JPH08170656A - 車両用変速機の同期装置 - Google Patents
車両用変速機の同期装置Info
- Publication number
- JPH08170656A JPH08170656A JP33474894A JP33474894A JPH08170656A JP H08170656 A JPH08170656 A JP H08170656A JP 33474894 A JP33474894 A JP 33474894A JP 33474894 A JP33474894 A JP 33474894A JP H08170656 A JPH08170656 A JP H08170656A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal expansion
- transmission case
- spacer
- transmission
- synchronizing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D23/02—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
- F16D23/04—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
- F16D23/06—Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
- F16D2023/0618—Details of blocking mechanism comprising a helical spring loaded element, e.g. ball
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D2300/00—Special features for couplings or clutches
- F16D2300/10—Surface characteristics; Details related to material surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 変速機ケースと内部部品の熱膨張差による同
期装置の位置ズレの問題を解消する。 【構成】 インプットシャフト2とアウトプットシャフ
ト3の軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合し、両
シャフト2,3の接合部間に同期装置10を介装すると
ともに、両シャフト2,3より線熱膨張係数の大きな素
材で変速機ケース1を構成した車両用変速機において、
インプットシャフト2の端部に設けたメインドライブギ
ヤ14と該メインドライブギヤ14に軸方向移動可能に
取り付けたクラッチギヤ15の間にスペーサ22を挟設
する。スペーサ22を変速機ケース1より線熱膨張係数
が大きな素材で構成したことにより、変速機の温度の上
昇にともなう変速機ケース1と内部部品の熱膨張差を、
スペーサ22の熱膨張で補正して同期装置10の位置ズ
レを相殺もしくは減少させるようにした。
期装置の位置ズレの問題を解消する。 【構成】 インプットシャフト2とアウトプットシャフ
ト3の軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合し、両
シャフト2,3の接合部間に同期装置10を介装すると
ともに、両シャフト2,3より線熱膨張係数の大きな素
材で変速機ケース1を構成した車両用変速機において、
インプットシャフト2の端部に設けたメインドライブギ
ヤ14と該メインドライブギヤ14に軸方向移動可能に
取り付けたクラッチギヤ15の間にスペーサ22を挟設
する。スペーサ22を変速機ケース1より線熱膨張係数
が大きな素材で構成したことにより、変速機の温度の上
昇にともなう変速機ケース1と内部部品の熱膨張差を、
スペーサ22の熱膨張で補正して同期装置10の位置ズ
レを相殺もしくは減少させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用の変速機の同期装
置に係り、詳しくは、変速機に設けたインプットシャフ
トおよびアウトプットシャフトよりも線膨張係数が大き
い素材で変速機ケースを構成した変速機の同期装置に関
するものである。
置に係り、詳しくは、変速機に設けたインプットシャフ
トおよびアウトプットシャフトよりも線膨張係数が大き
