JPH08170267A - 靴下仕上機における足型キャリッジの搬送方法及び 装置 - Google Patents
靴下仕上機における足型キャリッジの搬送方法及び 装置Info
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- JPH08170267A JPH08170267A JP33328394A JP33328394A JPH08170267A JP H08170267 A JPH08170267 A JP H08170267A JP 33328394 A JP33328394 A JP 33328394A JP 33328394 A JP33328394 A JP 33328394A JP H08170267 A JPH08170267 A JP H08170267A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 靴下2の足型1への装着を容易にして靴下装
着装置をシンプル化すると共に靴下の装着を複数組同時
にして生産性向上を図る。 【構成】 送り爪28を移動させて靴下抜取り工程位置
Cの一群のキャリッジGを靴下装着工程の手前位置Dへ
集合状態で移動させるキャリッジ第1搬送手段Jと、第
2リング歯車36の回動により係合部材40に係合する
複数個のキャリッジ群を次工程位置まで同時に搬送させ
るキャリッジ第2搬送手段Kと、キャリッジの案内部材
5に係合する個別送り爪54を間欠的に移動させて靴下
装着工程の手前位置Dの一群のキャリッジの先頭部より
1個ずつ等間隔に間欠的に拡散させ、更に集合させるキ
ャリッジ個別間欠搬送手段Lと、第2案内軌道56を係
合部材とともに上下動させて、該係合部材を分離軌道3
a上のキャリッジと係合離脱可能に設けたキャリッジ着
脱手段Mと、より構成している。
着装置をシンプル化すると共に靴下の装着を複数組同時
にして生産性向上を図る。 【構成】 送り爪28を移動させて靴下抜取り工程位置
Cの一群のキャリッジGを靴下装着工程の手前位置Dへ
集合状態で移動させるキャリッジ第1搬送手段Jと、第
2リング歯車36の回動により係合部材40に係合する
複数個のキャリッジ群を次工程位置まで同時に搬送させ
るキャリッジ第2搬送手段Kと、キャリッジの案内部材
5に係合する個別送り爪54を間欠的に移動させて靴下
装着工程の手前位置Dの一群のキャリッジの先頭部より
1個ずつ等間隔に間欠的に拡散させ、更に集合させるキ
ャリッジ個別間欠搬送手段Lと、第2案内軌道56を係
合部材とともに上下動させて、該係合部材を分離軌道3
a上のキャリッジと係合離脱可能に設けたキャリッジ着
脱手段Mと、より構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は靴下仕上機における軌道
上に2枚1組の合せ型足型を立設支持した複数組のキャ
リッジ群を集合状態から拡散させ、拡散状態から集合さ
せて搬送し、更に、集合状態のキャリッジ群をそれぞれ
次工程位置へ同時に搬送する方法及びその装置に関する
ものである。
上に2枚1組の合せ型足型を立設支持した複数組のキャ
リッジ群を集合状態から拡散させ、拡散状態から集合さ
せて搬送し、更に、集合状態のキャリッジ群をそれぞれ
次工程位置へ同時に搬送する方法及びその装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、靴下仕上機における複数組の足型
を搬送する技術として、特公平2ー60783号公報記
載のものが知られている。この技術は、セット室に出入
り可能な分離軌道を備え且つ靴下抜取り工程位置の軌道
のキャリッジ搬送ガイド部を直線状に形成して成る円形
軌道上に足型を立設支持した複数組のキャリッジ群を、
セット室、乾燥室、靴下抜取り工程位置では集合状態に
して、靴下装着工程位置では拡散状態で静止せしめ、セ
ット終了毎に、キャリッジ第1搬送手段の第1リング歯
車に係合せしめた第1駆動装置を作動させて送り爪を、
靴下抜取り工程位置で集合静止せしめた一群のキャリッ
ジの案内部材の先頭部と、前記靴下装着工程位置で拡散
状態で静止せしめた一群のキャリッジの案内部材の後端
部とに係合せしめ、次いで、第1駆動装置を逆作動させ
て送り爪により靴下抜取り工程位置で集合静止せしめた
一群のキャリッジを拡散させながら靴下装着工程位置
へ、靴下装着工程位置で拡散状態で静止せしめた一群の
キャリッジを集合状態にせしめ、その集合状態に連動さ
せてキャリッジ第2搬送手段の第2駆動装置により、第
2リング歯車に等分割して係合せしめた複数個の係合部
材を移動させて、係合部材と係合して待機中の靴下装着
工程位置で集合されたキャリッジと、セット室、乾燥室
位置で集合状態のキャリッジとを次工程位置まで同時に
搬送すると共に靴下抜取り工程位置から靴下装着工程位
置におけるキャリッジが集合される位置まで係合部材は
キャリッジと係合しないで移動するようにした足型キャ
リッジの搬送方法である。
を搬送する技術として、特公平2ー60783号公報記
載のものが知られている。この技術は、セット室に出入
り可能な分離軌道を備え且つ靴下抜取り工程位置の軌道
のキャリッジ搬送ガイド部を直線状に形成して成る円形
軌道上に足型を立設支持した複数組のキャリッジ群を、
セット室、乾燥室、靴下抜取り工程位置では集合状態に
して、靴下装着工程位置では拡散状態で静止せしめ、セ
ット終了毎に、キャリッジ第1搬送手段の第1リング歯
車に係合せしめた第1駆動装置を作動させて送り爪を、
靴下抜取り工程位置で集合静止せしめた一群のキャリッ
ジの案内部材の先頭部と、前記靴下装着工程位置で拡散
状態で静止せしめた一群のキャリッジの案内部材の後端
部とに係合せしめ、次いで、第1駆動装置を逆作動させ
て送り爪により靴下抜取り工程位置で集合静止せしめた
一群のキャリッジを拡散させながら靴下装着工程位置
へ、靴下装着工程位置で拡散状態で静止せしめた一群の
キャリッジを集合状態にせしめ、その集合状態に連動さ
せてキャリッジ第2搬送手段の第2駆動装置により、第
2リング歯車に等分割して係合せしめた複数個の係合部
材を移動させて、係合部材と係合して待機中の靴下装着
工程位置で集合されたキャリッジと、セット室、乾燥室
位置で集合状態のキャリッジとを次工程位置まで同時に
搬送すると共に靴下抜取り工程位置から靴下装着工程位
置におけるキャリッジが集合される位置まで係合部材は
キャリッジと係合しないで移動するようにした足型キャ
リッジの搬送方法である。
【0003】また、円形軌道上にセット室、乾燥室、靴
下抜取り工程、靴下装着工程を順次一巡するよう配設し
た靴下仕上機において、前記セット室に出入り可能な分
離軌道を備え且つ靴下抜取り工程位置の軌道のキャリッ
ジ搬送ガイド部を直線上に形成して成る円形軌道を、水
平状態にして支持せしめ、前記円形軌道上には足型を立
設支持した複数組のキャリッジ群を、セット室、乾燥
室、靴下抜取り工程位置では集合状態にして、靴下装着
工程位置では拡散状態で静止せしめるよう配列し、前記
円形軌道の下方で且つ該円形軌道に沿わせて、第1リン
グ歯車を回動可能に支持せしめると共にキャリッジの進
行方向には係合し、逆方向には係合しない機構を設けた
送り爪を、前記靴下抜取り工程位置で集合静止せしめた
一群のキャリッジの案内部材の先頭部と、前記靴下装着
工程位置で拡散状態で静止せしめた一群のキャリッジの
案内部材の後端部とに係合できるよう設け、前記第1リ
ング歯車に係合せしめた第1駆動装置により送り爪をそ
れぞれ次工程位置まで移動させて前記靴下抜取り工程位
置で集合静止せしめた一群のキャリッジを拡散しながら
靴下装着工程位置へ、靴下装着工程位置で拡散状態で静
止せしめた一群のキャリッジを集合状態にできるよう設
けたキャリッジ第1搬送手段と、前記第1リング歯車の
内方に第2リング歯車を回転可能に支持せしめると共に
該第2リング歯車の円周面には複数個の係合部材を案内
軌道に沿って等分して上下動可能に配設し、該案内軌道
における靴下抜取り工程位置から靴下装着工程のキャリ
ッジが集合される位置までは係合部材が上下動する上下
案内機構を設け、分離軌道位置では第2案内軌道を設け
て一巡するよう構成し、該係合部材は上昇位置では軌道
上のキャリッジと係合し、下降するとその係合が解放さ
れるよう設け、前記第2リング歯車に係合せしめた第2
駆動装置により係合部材にて係合された複数個のキャリ
ッジ群を次工程まで同時に搬送できるよう設けたキャリ
ッジ第2搬送手段と、前記セット室に出入り可能な分離
軌道の下方に、前記案内軌道と接離可能に形成した第2
案内軌道を設けると共に該第2案内軌道を係合部材とと
もに上下動させて該係合部材を分離軌道上のキャリッジ
と係合離脱可能に設けたキャリッジ着脱手段とを備えた
