JPH08171326A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH08171326A
JPH08171326A JP6334384A JP33438494A JPH08171326A JP H08171326 A JPH08171326 A JP H08171326A JP 6334384 A JP6334384 A JP 6334384A JP 33438494 A JP33438494 A JP 33438494A JP H08171326 A JPH08171326 A JP H08171326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
image
frame
image forming
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6334384A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Isozaki
直樹 磯崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6334384A priority Critical patent/JPH08171326A/ja
Publication of JPH08171326A publication Critical patent/JPH08171326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真複写機等の画像形成装置において、
画像読取り装置と画像出力装置とのフレームを別体に設
けて相互に振動を遮断する接続部を配置し、外装カバー
の接続部にも電磁波に対するシールを行うとともに、振
動を相互に伝達しない接続手段を配置する。 【構成】 電子写真複写機の上部フレーム2には走査装
置5を配置し、下部フレーム3にはプロセス装置を配置
するが、前記上下のフレームの間には弾性脚部材11、
12と電気的な接続手段13、15を配置する。また、
上部フレームに固定するトップカバー20と、下部フレ
ーム3に配置するカバー部材25、27との接続部で
は、隙間を形成するとともに、その隙間にガスケット1
6、16aを配置して、相互に振動を伝達せずに、電磁
波に対するシール性能を有する接続部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル方式の画像形
成装置等の装置において、外部に電磁波が漏れ出すこと
を防止する手段に関し、特に、装置の外装カバーを導電
体で構成するとともに、前記外装カバーの接続縁部に電
磁波に対するシール手段を配置して、装置全体を電磁波
に対するシール性能を持たせた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機等の画像形成装置におい
ては、画像読取り装置における原稿の走査情報をデジタ
ル信号として出力し、画像出力装置において前記デジタ
ル信号を用いて感光体ドラムに画像の形成を行う装置を
構成している。また、レーザビームプリンタ等の装置で
は、コンピュータ装置等の装置から受信した画像信号に
もとづいて、画像書き込み装置からレーザ光を出力し、
感光体ドラムに対して画像の書き込みを行うように構成
している。前述したような画像形成装置においては、装
置内部に配置する電子装置から電磁波が漏れ出すような
問題を解消することが望まれている。特に、画像読取り
装置をデジタル方式の装置として構成する場合には、画
像読取り装置から画像出力装置に向けてデジタル信号が
出力されるものであり、画像出力装置の内部で画像信号
を処理する回路でも、多量の電磁波が出力されている。
【0003】そこで、電子回路等の装置から、電磁波が
漏洩することを防止するために、従来より、装置のフレ
ームや外装カバーを金属材料で構成し、その外装カバー
等の部材を接地するような手段を用いている。また、実
開平3−34294号公報や、実開平3−69294号
公報等に示される例では、電子装置の外装カバーの接続
部や、外装カバーとフレームとの接続部に対して、導電
性を有する接続部材を配置し、前記接続部から電磁波が
漏れ出ることを防止する手段を構成している。そして、
前述したような電磁波に対するシール手段を設けること
により、電子装置から電磁波が漏洩することを防止でき
るとともに、外装カバーの着脱の動作を容易に行うこと
ができるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したような電子装
置において、例えば、デジタル方式の電子写真複写機等
の装置の、画像読取り装置では、CCD等のデジタル信
号を出力する回路や信号処理回路等を配置しており、画
像出力装置では、感光体ドラムに画像情報を書き込むた
めのレーザ光出力装置、信号処理回路等を配置してい
る。したがって、画像形成装置から出力される電磁波が
