JPH0816976A - 牽引車両判別装置 - Google Patents

牽引車両判別装置

Info

Publication number
JPH0816976A
JPH0816976A JP14367594A JP14367594A JPH0816976A JP H0816976 A JPH0816976 A JP H0816976A JP 14367594 A JP14367594 A JP 14367594A JP 14367594 A JP14367594 A JP 14367594A JP H0816976 A JPH0816976 A JP H0816976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
detected
towing
tire
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14367594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Umeda
和宏 梅田
Kazuo Shishikura
和夫 宍倉
Kazuya Horio
一也 堀尾
Norihisa Matsumoto
典久 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP14367594A priority Critical patent/JPH0816976A/ja
Publication of JPH0816976A publication Critical patent/JPH0816976A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 牽引車両を確実に判別する。 【構成】 車両90が撮影位置に到達したとき車両90
を撮影し、車両90の画像情報に基づいて、車両のエッ
ジを検出する。検出されたエッジに基づいて車両90の
最前部の右側の角位置E1と、車両90の最後部の右側
の角位置E2とを検出する。角位置E1、E2を結ぶ直
線の傾きを計算し、所定のエッジの傾きを計算し、両傾
きの差θを算出すると共に、差θが予め入力されていた
しきい値より小さいか否か判断する。差θがしきい値よ
り小さい場合には、車両90が単体車両であるとして単
体車両情報を記憶する。一方、差θがしきい値より小さ
くない場合には、車両90が牽引車両であるとして牽引
車両情報を記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、牽引車両判別装置に係
り、特に、有料道路で自動的に料金を収受する自動料金
収受装置に適用され、車両が牽引車両であるか否かを判
別する牽引車両判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有料道路、例えば、高速道路等を走行す
る牽引車両(被牽引部(例えば、トレイラ、キャンピン
グカー、ボートトレイラ等)と、被牽引部を牽引する牽
引部とからなる車両)に対しては、牽引車両としての通
行料金を収受している。従って、車両の種類に応じた通
行料金を自動的に収受する自動料金収受装置では、牽引
車両に対して、牽引部と被牽引部とを含めて1台の車両
として検知しないようにすると共に、牽引部と被牽引部
とを別々の車両として検知しないようにする必要があ
る。
【0003】このような点に鑑み、複数の投光器及び複
数の受光器とマイクロホンとを備えた車両検知装置によ
って牽引車両と非牽引車両とを区別する技術が提案され
ている(特開昭58−134399号公報)。この複数
の投光器及び複数の受光器は、各々対を成し光軸を一致
させて路側に配設され、車両通過路と直交する光のスク
リーンを形成している。この車両検知装置では、牽引車
両が光のスクリーンを通過すると、牽引部に対応した一
定時間の検出出力と被牽引部に対応した他の一定時間の
検出出力との2種類の検出出力を得る。また、前述した
マイクロホンにより検出された走行音に基づいてエンジ
ン音を検出する。そして、2種類の検出出力のうち先に
得られた検出出力の一定時間内にエンジン音が検出され
た場合に、該車両を牽引車両として認識している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た車両検知装置では、2種類の検出出力のうち先に得ら
れた検出出力の一定時間内にエンジン音が検出された場
合に、該車両を牽引車両として認識しているが、牽引車
両でない単体の大型車両が通過した場合でも、2種類の
検出出力のうち先に得られた検出出力の一定時間内にエ
ンジン音が検出される場合がある。従って、牽引車両を
大型車両として誤認する場合がある。これにより、牽引
車両に対して単体の車両の通行料金を徴収する場合があ
る。
【0005】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、牽引車両を確実に判別することの可能な牽引車両判
別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、車両の屈曲状態を検出する屈曲状態
検出手段と、前記検出された車両の屈曲状態に基づいて
車両が所定値以上屈曲しているか否か判断し、車両が所
定値以上屈曲している場合に該車両を牽引車両と判別す
る牽引車両判別手段と、を備えている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記屈曲状態検出手段を、車両上方から車
両全体を撮影する撮影手段と、前記撮影された車両全体
の画像を処理することにより、車両の最前部及び車両の
最後部について各々少なくとも1つの角位置を検出し
て、車両の屈曲状態を検出する画像処理手段段と、によ
り構成している。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2の発明において、前記屈曲状態検出手段は、車両が
所定の曲率を有する走行路を走行しているときに前記屈
曲状態を検出するようにしている。
【0009】請求項4記載の発明は、車両の各車軸の駆
動力又は駆動力に関連した情報を検出する駆動力情報検
出手段と、前記検出された各車軸の駆動力又は駆動力に
関連した情報に基づいて、該車両が牽引車両であるか否
かを判別する牽引車両判別手段と、を備えている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明では、屈曲状態検出手段
は、車両の屈曲状態を検出し、牽引車両判別手段は、検
出された車両の屈曲状態に基づいて車両が所定値以上屈
曲しているか否か判断し、車両が所定値以上屈曲してい
る場合に該車両を牽引車両と判別する。
【0011】このように、車両の屈曲状態を検出し、検
出された車両の屈曲状態に基づいて車両が所定値以上屈
曲しているか否か判断することから、牽引車両を確実に
判別することができる。
【0012】ここで、屈曲状態検出手段を、車両を撮影
する撮影手段と、撮影手段により撮影された車両の画像
を処理することにより、車両の屈曲状態を検出する画像
処理手段と、により構成するようにしてもよい。
【0013】すなわち、請求項2記載の発明のように、
屈曲状態検出手段を、車両上方から車両全体を撮影する
撮影手段と、撮影された車両全体の画像を処理して車両
の最前部及び車両の最後部について各々少なくとも1つ
の角位置を検出して、車両の屈曲状態を検出する画像処
理手段と、により構成するようにしてもよい。
【0014】請求項2記載の発明では、撮影された車両
の画像をエッジ検出処理することにより、車両の最前部
の車幅方向のエッジと、車両左側部及び車両右側部の少
なくとも一方の車両前後方向のエッジと、車両の最後部
の車幅方向のエッジと、を検出し、各ラインに基づい
て、車両の最前部及び車両の最後部についてそれぞれの
少なくとも1つの車両前後方向に対する右側又は左側の
角位置を検出し、検出された角位置を結ぶエッジと、車
両左側部及び車両右側部の少なくとも一方の車両前後方
向のエッジとのなす角を車両の屈曲状態として検出する
ことができる。
【0015】また、車両の最前部の車幅方向のエッジ
と、車両の前後方向の車両左側部及び車両右側部のエッ
ジと、車両の最後部の車幅方向のエッジと、を検出し、
各エッジに基づいて、車両の最前部及び車両の最後部の
車両前後方向に対する右側及び左側の角位置を検出し、
最前部における角位置間の中点を通りかつ両角位置を結
