JPH07138868A - 靴下の仕上装置 - Google Patents

靴下の仕上装置

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JPH07138868A
JPH07138868A JP30577593A JP30577593A JPH07138868A JP H07138868 A JPH07138868 A JP H07138868A JP 30577593 A JP30577593 A JP 30577593A JP 30577593 A JP30577593 A JP 30577593A JP H07138868 A JPH07138868 A JP H07138868A
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foot
socks
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Toyonori Takamura
豊則 高村
Akira Takemori
昭 竹森
Makoto Nakano
誠 中野
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Takatori Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴下の目視検査からセット仕上げする足型へ
の靴下の供給が連続して自動的に行なえる靴下の仕上装
置を提供する。 【構成】 靴下を装着して目視検査する検査型板30,
30を間歇回転するよう配置し、この型板30,30の
靴下供給位置と足型8,8の受取部に停止する位置との
間に、検査型板30,30の靴下を下降動によって抜取
り、上昇位置でこの検査型板30,30を1回転させる
ことにより、受取部に待機する足型8,8の上部に挿入
する靴下装着プレート65を設け、目視検査後の靴下を
足型8,8へ自動的に供給するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パンティストッキン
グ等の長靴下類(以下、単に靴下と略称する)を足型と
蒸気でセット仕上げする仕上装置、更に詳しくは、足型
に対する靴下の装着及び足型からの靴下の抜取りが自動
的に行なえる仕上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】靴下を蒸気で自動的に仕上げるために最
も普及している靴下仕上装置は、円周上を移動する足型
に靴下を装着し、この足型の移動途中に配置した蒸気セ
ット部でセット処理を施し、次に乾燥炉のヒータで乾燥
処理を施した後、取出し部で足型から靴下を抜取るよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、靴下を自動
的にセット仕上げする場合、仕上工程の前に靴下の良
品,不良品の目視検査が必要になり、従来は目視検査を
仕上工程とは別個に行なっていたため、その分作業工程
が多くなり、能率が悪い分だけ作業コストが高くつくと
いう問題がある。
【0004】また、足型を用いた靴下のセット仕上げに
おいては、足型の上部にかかと部を設け、靴下の足先を
かかと部の形状にセットするのが好ましいが、かかと部
は足型の上下軸線に対して傾斜する形状になるため、靴
下の装着と抜取り作業を円滑に行なうのが困難になり、
かかと部からつま先部分のセットが精度よく行なえない
という問題がある。
【0005】そこでこの発明の課題は、靴下の目視検査
と仕上工程を一連化すると共に、かかと部を有する靴下
の足型への装着及び抜取り作業を自動化することによ
り、該靴下のかかと部からつま先部分のセットまでを確
実に行なえる靴下の仕上装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、適宜な間隔を在した二枚1組
の足型を円周軌道に沿って間歇的に移動するよう配置
し、靴下受取り位置に停止する前記足型と対応する位置
に、靴下を押し縮み状態で挿入して装着する一対の検査
型板を設け、この検査型板と前記足型との間に、上下動
と回動が自在となり、この上下動と回動作用によって検
査型板から靴下を抜取り、その後足型に装着する靴下装
着機構を配置した構成を採用したものである。
【0007】第2の発明は、適宜な間隔を在した二枚1
組の足型を円周軌道に沿って間歇的に移動するよう配置
し、靴下抜取り位置に停止する足型の上部に足型におけ
るかかと部からつま先部分の形状に対応するように傾斜
させた靴下抜取り機構を該かかと部からつま先部方向に
沿って上下動するよう配置し、この靴下抜取り機構に設
けた一対の抜取りロールで足型を挟み、抜取りロールを
足型の形状に沿って倣うように移動させることにより足
型から靴下を抜取るようにした構成を採用したものであ
る。
【0008】なお、対向する足型間の下部の位置に、足
型に装着した靴下のパンティ部を内側に折り込む一対の
折目プレートを開閉動自在に取付け、この折目プレート
の内側縁を波形状に形成することもできる。
【0009】
【作用】[第1の発明]靴下装着機構が上昇位置に待機
