JPH10105871A - 車種判定装置およびこの装置を用いた自動料金収受装置 - Google Patents

車種判定装置およびこの装置を用いた自動料金収受装置

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JPH10105871A
JPH10105871A JP8276856A JP27685696A JPH10105871A JP H10105871 A JPH10105871 A JP H10105871A JP 8276856 A JP8276856 A JP 8276856A JP 27685696 A JP27685696 A JP 27685696A JP H10105871 A JPH10105871 A JP H10105871A
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vehicle
detecting means
wireless
length
axes
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JP8276856A
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English (en)
Inventor
Toshio Hori
堀  俊雄
Katsumi Obuchi
克己 大渕
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路等の料金所に設置して進入車両の車
種を自動的に判定する車種判定装置に関し、トレーラを
牽引しない2軸のセミトレーラ用トラクタを普通車と判
定できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 撮像手段で撮像したナンバープレートか
ら普通車および大型車を判定する車種判定装置におい
て、車両の車長を検出する車長検出手段と、車両の軸数
を検出する軸数検出手段とを備え、撮像手段で撮像した
ナンバープレートが大型車のナンバープレートであり、
車長検出手段で検出した車長が所定長未満であり、軸数
検出手段で検出した軸数が2軸の場合は普通車と判定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路や駐車場
等の料金所に設置され、進入車両の車種を自動的に判定
する車種判定装置およびこの車種判定装置で判定した車
種に応じた料金を進入車両に搭載されている無線車載機
器と無線交信することによって収受する自動料金収受装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有料道路や駐車場等の料金所で料
金を収受するには、自動車等を料金所の前で一時停止さ
せ、自動車等の使用者が収受員に所定の料金を現金また
は回数券等で支払うことによって行っている。
【0003】また、進入車両のナンバープレートを撮像
機で撮像し、そのナンバープレートの大きさ等から普通
車または大型車等の車種を判別し、この判別した車種を
料金所ブース内に居る収受員に通知することによって、
収受員の作業を補助するようにした車種判定装置が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2軸のセミ
トレーラ用トラクタがトレーラを牽引せずに単独で走行
するときは、車種は大型車ではなしに普通車に分類され
る。しかし、そのようなトレーラは大型車のナンバープ
レートを付して走行しているため、従来の車種判定装置
では大型車と判定してしまう。
【0005】このため、収受員が車種判定装置の判定結
果を手動で修正しなければならず、収受員の作業補助の
ために設けた車種判定装置が、かえって収受員の作業効
率を低減させる要因になるという不都合が生じる。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、普通車および大型車の判定の
他に、トレーラを牽引しない2軸のセミトレーラ用トラ
クタを普通車と判定することができる車種判定装置およ
びこの車種判定装置を用いた自動料金収受装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の車種判定装置は、撮像手段で撮像したナンバープレー
トから普通車および大型車を判定する車種判定装置にお