ぶ直線に垂直な直線と、最後部における角位置間の中点
を通りかつ両角位置を結ぶ直線に垂直な直線とのなす角
を車両の屈曲状態として検出することができる。
【0016】さらに、車両の最前部の車幅方向のエッジ
と、車両の最後部の車幅方向のエッジと、を検出し、検
出されたエッジのなす角を車両の屈曲状態として検出す
ることができる。
【0017】また、所定時間毎に複数回車両を撮影し、
撮影された複数回の車両の画像について前述した方法に
より、車両の最前部及び車両の最後部についてそれぞれ
の少なくとも1つの車両前後方向に対する右側又は左側
の角位置を検出し、車両の最前部の角位置と車両の最後
部の角位置間の距離を車両の屈曲状態として検出するこ
とができる。
【0018】以上説明したように請求項2記載の発明
は、撮影された車両の画像を処理して車両の角位置を検
出することから牽引車両と単体車両とで異なる車両の角
位置を確実に検出できるので、検出された角位置に基づ
いて車両が所定角以上屈曲しているか否かを検出でき、
牽引車両を確実に判別することができる。
【0019】また、屈曲状態検出手段を、車両前方から
車両を撮影する撮影手段と、撮影された車両の画像を処
理することにより、車両の屈曲状態を検出する画像処理
出手段と、により構成することができる。この場合、車
両前方から撮影された車両の画像を処理することによ
り、車両の屈曲状態を検出する方法には、例えば、該画
像を処理して、エッジ検出することにより、車両のタイ
ヤの撮影信号から屈曲状態を検出する。すなわち、検出
されたタイヤが、画像中心を通る鉛直線を基準に右側及
び左側に検出された場合には牽引車両と判断する。
【0020】また、屈曲状態検出手段は、車両の前後方
向に対する右側又は左側のタイヤの接地位置を検出して
車両の屈曲状態を検出するようにしてもよい。
【0021】ここで、屈曲状態検出手段におけるタイヤ
の接地位置の検出は、車両を撮影する撮影手段を備え、
該撮影手段により撮影された画像を処理することによ
り、車両の各タイヤの接地位置を検出してもよい。ま
た、走行路に発光素子及び受光素子からなる複数のタイ
ヤ接地位置検出センサを設け、発光素子から発光された
光が遮断されたタイヤ接地位置検出センサに基づいてタ
イヤの接地位置を検出するようにしてもよい。さらに、
走行路に複数の荷重検出センサを設け、該荷重検出セン
サからの信号によりタイヤの接地位置を検出してもよ
い。そして、牽引車両判別手段は、検出されたタイヤの
接地位置に基づいて車両が所定値以上屈曲しているか否
か判断し、車両が所定値以上屈曲している場合に該車両
を牽引車両と判別する。すなわち、車両の前後方向に対
する右側のタイヤの接地位置を検出した場合には、検出
されたタイヤの接地位置が略直線状に検出されたか否か
判断し、略直線状に検出されなかった場合には、牽引車
両と判別する。
【0022】このように、車両の各タイヤの接地位置を
検出することから、牽引車両においては牽引部と被牽引
部との各々のタイヤの接地位置が検出され、検出された
タイヤの接地位置に基づいて車両が屈曲しているか否か
を検出でき、牽引車両を確実に判別することができる。
【0023】請求項3記載の発明では、請求項1又は請
求項2記載の発明において、屈曲状態検出手段は、車両
が所定の曲率を有する走行路を走行しているときに車両
の屈曲状態を検出する。
【0024】このように、所定の曲率を有する走行路を
走行している車両の屈曲状態を検出することから、該走
行路を走行しても車両が屈曲しない単体車両と、該走行
路を走行すると牽引部と被牽引部とにより牽引車両が屈
曲する牽引車両とを区別することができ、牽引車両を確
実に判別することができる。
【0025】請求項4記載の発明では、駆動力情報検出
手段は、車両の各車軸の駆動力又は駆動力に関連した情
報を検出する。牽引車両判別手段は、検出された各車軸
の駆動力に対応した情報に基づいて、該車両が牽引車両
であるか否かを判別する。
【0026】ここで、車両の各車軸の駆動力を検出する
駆動力情報検出手段を、例えば、車両が加速中であるか
否かを検出する車両加速状態検出手段と、車両の各車軸
の駆動力(駆動トルク)を検出する駆動トルク検出手段
と、から構成するようにしてもよい。
【0027】ここで、車両の加速中の車軸の駆動トルク
を検出するのは次の通りである。すなわち、まず、加速
するためには、いずれかの車軸の駆動トルクを大きくす
る必要がある。牽引車両では、車両前部、すなわち、牽
引部の車軸の加速中の駆動トルクが、被牽引部の車軸の
駆動トルクより大きい。一方、単体車両では、車両後部
の車軸の加速中の駆動トルクが、他の駆動トルクより大
きい。このように加速中の車両の各軸の駆動トルクを検
出すれば、牽引車両と単体車両とを区別することがで
き、牽引車両を確実に判別することができるからであ
る。
【0028】そして、牽引車両判別手段は、車両が加速
中である場合に、最後尾の車軸の駆動トルクが他の車軸
の駆動トルクより大きくないか否か判断し、最後尾の車
軸の駆動トルクが他の車軸の駆動トルクより大きくない
場合に、該車両を牽引車両と判別する。
【0029】このように、加速中の車両の最後尾の車軸
の駆動トルクが他の車軸の駆動トルクより大きくない場
合に該車両を牽引車両と判別するため、牽引車両を確実
に判別することができる。
【0030】また、車両の各車軸の駆動力に関連した情
報には、車両の車軸に連結しているタイヤの温度があ
る。すなわち、車両を走行させるために駆動させる車軸
に連結しいてるタイヤの温度は、他のタイヤの温度より
高ことから、タイヤの温度は、該情報に対応するからで
ある。そこで、駆動力情報検出手段は、車両の各タイヤ
の温度を検出することにより、車両の各車軸の駆動力に
対応した情報を検出し、牽引車両判別手段は、最後尾の
タイヤの温度が他のタイヤの温度より高くないか否か判
断し、最後尾のタイヤの温度が他のタイヤの温度より高
くない場合に、該車両を牽引車両と判別するようにして
もよい。すなわち、前述したように牽引車両では、該車
両を走行させるために牽引部の車軸の駆動トルクを大き
くしているため、該牽引部の車軸に連結しているタイヤ
の温度が被牽引部の車軸に連結しているタイヤの温度よ
り高くなる。一方、単体車両の場合には、該車両後部の
車軸の駆動トルクを大きくしているため、車両後部の車
軸に連結しているタイヤの温度が車両前部の車軸に連結
しているタイヤの温度より高くなる。よって、車両の車
軸に連結しているタイヤの温度は、車両の各車軸の駆動
力に対応した情報であり、牽引車両と単体車両とを区別
することができ、牽引車両を確実に判別することができ
るからである。
【0031】このように、車両の各タイヤの温度を検出
して、最後尾のタイヤの温度が他のタイヤの温度より高
いか否か検出することにより該車両が牽引車両であるか
否かを判別することから、牽引車両を確実に判別するこ
とができる。
【0032】以上説明したように請求項4記載の発明
は、車両の各車軸の駆動力又は駆動力に関連した情報を
検出し、検出された各車軸の駆動力又は駆動力に関連し
た情報に基づいて、該車両が牽引車両であるか否かを判
別することから、牽引車両を確実に判別することができ
る。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例の牽引車両判別装置は、車両に
搭載された車載機(詳細は後述)と、有料道路の入口ゲ
ートや出口ゲート等の地上側に設置された路上機との間
で電波通信を行うことによって、通行料金を自動的に収
受する自動料金収受装置における車種検出システムに適
用したものである。
【0034】図1に示すように、車両90に搭載される
車載機30は、後述するように、料金残額情報等が格納
されたICカード62が着脱可能なICカードリードラ
イト装置60を備えている(図5参照)。この車載機3
0は、車両ナンバー等からなる車種情報等の固定データ
を記憶した記憶回路を備えると共に、ICカードリード
ライト装置60によって装着されたICカード62の料
金残高情報やIDコードを参照したり、ICカード62
に料金残額情報の書き込みを行う。
【0035】一方、地上側設備としては、後述するよう
に、有料道路の入口ゲート100、分岐点の直前又は直
後等の途中経路200、サービスエリア内、及び出口ゲ
ート300の各々に車載機30と各種の情報を授受する
ための路上機が設置されている。
【0036】入口ゲート100には、フラットアンテナ
からなる入口アンテナ117と、入口アンテナ117と
接続された入口アンテナ制御装置132とからなる路上