する状態で一対の検査型板に靴下を下部から挿入して装
着し、靴下の目視検査を行ない、検査後に靴下装着機構
が下降動し、検査型板から靴下を抜取って保持した後上
昇動し、上昇位置で靴下装着機構が一回転し、その回動
途中で足型の上部に対して靴下を挿入して離反動するこ
とにより、検査型板に装着した靴下を足型へ自動的に受
渡すことができる。
【0010】[第2の発明]靴下抜取り位置に足型が停
止すると、下降位置に待機する靴下抜取機構に設けた一
対の抜取り部材が足型を挟み、抜取り部材を足型に沿っ
て倣うように上昇移動させることにより、かかと部の形
状に沿って足型から靴下を抜取ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0012】図1は仕上装置の全体的な平面図、図2と
図3は同上における足型への靴下装着部分の縦断側面図
であり、ベース台1上にリング状のガイドレール2とそ
の上部に略円形の天板3とが固定され、ガイドレール2
で回動自在に支持されたインターナルギヤ4の内歯歯車
5にモータで駆動される歯車6が噛合し、インターナル
ギヤ4を間歇駆動するようになっている。
【0013】上記インターナルギヤ4上に外周から外方
に突出する多数のブラケット7が円周方向に一定間隔の
配置で固定され、各ブラケット7上には一定の間隔で対
向する足型8,8が起立状に取付けられ、インターナル
ギヤ4は足型8の配置間隔に等しいピッチで間歇的に回
動するように制御され、足型8,8はインターナルギヤ
4の軸心を中心とする円周上を移動することになる。
【0014】図1において、足型8,8は同図反時計方
向へ間歇的に駆動され、各足型8,8の停止位置は、間
歇回転方向に沿って、足型8,8に対する靴下Aの受取
部aと、足型8,8に供給された靴下Aを足型8,8の
全長にわたって挿入する靴下装着部bと、足型8,8に
装着した靴下Aを蒸気によってセット処理する蒸気セッ
ト部cと、セット後の靴下を乾燥炉9によって乾燥させ
る乾燥部dと、乾燥後の靴下Aを足型8,8の上部にた
くし上げるたくし上げ部eと、たくし上げられた靴下A
を足型8,8から抜取る靴下抜取部fに順次設定されて
いる。
【0015】先ず、足型8,8は、図1と図2,図3等
に示すようにインターナルギヤ4に固定したブラケット
7の先端で垂直の軸10を回動自在に支持し、この軸1
0の上端に設けた支持台11上に、一方足型8の下端を
起立状に固定し、この一方足型8の一面側に他方の足型
8を対向させ、両足型8,8の下部を複数のリベット1
2で結合した構造になっている。両足型8と8は、その
上部にかかと部8aとつま先部8bを有する上下に長い
足形状に形成され、軸10を中心に回動自在となるよう
起立している。
【0016】上記垂直の軸10には、ブラケット7の上
部と下部の位置に上部アーム13と下部アーム14が平
面八字状の配置で固定され、上部アーム13の先端に上
部ローラ15と下部アーム14の先端に下部ローラ16
が各々枢止されている。
【0017】前記天板3は、靴下装着部bが終った部分
から足型8,8の移動方向に沿って靴下抜取部fが終っ
た部分の範囲の外周が、インターナルギヤ4と同軸心の
円形縁3aに形成され、この範囲を移動する足型8,8
は上部ローラ15が円形縁3aに当接し、移動方向に平
行する姿勢に保持される。
【0018】また、靴下抜取部fの終った位置から靴下
装着部bが終った部分の範囲には、ベース台1の外周で
足型8,8を支持するブラケット7よりも下方の位置に
溝カム17が設置され、この範囲に移動してきた足型
8,8は下部ローラ16が溝カム17に誘導されて移動
し、この下部ローラ16によって足型8,8に90°の
回転を与え、足型8,8は受取部a及び靴下装着部bに
停止するとき、移動方向と直交する姿勢に保持されるこ
とになる。なお、この範囲における天板3の外周には凹
入状の切り欠け部3bが形成され、上部ローラ15に対
して作用しないようになっている。
【0019】両足型8と8の対向面間で下部の位置に、
足型8,8に装着した靴下Aのパンティ部A1を内側に
折り込むための一対の折目プレート18,19が取付け
られている。
【0020】両折目プレート18,19は、図2,図3
の如く上下に長く、その下端が枢軸20で一方足型8に
枢止されて両足型8,8の対向面間の両側開放端寄りに
配置され、枢軸20を支点に足型8の幅方向に開閉自在
となると共に、ばね21により互に引寄せられて閉じる
方向の弾性が付勢され、ストッパーに当接する閉鎖状態
で足型8の幅内に納まっている。
【0021】両折目プレート18,19の対向する内側
縁は、パンティ部A1を折り込んだとき、パンティ部A1
に対して滑り止が得られるよう波形状に形成され、両折
目プレート18,19の下端部には相反する外側に向け
て突出する屈曲片22,22が連成されている。
【0022】次に、受取部aに停止する足型8,8に対
する外側の位置に、靴下Aを装着して目視検査をする検
査型板機構23が設置され、この検査型板機構23と前
記足型8,8の間に、該機構23の靴下Aを足型8,8
に供給するための靴下装着機構24が設けられている。
【0023】上記検査型板機構23は、図8乃至図12