足型キャリッジの搬送装置である。
下抜取り工程、靴下装着工程を順次一巡するよう配設し
た靴下仕上機において、前記セット室に出入り可能な分
離軌道を備え且つ靴下抜取り工程位置の軌道のキャリッ
ジ搬送ガイド部を直線上に形成して成る円形軌道を、水
平状態にして支持せしめ、前記円形軌道上には足型を立
設支持した複数組のキャリッジ群を、セット室、乾燥
室、靴下抜取り工程位置では集合状態にして、靴下装着
工程位置では拡散状態で静止せしめるよう配列し、前記
円形軌道の下方で且つ該円形軌道に沿わせて、第1リン
グ歯車を回動可能に支持せしめると共にキャリッジの進
行方向には係合し、逆方向には係合しない機構を設けた
送り爪を、前記靴下抜取り工程位置で集合静止せしめた
一群のキャリッジの案内部材の先頭部と、前記靴下装着
工程位置で拡散状態で静止せしめた一群のキャリッジの
案内部材の後端部とに係合できるよう設け、前記第1リ
ング歯車に係合せしめた第1駆動装置により送り爪をそ
れぞれ次工程位置まで移動させて前記靴下抜取り工程位
置で集合静止せしめた一群のキャリッジを拡散しながら
靴下装着工程位置へ、靴下装着工程位置で拡散状態で静
止せしめた一群のキャリッジを集合状態にできるよう設
けたキャリッジ第1搬送手段と、前記第1リング歯車の
内方に第2リング歯車を回転可能に支持せしめると共に
該第2リング歯車の円周面には複数個の係合部材を案内
軌道に沿って等分して上下動可能に配設し、該案内軌道
における靴下抜取り工程位置から靴下装着工程のキャリ
ッジが集合される位置までは係合部材が上下動する上下
案内機構を設け、分離軌道位置では第2案内軌道を設け
て一巡するよう構成し、該係合部材は上昇位置では軌道
上のキャリッジと係合し、下降するとその係合が解放さ
れるよう設け、前記第2リング歯車に係合せしめた第2
駆動装置により係合部材にて係合された複数個のキャリ
ッジ群を次工程まで同時に搬送できるよう設けたキャリ
ッジ第2搬送手段と、前記セット室に出入り可能な分離
軌道の下方に、前記案内軌道と接離可能に形成した第2
案内軌道を設けると共に該第2案内軌道を係合部材とと
もに上下動させて該係合部材を分離軌道上のキャリッジ
と係合離脱可能に設けたキャリッジ着脱手段とを備えた
足型キャリッジの搬送装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の技術では、拡散状態のキャリッジ(足型キャリッジ)
が軌道から中心部に対して傾斜しており、靴下の足型へ
の装着装置も傾斜せざるを得ないため、装置が複雑とな
り、更に、分離した2枚1組の合せ型足型では2枚が平
行にならず、装着装置はより複雑さを増すことになる。
また、従来、拡散状態で静止せしめているキャリッジ上
の足型に靴下を装着する場合、次の足型へは靴下装着装
置をその足型の位置へ移動しなければならないという複
雑な移動機構を用いなければならないという問題もあ
る。また、靴下仕上機の生産工程の中で、靴下装着作業
に関しては1枚宛または2枚1組ずつ装着しており生産
性を阻害していると共に、このような靴下装着装置の複
雑さにより装置が高価となり、その結果、靴下の価格ア
ップに繋がりという問題を抱えており改善策が切望され
ている。
の技術では、拡散状態のキャリッジ(足型キャリッジ)
が軌道から中心部に対して傾斜しており、靴下の足型へ
の装着装置も傾斜せざるを得ないため、装置が複雑とな
り、更に、分離した2枚1組の合せ型足型では2枚が平
行にならず、装着装置はより複雑さを増すことになる。
また、従来、拡散状態で静止せしめているキャリッジ上
の足型に靴下を装着する場合、次の足型へは靴下装着装
置をその足型の位置へ移動しなければならないという複
雑な移動機構を用いなければならないという問題もあ
る。また、靴下仕上機の生産工程の中で、靴下装着作業
に関しては1枚宛または2枚1組ずつ装着しており生産
性を阻害していると共に、このような靴下装着装置の複
雑さにより装置が高価となり、その結果、靴下の価格ア
ップに繋がりという問題を抱えており改善策が切望され
ている。
【0005】本発明は、前述の課題を解決することを目
的として開発したものである。
的として開発したものである。
【0006】
構成 本発明は、図1ないし図12に示すように、円形軌道I
上にセット室の手前位置F、セット室A、乾燥室B、靴
下抜取り工程C、靴下装着工程の手前位置D、靴下装着
工程Eを一巡するよう配設した靴下仕上機において、前
記セット室Aに出入り可能な分離軌道3aを備え且つキ
ャリッジ搬送ガイド部6を設け、少なくとも靴下装着工
程位置Eの軌道を一部直線状に形成しているキャリッジ
搬送のガイド部6aを備えている円形軌道Iを、水平状
態にして支持せしめ、前記円形軌道I上には足型1を立
設支持した2枚1組の合せ型足型1が直線部のガイド部
6aに対して直角に且つ平行状態になる複数組のキャリ
ッジG群を、セット室の手前位置F、セット室A、乾燥
室B、靴下抜取り工程位置Cでは集合状態にして静止せ
しめ、靴下装着工程位置Eでは、均等に拡散させ拡散状
態で間欠的に静止せしめ更に集合させて静止させるよう
配列し、前記円形軌道Iの下方で且つ該円形軌道に沿わ
せて、第1リング歯車24を回転可能に支持せしめると
共に該第1リング歯車にはキャリッジGの進行方向には
係合し、逆方向には係合しない機構を設けた送り爪28
を、前記靴下抜取り工程位置Eで集合静止せしめた一群
のキャリッジGの案内部材5の後端部と係合可能に設
け、前記第1リング歯車24の回動により送り爪28を
移動させて、靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリッジ
Gを靴下装着工程の手前位置Dへ集合状態で移動させる
キャリッジ第1搬送手段Jと、前記第1リング歯車24
の内方に第2リング歯車36を回転可能に支持せしめ、
該第2リング歯車の円周面には複数個の係合部材40を
案内軌道44に沿って等分して上下可能に配設し、該案
内軌道は靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリッジGの
後端部位置からセット室の手前位置Fまでは係合部材4
0が下降してキャリッジGの後端部の係合が解放される
よう設け、セット室の手前位置Fでは係合部材40が上
下動する上下案内機構47を設け、その他の位置では係
合部材40が上昇してキャリッジの後端部と係合するよ
う設け、前記第2リング歯車36の回動により係合部材
40に係合する複数個のキャリッジG群を次工程位置ま
で同時に搬送させるキャリッジ第2搬送手段Kと、前記
靴下装着工程位置Eの軌道を一部直線部を含んだキャリ
ッジ搬送ガイド部6aに沿って、キャリッジGの案内部
材5に係合する個別送り爪54を複数個等間隔に取付
け、靴下装着工程の手前位置Dの一群のキャリッジGの
先頭部より1個ずつ等間隔に間欠的に拡散させ、更に集
合させるキャリッジ個別間欠搬送手段Lと、前記セット
室Aに出入り可能な分離軌道3aの下方に、前記案内軌
道44と接離可能に形成した第2案内軌道56を設ける
と共に該第2案内軌道を係合部材40とともに上下動さ
せて、該係合部材を分離軌道3a上のキャリッジGと係
合離脱可能に設けたキャリッジ着脱手段Mと、より構成
したものである。
上にセット室の手前位置F、セット室A、乾燥室B、靴
下抜取り工程C、靴下装着工程の手前位置D、靴下装着
工程Eを一巡するよう配設した靴下仕上機において、前
記セット室Aに出入り可能な分離軌道3aを備え且つキ
ャリッジ搬送ガイド部6を設け、少なくとも靴下装着工
程位置Eの軌道を一部直線状に形成しているキャリッジ
搬送のガイド部6aを備えている円形軌道Iを、水平状
態にして支持せしめ、前記円形軌道I上には足型1を立
設支持した2枚1組の合せ型足型1が直線部のガイド部
6aに対して直角に且つ平行状態になる複数組のキャリ
ッジG群を、セット室の手前位置F、セット室A、乾燥
室B、靴下抜取り工程位置Cでは集合状態にして静止せ
しめ、靴下装着工程位置Eでは、均等に拡散させ拡散状
態で間欠的に静止せしめ更に集合させて静止させるよう
配列し、前記円形軌道Iの下方で且つ該円形軌道に沿わ
せて、第1リング歯車24を回転可能に支持せしめると
共に該第1リング歯車にはキャリッジGの進行方向には
係合し、逆方向には係合しない機構を設けた送り爪28
を、前記靴下抜取り工程位置Eで集合静止せしめた一群
のキャリッジGの案内部材5の後端部と係合可能に設
け、前記第1リング歯車24の回動により送り爪28を
移動させて、靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリッジ
Gを靴下装着工程の手前位置Dへ集合状態で移動させる
キャリッジ第1搬送手段Jと、前記第1リング歯車24
