JPH08172121A - 基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置

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Publication number
JPH08172121A
JPH08172121A JP31629294A JP31629294A JPH08172121A JP H08172121 A JPH08172121 A JP H08172121A JP 31629294 A JP31629294 A JP 31629294A JP 31629294 A JP31629294 A JP 31629294A JP H08172121 A JPH08172121 A JP H08172121A
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JP
Japan
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arm
substrate transfer
drive shaft
shaft
transfer apparatus
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Application number
JP31629294A
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English (en)
Inventor
Hideo Kashima
秀夫 鹿島
Toshimitsu Miyata
敏光 宮田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08172121A publication Critical patent/JPH08172121A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 占有面積が小さく、自由度の制限のない完全
ドライな基板搬送装置を提供することにある。 【構成】 モータ4の出力軸5を2系統に分割し、一方
の出力軸はマグネットカップリングを構成する永久磁石
60a、60bを介して第1のアーム10に接続する。
他方の出力軸は、モータ4の駆動力を任意に遮断もしく
は接続可能なクラッチ7の駆動軸6と接続している。ク
ラッチ7の駆動軸6は、駆動軸6の姿勢を任意に制動可
能なブレーキ8及びマグネットカップリングを構成する
永久磁石65a、65bを介して、第2のアーム20を
駆動するベルト14を巻回したプーリ12に接続する。 【効果】 以上の構成を採ることによって、アームの展
開、回転の移動動作は、単一のモータの駆動で可能とな
り、駆動系及びその制御が著しく簡便となる。さらにア
ームの展開、旋回駆動によらずモータは常時固定される
ため、360度の自由方向にアームの展開が可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本装置は、主に液晶または半導体
デバイスの製造分野で使用される低発塵で小型軽量な基
板の搬送装置によるものである。
【0002】
【従来の技術】サブミクロンオーダのパターンルールが
要求される半導体デバイスの製造装置には、動作中のク
リーン度がクラス10以下であること、及び小型軽量
(小容量)であることが要求される。この理由にはデバ
イス欠陥の主な原因が装置及びその周辺から生じる塵埃
であり、また製造装置はその建設及びその維持に多大な
費用を要するクリーンルームに置かれることにある。特
に従来の製造装置において、処理室へ基板を搬送する搬
送装置は発塵量が多く、また処理室より占有する床面積
が広いといった問題があった。以上の条件から、例えば
特開昭61ー22642、特開平1ー217939、特
開平4ー92446、特開平4ー30447記載の様な
従来の搬送装置と比較して小型でクリーンな搬送装置が
開発されてきた。図5は、これらの従来の一般的なアー
ム型の搬送装置を示したものである。以下図5の搬送装
置を例に採り説明を行う。
【0003】アーム型搬送装置は、モータを収納した駆
動部100と、基板1を積載し、直進、回転移動を行う
アーム103から成っている。これらの搬送装置は、通
常真空雰囲気下で駆動するため、外部と遮蔽された容器
105内に収納されている。
【0004】アームの展開、回転は以下の操作で行われ
る。
【0005】アームの展開は、モータ101を停止した
状態で、モータ102を駆動する。モータ102は第1
のアーム110と回転軸111aを介して接続してお
り、モータ102の回転に伴い第1のアーム110も回
転運動する。第1のアーム110の回転運動に伴い、第
