JPH08172471A - 電話番号照会システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】発明の目的は、電話番号照会サービスにおい
て、照会された電話番号を間違えることなく、ダイヤリ
ングすることにある。 【構成】利用者からホスト局２０へ電話番号の問い合わ
せを行うと、問い合わせ結果をホスト局２０から電話機
１０に送信する。受信した電話番号情報３１は、電話機
１０の記憶部１５を介してテレホンカード３０に記憶さ
れ、問い合わせサービスを終了する。次に利用者は、該
電話番号が記憶されたテレホンカード３０を利用者端末
１０に挿入し、記憶されている電話番号をキーボード１
２から選択することにより目的の相手にダイヤリングを
行える。 【効果】従来の技術に較べ、間違い電話をする確率を低
くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電話番号照会に係わ
り、例えば公衆電話の電話番号照会サービスにおいて、
利用者は、照会された電話番号を記憶、若しくは、メモ
を執ることなしに、目的の相手と通話するのに好適な電
話番号照会システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】電話する際、相手先の電話番号を記憶し
ておらず、また、アドレス帳を持っていない場合があ
る。そのような場合、ＮＴＴの電話番号照会サービスを
利用して、相手先の電話番号を入手するという方法をと
ることがある。

【０００３】この電話番号照会サービスは、利用者から
の電話番号の問い合わせに対して、オペレータが検索端
末を用いて該電話番号を検索し、検索結果を利用者に音
声にて通知する方法を採っている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】かかる従来の方法にお
いては、次のような課題がある。

【０００５】すなわち、電話番号照会サービスの利用者
は、音声で通知される電話番号を記憶するか、若しく
は、メモを執るなどして目的の電話番号を保持しなけれ
ばならない。前記方法にて保持した電話番号をダイヤリ
ングする場合、通知された電話番号を忘れてしまった
り、音声で通知された電話番号を聞き間違えたりするな
どして、目的の相手と通話することが出来ないことがあ
る。

【０００６】本発明の目的は、利用者が目的の相手の電
話番号を間違えることなく通話できるようにする電話番
号照会システムを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、利用者からの
電話番号の問い合わせに対して、ホスト局で該当する電
話番号を電話機の記憶部、若しくは、電話機に接続され
ている外部記憶部に記憶させ、利用者は電話機の記憶
部、若しくは、電話機に接続されている外部記憶部に記
憶された電話番号を発信時に選択することにより、電話
番号を間違えることなく通話できるようにする。

【０００８】

【作用】利用者からホスト局へ電話番号の問い合わせを
行うと、ホスト局は、ホスト局に登録されている電話番
号のデータベースから該電話番号を検索し、該当する電
話番号があればその情報をホスト局の制御装置が符号化
し、電話機に情報を転送する。一方、電話機は、ホスト
局から転送されてきた情報を音声情報と区別し、回線を
通話部から記憶部に接続替えを行い、電話番号情報を電
話機の記憶部、若しくは、電話機に接続されている外部
記憶部に記憶し、問い合わせサービスを終了する。利用
者は、電話機の記憶部、若しくは、電話機に接続されて
いる外部記憶部に記憶されている電話番号情報を選択す
ることによって、問い合わせた電話番号を入力すること
なしに、電話回線にダイヤリングパルスを発信する。こ
のことによって、誤接続することなく通話することがで
きる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の１実施例を詳細に説明する。

【００１０】図１（ａ）と図１（ｂ）は、本発明を公衆
電話の電話番号照会サービスに適用した場合の処理手順
の１実施例を示すフローチャートである。図２は、電話
番号照会システムの１実施例を示す構成図である。この
システムは、電話機１０と、ホスト局２０と、照会され
た電話番号を記憶するテレホンカード３０とからなり、
電話機１０と、ホスト局２０での電話番号情報３１のや
りとりは、公衆回線網５０を介して行う。図３は、テレ
ホンカードである。