いて、車両の車長を検出する車長検出手段と、車両の軸
数を検出する軸数検出手段とを備え、撮像手段で撮像し
たナンバープレートが大型車のナンバープレートであ
り、車長検出手段で検出した車長が所定長未満であり、
かつ軸数検出手段で検出した軸数が2軸の場合は普通車
と判定するものである。
【0008】また、請求項2に記載の車種判定装置は、
請求項1に記載の車長検出手段が、軸数検出手段と、軸
数検出手段から所定長以上の間隔をもって配置された車
両検出手段とからなるものである。
【0009】また、請求項3に記載の自動料金収受装置
は、進入車両に搭載され料金に関するデータの読み取り
および書き込みが可能な内部メモリおよび無線送受信部
を有する無線車載機器と、料金所に配置され進入車両の
車種を判定する請求項1または2記載の車種判定装置
と、料金所に配置され無線車載機器とアンテナユニット
を介して無線交信を行う無線装置とを備え、無線装置は
無線車載機器と交信して車種判定装置で判定した車種に
応じた料金を収受するものである。
【0010】また、請求項4に記載の自動料金収受装置
は、請求項3に記載のアンテナユニットが、軸数検出手
段から所定長以上の間隔で配置されているものである。
【0011】本発明の車種判定装置によれば、進入車両
の車種の判定を、ナンバープレート、車長および軸数に
よって行うので、大型車のナンバープレートを付したト
レーラを牽引しない2軸のセミトレーラ用トラクタ(以
下、2軸無牽引トラクタ、という)を普通車と判定する
ことができる。
【0012】また、本発明の自動料金収受装置によれ
ば、進入車両に搭載されている無線車載機器と交信する
ことによって料金を収受する際に、本発明による車種判
定装置によって判定した車種に応じた料金を収受するの
で、2軸無牽引トラクタからは普通車の料金を収受する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による車種判定装
置を用いた有料道路等の料金所における自動料金収受装
置の一実施の形態を示すブロック図である。この装置は
進入車両に搭載された後述するカード状の無線車載機器
(以下、リモートカード、という)RCと無線交信を行
い、車種に応じた料金を自動的に収受する自動料金収受
部1と、従来通り収受員が料金を収受するブース部2
と、これら各部を制御して中央の管理システムとデータ
の送受を行う主制御部3とから構成されている。
【0014】自動料金収受部1は、進入車両の車種を判
別する車種判別装置11、進入車両に搭載されているリ
モートカードRCと交信する無線装置12、進入車両に
対して各種の案内表示を行うための案内表示装置13を
有する。
【0015】車種判別装置11は、進入車両の軸数を計
測する軸数検出手段としての軸数検知センサ14、進入
車両の車幅および車高を計測する車両検出手段としての
車両検知センサ15、進入車両のナンバープレートを撮
影する車両番号撮像機16に接続され、これら各機器か
ら送られてくる計測データおよび画像データに基づいて
進入車両の車種を判別する。また、軸数検知センサ14
および車両検知センサ15によって車長検出手段を構成
している。
【0016】なお、判別する車種の区分としては、各有
料道路や駐車場等の料金システムによって異なるが、例
えば大型車および普通車等である。また、車両の形態に
ついての判別、例えば、バス、トレーラ、トラック、乗
用車、二輪車等の判別も可能である。
【0017】無線装置12は、アンテナユニット17を
介して進入車両に搭載されているリモートカードRCと
無線交信を行い、リモートカードRCに記憶されている
料金データから所定の料金データを差し引くためのデー
タ処理を行うことにより進入車両から料金を収受する。
【0018】案内表示装置13は、案内表示盤18を制
御して進入車両に対する停止または通過の指示、あるい
は利用料金の表示等を行う。
【0019】次に、ブース部2はリモートカードRCを
搭載していない車両や搭載していても残金が不足する車
両からは、従来通り収受員が料金を現金等で収受する必
要があるために設置されているもので、車種判別装置1
1で判別した進入車両の車種および料金等を表示するブ
ース内表示装置21、収受員が料金を現金または回数券
等で収受した場合に収受完了を入力する収受完了釦2
2、料金をカードで収受するためのカード処理機23、
領収書を発行する領収書発行機24、進入車両の通過検