多量であり、その電磁波が強く出力されるという問題が
ある。そこで、前記従来例のように、装置の外装カバー
を隙間なく配置し、装置の外部に電磁波が漏洩すること
を防止するような手段を講じることも1つの方法であ
る。
【0005】ところが、電子写真複写機のような画像形
成装置では、画像読取り装置には、走査装置が配置され
ており、原稿の画像を走査する際には、原稿の長さ方向
に沿って往復移動するために、走査の動作に際しての振
動等が発生する。これに対して、画像出力装置において
は、感光体ドラムや定着装置、用紙搬送装置等の装置に
回転部材を多く配置しており、それ等の非駆動部材から
振動等が発生する。そして、前記画像読取り装置の振動
が、画像出力装置に伝達された場合には、走査装置に対
して振動や衝撃を付与することになり、読み取った画像
出力に欠陥が発生する等の問題がある。また、走査装置
の振動が画像出力装置に伝達された場合には、感光体ド
ラムに対して書き込む画像に影響が発生し、画質の劣化
等の問題につながる。
【0006】そこで、前述したような振動の問題を解消
するためには、画像読取り装置と画像出力装置のフレー
ムを分割して、互いに振動が伝達されないような装置を
構成することも1つの解決策となる。ところが、前記2
つのフレームを分割した場合に、2つのフレームの接続
部に配置する外装カバーの接続部から、電磁波が漏れ出
すという問題を、容易に解決できないという問題が提起
される。これに対して、2つのフレームに対応する外装
カバーを相互に接続して、電磁波が漏洩することを防止
しようとすると、前記外装カバーの接続部を介して振動
が伝達するという問題が新たに発生する。前述したよう
な問題に加えて、画像形成装置の外装カバーとしては、
板金を成型したものを用いることの他に、プラスチック
材料を用いて成型したもの等の板部材が用いられるが、
前記プラスチック材料を用いた外装カバー部材は導電性
を有しないために、電磁波の漏洩に対処できないという
問題が残っている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述したような画像形成装置
における振動の伝達と、電磁波が漏洩する問題を解消す
るもので、2つのフレームに亘って配置する外装カバー
を、一方のフレームに対して固定し、他の外装カバーと
の間に隙間を介して導電性と弾性を有するシール部材を
配置し、電磁波が漏洩することを防止する手段を提供す
るとともに、各外装カバーの接続部の全てを電気的に接
続し、振動の伝達と電磁波の漏洩を防止できる画像形成
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも画
像読取り装置と画像出力装置とを有する画像形成装置に
関する。本発明においては、前記画像読取り装置側の外
装カバーと画像出力装置側の外装カバーとの、2つのカ
バー部材の突き合わせ縁の間に隙間を形成し、前記2つ
の外装カバーの隙間に導電性と非振動伝達性を持つ部材
を介在させている。また、本発明においては、前記画像
読取り装置と画像出力装置とは各々別のフレームで構成
され、両フレームの結合部に振動伝達防止部材を配置し
て、両者の間を振動絶縁することができるように構成し
ている。さらに、本発明において、前記外装カバーは、
金属もしくは樹脂材料に導電塗装を施したもので構成
し、前記外装カバーを電磁波に対するシールド部材とし
て用いることができる。前記構成に加えて、本発明にお
いて、前記2つの外装カバーの隙間に配置する導電性と
非振動伝達性を持つ部材は、弾力性を有する導電性の部
材を用いることが可能であり、さらに、前記2つの外装
カバーの隙間に配置する導電性と非振動伝達性を持つ部
材を、板金と弾力性を有する導電性の部材を組み合わせ
て構成することが可能である。
【0009】
【作用】本発明を電子写真複写機に適用する場合に、原
稿を走査して電気信号として画像出力装置に伝達する画
像読取り装置を、1つのフレームに設け、コピーを作成
する機能を有する部分としての画像出力装置を、別のフ
レームに配置する。そして、前記2つのフレームの間
に、弾性体を配置して相互に振動が伝達されないような
機構を構成し、さらに、両フレームの間を電気的に接続
することよって、フレームを容易に接地できるようにす
る。また、2つのフレームの上下左右の表面部に配置す
る外装カバー部材は、それぞれの接続部に隙間を形成
し、その隙間に導電性を有する弾性部材を配置して、相
互に振動を伝達せずに電気的に接続する手段を構成し、
それ等に外装カバーの接続部から電磁波が漏洩すること
を防止できるようにする。前記構成に加えて、本発明の
画像形成装置のフレームの周囲に配置する多数の外装カ
バーの各々の接続部には、相互に電気的に接続するとと
もに、電磁波が漏洩しないような接続手段を構成してい
る。前述したような構成に加えて、外装カバーをプラス
チック材料を用いて構成するものでは、内面に導電性を
