JPH08169878A - 高い鏡像異性体純度を有する光学活性ピロリジンの製造方法 - Google Patents
高い鏡像異性体純度を有する光学活性ピロリジンの製造方法Info
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- JPH08169878A JPH08169878A JP7179095A JP17909595A JPH08169878A JP H08169878 A JPH08169878 A JP H08169878A JP 7179095 A JP7179095 A JP 7179095A JP 17909595 A JP17909595 A JP 17909595A JP H08169878 A JPH08169878 A JP H08169878A
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- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D207/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D207/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D207/04—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D207/10—Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
- C07D207/12—Oxygen or sulfur atoms
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い鏡像異性体純度を有する光学活性ピロリ
ジンの製造方法を提供する 【解決手段】 一般式: 【化1】 〔式中R1は水素又はヒドロキシ基であってよく、R2は
ベンジル基であり、その芳香族基は1個以上のアルキル
−、アルコキシ−及び/又はハロゲン置換基を有してい
てもよく、*は、この記号のある炭素原子がヒドロキシ
基を有する場合には、不斉中心である〕で示される、鏡
像異性体純粋の2,5−ピロリジンジオンを還元するこ
とによって、一般式: 【化2】 〔式中R1、R2及び*は式IIで記載したものを表わ
す〕で示される、高い鏡像異性体純度を有する光学活性
ピロリジンを製造する方法において、還元のために活性
化水素化硼素アルカリを使用する。 【効果】 式IIIの化合物が高収量及び高鏡像異性体
純度で、容易にかつ安価に得られる。
ジンの製造方法を提供する 【解決手段】 一般式: 【化1】 〔式中R1は水素又はヒドロキシ基であってよく、R2は
ベンジル基であり、その芳香族基は1個以上のアルキル
−、アルコキシ−及び/又はハロゲン置換基を有してい
てもよく、*は、この記号のある炭素原子がヒドロキシ
基を有する場合には、不斉中心である〕で示される、鏡
像異性体純粋の2,5−ピロリジンジオンを還元するこ
とによって、一般式: 【化2】 〔式中R1、R2及び*は式IIで記載したものを表わ
す〕で示される、高い鏡像異性体純度を有する光学活性
ピロリジンを製造する方法において、還元のために活性
化水素化硼素アルカリを使用する。 【効果】 式IIIの化合物が高収量及び高鏡像異性体
純度で、容易にかつ安価に得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性の3−ヒ
ドロキシ−又は3,4−ジヒドロキシピロリジンを製造
するための新規方法に関する。
ドロキシ−又は3,4−ジヒドロキシピロリジンを製造
するための新規方法に関する。
【0002】特に本発明は、一般式:
【0003】
【化3】
【0004】〔式中R1は水素又はヒドロキシ基であっ
てよく、R2はベンジル基であり、その芳香族基は1個
以上のアルキル−、アルコキシ−及び/又はハロゲン置
換基を有していてもよく、*は、この記号のある炭素原
子がヒドロキシ基を有する場合には、不斉中心である〕
で示される、鏡像異性体純粋の2,5−ピロリジンジオ
ンを還元することによって、一般式:
てよく、R2はベンジル基であり、その芳香族基は1個
以上のアルキル−、アルコキシ−及び/又はハロゲン置
換基を有していてもよく、*は、この記号のある炭素原
子がヒドロキシ基を有する場合には、不斉中心である〕
で示される、鏡像異性体純粋の2,5−ピロリジンジオ
ンを還元することによって、一般式:
【0005】
【化4】
【0006】〔式中R1、R2及び*は式IIで記載した
ものを表わす〕で示される、高い鏡像異性体純度を有す
る光学活性ピロリジンを製造する方法に関する。
ものを表わす〕で示される、高い鏡像異性体純度を有す
る光学活性ピロリジンを製造する方法に関する。
【0007】
【従来の技術】これらの化合物は、化学工業における重
要な中間生成物である。すなわち式IIIの化合物(R
1=H)から接触水素化によって得られる3−ヒドロキ
シピロリジンの鏡像異性体は、カルバペネム(Carb
apenem)−抗生物質の合成の際の成分である〔C
hemotherapy 1991,39(補巻3),
83頁以下;Tetrahedron Lett.19
84,25(26),2793;特開平4−36282
号,(1992年2月6日);特開平3−275685
号,(1991年12月6日);Korean J.M
ed.Chem.1993,3(1),72〕。1−ベ
ンジル−3,4−ジヒドロキシピロリジンの鏡像異性体
は不斉水素化のための金属触媒の配位子として使用され
る光学活性ホスファンの合成の際に使用される(Che
m.Ber.1986,119,3326;ドイツ国特
許出願公開第3446303号,19.Juni 19
86;ドイツ国特許出願公開第3403194号,1.
Aug.1985;Bull.Chem.Soc.Jp
n.1984,57(3),823)。
要な中間生成物である。すなわち式IIIの化合物(R
1=H)から接触水素化によって得られる3−ヒドロキ
シピロリジンの鏡像異性体は、カルバペネム(Carb
apenem)−抗生物質の合成の際の成分である〔C
hemotherapy 1991,39(補巻3),
83頁以下;Tetrahedron Lett.19
84,25(26),2793;特開平4−36282
号,(1992年2月6日);特開平3−275685
号,(1991年12月6日);Korean J.M
ed.Chem.1993,3(1),72〕。1−ベ
ンジル−3,4−ジヒドロキシピロリジンの鏡像異性体
は不斉水素化のための金属触媒の配位子として使用され
る光学活性ホスファンの合成の際に使用される(Che
m.Ber.1986,119,3326;ドイツ国特
許出願公開第3446303号,19.Juni 19
86;ドイツ国特許出願公開第3403194号,1.