知する発進検知センサ25、これら各機器の制御および
他部とのデータ送受を行うブース内制御装置26を有す
る。
【0020】図2(a)は、軸数検知センサ14の構成
図で、路側帯に設置した投光器から4分割のスリットレ
ーザ光線を路面および通過車両の車輪面に照射し、この
映像を撮像器で撮影することにより、スリット光線の屈
折の位置の変化から車輪の存在と車両の前進または後進
を判定するように構成されている。
【0021】具体的には、同図(b)に示すように、レ
ーザ光源から発したレーザ光を六角形の回転ミラーで反
射させ、路面上を左右方向に走査する。そして、その映
像をレンズを介してCCD等の受光素子で受光する。車
両が通過するとレーザ光線が車輪に当たって屈折するの
で、レーザ光線が路面のみを照射している場合と異なる
映像を受光素子で受光する。車種判別装置11は受光素
子の出力データによって車軸の数を計数する。また、こ
のセンサ14は車両が料金所アイランドに進入したこと
を検知するセンサとしても機能する。
【0022】図3(a)は、車両検知センサ15の構成
図で、進入車両の通過領域の上部に配置した3台のレー
ザビームセンサ15a,15b,15cを備え、このセ
ンサ15a〜15cからパルススキャン方式のレーザビ
ームを通過車両に照射し、その反射光を受光することに
よって、同図(b)に示すような検出信号を得、車両の
立体形状をミリメートル単位の精度で計測することがで
きる。発進検知センサ25も同一の構成を有している。
【0023】図4(a)は、リモートカードRCの外観
図で、耐久性の確保と偽造防止のために一体成型方式の
1ピース形状で構成されており、無線送受信回路とデー
タの読出しおよび書込み機能を有する内部メモリとが集
積回路化されて内臓されている。
【0024】このリモートカードRCは、同図(b)に
示すように、進入車両の例えばフロントガラスの内側に
着脱自在に取り付けられ、進入車両がアンテナユニット
17の無線ゾーンに入ると、無線装置12と無線交信を
行い、内部メモリに所定の料金を引いたことを記録する
などのデータ処理を行う。
【0025】図5は、ブース内表示装置21のブロック
図で、表示部21aを制御する表示制御部21b、収受
完了釦22を構成する現金収受完了釦22aおよび回数
券収受完了釦22b、スピーカ23aから発する音声指
示情報を生成する音声信号生成部23bがそれぞれブー
ス内制御装置26に接続されている。
【0026】図6は、ブース内表示装置21の外観図の
一例で、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図であ
る。この例では、表示部21aの下に現金収受完了釦2
2aおよび回数券収受完了釦22bが設置された構成を
示している。
【0027】(各機器の配置)次に、これらの各機器
を、料金所アイランドに設置した場合の配置例について
説明する。図7は、その概略的側面図、図8は、その概
略的平面図である。両図において、料金所アイランドの
最上流部(この図では左側)には、自動料金収受部1の
軸数検知センサ14が配置され、そのやや下流側には車
両検知センサ15、車両番号撮像機16およびアンテナ
ユニット17が配置されている。
【0028】軸数検知センサ14は進入車両の車軸を検
知するものであるため、路側帯上の地表面近くに配置さ
れているが、車両検知センサ15、車両番号撮像機16
およびアンテナユニット17はそれぞれ車両通過領域の
上方に配置されている。アンテナユニット17の無線ゾ
ーンは軸数検知センサ14の近くまで達しており、具体
的には4〜5mの範囲でリモートカードRCと交信でき
るように設定されている。
【0029】車両検知センサ15等の下流側にはブース
部2の建物が配置されている。この建物の内部には前述
したブース内表示装置21等が設置されており、収受員
が待機している。このブース部2の建物の下流端には発
進検知センサ25が車両通過領域の上方に配置されてい
る。また、そのやや下流側の路側帯上には、進入車両の
運転者が見やすい位置に案内表示盤18が配置されてい
る。
【0030】(動作)次に、本実施の形態の動作につい
て説明する。いま、図9(a)に示すように、トレーラ
を牽引したトラクタが進入車両T1として料金所アイラ
ンドに進入すると、軸数検知センサ14がそれを検知
し、車種判別装置11がそれを受けて案内表示装置13