い素材で変速機ケースを構成した変速機の同期装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用変速機においては重量を軽減する
ために、近年ではインプットシャフトおよびアウトプッ
トシャフトなどで構成される内部部品よりも線熱膨張率
の大きなアルミ合金などで変速機ケースを構成すること
がある。ところで、インプットシャフトとアウトプット
シャフトの軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合す
るとともに両シャフトの接合部間に同期装置を介装した
変速機においては、インプットシャフトを変速機ケース
の前壁に保持させるとともに、アウトプットシャフトを
変速機ケースの後壁に保持させている。
ために、近年ではインプットシャフトおよびアウトプッ
トシャフトなどで構成される内部部品よりも線熱膨張率
の大きなアルミ合金などで変速機ケースを構成すること
がある。ところで、インプットシャフトとアウトプット
シャフトの軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合す
るとともに両シャフトの接合部間に同期装置を介装した
変速機においては、インプットシャフトを変速機ケース
の前壁に保持させるとともに、アウトプットシャフトを
変速機ケースの後壁に保持させている。
【0003】従って、変速機が発熱した場合はケースと
内部部品(両シャフトなど)の熱膨張差により両シャフ
トの接合部間に介装した同期装置に位置ズレが生じてし
まうために、従来では同期装置のシフトストロークに余
裕を持たせて熱膨張差によるズレに対処していた。しか
しながら、このようにシフトストロークに余裕を持たせ
た場合は同期装置のスペースが大きくなってしまうため
に、何等かの方策が要請されていた。
内部部品(両シャフトなど)の熱膨張差により両シャフ
トの接合部間に介装した同期装置に位置ズレが生じてし
まうために、従来では同期装置のシフトストロークに余
裕を持たせて熱膨張差によるズレに対処していた。しか
しながら、このようにシフトストロークに余裕を持たせ
た場合は同期装置のスペースが大きくなってしまうため
に、何等かの方策が要請されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、変速機ケースと内部部品の
熱膨張差による同期装置の位置ズレの問題を解消するこ
とを課題としている。
みてなされたものであって、変速機ケースと内部部品の
熱膨張差による同期装置の位置ズレの問題を解消するこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インプットシャフトとアウトプットシャフ
トの軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合し、両シ
ャフトの接合部間に同期装置を介装するとともに、両シ
ャフトより線熱膨張係数の大きな素材で変速機ケースを
構成した車両用変速機において、インプットシャフトの
端部に設けたメインドライブギヤと該メインドライブギ
ヤに軸方向移動可能に取り付けたクラッチギヤの間にス
ペーサを挟設している。そして、該スペーサを変速機ケ
ースより線熱膨張係数が大きな素材で構成したことを特
徴としている。
に本発明は、インプットシャフトとアウトプットシャフ
トの軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合し、両シ
ャフトの接合部間に同期装置を介装するとともに、両シ
ャフトより線熱膨張係数の大きな素材で変速機ケースを
構成した車両用変速機において、インプットシャフトの
端部に設けたメインドライブギヤと該メインドライブギ
ヤに軸方向移動可能に取り付けたクラッチギヤの間にス
ペーサを挟設している。そして、該スペーサを変速機ケ
ースより線熱膨張係数が大きな素材で構成したことを特
徴としている。
【0006】
【作用】上記のように構成した車両用変速機の同期装置
において、変速機の温度が上昇すると変速機ケースはも
とより、インプットシャフトおよびアウトプットシャフ
トなどの内部部品がそれぞれ熱膨張する。そして、変速
機ケースと内部部品の熱膨張差により、両シャフトの接
合間隔が拡大して同期装置に位置ズレが生じようとす
る。
において、変速機の温度が上昇すると変速機ケースはも
とより、インプットシャフトおよびアウトプットシャフ
トなどの内部部品がそれぞれ熱膨張する。そして、変速
機ケースと内部部品の熱膨張差により、両シャフトの接
合間隔が拡大して同期装置に位置ズレが生じようとす
る。
【0007】ところが、温度の上昇にともなってスペー