の内方に第2リング歯車36を回転可能に支持せしめ、
該第2リング歯車の円周面には複数個の係合部材40を
案内軌道44に沿って等分して上下可能に配設し、該案
内軌道は靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリッジGの
後端部位置からセット室の手前位置Fまでは係合部材4
0が下降してキャリッジGの後端部の係合が解放される
よう設け、セット室の手前位置Fでは係合部材40が上
下動する上下案内機構47を設け、その他の位置では係
合部材40が上昇してキャリッジの後端部と係合するよ
う設け、前記第2リング歯車36の回動により係合部材
40に係合する複数個のキャリッジG群を次工程位置ま
で同時に搬送させるキャリッジ第2搬送手段Kと、前記
靴下装着工程位置Eの軌道を一部直線部を含んだキャリ
ッジ搬送ガイド部6aに沿って、キャリッジGの案内部
材5に係合する個別送り爪54を複数個等間隔に取付
け、靴下装着工程の手前位置Dの一群のキャリッジGの
先頭部より1個ずつ等間隔に間欠的に拡散させ、更に集
合させるキャリッジ個別間欠搬送手段Lと、前記セット
室Aに出入り可能な分離軌道3aの下方に、前記案内軌
道44と接離可能に形成した第2案内軌道56を設ける
と共に該第2案内軌道を係合部材40とともに上下動さ
せて、該係合部材を分離軌道3a上のキャリッジGと係
合離脱可能に設けたキャリッジ着脱手段Mと、より構成
したものである。
【0007】作用 このような構成において、キャリッジ個別間欠搬送手段
Lを作動させて個別送り爪54を移動させ、靴下装着工
程の手前位置Dの一群のキャリッジGの先頭部より1個
ずつ等間隔に拡散させて靴下装着工程位置Eに間欠的に
送り出し、更にセット室の手前位置Fへと集合させなが
ら、靴下装着工程の手前位置Dに在するキャリッジGが
全て送り出されると、キャリッジ第1搬送手段Jを作動
させて送り爪28を移動させ、靴下抜取り工程位置Cの
集合状態のキャリッジGを靴下装着工程の手前位置Dへ
と搬送した後、送り爪28を元位置に復帰させ、一群の
キャリッジGがセット室の手前位置Fに集合されると、
上下案内機構47を作動させて係合部材40を上昇さ
せ、セット室の手前位置Fに集合されたキャリッジGの
後端部に係合させ、次いで、キャリッジ第2搬送手段K
を作動させて係合部材40を移動させ、該係合部材に係
合せしめたセット室の手前位置Fに集合されたキャリッ
ジGをセット室Aの分離軌道3a上へ、セット室の分離
軌道3a上の集合状態のキャリッジGを乾燥室B内へ、
乾燥室B内の集合状態のキャリッジGを靴下抜取り工程
位置Cへと同時に搬送し、セット室Aの分離軌道3a上
に搬送されたキャリッジGは、キャリッジ着脱手段Mの
作動により係合部材40を下降させてキャリッジGの係
合を解き、次いで、該キャリッジGはセット室A内に収
容されて靴下2のセットを行ない、乾燥室Bでは靴下2
の乾燥を、靴下抜取り工程位置Cでは乾燥された靴下2
を足型1から抜取り、靴下装着工程位置Eでは靴下2を
足型1に装着し、セットが終了すると、分離軌道3aは
元位置に復帰し、次いで、キャリッジ着脱手段Mを逆作
動させ係合部材40を上昇させてキャリッジGの後端部
に係合させる、動作を反復して行なうようにしたもので
ある。
Lを作動させて個別送り爪54を移動させ、靴下装着工
程の手前位置Dの一群のキャリッジGの先頭部より1個
ずつ等間隔に拡散させて靴下装着工程位置Eに間欠的に
送り出し、更にセット室の手前位置Fへと集合させなが
ら、靴下装着工程の手前位置Dに在するキャリッジGが
全て送り出されると、キャリッジ第1搬送手段Jを作動
させて送り爪28を移動させ、靴下抜取り工程位置Cの
集合状態のキャリッジGを靴下装着工程の手前位置Dへ
と搬送した後、送り爪28を元位置に復帰させ、一群の
キャリッジGがセット室の手前位置Fに集合されると、
上下案内機構47を作動させて係合部材40を上昇さ
せ、セット室の手前位置Fに集合されたキャリッジGの
後端部に係合させ、次いで、キャリッジ第2搬送手段K
を作動させて係合部材40を移動させ、該係合部材に係
合せしめたセット室の手前位置Fに集合されたキャリッ
ジGをセット室Aの分離軌道3a上へ、セット室の分離
軌道3a上の集合状態のキャリッジGを乾燥室B内へ、
乾燥室B内の集合状態のキャリッジGを靴下抜取り工程
位置Cへと同時に搬送し、セット室Aの分離軌道3a上
に搬送されたキャリッジGは、キャリッジ着脱手段Mの
作動により係合部材40を下降させてキャリッジGの係
合を解き、次いで、該キャリッジGはセット室A内に収
容されて靴下2のセットを行ない、乾燥室Bでは靴下2
の乾燥を、靴下抜取り工程位置Cでは乾燥された靴下2
を足型1から抜取り、靴下装着工程位置Eでは靴下2を
足型1に装着し、セットが終了すると、分離軌道3aは
元位置に復帰し、次いで、キャリッジ着脱手段Mを逆作
動させ係合部材40を上昇させてキャリッジGの後端部
に係合させる、動作を反復して行なうようにしたもので
ある。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従い本発明の実施例を説明
する。最初に、理解を深めるため本発明の装置を用いる
靴下仕上機の一実施例について概略を説明する。本発明
を利用した靴下仕上機は、図1に示すように、セット室
に出入り可能な分離軌道を含み且つ靴下装着工程位置で
は一部直線状のキャリッジ搬送ガイド部を有する円形軌
道に沿って足型に装着された靴下を蒸熱セットするセッ
ト室A、セットされた靴下2を乾燥させる乾燥室B、乾
燥された靴下2を足型より抜き取る靴下抜取り工程C、
靴下装着工程の手前位置D、靴下2が抜き取られた足型
1に処理前の靴下2を装着する靴下装着工程位置(靴下
装着装置)E、セット室の手前位置Fとを順次一巡する
よう配設し、前記軌道上には足型1を立設支持せしめた
一群のキャリッジ4をセット室A、乾燥室B、靴下抜取
り工程位置C、靴下装着工程の手前位置Dでは集合状態
で配列し、靴下装着工程位置では1個ずつ拡散させた
後、集合させながら、更に、靴下抜取り工程位置Cでは
1組先行させて、靴下2のセット終了毎にそれぞれ次の
工程位置に集合状態で同時に搬送できるよう構成したも
のである。
する。最初に、理解を深めるため本発明の装置を用いる
靴下仕上機の一実施例について概略を説明する。本発明
を利用した靴下仕上機は、図1に示すように、セット室
に出入り可能な分離軌道を含み且つ靴下装着工程位置で
は一部直線状のキャリッジ搬送ガイド部を有する円形軌
道に沿って足型に装着された靴下を蒸熱セットするセッ
ト室A、セットされた靴下2を乾燥させる乾燥室B、乾
燥された靴下2を足型より抜き取る靴下抜取り工程C、
靴下装着工程の手前位置D、靴下2が抜き取られた足型
1に処理前の靴下2を装着する靴下装着工程位置(靴下
装着装置)E、セット室の手前位置Fとを順次一巡する
よう配設し、前記軌道上には足型1を立設支持せしめた
一群のキャリッジ4をセット室A、乾燥室B、靴下抜取
り工程位置C、靴下装着工程の手前位置Dでは集合状態
で配列し、靴下装着工程位置では1個ずつ拡散させた
後、集合させながら、更に、靴下抜取り工程位置Cでは
1組先行させて、靴下2のセット終了毎にそれぞれ次の
工程位置に集合状態で同時に搬送できるよう構成したも
のである。
【0009】なお、本発明実施例では靴下仕上機の円形
軌道Iにおいて靴下抜取り工程位置Cのキャリッジ搬送
ガイド部6を直線状に形成しているが、例えば、該キャ
リッジ搬送ガイド部を円弧状にしても、本発明の足型キ
ャリッジの搬送には影響がなく、本発明は靴下抜取り工
程位置のガイド部の形状には限定されない。
軌道Iにおいて靴下抜取り工程位置Cのキャリッジ搬送
ガイド部6を直線状に形成しているが、例えば、該キャ
リッジ搬送ガイド部を円弧状にしても、本発明の足型キ
ャリッジの搬送には影響がなく、本発明は靴下抜取り工
程位置のガイド部の形状には限定されない。
【0010】次に、実施例において各手段、機構の構成
及びその詳細を説明する。キャリッジは、キャリッジ上
に立設支持せしめた2枚1組の合せ型足型が直線部軌道
に対して直角に且つ平行になるよう構成したもので、本
願出願人が先に開発した、実願平5ー60561号、実
願平5ー289927号、特願平6ー239512号の
足型キャリッジを用いるが、本発明実施例では特願平6
ー239512号のキャリッジを説明する。キャリッジ
Gは、図2、図3、図4に示すように、軌道3のガイド
部6(キャリッジ搬送ガイド部)に沿って走行可能な走
行板4と該走行板を案内するローラ8と鍔付軸7とを備
えた案内部材5を下面部に設けた走行部材Gaを、複数
個並列して配列し、前記走行部材Ga上の長さ方向一端
部には足型1を押えレバー13にて押え立設支持する足