付与する塗装等を施し、プラスチック材料により覆う部
分からの電磁波の漏洩も防止できるようにしている。
【0010】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の画像形
成装置の構成を説明する。図1に示される例は、画像形
成装置としての電子写真複写機を対象として、その装置
の周囲に多数の外装カバーを配置する場合について説明
している。前記図1に示される画像形成装置1におい
て、装置のフレームを、画像読取り装置のフレームとし
ての上部フレーム2と、画像出力装置を配置する下部フ
レーム3とを上下に組み合わせて構成している。そし
て、前記各フレームを金属製のアングル部材と板金を組
み合わせて、強度の大きな部材として構成するととも
に、それ等のフレーム2、3の外周部に対して、多数の
外装カバーを配置する場合を示している。前記外装カバ
ーとしては、上部フレーム2の上部に配置するトップカ
バー20とトップフロントカバー21、および、2つの
フレームの接続部の周囲に配置する外装カバー、およ
び、下部フレーム3の下部に配置する外装カバー等から
構成される。
【0011】前記フレームの周囲に配置する外装カバー
としては、装置のリヤ側の角の部分に配置するリヤポス
トカバー22、23と、リヤ面に対応させて配置するリ
ヤカバー24を設けている。また、フレームの両側の上
部にはレフト上カバー25、ライト上カバー27をそれ
ぞれ配置し、正面側にはフロントカバー30をそれぞれ
配置している。また、下部フレーム3の下部には、レフ
ト下カバー26とライト下カバー28の側部の外装カバ
ーをそれぞれ配置し、正面側には、フロントポストカバ
ー38、39と、フロント下カバー37を各々配置して
いる。
【0012】前記各外装カバーのうち、リヤポストカバ
ー22、23とリヤカバー24、レフト下カバー26と
ライト下カバー28、および、フロントカバー30の各
部材を板金により構成し、その板金自体が導電性を有す
るものとして構成する。これに対して、トップカバー2
0とトップフロントカバー21、レフト上カバー25と
ライト上カバー27、フロントポストカバー38、3
9、および、フロント下カバー37の各外装カバーは、
プラスチック材料による成型品を用いている。これらの
プラスチック成型品は、内面に導電性の塗料を塗布して
導電層を形成し、板金で構成した外装カバーと同様に、
電磁波をシールできるような性能を有する部材として構
成する。
【0013】前記各外装カバー部材のうち、フロントカ
バー30を除く各カバー部材は、ネジ止めにより各フレ
ームに取り付けられており、上部フレーム2に対して
は、トップカバー20とトップフロントカバー21を固
定するとともに、電気的に導通させるようにしている。
また、下部フレーム3に対しては、他の外装カバーをネ
ジ止めによる固定手段と、電気的に導通させる手段を用
いて固定保持させるようにする。さらに、後述するよう
に、フロントカバー30の一方の端部をヒンジを介して
揺動可能に保持させるとともに、電線等を用いて電気的
な接続を行い、他方の側にはマグネットと導電性と弾性
を有するガスケットを介して取り付けている。したがっ
て、画像形成装置のフレームに配置する外装カバーは、
フレームに対してそれぞれ電気的な接続を行って、外装
カバーから電磁波が漏洩することを防止できるととも
に、後述するように、各外装カバーの接続部に対して
も、電磁波が漏洩しない構造を採用している。
【0014】
【フレームの接続部の構成】図2に示す例は、上部フレ
ーム2と下部フレーム3の接続部10に配置する接続部
材と、外装カバーの接続部の構成を示している。前記上
部フレーム2には、上部に配置するプラテン9の下面に
沿って移動し、原稿の画像を走査する走査装置5を設
け、前記走査装置5をCCD等の光電変換手段により構
成し、原稿の走査情報を電気信号として下部フレーム3
に配置する受信装置6に伝達する。また、前記下部フレ
ーム3に配置する受信装置6では、画像情報の処理を行
って、書き込み装置7に伝達し、前記書き込み装置7か
らレーザ光を出力して、感光体ドラム8に対して静電潜
像を形成させる手段を構成している。なお、前記感光体
ドラム8に対して、現像装置やクリーニング装置、その
他のプロセス装置を配置して、トナー画像の作成と、用
紙に対する転写を行うこと、および、定着装置により定
着する動作は、従来の電子写真複写機の場合と同様に行
われるが、本発明においては、それ等の機構の説明を省
略している。
【0015】前記上部フレーム2と下部フレーム3の間
に配置するフレーム接続部10では、フレームの角の部
分に対して配置する弾性脚部材11、12および、上下
のフレームを電気的に接続する部材を設けている。前記
弾性脚部材11、12は、ゴムをブロック状に成型した
ものを用いるもので、そのゴムブロックの上面を上部フ
レーム2の下面に固着し、下部フレーム3の水平部材の
上に載置して支持させるような使用法を用いる。さら
に、前記電気的な接続部材としては、板バネ部材13を