に示すように、足型8よりも低く、起立状に固定配置し
た支柱25の上端部に平面三角形の固定板26を固定す
ると共に、この固定板26よりも下部の位置に上部切欠
円板27と下部切欠円板28が軸受を介して回動自在に
取付けられている。
【0024】上下の両切欠円板27と28は、共に外周
の三個所に切欠部29が等間隔の配置で設けられ、下部
切欠円板28の各切欠部29内に各々一対の検査型板3
0,30が対向状に配置されている。
【0025】検査型板30,30は、上下に長く下部に
向けて狭幅となり、下端が円形となる二枚の透明板31
を対向させ、両透明板31間の上部両側及び下部両側に
各々プーリ32,33を枢設し、上下のプーリ32と3
3間に各々エンドレスのベルト34を巻回し、両側ベル
ト34,34の外側走行部分を透明板31間の外側へ突
出させている。
【0026】両検査型板30,30は、両切欠円板27
と28間に設けた軸35に上端部の外面側が支持され、
下部切欠円板28から下方に向けて突出していると共
に、両側の上部プーリ32,32と同軸に固定した歯車
36が軸35に固定したベベル歯車37と噛合し、上部
切欠円板27の上面に突出する軸35の上端に歯車38
が固定されている。
【0027】上部切欠円板27の上面外周に形成した歯
車39と、固定板26上に固定したモータ40の出力軸
に取付けた歯車41が噛合し、モータ40で上下切欠円
板27,28とこれに取付けた検査型板30,30に、
図1の時計方向へ切欠部29の配置間隔に等しい間歇回
転を付与するようになっている。
【0028】検査型板30,30が停止する位置は、該
型板30,30の回転方向に沿って順に、靴下装着部g
と、不良品靴下の取外し部hと、足型8,8に対する靴
下の供給部Iとに設定され、この供給部Iに停止する検
査型板30,30は受取部aに停止する足型8,8に平
行状態で臨むことになる。
【0029】靴下装着部gに停止する検査型板30,3
0の直上には、この靴下装着部gに検査型板30,30
が停止するごとに両側のベルト34,34を靴下引上げ
方向に回動させる駆動機構42が配置されている。
【0030】この駆動機構42は、固定板26上に設け
たレール43に沿って上部切欠円板27の半径方向に移
動自在となる可動板44上にモータ45を設置し、可動
板44はシリンダ46によって前後動させると共に、可
動板44の両端部下面に、可動板44が前進位置にある
とき、軸35の歯車38と噛合する歯車47,48を軸
止し、一方の歯車47及び他方の歯車48は中間歯車4
9を介して各々モータ45と連動した構造になってい
る。
【0031】この駆動機構42は、検査型板30,30
が回動するとき後退位置に待機し、靴下装着部gに検査
型板30,30が停止するごとに前進動し、両端部の歯
車47,48が軸35の歯車38と噛合する状態でモー
タ45が起動し、軸35とベベル歯車47及び歯車3
6,36を介して両側のエンドレスベルト34,34を
外側走行部分が上昇動するように回動させ、オペレータ
が検査型板30,30に対して下部から挿入した靴下A
を上方に引上げることになる。
【0032】従って、検査型板30,30に対してパン
ティ部A1から挿入された靴下Aは、エンドレスベルト
34,34での引上げにより足部A2が検査型板30,
30の上部にたくし上げられ、このたくし上げ途中にお
いてオペレータは靴下A1の目視検査を行なうことにな
る。
【0033】なお、図示省略したが、不良品靴下の取外
し部hに停止する検査型板30,30の上部にも上記と
同様の駆動機構が配置され、目視検査によって靴下が不
良品の場合、取外し部hに検査型板30,30が停止す
ると、オペレータのスイッチ操作等により駆動機構を作
動させて両側のエンドレスベルト34,34を外側走行
部分が下方に走行するように回動させ、検査型板30,
30に装着した不良品靴下を引き下げて取外すようにな
っている。
【0034】前記靴下装着機構24は、靴下の供給部I
に停止する検査型板30,30と受取部aに停止する足
型8,8の間に位置し、図8乃至図12のように、検査
型板30,30と足型8,8の間の側方に、足型8,8
と略等しい高さの支柱50を立設し、この支柱50の足
型8,8に向く面に、上下方向のレール51と、上下端
に設けたスプロケット52,53間に巻回したエンドレ
スチエン54とを設け、レール51に沿って上下動する
ように取付けたブラケット55に図11の如く、水平の
長孔56を形成し、この長孔56にチエン54のピン5
7を嵌合し、モータ58でチエン54を回動させること
により、ブラケット55を一定ストローク上下動させる
ようになっている。
【0035】平面L字状に形成された上記ブラケット5
5にモータ59が水平に固定され、検査型板30,30
と足型8,8の間に向けて突出する出力軸60に角形ブ
ラケット61を設け、このブラケット61に検査型板3
0,30と平行する二本の軸62,62を回転自在に取
付け、両軸62,62の後端を一対の扇形歯車63,6
3で逆方向に回転するよう連動し、軸62,62の先端
側に延長状となるよう突設したレバー64,64に靴下
装着プレート65,65が固定され、図12の如く前記
ブラケット55に固定したシリンダ66のピストンロッ