Aug.1985;Bull.Chem.Soc.Jp
n.1984,57(3),823)。
【0008】これらの化合物の製造のためには種々の方
法が記載されている。すなわち光学活性3−ヒドロキシ
ピロリジンは、古典的ラセミ分割〔特開平5−2793
26号(1993年10月26日);特開平5−279
325号(1993年10月26日);特開平5−32
620号(1993年2月9日);特開平4−1640
66号(1992年6月9日);特開平4−13659
号(1992年1月17日);特開昭61−63652
号(1986年4月1日)〕又は酵素的ラセミ分割〔特
開平5−227991号(1993年9月7日);特開
平4−131093号(1992年5月1日);特開平
1−141600号(1989年6月2日)〕によって
得られた。これらの方法の欠点は、不所望の鏡像異性体
をラセミ化によってもとに戻すことができない場合に
は、最大収率は50%にすぎないことである。
法が記載されている。すなわち光学活性3−ヒドロキシ
ピロリジンは、古典的ラセミ分割〔特開平5−2793
26号(1993年10月26日);特開平5−279
325号(1993年10月26日);特開平5−32
620号(1993年2月9日);特開平4−1640
66号(1992年6月9日);特開平4−13659
号(1992年1月17日);特開昭61−63652
号(1986年4月1日)〕又は酵素的ラセミ分割〔特
開平5−227991号(1993年9月7日);特開
平4−131093号(1992年5月1日);特開平
1−141600号(1989年6月2日)〕によって
得られた。これらの方法の欠点は、不所望の鏡像異性体
をラセミ化によってもとに戻すことができない場合に
は、最大収率は50%にすぎないことである。
【0009】他の方法は光学活性ヒドロキシピロリンの
脱カルボキシル化である〔特開平5−255204号
(1993年10月5日);Bioorg.Med.C
hem.Lett.1992,2(8),827;Ch
em.Lett.1986,(6),893;特開昭6
0−23328号(1985年2月5日)〕。これは、
適当な光学活性ヒドロキシピロリンが高価で、多量にし
ばしば使用できない出発物質であるかぎり問題がある。
脱カルボキシル化である〔特開平5−255204号
(1993年10月5日);Bioorg.Med.C
hem.Lett.1992,2(8),827;Ch
em.Lett.1986,(6),893;特開昭6
0−23328号(1985年2月5日)〕。これは、
適当な光学活性ヒドロキシピロリンが高価で、多量にし
ばしば使用できない出発物質であるかぎり問題がある。
【0010】また他の方法は、適当なブタン−又は酪酸
誘導体の環化を基礎にしているが、これらの誘導体は次
に場合によりさらに化学的に変化されねばならない〔ヨ
−ロッパ特許出願公開第452143号(1991年1
0月16日);ヨ−ロッパ特許出願公開第431521
号(1991年6月12日);ヨ−ロッパ特許出願公開
第347818号(1989年12月27日);特開平
1−45360号(1989年2月17日);ヨ−ロッ
パ特許出願公開第269258号(1988年6月1
日)。またL−グルタミン酸〔Synth.Comm.
1986,16(14),1815〕もしくはN−置換
3−ピロリン〔J.Org.Chem.1986,51
(22),4296〕から出発する合成も公知である。
これらの方法は比較的費用のかかる化学をもたらすか又
は容易に得られない前工程から出発する。
誘導体の環化を基礎にしているが、これらの誘導体は次
に場合によりさらに化学的に変化されねばならない〔ヨ
−ロッパ特許出願公開第452143号(1991年1
0月16日);ヨ−ロッパ特許出願公開第431521
号(1991年6月12日);ヨ−ロッパ特許出願公開
第347818号(1989年12月27日);特開平
1−45360号(1989年2月17日);ヨ−ロッ
パ特許出願公開第269258号(1988年6月1
日)。またL−グルタミン酸〔Synth.Comm.
1986,16(14),1815〕もしくはN−置換
3−ピロリン〔J.Org.Chem.1986,51
(22),4296〕から出発する合成も公知である。
これらの方法は比較的費用のかかる化学をもたらすか又
は容易に得られない前工程から出発する。
【0011】容易にかつ安価に多量に得られる、極めて
好適な抽出物は、光学活性リンゴ酸又は酒石酸である。
これらの酸は、ベンジルアミンと一緒に環化されて相応
のイミドを形成し、このものは次に還元されて光学活性
ヒドロキシピロリジンになりかつ場合により水添分解に
より脱ベンジル化されうる。しかしこの場合キシロール
中での酒石酸とベンジルアミンとの環化は危険である、
それとゆうのも生成されたイミドがこの場合反応の終り
頃に“激しい沸騰下に”晶出するからである(Che
m.Ber.1986,119,3327)。イミドを
還元してヒドロキシピロリジンを生成することは原則的
には容易であるが、しかし従来は、比較的高価であっ
て、安全技術的に又は環境保護の観点では部分的に問題
のある試薬、例えば水素化硼素ナトリウム−三弗化硼素
−エーテレート(Chem.Ber.1986,11
9,3327)、水素化アルミニウムナトリウム(特開
平3−200762号、1991年9月2日)、Na
〔AlH2(OCH2CH2OMe)2〕(特開平1−25
4657号、1989年10月11日)又は水素化アル
ミニウムリチウム(特開平1−207266号、198
9年8月21日)を用いてのみ実施可能であった。
好適な抽出物は、光学活性リンゴ酸又は酒石酸である。
これらの酸は、ベンジルアミンと一緒に環化されて相応
のイミドを形成し、このものは次に還元されて光学活性
