JP2001263366A - 手動変速機の同期装置 - Google Patents

手動変速機の同期装置

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JP2001263366A
JP2001263366A JP2000078089A JP2000078089A JP2001263366A JP 2001263366 A JP2001263366 A JP 2001263366A JP 2000078089 A JP2000078089 A JP 2000078089A JP 2000078089 A JP2000078089 A JP 2000078089A JP 2001263366 A JP2001263366 A JP 2001263366A
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Japan
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key
sleeve
synchronizer
clutch hub
shift
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Masanori Sunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シフトをニュートラルに戻す際の異常なシフト
荷重の発生が防止された手動変速機の同期装置の提供。 【解決手段】急激なシフト完了後、キー4のニュートラ
ル位置への戻りが制止されるよう、キー4の山部4b上
に突起4a、スプライン3s内に止まり溝3aを形成す
る。シフト完了後においても、スリーブ3がキー4に反
力を及ぼす支点と反シフト側のキースプリング5aがキ
ー4に付勢力を及ぼす作用点との距離Xが、同支点とシ
フト側のキースプリング5bがキー4に付勢力を及ぼす
作用点との距離Yと比べて短くなるよう、突起4aが止
まり溝3aの反シフト側内壁に係止される位置が設定さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動変速機の同期
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図1(A)は、従来の手動変速機の同期
装置の説明図である。図1(A)を参照すると、従来の
同期装置によれば、スリーブ103が他方のギヤピース
102b側へシフトして両者の係合が完了した後には、
すなわちシフト完了後には、キー104及びキースプリ
ング105a,105bの軸方向移動に対する規制がな
い。このため、キー104が、反シフト側(一方のギヤ
ピース102a側)へキースプリング105a,105
bを伴って戻ってしまう場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】引き続き、図1(A)
参照して、ここで、スプライン103sがキー104に
接する支点を通過する反力ベクトルと、一方のキースプ
リング105aがキー104に及ぼす弾性力ベクトルの
距離を「X」とする。同じく反力ベクトルと他方のキー
スプリング105bがキー104に及ぼす弾性力ベクト
ルの距離を「Y」とする。
【0004】上記のようにキー104が反シフト側へ移
動し、キースプリング105a,105bがそれぞれキ
ー104に及ぼす荷重の作用点が変化して、X>Yとな
ると、キー104とスプライン103sの当接点を支点
とするモーメントが発生する。
【0005】図1(B)は、図1(A)に示した従来の
同期装置の問題点を説明するための動作図である。図1
(B)を参照して、上記モーメントが発生すると、この
モーメントによって、キー104が傾斜させられる。こ
のようなキー104の傾斜状態で、スリーブ103をニ
ュートラル位置に戻した場合、スリーブ103が傾斜し
ているキー104の山部104bに引っ掛かってしま
い、異常なシフト荷重が発生する場合がある。
【0006】本発明の目的は、シフトをニュートラルに
戻す際の異常なシフト荷重の発生が防止された手動変速
機の同期装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の視点にお
いては、キーとスリーブの間に、該スリーブがシフトし
た際に該キーのニュートラル位置への戻りを制止する係
