともに、C_RND_Fの抽出
を行う。通過玉が検出されてから0.004秒後に普通
図柄の変動表示が始動され、通常確率時は27.000
秒間、高確率時は6.000秒間で変動表示が終了する
ように制御される。高確率時は、当たりの発生が通常確
率時の10倍となり、普通電動役物の開放時間も延長さ
れるため、変動表示期間を短縮して高確率変動の有効性
を確保する。
【0129】図16は、本発明の実施例における普通図
柄の変動表示制御および普通電動役物の駆動制御の手順
を示すタイミングチャート図で、通常確率時に変動表示
の停止結果に当たりが発生する場合を示す。本実施例で
は可変入賞球装置24が普通電動役物に該当し、玉受部
材28をソレノイドで駆動することにより、開放・閉鎖
が行われる。普通図柄の変動表示が終了し、当たりを示
す図柄が停止表示されると同時に、普通電動役物が0.
500秒間開放される。普通図柄の変動表示を始動した
通過玉以降に通過玉が検出され、普通始動記憶されてい
る場合は、普通電動役物の閉鎖を待って、普通図柄の停
止から0.502秒後に格納したC_RND8の読み出
しおよび判定と、C_RND_Fに抽出が行われ、普通
電動役物の閉鎖から0.004秒後に、普通図柄の変動
表示が始動する。
【0130】図17は、本発明の実施例における普通図
柄の変動表示制御および普通電動役物の駆動制御の手順
を示すタイミングチャート図で、高確率時に変動表示の
停止結果に当たりが発生する場合を示す。高確率時に
は、普通電動役物の開放時間が延長されており、普通図
柄の変動表示が終了し、当たりを示す図柄が停止表示さ
れると同時に、普通電動役物が5.000秒間開放され
る。普通図柄の変動表示を始動した通過玉以降に通過玉
が検出され、普通始動記憶されている場合は、普通電動
役物の閉鎖を待って、普通図柄の停止から0.502秒
後に格納したC_RND8の読み出しおよび判定と、C
_RND_Fに抽出が行われ、普通電動役物の閉鎖から
0.004秒後に、普通図柄の変動表示が始動する。
【0131】図18は、本発明の実施例における普通図
柄の変動表示制御手順を示すタイミングチャート図で、
変動表示の停止結果にはずれが発生する場合を示す。普
通図柄がはずれを示す図柄で停止表示されると、普通図
柄の変動表示を始動した通過玉以降に通過玉が検出さ
れ、普通始動記憶されている場合は、普通図柄の変動表
示が終了してから0.502秒後、格納したC_RND
8の読み出しおよび判定と、C_RND_Fに抽出が行
われ、普通電動役物の閉鎖から0.004秒後に、普通
図柄の変動表示が始動する。
【0132】図19は、本発明の実施例において、確率
変動を制御する手順を示すタイミングチャート図であ
る。本実施例では、特別図柄を図柄の組み合わせで表示
する可変表示装置17を条件装置として用いている。条
件装置における変動表示の停止結果が、「3」、
「5」、「7」のいずれかの図柄の組み合わせで大当た
りを発生した場合に、一回目の確率変動として通常確率
から高確率に変動制御を行う。一回目の確率変動は、再
び「3」、「5」、「7」のいずれかの図柄の組み合わ
せで大当たりを発生するまで維持される。大当たりの発
生中は高確率から通常確率に変動制御を行い、大当たり
の終了を待って、二回目の確率変動として通常確率から
高確率に変動制御を行う。
【0133】本実施例では確率変動を二回に限定し、二
回目の確率変動が消化された以後は、大当たりを発生す
る全15通りの図柄の組み合わせについて、条件装置は
作動せず、通常確率が維持される。確率変動制御によ
り、普通図柄については通常確率に対して10倍の高確
率で当たりを発生させ、特別図柄については通常確率に
対して7倍の高確率で大当たりを発生させる。
【0134】図20および図21は本発明の実施例にお
いて、飾り図柄に出力する演出画像を示す説明図であ
る。図では、変動表示の各過程の画面55に出力される
演出画像を示している。また、画面上部には、戦闘状態
を示す主人公キャラクタ52および敵キャラクタ53の
ライフゲージ54を表示し、戦闘はライフゲージが先に
0になったキャラクタの敗北となる。
【0135】図20(1)は、普通図柄の演出画像を示
す。変動表示の始動により、フルスケールのライフゲー
ジを有する主人公キャラクタ52が敵キャラクタ53に
遭遇する画像が表示される。本実施例では、普通図柄
は、敵キャラクタ53の下で主人公キャラクタ52が修
行するレッスンモードの飾り図柄で演出を行っている。
主人公キャラクタ52が敵キャラクタ53と戦闘し、普
通図柄に当たりを得ると同時に、主人公キャラクタが勝
利して修行が終わる。
【0136】図20(2)は、特別図柄のノーマルリー
チの表示の演出画像を示す。変動表示の始動により、フ
ルスケールのライフゲージを有する主人公キャラクタ5
2が敵キャラクタ53に遭遇する画像が表示される。本
実施例では、特別図柄では、リーチ種類によって異なる
敵キャラクタ53と主人公キャラクタ52が対戦するバ