用いることの他に、下部フレーム3に固定したアングル
材14の上部にガスケット15を一体に設けたものを適
宜組み合わせて用いることができる。
【0016】前記板バネ部材13は、基部の板部材から
櫛歯状に多数のフィンガー部材を平行に突出させて設け
たものを用いることができ、両フレームの間の導通を設
定できるようにする。また、本発明において使用するガ
スケットとしては、弾性と導電性とを有する部材を使用
することが可能であり、例えば、導電性を付与したスポ
ンジ等の部材を使用することができ、それ等の部材は、
本発明の外装カバーの相互の接続部と、フレームと外装
カバーの間での導通を設定するためにも使用する。そし
て、本実施例において、前述したようなガスケットを介
在させることにより、各接続部材の間で振動を相互に伝
達することなしに、接続部での電磁波に対するシール手
段として作用させることができる。
【0017】前述したように接続した2つのフレームに
対して、外装カバーをそれぞれ配置するが、図2に示す
ように、トップカバー20は上部フレーム2の上部にネ
ジ接続部40b、40cを用いて固定する。また、レフ
ト上カバー25とライト上カバー27のそれぞれのカバ
ー部材は、下部フレーム3の側面に対してネジ接続部4
5、46を用いて固定させるようにする。前記側部のカ
バー部材25、27の上端部と、トップカバー20の下
端部との接続部では、トップカバー20の下端部に内側
に折り曲げた段部20a、20bをそれぞれ設け、前記
段部を介して上下の外装カバーの接続部に隙間を形成し
ている。そして、前記隙間にガスケット16、16aを
配置して、上下のカバー部材の間で、導電性を維持させ
るとともに、振動を相互に伝達しない接続手段を構成す
るので、上部フレームに配置する装置と、下部フレーム
に配置する装置でそれぞれ発生する振動は、他のプロセ
ス装置に対して影響を与えることがないようにされる。
【0018】
【外装カバーの接続部の構成】図3に示す例は、上部フ
レーム2の上部に配置する2つの外装カバーとしての、
トップカバー20とトップフロントカバー21の接続部
と、上部フレームに対する接続構造を示している。前記
2つの外装カバー20、21は、それぞれプラスチック
成型品として構成されているもので、板部材の内面に導
電性を有する塗料を塗布することにより、導電部20
A、21Aをそれぞれ形成し、鉄板で構成したカバー部
材と同様な導電性を発揮できるような部材として構成し
ている。前記トップカバー20は、上部フレーム2とネ
ジ接続部40aにより一体に固定することにより、両部
材の間の導通性を発揮さることができるようにする。
【0019】また、トップフロントカバー21に対して
は、上部フレーム2の前面にブラケット2b等を配置
し、ネジ接続部42aとガスケット43を用いて、ブラ
ケット2bに固定し、ブラケット2bは、上部フレーム
2にネジ接続部42bにより一体に固定する。さらに、
トップカバー20とトップフロントカバー21の間には
ブラケット2aをトップカバー20の下部に配置し、ネ
ジ接続部40bで固定する。また、ガスケット41をブ
ラケット2aとトップフロントカバー21の間に配置し
て、両カバー部材の間を電気的に接続するとともに、両
部材の接続部から電磁波が漏洩しないようなシールドを
構成できるようにしている。前記構成に加えて、上部フ
レーム2に固定したトップフロントカバー21と、フロ
ントカバー30の接続部では、上部フレーム2の正面部
に対してガスケット44を配置して、フロントカバーの
上端部に隙間が生じないような接続手段を構成してい
る。
【0020】また、前記上部フレーム2に配置するトッ
プカバー20と、下部フレーム3に配置するリヤカバー
24の関係は、図4に示すように構成することができる
もので、リヤカバー24の端部から脚部材46を突出さ
せて設け、前記脚部材46の表面にガスケット47を配
置し、前記ガスケット47に押圧する状態で、リヤカバ
ー24を取り付けるようにする。さらに、前記リヤカバ
ー24は、下部フレーム3に取り付けたブラケット45
に対して、ネジ接続部を介して固定することにより、上
下のフレームに対して導電性を発揮させることができ、
上下のフレームの内部で発生した振動を伝達しない性質
を持たせることが可能になる。
【0021】図5に示す例は、上部フレーム2とフロン
トカバー30の間で、シール性能と、導通性を発揮させ
るための機構を示している。前記図5に示す例では、上
部フレーム2に対してブラケット2b等を配置してお
き、前記ブラケット2bに設けたガスケット43を介し
てトップフロントカバー21との間の導通性を保証する
とともに、フロントカバー30との間にガスケット44
を介在させるようにする。なお、前記図5に示す接続部
では、図3の場合とは若干異なる構成のものが示されて
いるが、前記図3に示す例においても、図5のような接
続手段を適用することも可能である。また、図6に示す
ように、前記フロントカバー30の一方の端部にヒンジ