止手段が設けられた同期装置が提供される。本発明の第
2の視点においては、クラッチハブとキーの同期装置径
方向間に、該キーの同期装置軸方向に沿った移動を案内
するガイドが設けられ、前記クラッチハブと前記ガイド
の間に、キースプリングが挟持された同期装置が提供さ
れる。
【0008】以上の同期装置によれば、シフト完了後、
特に急激なシフト完了後において、キーが傾斜すること
が防止される。このため、シフトを戻す際に、スリーブ
が傾斜して同期装置径方向外方に突出したキーに過度に
摺接することによる、異常なシフト荷重の発生が防止さ
れる。また、キーの傾斜が防止されることによって、反
シフト側のシンクロナイザ機構を反シフト側のギヤピー
スに押し付けるような推力の発生が防止され、これによ
っても、異常なシフト荷重の発生が防止されると共に、
シンクロナイザ機構の耐久性も向上される。
【0009】特に、前記第1の視点に係る同期装置によ
れば、シフト完了後、キー及びキースプリングの反シフ
ト側(ニュートラル位置側)への戻りが防止されること
により、スリーブとキーの当接点である支点、キーのシ
フト側における他方のキースプリングの作用点、及びキ
ーの反シフト側における一方のキースプリングの作用点
の相対的な位置関係が、キーをさらに傾斜させる方向に
働くモーメントを発生させないよう維持される。一方、
前記第2の視点に係る同期装置によれば、キースプリン
グがクラッチハブに対して固定されることによって、前
記支点と両作用点の相対的な位置関係が、キーをさらに
傾斜させる方向に働くモーメントを発生させないよう維
持される。
【0010】本発明は、回転軸と、前記回転軸上に一体
回転するよう装着されたクラッチハブと、前記クラッチ
ハブ上に同期装置軸方向に移動可能に装着されたキー
と、前記クラッチハブ上に一体回転するよう装着され且
つ前記キーと同期装置軸方向に沿って摺動可能なスリー
ブと、前記クラッチハブと前記スリーブの間に前記キー
を該スリーブの方へ付勢するよう介装されたキースプリ
ングと、前記回転軸(一又は複数の回転軸)上に相対及
び一体回転可能に装着されたギヤピースと、前記スリー
ブと前記ギヤピースの間で同期作用するよう設けられた
シンクロナイザ機構と、を有する同期装置、特に手動変
速機の同期装置に好適に適用される。
【0011】本発明のその他の視点及び特徴は、各請求
項に記載のとおりであり、その引用をもってその重複記
載を省略する。よって、各請求項の各特徴は、ここに記
載されているものとみなされる。なお、従属項はそれぞ
れ、各独立項に記載された発明の原理に反しない限り、
各独立項に適用され得、又従属項は他の従属項に適用さ
れ得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を説明する。
【0013】本発明はその好ましい実施の形態におい
て、キーとスリーブ間に設けられた係止手段が、キーと
スリーブのいずれか一方に形成された突起及び残りの他
方に形成された溝を含んで構成され、この突起がこの溝
に嵌合され、シフト完了後、キーがニュートラル位置
(反シフト側)へ戻ろうとした際、この突起がこの溝の
内壁に係止されることにより、キーの戻りが制止され
る。
【0014】本発明はその好ましい実施の形態におい
て、キースプリングが、キーの同期装置軸方向両側、す
なわちシフト側と反シフト側においてそれぞれ付勢力を
同期装置径方向外方へ向かって作用するよう設けられ
る。キースプリングは、一体であっても分割されていて
もよい。また、スリーブがシフトされた際に、該スリー
ブがキーに反力を及ぼす支点とキースプリングによる反
シフト側の付勢力の作用点との距離が、同支点とキース
プリングによる前記シフト側の付勢力の作用点との距離
と比べて短くなるよう、前記突起が前記溝に係止される
位置を設定する。ないしは、キースプリングをクラッチ
ハブに対して固定することにより、上記支点と両作用点
の関係が維持されるようにする。
【0015】本発明はその好ましい実施の形態におい
て、キースプリングとクラッチハブの間に挟持されるガ
イドがチャンネル状に形成される。そして、キー底部に
このガイドが嵌合される凹部が形成され、この凹部にガ
イド底部が嵌合される。
【0016】本発明はその好ましい実施の形態におい
て、単数又は複数のシンクロナイザリングを含むシンク
ロナイザリング機構を有する同期装置に適用される。