【００１１】図２において、１０は電話機で、利用者が
電話番号の問い合わせ（１０１）を行うもので、キーボ
ード１２は、利用者が電話番号の発信を行うものであ
る。利用者は、問い合わせたい相手の氏名や住所などを
ホスト局２０のオペレータに伝える。ホスト局２０のオ
ペレータは、利用者からの問い合わせ情報をキーボード
２３から入力し、データベース２２の検索を行う（１０
２）。問い合わせに該当する電話番号がない（１０３）
場合は、オペレータが利用者に問い合わせの電話番号が
見当らないことを告げ、サービスを終了（１０６）す
る。

【００１２】検索の結果（１０２）、該当する電話番号
があれば（１０３）、オペレータは公衆回線５０を介し
て、電話機１０に氏名と電話番号の電話番号情報３１を
送信する（１０４）。ホスト局２０から送信する電話番
号情報３１は、データベース２２の照会情報２５の情報
を符号化部２７にてディジタル信号に変換され、送信部
２６を経て公衆回線網５０に送出される。

【００１３】電話機１０は、符号化されて送られてきた
情報を識別部１７で電話番号情報３１であることを識別
する。識別部１７は、電話番号情報３１を識別すると、
スイッチ部１８を作動させ、公衆回線網５０を通話部１
３から記憶部１５に接続替えを行う。接続替えを行った
後、電話番号情報３１は記憶部１５を介してテレホンカ
ード３０に記憶される（１０５）。該情報を記憶後、回
線を切断（１０６）し、サービスを終了する。

【００１４】利用者は、先程問い合わせを行った電話番
号が記憶された図３のテレホンカード３０を電話機１０
に挿入し、通話サービスを開始する（２０１）。電話機
１０は、テレホンカード３０に電話番号情報３１が記憶
されているか否かを確認（２０２）する。電話番号情報
３１が記憶されていなければ、通常の操作キーボード１
２から電話番号を入力（２０６）する。電話番号情報３
１が記憶されていれば、該情報を表示部１４に表示し
（２０３）、利用者からの指示を待つ（２０４）。表示
部１４に表示されている電話番号情報３１から発信する
場合は、キーボード１２で電話番号情報３１を選択する
（２０５）。選択された電話番号情報３１は、変換部１
６にて、ダイヤリングパルスに変換されて公衆回線網５
０に発信される（２０７）。

【００１５】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、照
会された電話番号を記憶部に記憶し、その情報をもとに
ダイヤリングを行うため、従来の技術に較べ、間違い電
話をする確率を低くすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を公衆電話の電話番号照会サービスに適
用した場合の処理手順の１実施例を示すフローチャート
である。

【図２】本発明にかかわる装置である利用者端末とホス
ト局と電話番号照会システムの構成を示すブロック図で
ある。

【図３】本発明で用いるテレホンカードを示す。

【符号の説明】

１０…電話機、１１…制御装置、１２…キーボード、１
３…通話部、１４…表示部、１５…記憶部、１６…変換
部、１７…識別部、１８…スイッチ部、２０…ホスト
局、２１…制御装置、２２…データベース、２３…キー
ボード、２５…電話番号、２６…送信部、２７…符号化
部、３０…テレホンカード、３１…電話番号情報、５０
…公衆回線網。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電話機と、電話機からの電話番号問い合わ
   せに対して、該当する電話番号を通知するホスト局とを
   有する公衆電話システムにおいて、前記電話番号を符号
   化する符号化部と、符号化した情報を電話機に送信する
   送信部とを設けたホスト局と、前記符号化された情報を
   識別する識別部と、識別部が符号化情報を識別した場
   合、回線を通話部から符号化情報を記憶する記憶部に接
   続替えするスイッチ部と、符号化された情報を記憶する
   記憶部と、記憶部の内容を表示する表示部と、表示部に
   表示された記憶部の内容を選択する選択部と、選択され
   た記憶部の内容をダイヤリングパルスに変換する変換部
   とを設けた電話機からなることを特徴とする電話番号照
   会システム。