31を配置し、下部フレーム3の端部にフロントカバー
30を支持させている。前記ヒンジによる接続部では、
導通部材32を配置しており、前記導通部材32はアー
ス線32aをフロントカバーと下部フレームに設けた端
子32b、32cに対して接続し、フロントカバー30
と下部フレーム3の金属部材に対して、相互に電気的に
接続している。
【0022】前記フロントカバー30の自由側の端部で
は、図7に示すように、折り曲げ部30aを設け、その
内側にアングル部材33を一体に設けている。そして、
前記アングル部材33の下部フレーム側に吸着部材34
を配置して、下部フレーム3に設けたブラケット35に
対して密着させる手段を構成している。前記吸着部材3
4は、マグネット34aの両側に鉄板部材34b、34
cを配置し、ブラケット35に対してマグネットを介し
て鉄板を接着させ、電気的な導通を設定できるようにす
る。なお、前記下部フレーム3の側部にはレフト上カバ
ー25を配置するが、両部材の接続部では、ガスケット
36とネジ接続部36aを用いて、導通性を発揮する固
定手段を構成することができる。
【0023】前述したように、トップカバーおよびトッ
プフロントカバーと、フロントカバー30、側部カバー
との間で、それぞれ電気的な接続手段を設けること、お
よび、接続部に電磁波に対する隙間を生じないようなシ
ール手段を配置することにより、外装カバーの隙間から
電磁波が漏洩することを防止することができる。さら
に、本発明の画像形成装置では、電磁波が特に強く発生
する上部フレームと下部フレームの接続部分では、上部
フレームに配置するトップカバー20とトップフロント
カバー21との間と、下部フレームの周囲に配置する多
数の外装カバーの相互の間、および、上下の外装カバー
の間の全ての接続部の間で、電磁波に対するシールの性
能を発揮できるような構造を設けている。そして、前記
各カバー部材は、各々を支持するフレームに対して固定
保持されるが、別のフレームに支持される外装カバーに
対しては、電磁波に対するシール性能は発揮するが、振
動を伝達しない接続部を構成している。
【0024】
【外装カバー部材の接続部の他の構造】前述したような
各構成部材の間の接続部を構成することの他に、本発明
においては、図8に示すように、下部フレーム3の角の
部分にネジ接続部54を介してリヤポストカバー22を
固定し、前記リヤポストカバー22を介してリヤカバー
24とレフト上カバー25を接続する手段を構成するこ
とができる。前記図8に示す例では、リヤポストカバー
22の側部に対してガスケット51とネジ接続部50を
用いてレフト上カバー25を接続し、リヤポストカバー
22のリヤ側にネジ接続部52とガスケット53を用い
てリヤカバー24を接続している。そして、前述したよ
うにして、リヤポストカバーを下部フレームに対して固
定し、前記リヤポストカバーに対してリヤカバー24と
レフト上カバー25を固定することにより、ガスケット
を用いた電気的な接続部を構成することが可能になる。
また、前記図8に示すような接続手段は、リヤポストカ
バー23を介してリヤカバー24の他端部を接続する手
段としても用いることができるもので、カバー部材の接
続部から電磁波が漏洩しないように、電磁波に対するシ
ール機構を構成することが可能になる。
【0025】また、図9に示す例では、フロント下カバ
ー37を装着する例を示しているもので、下部フレーム
に対して固定するフロントポストカバー39に対して、
受け部39aを設け、フロント下カバー37の端部にも
折り曲げ部37aをそれぞれ配置している。そして、前
記フロントポストカバー39とフロント下カバー37の
端部の間にガスケット55を装着して、2つのカバー部
材の接続部での電磁波に対するシールを構成することが
できる。なお、前述したような2つの外装カバーの接続
部の構成は、他のカバー部材の接続部に対しても適用が
可能であり、その接続部での電磁波に対するシール性能
を発揮させることが可能である。また、前述したよう
に、本発明の実施例では、カバー部材の接続部に対し
て、弾性と電気的な接続性を有するガスケットを配置す
ることにより、電磁波に対するシール性能を良好に発揮
させることが可能になる。
【0026】
【発明の効果】本発明の画像形成装置は、前述したよう
な接続部を構成しているものであり、本発明を電子写真
複写機に適用する場合に、原稿を走査して電気信号とし
て画像出力装置に伝達する画像読取り装置を、1つのフ
レームに設け、コピーを作成する機能を有する部分とし
ての画像出力装置を、別のフレームに配置することによ
り、それぞれそのフレームで生じる振動を別のフレーム
に伝達しない装置を構成することができる。そして、前
記2つのフレームの間に、弾性体を配置して相互に振動
が伝達されないような機構を構成するとともに、両フレ
ームの間を電気的に接続することよって、フレームを容
易に接地することが可能になる。また、2つのフレーム