型支持板10の一端部をピン14にて回動自在で且つ足
型支持板10の長さ方向に連結した足型支持部材Gbを
設け、前記足型支持部材Gbの長さ方向他端部には別の
足型支持部材Gbの一端部を回動自在で且つ足型支持部
材Gbの長さ方向に移動可能に連結し、これら端部を隣
合う別の走行部材Gaと足型支持部材Gbとの端部に交
互に順次掛け渡して連結せしめ、前記走行部材Gaと足
型支持部材Gbとが交叉する一部に空隙部16を設け、
該空隙部には走行部材Gaと足型支持部材Gbとの開閉
具合を調整するための調整板18を備えた間隔調整部材
Gcを、走行部材Ga上には中央部より適宜に離れた位
置に、交互に掛け渡しして回動自在で且つ間隔調整部材
Gcの長孔17に沿って長さ方向に移動可能に連結せし
めている。更に走行部材Gaの後端部の下部に、第2リ
ング歯車の円周面に設けた係合部材と係合する係合受け
部材4bを取付けている。そして、前記走行部材Gaを
拡開状態にせしめた時、複数個の足型支持部材Gbが等
間隔で且つ軌道3の進行方向に対して直角状態となり、
前記走行部材Gaを集合状態にせしめた時、隣接する走
行部材Gaが密着して足型支持部材Gbが軌道3の進行
方向に対して直角状態となり、走行部材Gaが軌道3の
円弧部を走行する時、複数個の走行部材下部の案内部材
5が円弧部のガイド部6に沿って自在に且つ等間隔で走
行可能に設けた伸縮自在な一連のパンタグラフ機構を構
成し、第2リング歯車の円周面に設けた係合部材が係合
受け部材4bに係合し、該係合部材の移動によりキャリ
ッジGを集合状態で次工程位置へと搬送するようにした
ものである。
及びその詳細を説明する。キャリッジは、キャリッジ上
に立設支持せしめた2枚1組の合せ型足型が直線部軌道
に対して直角に且つ平行になるよう構成したもので、本
願出願人が先に開発した、実願平5ー60561号、実
願平5ー289927号、特願平6ー239512号の
足型キャリッジを用いるが、本発明実施例では特願平6
ー239512号のキャリッジを説明する。キャリッジ
Gは、図2、図3、図4に示すように、軌道3のガイド
部6(キャリッジ搬送ガイド部)に沿って走行可能な走
行板4と該走行板を案内するローラ8と鍔付軸7とを備
えた案内部材5を下面部に設けた走行部材Gaを、複数
個並列して配列し、前記走行部材Ga上の長さ方向一端
部には足型1を押えレバー13にて押え立設支持する足
型支持板10の一端部をピン14にて回動自在で且つ足
型支持板10の長さ方向に連結した足型支持部材Gbを
設け、前記足型支持部材Gbの長さ方向他端部には別の
足型支持部材Gbの一端部を回動自在で且つ足型支持部
材Gbの長さ方向に移動可能に連結し、これら端部を隣
合う別の走行部材Gaと足型支持部材Gbとの端部に交
互に順次掛け渡して連結せしめ、前記走行部材Gaと足
型支持部材Gbとが交叉する一部に空隙部16を設け、
該空隙部には走行部材Gaと足型支持部材Gbとの開閉
具合を調整するための調整板18を備えた間隔調整部材
Gcを、走行部材Ga上には中央部より適宜に離れた位
置に、交互に掛け渡しして回動自在で且つ間隔調整部材
Gcの長孔17に沿って長さ方向に移動可能に連結せし
めている。更に走行部材Gaの後端部の下部に、第2リ
ング歯車の円周面に設けた係合部材と係合する係合受け
部材4bを取付けている。そして、前記走行部材Gaを
拡開状態にせしめた時、複数個の足型支持部材Gbが等
間隔で且つ軌道3の進行方向に対して直角状態となり、
前記走行部材Gaを集合状態にせしめた時、隣接する走
行部材Gaが密着して足型支持部材Gbが軌道3の進行
方向に対して直角状態となり、走行部材Gaが軌道3の
円弧部を走行する時、複数個の走行部材下部の案内部材
5が円弧部のガイド部6に沿って自在に且つ等間隔で走
行可能に設けた伸縮自在な一連のパンタグラフ機構を構
成し、第2リング歯車の円周面に設けた係合部材が係合
受け部材4bに係合し、該係合部材の移動によりキャリ
ッジGを集合状態で次工程位置へと搬送するようにした
ものである。
【0011】円形軌道Iは、図1、図6に示すように、
セット室Aに出入り可能な分離軌道3aを含んでいるリ
ング状の円盤の軌道3の中央部に、その円周に沿って溝
を形成したキャリッジ搬送ガイド部6を設け、該溝部は
キャリッジ案内部材5のローラ8が遊合でき、しかも、
該溝部は少なくとも靴下装着工程位置Eでは一部直線部
6aを含んだ軌道を構成し、その他の部分では円形状
(円形部6b)に形成したものである。そして、分離軌
道3aは、図1、図12に示すように、固定台20上に
支持された軌道支持台21上に支持枠22にて水平状態
に固定したものである。また、分離軌道3aは、図11
に示すように、セット室Aの扉Aaに水平状態で支持さ
れ、該扉の移動につれて軌道3より離れセット室の容器
Ab内に搬入され、扉Aaが元位置に復帰すると軌道3
に接合するよう構成したものである。なお、円形軌道I
は、本実施例では靴下抜取り工程C位置の軌道のガイド
部6を直線状に形成しているが、このようにすると靴下
の抜取りが容易となり、装置も複雑にならず好ましい
が、例えば、靴下抜取り工程位置の軌道のガイド部6を
円形状にしてもよく、要は、靴下装着工程位置では一部
直線部のガイド部を含んだ軌道を構成しておればよく、
本発明は本実施例には限定されない。
セット室Aに出入り可能な分離軌道3aを含んでいるリ
ング状の円盤の軌道3の中央部に、その円周に沿って溝
を形成したキャリッジ搬送ガイド部6を設け、該溝部は
キャリッジ案内部材5のローラ8が遊合でき、しかも、
該溝部は少なくとも靴下装着工程位置Eでは一部直線部
6aを含んだ軌道を構成し、その他の部分では円形状
(円形部6b)に形成したものである。そして、分離軌
道3aは、図1、図12に示すように、固定台20上に
支持された軌道支持台21上に支持枠22にて水平状態
に固定したものである。また、分離軌道3aは、図11
に示すように、セット室Aの扉Aaに水平状態で支持さ
れ、該扉の移動につれて軌道3より離れセット室の容器
Ab内に搬入され、扉Aaが元位置に復帰すると軌道3
に接合するよう構成したものである。なお、円形軌道I
は、本実施例では靴下抜取り工程C位置の軌道のガイド
部6を直線状に形成しているが、このようにすると靴下
の抜取りが容易となり、装置も複雑にならず好ましい
が、例えば、靴下抜取り工程位置の軌道のガイド部6を
円形状にしてもよく、要は、靴下装着工程位置では一部
直線部のガイド部を含んだ軌道を構成しておればよく、
本発明は本実施例には限定されない。
【0012】キャリッジ第1搬送手段Jは、図1、図
5、図6に示すように、円形軌道Iに沿って回動可能に
設けた第1リング歯車24と、該第1リング歯車を回転
させる第1駆動装置25と、該第1リング歯車24に取
付けられ一方クラッチ機構を備えた送り爪28とより構
成したものである。そして、第1駆動装置25を作動さ
せて第1リング歯車24を回転させ、送り爪28を移動
させて靴下抜取り工程位置Cで集合静止せしめた一群の
キャリッジGを靴下装着工程の手前位置Dへと搬送した
後、元位置に復帰するようにしたものである。
5、図6に示すように、円形軌道Iに沿って回動可能に
設けた第1リング歯車24と、該第1リング歯車を回転
させる第1駆動装置25と、該第1リング歯車24に取
付けられ一方クラッチ機構を備えた送り爪28とより構
成したものである。そして、第1駆動装置25を作動さ
せて第1リング歯車24を回転させ、送り爪28を移動
させて靴下抜取り工程位置Cで集合静止せしめた一群の
キャリッジGを靴下装着工程の手前位置Dへと搬送した
後、元位置に復帰するようにしたものである。
【0013】第1リング歯車24は、図5、図6に示す
ように、円形軌道Iの下方で且つ該円形軌道に沿わせ
て、断面をT字状で且つその外周面を外歯車に形成した
もので、軌道支持台21の外側円弧溝部に挿入され、該
軌道支持台の摺動面を回動可能に支持したものである。
ように、円形軌道Iの下方で且つ該円形軌道に沿わせ
て、断面をT字状で且つその外周面を外歯車に形成した
もので、軌道支持台21の外側円弧溝部に挿入され、該
軌道支持台の摺動面を回動可能に支持したものである。
【0014】第1駆動装置25は、図5、図6に示すよ
うに、第1リング歯車24に小歯車26を噛み合わせ、
該小歯車はモータ27の出力軸に軸着し、該モータは軌
道支持台21に取付けられている。そして、モータ27
の作動により小歯車26を介して第1リング歯車24を
正逆回転できるよう構成したものである。
うに、第1リング歯車24に小歯車26を噛み合わせ、
該小歯車はモータ27の出力軸に軸着し、該モータは軌
道支持台21に取付けられている。そして、モータ27
の作動により小歯車26を介して第1リング歯車24を