2のアーム120もプーリ111とプーリ112に巻回
されたベルト113によって、第1のアーム110とは
逆方向の回転運動が回転自在なころがり軸受け108を
介して第1のアーム110に支持された回転軸112a
を介して伝達され、回転軸112aを中心に回転運動を
行う。同様に基板1を積載した第3のアーム130も、
第2のアーム120の回転運動に伴いプーリ121とプ
ーリ122に巻回されたベルト123によって、第2の
アーム120とは逆方向の回転運動が回転自在なころが
り軸受け109を介して第2のアーム120に支持され
た回転軸122aを介して伝達され、回転軸122aを
中心に回転運動を行う。以上の一連の操作によって、最
終的にアームは図に示したように、直列の姿勢を採るこ
とになり、第3のアーム130に積載した基板1は、各
アームの回転軸間距離だけ搬送されたことになる。
【0006】次に基板1の回転移動は、モータ102を
停止しモータ101を回転させ、回転自在なころがり軸
受け107を介し容器105に支持されたモータ102
を固定しているハウジング124毎回転させることで、
アーム103の姿勢を保持した状態で回転軸111aを
中心に回転移動が行える。大気中に置かれたモータ10
1、102とアーム103が置かれる真空空間とは、磁
性粒体シール104によって遮断されている。また磁性
粒体シール104は、各関節にも設けており、この場合
の磁性粒体シール104はしゅう動部からの発塵をアー
ム内に封止する目的で使用されている。
【0007】また従来の上述してきた搬送装置の駆動源
の運転パーターンを図6に示す。
【0008】図6は、駆動源が起動から停止するまでの
運転パターンを示している。例えばアームが任意の位置
から所望の位置まで回転移動開始し、停止するまでの駆
動源の運転パターンとなる。横軸が時間を示しており、
縦軸は駆動源の出力軸の回転数を示している。図に示す
ように従来の駆動源の運転パターンは、起動直後の一定
の加速度で加速する加速度領域と、一定の速度で駆動す
る定速度領域と、停止するまで一定の負の加速度で減速
する減速領域の3つの領域からなる運転パターンを採っ
て駆動していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の搬
送装置は、基板1の回転移動時にモータ101によっ
て、モータ102が固定されているハウジング124ご
と回転するため、モータ102のケーブル102aが捩
れると言った問題が生じる。このため基板1の回転移動
範囲は、通常300度以下に制限されていた。搬送装置
にこのような制約がある場合、搬送装置に接続する処理
容器の配置に制限を受け、高価なクリーンルームの有効
な使用ができない。さらにその処理容器が回転移動範囲
の両端に置かざるを得ない場合は、基板は300度移動
しなければならず、処理速度の低下を余儀なくする。ま
たアーム駆動用のモータを2台使用しており、複雑なモ
ータの駆動機構及び制御系を必要としていた。さらに大
気中から真空中への駆動力の伝達するための圧力の遮蔽
手段及び塵埃の封止のためにとして、大型の磁性粒体シ
ールを使用していることから、搬送装置の著しいコスト
の増加を招いていた。特に圧力遮蔽用としての磁性粒体
シールは、恒常的に突発的な気密漏れ、一般的な表現で
はリークの恐れがある。言うまでもなく処理容器への搬
送途中に気密漏れが生じた場合、処理容器の機能、例え
ば加熱試料台を損壊させるなど、多大な損害を与えるこ
とになる。この場合、当然のことながら修理の間はこの
搬送装置に接続している他の処理容器は使用不可能とな
り、稼働率の著しい低下を招く。また磁性粒体シールは
基本的にその主成分は油であり、真空中に置いては耐え
ず蒸発している。このため磁性粒体シールを使用した搬
送装置を収納する搬送容器の到達圧力は、およそ1.3
×10-4Pa程度と、薄膜形成装置などの処理容器の圧
力より高くならざるをえない。この場合、薄膜形成装置
へ基板を搬送する際、薄膜形成装置と搬送容器の圧力差
によって塵埃の拡散が生じる。これらの塵埃が基板表面
に付着した場合、パターン間の絶縁不良等の様々な欠陥
を誘発する主原因となる。さらに磁性粒体シール自体か
ら放出する油成分、主にカーボンは、容易に除去が困難
なハイドロカーボンとなり、これが基板に付着した場
合、内部に拡散し、深い準位を形成するなどで塵埃とは
別のデバイス欠陥の原因となる。
【0010】従来の搬送装置では各アームは単純に回転
軸に片持ち支持された状態で展開、回転移動を行う。一
般に真空中で回転運動を行う部材を支持する転がり軸受
けの寿命は、大気中で回転運動を受ける場合の寿命と比
較して、非常に短いことが知られている。このため真空
中で転がり軸受けを使用する場合、転がり軸受けに加わ