ヒドロキシピロリジンになりかつ場合により水添分解に
より脱ベンジル化されうる。しかしこの場合キシロール
中での酒石酸とベンジルアミンとの環化は危険である、
それとゆうのも生成されたイミドがこの場合反応の終り
頃に“激しい沸騰下に”晶出するからである(Che
m.Ber.1986,119,3327)。イミドを
還元してヒドロキシピロリジンを生成することは原則的
には容易であるが、しかし従来は、比較的高価であっ
て、安全技術的に又は環境保護の観点では部分的に問題
のある試薬、例えば水素化硼素ナトリウム−三弗化硼素
−エーテレート(Chem.Ber.1986,11
9,3327)、水素化アルミニウムナトリウム(特開
平3−200762号、1991年9月2日)、Na
〔AlH2(OCH2CH2OMe)2〕(特開平1−25
4657号、1989年10月11日)又は水素化アル
ミニウムリチウム(特開平1−207266号、198
9年8月21日)を用いてのみ実施可能であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
の従来技術を考慮して、冒頭記載の種類の化合物を製造
するに当たり、容易にかつ安価に得られる抽出物を使用
する場合には、目的とする光学活性ピロリジンを高い鏡
像異性体純度で製造することを許し、同時にできるだけ
少ない費用で実施することのできる、前記化合物を製造
する別の方法を提供することである。
の従来技術を考慮して、冒頭記載の種類の化合物を製造
するに当たり、容易にかつ安価に得られる抽出物を使用
する場合には、目的とする光学活性ピロリジンを高い鏡
像異性体純度で製造することを許し、同時にできるだけ
少ない費用で実施することのできる、前記化合物を製造
する別の方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題は、還元のため
に活性化された水素化硼素アルカリを使用することを特
徴とする、冒頭記載の種類の方法によって解決される。
に活性化された水素化硼素アルカリを使用することを特
徴とする、冒頭記載の種類の方法によって解決される。
【0014】式IIの化合物の還元のために活性化水素
化硼素アルカリを使用することによって、簡単に実施で
き、特にまた工業的規模でも良好に操作することがで
き、さらに生成物の意外に高い鏡像異性体純度をもたら
す還元方法が提供される。
化硼素アルカリを使用することによって、簡単に実施で
き、特にまた工業的規模でも良好に操作することがで
き、さらに生成物の意外に高い鏡像異性体純度をもたら
す還元方法が提供される。
【0015】式IIのアミドを還元して相応の光学活性
1−置換−3−ヒドロキシ−又は3,4−ジヒドロキシ
ピロリジン(式IIIの化合物)を生成する反応は、本
発明の範囲内では、次の模式図:
1−置換−3−ヒドロキシ−又は3,4−ジヒドロキシ
ピロリジン(式IIIの化合物)を生成する反応は、本
発明の範囲内では、次の模式図:
【0016】
【化5】
【0017】により進行する。
【0018】本発明によれば、還元のために使用される
水素化硼素アルカリは常に活性化しなければならない。
このために好ましく使用できる活性剤は、とりわけヨウ
素、塩化水素及び/又は硫酸である。これらの活性剤の
うち硫酸が本発明にとっては極めて有利である。
水素化硼素アルカリは常に活性化しなければならない。
このために好ましく使用できる活性剤は、とりわけヨウ
素、塩化水素及び/又は硫酸である。これらの活性剤の
うち硫酸が本発明にとっては極めて有利である。
【0019】本発明で有利に使用できる水素化硼素アル
カリには、、水素化硼素リチウム−−ナトリウム及び−
カリウムが挙げられる。これらのうち水素化硼素リチウ
ム及び−ナトリウムが好ましく、特に水素化硼素ナトリ
ウムが安価のために好ましい。
カリには、、水素化硼素リチウム−−ナトリウム及び−
カリウムが挙げられる。これらのうち水素化硼素リチウ
ム及び−ナトリウムが好ましく、特に水素化硼素ナトリ
ウムが安価のために好ましい。
【0020】前記の還元系は、簡素でありかつ特にまた
工業的規模でも比較的危険なく操作することができる。
反応後に残っている、前記試薬の残りは、従来使用され
た系(上記参照)と比較すると、比較的容易に処理する
ことができる。
工業的規模でも比較的危険なく操作することができる。
反応後に残っている、前記試薬の残りは、従来使用され
た系(上記参照)と比較すると、比較的容易に処理する
ことができる。
【0021】R2基は、既に述べたように、その芳香属
成分が1個以上のアルキル−、アルコキシ−及び/又は
ハロゲン置換基を有していてもよいベンジル基である。
好ましいアルキル基はC1〜C4で、また枝分れしてお
り;好ましいアルコキシ置換基はメトキシ、エトキシ、
プロポキシ及びイソプロポキシである;好ましいハロゲ
ンはF、Cl、Br、Iである。
成分が1個以上のアルキル−、アルコキシ−及び/又は
ハロゲン置換基を有していてもよいベンジル基である。
好ましいアルキル基はC1〜C4で、また枝分れしてお
り;好ましいアルコキシ置換基はメトキシ、エトキシ、
プロポキシ及びイソプロポキシである;好ましいハロゲ
ンはF、Cl、Br、Iである。
【0022】本発明の好ましい実施態様においては、R
2基はベンジル基であり、使用される水素化硼素アルカ
リはNaBH4である。この場合本発明方法は、次の方
程式により進行する:
2基はベンジル基であり、使用される水素化硼素アルカ
リはNaBH4である。この場合本発明方法は、次の方
程式により進行する:
【0023】
【化6】
【0024】水素化硼素ナトリウム/ヨウ素系は、多数
の化合物群、例えばアミノ酸(Tetrahedron
Lett. 1992,33,38,5517)、N
−アシル−アミノ酸及びアミノ酸アミド(J.Org.