機が設置されている。この入口アンテナ制御装置132
により入口アンテナ117を介して、有料道路の入口ゲ
ート情報を車両に搭載された車載機30送信し、また車
載機30からの信号を受信することができる。なお、入
口ゲート100には、自動料金収受が行えないため手払
いによって通行料金を支払う車両のために、従来と同様
の通行券を発行する通行券発行装置123が設置されて
いる。また、入口アンテナ制御装置132は、有料道路
への進入車両を統括的に管理する等のために、中央コン
ピュータ400へ接続されている。
【0037】途中経路200には、フラットアンテナか
らなる経路把握アンテナ217と、経路把握アンテナ2
17に接続された経路把握アンテナ制御装置232とか
らなる路上機が設置されている。この経路把握アンテナ
制御装置232により経路把握アンテナ217を介し
て、分岐点からどちらの経路を選択して走行したかを示
す情報や有料道路をどのような経路で走行したかを表す
経路通過情報(経路把握アンテナ制御装置の設置位置情
報等)等を車載機30に対して送信する。また、経路把
握アンテナ制御装置232は、有料道路における車両の
走行状態を統括的に管理する等のために、中央コンピュ
ータ400へ接続されている。
【0038】出口ゲート300には、電波による情報授
受の確実性を向上させるために、フラットアンテナから
なる予告アンテナ317と料金所アンテナ341との2
種類のアンテナが配設されている。この予告アンテナ3
17には予告アンテナ制御装置331が接続され、料金
所アンテナ341には料金所アンテナ制御装置332が
接続されている。これらの予告アンテナ制御装置331
及び料金所アンテナ制御装置332は、中央コンピュー
タ400に接続されたローカルコントローラ380に接
続されている。
【0039】また、出口ゲート300には、牽引車両を
判別するために車両を撮影するCCDカメラを含んだ画
像処理等によって車種を判別する車種検出システム36
0、料金未払いで通過する車両等の不正通行車両を撮影
するカメラ352が接続された不正通行車撮影システム
350、自動料金収受ができない車両に対する料金手払
システム323が設置されている。これらの各システム
をローカルコントローラ380で一括して制御すること
によって、料金収受不能等に対する処置を行うと共に、
車両が走行した通行区間(経路)及び車種に応じた通行
料金を自動的に収受している。また、中央コンピュータ
400とローカルコントローラ380を接続することに
よって、料金テーブル改正の情報や、不正通行車に関す
る情報の授受を円滑かつ迅速に行っている。
【0040】次に、上記入口ゲート、途中経路、及び出
口ゲートの各概略構成の一例を更に説明する。
【0041】図2に示すように、本実施例の有料道路の
入口ゲート100は、3つのレーン102、104、1
06を有している。レーン102は敷地108と分離帯
110との間に形成され、レーン104は分離帯110
と分離帯112との間に形成され、レーン106は分離
帯112と敷地114との間に形成されている。これら
の複数のレーンを跨ぐように、敷地108から敷地11
4にかけてアーチ116が配設されており、アーチ11
6上には、各レーンの直上に位置するように、入口アン
テナ118、120、122が取り付けられている。入
口アンテナ118は、レーン102を走行する車両に対
して情報の授受を行い、入口アンテナ120は、レーン
104を走行する車両に対して情報の授受を行い、ま
た、入口アンテナ122は、レーン106を走行する車
両に対して情報の授受を行う。
【0042】敷地114には、入口アンテナ制御装置1
32を備えた入口ゲート制御センタ130が配設されて
おり、この入口アンテナ制御装置132には入口アンテ
ナ118、120、122が接続されている。
【0043】なお、図2では図1の入口アンテナ117
として入口アンテナ118、120、122を用いた
が、1又は2レーンにして1つ又は2つの入口アンテナ
を用いるようにしてもよく、更に多数の入口アンテナを
用いるようにしてもよい。
【0044】入口ゲート100には、各々のレーンに対
応するように手払いによって通行料を払うための通行券
を発行する通行券発行装置124、126、128が設
置されている。通行券発行装置124は、レーン102
に対応し、通行券発行装置126は、レーン104に対
応し、通行券発行装置128はレーン106に対応する
ように設置されている。これらの通行券発行装置12
4、126、128は入口ゲート制御センター130に
接続されている。
【0045】なお、アーチ116の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機134、136、138が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機134、136、138
は、入口ゲート制御センタ130に接続されており、各
レーンへ車両が進入可能なときの表示(例えば、青信
号)または進入が不可能なときの表示(例えば、赤信
号)の何れかを表示する。
【0046】入口ゲート制御センター130の入口アン
テナ制御装置132は、中央コンピュータ400(図1
参照)に接続されている。なお、入口アンテナ制御装置
132を中央コンピュータ400に接続することなく、
入口ゲートのみによる独立した制御系としてもよい。
【0047】図3に示すように、有料道路の分岐点の直
前である途中経路200は、2つのレーン202、20
4が隣接して敷地208と敷地214の間に形成されて
いる。これらのレーン202、204を跨ぐように、敷
地208から敷地214にかけてアーチ216が配設さ
れており、アーチ216上には、経路把握アンテナ21
8、220、222が取付けられている。経路把握アン
テナ218は、レーン202の上方に位置しレーン20
2を走行する車両に対する情報の授受を行い、経路把握
アンテナ222は、レーン204の上方に位置しレーン
204を走行する車両に対する情報の授受を行う。これ
らの経路把握アンテナ218、222の間でかつレーン
202、204の境界を示すセンターエッジ206の上
方には、レーン202、204に跨がるような車両に対
する情報の授受を行う経路把握アンテナ220が配設さ
れている。
【0048】敷地214には、経路把握アンテナ制御装
置232を備えた経路制御センター230が配設されて
おり、この経路把握アンテナ制御装置232には経路把
握アンテナ218、220、222が接続されている。
【0049】図4に示すように、有料道路の出口ゲート
300には、車種検出システム360を備えている。車
種検出システム360は、予告アンテナ318、32
0、322、各々CCDラインスキャナで構成された車
種検出装置362、364、366、牽引車両を判別す
るために車両を撮影するCCDカメラ363、365、
367及びこれらが接続されている予告アンテナ制御装
置331を備えている。
【0050】ここで、出口ゲート300には、3つのレ
ーン302、304、306が設けられている。レーン
302は敷地308と分離帯310の間に形成され、レ
ーン304は分離帯310と分離帯312の間に形成さ
れ、レーン306は分離帯312と敷地314の間に形
成されている。
【0051】レーン302、304、306を跨ぐよう
に、敷地308から敷地314にかけてアーチ316が
配設されており、アーチ316上には、予告アンテナ3
18、320、322が取付けられている。予告アンテ
ナ318は、レーン302の上方に位置しレーン302
を走行する車両に対する情報の授受を行い、予告アンテ
ナ320は、レーン304の上方に位置しレーン304
を走行する車両に対する情報の授受を行い、同様に、予
告アンテナ322は、レーン306の上方に位置しレー
ン306を走行する車両に対する情報の授受を行う。
【0052】敷地314には、出口ゲート制御センタ3
30が配設されており、この出口ゲート制御センタ33
0には予告アンテナ制御装置331及び後述する料金所
アンテナ制御装置332が配設されている。
【0053】車種検出装置362は、レーン302を走
行する車両の車種を識別するために、レーン302に対
応する敷地308及び分離帯310に配設されている。
同様に、車種検出装置364は、レーン304を走行す
る車両の車種を識別するために、アーチ316付近のレ
ーン304に対応する分離帯310及び分離帯312に