正逆回転できるよう構成したものである。
【0015】送り爪28は、図5、図7に示すように、
第1リング歯車24の上面で靴下抜取り工程位置Cで集
合静止せしめた一群のキャリッジGの案内部材5の後端
部に係合可能に取付けたもので、第1リング歯車24の
上面にリミットスイッチ用カムを備えた爪ベース30を
固着させ、該爪ベース上にはリターン用スプリング31
を内臓させた爪32を設け、更に、該爪と爪ベース30
を支持軸33にて挿通し、爪32は外力の解除によりス
プリング31に抗して倒れ、また、外力の解除によりス
プリング31の復帰作用によって元位置に復帰するよう
にしたものである。即ち、キャリッジGの進行方向には
係合し、逆方向にはキャリッジの案内部材5に当接して
倒れ係合しない一方クラッチ機構を構成したものであ
る。また、軌道支持台21の上面で且つ送り爪28を停
止させたい位置に検出器34を取付けている。そして、
第1リング歯車24の回転移動により、送り爪28を靴
下抜取り工程位置Cで集合静止せしめた一群のキャリッ
ジGの後端部から靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリ
ッジGを靴下装着工程の手前位置Dへと移動させ、検出
器34にて停止し、更に逆転して元位置に復帰するよう
にしたものである。
第1リング歯車24の上面で靴下抜取り工程位置Cで集
合静止せしめた一群のキャリッジGの案内部材5の後端
部に係合可能に取付けたもので、第1リング歯車24の
上面にリミットスイッチ用カムを備えた爪ベース30を
固着させ、該爪ベース上にはリターン用スプリング31
を内臓させた爪32を設け、更に、該爪と爪ベース30
を支持軸33にて挿通し、爪32は外力の解除によりス
プリング31に抗して倒れ、また、外力の解除によりス
プリング31の復帰作用によって元位置に復帰するよう
にしたものである。即ち、キャリッジGの進行方向には
係合し、逆方向にはキャリッジの案内部材5に当接して
倒れ係合しない一方クラッチ機構を構成したものであ
る。また、軌道支持台21の上面で且つ送り爪28を停
止させたい位置に検出器34を取付けている。そして、
第1リング歯車24の回転移動により、送り爪28を靴
下抜取り工程位置Cで集合静止せしめた一群のキャリッ
ジGの後端部から靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリ
ッジGを靴下装着工程の手前位置Dへと移動させ、検出
器34にて停止し、更に逆転して元位置に復帰するよう
にしたものである。
【0016】キャリッジ第2搬送手段Kは、図1、図
5、図6、図8に示すように、円形軌道Iの下方位置で
且つキャリッジ第1搬送手段Jの内方に設けたもので、
円形軌道Iに沿って回動可能に設けた第2リング歯車3
6と、該第2リング歯車を回転させる第2駆動装置37
と、該第2リング歯車に等分に取付けられキャリッジG
と係合離脱する複数個の係合部材40と、該係合部材を
案内しローラ落しレール44bを含んでいる案内軌道4
4と、ローラ落しレール44bにより下降した係合部材
40を上昇させてキャリッジGに係合させる上下案内機
構47と、より構成したものである。そして、第2リン
グ歯車36の回転により係合部材40を案内軌道44に
沿って移動させ、靴下抜取り工程位置Cにて係合部材4
0を下降させてキャリッジGと離脱させ、セット室の手
前位置Fにて上下案内機構47によって係合部材40を
上昇させキャリッジGに係合させ、集合状態のキャリッ
ジGを同時に次工程位置に搬送するようにしたものであ
る。
5、図6、図8に示すように、円形軌道Iの下方位置で
且つキャリッジ第1搬送手段Jの内方に設けたもので、
円形軌道Iに沿って回動可能に設けた第2リング歯車3
6と、該第2リング歯車を回転させる第2駆動装置37
と、該第2リング歯車に等分に取付けられキャリッジG
と係合離脱する複数個の係合部材40と、該係合部材を
案内しローラ落しレール44bを含んでいる案内軌道4
4と、ローラ落しレール44bにより下降した係合部材
40を上昇させてキャリッジGに係合させる上下案内機
構47と、より構成したものである。そして、第2リン
グ歯車36の回転により係合部材40を案内軌道44に
沿って移動させ、靴下抜取り工程位置Cにて係合部材4
0を下降させてキャリッジGと離脱させ、セット室の手
前位置Fにて上下案内機構47によって係合部材40を
上昇させキャリッジGに係合させ、集合状態のキャリッ
ジGを同時に次工程位置に搬送するようにしたものであ
る。
【0017】第2リング歯車36は、図5、図6に示す
ように、軌道支持台21上の第1リング歯車24の内周
に沿って回転自在に支持すると共に軌道支持台21の内
側円弧溝部に挿入され、該軌道支持台21の摺動面を回
動可能に支持したもので、第2リング歯車36の内周面
には係合部材40を等分して取付けたものである。
ように、軌道支持台21上の第1リング歯車24の内周
に沿って回転自在に支持すると共に軌道支持台21の内
側円弧溝部に挿入され、該軌道支持台21の摺動面を回
動可能に支持したもので、第2リング歯車36の内周面
には係合部材40を等分して取付けたものである。
【0018】第2駆動装置37は、図5、図6に示すよ
うに、第2リング歯車36に小歯車38を噛み合わせ、
該小歯車はモータ39の出力軸に軸着し、該モータは軌
道支持台21に取付けたものである。
うに、第2リング歯車36に小歯車38を噛み合わせ、
該小歯車はモータ39の出力軸に軸着し、該モータは軌
道支持台21に取付けたものである。
【0019】係合部材40は、図5、図6に示すよう
に、第2リング歯車36の内周面に回動ピン41を、腕
42の一端部を支点として回動可能に取付けると共に該
腕の先端部には係止片40aを垂直状に固着し、更に、
水平方向には前記係止片40aの位置を保持するローラ
45を軸支して軌道支持台21に設けられた円形状の案
内突縁44aを含む案内軌道44上を転動できるよう設
けたものである。
に、第2リング歯車36の内周面に回動ピン41を、腕
42の一端部を支点として回動可能に取付けると共に該
腕の先端部には係止片40aを垂直状に固着し、更に、
水平方向には前記係止片40aの位置を保持するローラ
45を軸支して軌道支持台21に設けられた円形状の案
内突縁44aを含む案内軌道44上を転動できるよう設
けたものである。
【0020】案内軌道44は、図5、図6、図8に示す
ように、軌道支持台21上の円周上にローラ45が転動
する案内突縁44aを設けると共に、靴下抜取り工程位
置Cからセット室の手前位置FでキャリッジGが集合さ
れる位置まで係合部材40を案内するローラ45を下降
させるローラ落しレール44bを備えたものである。
ように、軌道支持台21上の円周上にローラ45が転動
する案内突縁44aを設けると共に、靴下抜取り工程位
置Cからセット室の手前位置FでキャリッジGが集合さ
れる位置まで係合部材40を案内するローラ45を下降
させるローラ落しレール44bを備えたものである。
【0021】上下案内機構47は、図8に示すように、
係合部材40を案内するローラ45を上昇させるもの
で、離接レール44cをシリンダ48で上下動可能に支
持し、上昇点で前記案内突縁44aと接合でき、下降点
でローラ落しレール44bに接合できるよう設けたもの
で、靴下抜取り工程位置Cではローラ45が下降して係
合部材の係止片40aがキャリッジGより離脱し、セッ
ト室の手前位置Fではローラ45は離接レール44cに
案内され、キャリッジGが集合される信号によりシリン
ダ48が作動してローラ45を上昇させ、係合部材40
の係止片40aが軌道3上のキャリッジGの後端部の下
部(後部走行板の下部)に係合できるよう構成したもの
である。
係合部材40を案内するローラ45を上昇させるもの
で、離接レール44cをシリンダ48で上下動可能に支
持し、上昇点で前記案内突縁44aと接合でき、下降点
でローラ落しレール44bに接合できるよう設けたもの
で、靴下抜取り工程位置Cではローラ45が下降して係
合部材の係止片40aがキャリッジGより離脱し、セッ
ト室の手前位置Fではローラ45は離接レール44cに
案内され、キャリッジGが集合される信号によりシリン
ダ48が作動してローラ45を上昇させ、係合部材40
の係止片40aが軌道3上のキャリッジGの後端部の下
部(後部走行板の下部)に係合できるよう構成したもの
である。
【0022】そして、ローラ45が上昇すると、係止片
40aはキャリッジGと係合し、下降するとその係合が
解かれるが、前記案内突縁44a上ではキャリッジGと
係合してキャリッジGが搬送でき、ローラ落しレール4
4b上ではローラ45の下降によってキャリッジGの係
合が解かれ、キャリッジGは係合部材40が移動するに