およびブース内制御装置26に車両が進入した旨のデー
タを送出する。
【0031】このデータを受けた案内表示装置13は案
内表示盤18に赤色で停車または徐行要請の表示を行
う。これはリモートカードRCによる料金収受のほかに
収受員による料金収受が混在しているためである。ま
た、ブース内制御装置26はブース内表示装置21に車
両が進入したことを表示する。
【0032】これと同時に、車両番号撮像機16が進入
車両T1のナンバープレートを撮影し、その撮像データ
を車種判別装置11に送る。車種判別装置11はこのデ
ータから大型車か普通車かを判別する(この場合は大型
車)。判別結果は車種データとして、算出した料金デー
タとともに無線装置12、案内表示装置13、ブース内
制御装置26に送る。
【0033】次いで、図9(b)に示すように、進入車
両T1がアンテナユニット17の無線ゾーンに入ると、
無線装置12がアンテナユニット17を介して進入車両
T1に搭載されているリモートカードRCと交信し、交
信可能であればリモートカードRCに車種と料金収受を
記録するための交信を行う。リモートカードRCに残高
不足がなければ、通行料金を全額収受できたことになる
ので、無線装置12は収受完了を主制御部3、案内表示
装置13、ブース内制御装置26にそれぞれ通知する。
【0034】この通知を受けた案内表示装置13は案内
表示盤18にリモートカードRCで料金を収受した旨の
表示を行う。この表示は通過を許可する意味で緑色で行
う。また、ブース内制御装置26はブース内表示装置2
1に車種を表示し、収受員に料金収受が正常に完了した
ことを知らせる意味で青色で表示する。
【0035】リモートカードRCに残高不足がある場合
は、残金を収受員が収受する必要があるため、無線装置
12は残高データを案内表示装置13およびブース内制
御装置26に送る。このデータを受けた案内表示装置1
3は案内表示盤18に残高不足がある旨を赤色で表示す
る。また、ブース内制御装置26はブース内表示装置2
1に車種を表示し、収受員に残高収受が必要であること
を知らせる意味で赤色で表示する。同時に残高も表示す
る。
【0036】無線装置12が進入車両T1と交信できな
い場合は、収受員が料金を収受する必要があるので、無
線装置12はその旨を案内表示装置13およびブース内
制御装置26に通知する。案内表示装置13は案内表示
盤18に車種および料金を赤色で表示する。また、ブー
ス内制御装置26はブース内表示装置21に車種を表示
し、収受員に料金収受が必要であることを知らせる意味
で赤色で表示する。同時に料金も表示する。
【0037】収受員が残金または料金を現金で収受する
と現金収受完了釦22aを押し、回数券で収受すると回
数券収受完了釦22bを押す。ブース内制御装置26は
これを受けて領収書発行機24を制御して領収書を発行
する。また、カード処理機23によって既存のカードか
ら収受した場合も領収書発行機24を制御して領収書を
発行する。収受員はこの領収書を取って使用者に渡す。
【0038】ブース内制御装置26は収受完了釦22の
操作を検知し、あるいはカード処理機23による収受を
検知すると、収受が完了した旨の通知を主制御装置4、
案内表示装置13、ブース内表示装置21に通知する。
【0039】この通知を受けた案内表示装置13は案内
表示盤18に料金を収受したので通過を許可する旨の表
示を緑色で表示する。また、ブース内表示装置21は赤
色で表示されていた車種を青色に切り替え、料金収受が
完了したことを表す。
【0040】こうして自動料金収受部1またはブース部
2で料金の収受が完了し、車両が発進検知センサ25を
通過すると、ブース内制御装置26は後続車両がない場
合はブース内表示装置21を滅灯し、後続車両がある場
合は後続車両の情報を表示する。また、案内表示装置1
3もこの発進データを受けて、後続車両がない場合は案
内表示盤18を滅灯し、後続車両がある場合は後続車両
の情報を表示する。
【0041】(セミトレーラ用トラクタの判定)進入車
両が普通車または大型車一般の場合は、料金所をこうし
て不都合なく通過することができるが、トレーラを牽引
しない2軸のセミトレーラ用トラクタ(2軸無牽引トラ
クタ)の場合は、普通車に分類されるにもかかわらず、
ナンバープレートが大型車のものであるため大型車と判
別され、大型車の料金が収受されてしまうことになる。
【0042】そこで、2軸無牽引トラクタの車長が6.