配設され、車種検出装置366は、レーン306を走行
する車両の車種を識別するために、レーン306に対応
する分離帯312及び敷地314に配設されている。こ
れらの車種検出装置362、364、366は、ローカ
ルコントローラ380に接続され、CCDラインスキャ
ナで得られた画像に基づいて画像処理により通過車両の
シルエットを判別すことにより車種を判別し、車種情報
をローカルコントローラ380に送信する。
【0054】CCDカメラ363は、レーン302を走
行する車両が牽引車両であるか否か判別するために、予
告アンテナ318の近傍に配設されている。同様に、C
CDカメラ365は、レーン304を走行する車両が牽
引車両であるか否か判別するために、予告アンテナ32
0の近傍に配設され、CCDカメラ367は、レーン3
06を走行する車両が牽引車両であるか否か判別するた
めに、予告アンテナ322の近傍に配設されている。
【0055】予告アンテナ制御装置331は、ローカル
コントローラ380に接続され、CCDカメラ362、
364、366で得られた画像に基づいて画像処理によ
り牽引車両か否かを判別し、判別情報をローカルコント
ローラ380に送信する。
【0056】ア−チ316が配置された位置の車両進行
方向の下流側には、上記の複数のレーンを跨ぐように、
敷地308から敷地314にかけてアーチ340が配設
されており、アーチ340上には、料金所アンテナ34
2、344、346が取り付けられている。料金所アン
テナ342は、レーン302の上方に位置しレーン30
2を走行する車両に対する料金に関連する情報の授受を
行い、料金所アンテナ344は、レーン304の上方に
位置しレーン304を走行する車両に対する情報の授受
を行い、同様に、料金所アンテナ346は、レーン30
6の上方に位置しレーン306を走行する車両に対する
情報の授受を行う。これらの料金所アンテナ342、3
44、346には、料金所アンテナ制御装置332が接
続されている。
【0057】出口ゲート300には、通行料を自動課金
できない手払いによる車両のために、各々のレーンに対
応するように料金支払ボックス324、326、328
が設置されている。料金支払ボックス324は、レーン
302に対応して配設され、料金支払ボックス326
は、レーン304に対応して配設され、料金支払ボック
ス328はレーン306に対応して配設されている。こ
れらの料金支払ボックス324、326、328の各々
には、図示しないマイクロコンピュータが配設され、図
示しないマイクロコンピュータの各々を統括的に管理す
ることによって手払いにより収受した情報を管理する料
金手払システム323を構成している。この料金手払シ
ステム323は、ローカルコントローラ380に接続さ
れている(図1参照)。
【0058】また、料金支払ボックスの車両進行方向の
下流側には、不正通行車両を撮影するための不正通行車
撮影システム350が配置され(図1参照)、不正通行
車撮影システム350の撮像装置であるカメラ352、
354、356がレーン302、304、306に対応
して配設されている。この不正通行車撮影システム35
0は、ローカルコントローラ380に接続されている。
【0059】なお、アーチ340の車両進行方向の下流
側には、各レーンへの進入の可否を指示するための信号
機334、336、338が各々のレーンに対応して配
設されている。これら信号機334、336、338
は、出口ゲート制御センター330に接続されており、
各レーンへ車両が進入可能な表示(例えば、青信号)ま
たは進入が不可能な表示(例えば、赤信号)のいずれか
を表示する。
【0060】出口ゲート制御センター330は、中央コ
ンピュータ400(図1参照)に接続されている。な
お、出口ゲート制御センター330を中央コンピュータ
400に接続することなく、出口ゲートのみによる独立
した制御系としてもよい。
【0061】次に、車両に積載される車載機30の構成
を説明する。図5に示すように車載機30は、後述する
路上機から送信された信号を受信する受信アンテナ32
を備えている。受信アンテナ32は、受信アンテナ32
で受信された変調波を検波し、データ信号を得る検波回
路34に接続されている。検波回路34は、データ信号
受信回路44を介してマイクロコンピュータを含んで構
成された信号処理回路46に接続されている。
【0062】信号処理回路46には、IDコードを記憶
する記憶回路48及びIDコードを含むデータ信号等を
応答信号として送信する送信回路50が接続されてお
り、この送信回路50は送受信アンテナ52に受信され
た無変調の搬送波である問合せ信号を信号処理回路46
からのデータ信号で変調して送受信アンテナ52を介し
て返送する。
【0063】また、信号処理回路46には、ICカード
62が着脱可能なICカードリードライト装置60が接
続されている。
【0064】なお、車載機30にはイグニッションオン
時に車載バッテリーから常時電源が供給されている。
【0065】以上説明した車載機30は、路上機から送
信された信号を受信する受信アンテナ32と、路上機か
ら送信された問合せ信号を受信すると共に受信した問合
せ信号をデータ信号で変調した信号を送信する送受信ア
ンテナ52と、を別々に構成しているが、これに限定す
るものでなく、1つの送受信アンテナとして構成するよ
うにしてもよい。
【0066】次に、車載機30と通信を行う路上機につ
いて、出口ゲート300に設けられた路上機を例にして
説明する。なお、説明を簡単にするため、レーン302
を走行する車両に対する電波の授受を担当する予告アン
テナ318及び予告アンテナ制御装置331を用いて説
明する。なお、予告アンテナ320、322、及び、料
金所アンテナ342、344、346、料金所アンテナ
制御装置332も、略同様の構成であるため、説明を省
略する。また、入口ゲート100、途中経路200にお
ける各々のアンテナ及びアンテナ制御装置の構成も、略
同様の構成であるため、説明を省略する。
【0067】図6に示すように、レーン302を走行す
る車両に対する地上側の装置は、予告アンテナ318及
び予告アンテナ制御装置331から構成されている。予
告アンテナ318は、送信アンテナ22及び送受信アン
テナ26から構成されている。なお、送信アンテナ22
と送受信アンテナ26とを別々に構成しているが、これ
に限定するものでなく、1つの送受信アンテナとして構
成するようにしてもよい。予告アンテナ制御装置331
は、マイクロコンピュータを含んで構成された信号処理
回路12を備えている。この信号処理回路12は、中央
コンピュータ400に接続可能になっている。信号処理
回路12は、命令を含むデータ信号(通信要求信号)を
送信する送信回路14に接続されている。送信回路14
はミキサー18を介して送信アンテナ22に接続されて
いる。ミキサー18には所定周波数の搬送波を発生する
搬送波発生回路20が接続されており、ミキサー18は
送信回路14から入力される信号と搬送波発生回路20
から入力される搬送波とをミックスし、送信回路14か
ら入力された信号で搬送波発生回路20から入力された
搬送波を変調する。また、送信アンテナ22からはこの
変調波が電波として送信される。
【0068】搬送波発生回路20には、図5に示す車載
機30から変調されて返送され送受信アンテナ26で受
信された変調波からデータ信号を取り出す送受信回路2
4が接続されている。この送受信回路24は信号処理回
路12に接続されている。
【0069】次に、本実施例の車種検出システム360
における牽引車両を判別するためのシステムの詳細をレ
ーン302における予告アンテナ318、CCDカメラ
363及び予告アンテナ制御装置331を例にとり説明
する。なお、他のレーン304、304における予告ア
ンテナ320、322及びCCDカメラ365、367
及び料金所アンテナ344、346も同様の構成となっ
ているので、説明を省略する。
【0070】予告アンテナ318、CCDカメラ363
は、図7ないし図9に示すように、レーン302へと続
く所定の曲率を有する走行路C1の略中間地点T1に設
置されたアーチ316に取り付けられている。また、C
CDカメラ363は、図8及び図9に示すように、車両
90の上方から車両90全体を撮影できる位置に設置さ
れている。すなわち、CCDカメラ363は、図8に示
すように、車両90の前後方向の中間位置が走行路C1
の略中間地点T1に達したときに、車両90の前後方向
の長さ以上の領域を撮影でき、かつ、図9に示すよう