る負荷荷重はできるかぎり軽くする必要がある。しかし
従来の搬送装置においては、アームの展開に伴い変動す
るモーメント荷重は、回転軸111aを支持する転がり
軸受け106のみで受けることから、大型の転がり軸受
けを使用せざるを得なく、またその寿命が著しく短いも
のとなる。搬送過程で転がり軸受けの寿命が尽きた場
合、一般的な表現でかじった場合、アームの駆動が行え
ないため、処理容器毎大気に開放し修理する必要があ
り、上述してきた問題をさらに助長することになる。
【0011】また搬送装置の小型化を実現するには、各
アームの回転軸間の距離を短くしなければならないが、
この場合搬送距離が短くなり搬送領域が極限られた空間
に制約される。つまり搬送距離の増加に伴い各アームの
回転軸間の距離を長くしなければならない。このため容
器105は大容量となり、真空状態の作成及びその維持
に多大な時間及び労力が必要となるなどで結果的に装置
の大型化、稼働率の低下及びコストの増加をさらに招く
ことになる。
【0012】さらに従来の駆動源の運転パターンでは、
搬送中に駆動源の急激な起動、停止及び加速度の変化に
よって過大な慣性力が基板1に加わる。この慣性力が、
第3のアーム130と基板1の間の摩擦力を超過した場
合、搬送中の基板の振動及び積載位置のずれを誘発す
る。この様に搬送中に基板がずれた場合、処理室への搬
送(受け渡し)が困難または不可能となるばかりでな
く、落下するなどの危険性を伴う。また搬送中の基板の
振動は、振動している際の基板とアームの接触によって
塵埃が生じるといった問題も生じることになる。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した様々な課題は以
下の手段を採ることで解決される。
【0014】アームの回転移動範囲の制約は、1個の駆
動源(モータ)でアームを展開、回転移動させることで
解決できる。モータの出力軸を第1のアームに接続する
出力軸と、クラッチ、ブレーキを介して第2のアームに
駆動力を伝達するベルトを巻回したプーリと接続する出
力軸の2系統に分割する。大気側に置いたモータの駆動
力の真空中への伝達は、磁性粒体シールの代わりに、隔
壁を介して大気側と真空側に対向する各々の位置に磁気
回路を構成するように永久磁石を配置した、マグネット
カップリングによるものとする。また発塵対策として各
アームを真空容器から絶縁し、アームを支持する転がり
軸受けを介して数kV程度の電圧を印加することで、従
来の防塵用磁性粒体シールは不要となる。
【0015】さらに回転軸に生じるモーメント荷重を軽
減するために、第1のアームの一端及びそれに対向する
第1のアームの旋回軌道上の位置に永久磁石を、各々の
永久磁石が発生する磁気力が互いに反発するように配置
する。
【0016】また滑らかな搬送を実現するために駆動源
を、起動開始直後の加速度1を、その加速度1で生じる
アームと基板の間の摩擦力以下の慣性力となるように設
定して駆動し、次いで加速度1より大きい加速度2で運
転し、次いで再び前述の加速度1で運転した後、定速度
の運転に入る。定速運転から停止するまでの減速領域に
おいても同様に、定速度から負の加速度1で減速し、次
いで負の加速度2でさらに減速し、次いで負の加速度1
で運転した後駆動源を停止する。
【0017】
【作用】アームの展開は、クラッチによってモータから
の駆動力を遮断し、さらにブレーキによって第2のアー
ム駆動用のベルトを巻回したプーリを固定する。この状
態でモータを駆動することによって、モータの駆動力は
第1のアームを駆動する出力軸にのみ伝達されるため、
第1のアームだけを回転運動させることができ、従来と
同様の動きでアームは展開する。
【0018】アームの旋回は、クラッチによってモータ
からの駆動力を接続し、ブレーキを開放した状態でモー
タを駆動することによって、モータの駆動力は第1のア
ームを駆動する出力軸と、第2のアームを駆動する出力
軸の両方に伝達され、従来と同様の動きでアームは旋回
する。
【0019】またモータの駆動力の隔壁を介した大気側
から真空側への伝達は、モータの駆動によって永久磁石
を固定した大気側の出力軸が回転するに従い、真空側の
永久磁石間に回転磁界が生じることによって、真空側の
永久磁石も出力軸と同期して回転することによって行わ
れる。
【0020】また搬送容器と絶縁されたアームに数kV
程度の高電圧を印加することで、アームに静電気による
吸引力が発生する。アームの駆動によって生じた塵埃ま
たはアーム内に沈積した塵埃は、この吸引力によってア
ームに吸着する。
【0021】アーム駆動によって生じるモーメント荷重
は、アーム1の一端とそれに対向する位置に置かれた永
久磁石によって生じる磁気反発力によって相殺される。
【0022】以上の構成を採ることによって、アームの