3m以内であることを考慮し、軸数検知センサ14から
例えば6.5m離れた下流側に車両検知センサ15を配
置し、この2つのセンサによって大型車と2軸無牽引ト
ラクタとを区別するようにしている。
【0043】すなわち、図10(a)に示すように、2
軸無牽引トラクタが進入車両T2として料金所アイラン
ドに進入すると、軸数検知センサ14がそれを検知し、
同時に車両番号撮像機16が進入車両T2のナンバープ
レートを撮影する。進入車両T2は大型車のナンバープ
レートを付しているので、車種判別装置11は大型車と
判定する。
【0044】次いで、図10(b)に示すように、進入
車両T2がアンテナユニット17の無線ゾーンに入る
と、無線装置12がアンテナユニット17を介して進入
車両T2に搭載されているリモートカードRCと交信
し、リモートカードRCに車種と料金収受を記録するた
めの交信を行う。この時点ではリモートカードRCに大
型車の情報が記録される。
【0045】次いで、図10(c)に示すように、進入
車両T2が車両検知センサ15を通過する前に、その車
尾が軸数検知センサ14によって検知されると、車種判
別装置11は進入車両T2の車長が6.3m以内と判断
する。そして、軸数検知センサ14によって検出された
軸数が2軸であれば、進入車両T2は2軸無牽引トラク
タであると判定する。
【0046】この判定結果を受けて、無線装置12がア
ンテナユニット17を介して進入車両T2に搭載されて
いるリモートカードRCと交信し、リモートカードRC
に記録した大型車の情報を普通車の情報に訂正する。ア
ンテナユニット17は軸数検知センサ14から約6.5
m離れた下流側に配置されているので、リモートカード
RCはまだ無線ゾーン内に位置しており、この無線交信
は可能となる。
【0047】図11は、この車種判定動作を説明するた
めのフローチャートである。まず、軸数検知センサ14
が進入車両を検知すると(ステップS1)、車両番号撮
像機16が進入車両のナンバープレートを撮像し(ステ
ップS2)、この撮像データからナンバープレートは大
型プレートか否か判断する(ステップS3)。
【0048】大型プレートでなければ普通車であるの
で、進入車両が無線ゾーンに入ると無線装置12がアン
テナユニット17を介して進入車両に搭載されているリ
モートカードRCと交信し、リモートカードRCに普通
車の情報を記録する(ステップS4)。そして、車種は
普通車であると判定して(ステップS5)、処理を終了
する。
【0049】ステップS3で大型プレートと判断した場
合は、進入車両が無線ゾーンに入ると無線装置12がア
ンテナユニット17を介して進入車両に搭載されている
リモートカードRCと交信し、リモートカードRCに大
型車の情報を記録する(ステップS6)。
【0050】次いで、車両検知センサ15が進入車両の
通過を検知したか判断し(ステップS7)、検知してい
なければ軸数検知センサ14が進入車両の車尾を検知し
たか判断する(ステップS8)。これも検知していなけ
れば、いずれか一方のセンサが検知するまで待機する。
【0051】もし、進入車両が大型車であれば、図9
(c)に示すように、車両検知センサ15が進入車両の
通過を検知するので(ステップS7)、車種判別装置1
1は進入車両は大型車と判定し(ステップS9)、処理
を終了する。
【0052】もし、進入車両が2軸無牽引トラクタであ
れば、図10(c)に示すように、先に軸数検知センサ
14が進入車両の車尾を検知するので(ステップS
8)、車種判別装置11は軸数検知センサ14で検知し
た軸数が2軸か判断し(ステップS10)、2軸でなけ
れば大型車と判定する(ステップS9)。2軸であれば
2軸無牽引トラクタであるので、無線装置12がアンテ
ナユニット17を介して進入車両に搭載されているリモ
ートカードRCと交信し、リモートカードRCに記録し
た大型車の情報を普通車に訂正し(ステップS11)、
車種は普通車と判定して(ステップS5)、処理を終了
する。
【0053】
【発明の効果】本発明の車種判定装置によれば、進入車
両の車種の判定を、ナンバープレート、車長および軸数
によって行うようにしたので、大型車のナンバープレー
トを付した2軸無牽引トラクタを正しく普通車と判定す