に、車両90の車幅方向の長さ以上の領域を撮影できる
位置に設置されている。
【0071】車両位置検出センサ70は、図7に示すよ
うに、走行路C1を挟んで可視光又は赤外線を発光する
発光素子72及びこの発光素子72から発光された光を
受光する受光素子74を備えている。また、受光素子7
4は、受光素子72からの光が遮断されたときに所定の
信号を予告アンテナ制御装置331に出力する。なお、
車両位置検出センサ70は、発光素子72から受光素子
74への光が車両90によって遮断されたときに、車両
90の全体をCCDカメラ363で撮影できる位置に設
けられている。なお、車両位置検出センサ70は、道路
の幅方向に複数個の荷重検出センサを配列して構成して
もよい。
【0072】次に本発明の実施例の処理ルーチンを説明
する。出口ゲート300に設置された路上機では、図1
1に示すように車載機からの応答信号を受信するまでス
テップ401において、連続波からなる問合わせ信号を
送信し、ステップ402で、車載機からの応答信号を受
信したと判断されると、ステップ404で、車両判別処
理を行う(詳細は後述する)。
【0073】次のステップ410で、車載機からの応答
信号から検出した入口ゲート情報、経路通過情報等及び
検出した車種情報に基づいて料金テーブルを参照して、
車種に応じた料金を算出し、ステップ412で、応答信
号から検出したIDコードと、算出した料金とを、所定
時間毎に複数回送信する。
【0074】図10は、車載機の処理ルーチンを示すも
ので、ステップ420で路上機からの問合せ信号を受信
したと判断されると、ステップ422において受信した
問合せ信号を搬送波として自車を特定する識別コードで
あるIDコード、入口ゲート情報、経路通過情報等で搬
送波を変調した変調波を応答信号として送信する。
【0075】ステップ424で、路上機からの信号を受
信したと判断されると、ステップ426において受信し
た信号に含まれるIDコードと、該車載機が記憶してい
るIDコードとか一致するか否か判断することにより、
IDコードが正しいかを判断する。IDコートが正しく
ない場合には、ステップ424に戻り、再度路上機から
の信号を受信したか判断する。一方、IDコードが正し
い場合には、ステップ428で、ICカード62に格納
された料金残額情報から受信した料金を減算し、減算さ
れた残額の情報を記憶する。
【0076】次に、車両判別処理の詳細を図12ないし
図14を参照して説明する。車両の判別は、車両の車種
を識別すると共に牽引車両か否かを判別するものであ
る。
【0077】車種の識別は、車種検出装置362におけ
るCCDラインスキャナで得られた画像に基づいて画像
処理により通過車両のシルエットを判別すことにより、
車両が小型車、普通車、2輪車及び大型車かを識別して
車種情報を記憶する。
【0078】また、車両が牽引車両か単体車両かは、ま
ず、ステップ500(図12参照)で、受光素子74か
らの信号を入力したか否か判断することにより、車両9
0が撮影位置に到達したか否か判断する。車両が撮影位
置に到達した場合に、ステップ502で、車両90を撮
影し撮影された車両90の画像情報を入力し、ステップ
504で、入力した画像情報を2値化する。
【0079】ステップ506で、2値化された画像情報
に基づいて車両90の角位置(以下、エッジ点という)
を抽出する。このエッジ点の抽出は、以下にように行
う。すなわち、撮影され車両90の画像情報に基づい
て、図13に示すように、微分オペレータ等を使用して
エッジ検出処理を行ってエッジを検出し、車両90の最
前部の車幅方向のエッジL1と車両90の最前部におけ
る右側部のエッジL2(左側部のエッジでもよい)との
交差点と、車両90の最後部の車幅方向のエッジL3と
車両の最後部における右側部のエッジL4(車両90の
左側のエッジでもよい)との交差点とを検出する。な
お、エッジL1とエッジL2との交差点は、車両90の
最前部の右側の角のエッジ点E1(車両90の左側の車
幅エッジを検出した場合には、車両90の最前部の左側
のエッジ点)に対応し、エッジL3とエッジL4との交
差点は、車両90の最後部の右側の角のエッジ点E2
(車両90の最前部の左側の車幅エッジを検出した場合
には、車両90の左側のエッジ点)に対応する。
【0080】ステップ508で、エッジ点E1、E2を
結ぶ直線の傾きθ1を計算し、ステップ510で、エッ
ジL4を延長した直線の傾きθ2を計算する。ステップ
512で、傾きθ1と傾きθ2との差θを算出する。
【0081】ここで、車両90が単体車両の場合には、
車両90が屈曲しないことから、差θは0又は0付近の
値となる。一方、車両90が牽引車両の場合には、車両
90が屈曲しているので、図13(a)及び図14
(a)に示すように、差θは大きくなる。
【0082】そこで、走行路C1の曲率と、該曲率を有
する走行路を走行する際の多種類の牽引車両の牽引部及
び被牽引部の位置関係に基づいて、車両90が牽引車両
と判断することができる差θのしきい値を設定し、ステ
ップ514で、差θが予め入力されたしきい値より小さ
いか否か判断し、差θがしきい値より小さい場合には、
ステップ516で、車両90が単体車両であるとして単
体車両情報を記憶する。一方、差θがしきい値より小さ
くない場合には、ステップ518で、車両90が牽引車
両であるとして牽引車両情報を記憶する。
【0083】このように、撮影された車両の画像を処理
(エッジ検出)して車両のエッジ点を検出することから
牽引車両と単体車両とで異なる車両のエッジ点を確実に
検出できるので、検出されたエッジ点に基づいて車両が
所定角以上屈曲しているか否かを検出でき、牽引車両を
確実に判別することができる。
【0084】以上説明した実施例では、路上機側で車両
の種類に応じた料金の算出を行っているが、これに限定
するものでなく、次のように行ってもよい。なお、前述
した実施例と同様の部分については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0085】車両判別処理を行った後(図16参照)、
路上機は、ステップ406で、IDコード、判別された
車両の種類の情報(これによると牽引車両か又は単体車
両かの車種情報も含まれる)及び料金テーブルを車載機
に送信する。
【0086】これらの種類の情報を含んだ信号を受信し
た車載機は(図15参照)、ステップ426で、IDコ
ードが正しいか否か判断し、IDコードが正しい場合
に、ステップ428で、受信した車両の種類に応じた料
金の算出処理を行い、ステップ430で、ICカード6
2に格納された料金残額情報から受信した料金を減算
し、減算された残額の情報を記憶する。
【0087】また、上記では、路上機又は車載機で料金
の算出処理を行ったが、これに限定するものでなく、路
上機及び車載機の両方で料金の算出処理を行って、車載
機は、路上機から送信された料金と車載機で算出された
料金とか一致する場合に料金の引き落としを行うように
してもよい。
【0088】このように、路上機から送信された料金と
車載機で算出された料金とか一致する場合に料金の引き
落としを行うようにすれば、正しい料金を確実に引き落
とすことができる。また、以上説明した実施例における
牽引車両の判別処理は、車両90のエッジ点を結ぶ直線
の傾きと、所定エッジの傾きとの差を算出し、該算出結
果が所定のしきい値より小さいか否か判断することによ
り車両90が単体車両であるか牽引車両であるか判別し
ているが、これに限定するものでなく、次にように判断
してもよい。
【0089】すなわち、図17に示すように、エッジL
1と、エッジL3とが略平行であるか否か判断し、エッ
ジL1とエッジL3とが、略平行であれば単体車両と判
断し、エッジL1とエッジL3とが平行でなければ牽引
車両と判断するようにしてもよい。エッジL1とエッジ
L3とが略平行であるか否かは、エッジL1とエッジL
3とのなす角を検出し、検出されたなす角が所定角より
小さいか否か判断することより行うことができる。
【0090】また、図18に示すように、車両90の前
後方向の最前部及び最後部の各々2個のエッジ点E1、
E3及びE2、E4を検出し、エッジ点E1、E3間の
中点を通りかつ該エッジ点E1、E3を結ぶ直線に垂直
な直線M1と、エッジ点E2、E4間の中点を通りかつ
該エッジ点E2、E4を結ぶ直線に垂直な直線M2と、
が略平行か否か判断し、略平行である場合には車両90
が単体車両であり、略平行でない場合には車両90が牽
引車両と判断するとこができる。