展開、回転の移動動作は、単一のモータの駆動で可能と
なり、駆動系及びその制御が著しく簡便となる。さらに
アームの展開、旋回駆動によらずモータは常時固定され
るため、360度の自由方向にアームの展開が可能であ
る。
【0023】またモータの駆動力の真空空間への伝達
を、マグネットカップリングで行うことによって、モー
タと基板を搬送する空間とは隔壁によって完全に隔離さ
れるため、モータ側から発生する塵埃による搬送容器内
の汚染、及び突発的な気密漏れの危険性は全くない。
【0024】さらにアームに発生させる静電気による吸
引力によって、アームに沈降している塵埃及びベルト、
プーリなどのしゅう動部から発生する塵埃はアームに吸
着され、塵埃による搬送空間への汚染は効果的に抑制さ
れる。また磁性粒体シールを全く使用しないので、ハイ
ドロカーボンなどによる汚染が全く無いドライでクリー
ンな搬送装置とすることができる。
【0025】またアーム1の一端及びそれに対向するア
ーム1の旋回軌道上の位置に配置した永久磁石の反発力
によって、アームの展開に伴うモーメント荷重は相殺さ
れることで、モーメント荷重を受ける転がり軸受けの負
荷が軽減され、搬送装置としての信頼性及び稼働率の向
上が達成される。
【0026】さらに駆動源の運転パターンにおいて、そ
の加減速領域における起動及び停止前後の加速度を、そ
の加速度によって生じる慣性力が基板とアームの摩擦力
以下となるように設定することで、搬送中の基板のずれ
または振動が効果的に抑制され、安定な搬送が可能とな
る。
【0027】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を基に説明する。
【0028】図1は本発明の一実施例を示している。ア
ーム駆動用のモータ4及びクラッチ7、ブレーキ8等の
機構部2は真空容器67と接続し、真空シール機能を有
するフランジ9の大気側に固定される。フランジ9の真
空側には基板1を保持し、任意の位置に搬送するアーム
部3が支持される。
【0029】モータ4の出力軸5には、出力軸5の同芯
上に等間隔で永久磁石60aが固定されており、またク
ラッチの駆動軸6と接続している。クラッチ7の駆動軸
6は、ブレーキ8と接続しており、さらに駆動軸6の同
芯上には等間隔で永久磁石65aが配置、固定してい
る。出力軸5、駆動軸6は回転自在なころがり軸受け
(図示せず)を介してフランジ9に支持されている。永
久磁石60a、永久磁石65aのフランジ9を挟んで真
空側の対向する位置に、永久磁石60b、永久磁石65
bを永久磁石60a、永久磁石65aと各々磁気回路を
形成するように出力軸11、ハウジング61の同芯円上
に配置する。永久磁石60bは出力軸11を介して第1
のアーム10に固定されており、回転自在なころがり軸
受け11aを介してプーリ12を固定しているハウジン
グ61に保持されている。永久磁石65bは第2のアー
ム20に回転運動を伝達するステンレス製のベルト14
を巻回したプーリ12に固定されている。ベルト14の
一方の端は、第2のアーム20に固定したプーリ13に
巻回している。プーリ13は回転自在なころがり軸受け
17を介して第1のアーム10と接続している回転軸1
0aに支持されている。回転軸10aにはプーリ21が
固定されており、プーリ21にはステンレス製のベルト
23が巻回されている。ベルト23のもう一方には、第
3のアーム30に固定したプーリ22に巻回している。
プーリ22は回転自在なころがり軸受け24を介して第
2のアーム20と接続している回転軸20aに支持され
ている。回転軸20aにはプーリ31が固定されてお
り、プーリ31にはステンレス製のベルト33が巻回さ
れている。ベルト33のもう一方には、第4のアーム4
0に固定したプーリ32に巻回している。プーリ32は
回転自在なころがり軸受け34を介して第3のアーム3
0と接続している回転軸30aに支持されている。回転
軸30aにはプーリ41が固定されており、プーリ41
にはベルト43が巻回されている。ステンレス製のベル
ト43のもう一方には、基板1を積載する第5のアーム
50に保持されたプーリ42に巻回されている。プーリ
42は回転自在なころがり軸受け44を介して第4のア
ーム40と接続している回転軸40aに支持されてい
る。尚本実施例では、ステンレス製のベルトを使用して
いるが、他のチェーン、ワイヤ等の超高真空領域で使用
可能な回転運動の伝達媒体を用いても問題はない。
【0030】アーム部3の展開は以下の動作で行われ
る。クラッチ7への通電を停止し出力軸5と駆動軸6を
分離する。同時にブレーキ8への通電を停止し、永久磁
石65aを固定している駆動軸6を制動する。以上の操
作でモータ4の駆動力はクラッチ7の駆動軸6に接続せ
れないため、結果的にプーリ12へのモータ4の駆動力