もかかわらず静止している。従って、第2駆動装置37
を作動させることにより、第2リング歯車36を回転さ
せ係合部材40を移動させて、セット室の手前位置Fの
集合状態のキャリッジGと、セット室Aの集合状態のキ
ャリッジGと、乾燥室B内の集合状態のキャリッジGと
を同時に次工程位置へ搬送するようにしたものである。
40aはキャリッジGと係合し、下降するとその係合が
解かれるが、前記案内突縁44a上ではキャリッジGと
係合してキャリッジGが搬送でき、ローラ落しレール4
4b上ではローラ45の下降によってキャリッジGの係
合が解かれ、キャリッジGは係合部材40が移動するに
もかかわらず静止している。従って、第2駆動装置37
を作動させることにより、第2リング歯車36を回転さ
せ係合部材40を移動させて、セット室の手前位置Fの
集合状態のキャリッジGと、セット室Aの集合状態のキ
ャリッジGと、乾燥室B内の集合状態のキャリッジGと
を同時に次工程位置へ搬送するようにしたものである。
【0023】キャリッジ個別間欠搬送手段Lは、図9、
図10に示すように、靴下装着工程位置Cにおけるガイ
ド部の直線部6aを含む円形軌道Iの下方部で且つ軌道
3に沿って適宜な間隔でもってスプロケツト50a、ス
プロケツト50b、スプロケツト50c、スプロケツト
50d、スプロケツト50e、スプロケツト50fを水
平状態にして回動自在に軸着し、該円形軌道の下方部外
部位置の一方にはスプロケツト51aを回動自在に軸着
配置し、他方部位置にはモータ52の出力軸を上方に向
けて配設すると共に該モータの出力軸にはスプロケツト
52aを軸着し、前記各スプロケツトは無端チェーン5
3にて掛け渡され、該チェーンが一部直線部を含む円形
軌道Iに沿って移動するよう設けている。更に、前記チ
ェーン53には複数個の個別送り爪54を等間隔にてキ
ャリッジGの案内部材5に係合できるよう取付けてい
る。そして、モータ52の作動によりスプロケツト52
aを回転させてチェーン53を移動させ、該チェーンに
取付けている個別送り爪54が靴下装着工程の手前位置
Dの一群のキャリッジGの先頭部の案内部材5に係合
し、所要の間隔まで搬送してモータ52の作動を止め
る。次いで、一定時間(靴下を足型に装着する時間)経
過後、モータ52を作動させチェーン53の移動につれ
て個別送り爪54が次のキャリッジGの案内部材5に係
合してキャリッジGを送り出し、次々と間欠的にキャリ
ッジGを送り出し軌道3上に等間隔に拡散させる。そし
て、拡散されたキャリッジGはチェーン53の軌道終端
部位置にて次々と集合させるよう構成したものである。
図10に示すように、靴下装着工程位置Cにおけるガイ
ド部の直線部6aを含む円形軌道Iの下方部で且つ軌道
3に沿って適宜な間隔でもってスプロケツト50a、ス
プロケツト50b、スプロケツト50c、スプロケツト
50d、スプロケツト50e、スプロケツト50fを水
平状態にして回動自在に軸着し、該円形軌道の下方部外
部位置の一方にはスプロケツト51aを回動自在に軸着
配置し、他方部位置にはモータ52の出力軸を上方に向
けて配設すると共に該モータの出力軸にはスプロケツト
52aを軸着し、前記各スプロケツトは無端チェーン5
3にて掛け渡され、該チェーンが一部直線部を含む円形
軌道Iに沿って移動するよう設けている。更に、前記チ
ェーン53には複数個の個別送り爪54を等間隔にてキ
ャリッジGの案内部材5に係合できるよう取付けてい
る。そして、モータ52の作動によりスプロケツト52
aを回転させてチェーン53を移動させ、該チェーンに
取付けている個別送り爪54が靴下装着工程の手前位置
Dの一群のキャリッジGの先頭部の案内部材5に係合
し、所要の間隔まで搬送してモータ52の作動を止め
る。次いで、一定時間(靴下を足型に装着する時間)経
過後、モータ52を作動させチェーン53の移動につれ
て個別送り爪54が次のキャリッジGの案内部材5に係
合してキャリッジGを送り出し、次々と間欠的にキャリ
ッジGを送り出し軌道3上に等間隔に拡散させる。そし
て、拡散されたキャリッジGはチェーン53の軌道終端
部位置にて次々と集合させるよう構成したものである。
【0024】キャリッジ着脱手段Mは、図11、図12
に示すように、円形軌道Iにおける分離軌道3aの下方
部に、断面をコの字状の溝に形成して係合部材40のロ
ーラ45が遊合できる第2案内軌道56を設け、該第2
案内軌道56の一端部は軌道支持台21より突設したホ
ルダー57にて支持されたピン58を支点として回動自
在に設けると共に、該第2案内軌道56の下端部はリン
クピン59を固着し、該リンクピンにはシリンダ60の
ピストンロッド部60aを回動自在に連結せしめてい
る。更に、該シリンダ60の他の一端部を靴下仕上機の
固定台20に回動可能に取付けている。そして、シリン
ダ60の作動により前記係合部材40のローラ45を遊
合せしめている第2案内軌道56を上下動させて、係合
部材40の係止片40aが、図12に示すように、分離
軌道3a上に集合静止しているキャリッジGと係合離脱
できるよう構成したものである。
に示すように、円形軌道Iにおける分離軌道3aの下方
部に、断面をコの字状の溝に形成して係合部材40のロ
ーラ45が遊合できる第2案内軌道56を設け、該第2
案内軌道56の一端部は軌道支持台21より突設したホ
ルダー57にて支持されたピン58を支点として回動自
在に設けると共に、該第2案内軌道56の下端部はリン
クピン59を固着し、該リンクピンにはシリンダ60の
ピストンロッド部60aを回動自在に連結せしめてい
る。更に、該シリンダ60の他の一端部を靴下仕上機の
固定台20に回動可能に取付けている。そして、シリン
ダ60の作動により前記係合部材40のローラ45を遊
合せしめている第2案内軌道56を上下動させて、係合
部材40の係止片40aが、図12に示すように、分離
軌道3a上に集合静止しているキャリッジGと係合離脱
できるよう構成したものである。
【0025】次に、その作用を説明する。最初に、靴下
仕上機における円形軌道Iに沿って、足型1を立設支持
する5群のキャリッジGを、図1に示すように、セット
室A、乾燥室B、靴下抜取り工程(装置)位置C、靴下
装着工程の手前位置Dに集合状態で静止せしめ、靴下装
着工程位置Eでは、均等に拡散させ拡散状態で間欠的に
静止せしめ、更に集合させている状態となっている。
仕上機における円形軌道Iに沿って、足型1を立設支持
する5群のキャリッジGを、図1に示すように、セット
室A、乾燥室B、靴下抜取り工程(装置)位置C、靴下
装着工程の手前位置Dに集合状態で静止せしめ、靴下装
着工程位置Eでは、均等に拡散させ拡散状態で間欠的に
静止せしめ、更に集合させている状態となっている。
【0026】そして、図9に示すキャリッジ個別間欠搬
送手段Lのモータ52を作動させてスプロケツト52a
を回転させ、チェーン53を移動させ、該チェーンに取
付けている個別送り爪54が靴下装着工程の手前位置D
に在する一群のキャリッジGの先頭部の案内部材5に係
合して所要の間隔まで搬送した後、モータ53の作動を
止める。次いで、一定時間(靴下を足型に装着する時
間)経過後、モータ53を再び作動させチェーン53の
移動につれて個別送り爪54が次のキャリッジGの案内
部材5に係合してキャリッジGを送り出し、次々と間欠
的にキャリッジGを送り出し軌道3上に等間隔に拡散さ
せる。そして、キャリッジGの停止中、軌道ガイド部の
直線部6aに在するキャリッジG上の2枚1組の合せ型
足型1に未処理の靴下2を靴下装着装置(図示していな
い)により装着する。次いで、靴下が装着され拡散され
たキャリッジGはチェーン53の軌道終端部位置にて次
々と集合させる。なお、キャリッジ個別間欠搬送手段L
の間欠運転は、他の搬送手段の運転と並行して絶えず運
転されており、靴下2の足型1への装着が行なわれてい
る。
送手段Lのモータ52を作動させてスプロケツト52a
を回転させ、チェーン53を移動させ、該チェーンに取
付けている個別送り爪54が靴下装着工程の手前位置D
に在する一群のキャリッジGの先頭部の案内部材5に係
合して所要の間隔まで搬送した後、モータ53の作動を
止める。次いで、一定時間(靴下を足型に装着する時
間)経過後、モータ53を再び作動させチェーン53の
移動につれて個別送り爪54が次のキャリッジGの案内
部材5に係合してキャリッジGを送り出し、次々と間欠
的にキャリッジGを送り出し軌道3上に等間隔に拡散さ
せる。そして、キャリッジGの停止中、軌道ガイド部の
直線部6aに在するキャリッジG上の2枚1組の合せ型
足型1に未処理の靴下2を靴下装着装置(図示していな
い)により装着する。次いで、靴下が装着され拡散され
たキャリッジGはチェーン53の軌道終端部位置にて次