の上下左右の表面部に配置する外装カバーは、それぞれ
の接続部に隙間を形成し、その隙間に導電性を有する弾
性部材を配置して、相互に振動を伝達せずに電気的に接
続する手段を構成し、それ等に外装カバーの接続部から
電磁波が漏洩することを防止できる。
【0027】前記効果に加えて、本発明の画像形成装置
のフレームの周囲に配置する多数の外装カバーの各々の
接続部には、相互に電気的に接続するとともに、電磁波
が漏洩しないような接続手段を構成できる。さらに、外
装カバーをプラスチック材料を用いて構成するもので
は、内面に導電性を付与する塗装等を施し、プラスチッ
ク材料により覆う部分からの電磁波の漏洩も防止できる
ようにしているので、金属製の外装カバー部材を用いた
場合と同様な電磁波に対するシール性能を発揮させるこ
とが可能になる。そして、前記画像読取り装置の振動
が、画像出力装置に伝達されないことにより、走査装置
に対して振動や衝撃を付与することがなく、読み取った
画像出力に欠陥が発生する等の問題が生じることがなく
なる。また、走査装置の振動が画像出力装置に伝達され
ないことにより、感光体ドラムに対して書き込む画像に
影響が発生することをなくし、画質の劣化等の問題が発
生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の周囲に配置する外装
カバーの構成を示す説明図である。
【図2】 上下のフレームと外装カバーの接続構造の説
明図である。
【図3】 上部フレームに配置する外装カバーの接続構
造の説明図である。
【図4】 トップカバーとリヤカバーの取り付け関係を
示す説明図である。
【図5】 上部フレームとフロントカバーの関係を示す
説明図である。
【図6】 フロントカバーに対するヒンジ部の構造の説
明図である。
【図7】 フロントカバーの自由側端部の接続構造の説
明図である。
【図8】 他のカバー部材の接続構成を示す説明図であ
る。
【図9】 カバー部材の接続構造の別の実施例の説明図
である。
【符号の説明】
1 画像形成装置、 2 上部フレーム、 3
下部フレーム、5 走査装置、 8 感光体ドラ
ム、 10 フレーム接続部、11・12 弾性脚
部材、 20 トップカバー、21 トップフロン
トカバー、 22・23 リヤポストカバー、24
リヤカバー、 25 レフト上カバー、26 レ
フト下カバー、 27 ライト上カバー、28 ラ
イト下カバー、 30 フロントカバー、 31
ヒンジ、34 吸着部材、 37 フロント下カバ
ー、38・39 フロントポストカバー、 41・4
3・44 ガスケット、45 ブラケット、 47
ガスケット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも画像読取り装置と画像出力装
    置とを有する画像形成装置において、 前記画像読取り装置側の外装カバーと画像出力装置側の
    外装カバーとの、2つのカバー部材の突き合わせ縁の間
    に隙間を形成し、 前記2つの外装カバーの隙間に導電性と非振動伝達性を
    持つ部材を介在させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像読取り装置と画像出力装置とは
    各々別のフレームで構成され、 両フレームの結合部に振動伝達防止部材を配置して、両
    者の間を振動絶縁することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記外装カバーは、金属もしくは樹脂材
    料に導電塗装を施したもので構成し、 前記外装カバーを電磁波に対するシールド部材として用
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記2つの外装カバーの隙間に配置する
    導電性と非振動伝達性を持つ部材は、 弾力性を有する導電性の部材を用いることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの外装カバーの隙間に配置する
    導電性と非振動伝達性を持つ部材を、板金と弾力性を有
    する導電性の部材を組み合わせて構成することを特徴と
    する請求項4に記載の画像形成装置。
JP6334384A 1994-12-19 1994-12-19 画像形成装置 Pending JPH08171326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6334384A JPH08171326A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6334384A JPH08171326A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08171326A true JPH08171326A (ja) 1996-07-02

Family