Chem.1993,58,3568)、カルボン酸
(J.Org.Chem.1991,56,596
4)、エステル、アミド及びニトリル(Tetrahe
dron Lett.1992,48(22),462
3)の還元に関して既に公知である。これに対して水素
化硼素ナトリウム/硫酸及び水素化硼素ナトリウム/塩
化水素の系は、アミノ酸及びN−アシルアミノ酸を還元
して相応のアミノ−及びN−アシルアミノアルコールを
生成する反応に関してのみ既に記載されている(Tet
rahedron Lett.1992,33(3
8),5517)。
の化合物群、例えばアミノ酸(Tetrahedron
Lett. 1992,33,38,5517)、N
−アシル−アミノ酸及びアミノ酸アミド(J.Org.
Chem.1993,58,3568)、カルボン酸
(J.Org.Chem.1991,56,596
4)、エステル、アミド及びニトリル(Tetrahe
dron Lett.1992,48(22),462
3)の還元に関して既に公知である。これに対して水素
化硼素ナトリウム/硫酸及び水素化硼素ナトリウム/塩
化水素の系は、アミノ酸及びN−アシルアミノ酸を還元
して相応のアミノ−及びN−アシルアミノアルコールを
生成する反応に関してのみ既に記載されている(Tet
rahedron Lett.1992,33(3
8),5517)。
【0025】ところがこれらの還元系は、本発明によ
り、イミドIIa及びイミドIIbを還元してピロリジ
ンIIIa及びIIIbを生成する反応のために極めて
有利に使用することができることが判明した。この際意
外にして有利にも、ヒドロキシ基を有するキラル中心に
こける立体化学が完全に保存されていることが判明し
た。また反応も正確に(sauber)かつ良好な粗収
量をもって進行する。
り、イミドIIa及びイミドIIbを還元してピロリジ
ンIIIa及びIIIbを生成する反応のために極めて
有利に使用することができることが判明した。この際意
外にして有利にも、ヒドロキシ基を有するキラル中心に
こける立体化学が完全に保存されていることが判明し
た。また反応も正確に(sauber)かつ良好な粗収
量をもって進行する。
【0026】原則として本発明方法にとっては、同方法
を溶剤中で行うのが有利である。
を溶剤中で行うのが有利である。
【0027】還元のために使用される溶剤は、使用され
る反応成分に対する十分な溶解力を有するべきである。
特に1,2−ジメトキシエタン及びテトラヒドロフラン
が好ましいが、また原則としては他のエーテル、アルコ
ール及びアセタールも使用できる。
る反応成分に対する十分な溶解力を有するべきである。
特に1,2−ジメトキシエタン及びテトラヒドロフラン
が好ましいが、また原則としては他のエーテル、アルコ
ール及びアセタールも使用できる。
【0028】反応は広い温度範囲(約−20℃〜溶剤の
沸騰温度)内で行うことができる。しかし好ましくは次
のように行う:イミド(例えば化合物IIa又はII
b)を水素化硼素アルカリと一緒に溶剤中に入れ、この
溶剤又は他の適当な溶剤中の活性剤(好ましくはヨウ素
又は硫酸)の溶液を0〜40℃で、場合により冷却下に
滴加し、次に反応を完結するために最高、使用した溶剤
の沸騰温度になるまで数時間加熱する。化合物IIのイ
ミド1当量当たり、2〜5当量、好ましくは3〜4当量
の還元剤(好ましくは水素化硼素ナトリウム)を使用す
る。有利には水素化硼素アルカリ1当量当たり、1当量
の塩化水素又は1/2当量のヨウ素(I2として)又は
硫酸を活性剤として加える。
沸騰温度)内で行うことができる。しかし好ましくは次
のように行う:イミド(例えば化合物IIa又はII
b)を水素化硼素アルカリと一緒に溶剤中に入れ、この
溶剤又は他の適当な溶剤中の活性剤(好ましくはヨウ素
又は硫酸)の溶液を0〜40℃で、場合により冷却下に
滴加し、次に反応を完結するために最高、使用した溶剤
の沸騰温度になるまで数時間加熱する。化合物IIのイ
ミド1当量当たり、2〜5当量、好ましくは3〜4当量
の還元剤(好ましくは水素化硼素ナトリウム)を使用す
る。有利には水素化硼素アルカリ1当量当たり、1当量
の塩化水素又は1/2当量のヨウ素(I2として)又は
硫酸を活性剤として加える。
【0029】反応終了後、反応混合物をアルコール及び
/又は水で加水分解し、有機溶剤を留去し、残留物を水
中に取り、塩酸又は他の酸を用いて調節して酸性にし、
数時間撹伴し、次に好ましくは苛性ソーダ液を用いて調
節してアルカリ性となし、適当な有機溶剤で式IIIの
ピロリジンを抽出する。次にこのものを、油状物として
または結晶状で又は塩酸塩として単離し、必要な場合に
はクロマトグラフィー又は再結晶によってさらに精製す
る。
/又は水で加水分解し、有機溶剤を留去し、残留物を水
中に取り、塩酸又は他の酸を用いて調節して酸性にし、