サが熱膨張してメインドライブギヤに取り付けたクラッ
チギヤをアウトプットシャフト側に押し戻すために、同
期装置の位置ズレが相殺もしくは減少される。従って、
従来のようにスペースを犠牲にして同期装置のシフトス
トロークに大きな余裕を確保する必要性がない。
サが熱膨張してメインドライブギヤに取り付けたクラッ
チギヤをアウトプットシャフト側に押し戻すために、同
期装置の位置ズレが相殺もしくは減少される。従って、
従来のようにスペースを犠牲にして同期装置のシフトス
トロークに大きな余裕を確保する必要性がない。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。図1は本発明に係る車両用変速機の同期装置
の一実施例を示す要部の断面図、図2は同じく変速機全
体の概略断面図であり、アルミ合金で構成した変速機ケ
ース1にインプットシャフト2とアウトプットシャフト
3を同軸上に軸支している。
説明する。図1は本発明に係る車両用変速機の同期装置
の一実施例を示す要部の断面図、図2は同じく変速機全
体の概略断面図であり、アルミ合金で構成した変速機ケ
ース1にインプットシャフト2とアウトプットシャフト
3を同軸上に軸支している。
【0009】4はインプットシャフト2を変速機ケース
1の前壁に取り付けるベアリング、5はアウトプットシ
ャフト3を変速機ケース1の後壁に取り付けるベアリン
グであり、アウトプットシャフト3の前端をインプット
シャフト2の後端にベアリング9を介して挿入して両シ
ャフト2,3を回転ならびに軸方向移動自在に接合する
とともに、両シャフト2,3の接合部間に同期装置10
を介装している。6,7はカウンタシャフト8の前後端
をそれぞれ変速機ケース1の前後壁に取り付けるベアリ
ングであり、前記各シャフト2,3,8をそれぞれ機械
構造用炭素鋼材などで構成して所要の強度を確保してい
る。
1の前壁に取り付けるベアリング、5はアウトプットシ
ャフト3を変速機ケース1の後壁に取り付けるベアリン
グであり、アウトプットシャフト3の前端をインプット
シャフト2の後端にベアリング9を介して挿入して両シ
ャフト2,3を回転ならびに軸方向移動自在に接合する
とともに、両シャフト2,3の接合部間に同期装置10
を介装している。6,7はカウンタシャフト8の前後端
をそれぞれ変速機ケース1の前後壁に取り付けるベアリ
ングであり、前記各シャフト2,3,8をそれぞれ機械
構造用炭素鋼材などで構成して所要の強度を確保してい
る。
【0010】同期装置10は、アウトプットシャフト3
にハブ11を介してスプライン係合させたスリーブ12
と、ハブ11とスリーブ12の間に挿着したシンクロナ
イザキー13を備えている。また、インプットシャフト
2に設けたメインドライブギヤ14にスプライン係合さ
せたクラッチギヤ15にシンクロナイザリング16を回
動自在に取り付けるとともに、メインシャフト3にベア
リング17を介して取り付けたギヤ18にスプライン係
合させたクラッチギヤ19にシンクロナイザリング20
を回動自在に取り付けている。
にハブ11を介してスプライン係合させたスリーブ12
と、ハブ11とスリーブ12の間に挿着したシンクロナ
イザキー13を備えている。また、インプットシャフト
2に設けたメインドライブギヤ14にスプライン係合さ
せたクラッチギヤ15にシンクロナイザリング16を回
動自在に取り付けるとともに、メインシャフト3にベア
リング17を介して取り付けたギヤ18にスプライン係
合させたクラッチギヤ19にシンクロナイザリング20
を回動自在に取り付けている。
【0011】そして、シフトフォーク21でスリーブ1
2を例えば左側に移動させると、シンクロナイザキー1
3がシンクロナイザリング16をクラッチギヤ15のコ
ーンに押し付け、この押し付けによる摩擦力でシンクロ
作用を開始し、スリーブ12がなおも左側に移動したと
きにこのスリーブ12の内周面に設けたスプラインがシ
ンクロナイザリング16の歯に噛み合い、メインドライ
ブギヤ14とともに回転するクラッチギヤ15とシンク
ロナイザリング16の回転差がゼロになった時点でスリ
ーブ12が左側に大きく移動してクラッチギヤ15に噛
み合うようにしている。なお、このようなシンクロ作用
は従来の同期装置と実質的に同一であるのでその詳細な
説明を省略する。
2を例えば左側に移動させると、シンクロナイザキー1
3がシンクロナイザリング16をクラッチギヤ15のコ
ーンに押し付け、この押し付けによる摩擦力でシンクロ
作用を開始し、スリーブ12がなおも左側に移動したと
きにこのスリーブ12の内周面に設けたスプラインがシ
ンクロナイザリング16の歯に噛み合い、メインドライ