ド67先端の押圧ブロック68が一方の扇形歯車63に
枢止したころ69に当接し、このシリンダ66の伸縮に
より、軸62,62に一定角度の往復回転を付与するよ
うになっている。
【0036】上記靴下装着プレート65,65は図9の
ように、下方へ弧状に屈曲して下端が円弧となり、モー
タ59の起動により出力軸60を中心に1回転すると共
に、シリンダ66の伸縮で図11,図12のように、下
端が互に接近する傾斜状態から同図一点鎖線の如く、下
部広がりの傾斜となる間を開閉動する。
【0037】図8のように、足型8,8の対向間隔に対
して検査型板30,30の対向間隔は広く設定され、靴
下装着プレート65,65の上端部対向間隔は上記両者
の略中間の幅に設定され、図9に実線で示すように、待
機位置に停止する靴下装着プレート65,65は供給部
Iに停止する検査型板30,30間の直上に臨み、供給
部Iの検査型板30,30に保持された靴下Aを受取る
には、図11の実線で示した待機姿勢のままで支柱50
に沿って下降し、靴下Aに対してパンティ部A1から進
入し、続いて足部A2内に進入して靴下を押下げ、図9
に一点鎖線で示す下降限位置に達すると靴下Aを完全に
引抜いて受取ることになる。
【0038】上記靴下装着プレート65,65は、下降
動時に図12の一点鎖線の如く拡開し、検査型板30,
30の対向内面を下端が摺動し、検査型板30,30か
らの靴下Aの抜取りを確実に行なうと共に、下降限位置
から上昇位置に戻るときには、図11に実線で示すよう
に、下端が接近するように閉じ、保持した靴下Aが検査
型板30,30の対向面間を支障なく上昇動するように
なっている。
【0039】また、上昇した待機位置では図9の時計方
向へ1回転し、同図の一点鎖線の如く、靴下装着プレー
ト65,65は足型8,8の上端部外側を回動し、この
回動途中で靴下Aをパンティ部A1から足型8,8の上
端に挿入し、足型8,8に靴下Aを残して待機位置に戻
ることになる。
【0040】次に、上端部に靴下Aが挿入された足型
8,8が次に停止する靴下装着部bには、足型8,8に
対する内側位置に靴下Aのたくし下げ機構70と、足型
8,8の外側位置に足型8,8の途中を保持して安定さ
せる保持機構71とが配置されている。
【0041】たくし下げ機構70は図1乃至図7に示す
ように、足型8,8に対して内側寄りの位置に、足型8
よりも少し高い垂直の支柱72を天板3上への固定によ
って立設し、この支柱72の足型8,8に臨む面に、上
下端に枢止したスプロケット73,74と上下に長いレ
ール75を設け、上下スプロケット73,74間に巻回
したチエン76の両端をレール75に沿って可動となる
昇降体77の上下に連結し、下部スプロケット74を介
してチエン76を回動させるモータ78によって該昇降
体77を上下動させるようにしている。
【0042】上記昇降体77の上部に上部レバー79が
起伏動自在に枢止し、昇降体77に取付けたシリンダ8
0と上部レバー79をレバー81を介して連動し、シリ
ンダ80の伸縮により、上部レバー79に直立する状態
から水平に伏倒する間の回動を与えるようになってい
る。
【0043】この上部レバー79は昇降体77の下降動
時に水平状態となり、足型8,8の対向面間を下降し、
足型8,8に供給した靴下Aのパンティ部A1を押下げ
て行くことになる。
【0044】上記昇降体77の下部に固定したヒンジ8
2に一対の軸83,83を枢止し、両軸83,83に下
側レバ−84,84を固定すると共に、軸83,83は
一対の歯車85,85で連動すると共に、一方の軸83
とヒンジ82のプレート86に取付けたシリンダ87を
レバー88を介して連動し、シリンダ87の伸縮によ
り、軸83,83を回動させ、下側レバー84,84を
両側に拡開する状態から足型8,8を外面側から挟む開
閉自在としている。
【0045】この下側レバー84,84の足型挟持部分
は合成樹脂やゴムで覆われ、足型8,8を挟んだ状態で
下降動することにより靴下Aを引下げることになる。
【0046】足型の保持機構71は、上部レバー79が
足型8,8間へ確実に進入し、下側レバー84,84が
足型8,8に外接するように、足型8,8が傾斜したり
揺動しないように位置保持するためのものであり、図2
と図7の如く、足型8,8の外側位置に立設した支柱8
9の上端に支持ブラケット90を固定し、このブラケッ
ト90の足型8,8に臨む面に、ガイド91とシリンダ
92により、足型8,8に対して進退動する挟持爪93
を設けて形成されている。
【0047】この挟持爪93は足型8と8の間に進入す
るクサビ状の中爪94と、足型8,8を外面から弧力的
に挟む外爪95,95とからなり、たくし下げ機構70
が下降動する前に前進動し、足型8,8の途中を位置決
め保持すると共に、たくし下げ機構70が下降動してく
ると退動位置に戻り、靴下Aのたくし下げに支障を与え
ないようになっている。
【0048】図2のように、靴下装着部bの下部には、
足型8,8を挟む両側の位置に、靴下Aのたくし下げ時
に、折目プレート18,19を両側に拡開させ、パンテ
ィ部A1が足型8,8の下部に進入するのを許容する拡
開用シリンダ96,96が設けてある。この拡開用シリ