数時間撹伴し、次に好ましくは苛性ソーダ液を用いて調
節してアルカリ性となし、適当な有機溶剤で式IIIの
ピロリジンを抽出する。次にこのものを、油状物として
または結晶状で又は塩酸塩として単離し、必要な場合に
はクロマトグラフィー又は再結晶によってさらに精製す
る。
【0030】還元のために使用すべき光学活性2,5−
ピロリジンジオン(式II)は、本発明方法の有利な他
の実施態様においては、式Iの光学活性化合物を式IV
の化合物と縮合することによって得られる。この説明の
ためには次の模式図が役立つ:
ピロリジンジオン(式II)は、本発明方法の有利な他
の実施態様においては、式Iの光学活性化合物を式IV
の化合物と縮合することによって得られる。この説明の
ためには次の模式図が役立つ:
【0031】
【化7】
【0032】前記式中R1は水素又はヒドロキシ基を表
わし、R2はその芳香族基がアルキル−、アルコキシ−
及び/又はハロゲン置換基を有していてもよいベンジル
基を表わし、*は、こような記号のある炭素原子がヒド
ロキシ基を有する場合には、不斉中心を表わす。
わし、R2はその芳香族基がアルキル−、アルコキシ−
及び/又はハロゲン置換基を有していてもよいベンジル
基を表わし、*は、こような記号のある炭素原子がヒド
ロキシ基を有する場合には、不斉中心を表わす。
【0033】本発明の場合、化合物IVとしてはベンジ
ルアミンが極めて好ましい。
ルアミンが極めて好ましい。
【0034】従ってさらに、光学活性リンゴ酸(Ia)
又は酒石酸(Ib)はベンジルアミンと一緒に極めて有
利に環化されて、光学活性1−ベンジル−3−ヒドロキ
シ−(IIa)又は1−ベンジル−3,4−ジヒドロキ
シ−2,5−ピロリジンジオン(IIb)を生成する。
この際意外にして、有利にも、反応がキシロール中では
なく沸騰するクメン(Cumol)中で危険なくかつ良
好に調節可能に行われうるのみならず、水分離の終了と
共にまた実際に定量的に進行しかつ生成されたイミドが
溶剤の留去後にはさらに精製することなく粗製生成物と
して引続き処理されうるし、それが全収量に対して有利
な効果を及ぼすことが判明した。
又は酒石酸(Ib)はベンジルアミンと一緒に極めて有
利に環化されて、光学活性1−ベンジル−3−ヒドロキ
シ−(IIa)又は1−ベンジル−3,4−ジヒドロキ
シ−2,5−ピロリジンジオン(IIb)を生成する。
この際意外にして、有利にも、反応がキシロール中では
なく沸騰するクメン(Cumol)中で危険なくかつ良
好に調節可能に行われうるのみならず、水分離の終了と
共にまた実際に定量的に進行しかつ生成されたイミドが
溶剤の留去後にはさらに精製することなく粗製生成物と
して引続き処理されうるし、それが全収量に対して有利
な効果を及ぼすことが判明した。
【0035】この反応をもう一度次の図式で説明する:
【0036】
【化8】
【0037】この新規方法によって、光学活性1−ベン
ジル−3−ヒドロキシ−又は1−ベンジル−3,4−ジ
ヒドロキシピロリジンに至る、簡素にして経済的な工程
が全体として記載される。
ジル−3−ヒドロキシ−又は1−ベンジル−3,4−ジ
ヒドロキシピロリジンに至る、簡素にして経済的な工程
が全体として記載される。
【0038】
例1 (S)−リンゴ酸(Ia)50.0g(0.373mo
l)、ベンジルアミン41ml(0.373mol)及
びクメン250mlから成る混合物を、水分離機におい
て155℃の内部温度もって2.5時間加熱すると、水
12mlが分離された。冷却すると油相が形成され、徐
々に結晶化した。次いでクメンをデカントし、残留物を
EtOH220mlから結晶化した。(S)−1−ベン
ジル−3−ヒドロキシ−2,5−ピロリジンジオン(I
Ia)30.3g(39.6%)が、無色結晶の形で単
離された。
l)、ベンジルアミン41ml(0.373mol)及
びクメン250mlから成る混合物を、水分離機におい
て155℃の内部温度もって2.5時間加熱すると、水
12mlが分離された。冷却すると油相が形成され、徐
々に結晶化した。次いでクメンをデカントし、残留物を
EtOH220mlから結晶化した。(S)−1−ベン
ジル−3−ヒドロキシ−2,5−ピロリジンジオン(I
Ia)30.3g(39.6%)が、無色結晶の形で単
離された。
【0039】融点:110〜113℃
〔α〕D 20:−57.3°(1.0,EtOH) C11H11NO3 計算値:C64.38,H5.4
0,N6.83 205.21 実測値:C64.03,H5.4
4,N6.96 母液から蒸発濃縮によって別のIIa8.7g(11.
4%)が得られた。
〔α〕D 20:−57.3°(1.0,EtOH) C11H11NO3 計算値:C64.38,H5.4
0,N6.83 205.21 実測値:C64.03,H5.4
4,N6.96 母液から蒸発濃縮によって別のIIa8.7g(11.
