JPH08170509A - 内燃機関の電磁駆動弁制御装置 - Google Patents

内燃機関の電磁駆動弁制御装置

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JPH08170509A
JPH08170509A JP6333926A JP33392694A JPH08170509A JP H08170509 A JPH08170509 A JP H08170509A JP 6333926 A JP6333926 A JP 6333926A JP 33392694 A JP33392694 A JP 33392694A JP H08170509 A JPH08170509 A JP H08170509A
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intake valve
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賢 小川
Kei Machida
圭 町田
Hiroshi Sono
比呂志 園
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機関始動時の吸気弁及び/又は排気弁の状態
を考慮して、これらの弁とピストンとの接触を防止し、
確実な始動を可能とするとともに、電磁駆動機構の故障
を容易に検出することができる電磁駆動弁制御装置を提
供する。 【構成】 イグニッションスイッチがオンされると、バ
ッテリ電圧VB及び電磁駆動用ソレノイドのコイル温度
TOILに応じて、遅延カウント値nSTTを設定し
(S6〜S8)、吸排気弁の閉弁指令信号を出力する
(S10)。その時点から遅延カウント値nSTTのデ
クリメントを行い(S2)、nSTT値が0になったと
き、機関の始動開始を許可する(S4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の電磁駆動弁
制御装置に関し、特に電磁駆動型の吸気弁及び/又は排
気弁の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気弁及び/又は排気弁をスプリングと
ソレノイドで駆動するようにした内燃機関の基本的構成
は、米国特許公報第3,882,833号に示されてい
る。さらに、このような基本構成を採用した内燃機関の
制御装置として、機関回転数に応じて、弁駆動ソレノイ
ドへ供給する駆動信号の出力タイミングを変更するよう
にしたものが従来より知られている(特開平2−112
606号公報)。
【0003】また、上記基本構成において、必要とされ
るソレノイドの電磁力をできるだけ小さくすべく、電磁
駆動機構の構造を改良した電磁弁も提案されている(米
国特許公報第5,222,714号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術はいずれも内燃機関の始動時における吸気弁又
は排気弁の状態を考慮していないため、例えば始動開始
時に吸気弁又は排気弁が開弁していて、燃焼室内のピス
トンと接触するおそれがあった。また、電磁駆動機構は
駆動信号を供給する配線の断線等により、全く動作しな
くなるが、このような故障を検出する機能を有する電磁
駆動弁制御装置は、未だ提案されていない。
【0005】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであり、機関始動時において電磁駆動型の吸気弁及
び/又は排気弁の作動を適切に制御して、これらの弁と
ピストンとの接触を防止し、確実な始動を可能とする電
磁駆動弁制御装置を提供することを第1の目的とし、さ
らに電磁駆動機構の故障を容易に検出することができる
電磁駆動弁制御装置を提供することを第2の目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本発明は、内燃機関の始動を開始するスタータ手
段と、前記機関の吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を
電磁力により駆動する電磁駆動手段とを備えた内燃機関
の電磁駆動弁制御装置において、前記機関の始動信号を
検出する始動信号検出手段と、前記始動信号検出後の経
過時間を計測する時間計測手段と、前記スタータ手段の
作動を禁止する禁止時間を設定するスタータ作動禁止時
間設定手段と、前記始動信号検出時に前記吸気弁及び排
気弁の少なくとも一方を閉じ側に駆動する閉弁制御手段
と、前記始動信号検出後の経過時間が前記禁止時間を越
えたとき、前記スタータ手段の作動を許可するスタータ
作動許可手段とを設けるようにしたものである。