ブギヤ14とともに回転するクラッチギヤ15とシンク
ロナイザリング16の回転差がゼロになった時点でスリ
ーブ12が左側に大きく移動してクラッチギヤ15に噛
み合うようにしている。なお、このようなシンクロ作用
は従来の同期装置と実質的に同一であるのでその詳細な
説明を省略する。
【0012】ここに本実施例では、メインドライブギヤ
14とクラッチギヤ15の間にスペーサ22を挟設して
いる。なお、スペーサ22は例えばナイロンなどのよう
に変速機ケース1を構成する素材(実施例ではアルミ合
金)より線熱膨張係数が大きな素材で構成される。
14とクラッチギヤ15の間にスペーサ22を挟設して
いる。なお、スペーサ22は例えばナイロンなどのよう
に変速機ケース1を構成する素材(実施例ではアルミ合
金)より線熱膨張係数が大きな素材で構成される。
【0013】以上のように構成された車両用変速機の同
期装置において、変速機の温度が上昇すると変速機ケー
ス1はもとより、インプットシャフト2およびアウトプ
ットシャフト3などの内部部品が熱膨張する。ところ
が、変速機ケース1を内部部品よりも線熱膨張率が大き
い素材で構成しているために、変速機ケース1と内部部
品の熱膨張差により、両シャフト2,3の接合間隔が拡
大して同期装置10に位置ズレが生じようとする。
期装置において、変速機の温度が上昇すると変速機ケー
ス1はもとより、インプットシャフト2およびアウトプ
ットシャフト3などの内部部品が熱膨張する。ところ
が、変速機ケース1を内部部品よりも線熱膨張率が大き
い素材で構成しているために、変速機ケース1と内部部
品の熱膨張差により、両シャフト2,3の接合間隔が拡
大して同期装置10に位置ズレが生じようとする。
【0014】ところが、温度が上昇するにともなってメ
インドライブギヤ14とクラッチギヤ15の間に挟設し
たスペーサ22も熱膨張してクラッチギヤ15をシンク
ロナイザリング16とともにメインシャフト3側に押し
戻す。また、スペーサ22を変速機ケース1より線熱膨
張係数の大きな素材で構成しているために、変速機ケー
ス1と内部部品の熱膨張差による同期装置10の位置ズ
レがスペーサ22の熱膨張で相殺もしくは減少される。
従って、従来のようにスペースを犠牲にしてスリーブ1
2のシフトストロークに大きな余裕を確保する必要性が
ない。
インドライブギヤ14とクラッチギヤ15の間に挟設し
たスペーサ22も熱膨張してクラッチギヤ15をシンク
ロナイザリング16とともにメインシャフト3側に押し
戻す。また、スペーサ22を変速機ケース1より線熱膨
張係数の大きな素材で構成しているために、変速機ケー
ス1と内部部品の熱膨張差による同期装置10の位置ズ
レがスペーサ22の熱膨張で相殺もしくは減少される。
従って、従来のようにスペースを犠牲にしてスリーブ1
2のシフトストロークに大きな余裕を確保する必要性が
ない。
【0015】図3は本発明に係る車両用変速機の同期装
置の他の実施例を示す要部の断面図である。この実施例
においてはクラッチギヤ15におけるメインドライブギ
ヤ14との対向面にリング状の凹部23を設け、この凹
部23にスペーサ22を挟設している。
置の他の実施例を示す要部の断面図である。この実施例
においてはクラッチギヤ15におけるメインドライブギ
ヤ14との対向面にリング状の凹部23を設け、この凹
部23にスペーサ22を挟設している。
【0016】従って本実施例による場合は、前記実施例
の場合に対比してスペーサ22を厚くしてその熱膨張量
を大きくできるために、変速機ケース1と内部部品の熱
膨張差による位置ズレの補正効果が大きくなる。よっ
て、メインドライブギヤ14とクラッチギヤ15の間の
隙間が同一であったとしてもより厚いスペーサ22を取
り付けることができ、スリーブ12のシフトストローク
の余裕代をより小さくして同期装置10の占有スペース
を小さくすることができる利点がある。
の場合に対比してスペーサ22を厚くしてその熱膨張量
を大きくできるために、変速機ケース1と内部部品の熱
膨張差による位置ズレの補正効果が大きくなる。よっ
て、メインドライブギヤ14とクラッチギヤ15の間の
隙間が同一であったとしてもより厚いスペーサ22を取
り付けることができ、スリーブ12のシフトストローク
の余裕代をより小さくして同期装置10の占有スペース
を小さくすることができる利点がある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、インプットシャフトの端部に設けたメインドラ
イブギヤと該メインドライブギヤに軸方向移動可能に取
り付けたクラッチギヤの間にスペーサを挟設するととも