4%)が得られた。
【0040】例2 DME150ml中の(S)−1−ベンジル−3−ヒド
ロキシ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)25.6
g(0.125mol)及び水素化硼素ナトリウム19
g(0.5mol)の懸濁液に、25〜33℃でDME
200ml中のヨウ素63.4g(0.25mol)の
溶液を3時間以内に滴加した。次に70℃で一晩中撹伴
した。冷却後にMeOH40mlを加え、このバッチを
蒸発乾固した。残留物を水120ml中に取り、濃塩酸
30ml及びトルオール150mlと一緒に室温で一晩
中撹伴した。50%苛性ソーダ液45mlでアルカリ性
にした後、トルオール相を70℃で分離し、水相をトル
オール100mlで後抽出した。トルオール相を硫酸ナ
トリウムにより脱水した後蒸発乾固すると、(S)−1
−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン(IIIa)2
0.3g(91.6%)が油状物として得られた。
ロキシ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)25.6
g(0.125mol)及び水素化硼素ナトリウム19
g(0.5mol)の懸濁液に、25〜33℃でDME
200ml中のヨウ素63.4g(0.25mol)の
溶液を3時間以内に滴加した。次に70℃で一晩中撹伴
した。冷却後にMeOH40mlを加え、このバッチを
蒸発乾固した。残留物を水120ml中に取り、濃塩酸
30ml及びトルオール150mlと一緒に室温で一晩
中撹伴した。50%苛性ソーダ液45mlでアルカリ性
にした後、トルオール相を70℃で分離し、水相をトル
オール100mlで後抽出した。トルオール相を硫酸ナ
トリウムにより脱水した後蒸発乾固すると、(S)−1
−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン(IIIa)2
0.3g(91.6%)が油状物として得られた。
【0041】 〔α〕D 20:−3.6°(1.5,MeOH) 例3 DME150ml中の(S)−1−ベンジル−3−ヒド
ロキシ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)25.6
g(0.125mol)及び水素化硼素ナトリウム19
g(0.5mol)の懸濁液に、35℃でDME40m
l中の硫酸13.4ml(0.25mol)の溶液を
1.5時間内に滴加した。次に70℃で2時間撹伴し
た。冷却後にMeOH40mlを加え、このバッチを蒸
発乾固した。残留物を水120ml中に取り、濃塩酸3
0ml及びトルオール150mlと一緒に室温で一晩中
撹伴した。50%苛性ソーダ液45mlでアルカリ性に
した後、トルオール相を70℃で分離し、水相をトルオ
ール100mlで後抽出した。トルオール相を硫酸ナト
リウムにより脱水した後蒸発乾固すると、油状物22.
7gが得られた。このものをトルオール150ml、水
100ml及び濃塩酸15ml中に取り、室温で一晩中
撹伴した。前記の後処理を繰り返した後、(S)−1−
ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン(IIIa)2
1.7g(97.9%)が得られた。
ロキシ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)25.6
g(0.125mol)及び水素化硼素ナトリウム19
g(0.5mol)の懸濁液に、35℃でDME40m
l中の硫酸13.4ml(0.25mol)の溶液を
1.5時間内に滴加した。次に70℃で2時間撹伴し
た。冷却後にMeOH40mlを加え、このバッチを蒸
発乾固した。残留物を水120ml中に取り、濃塩酸3
0ml及びトルオール150mlと一緒に室温で一晩中
撹伴した。50%苛性ソーダ液45mlでアルカリ性に
した後、トルオール相を70℃で分離し、水相をトルオ
ール100mlで後抽出した。トルオール相を硫酸ナト
リウムにより脱水した後蒸発乾固すると、油状物22.
7gが得られた。このものをトルオール150ml、水
100ml及び濃塩酸15ml中に取り、室温で一晩中
撹伴した。前記の後処理を繰り返した後、(S)−1−
ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン(IIIa)2
1.7g(97.9%)が得られた。
【0042】 〔α〕D 20:−3.6°(1.5,MeOH) 例4 (S)−リンゴ酸(Ia)100g(0.745mo
l)、ベンジルアミン81.4ml(0.745mo
l)及びクメン500mlから成る混合物を油浴温度1
53℃で水分離機において窒素下に煮沸し、水25ml
を分離した。次に蒸発乾固し、DME250ml中に取
り、再び蒸発乾固した。
l)、ベンジルアミン81.4ml(0.745mo
l)及びクメン500mlから成る混合物を油浴温度1
53℃で水分離機において窒素下に煮沸し、水25ml
を分離した。次に蒸発乾固し、DME250ml中に取
り、再び蒸発乾固した。
【0043】粗製(S)−1−ベンジル−3−ヒドロキ
シ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)158g(約
0.745mol)が得られた。このものをDME80
0ml中に溶かし、次にそれに水素化硼素ナトリウム8
5.1g(2.25mol)を加えた。生じた濃厚懸濁
液に、20〜32℃でDME200ml中の硫酸60.
3ml(1.125mol)の溶液を2.5時間以内に
滴加し、次いで70℃で3時間撹伴した。冷却後にメタ
ノール200mlを滴加し、次にこのバッチを蒸発乾固
した。残留物を水700ml中に取り、氷冷却下に濃塩
酸180mlを加え、ガス発生が終るまで1時間撹伴し
た。次に苛性ソーダ液270ml及びトルオール1 l
を加えた。70℃に加熱した後、、トルオール相を分離
しかつ水相をトルオール300mlで抽出した。有機相
の蒸発後に残留物はガス発散を始めたので、このものを
水600ml及びトルオール600ml中に取り、濃塩
酸90mlと一緒に室温で一晩中撹伴した。次に再び塩
基性に調節し、上記のように抽出を行い、蒸発すると、
粗製(S)−1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン
(IIIa)131.3g(99.4%)が得られた。
シ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)158g(約
0.745mol)が得られた。このものをDME80
0ml中に溶かし、次にそれに水素化硼素ナトリウム8
5.1g(2.25mol)を加えた。生じた濃厚懸濁
液に、20〜32℃でDME200ml中の硫酸60.