の伝達は行われず、さらにブレーキ8によってその姿勢
は保持される。従ってモータ4の駆動力は出力軸5のみ
に伝達されることになる。出力軸5の回転に従い、永久
磁石60aと永久磁石60bの間に回転磁界が生じ、永
久磁石60aの回転に同期して、第1のアーム10に固
定された真空側の永久磁石60bが回転駆動する。従っ
て第1のアーム10は回転するが、プーリ12は上述し
たようにその姿勢が保持されているため、第1のアーム
10の回転角だけベルト14がプーリ12に巻とられ、
プーリ13が回転し、結果としてプーリ13を固定して
いる第2のアーム20が第1のアーム10と逆方向に回
転する。同様に第2のアーム20の回転に従い、プーリ
21に巻回されたベルト23はプーリ21に第2のアー
ム20の回転角だけ巻取られるため、プーリ22が第2
のアーム20とは逆方向に回転し、プーリ22を保持し
ている第3のアーム30が回転する。第3のアーム30
の回転に従い、プーリ31に巻回されたベルト33はプ
ーリ31に第3のアーム30の回転角だけ巻取られるた
め、プーリ32が第3のアーム30とは逆方向に回転
し、プーリ32を保持している第4のアーム40が回転
する。第4のアーム40の回転に従い、プーリ41に巻
回されたベルト43はプーリ41に第4のアーム40の
回転角だけ巻取られるため、プーリ42が第4のアーム
40とは逆方向に回転し、プーリ42を保持している第
5のアーム50が回転する。この時第1のアーム10の
回転量を1としたときの第2のアーム20、第3のアー
ム30、第4のアーム40、第5のアーム50の各々の
回転量は1:3:4:3:1となるように、プーリ12
とプーリ13、プーリ21とプーリ22、プーリ31と
プーリ32、プーリ41とプーリ42の外径を設定しな
ければならない。すなわち第1のアーム10が30度回
転したとき、第2のアーム20は逆方向に90度回転
し、第3のアーム30は第2のアーム20と逆方向に1
20度回転し、第4のアーム40は第3のアーム30と
逆方向に90度回転し、第5のアーム50は第4のアー
ム40と逆方向に30度回転する。この結果基板1を積
載した第5のアーム50は、展開開始時の姿勢を保持し
た状態で直進移動を行う。
【0031】アーム部3の旋回は以下の操作で行われ
る。
【0032】クラッチ7に通電しクラッチ7の駆動軸6
とモータ4の出力軸5を接続し、同時にブレーキ8に通
電し駆動軸6の制動を解除する。これによってモータ4
の駆動力は、出力軸5、駆動軸6の両方に伝達される。
出力軸5、駆動軸6に伝達された駆動力は、前述したよ
うに大気側の永久磁石60a、永久磁石65aと真空側
の永久磁石60bと永久磁石65bの間に回転磁界を生
じさせ、出力軸5、駆動軸6の回転に同期して真空側の
第1のアーム10及びプーリ12に伝達される。第1の
アーム10の回転と同期してプーリ12も第1のアーム
10と同角度、同方向に回転するため、ベルト14は第
1のアーム10に対して静止した状態を保持する。従っ
てアーム部3は旋回開始時の姿勢を保持した状態で旋回
する。
【0033】以上の構成及び操作を採ることによって、
アームの展開及び回転移動は、1個のモータの駆動で可
能となり、駆動系及びその制御が著しく簡便となる。さ
らにアームの展開、旋回駆動によらずモータは常時固定
されるため、アームの旋回範囲に制限を与えず、360
度の自由方向にアームの展開が可能である。またアーム
数を5とすることで、アームの展開率(搬送距離/搬送
室直径)を大きく採れることから、搬送装置及び容器の
小型化、小容量化が実現できる。
【0034】さらにモータの駆動力の真空空間への伝達
を、マグネットカップリングで行うことによって、モー
タと基板を搬送する空間とは隔壁によって完全に隔離さ
れるため、モータ側から発生する塵埃によって汚染され
ることは全く無い。この時機構部2を密閉し、必要に応
じて排気することで、機構部2からのクリーンルームへ
の塵埃の拡散は完全に抑制される。また隔壁は圧力も完
全に、確実に遮断することから、搬送空間の真空雰囲気
は意図的にリークを行わないかぎり、常に保持される。
また本実施例ではブレーキ8を使用しているが、アーム
部3の展開時のベルト14によってプーリ12間で生じ
る回転力によって、永久磁石65bが回転しないよう
に、永久磁石65a、65bの磁気回路を形成すること
によって、ブレーキは不要となる。
【0035】次に本発明の第2の実施例を示す。
【0036】第1のアーム10の端部に永久磁石15を
配置している。真空容器67内にも、永久磁石15と対
向し、永久磁石15の回転軌道上に、永久磁石16を磁
気力が互いに反発し合うように配置している。この時永
久磁石15及び16は、出力軸11を支持しているころ
がり軸受け11aの負荷(モーメント荷重)が最大とな