に、該スペーサを変速機ケースより線熱膨張係数が大き
な素材で構成したものであるから、変速機ケースをアル
ミ合金などのように軽量であるにも拘らず線熱膨張率が
大きい素材で構成して変速機を軽量化するに際して、変
速機ケースと内部部品の熱膨張差による同期装置の位置
ズレが相殺もしくは減少されるために、スペースを犠牲
にして同期装置のシフトストロークの余裕を大きくする
必要性がない。
よれば、インプットシャフトの端部に設けたメインドラ
イブギヤと該メインドライブギヤに軸方向移動可能に取
り付けたクラッチギヤの間にスペーサを挟設するととも
に、該スペーサを変速機ケースより線熱膨張係数が大き
な素材で構成したものであるから、変速機ケースをアル
ミ合金などのように軽量であるにも拘らず線熱膨張率が
大きい素材で構成して変速機を軽量化するに際して、変
速機ケースと内部部品の熱膨張差による同期装置の位置
ズレが相殺もしくは減少されるために、スペースを犠牲
にして同期装置のシフトストロークの余裕を大きくする
必要性がない。
【図1】本発明に係る車両用変速機の同期装置の一実施
例を示す要部の断面図である。
例を示す要部の断面図である。
【図2】本発明に係る車両用変速機の同期装置の一実施
例を示す変速機全体の概略断面図である。
例を示す変速機全体の概略断面図である。
【図3】本発明に係る車両用変速機の同期装置の他の実
施例を示す要部の断面図である。
施例を示す要部の断面図である。
1 変速機ケース 2 インプットシャフト 3 アウトプットシャフト 4,5,6,7,9 ベアリング 8 カウンタシャフト 10 同期装置 11 ハブ 12 スリーブ 13 シンクロナイザキー 14 メインドライブギヤ 15 クラッチギヤ 16 シンクロナイザリング 22 スペーサ 23 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 インプットシャフトとアウトプットシャ
フトの軸端を回転ならびに軸方向移動自在に接合し、両
シャフトの接合部間に同期装置を介装するとともに、両
シャフトより線熱膨張係数の大きな素材で変速機ケース
を構成した車両用変速機において、インプットシャフト
の端部に設けたメインドライブギヤと該メインドライブ
ギヤに軸方向移動可能に取り付けたクラッチギヤの間に
スペーサを挟設するとともに、該スペーサを変速機ケー
スより線熱膨張係数が大きな素材で構成したことを特徴
とする車両用変速機の同期装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33474894A JPH08170656A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 車両用変速機の同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33474894A JPH08170656A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 車両用変速機の同期装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170656A true JPH08170656A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18280792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33474894A Pending JPH08170656A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 車両用変速機の同期装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014145383A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Aisin Ai Co Ltd | 車両用変速機 |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP33474894A patent/JPH08170656A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014145383A (ja) * | 2013-01-28 | 2014-08-14 | Aisin Ai Co Ltd | 車両用変速機 |
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