【0017】本発明による同期装置は、同期装置軸方向
に沿って対向する一対のギヤピースを有する変速機に好
適に適用され、或いは片方にギヤピースを有する変速機
にも適用される。
【0018】
【実施例】以上説明した本発明の好ましい実施の形態を
さらに明確化するために、以下図面を参照して、本発明
の一実施例を説明する。
【0019】[実施例1]図2(A)は本発明の実施例
1に係る同期装置の軸方向要部断面図であり、図2
(B)は図1(A)中のB部拡大図であり、図2(C)
は図2(B)のC−C線断面図である。
【0020】図2(A)〜図2(C)を参照すると、不
図示の回転軸上には、該回転軸と一体回転するようクラ
ッチハブ1が装着されている。回転軸上、クラッチハブ
1の軸方向両側には、回転軸と相対及び一体回転可能な
ギヤピース2a,2bがそれぞれ装着されている。クラ
ッチハブ1の外周面にはスプラインが形成され、これら
のスプライン間にはキー4が嵌合されている。クラッチ
ハブ1とキー4の間には、一方及び他方のキースプリン
グ5a,5bが設けられている。一方及び他方のキース
プリング5a,5bは、キー4の同期装置軸方向両側に
対してそれぞれ、後述のスリーブ3側へ向かう付勢力
(荷重)を及ぼす。一方及び他方のキースプリング5
a,5bは一体でもよく、分割されていてもよい。
【0021】回転軸上にはスリーブ3が装着され、その
スプライン3sがクラッチハブ1のスプラインに噛合し
ている。これによって、クラッチハブ1とスリーブ3は
一体回転する。スプライン3sの内周部に形成された谷
部とキー4の外周部に形成された山部4bは、軸方向に
沿って互いに係合可能である。スリーブ3と一方及び他
方のギヤピース2a,2bの間にはそれぞれ、一方及び
他方のシンクロナイザリング6a,6bがそれぞれ装着
されている。例えば、スリーブ3が他方のギヤピース2
b側へシフトした場合、他方のシンクロナイザリング6
bは、キー4から、さらにはスリーブ3から直接付勢さ
れて、他方のシンクロナイザリング6bと他方のギヤピ
ース2bのコーン面同士が摺動され、やがてスリーブ3
と他方のギヤピース2bの回転が同期して、スプライン
3sと他方のギヤピース2bのスプラインが完全に噛合
し、シフト動作が完了する。
【0022】図3(A)は図2(A)に示したキーの正
面図、図3(B)は図3(A)の側面図、図3(C)は
スリーブの正面図、図3(D)は図3(C)のD矢視
図、図3(E)は図3(C)のE部拡大図、及び図3
(F)は図3(E)の底面図である。
【0023】図2(B)及び図2(C)並びに図3
(C)〜図3(F)を参照すると、スプライン3sの内
周側には、同期装置軸方向に沿って延在する止まり溝3
aが形成されている。止まり溝3aの同期装置軸方向両
側には内壁がそれぞれ形成されている。
【0024】一方、図2(B)及び図2(C)並びに図
3(A)及び図3(B)を参照すると、キー4の外周面
において山部4bには、同期装置径方向外方へ向かって
突出する突起4aが形成されている。突起4aは、止ま
り溝3aに嵌合され、止まり溝3aの前記両内壁と対向
する。
【0025】次に、以上説明した同期装置の動作を、ス
リーブ3が他方のギヤピース2b側へシフトされる場合
について説明する。
【0026】図2(A)を参照して、スリーブ3を他方
のギヤピース2b側にシフト操作すると、まず、スリー
ブ3及びキー4が一体となって他方のギヤピース2b側
へ移動していく。やがて、キー4が他方のシンクロナイ
ザリング6bに当接すると、他方のシンクロナイザリン
グ6bのコーン面が他方のギヤピース2bのコーン面に
強く押し付けられる。そして、スリーブ3と他方のギヤ
ピース2bの回転が同期すると、スプライン3sの内周
面が山部4bと摺動しながら、スリーブ3が単独で他方
のギヤピース2b方向へさらに移動していく。その後、
スプライン3sと他方のギヤピース2bのスプラインが
完全に噛合され、シフト動作が完了する。
【0027】前記シフト完了状態において、突起4a
は、止まり溝3aの反シフト側の内壁と当接ないし僅か
な隙間を介して対向している。このため、キー4がニュ
ートラル位置へ戻ろうした場合、突起4aが止まり溝3
aに係止されることにより、キー4の戻りが制止され
る。
【0028】このようにキー4の戻りが制止されること
により、シフト完了状態で、X<Yの状態が維持され
る。詳細には、(X):スリーブ3のキー4に対する支