る、アーム部3が直列の状態で生じるモーメント荷重と
同等の反発力を生じるような配置とする。本実施例では
最大となるモーメント荷重と同等の反発力を生じるよう
な磁石配置としているが、任意のアーム部3の姿勢の時
に生じるモーメント荷重を相殺するように永久磁石15
及び16を配置しても問題はない。また本実施例では第
1のアーム10の回転軌道上に永久磁石15及び16を
配置しているが、任意のアーム及びその移動軌道上に配
置しても問題はない。
【0037】以上の構成を採ることによって、アーム部
3の駆動によって生じるモーメント荷重は永久磁石15
及び16の磁気力によって確実に相殺される。従って本
来最も過大な負荷を受ける転がり軸受け11aの負荷が
大きく軽減されるため、小型の転がり軸受けの使用が可
能となる。また転がり軸受けのかじりによる故障頻度が
大きく減少することになり、装置の小型化及び信頼性、
稼働率の向上が実現される。
【0038】次に本発明の別の実施例を説明する。
【0039】ハウジング61を支持しているころがり軸
受け61aを保持しているハウジング62は電気絶縁材
料から成るベース63を介してフランジ9に固定してい
る。従ってアーム部3は真空容器67と電気絶縁された
状態で支持されている。フランジ9には大気側から真空
側への電圧の導入が可能な電気導入端子64が取付けら
れており、電気導入端子64の真空側の端子とハウジン
グ62が接続している。電気導入端子64の大気側の端
子は、数kV程度の電源及びアースにスイッチ64aを
介して接続している。スイッチ64aを電源側に投入
し、数kVの電圧を電気導入端子を介してアーム部3に
荷電することで、アーム部3に静電吸引力が発生する。
上記の操作をアーム部3の駆動中または容器67をリー
ク又は排気する際に行うことで、アーム内に沈積又はア
ーム駆動中にしゅう動部から生じる塵埃は、静電吸引力
によってただちにアーム部3の表面に吸引されることに
なり、容器67内へ拡散することはない。さらにアーム
開口部66、18、25、35、45が外部から直接視
認できないようなラビリンス構造とすることで、上述の
効果はさらに向上する。また本構造によれば磁性粒体シ
ールを全く使用しないので、ハイドロカーボンなどによ
る汚染が全く無い完全にドライでクリーンな搬送装置と
することができる他、さらに清浄で超高真空雰囲気の作
成に不可欠な加熱脱ガス処理(一般的にはベーキング処
理)が可能となる。この時の上限温度は永久磁石の磁気
特性が劣化しない温度範囲(キューリー点以下)とする
必要がある。つまり本構成による搬送装置は、従来の搬
送装置が1.3×10-4Pa程度の圧力下での動作が限
界であったのに対して、1.3×10-8Pa以下の超高
真空下でかつキューリー点以下の温度雰囲気での動作が
可能となる。
【0040】図2は本発明の別の実施例を示したもので
ある。第2のアーム20の一端に磁性材料70、本実施
例では78%ニッケルー鉄合金を取付けており、磁性材
料70の回転軌道上の対向する容器67の外側の位置に
永久磁石71を配置している。永久磁石71によって磁
性材料70を固定している第2のアーム20は紙面上の
方に吸引されるため、前述したモーメント荷重は相殺さ
れる。もちろんこの時第2のアーム20に永久磁石を取
付け、それに対向する位置に磁性材料を配置するか、ま
たは第2のアーム20の吸引力をさらに増加するために
第2のアーム20及び容器67の両方に永久磁石を配置
しても問題はない。また永久磁石の代わりに電磁コイル
を使用しても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0041】図3は本発明の別の実施例を示したもので
あり、任意のアームの開口部85、プーリ81a、回転
軸81の部分を抜粋して示している。
【0042】開口部85にブラシ状の高誘電体材料84
をプーリ86と接するように配置する。本実施例では高
誘電体材料84として、シリコンゴムを使用している。
アーム82、アーム83の駆動中は、高誘電体材料84
と接触しながらプーリ86が回転するため、高誘電体材
料84はプーリ86との摩擦によって帯電する。従って
アーム82、83駆動中は、高誘電体材料84が帯電し
ていることによって、アームの開口部85から外部への
塵埃の飛散は抑制される。本実施例によれば、アームの
極限られた範囲のみ帯電することから、第5のアーム5
0に積載された基板1には何ら影響を与えることはな
い。また本実施例では、1段の高誘電体材料84のみ使
用しているが、複数段使用しても問題はない。
【0043】次に本発明の別の実施例を説明する。
【0044】図4は第1の実施例で示した搬送装置のモ
ータ4の運転パターンを示している。横軸が時間を示し
ており、縦軸がモータ4の回転数を示している。モータ