ンダ96,96は収縮時に上端のレバー97が折目プレ
ート18,19の屈曲片22,22に係合してこれを引
下げ、両折目プレート18,19を両側に拡開させるも
のであり、たくし下げ機構70が最下降位置に達したと
き拡開用シリンダ96,96は伸長し、両折目プレート
18と19はばね21の力で閉じ、パンティ部A1を足
型8,8間に折り込み、緊張させることになる。
【0049】次に、蒸気セット部cは、図1に示すよう
に、停止する足型8,8を挟んで固定釜98と移動釜9
9を対向状に配置し、移動釜99を進退動機構によって
移動させ、足型8,8の上端部から下部を覆って密閉
し、内部の蒸気室内に蒸気を供給することにより、型板
8,8に挿入した靴下Aを蒸気によってセット処理する
と共に、足型8,8の移動時は固定釜98から移動釜9
9が退動する。
【0050】次に、乾燥炉9は、蒸気セット部cの後方
に複数移動ピッチにわたって足型8,8が移動通過する
ように設けられ、内部に組込んだファンヒータや遠赤外
線ヒータにより、セット処理後の靴下を乾燥させるよう
になっている。
【0051】この乾燥炉9の出口部分に設定された靴下
たくし上げ部eには、足型8,8と対向する内側の位置
にたくし上げ機構100が設置されている。
【0052】このたくし上げ機構100は、図示詳細を
省したが、図1のようにたくし上げ部eに停止する足型
8,8に対向する内側の位置に、足型8,8に対して進
退動するよう配置され、両側に一対となって開閉自在と
なる挟持パット101,101を上下に設け、足型8,
8に向けて前進動した位置で挟持パット101,101
が閉じ、足型8,8を幅方向の両側から挟み、一定スト
ロークを上昇動することにより靴下Aを上方へたくし上
げ、上昇位置で開離して下降位置に戻る動作を行なう。
尚、この靴下たくし上げ部eには、図示省略するが、前
記靴下装着部bに設けられた折目プレート18,19を
両側に拡開させるための拡開用シリンダ96,96が設
けられており、靴下Aのたくし上げに支障を与えないよ
うになっている。
【0053】次に、たくし上げられた靴下Aを足型8,
8から抜取る靴下抜取部fには、この抜取部fに停止す
る足型8,8のかかと部8aからつま先部8bに沿って
上下動する靴下抜取り機構102と、足型8,8から押
出された靴下を受取って引抜き、靴下Aを包装工程等に
移送する取出し機構103が配置されている。
【0054】上記靴下抜取り機構102は、図1と図1
3乃至図15に示すように、抜取部fに停止する足型
8,8に対する内側の対向位置に、足型8,8よりも少
し低い内側支柱104を立設し、この内側支柱104の
足型8,8に対向する面の上端部に長手ブラケット10
5を足型8のかかと部8aからつま先部8bと同方向に
傾斜するよう固定し、長手ブラケット105の足型8,
8と対向する面に、長手方向に沿って設けたレール10
6に沿ってシリンダ107で進退動する移動部材108
を設け、この移動部材108に斜上方に向けて突出し、
足型8,8のかかと部8aの下部と対向する第1の板1
09を固定し、第1の板109の前面上部に横長の第2
の板110を第1の板109に取付けたシリンダ111
及びガイド112によって前後動自在に配置し、第2の
板110の前面に配置したレール113の一方端部の軸
114を第2の板110に設けた軸受115で上下に回
動自在に支持し、レール113の前面に一対の移動体1
16,116がレール113に沿って移動自在に取付け
られている。
【0055】両移動体116と116は、一対のリンク
117,117で連結し、レール113の中央部に下方
へ向けて突出する板118を設け、この板118に下端
を取付けたシリンダ119を上記リンク117,117
の枢止部に連結し、シリンダ119の伸縮により両移動
体116,116がレール113に沿って接近離反動
し、両移動体116,116の前面に突設した抜取ロー
ル120,120の対向間隔を可変としている。
【0056】前記第2の板110の中央から下方に向け
て突設した板121と上記レール113から下方に突出
する板118の上下をシリンダ122で連結し、該シリ
ンダ112の伸縮により、軸受115で支持された軸1
14を中心にレール113を上下に揺動させるようにし
ている。
【0057】抜取部fに足型8,8が停止すると、後退
位置に待機する第2の板110が前進動し、下降位置で
拡開して水平状態となる抜取ロール120,120が足
型8,8のかかと部8aの下方位置に外嵌し、次にシリ
ンダ119が収縮して両抜取ロール120,120で足
型8,8を幅方向から挟み、シリンダ107の伸長で両
抜取ロール120,120をつま先部8aの傾斜方向に
上昇させると同時に、シリンダ122を伸長作動させ、
一方の抜取ロール120だけを上昇させて両抜取ロール
120,120をつま先部8bに対して直角に姿勢制御
することにより、抜取ロール120,120を足型8,
8のつま先部8bに沿って倣うように上昇移動させ、た
くし上げられた靴下Aを上方に抜取っていく。
【0058】次に、取出し機構103は、取出し部fに
停止する足型8,8の外側に足型8,8よりも高い支柱
123を立設し、この支柱123の上端部に足型8,8