点と、一方のキースプリング5aのキー4に対する作用
点(反シフト側の作用点)との距離Xの方が、(Y):
同支点と他方のキースプリング5bのキー4に対する作
用点(シフト側の作用点)との距離Yより短い状態が維
持される。すなわち、X<Yの状態が維持される。これ
によって、キー4のシフト側端部が同期装置径方向内方
に向かって回動してキー4が傾斜することが防止され
る。この結果、スリーブ3をニュートラル位置に戻す際
に、スリーブ3がキー4の山部4bに引っ掛かる現象の
発生が防止され、異常なシフト荷重の発生が防止され
る。
【0029】[実施例2]次に、本発明の実施例2に係
る同期装置を説明する。なお、以下の実施例2の説明に
おいては、主として、実施例2と前記実施例1の同期装
置の相違点について説明し、両者が同様の構成及び機能
を有する点については適宜前記実施例1の説明を参照す
ることができるものとする。
【0030】図4(A)は本発明の実施例2に係る同期
装置の軸方向要部断面図、図4(B)は図4(A)中の
B部拡大図及び図4(C)は図4(B)のC−C線断面
図である。図5(A)は図4(A)に示したキーの正面
図、図5(B)は図5(A)の側面図、図5(C)は図
5(A)のC−C線断面図、図5(D)は図4(B)に
示したガイドの正面図及び図5(E)は図5(D)の側
面図である。
【0031】図4(A)〜図4(C)及び図5(A)〜
図5(C)を参照すると、キー14の底部には凹部14
aが形成されている。凹部14aには、チャンネル状の
ガイド15が挿入されている。ガイド15の内壁面(底
面及び両側内壁面)とハブクラッチ1の外面(外周面及
び軸方向両側面)間には、一方及び他方のキースプリン
グ5a,5bが狭持されている。
【0032】次に、以上説明した同期装置のシフト時動
作を、他方のギヤピース2bの方へシフトされたスリー
ブ3が、ニュートラル位置へ戻される場合について説明
する。
【0033】スリーブ3が他方のギヤピース2bへシフ
トした場合も、一方及び他方のキースプリング5a,5
bはガイド15によってハブクラッチ1に固定されてい
るため、キースプリング5は同期装置軸方向に移動しな
い。これによって、前記実施例1の同期装置と同様に、
X<Yの関係が維持され(前記図2(A)参照)、キー
4の傾きが防止される。したがって、スリーブ3がニュ
ートラル位置に戻される際に、スリーブ3が傾いたキー
14の山部14bに引っ掛かることに起因する異常なシ
フト荷重の発生が防止される。
【0034】[適用例]次に、本発明による同期装置が
適用される手動変速機の一例を説明する。図6は、本発
明による同期装置が適用される手動変速機の一例を示す
図である。図6を参照すると、手動変速機には、一方の
インプットシャフトギヤピース31a又はアウトプット
シャフト30上にある他方のギヤピース31bとを同期
又は同期解除するための同期装置32が装着されてい
る。このような同期装置32として、本発明による同期
装置を好適に用いることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、シフトをニュートラル
に戻す際に、異常なシフト荷重の発生が防止された手動
変速機の同期装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は従来の手動変速機の同期装置の説明
図、(B)は(A)に示した同期装置の問題点を説明す
るための動作図である。
【図2】(A)は本発明の実施例1に係る同期装置の軸
方向要部断面図、(B)は(A)中のB部拡大図、
(C)は(B)のC−C線断面図である。
【図3】(A)は図2(A)に示したキーの正面図、
(B)は(A)の側面図、(C)はスリーブの正面図、
(D)は(C)のD矢視図、(E)は(C)のE部拡大
図、及び(F)は(E)の底面図である。
【図4】(A)は本発明の実施例1に係る同期装置の軸
方向要部断面図、(B)は(A)中のB部拡大図、
(C)は(B)のC−C線断面図である。
【図5】(A)は図4(A)に示したキーの正面図、
(B)は(A)の側面図、(C)は(A)のC−C線断
面図、(D)は図4(B)に示したガイドの正面図及び
(E)は(D)の側面図である。
【図6】本発明による同期装置が適用される手動変速機