4の起動から所望の回転数で駆動する定速度領域に達す
るまでの加速度領域において、モータ4の加速度を複数
回可変しする。本実施例では、加速度1と加速度2と加
速度3の3つの加速度から成る加速度領域で運転してい
る。モータ4の起動開始直後の加速度は、加速度によっ
て生じる慣性力が、基板1と第5のアーム50間の摩擦
力以下となるすなわち第5のアーム50に積載しただけ
の基板1がずれることのない範囲の最高の加速度として
いる。T1時間の間加速度1で駆動した後、駆動源の回
転数をさらに上げて加速度2でT2時間駆動する。この
加速度1から加速度2への増加に伴う慣性力の増加も、
前述したように基板がずれることのない範囲に押さえて
いる。この後モータ4の回転数を下げて、加速度3でT
3時間駆動した後、モータ4を定速で駆動する。T4時
間定速で駆動した後、前述した加速度領域と逆の運転パ
ターンでモータ4を停止する。以上の運転パターンを採
ることによって、搬送中の基板のずれまたは振動が効果
的に抑制され、安定した滑らかな搬送が実現できる。ま
た本実施例では、定速度領域を設けているが、定速度領
域を設けず加速度領域と減速領域の2つからなる運転パ
ターンとしても問題はない。さらに加速度領域におい
て、連続でモータ4の回転数を可変しながら駆動しても
同様の効果が得られる。
【0045】尚、以上説明してきた本発明による実施例
を、単独もしくは同時に複数採用しても問題はなく、そ
の際は各実施例で述べてきた効果が得られる。また本実
施例では、5本の腕から成る搬送装置を対象として説明
をしてきたが、特に腕の本数の制限はなく任意の本数の
腕から成る基板搬送装置にも適用可能であり、さらに他
の型式の搬送装置、例えばフロッグレッグ型の搬送装置
にも適用可能であることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上の構成を採ることによって、アーム
の展開、回転の移動動作は、単一のモータの駆動で可能
となり、駆動系及びその制御が著しく簡便となる。さら
にアームの展開、旋回駆動によらずモータは常時固定さ
れるため、360度の自由方向にアームの展開が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す基板搬送装置の断面図
である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す基板搬送装置の断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示すアーム部の断面図
である。
【図4】本発明の第4の実施例を示す駆動源の運転パタ
ーンを示す図である。
【図5】従来の基板搬送装置の断面図である。
【図6】従来の駆動源の運転パターンを示す図である。
【符号の説明】
1...基板、2...機構部、3...アーム部、4...モー
タ、5...出力軸、6...駆動軸、7...クラッチ、8...
ブレーキ、9...フランジ、10...第1のアーム、10
a...回転軸、11...出力軸、11a...転がり軸受
け、12...プーリ、13...プーリ、14...ベルト、
15...永久磁石、16...永久磁石、17...転がり軸
受け、18...開口部、20...第2のアーム、20
a...回転軸、21...プーリ、22...プーリ、23...
ベルト、24...転がり軸受け、25...開口部、3
0...第3のアーム、30a...回転軸、31...プー
リ、32...プーリ、33...ベルト、34...転がり軸
受け、35...開口部、40...第4のアーム、40
a...回転軸、41...プーリ、42...プーリ、43...
ベルト、44...転がり軸受け、45...開口部、5
0...第5のアーム、60a...永久磁石、60b...永
久磁石、61...ハウジング、61a...転がり軸受け、
62...ハウジング、63...ベース、64...電気導入
端子、64a...スイッチ、65a...永久磁石、65
b...永久磁石、66...開口部、67...真空容器、7
0...磁性材料、71...永久磁石、81...回転軸、8
1a...プーリ、82...アーム、83...アーム、8
4...高誘電体材料、85...開口部、86...プーリ、
100...駆動部、101...モータ、102...モー
タ、102a...ケーブル、103...アーム、10
4...磁性粒体シール、105...容器、106..転がり
軸受け、107..転がり軸受け、108..転がり軸受
け、109..転がり軸受け、110...第1のアーム、
111...プーリ、111a...回転軸、112...プー
リ、112a...回転軸、113...ベルト、120...