【0091】さらに、牽引車両であれは、車両90が屈
曲しているので、エッジ点E1及びエッジ点E3間距離
が変化し、単体車両であれば、車両90が屈曲していな
いので、エッジ点E1及びエッジ点E3間距離が変化し
ない。よって、所定時間毎に複数回車両90を撮影し、
各々画像において前述したエッジ点E1、E3(又は、
エッジ点E2、E4でもよい)を検出し、各々画像にい
て、エッジ点E1及びエッジ点E3間距離が変化してい
るか否か判断することにより、車両90が牽引車両であ
るか単体車両であるかを判断してもよい。
【0092】次に本発明の第2の実施例を図19乃至図
24を参照して説明する。なお、本実施例において、前
述した第1の実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て詳細な説明を省略すると共に予告アンテナ318等は
図面から省略してある(この点、後述する第3の実施例
から第5の実施例も同様である)。また、レーン302
のみを例にとり説明するが、他のレーン304、306
も同様となっているので、説明を省略する(この点、後
述する第3の実施例から第5の実施例も同様である)。
【0093】本実施例の車種検出システム360は、車
種検出装置362、364、366の他に、車両90を
撮影するCCDカメラ363、車両位置検出センサ70
及びこれらが接続されている予告アンテナ制御装置33
1を備えている。
【0094】CCDカメラ363は、図19及び図20
に示すように、車両90の略中間位置が所定の曲率を有
する走行路C2の中間地点T2に達したときに、車両9
0を正面から撮影できるように高さ及び撮影方向が定め
られている。ここで、車両90が牽引車両の場合には、
図21(a)に示すように、牽引部90aにおける右側
のタイヤ90a1(走行路が右曲線路の場合には、左側
のタイヤ)と被牽引部90bにおける左側のタイヤ90
b1(走行路が右曲線の場合には、右側のタイヤ)とが
撮影される。一方、車両90が単体車両の場合には、図
21(b)に示すように、車両90の右側のタイヤ90
a1、90b1(走行路が右曲線路である場合には、左
側のタイヤ)のみが撮影される。
【0095】また、車両位置検出センサ70(図20参
照)は、車両90の略中間位置が所定の曲率を有する走
行路の略中間位置に達したときに車両90の先頭部のタ
イヤ90a1によって受光素子74への発光素子72の
光が遮断される位置に設置されている。
【0096】次に本実施例の作用を図24に示したフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、本実施例の作用
は第1の実施例と略同様であり、牽引車両の判別処理の
みが異なるので、以下、牽引車両の判別処理について説
明し、第1の実施例と同様の部分については説明を省略
する(この点、後述する第3の実施例から第5の実施例
も同様である)。
【0097】受光素子74からの信号を入力することに
より車両90が走行路C2の略中間地点T2に車両90
の中間位置が達したことを検知したとき、ステップ52
2で、車両90を撮影し撮影された画像情報を入力す
る。
【0098】ステップ524で、入力した画像情報を2
値化し、ステップ526で、画像情報を処理して、エッ
ジ検出処理を行うことにより楕円部分(タイヤ位置)を
検出する。前述したように、車両90が牽引車両の場合
には、図21(a)に示すように、牽引部90aにおけ
る右側のタイヤ90a1と被牽引部90bにおける左側
のタイヤ90b1とが、画像中心を通る鉛直線を挟んだ
各領域に撮影される。一方、車両90が単体車両の場合
には、図21(b)に示すように、車両90の右側のタ
イヤ90a1、90b1のみが、画像中心を通る鉛直線
の左側の領域に撮影される。そこで、ステップ528
で、画像中心を通る鉛直線を挟んで、車両90の前後方
向に対して右側のタイヤ90a1と左側のタイヤ90b
1とが検出されたか否か判断する。右側のタイヤ90a
1と左側のタイヤ90b1とが検出された場合には、ス
テップ530で、車両90が牽引車両として牽引車両情
報を記憶する。一方、右側のタイヤと左側のタイヤとが
検出されなかった場合には、ステップ532で、車両9
0が単体車両として単体車両情報を記憶する。
【0099】このように、車両前方から撮影された車両
の画像をエッジ検出処理するので、牽引車両では画像中
心を通る鉛直線の左右の領域にタイヤが検出され、単体
車両では該鉛直線の左右のいずれか一方の領域にタイヤ
が検出され、牽引車両と単体車両とを区別でき、牽引車
両を確実に判別することができる。
【0100】以上説明した第2の実施例では、撮影され
た車両90の画像に右側のタイヤと左側のタイヤとが撮
影されているか否か判断することにより、車両90が牽
引車両であるか否か判断しているが、これに限定するも
のでなく、所定時間毎に車両90を複数回撮影し、撮影
された複数の画像に基づいて、車両90が牽引車両であ
るか否かを次のように判断するようにしてもよい。
【0101】すなわち、牽引車両が曲線路を走行する場
合、まず、牽引部が被牽引部より先に進行方向が曲線路
に応じて左右方向に変化する。そして、牽引部の進行方
向の変化に追従して、被牽引部の進行方向が変化する。
そこで、所定時間毎に車両90を複数回撮影し、撮影さ
れた複数の画像を比較して、車両90の一部(例えば、
牽引部)が他の部分(例えば、被牽引部)と異なる運動
(進行方向が変化)しているか否か判断することによ
り、車両90が牽引車両であるか否か判断するようにし
てもよい。
【0102】次に変形例を説明する。本変形例は、車両
の前後方向に対して右側又は左側のタイヤの接地位置を
検出し、検出されたタイヤの接地位置が略直線状に検出
されたか否か判断することにより、単体車両か牽引車両
かを判別するものである。ここで、タイヤの接地位置の
検出は、所定の曲線路に沿って配置された光を発光する
発光素子群及びこの発光素子群から発光した光を受光す
る受光素子群を用いて検出するようにしてもよい。ま
た、走行路に車両の荷重を検出する複数の荷重検出セン
サを設け、荷重検出センサの信号により検出するように
してもよい。
【0103】このように、車両の各タイヤの接地位置を
検出することから、牽引車両においては牽引部と被牽引
部との各々のタイヤの接地位置が検出され、検出された
タイヤの接地位置に基づいて車両が屈曲しているか否か
を検出でき、牽引車両を確実に判別することができる。
【0104】以上説明した実施例では、所定の曲率を有
する走行路を走行しているときの車両の屈曲状態を検出
することから、単体車両では該走行路を走行しても該車
両は屈曲しないが、牽引車両が該走行路を走行すると、
牽引部と被牽引部とにより牽引車両が屈曲するので、牽
引車両と単体車両とを区別でき、牽引車両を確実に判別
することができる。
【0105】次に本発明の第4の実施例を説明する。本
実施例の車種検出システム360は、図23に示すよう
に、車種検出装置362、364、366の他に、車両
90の走行音を集音する集音器80、車両90のタイヤ
82と接する円筒回転体84を介して車両90の各車軸
の駆動力を検出するトルクセンサ86及びこれらが接続
される予告アンテナ制御装置331を備えている。な
お、円筒回転体84は、略全体が走行路中に回転可能に
埋没されており、所定長分だけ路面の一部を形成すると
共に所定長だけ路面から突出している。なお、円筒回転
体84は、軸88を介してトルクセンサ86に接続され
ている。
【0106】ここで、車両90を加速させるためには、
車軸へのトルクを大きくしなければならない。単体車両
は、後輪駆動が一般的であるので、トルクを大きくする
車軸は最後尾の車軸である。一方、牽引車両は、牽引部
の車軸である。そこで、トルクが大きい車軸が車両の最
後尾の車軸か否か判断すれば、単体車両か牽引車両であ
るを判断することができる。
【0107】次に本実施例の作用を図24に示したフロ
ーチャートを参照して説明する。なお、本実施例の作用
は第1の実施例と略同様となっており、牽引車両の判別
処理が異なるので、以下、牽引車両の判別処理について
説明する。
【0108】路面の一部を形成する円筒回転体84の面
を車両90の左側(又は、右側でもよい)のタイヤが走
行すると、タイヤ82の走行に応じて円筒回転体84が
回転し、円筒回転体84の回転によって軸が回転する。
そこで、ステップ562で、軸の回転力を検出すること
によって、各車軸のトルクを検出する。
【0109】ステップ564で、車両90が加速中が否