々と集合させる。なお、キャリッジ個別間欠搬送手段L
の間欠運転は、他の搬送手段の運転と並行して絶えず運
転されており、靴下2の足型1への装着が行なわれてい
る。
【0027】次いで、靴下装着工程の手前位置Dに集合
状態で静止せしめている一群のキャリッジGが靴下装着
工程位置Eに送り出されると、図5、図6に示すキャリ
ッジ第1搬送手段Jの第1駆動装置25を作動させて第
1リング歯車24を回転させ、送り爪28を靴下抜取り
工程位置Cに在する一群のキャリッジGの案内部材5の
後端部に係合させ、図5の実線の矢印で示す方向に押送
して、靴下抜取り工程位置Cの集合状態のキャリッジG
を靴下装着工程の手前位置Dへ搬送した後、第1駆動装
置25を逆作動させて送り爪28を元位置に復帰させ
る。
状態で静止せしめている一群のキャリッジGが靴下装着
工程位置Eに送り出されると、図5、図6に示すキャリ
ッジ第1搬送手段Jの第1駆動装置25を作動させて第
1リング歯車24を回転させ、送り爪28を靴下抜取り
工程位置Cに在する一群のキャリッジGの案内部材5の
後端部に係合させ、図5の実線の矢印で示す方向に押送
して、靴下抜取り工程位置Cの集合状態のキャリッジG
を靴下装着工程の手前位置Dへ搬送した後、第1駆動装
置25を逆作動させて送り爪28を元位置に復帰させ
る。
【0028】そして、セット室の手前位置Fではローラ
45は離接レール44cに案内されており、セット室の
手前位置Fへと押送されているキャリッジGがセット室
の手前位置Fに集合される信号により上下案内機構47
のシリンダ48を作動させてローラ45を上昇させ、係
合部材40の係止片40aが軌道3上のキャリッジGの
後端部の下部(後部走行板の下部)に係合すると共に該
ローラ45は案内突縁44a上に進入可能な状態とな
る。
45は離接レール44cに案内されており、セット室の
手前位置Fへと押送されているキャリッジGがセット室
の手前位置Fに集合される信号により上下案内機構47
のシリンダ48を作動させてローラ45を上昇させ、係
合部材40の係止片40aが軌道3上のキャリッジGの
後端部の下部(後部走行板の下部)に係合すると共に該
ローラ45は案内突縁44a上に進入可能な状態とな
る。
【0029】次いで、セットが終了すると、扉Aaが開
き分離軌道3aを元位置に復帰させると共にキャリッジ
第1搬送手段Jの第1駆動装置25に作動信号を送る。
次いで、分離軌道3aが元位置に復帰すると、その信号
でキヤリツジ着脱手段Mのシリンダ60を逆作動させて
ローラ45を上昇させ、係合部材40の係止片40a
を、図12に示すように、キャリッジGに係合させて次
のキャリッジ第1搬送手段Jの作動準備が完了する。
き分離軌道3aを元位置に復帰させると共にキャリッジ
第1搬送手段Jの第1駆動装置25に作動信号を送る。
次いで、分離軌道3aが元位置に復帰すると、その信号
でキヤリツジ着脱手段Mのシリンダ60を逆作動させて
ローラ45を上昇させ、係合部材40の係止片40a
を、図12に示すように、キャリッジGに係合させて次
のキャリッジ第1搬送手段Jの作動準備が完了する。
【0030】なお、靴下装着工程位置における直線部軌
道のキャリッジ搬送ガイド部に在するキャリッジに立設
支持せしめた2枚1組の合せ型足型に未処理の靴下を装
着する靴下装着装置として、本出願人が先に開発した特
願平6ー216514号、特願平6ー261149号記
載の装置を用いると本発明装置が有効に活用できる。
道のキャリッジ搬送ガイド部に在するキャリッジに立設
支持せしめた2枚1組の合せ型足型に未処理の靴下を装
着する靴下装着装置として、本出願人が先に開発した特
願平6ー216514号、特願平6ー261149号記
載の装置を用いると本発明装置が有効に活用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成しているか
ら、2枚1組の合せ型足型が直線部軌道のキャリッジ搬
送ガイド部に対して直角に且つ平行状態になつているた
め、従来、2枚の足型の軌道に対する角度が異なるとい
うことが無くなり、従って靴下の足型への装着が容易と
なり、靴下装着装置がシンプルとなる。更に、靴下装着
工程位置におけるキャリッジの搬送を拡散状態で間歇移
動できるようにしているため、従来、拡散状態で静止せ
しめているキャリッジ上の足型に靴下を装着する場合、
次の足型へは靴下装着装置をその足型の位置へ移動しな
ければならないという複雑な移動機構を用いるという問
題も解消される。また、直線部軌道に2枚1組の合せ型
足型を複数組拡散静止させるようにしているため、2枚
1組の同じ装着装置を複数組並列して設けることが可能
となり、靴下仕上機においてネックとされていた靴下の
装着が複数組同時にでき、生産性向上が期待できる。
ら、2枚1組の合せ型足型が直線部軌道のキャリッジ搬
送ガイド部に対して直角に且つ平行状態になつているた
め、従来、2枚の足型の軌道に対する角度が異なるとい
うことが無くなり、従って靴下の足型への装着が容易と
なり、靴下装着装置がシンプルとなる。更に、靴下装着
工程位置におけるキャリッジの搬送を拡散状態で間歇移
動できるようにしているため、従来、拡散状態で静止せ
しめているキャリッジ上の足型に靴下を装着する場合、
次の足型へは靴下装着装置をその足型の位置へ移動しな
ければならないという複雑な移動機構を用いるという問
題も解消される。また、直線部軌道に2枚1組の合せ型
足型を複数組拡散静止させるようにしているため、2枚
1組の同じ装着装置を複数組並列して設けることが可能
となり、靴下仕上機においてネックとされていた靴下の
装着が複数組同時にでき、生産性向上が期待できる。
【図1】本発明を実施する装置の一実施例で、全体の構
成を示す簡略上面図。
成を示す簡略上面図。
【図2】本発明を実施する装置に用いる足型のキャリツ
ジの拡散した状態を示す概略上面図。
ジの拡散した状態を示す概略上面図。
【図3】本発明を実施する装置に用いる足型のキャリツ
ジの集合した状態を示す概略上面図。
ジの集合した状態を示す概略上面図。
【図4】本発明を実施する装置に用いる足型のキャリツ
ジの一部破断した概略側面図。
ジの一部破断した概略側面図。
【図5】本発明を実施する装置でキャリッジ第1搬送手
段及びキャリッジ第2搬送手段の一部破断した概略上面
図。
段及びキャリッジ第2搬送手段の一部破断した概略上面
図。
【図6】図5をXーX断面し、且つ円形軌道、足型のキ
ャリッジを含んで表わしたもので、キャリッジ第1搬送
手段及びキャリッジ第2搬送手段の概略断面図。
ャリッジを含んで表わしたもので、キャリッジ第1搬送
手段及びキャリッジ第2搬送手段の概略断面図。
【図7】本発明を実施する装置で、キャリッジ第1搬送
手段の送り爪の構成を示す断面図。
手段の送り爪の構成を示す断面図。
【図8】本発明を実施する装置でキャリッジ第2搬送手
段における上下案内機構の構成を示したもので、一部破
断した円形軌道の内方から視た図。
段における上下案内機構の構成を示したもので、一部破
断した円形軌道の内方から視た図。
【図9】本発明を実施する装置でキャリッジ個別間欠搬
送手段の概略上面図。
送手段の概略上面図。
【図10】本発明を実施する装置でキャリッジ個別間欠
搬送手段の一部破断した概略側面図。
搬送手段の一部破断した概略側面図。
【図11】本発明を実施する装置で分離軌道上のキャリ
ッジとキャリッジ着脱手段の第2案内軌道との位置的関
係を示す概略上面図。
ッジとキャリッジ着脱手段の第2案内軌道との位置的関
係を示す概略上面図。
【図12】図11のYーY視図で、キャリッジ着脱手段
の構成を示す図。
の構成を示す図。
A セット室 Aa 扉 B 乾燥室 C 靴下抜取り工程位置 D 靴下装着工程の手前位置 E 靴下装着工程 F セット室の手前位置 G キャリッジ Ga 走行部材 Gb 足型支持部材 Gc 間隔調整部材 I 円形軌道 J キャリッジ第1搬送手段 K キャリッジ第2搬送手段 L キャリッジ個別間歇搬送手段 M キャリッジ着脱手段 1 足型 2 靴下 3 軌道 3a 分離軌道 4 走行板 4b 係合受け部材 5 案内部材 6 ガイド部(キャリッジ搬送ガイド部) 6a ガイド部の直線部 6b ガイド部の円形部 7 鍔付軸 8 ローラ 10 足型支持板 13 押えレバー 14 ピン 16 空隙部 17 長孔 18 調整板 19 ピン 20 固定台 21 軌道支持台 22 支持枠 24 第1リング歯車 25 第1駆動装置 26 小歯車 27 モータ 28 送り爪 30 爪ベース 31 スプリング 32 爪 33 支持軸 34 検出器 36 第2リング歯車 37 第2駆動装置 38 小歯車 39 モータ 40 係合部材 40a 係止片 41 回動ピン 42 腕 44 案内軌道 44a 案内突縁 44b ローラ落しレール 44c 離接レール 45 ローラ 47 上下案内機構 48 シリンダ 50a スプロケツト 50b スプロケツト 50c スプロケツト 50d スプロケツト 50e スプロケツト 51a スプロケツト 52 モータ 52a スプロケツト 53 チェーン 54 個別送り爪 56 第2案内軌道 57 ホルダー 58 ピン 59 リンクピン 60 シリンダ 60a ピストンロッド部