トルモードの飾り図柄で演出を行っている。主人公キャ
ラクタ52が敵キャラクタ53と対戦し、特別図柄に大
当たりを得ると同時に、主人公キャラクタが勝利する。
【0137】図20に破線で示す通り、特別図柄にリー
チが成立すると即時に、飾り図柄の出力は、変動表示の
各過程から特別図柄のリーチ種類に対応する敵キャラク
タが出現する演出画像に切り替わる。ノーマルリーチに
限らず、スーパーリーチの場合も同様に、普通図柄の演
出画像の出力中に特別図柄の変動表示にリーチが成立す
ると、飾り図柄は特別図柄の演出画像に出力が切り替わ
る。
【0138】図21(1)は特別図柄のスーパーリーチ
1及び2の表示の演出画像を示す。変動表示の始動によ
り、フルスケールのライフゲージを有する主人公キャラ
クタ52が敵キャラクタ53に遭遇する画像が表示され
る。本実施例では、特別図柄では、リーチ種類によって
異なる敵キャラクタ53と主人公キャラクタ52が対戦
するバトルモードの飾り図柄で演出を行っている。ノー
マルリーチと同様に、主人公キャラクタ52が敵キャラ
クタ53と対戦し、特別図柄に大当たりを得ると同時
に、主人公キャラクタが勝利する。
【0139】図21(2)は特別図柄のスーパーリーチ
3の表示の演出画像を示す。変動表示の始動により、フ
ルスケールのライフゲージを有する主人公キャラクタ5
2が敵キャラクタ53に遭遇する画像が表示される。本
実施例では、特別図柄では、リーチ種類によって異なる
敵キャラクタ53と主人公キャラクタ52が対戦するバ
トルモードの飾り図柄で演出を行っている。前述と同様
に、主人公キャラクタ52が敵キャラクタ53と対戦
し、特別図柄に大当たりを得ると同時に、主人公キャラ
クタが勝利する。
【0140】スーパーリーチ1及び2は、ノーマルリー
チの場合に比べて弱そうな敵キャラクタと対戦させる。
スーパーリーチ3は、ノーマルリーチの場合に比べて主
人公キャラクタが強い状態で、ノーマルリーチと同等の
敵キャラクタと対戦する。例えば、高確率時にスーパー
リーチを用いて、大当たりの発生確率が高いことを示す
ことにより、遊技効果を高めることが出来る。
【0141】本発明の遊技機は、実施例には限定され
ず、玉貸機やコイン貸機によりパチンコ玉やコイン等を
遊技者に貸し出して遊技を行わせるパチンコ遊技機、コ
イン遊技機やスロットマシン等など、画像可変表示装置
を備える遊技機であって特定表示態様に対して所定の遊
技価値が付与可能となるものを対象とする。また、本実
施例においては、特別図柄、普通図柄、飾り図柄を別々
の表示装置で表示したが、全てを一つの表示装置で兼用
してもよく、3つのうちいずれかを兼用してもよい。
【0142】
【発明の効果】上記のように本発明の遊技機は、所定の
遊技価値の付与可能性を呈示する可変表示装置の変動表
示が実行される際にキャラクタ画像を主体とする演出画
像を出力する画像表示装置を設け、異なる遊技価値の付
与可能性を呈示する複数の可変表示装置には優先順位を
設定し、優先される可変表示装置の変動表示の演出画像
に出力を切り換える手段を備えている。従来の遊技機で
は、画像表示は小当たりや大当たり等を示す識別情報と
して用いていたが、本発明では遊技内容の演出にも利用
することにより、遊技内容に新規な構成を含む遊技機を
得る。
【0143】さらに、当たり/はずれを示すだけの画一
的な変動表示に、多彩な演出画像が加わることにより冗
長性が解消し、変動表示に対する視覚的な遊技効果が向
上する。演出画像は遊技内容の確実な報知に限定されな
い表示が可能であるため、表示内容の多様化を図ること
ができる。優先される可変表示装置の演出画像の出力に
切り換える手段を備えるため、遊技内容に対応した効果
的な演出が可能となり、遊技内容の充実と遊技効果の向
上を図ることが出来る。このように本発明の遊技機は、
遊技内容が充実し、遊技効果が向上するため、操作者に
よる所定の操作により、遊技価値を付与する遊技機にお
いては、遊技価値の付与に対する期待感を高めることが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技機の遊技盤面の構
成を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例において遊技機の制御に用いら
れるメインCPU回路を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例においてメインCPU回路に接
続するサブCPU回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例において遊技機の可変表示装置
に表示する飾り図柄の変動表示制御を説明するフローチ
ャートである。
【図5】本発明の実施例において特別図柄を表示する可
変表示装置の変動表示制御および出力データ制御に関わ
る乱数を説明する図表である。
【図6】本発明の実施例において特別図柄の表示結果を