【0007】同じ目的を達成するため本発明は、内燃機
関の始動を開始するスタータ手段と、前記機関の吸気弁
及び排気弁の少なくとも一方を電磁力により駆動する電
磁駆動手段とを備えた内燃機関の電磁駆動弁制御装置に
おいて、前記機関の始動信号を検出する始動信号検出手
段と、前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁状
態を検出する閉弁状態検出手段と、前記始動信号検出時
に前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を閉じ側に駆
動する閉弁制御手段と、前記吸気弁及び排気弁の少なく
とも一方の閉弁状態を検出したとき、前記スタータ手段
の作動を許可するスタータ作動許可手段とを設けるよう
にしたものである。
【0008】また上記第2の目的を達成するため本発明
は、内燃機関の始動を開始するスタータ手段と、前記機
関の吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を電磁力により
駆動する電磁駆動手段とを備えた内燃機関の電磁駆動弁
制御装置において、前記機関の始動信号を検出する始動
信号検出手段と、前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一
方の閉弁状態を検出する閉弁状態検出手段と、前記始動
信号検出後の経過時間を計測する時間計測手段と、前記
スタータ手段の作動を禁止する禁止時間を設定するスタ
ータ作動禁止時間設定手段と、前記始動信号検出時に前
記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を閉じ側に駆動さ
せる閉弁制御手段と、前記始動信号検出後の経過時間が
前記禁止時間を越えたとき、前記吸気弁及び排気弁の少
なくとも一方の閉弁状態を検出していなければ、前記電
磁駆動手段の故障と判定する故障判定手段とを設けるよ
うにしたものである。
【0009】
【作用】請求項1の電磁駆動弁制御装置によれば、始動
信号検出時に吸気弁及び/又は排気弁が閉じ側に駆動さ
れ、始動信号検出時からの経過時間が設定禁止時間を越
えると、機関の始動を開始するスタータ手段の作動が許
可される。
【0010】請求項2の電磁駆動弁制御装置によれば、
始動信号検出時に吸気弁及び/又は排気弁が閉じ側に駆
動され、吸気弁及び/又は排気弁の閉弁状態が検出され
ると、機関の始動を開始するスタータ手段の作動が許可
される。
【0011】請求項3の電磁駆動弁制御装置によれば、
始動信号検出時に吸気弁及び/又は排気弁が閉じ側に駆
動され、始動信号検出時からの経過時間が設定禁止時間
を越えたとき、吸気弁及び/又は排気弁の閉弁状態を検
出していなければ、前記電磁駆動手段の故障と判定され
る。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例にかかる電磁駆動
型吸気弁10の構造を示す断面図である。この吸気弁1
0は、アーマチャ4が固定された弁体2とこれを駆動す
るバルブ駆動部1とからなり、内燃エンジンの燃焼室の
吸気口8を開閉すべく、バルブガイド3を介して燃焼室
上部に装着される。また図示しない排気弁も同一の構造
を有し、燃焼室の排気口を開閉すべく燃焼室上部に装着
される。
【0014】バルブ駆動部1は、対向する2つのソレノ
イド(電磁石)、即ち弁体2を閉弁方向に付勢する閉じ
側ソレノイド5及び弁体2を開弁方向に付勢する開き側
ソレノイド6と、スプリング7とを主たる構成要素とす
る。閉じ側ソレノイド5は、コイル5a及び磁性体5b
からなり、開き側ソレノイド6は、コイル6a及び磁性
体6bからなる。スプリング7は、アーマチャ4が中立
位置BPにあるとき、弁体2に対する付勢力がゼロとな
り、中立位置BPより上に位置するときは弁体2を開弁
方向に付勢し、中立位置BPより下に位置するときは弁
体2を閉弁方向に付勢するように構成されている。
【0015】上記構成によれば、閉じ側ソレノイド5又
は開き側ソレノイド6に通電することにより、弁体2
が、吸気口8を閉塞する全閉位置と弁体のリフト量が最
大となる全開位置との間を移動する。またソレノイド
5,6に通電していないときは、弁体2は、全閉位置と
全開位置の間の中立位置に位置する。
【0016】図2は、上記吸気弁10とその制御装置の
構成を示す図であり、バルブ駆動部1にはアーマチャ4
の位置を検出する位置センサ11及び開き側ソレノイド
6のコイルの温度TCOILを検出する温度センサ12
が設けられ、それらの検出信号は入出力インターフェー
ス13を介してCPU(中央処理装置)16及び通電時
間/タイミング制御回路部14に供給される。入出力イ
ンターフェース13には、さらに図示しないセンサ群が