か判断する。すなわち、車両90の走行音を集音器80
により集音し、集音したデータに基づきドップラー効果
を利用して車両90の速度を所定時間間隔をずらして2
回検出し、検出された車両90の速度の差を算出する。
そして、該差が正の値であるか否か判断することにより
車両90が加速中であるか否か判断する。
【0110】なお、このように車両90が加速中である
か否かを検出するのは、加速するときには、いずれかの
車軸のトルクを大きくし、これにより、どの車軸の駆動
トルクが最も大きいかを検出することができるからであ
る。そこで、車両90が加速中でない場合には、単体車
両か牽引車両かを検出することができないので、ステッ
プ572で、判定不可能として、処理を終了する。
【0111】一方、車両90が加速中の場合には、ステ
ップ566で、最後尾の車軸のトルクが他の車軸のトル
クより大きいか否か判断する。最後尾の車軸のトルクが
他の車軸のトルクより大きい場合には、加速するために
トルクを大きくする車軸が最後尾の車軸であるので、ス
テップ568で、車両90が単体車両であるとして単体
車両情報を記憶する。一方、最後尾の車軸のトルクが他
の車軸のトルクより大きくない場合には、加速するため
にトルクを大きくする車軸が牽引部90aの車両90で
あると考えられるので、ステップ570で、車両90が
牽引車両として牽引車両情報を記憶する。
【0112】このように、加速中の車両の車軸の駆動ト
ルクを検出していることから、最後尾の車軸のトルクか
大きい単体車両と最前部の車軸のトルクか大きい牽引車
両とを区別でき、牽引車両を確実に判別することができ
る。
【0113】なお、車両90は、高速走行するため、入
口ゲート100付近(高速道路内)から加速するのが通
常である。従って、入口ゲート100付近で車種検出シ
ステム360を備えて車種を判別しておき、車種情報を
記憶し、前述したステップ404では、車種判別処理を
行い、記憶した車種情報を読み出すようにしてもよい。
また、出口ゲート300付近の走行路を坂道にしておけ
ば、出口ゲート300に備えた車種検出システムによ
り、確実に車軸の駆動トルクを検出することができる。
すなわち、坂道を登るため車両は、車軸の駆動トルクを
大きくするので、確実に駆動トルクを検出することがで
きる。なお、この場合、駆動トルクを確実に検出するこ
とができるので、加速中であるか否か判断する処理を省
くことができる。
【0114】次に、本発明の第5の実施例を図25乃至
図27を参照して説明する。本実施例は、図25に示す
ように、車種検出装置362、364、366の他に、
車両90の位置を検出する車両位置検出センサ70、タ
イヤの温度を検出するサーモビュア92及びこれらが接
続されている予告アンテナ制御装置331を備えてい
る。
【0115】サーモビュア92の設置高さは、図26に
示すように、タイヤの中心位置に対応している。なお、
サーモビュア92は、車両90の最前部によって発光素
子72から受光素子74への光が遮断されたときに車両
90のタイヤがサーモビュア92の温度検出範囲に達す
る位置に設けられている。
【0116】ここで、車両90を走行させるために駆動
させる車軸に連結しているタイヤの温度は、駆動させな
い車軸に連結しているタイヤの温度より高くなってい
る。単体車両は、前述したように後輪駆動が一般的であ
り駆動させる車軸が最後尾の車軸であるので、最後尾の
車軸に連結しいてるタイヤの温度が他の車軸に連結して
いるタイヤの温度より高くなる。一方、牽引車両は、駆
動させる車軸が牽引部90aの車軸であるので、最後尾
の車軸に連結しいてるタイヤの温度より牽引部90aの
車軸に連結しているタイヤの温度のほうが高くなる。よ
って、最後尾の車軸に連結しいてるタイヤの温度が他の
車軸に連結しているタイヤより高いか否か判断すること
により、単体車両か牽引車両であるか否か判断すること
ができる。
【0117】次に、本実施例の作用を図27に示したフ
ローチャートを参照して説明する。なお、本実施例の作
用は第1の実施例と略同様となっており、牽引車両の判
別処理が異なるので、以下、牽引車両の判別処理につい
て説明する。
【0118】受光素子74からの信号を入力することに
より、車両90の最前部のタイヤがサーモビュア92の
温度検出範囲に達っしたことを検知したとき、ステップ
582で、タイヤ(車両90の右側でも左側でもよい)
の温度を検出する。
【0119】ステップ584で、最後尾のタイヤの温度
は他のタイヤに比較して高いか否か判断する。最後尾の
タイヤの温度は他のタイヤに比較して高い場合には、ス
テップ586で、車両90を単体車両として単体車両情
報をする。一方、最後尾のタイヤの温度は他のタイヤに
比較して高くない場合には、ステップ588で、車両9
0を牽引車両として牽引車両情報をする。
【0120】このように、車両の各タイヤの温度を検出
していることから、最後尾のタイヤの温度が高い単体車
両と最前部のタイヤの温度が高い牽引車両とを区別する
ことかでき、牽引車両を確実に判別することができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、車両の屈曲状態を検出し、検出された車両の屈曲状
態に基づいて車両が所定値以上屈曲しているか否か判断
することから、牽引車両を確実に判別することができる
という効果を有する。
【0122】請求項2記載の発明は、撮影された車両の
画像を処理して車両の角位置を検出することから牽引車
両と単体車両とで異なる車両の角位置を確実に検出でき
るので、検出された角位置に基づいて車両が所定角以上
屈曲しているか否かを検出でき、牽引車両を確実に判別
することができる、という効果を有する。
【0123】請求項3記載の発明は、所定の曲率を有す
る走行路を走行している車両の屈曲状態を検出すること
から、該走行路を走行しても車両が屈曲しない単体車両
と、該走行路を走行すると牽引部と被牽引部とにより牽
引車両が屈曲する牽引車両とを区別することができ、牽
引車両を確実に判別することができる、という効果を有
する。
【0124】請求項4記載の発明は、車両の各車軸の駆
動力又は駆動力に関連した情報を検出し、検出された各
車軸の駆動力又は駆動力に関連した情報に基づいて、該
車両が牽引車両であるか否かを判別することから、牽引
車両を確実に判別することができる、という効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な自動料金収受装置を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の自動料金収受装置の入口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図3】図1の自動料金収受装置の途中経路を示す概略
斜視図である。
【図4】図1の自動料金収受装置の出口ゲートを示す概
略斜視図である。
【図5】本実施例の車載機を示すブロック図である。
【図6】路上機の一例を示すブロック図である。
【図7】車種検出システムを鉛直方向下向きに見た概略
構成図である。
【図8】車種検出システムにおけるCCDカメラの車両
の前後方向の撮影領域を示した図である。
【図9】車種検出システムにおけるCCDカメラの車両
の車幅方向の撮影領域を示した図である。
【図10】第1の実施例の車載機側の処理ルーチンを示
すフローチャートである。
【図11】第1の実施例の路上機側の処理ルーチンを示
すフローチャートである。
【図12】第1の実施例の車両判別処理ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図13】撮影された車両の4つのエッジ点の関係を示
した図である。
【図14】牽引車両及び単体車両における所定のエッジ
点を結んだエッジと車幅エッジとのなす角の関係を示し
た図である。
【図15】第1の実施例の変形例における車載機側の処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】第1の実施例の変形例における路上機側の処
理ルーチンを示すフローチャートである。
【図17】第1の実施例における車両の屈曲状態を検出
するための変形例を示した図である。
【図18】第1の実施例における車両の屈曲状態を検出
するための他の変形例を示した図である。
【図19】第2の実施例におけるCCDカメラの撮影領
域を示した図である。
【図20】第2の実施例の車種検出システムの鉛直方向
下向きに見た概略図である。