決定し、複数の表示領域に停止表示する図柄を決定する
手順を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例における可変表示装置の変動表
示制御手順を示すタイミングチャート図である。
【図8】本発明の実施例における可変表示装置の飾り図
柄の変動表示制御で順を示すタイミングチャート図であ
る。
【図9】本発明の実施例におけるC_RND_L,C,
Rと図柄との対応を示す図表である。
【図10】本発明の実施例において、可変表示装置に変
動表示する特別図柄にリーチが成立する場合の表示制御
を示す説明図である。
【図11】本発明の実施例における普通図柄の周期変動
表示を説明する図表である。
【図12】本発明の実施例における普通図柄の変動表示
制御に関わる乱数を説明する図表である。
【図13】本発明の実施例において普通図柄の変動表示
の停止結果を決定し、停止表示する図柄を決定する手順
を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例におけるC_RND_Fと普
通図柄との対応を示す図表である。
【図15】本発明の実施例における普通図柄の表示制御
手順を示すタイミングチャート図である。
【図16】本発明の実施例における普通図柄の変動表示
制御および普通電動役物の駆動制御の手順を示すタイミ
ングチャート図である。
【図17】本発明の実施例における普通図柄の変動表示
制御および普通電動役物の駆動制御の手順を示すタイミ
ングチャート図である。
【図18】本発明の実施例における普通図柄の変動表示
制御手順を示すタイミングチャート図である。
【図19】本発明の実施例において、確率変動を制御す
る手順を示すタイミングチャート図である。
【図20】本発明の実施例において、飾り図柄に出力す
る演出画像を示す説明図である。
【図21】本発明の実施例において、飾り図柄に出力す
る演出画像を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 2 区画レール 3 遊技領域 4 可変表示装置 5 表示部 6 始動記憶表示器 7 設定図柄表示部 8 ワープ出口 9 入賞口 10 可変入賞球装置 11 始動入賞口 12 始動玉検出器 13 開閉板 14 ソレノイド 15 特定玉検出器 16 入賞玉検出器 17 可変表示装置 18 入賞口 19 通過口 20 ワープ入口 21 ワープ通路 22 通過口 23 通過玉検出器 24 可変入賞球装置 25 始動玉検出器 26 普通図柄表示部 27 普通始動記憶表示器 28 玉受部材 29 レール飾りランプ 30 サイドランプ 31 ソレノイド 32 確率設定器 33 V表示LED 34 肩ランプ 35 入賞口 52 主人公キャラクタ 53 敵キャラクタ 54 ライフゲージ 55 画面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置を有し、当該可変表示装置
    の表示結果が所定の表示結果となる場合に所定の遊技価
    値を付与可能な弾球遊技機において、その表示結果によ
    り第一の遊技価値を付与可能な第一の可変表示部、その
    表示結果により前記第一の遊技価値と異なる第二の遊技
    価値を付与可能な第二の可変表示部キャラクタ画像を主
    体とした目的達成要求場面を出力する画像表示部、各表
    示部を表示制御する表示制御手段を備え、前記表示制御
    手段による第一の可変表示部または第二の可変表示部の
    変動指令または特定の表示内容の成立に伴って、前記画
    像表示部に前記目的達成要求場面を出力することを特徴
    とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記画像表示装置に前記目的達成要求場
    面を出力する表示制御手段は、前記第一の可変表示部ま
    たは前記第二の可変表示部のいずれかを優先し、優先さ
    れる可変表示部の変動指令に伴って前記画像表示部に前
    記目的達成要求場面を出力する制御を行うことを特徴と
    する請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記画像表示装置に前記目的達成要求場
    面を出力する表示制御手段は、前記第一の可変表示部ま
    たは前記第二の可変表示部のいずれかを優先し、優先さ
    れる可変表示部の特定の表示内容の成立に伴って前記画
    像表示部に前記目的達成要求場面を出力する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP6335563A 1994-12-21 1994-12-21 遊技機 Withdrawn JPH08173602A (ja)

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