ID=18276777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6334384A Pending JPH08171326A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08171326A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0851318A2 (en) * 1996-12-25 1998-07-01 Sharp Kabushiki Kaisha Laser recording apparatus
JP2002031924A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Canon Inc 電装部ロック機構
JP2008134416A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US7447465B2 (en) 2001-12-21 2008-11-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Multi-function peripheral
JP2012053283A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US11762325B2 (en) 2021-04-23 2023-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0851318A2 (en) * 1996-12-25 1998-07-01 Sharp Kabushiki Kaisha Laser recording apparatus
EP0851318A3 (en) * 1996-12-25 2000-09-20 Sharp Kabushiki Kaisha Laser recording apparatus
JP2002031924A (ja) * 2000-07-14 2002-01-31 Canon Inc 電装部ロック機構
US7447465B2 (en) 2001-12-21 2008-11-04 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Multi-function peripheral
JP2008134416A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2012053283A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US11762325B2 (en) 2021-04-23 2023-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10112771A (ja) 画像読取装置
JPH08171326A (ja) 画像形成装置
US7518765B2 (en) Image reading apparatus and multi-functional apparatus having grounded pressing plate
JPH11348375A (ja) 画像形成装置及びこの装置に着脱可能なユニット
JP4987659B2 (ja) 画像形成装置。
JP2001083756A (ja) 画像形成装置
JP5294029B2 (ja) 画像形成装置
JP3990916B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2011249700A (ja) 電装基板の取り付け構造
JPH09321925A (ja) 画像形成装置のノイズ遮蔽方法
US20240152002A1 (en) Operation display device and image forming apparatus
JP5348303B2 (ja) 光走査装置
JP2001130091A (ja) シールド構造体を有する画像形成装置
TW200919069A (en) Optical engine for improving electromagnetic interference
JPH08190237A (ja) 画像形成装置
JPH1013613A (ja) 原稿読取り装置及びそれを有する情報処理装置
JPH01195462A (ja) 複写機
JP2009063833A (ja) 画像形成装置
KR19980016019U (ko) 사무자동화기기의 투명창 장착구조
JP2015045841A (ja) 画像形成装置
JP2003140278A (ja) 画像読取装置、画像形成装置
JP2012151620A (ja) 画像読取装置
JP3633792B2 (ja) 画像形成装置
JPH01179564A (ja) イメージセンサユニット
JP2016039444A (ja) 画像形成装置