接続されており、エンジン回転数NE、吸気管内絶対圧
PBA、エンジン水温TW、吸気温TA、バッテリ電圧
VB等を示す信号、クランク軸の回転角度を示す信号、
イグニッションスイッチのオンオフを示す信号等が入力
され、これらの信号はCPU16及び通電時間/タイミ
ング制御回路部14に供給される。
【0017】CPU16には、CPU16で実行される
プログラム等を記憶するROM17と、演算途中のデー
タやセンサの検出データ等を記憶するRAM18とが接
続されている。また、通電時間/タイミング制御回路部
14には、タイマとしての機能を有するタイマカウンタ
19が接続されており、このタイマカウンタ19は、C
PU16に接続されており、そのカウント値の設定がC
PU16により行われる。
【0018】通電時間/タイミング制御回路部14はド
ライバ回路15に接続され、ドライバ回路15の閉じ側
ソレノイド駆動回路15aは閉じ側ソレノイド5のコイ
ル5aに、また開き側ソレノイド駆動回路15bは開き
側ソレノイド6のコイル6aにそれぞれ接続されてい
る。ドライバ回路15にはバッテリ20が接続されてお
り、バッテリ20から電力が供給される。制御回路部1
4は、コイル5a,6aへの電流供給(通電)制御を行
う。
【0019】なお、ドライバ回路15以外のCPU1
6、ROM17、入出力インターフェース13等の他の
回路には、バッテリ20から図示しない電源回路を介し
て電源電圧が供給される。
【0020】本実施例のエンジンは、各気筒に2個の吸
気弁及び2個の排気弁が設けられた4気筒エンジンであ
り、全部で16個の弁をすべて電磁駆動型のものを用い
ている。したがって図2の通電時間/タイミング制御回
路部4、ドライバ回路15及びタイマカウンタ19は、
16個の弁のそれぞれに対応して設けられている。
【0021】CPU16は、各種センサからの入力信号
に応じて吸気弁及び排気弁の開弁時期、閉弁時期等を決
定し、各吸排気弁に対応したタイマカウンタ19の設定
を行うとともに、以下に述べるエンジンの始動開始時期
の制御を行う。
【0022】なお、イグニッションスイッチがオンされ
た直後は、ソレノイド5,6に電流が供給されないた
め、吸排気弁の弁体は中立位置にある。
【0023】図3は、エンジンの始動開始時期の制御を
行う処理のフローチャートであり、本処理はCPU16
で一定時間(例えば40msec)毎に実行される。な
お、図3及び後述する図5は、JIS X0128のプ
ログラム表記法、すなわちSPD(Structure
d Programming Diagrams)表記
法によるものである。
【0024】先ずステップS1では、イグニッションス
イッチがオンされたことを「1」で示すIGフラグFL
GIGONが「1」であって、且つ後述するステップS
8でセットされるダウンカウントタイマnSTTのセッ
トが完了したことを「1」で示すタイマフラグFLGS
TTが「1」か否かを判別する。最初はFLGSTT=
0であるので、ステップS6乃至S11を実行して本処
理を終了する。
【0025】ステップS6では、バッテリ電圧VBに応
じてVB−nSTBASEテーブルを検索し、吸気弁及
び排気弁に閉弁指令信号を出力してから実際に閉弁が完
了するまでの遅延時間に対応する遅延カウント値の基準
値nSTBASEを算出する。VB−nSTBASEテ
ーブルは、例えば図4(a)に示すようにバッテリ電圧
VBが高いほど基準値nSTBASEが小さくなるよう
に設定されている。
【0026】次にソレノイド6のコイル温度TCOIL
に応じて、TCOIL−KTCOILテーブルを検索
し、基準値nSTBASEを補正する補正係数KTCO
ILを算出する(ステップS7)。TCOIL−KTC
OILテーブルは、例えば図4(b)に示すように、コ
イル温度TCOILが高くなるほど増加するように設定
されている。
【0027】続くステップS8では、次式(1)により
遅延カウント値nSTTを算出する。
【0028】 nSTT=KTCOIL×nSTBASE …(1) 次いで、タイマフラグFLGSTTを「1」に設定し
(ステップS9)、吸排気弁の閉弁指令信号の出力を
「1」で示す閉弁フラグFLGEVACを「1」に設定
するとともに(ステップS10)、エンジンのクランキ
ング実行許可を「1」で示すクランキング許可フラグF
LGCRKを「0」に設定して(ステップS11)、本
処理を終了する。
【0029】本処理の次回実行時は、ステップS1の答
が肯定(YES)となるので、ステップS2に進み、遅
延カウント値nSTTをデクリメントし、nSTT値が
「0」か否かを判別する。そして、nSTT>0である
ときは、クランキング不許可状態を維持して(ステップ
S5)、本処理を終了し、nSTT=0となり、設定し