第2のアーム、121...プーリ、121a...出力軸、
122...プーリ、122a...回転軸、123...ベル
ト、124...ハウジング、130...第3のアーム。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】独立に回転運動する同芯円上に配された駆
    動軸1及び駆動軸2と、少なくとも、前記駆動軸1と結
    合する第1の腕と、前記駆動軸2と結合し前記第1の腕
    の一端と回転軸を介して直列に支持される第2の腕とを
    各々一つ以上有し、前記駆動軸1及び前記駆動軸2を各
    々独立に駆動させることによって、前記第1の腕及び前
    記第2の腕を前記駆動軸を中心に回転移動及び展開する
    ことによって、任意の腕に保持した基板を任意の位置に
    搬送する基板搬送装置において、単一の駆動源で前記第
    1腕及び前記第2の腕の展開及び回転移動が可能である
    ことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の基板搬送装置において、前
    記第1の腕及び前記第2の腕を任意の姿勢において、前
    記駆動軸を中心に、無限回転可能な自由度を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の基板搬送装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の基板搬送装置が、単一の駆
    動源と、前記駆動源の出力軸と前記駆動源の回転運動を
    任意に遮断及び接続可能な機構を介して接続する第2の
    出力軸を備え、前記出力軸及び前記第2の出力軸の一端
    の各々の円周上に配された各々の永久磁石と、前記各々
    の永久磁石と前記駆動源、前記出力軸及び前記第2の出
    力軸が置かれる空間と完全に隔離し、特殊な雰囲気を保
    持する容器の隔壁を挟んで対向する前記容器の内側の位
    置に、前記各々の永久磁石と各々独立に磁気回路を形成
    するように配された各々の第2の永久磁石と、前記各々
    の第2の永久磁石と結合し回転可能な駆動軸及び駆動軸
    2と、少なくとも前記駆動軸1と接続する第1の腕及び
    前記第1の腕と回転自在な回転軸を介して支持される第
    2の腕と、前記第2の腕と前記駆動軸2を前記駆動軸2
    の回転運動を金属からなる伝達媒体で伝達する伝達機構
    を介して接続し、前記伝達機構が外観より視認できない
    ように前記第2の腕に密封された構成から成る請求項1
    記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の基板搬送装置が、1.3×
    10-6Pa以下の超高真空領域で動作可能なことを特徴
    とする請求項3記載の基板搬送装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の基板搬送装置が、前記永久
    磁石のキューリー点以下の温度領域で動作可能なことを
    特徴とする請求項3記載の基板搬送装置。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項3記載の基板搬送装
    置において、前記第1の腕、第2の腕及び駆動軸1、駆
    動軸2及び回転軸の一部または全てを少なくとも一つ以
    上を対象として、任意時間の間、静電気の発生手段及び
    静電気の除去手段の少なくとも一方の手段を具備してい
    ることを特徴とする請求項1または請求項3記載の基板
    搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の静電気の発生手段が、前記
    第1の腕と前記第2の腕が前記容器と電気絶縁されてお
    り、任意の電圧を前記第1の腕と前記第2の腕に印加可
    能であることとすることを特徴とする請求項6記載の基
    板搬送装置。
  8. 【請求項8】請求項6記載の静電気の発生手段が、前記
    回転軸、前記駆動軸1、前記駆動軸2の全周またはその
    一部に高誘電体材料が接触するように配置したことを特
    徴とする請求項6記載の基板搬送装置。
  9. 【請求項9】請求項1または請求項3記載の基板搬送装
    置において、任意の腕の一端と、前記容器の前記任意の
    腕の移動軌道上の両方、またはその一方に、前記第1の
    腕、第2の腕の移動に伴い前記駆動軸1、駆動軸2に生
    じるモーメント荷重のキャンセル手段を設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項3記載の基板搬送装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のモーメント荷重のキャン
    セル手段が、任意の腕の一端と、前記容器の前記任意の
    腕の移動軌道上の両方、またはその一方に、磁石を具備
    させたことを特徴とする請求項9記載の基板搬送装置。
  11. 【請求項11】請求項1または請求項3記載の基板搬送
    装置において、前記駆動源を停止した状態から所望の回
    転速度に到達するまでの加速度領域と、前記駆動源が所
    望の運転速度で駆動する定速度領域と、前記定速度領域
    から前記駆動源を停止するまでの減速領域の3つの領域
    で前記駆動源を駆動する制御方法において、前記加速度
    領域及び前記減速領域の両方またはその一方の領域にお
    いて、前記駆動源の加速度を複数回可変しながら前記駆
    動源を駆動することを特徴とする請求項1または請求項
    3記載の基板搬送装置。
  12. 【請求項12】請求項1または請求項3記載の基板搬送
    装置が、被搬送物と前記被搬送物を保持する第1の腕
    と、前記第1の腕の一端と回転軸1を介して結合する第
    2の腕と、前記第2の腕の一端と回転軸2を介して結合
    する第3の腕と、前記第1の腕と前記回転軸2を前記伝
    達機構で接続し、前記第3の腕の一端と回転軸3を介し
    て結合する第4の腕と、前記第2の腕と前記回転軸3を
    前記伝達機構で接続し、前記第4の腕の一端と回転軸4
    を介して結合する第5の腕と、前記第3の腕と前記回転
    軸4を前記伝達機構で接続し、前記第5の腕が第1の駆
    動軸と接続し、前記第4の腕と第2の駆動軸が前記伝達
    機構で接続した基板搬送装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載の搬送装置において、前
    記第5の腕の回転移動量を1とした時の、前記第4の
    腕、第3の腕、第2の腕、第1の腕の回転移動量の比
    が、第5の腕:第4の腕:第3の腕:第2の腕:第1の
    腕=1:3:4:3:1であることを特徴とする請求項
    12記載の基板搬送装置。
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