ることができる。
【0054】また、本発明の自動料金収受装置によれ
ば、進入車両に搭載されている無線車載機器と交信する
ことによって料金を収受する際に、本発明の車種判定装
置で判定した車種に応じた料金を収受するので、2軸無
牽引トラクタからは普通車の料金を収受することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】(a)は軸数検知センサの動作説明図、(b)
は構成図である。
【図3】(a)は車両検知センサの動作説明図、(b)
は検出信号図である。
【図4】(a)は車載機器であるリモートカードの外観
図、(b)はそれを自動車のフロントガラスの内側に取
り付けた状態を示す図である。
【図5】ブース内表示装置のブロック図である。
【図6】ブース内表示装置の外観図で、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図7】各機器を有料道路の料金所に設置した配置例を
示す概略的側面図である。
【図8】図7の概略的平面図である。
【図9】(a)〜(c)は本発明の動作を説明するため
の概略的側面図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の動作を説明するた
めの概略的側面図である。
【図11】本発明の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 自動料金収受部 2 ブース部 3 主制御部 11 車種判別装置 12 無線装置 13 案内表示装置 14 軸数検知センサ 15 車両検知センサ 16 車両番号撮像機 17 アンテナユニット 18 案内表示盤 21 ブース内表示装置 22 収受完了釦 23 カード処理機 24 領収書発行機 25 発進検知センサ 26 ブース内制御装置 RC リモートカード(無線車載機器)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段で撮像したナンバープレートか
    ら普通車および大型車を判定する車種判定装置におい
    て、 車両の車長を検出する車長検出手段と、車両の軸数を検
    出する軸数検出手段とを備え、前記撮像手段で撮像した
    ナンバープレートが大型車のナンバープレートであり、
    前記車長検出手段で検出した車長が所定長未満であり、
    かつ前記軸数検出手段で検出した軸数が2軸の場合は普
    通車と判定することを特徴とする車種判定装置。
  2. 【請求項2】 前記車長検出手段が、前記軸数検出手段
    と、前記軸数検出手段から前記所定長以上の間隔をもっ
    て配置された車両検出手段とからなることを特徴とする
    請求項1記載の車種判定装置。
  3. 【請求項3】 進入車両に搭載され料金に関するデータ
    の読み取りおよび書き込みが可能な内部メモリおよび無
    線送受信部を有する無線車載機器と、 料金所に配置され前記進入車両の車種を判定する請求項
    1または2記載の車種判定装置と、 前記料金所に配置され前記無線車載機器とアンテナユニ
    ットを介して無線交信を行う無線装置とを備え、 前記無線装置は前記無線車載機器と交信して前記車種判
    定装置で判定した車種に応じた料金を収受することを特
    徴とする自動料金収受装置。
  4. 【請求項4】 前記アンテナユニットが、前記軸数検出
    手段から前記所定長以上の間隔をもって配置されている
    ことを特徴とする請求項3記載の自動料金収受装置。
JP8276856A 1996-09-30 1996-09-30 車種判定装置およびこの装置を用いた自動料金収受装置 Pending JPH10105871A (ja)

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JP8276856A JPH10105871A (ja) 1996-09-30 1996-09-30 車種判定装置およびこの装置を用いた自動料金収受装置

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