た遅延時間が経過したときは、クランキング許可フラグ
FLGCRKを「1」に設定して、クランキングの開始
を許可する。
【0030】以上のように本実施例によれば、吸排気弁
の閉弁指令信号を出力した時点から、バッテリ電圧VB
及びコイル温度TCOILに応じて設定される遅延時間
経過後にクランキングの開始が許可されるので、すべて
の吸排気弁の閉弁が完了した後にクランキングが開始さ
れ、ピストンと吸排気弁とが接触することを防止し、エ
ンジンを確実に始動させることができる。
【0031】図5は、図3に示したエンジンの始動開始
時期制御の他の実施例を示すフローチャートである。本
処理もCPU16で一定時間(例えば40msec)毎
に実行される。
【0032】図5のステップS21,S22及びS34
〜S39は、それぞれ図3のステップS1,S2及びS
6〜S11と同一の処理である。すなわち、ステップS
34〜S39で、遅延カウント値nSTT及びフラグF
LGSTT、FLGEVAC,FLGCRKの設定を行
った後は、ステップS22でnSTT値をデクリメント
してステップS23に進む。
【0033】ステップS23では、すべての吸排気弁の
閉弁完了を検出したことを「1」で示す閉弁完了検出フ
ラグFLGINIが「1」か否かを判別する。最初はF
LGINI=0であるので、ステップS25に進み、す
べての吸排気弁の閉弁完了が検出されたか否かを判別す
る。この判別は、各弁に設けられた位置センサ11の出
力にもとづいて行う。
【0034】最初はステップS25の答は否定(NO)
となるので、ステップS27、S28で、閉弁完了検出
フラグFLGINI及びクランキング許可フラグFLG
CRKともに「0」に設定し、次いで遅延カウント値n
STT=0であって、且つ閉弁完了検出フラグFLGI
NIが「0」であるか否かを判別する(ステップS2
9)。最初はこの答も否定(NO)であるので、ステッ
プS32に進み、クランキング許可フラグFLGCRK
を「0」として、本処理を終了する。
【0035】その後ステップS25の答が肯定(YE
S)、すなわちすべての吸排気弁の閉弁完了が検出され
ると、閉弁完了検出フラグFLGINIを「1」として
(ステップS26)、本処理を終了し、次回実行時にス
テップS23の答が肯定(YES)となるので、クラン
キング許可フラグFLGCRKを「1」に設定して(ス
テップS24)、クランキングの開始を許可する。
【0036】一方、すべての吸排気弁の閉弁完了が検出
されないうちに、設定された遅延時間が経過して遅延カ
ウント値nSTTが「0」になると、ステップS29の
答が肯定(YES)となる。この場合は、閉弁指令信号
を出力したにも拘わらず、設定された遅延時間内にすべ
ての吸排気弁の閉弁が完了しなったことになるので、い
ずれかの吸排気弁の駆動系に故障が発生したの判定し、
故障判定フラグFLGFEVAを「1」に設定するとと
もに(ステップS30)、クランキング不許可の状態を
継続して(ステップS28)、本処理を終了する。
【0037】以上のように本実施例では、位置センサ1
1によりすべての吸排気弁の閉弁完了が検出されたと
き、クランキングの開始を許可するようにしたので、ピ
ストンと吸排気弁とが接触することを防止し、エンジン
を確実に始動させることができる。
【0038】また、設定した遅延時間内にすべての吸排
気弁の閉弁が完了しないときには、いずれかの吸排気弁
の駆動系に故障が発生したと判定するようにしたので、
電磁駆動型吸排気弁の故障を容易に検出することができ
る。
【0039】なお、上述した実施例では、吸気弁及び排
気弁をともに電磁駆動型としたが、これに限るものでは
なく、いずれか一方は従来の機械的な駆動機構を用いた
ものでもよい。
【0040】また、上述した実施例では、コイル温度T
COILは、センサにより検出するようにしたが、例え
ばエンジン水温TW又は吸気温TAの関数として、ある
いはエンジン水温TW及び吸気温TAの関数として、推
定するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の電磁駆動
弁制御装置によれば、始動信号検出時に吸気弁及び/又
は排気弁が閉じ側に駆動され、始動信号検出時からの経
過時間が設定禁止時間を越えると、機関の始動を開始す
るスタータ手段の作動が許可されるので、吸気弁及び/
又は排気弁とピストンとの接触を防止し、確実な始動を
行うことができる。
【0042】また、請求項2の電磁駆動弁制御装置によ
れば、始動信号検出時に吸気弁及び/又は排気弁が閉じ
側に駆動され、吸気弁及び/又は排気弁の閉弁状態が検
出されると、機関の始動を開始するスタータ手段の作動
が許可されるので、請求項1と同様の効果を奏する。