Claims (2)
- 【請求項1】 キャリッジ個別間欠搬送手段Lを作動さ
せて個別送り爪54を移動させ、靴下装着工程の手前位
置Dの一群のキャリッジGの先頭部より1個ずつ等間隔
に拡散させて靴下装着工程位置Eに間欠的に送り出し、
更にセット室の手前位置Fへと集合させながら、靴下装
着工程の手前位置Dに在するキャリッジGが送り出され
ると、 キャリッジ第1搬送手段Jを作動させて送り爪28を移
動させ、靴下抜取り工程位置Cの集合状態のキャリッジ
Gを靴下装着工程の手前位置Dへと搬送した後、送り爪
28を元位置に復帰させ、 一群のキャリッジGがセット室の手前位置Fに集合され
ると、 上下案内機構47を作動させて係合部材40を上昇さ
せ、セット室の手前位置Fに集合されたキャリッジGの
後端部に係合させ、 次いで、キャリッジ第2搬送手段Kを作動させて係合部
材40を移動させ、該係合部材に係合せしめたセット室
の手前位置Fに集合されたキャリッジGをセット室Aの
分離軌道3a上へ、セット室の分離軌道3a上の集合状
態のキャリッジGを乾燥室B内へ、乾燥室B内の集合状
態のキャリッジGを靴下抜取り工程位置Cへと同時に搬
送し、 セット室Aの分離軌道3a上に搬送されたキャリッジG
は、キャリッジ着脱手段Mの作動により係合部材40を
下降させてキャリッジGの係合を解き、 次いで、該キャリッジGはセット室A内に収容されて靴
下2のセットを行ない、乾燥室Bでは靴下2の乾燥を、
靴下抜取り工程位置Cでは乾燥された靴下2を足型1か
ら抜取り、靴下装着工程位置Eでは靴下2を足型1に装
着し、セットが終了すると、 分離軌道3aは元位置に復帰し、次いで、キャリッジ着
脱手段Mを逆作動させ係合部材40を上昇させてキャリ
ッジGの後端部に係合させる、動作を反復して行なうよ
うにした靴下仕上機における足型キャリッジの搬送方
法。 - 【請求項2】 円形軌道I上にセット室の手前位置F、
セット室A、乾燥室B、靴下抜取り工程C、靴下装着工
程の手前位置D、靴下装着工程Eを一巡するよう配設し
た靴下仕上機において、 前記セット室Aに出入り可能な分離軌道3aを備え且つ
キャリッジ搬送ガイド部6を設け、少なくとも靴下装着
工程位置Eの軌道を一部直線状に形成しているキャリッ
ジ搬送のガイド部6aを備えている円形軌道Iを、水平
状態にして支持せしめ、 前記円形軌道I上には足型1を立設支持した2枚1組の
合せ型足型1が直線部のガイド部6aに対して直角に且
つ平行状態になる複数組のキャリッジG群を、セット室
の手前位置F、セット室A、乾燥室B、靴下抜取り工程
位置Cでは集合状態にして静止せしめ、靴下装着工程位
置Eでは、均等に拡散させ拡散状態で間欠的に静止せし
め更に集合させて静止させるよう配列し、 前記円形軌道Iの下方で且つ該円形軌道に沿わせて、第
1リング歯車24を回転可能に支持せしめると共に該第
1リング歯車にはキャリッジGの進行方向には係合し、
逆方向には係合しない機構を設けた送り爪28を、前記
靴下抜取り工程位置Cで集合静止せしめた一群のキャリ
ッジGの案内部材5の後端部と係合可能に設け、前記第
1リング歯車24の回動により送り爪28を移動させ
て、靴下抜取り工程位置Cの一群のキャリッジGを靴下
装着工程の手前位置Dへ集合状態で移動させるキャリッ
ジ第1搬送手段Jと、 前記第1リング歯車24の内方に第2リング歯車36を
回転可能に支持せしめ、該第2リング歯車の円周面には
複数個の係合部材40を案内軌道44に沿って等分して
上下可能に配設し、該案内軌道は靴下抜取り工程位置C
の一群のキャリッジGの後端部位置からセット室の手前
位置Fまでは係合部材40が下降してキャリッジGの後
端部の係合が解放されるよう設け、セット室の手前位置
Fでは係合部材40が上下動する上下案内機構47を設
け、その他の位置では係合部材40が上昇してキャリッ
ジの後端部と係合するよう設け、前記第2リング歯車3
6の回動により係合部材40に係合する複数個のキャリ
ッジG群を次工程位置まで同時に搬送させるキャリッジ
第2搬送手段Kと、 前記靴下装着工程位置Eの軌道を一部直線部を含んだキ
ャリッジ搬送ガイド部6aに沿って、キャリッジGの案
内部材5に係合する個別送り爪54を複数個等間隔に取
付け、靴下装着工程の手前位置Dの一群のキャリッジG
の先頭部より1個ずつ等間隔に間欠的に拡散させ、更に
集合させるキャリッジ個別間欠搬送手段Lと、 前記セット室Aに出入り可能な分離軌道3aの下方に、
前記案内軌道44と接離可能に形成した第2案内軌道5
6を設けると共に該第2案内軌道を係合部材40ととも
に上下動させて、該係合部材を分離軌道3a上のキャリ
ッジGと係合離脱可能に設けたキャリッジ着脱手段M
と、より構成した靴下仕上機における足型キャリッジの
搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33328394A JPH08170267A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 靴下仕上機における足型キャリッジの搬送方法及び 装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33328394A JPH08170267A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 靴下仕上機における足型キャリッジの搬送方法及び 装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08170267A true JPH08170267A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=18264372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33328394A Pending JPH08170267A (ja) | 1994-12-14 | 1994-12-14 | 靴下仕上機における足型キャリッジの搬送方法及び 装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08170267A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103225168A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-07-31 | 宁波慈星股份有限公司 | 一种使横编织机所织的衣身夹入双层衣领之间的方法 |
CN105887314A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-08-24 | 浙江海润精工机械有限公司 | 用于袜机的同步转移装置 |
CN107503065A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-12-22 | 海宁市力天袜业有限公司 | 一种袜子定型机中储袜框的移送机构 |
-
1994
- 1994-12-14 JP JP33328394A patent/JPH08170267A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103225168A (zh) * | 2013-05-13 | 2013-07-31 | 宁波慈星股份有限公司 | 一种使横编织机所织的衣身夹入双层衣领之间的方法 |
CN105887314A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-08-24 | 浙江海润精工机械有限公司 | 用于袜机的同步转移装置 |
CN107503065A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-12-22 | 海宁市力天袜业有限公司 | 一种袜子定型机中储袜框的移送机构 |
CN107503065B (zh) * | 2017-09-12 | 2019-11-01 | 杭州富阳华美五金塑料厂 | 一种袜子定型机中储袜框的移送机构 |
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