【図21】第2の実施例のCCDカメラによって撮影さ
れた車両の画像を各構成要素の配置関係と共に示した概
略図である。
【図22】第2の実施例における車種判別処理ルーチン
を示したフローチャートである。
【図23】第4の実施例の車種検出システムにおける各
構成要素の配置を示した概略図である。
【図24】第4の実施例の車種判別処理ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図25】第5の実施例の車種検出システムにおける各
構成要素の配置を示した概略図である。
【図26】サーモジュアの温度検出範囲を示した図であ
る。
【図27】第5の実施例の車種判別処理ルーチンを示し
たフローチャートである。
【符号の説明】
30 車載機 100 入口ゲート 117 入口アンテナ 200 途中経路 217 経路把握アンテナ 300 出口ゲート 317 予告アンテナ 341 料金所アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 典久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の屈曲状態を検出する屈曲状態検出
    手段と、 前記検出された車両の屈曲状態に基づいて車両が所定値
    以上屈曲しているか否か判断し、車両が所定値以上屈曲
    している場合に該車両を牽引車両と判別する牽引車両判
    別手段と、 を備えた牽引車両判別装置。
  2. 【請求項2】 前記屈曲状態検出手段を、 車両上方から車両全体を撮影する撮影手段と、 前記撮影された車両全体の画像を処理することにより、
    車両の最前部及び車両の最後部について各々少なくとも
    1つの角位置を検出して、車両の屈曲状態を検出する画
    像処理手段段と、 により構成したことを特徴とする請求項1記載の牽引車
    両判別装置。
  3. 【請求項3】 前記屈曲状態検出手段は、車両が所定の
    曲率を有する走行路を走行しているときに前記屈曲状態
    を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の牽引車両判別装置。
  4. 【請求項4】 車両の各車軸の駆動力又は駆動力に関連
    した情報を検出する駆動力情報検出手段と、 前記検出された各車軸の駆動力又は駆動力に関連した情
    報に基づいて、該車両が牽引車両であるか否かを判別す
    る牽引車両判別手段と、 を備えた牽引車両判別装置。
JP14367594A 1994-06-24 1994-06-24 牽引車両判別装置 Pending JPH0816976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14367594A JPH0816976A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 牽引車両判別装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14367594A JPH0816976A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 牽引車両判別装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0816976A true JPH0816976A (ja) 1996-01-19

Family

ID=15344328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14367594A Pending JPH0816976A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 牽引車両判別装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0816976A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1306824A1 (de) * 2001-10-23 2003-05-02 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Erfassung eines sich auf einer Fahrbahn, insbesondere einer Autobahn bewegenden Fahrzeugs sowie zur Ermittlung fahrzeugspezifischer Daten
JP2004302699A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 車両検知器
JP2021124822A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 三菱重工機械システム株式会社 車軸数検出装置、料金収受システム、車軸数検出方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1306824A1 (de) * 2001-10-23 2003-05-02 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Erfassung eines sich auf einer Fahrbahn, insbesondere einer Autobahn bewegenden Fahrzeugs sowie zur Ermittlung fahrzeugspezifischer Daten
JP2004302699A (ja) * 2003-03-28 2004-10-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 車両検知器
JP2021124822A (ja) * 2020-02-03 2021-08-30 三菱重工機械システム株式会社 車軸数検出装置、料金収受システム、車軸数検出方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0145051B1 (ko) 전자적통행요금수수시스템 및 차량식별장치
US5859415A (en) Method and apparatus for the registration of a vehicle(s) in a free flow toll facility by tracking the vehicle along a path in the toll facility area
EP0740274B1 (en) Road/vehicle communication method and device
EP2920767A1 (en) Device for tolling or telematics systems
JP4961305B2 (ja) 有料道路自動料金所の車両監視装置
JPH0818498A (ja) 車載用通信装置及び路車間通信システム
JP2007183803A (ja) 車種判別システム、車種判別方法
JPH0714037A (ja) 道路利用者の料金支払状態チェック用監視システム
JPH0816976A (ja) 牽引車両判別装置
JP3601116B2 (ja) 自動料金収受装置
JP3145476B2 (ja) 有料道路料金収受システム
JPH07334787A (ja) 車両判別方法
JP3456357B2 (ja) 情報表示装置
KR100263727B1 (ko) 차량용 게이트 장치
JPH10105871A (ja) 車種判定装置およびこの装置を用いた自動料金収受装置
JPH0981813A (ja) 通信結果判定装置
JP4107794B2 (ja) 有料道路の料金収受システム及び運行状況確認方法
JP2004013700A (ja) 料金収受システム、料金収受方法
JPH05217043A (ja) 有料道路の料金収受装置
JP3146859B2 (ja) 自動料金収受装置
JPH09212789A (ja) 複数車線道路における路車間通信システム
JPH08274703A (ja) 路車間通信方法及び装置
JPH0816846A (ja) 自動料金収受装置
JP3677847B2 (ja) 有料道路のノンストップ料金支払いシステム
JP3416305B2 (ja) 有料道路料金収受システム