【0043】さらに、請求項3の電磁駆動弁制御装置に
よれば、始動信号検出時に吸気弁及び/又は排気弁が閉
じ側に駆動され、始動信号検出時からの経過時間が設定
禁止時間を越えたとき、吸気弁及び/又は排気弁の閉弁
状態を検出していなければ、前記電磁駆動手段の故障と
判定されるので、故障検出を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電磁駆動型の吸気弁
の構造を示す図である。
【図2】図1の吸気弁及びその制御装置の構成を示す図
である。
【図3】エンジンの始動開始時期の制御を行う処理のフ
ローチャートである。
【図4】遅延時間設定のためのテーブルを示す図であ
る。
【図5】エンジンの始動開始時期の制御を行う処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 バルブ駆動部 5 閉じ側ソレノイド 6 開き側ソレノイド 7 スプリング 10 吸気弁 11 位置センサ 12 コイル温度センサ 16 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の始動を開始するスタータ手段
    と、前記機関の吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を電
    磁力により駆動する電磁駆動手段とを備えた内燃機関の
    電磁駆動弁制御装置において、 前記機関の始動信号を検出する始動信号検出手段と、 前記始動信号検出後の経過時間を計測する時間計測手段
    と、 前記スタータ手段の作動を禁止する禁止時間を設定する
    スタータ作動禁止時間設定手段と、 前記始動信号検出時に前記吸気弁及び排気弁の少なくと
    も一方を閉じ側に駆動させる閉弁制御手段と、 前記始動信号検出後の経過時間が前記禁止時間を越えた
    とき、前記スタータ手段の作動を許可するスタータ作動
    許可手段とを有することを特徴とする内燃機関の電磁駆
    動弁制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の始動を開始するスタータ手段
    と、前記機関の吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を電
    磁力により駆動する電磁駆動手段とを備えた内燃機関の
    電磁駆動弁制御装置において、 前記機関の始動信号を検出する始動信号検出手段と、 前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁状態を検
    出する閉弁状態検出手段と、 前記始動信号検出時に前記吸気弁及び排気弁の少なくと
    も一方を閉じ側に駆動させる閉弁制御手段と、 前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁状態を検
    出したとき、前記スタータ手段の作動を許可するスター
    タ作動許可手段とを有することを特徴とする内燃機関の
    電磁駆動弁制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の始動を開始するスタータ手段
    と、前記機関の吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を電
    磁力により駆動する電磁駆動手段とを備えた内燃機関の
    電磁駆動弁制御装置において、 前記機関の始動信号を検出する始動信号検出手段と、 前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁状態を検
    出する閉弁状態検出手段と、 前記始動信号検出後の経過時間を計測する時間計測手段
    と、 前記スタータ手段の作動を禁止する禁止時間を設定する
    スタータ作動禁止時間設定手段と、 前記始動信号検出時に前記吸気弁及び排気弁の少なくと
    も一方を閉じ側に駆動させる閉弁制御手段と、 前記始動信号検出後の経過時間が前記禁止時間を越えた
    とき、前記吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の閉弁状
    態を検出していなければ、前記電磁駆動手段の故障と判
    定する故障判定手段とを有することを特徴とする内燃機
    関の電磁駆動弁制御装置。
JP6333926A 1994-12-16 1994-12-16 内燃機関の電磁駆動弁制御装置 Expired - Fee Related JP2978961B2 (ja)

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