3ml(1.125mol)の溶液を2.5時間以内に
滴加し、次いで70℃で3時間撹伴した。冷却後にメタ
ノール200mlを滴加し、次にこのバッチを蒸発乾固
した。残留物を水700ml中に取り、氷冷却下に濃塩
酸180mlを加え、ガス発生が終るまで1時間撹伴し
た。次に苛性ソーダ液270ml及びトルオール1 l
を加えた。70℃に加熱した後、、トルオール相を分離
しかつ水相をトルオール300mlで抽出した。有機相
の蒸発後に残留物はガス発散を始めたので、このものを
水600ml及びトルオール600ml中に取り、濃塩
酸90mlと一緒に室温で一晩中撹伴した。次に再び塩
基性に調節し、上記のように抽出を行い、蒸発すると、
粗製(S)−1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン
(IIIa)131.3g(99.4%)が得られた。
【0044】IIIaの構造はNMRスペクトルによっ
て確認した。
て確認した。
【0045】例5 THF500ml中の(3R,4R)−1−ベンジル−
3,4−ジヒドロキシ−2,5−ピロリジンジオン(I
Ib)22.1g(0.1mol)及び水素化硼素ナト
リウム15.2g(0.4mol)の懸濁液に、THF
200ml中のヨウ素50.7g(0.2mol)の溶
液を12〜15℃で1時間以内に滴加した。次にアルゴ
ン下に2時間還流加熱した。冷却後にメタノール50m
lを加え、ガス発生の終了後に蒸発乾固した。残留物を
水60ml中に取り、酸性反応になるまで濃塩酸15m
lを加えた。30分の撹伴後に20%苛性カリ液150
mlを加え、MTBE各250mlで2回抽出を行っ
た。蒸発後に無色結晶性残留物19.2gが残留した。
酢酸エステル60mlから再結晶を行うことにより、2
つの画分中に(3S,4S)−1−ベンジル−3,4−
ジヒドロキシピロリジン(IIIb)10.4g(5
3.9%)が生じた。
3,4−ジヒドロキシ−2,5−ピロリジンジオン(I
Ib)22.1g(0.1mol)及び水素化硼素ナト
リウム15.2g(0.4mol)の懸濁液に、THF
200ml中のヨウ素50.7g(0.2mol)の溶
液を12〜15℃で1時間以内に滴加した。次にアルゴ
ン下に2時間還流加熱した。冷却後にメタノール50m
lを加え、ガス発生の終了後に蒸発乾固した。残留物を
水60ml中に取り、酸性反応になるまで濃塩酸15m
lを加えた。30分の撹伴後に20%苛性カリ液150
mlを加え、MTBE各250mlで2回抽出を行っ
た。蒸発後に無色結晶性残留物19.2gが残留した。
酢酸エステル60mlから再結晶を行うことにより、2
つの画分中に(3S,4S)−1−ベンジル−3,4−
ジヒドロキシピロリジン(IIIb)10.4g(5
3.9%)が生じた。
【0046】融点:99〜100.5℃
〔α〕D 20:+32.7°(1.5,MeOH) C11H15NO2 計算値:C68.37,H7.82,
N7.25 193.25 実測値:C68.10,H7.89,
N7.42 例6 1,2−ジメトキシエタン(DME)400ml中の
(3R,4R)−1−ベンジル−3,4−ジヒドロキシ
−2,5−ピロリジンジオン66.4g(0.3mo
l)及び水素化硼素ナトリウム45.6g(1.2mo
l)の懸濁液に、室温でDME100ml中の硫酸3
2.2ml(0.6mol)の溶液を2.5時間以内に
滴加した。次に75℃で4時間撹伴した。冷却後にMe
OH75mlを加え、蒸発乾固した。残留物を水300
ml中に取りかつ濃塩酸50mlを加えた。次にアルカ
リ性に調節し、65℃でトルオール200mlで2回抽
出を行った。抽出残留物をそれぞれ100mlの水及び
トルオール中に取り、塩酸で強酸性に調節し、室温で一
晩中撹伴した。次に30%苛性ソーダ液でアルカリ性に
調節した。トルオール200mlを加えた後65℃で有
機相を分離した。水相をもう一度塩化メチレン200m
lで抽出した。有機相の蒸発後に油状物85gが残っ
た。このものを酢酸エステル400ml中に取り、65
℃で水80mlで2回洗浄した。酢酸エステル相を硫酸
ナトリウムによる脱水後に蒸発させた。残留物60gが
残った。このものを酢酸エステル150mlから再結晶
した。2つの画分から(3S,4S)−1−ベンジル−
3,4−ジヒドロキシピロリジン(IIIb)30.2
g(52.1%)が得られた。
〔α〕D 20:+32.7°(1.5,MeOH) C11H15NO2 計算値:C68.37,H7.82,
N7.25 193.25 実測値:C68.10,H7.89,
N7.42 例6 1,2−ジメトキシエタン(DME)400ml中の
(3R,4R)−1−ベンジル−3,4−ジヒドロキシ
−2,5−ピロリジンジオン66.4g(0.3mo
l)及び水素化硼素ナトリウム45.6g(1.2mo
l)の懸濁液に、室温でDME100ml中の硫酸3
2.2ml(0.6mol)の溶液を2.5時間以内に
滴加した。次に75℃で4時間撹伴した。冷却後にMe
OH75mlを加え、蒸発乾固した。残留物を水300
ml中に取りかつ濃塩酸50mlを加えた。次にアルカ
リ性に調節し、65℃でトルオール200mlで2回抽
出を行った。抽出残留物をそれぞれ100mlの水及び
トルオール中に取り、塩酸で強酸性に調節し、室温で一
晩中撹伴した。次に30%苛性ソーダ液でアルカリ性に
調節した。トルオール200mlを加えた後65℃で有
機相を分離した。水相をもう一度塩化メチレン200m
lで抽出した。有機相の蒸発後に油状物85gが残っ
た。このものを酢酸エステル400ml中に取り、65
℃で水80mlで2回洗浄した。酢酸エステル相を硫酸
ナトリウムによる脱水後に蒸発させた。残留物60gが
残った。このものを酢酸エステル150mlから再結晶
した。2つの画分から(3S,4S)−1−ベンジル−
3,4−ジヒドロキシピロリジン(IIIb)30.2
g(52.1%)が得られた。
【0047】融点:97〜98℃ 〔α〕D 20:+
33.5°(1.5,MeOH) C11H15NO2 計算値:C68.37,H7.82,
N7.25 193.25 実測値:68.30,H7.98,N
7.32 例7 DME300ml中の水素化硼素ナトリウム37.8g
(1.0mol)及び(S)−1−ベンジル−3−ヒド
ロキシ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)51.3
g(0.25mol)の懸濁液に、15〜20℃でDM
E中の塩化水素の溶液(21.1重量%=HCl36.