側に向けて平行に突出するコ字状のブラケット124を
固定し、このブラケット124の先端に対向する二枚の
プレート125,125を、軸126を中心に上下揺動
自在となるよう取付け、両プレート125,125の上
部に先端が足型8,8の上部に突出する側板127,1
27を対向状に固定すると共に、一方プレート125と
支柱123の間にプレート125,125の角度を可変
とするシリンダ128が設けられている。
【0059】上記両側板127と127間に、足型8,
8から抜取られた靴下Aを受取って挟み込み、足型8,
8から靴下Aを抜取って行く一対の取出しコンベヤ12
9,130が設けられている。
【0060】一対の取出しコンベヤ129,130は、
内側コンベヤ129と外側コンベヤ130からなり、内
側コンベヤ129は、中間ローラ132と上端ローラ1
33及び下部ローラ134にわたってエンドレスのベル
ト135を巻回し、ベルト135の下部ローラ134部
分が側板127,127間の下方に突出している。
【0061】外側コンベヤ130は中間ローラ136と
上部ローラ137及び下部ローラ138にエンドレスの
ベルト139を巻回し、ベルト139の下部ローラ13
8を側板127,127間の下方に突出させ、該ベルト
139の内側走行部分が前記内側コンベヤ129のベル
ト135の外側走行部分と重なるように配置し、両ベル
ト135と139の重なり合う部分で靴下Aを挟み込ん
で搬送する。
【0062】両コンベヤ129,130における下部ロ
ーラ134,138は、側板127,127に取付けた
揺動レバー140,140によって両端が支持され、両
側レバー140,140の上端は一対の扇形歯車14
1,141によって連動すると共に、一方レバー140
は側板127との間に設けたシリンダ142によって揺
動する。
【0063】このシリンダ142が収縮すると、両側の
下部ローラ134,138は離反し、ベルト135,1
39が拡開することにより、足型8,8から抜取られた
靴下Aの上端が両ベルト135,139間に進入するの
を容易にすると共に、靴下Aの上端がベルト135,1
39間に進入するとシリンダ142が伸長し、ベルト1
35,139が閉じ、靴下Aを挟み込んで引抜くことに
なる。
【0064】なお、両ベルト135,139は図示省略
したが、重なり部分が靴下Aを挟んで搬送するように、
モータを用いて駆動されると共に、靴下Aを受取る場
合、シリンダ128が収縮し、取出しコンベヤ129,
130が図13の一点鎖線で示すように下向きに傾斜
し、ベルト135,139の下端部間が足型8,8のつ
ま先部8bの先端に接近すると共に、靴下を挟み込んで
引抜いた後はシリンダ128が伸長し、取出しコンベヤ
129,130は水平に復帰する。
【0065】前記ブラケット124の下面にプレート状
のブラケット143が固定され、このブラケット143
の先端に取出し用コンベヤ144が、傾動したコンベヤ
129の延長状となるよう傾斜状に取付けられている。
【0066】この発明の靴下仕上装置は上記のような構
成であり、次に靴下の仕上方法を図16乃至図22の工
程図を用いながら説明する。
【0067】図1のように、足型8,8はモータにより
一定時間停止ごとに一定間隔を移動する間歇移動を行な
い、受取部aと靴下装着部bに停止する足型8,8は、
溝カム17によって移動方向と直交する姿勢で待機し、
他の部分は移動方向に平行している。
【0068】検査型板機構23における検査型板30,
30は、靴下装着部gと、不良品靴下の取出部hと、供
給部Iに順次間歇回転し、供給部Iの検査型板30,3
0は、靴下受取部aに停止する足型8,8と平行状に並
び、靴下装着機構24は装着プレート65が図9のよう
に上昇位置で待機している。
【0069】検査型板機構23の靴下装着部gにオペレ
ータが臨み、この装着部gに停止する一対の検査型板3
0,30に対し、図16(A),(B)に示すように靴
下Aのパンティ部A1を下部から挿入する。
【0070】検査型板30,30は、両側のエンドレス
ベルト34,34が上方に回動し、挿入した靴下Aを上
方に引き上げて行き、図17(A),(B)で示すよう
に、パンティ部A1が検査型板30,30の上部に引き
上げられ、両側の足部が検査型板30,30に挿入さ
れ、靴下Aがたくし上げられて行く途中にオペレータは
目視検査を行なう。
【0071】検査型板30,30に対する靴下Aの取付
けが完了すると、検査型板機構23が間歇回転し、不良
品の取外し部hを通過後に供給部Iに停止する。目視検
査の時点で靴下Aが不良品の場合、取外し部hで検査型
板30,30から靴下Aが自動的に取外される。
【0072】良品の靴下Aを装着した検査型板30,3
0が供給部Iに停止すると、靴下装着機構24は、図1
7(A),(B)に示すように、上昇位置で待機する一
対の装着プレート65,65が下降動すると共に、下降
途中で両装着プレート65,65が下部広がりに拡開
し、下端部が検査型板30,30の内面に当接しながら
摺動し、この下降動によって装着プレート65,65
は、靴下Aに対してパンティ部A1から両側の足部に進
入することになり、装着プレート65,65が検査型板
30,30の下端よりも下方の位置にまで下降すると、