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 クラッチハブ 2a 一方のギヤピース 2b 他方のギヤピース 3 スリーブ 3a 止まり溝 4 キー 4a 突起 4b 山部 5 キースプリング 6a 一方のシンクロナイザリング 6b 他方のシンクロナイザリング 14a 凹部 14b 山部 15 ガイド 30 アウトプットシャフト 31a インプットシャフトギヤピース 31b 他方のギヤピース 32 同期装置 O 回動中心(重心) X 支点と一方の作用点との距離 Y 支点と他方の作用点との距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸と、前記回転軸上に一体回転するよ
    う装着されたクラッチハブと、前記クラッチハブ上に同
    期装置軸方向に移動可能に装着されたキーと、前記クラ
    ッチハブ上に一体回転するよう装着され且つ前記キーと
    同期装置軸方向に沿って摺動可能なスリーブと、前記ク
    ラッチハブと前記スリーブの間に前記キーを該スリーブ
    の方へ付勢するよう介装されたキースプリングと、前記
    回転軸上に相対及び一体回転可能に装着されたギヤピー
    スと、前記スリーブと前記ギヤピースの間で同期作用す
    るよう設けられたシンクロナイザ機構と、を有し、 前記キーと前記スリーブの間に、該スリーブがシフトし
    た際に該キーのニュートラル位置への戻りを制止する係
    止手段が設けられたこと、 を特徴とする手動変速機の同期装置。
  2. 【請求項2】前記係止手段が、前記キーと前記スリーブ
    のいずれか一方に形成された突起及び残りの他方に形成
    された溝を含んで構成され、該突起が該溝に嵌合された
    こと、 前記突起が前記溝の内壁に係止されることにより、前記
    キーの戻りが制止されること、 を特徴とする請求項1記載の手動変速機の同期装置。
  3. 【請求項3】前記キースプリングは、前記キーの同期装
    置軸方向両側、すなわちシフト側と反シフト側において
    それぞれ付勢力を作用するものであること、 前記スリーブがシフトされた際に、該スリーブが前記キ
    ーに反力を及ぼす支点と前記反シフト側の付勢力の作用
    点との距離が、同支点と前記シフト側の付勢力の作用点
    との距離と比べて短くなるよう、前記突起が前記溝に係
    止される位置が設定されたこと、 を特徴とする請求項1又は2記載の手動変速機の同期装
    置。
  4. 【請求項4】回転軸と、前記回転軸上に一体回転するよ
    う装着されたクラッチハブと、前記クラッチハブ上に同
    期装置軸方向に移動可能に装着されたキーと、前記クラ
    ッチハブ上に一体回転するよう装着され且つ前記キーと
    同期装置軸方向に沿って摺動可能なスリーブと、前記ク
    ラッチハブと前記スリーブの間に前記キーを該スリーブ
    の方へ付勢するよう介装されたキースプリングと、前記
    回転軸上に相対及び一体回転可能に装着されたギヤピー
    スと、前記スリーブと前記ギヤピースの間で同期作用す
    るよう設けられたシンクロナイザ機構と、を有し、 前記クラッチハブと前記キーの同期装置径方向間に、該
    キーの同期装置軸方向に沿った移動を案内するガイドが
    設けられ、 前記クラッチハブと前記ガイドの間に、前記キースプリ
    ングが挟持されたこと、 を特徴とする手動変速機の同期装置。
  5. 【請求項5】前記ガイドがチャンネル状であること、 前記キーの前記キースプリングの付勢力が作用する底部
    に前記ガイドが嵌合される凹部が形成されたこと、 前記凹部に前記ガイドの底部が嵌合されたこと、 前記ガイドの内壁面と前記クラッチハブ外側面の間に前
    記キースプリングが挟持されたこと、 を特徴とする請求項4記載の手動変速機の同期装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100568814B1 (ko) * 2004-04-30 2006-04-07 현대자동차주식회사 수동변속기의 동기장치
WO2007094140A1 (ja) * 2006-02-14 2007-08-23 Nissan Motor Co., Ltd. 変速機の同期装置

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