5g(1.0mol))173gを2時間以内に滴加し
た。この混合物を70℃に加熱し、さらにDME100
mlを加えた後70℃で3時間撹伴した。冷却後にMe
OH80mlを滴加し、この混合物を蒸発乾固した。残
留物を水240ml中に取り、濃塩酸60mlを加えた
後室温でガス発生が終るまで撹拌した。トルオール30
0mlを加えた後、30%苛性ソーダ液100mlで混
合物をアルカリ性に調節した。70℃でトルオール相を
分離し、水100ml及び濃塩酸30mlを加え、一晩
中室温で撹拌した。次にこの混合物を30%苛性ソーダ
液50mlで再びアルカリ性となし、トルオール相を7
0℃で分離した。濾過後にトルオール相を蒸発乾固する
と、(S)−1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン
(IIIa)44.8g(事実上定量的)が殆ど無色の
油状物として得られた。
33.5°(1.5,MeOH) C11H15NO2 計算値:C68.37,H7.82,
N7.25 193.25 実測値:68.30,H7.98,N
7.32 例7 DME300ml中の水素化硼素ナトリウム37.8g
(1.0mol)及び(S)−1−ベンジル−3−ヒド
ロキシ−2,5−ピロリジンジオン(IIa)51.3
g(0.25mol)の懸濁液に、15〜20℃でDM
E中の塩化水素の溶液(21.1重量%=HCl36.
5g(1.0mol))173gを2時間以内に滴加し
た。この混合物を70℃に加熱し、さらにDME100
mlを加えた後70℃で3時間撹伴した。冷却後にMe
OH80mlを滴加し、この混合物を蒸発乾固した。残
留物を水240ml中に取り、濃塩酸60mlを加えた
後室温でガス発生が終るまで撹拌した。トルオール30
0mlを加えた後、30%苛性ソーダ液100mlで混
合物をアルカリ性に調節した。70℃でトルオール相を
分離し、水100ml及び濃塩酸30mlを加え、一晩
中室温で撹拌した。次にこの混合物を30%苛性ソーダ
液50mlで再びアルカリ性となし、トルオール相を7
0℃で分離した。濾過後にトルオール相を蒸発乾固する
と、(S)−1−ベンジル−3−ヒドロキシピロリジン
(IIIa)44.8g(事実上定量的)が殆ど無色の
油状物として得られた。
【0048】IIIaの構造はNMRスペクトルによっ
て確認した。
て確認した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル クラフト ドイツ連邦共和国 ローデンバッハ アカ ツィーンヴェーク 13 (72)発明者 ミヒャエル シュヴァルム ドイツ連邦共和国 アルツェナウ イン デン ミュールゲルテン 21
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式: 【化1】 〔式中R1は水素又はヒドロキシ基であってよく、R2は
ベンジル基であり、その芳香族基は1個以上のアルキル
−、アルコキシ−及び/又はハロゲン置換基を有してい
てもよく、*は、この記号のある炭素原子がヒドロキシ
基を有する場合には、不斉中心である〕で示される、鏡
像異性体純粋の2,5−ピロリジンジオンを還元するこ
とによって、一般式: 【化2】 〔式中R1、R2及び*は式IIで記載したものを表わ
す〕で示される、高い鏡像異性体純度を有する光学活性
ピロリジンを製造する方法において、還元のために活性
化水素化硼素アルカリを使用することを特徴とする前記
方法。 - 【請求項2】 水素化硼素アルカリをヨウ素、硫酸又は
塩化水素で活性化する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 水素化硼素アルカリとして、水素化硼素
ナトリウム又は−リチウムを使用する、請求項1又は2
記載の方法。 - 【請求項4】 反応を、溶剤中で行う、請求項1から請
求項3までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項5】 反応を、−20℃〜使用された溶剤の沸
騰温度で行う、請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 還元終了後反応混合物を、アルコール、
次に水及び酸を加えて加水分解し、アルカリ性にし、有
機溶剤を用いて一般式IIIで示される光学活性ピロリ
ジンを抽出し、次に蒸発又は結晶化又は塩酸塩としての
沈殿によって単離する、請求項1から請求項5までのい
ずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 一般式IIで示される被還元光学活性
2,5−ピロリジンジオンを、光学活性リンゴ酸又は酒
石酸をクメン中のベンジルアミンと縮合することによっ
て製造し、生成される反応水を共沸蒸留によって除去す
る、請求項1から請求項6までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項8】 一般式IIで示される還元のための光学
活性2,5−ピロリジンジオンを粗製生成物として使用
する、請求項7記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4425071.1 | 1994-07-15 | ||
DE4425071A DE4425071C2 (de) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | Verfahren zur Herstellung optisch aktiver Pyrrolidine mit hoher Enantiomerenreinheit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08169878A true JPH08169878A (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=6523275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7179095A Abandoned JPH08169878A (ja) | 1994-07-15 | 1995-07-14 | 高い鏡像異性体純度を有する光学活性ピロリジンの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5585500A (ja) |
EP (1) | EP0692471A1 (ja) |
JP (1) | JPH08169878A (ja) |
DE (1) | DE4425071C2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001131145A (ja) * | 1999-08-20 | 2001-05-15 | Toray Ind Inc | 光学活性3−アミノピロリジン誘導体の製造法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19827633A1 (de) * | 1998-04-20 | 1999-10-21 | Merck Patent Gmbh | Verfahren zur Herstellung von enantiomerenreinem N-Methyl-N-[(1S)-1-phenyl-2-((3S)-3-hydroxypyrrolidin-1-yl)ethyl]-2,2-diphenylacetamid |
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