検査型板30,30から抜けた靴下Aが装着プレート6
5,65に持変えられ、靴下Aは装着プレート65,6
5に上下に押し縮められた状態で保持される。
【0073】両装着プレート65,65は、下降位置に
達すると、下部が接近するように閉じ、この閉じた姿勢
のままで検査型板30,30間を支障なく上昇動し、図
18(A),(B)の如く上昇位置に戻る。
【0074】装着プレート65,65は図18(A)に
一点鎖線で示すように、上昇位置に停止するとパンティ
部Aを先にして同図時計方向に1回転し、この回転途中
において、受取部aに待機する足型8,8の上端つま先
部分8bの外側を装着プレート65,65が回動通過
し、この通過時に靴下Aは足型8,8の上端部に挿入さ
れ、足型8,8に靴下Aを受渡して装着プレート65,
65は靴下Aから抜け、図19のように、足型8,8の
つま先部8bからその下方に靴下Aが装着される。この
とき、靴下Aはパンティ部A1が両足型8,8にわたっ
て挿入され、両側の足部が各々の足型8,8に挿入さ
れ、上下に縮んだ状態で装着される。
【0075】受取部aで足型8,8に靴下Aが供給され
ると、モータの起動でインターナルギヤ4が一ピッチ回
動し、該足型8,8は次の靴下装着部bに移動する。
【0076】この靴下装着部bでは、図2,図3の如
く、足型8,8が停止すると、保持機構71が前進動
し、足型8,8の途中を位置決め保持すると共に、シリ
ンダ96,96が収縮動し、折目プレート18,19を
拡開させ、この後図20(A),(B),(C)で示す
ように、たくし下げ機構70の上昇位置で待機する上部
レバー79が水平に伏倒すると共に、拡開状の下側レバ
ー84,84が閉じて足型8,8を両面から挟み、この
状態で上部レバー79と下側レバー84,84が下降動
し、上部レバー79は足型8と8間を下降することによ
りパンティ部A1の股部を押下げ、下側レバー84,8
4はパンティ部A1の外面を足型8,8に沿って引下
げ、上部レバー79と下側レバー84,84が下降限位
置に達すると、靴下Aはその全長が引伸された状態で足
型8,8に装着される。
【0077】上部レバー79が直立状に回動復帰する
と、シリンダ96,96が伸長動し、両側の折目プレー
ト18,19がばね21の圧力で閉じ、図20cのよう
に、パンティ部A1を足型8,8間に折り込み、パンテ
ィ部A1を緊張させて保形した後、下側レバー84,8
4を拡開状態に戻すと共に該レバー及び上記レバー79
を上昇動せしめて原位置に復帰することによって、足型
8,8に対する靴下Aの装着が完了する。
【0078】両折目プレート18,19は内側縁が波形
部に形成されているので、パンティ部A1の保持が確実
に行なえ、上部レバー79と下側レバー84,84の上
昇時に靴下Aが引上げられることのないようにしてい
る。
【0079】靴下Aが装着された足型8,8は間歇移動
により、移動方向に平行する姿勢に保持され、蒸気セッ
ト部cに停止すると、固定釜98と移動釜99で靴下A
は蒸気セットされ、セット後の足型8,8は乾燥炉9内
に進入し、靴下Aの乾燥が行なわれる。
【0080】乾燥炉9を出た足型8,8は、たくし上げ
部eに停止し、折目プレート18,19を拡開させた後
たくし上げ機構100が前進動すると共に、図21のよ
うに、上下の挟持パット101,101が閉じ、足型
8,8を幅方向から挟んで上昇動し、靴下Aのパンティ
部A1と足部を足型8,8の上部にたくし上げ、上昇位
置で挟持パット101,101は拡開して下降位置に戻
る。
【0081】次に、足型8,8が靴下抜取部fに停止す
ると、靴下抜取り機構102の拡開状態で下降位置に待
機する一対の抜取ロール120,120が前進動し、足
型8,8のかかと部8aの下部両側の位置に幅方向から
外嵌すると共に、取出し機構103は図13の一点鎖線
のように一対の取出しコンベヤ129,130が傾動
し、ベルト135,139の下部が両側に拡開してい
る。
【0082】一対の抜取ロール120,120はシリン
ダ119の収縮によって接近動し、足型8,8のかかと
部8aの下部を両側から挟み、図22(A)に矢印で示
すように、シリンダ107によるつま先部8bの傾斜方
向への上昇動と同時に、シリンダ122による軸115
を中心とする傾動とにより、かかと部8aからつま先部
8bの軸部に沿って倣うように上昇動することにより、
靴下Aのかかと部分を足型8,8の上部に押上げて抜取
って行く。
【0083】抜取りロール120,120は上昇位置で
拡開し、水平状の下降位置に戻ると共に、足型8,8の
上部に抜出た靴下Aのつま先部分は拡開するベルト13
5,139間に進入し、ベルト135,139は靴下A
が進入すると、図22(B)のように、その下部が閉じ
て靴下Aを挟み、ベルト135,139で靴下Aを引張
ることにより足型8,8から引抜いて行き、靴下Aは取
出し用コンベヤ144で受取られ、包装工程等に搬送さ
れる。
【0084】靴下Aの抜取られた足型8,8は間歇移動
により、移動方向と直交の姿勢で受取部aに戻り、検査
型板機構23は受取部aに足型8,8が停止するタイミ
ングに合わせて間歇回転し、足型8,8への靴下Aの供
給が順次行なえるようになっている。
【0085】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、靴下
の目視検査と、靴下をセット処理する足型への靴下の供
給とが連続して行なえることになり、作業能率の向上と
省力化が図れ、仕上処理コストの低減が可能になる。
【0086】また、足型への靴下の供給(装着)は、靴
下を上下に押し縮めた状態で装着プレートに保持し、こ
の保持状態で該装着プレートを回転せしめて足型に供給
するように構成することによって、供給される靴下は、
そのつま先からかかと部までが足型に形成されたつま先
部からかかと部の形状に合致するように正しい姿勢で装
着されることになり、結果靴下装置(たくし下げ)後の
手直し修正作業も不要となる。
【0087】更に、足型の先端形状に沿って抜取りロー
ルを倣うように上昇移動させるようにしたので、かかと
部とつま先部を有する足型に対する靴下の抜取りが円滑
に行なえるようになり、かかと部とつま先を有する足型
の採用が可能になり、靴下のセット仕上げが靴下の形状
に沿って正確に行なえる。
【0088】更にまた、足型の下部に設置した折目プレ
ートでパンティ部を足型間に折込むようにしたので、パ
ンティ部をしわやたるみのない状態でセット仕上げする
ことができ、製品の品質向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の仕上装置を示す全体構造の一部切欠
平面図である。
【図2】この発明の仕上装置における靴下装着部を示す
縦断面図である。
【図3】同上における足型部分の側面図である。
【図4】この発明の靴下たくし下げ機構の正面図であ
る。
【図5】同上における上部レバー部分の横断面図であ
る。
【図6】同じく下側レバー部分の横断面図である。
【図7】同じく足型保持機構の部分を示す横断平面図で
ある。
【図8】靴下検査型板機構の平面図である。
【図9】靴下検査型板機構と靴下装着機構を示す縦断面
図である。
【図10】靴下検査型板機構の型板部分を示す正面図で
ある。
【図11】靴下装着機構における装着プレート部分の側
面図である。
【図12】同上の装着プレートの駆動部分を示す側面図
である。
【図13】靴下のたくし上げ機構と取出機構を示す正面
図である。
【図14】同上の側面図である。
【図15】同上の平面図である。
【図16】(A)は靴下を検査型板に装着する工程を示
す正面図、(B)は同側面図である。
【図17】(A)は検査型板から装着プレートへの靴下
の持変え工程を示す正面図、(B)は同上の側面図であ
る。
【図18】装着プレートから足型への靴下の受渡し工程
を示す正面図、(B)は同上の側面図である。
【図19】足型への靴下の装着状態を示す正面図であ
る。
【図20】(A)は足型に靴下を装着した状態を示す正
面図、(B)は同上の側面図、(C)は同上の下面図で
ある。
【図21】足型に装着した靴下のたくし上げ工程を示す
側面図である。
【図22】(A)は靴下の抜取り工程を示す側面図、
(B)は靴下の抜取り工程を示す正面図である。
【符号の説明】
8 足型 18 折目プレート 19 折目プレート 23 検査型板機構 24 靴下装着機構 30 検査型板 52 スプロケット 60 出力軸 61 ブラケット 63 扇形歯車 65 靴下装着プレート 79 上部レバー 84 下側レバー 101 挟持パット 102 靴下抜取り機構 103 取出し機構 120 抜取ロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜な間隔を在した二枚1組の足型を円
    周軌道に沿って間歇的に移動するよう配置し、靴下受取
    り位置に停止する前記足型と対応する位置に、靴下を押
    し縮み状態で挿入して装着する一対の検査型板を設け、
    この検査型板と前記足型との間に、上下動と回動が自在
    となり、この上下動と回動作用によって検査型板から靴
    下を抜取り、その後足型に装着する靴下装着機構を配置
    した靴下の仕上装置。
  2. 【請求項2】 適宜な間隔を在した二枚1組の足型を円
    周軌道に沿って間歇的に移動するよう配置し、靴下抜取
    り位置に停止する足型の上部に足型におけるかかと部か
    らつま先部分の形状に対応するように傾斜させた靴下抜
    取り機構を該かかと部からつま先部方向に沿って上下動
    するよう配置し、この靴下抜取り機構に設けた一対の抜
    取りロールで足型を挟み、抜取りロールを足型の形状に
    沿って倣うように移動させることにより足型から靴下を
    抜取るようにした靴下の仕上装置。
  3. 【請求項3】 適宜な間隔を在した二枚1組の足型を円
    周軌道に沿って間歇的に移動するよう配置し、対向する
    足型間の下部の位置に、足型に装着した靴下のパンティ
    部を内側に折り込む一対の折り目プレートを開閉自在に
    取付け、この折目プレートの内側縁を波形状に形成した
    請求項1又は請求項2の何れかに記載の靴下の仕上装
    置。
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