JPH10105755A - 料金所ブース内表示装置 - Google Patents

料金所ブース内表示装置

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JPH10105755A
JPH10105755A JP8278605A JP27860596A JPH10105755A JP H10105755 A JPH10105755 A JP H10105755A JP 8278605 A JP8278605 A JP 8278605A JP 27860596 A JP27860596 A JP 27860596A JP H10105755 A JPH10105755 A JP H10105755A
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JP
Japan
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vehicle
display device
booth
toll
display
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Application number
JP8278605A
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English (en)
Inventor
Naoyoshi Sato
尚良 佐藤
Katsumi Obuchi
克己 大渕
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有料道路等の料金所のブース内に設置されて
いる料金所ブース内表示装置に関し、進入車両の車種を
収受員が迅速かつ容易に確認することができる表示装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 料金所に進入する車両の車両情報を料金
所の上流部で取得し進入した車両の車種を判別する車種
判定手段と、料金所の操作をするための係員が待機する
ブース部と、ブース部内に配置され車種判定手段で判別
した車種に応じた車両図形を表示する表示装置とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有料道路や駐車場
等の車両有料領域の出入口等に配置されたブース内に設
置されている料金所ブース内表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有料道路や駐車場等の料金所で料
金を収受するには、自動車等を料金所の前で一時停止さ
せ、係員が車種を判別し、均一料金制の場合は車種に応
じた料金を表示盤に表示し、対距離料金制の場合は車種
および距離に応じた料金を表示盤に表示して収受するよ
うにしている。
【0003】また、料金所に進入した自動車等の車高や
車幅を光センサによって検出し、また車両のナンバープ
レートを撮像機で撮影してその番号を識別し、この結果
から車種を判別し、判別した車種および車番をブース内
の表示装置に文字で表示するようにしたブース内表示装
置が提案されている。
【0004】図14は、このような従来のブース内表示
装置の表示画面例を示す図で、1台目が普通車、2台目
が大型車であることを文字で示している。収受員はこの
表示を見て料金を請求し、1台目の普通車に対しては現
金で料金を収受したことを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来例
では、ブース内表示装置への画面表示が文字を中心とし
た表示であるため、進入車両の車種を係員が迅速に確認
できないといった不都合がある。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、進入車両の車種を係員が迅速
かつ容易に確認することができる料金所ブース内表示装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
料金所ブース内表示装置は、料金所に進入する車両の車
両情報を料金所の上流部で取得し前記進入した車両の車
種を判別する車種判定手段と、料金所の操作をするため
の係員が待機するブース部と、ブース部内に配置され車
種判定手段で判別した車種に応じた車両図形を表示する
表示装置とを備えるものである。
【0008】請求項2記載の料金所ブース内表示装置
は、請求項1記載の発明において、表示装置が順次進入
する複数台の車両の車両図形を表示するための複数個の
車両表示エリアを有し、この複数個の車両表示エリアは
後続する車両毎に徐々に小さくなるように構成したもの
である。
【0009】請求項3記載の料金所ブース内表示装置
は、請求項1または2記載の発明において、表示装置が
車両図形を料金未収時と料金収受時とで異なる態様で表
示するように構成したものである。
【0010】請求項4記載の料金所ブース内表示装置
は、請求項1乃至3記載の発明において、表示装置が料
金収受完了操作子の操作によって車両図形の表示態様を
料金未収時の表示態様から料金収受時の表示態様に変化
させるように構成したものである。
【0011】請求項5記載の料金所ブース内表示装置
は、請求項3または4記載の発明において、表示装置が
車両図形を料金未収時は赤色表示とし、料金収受時は青
色表示とするように構成したことを特徴とする請求項3
または4記載の料金所ブース内表示装置。
【0012】請求項6記載の料金所ブース内表示装置
は、料金所に進入する車両の車両情報を料金所の上流部
で取得し進入した車両の車種を判別する車種判定手段
と、進入車両に搭載されている無線車載機器と料金収受
の無線交信を行う無線装置と、料金所の操作をするため
の係員が待機するブース部と、ブース部内に配置され車
種判定手段で判別した車種に応じた車両図形を料金未収
時と料金収受時とで異なる態様で表示する表示装置とを
備え、表示装置は無線交信によって料金を収受したとき
は車両図形の表示態様を料金未収時の表示態様から料金
収受時の表示態様に変化させるように構成したものであ
る。
【0013】本発明によれば、ブース部内に配置した表
示装置によって、料金所アイランドに進入した車両の車
種を車両図形によって表示し、また連続して複数台の車
両が進入したときは進入した順序に従って車両図形を小
さくして表示し、また車両図形を料金未収時と料金収受
時とで異なる態様で表示し、また料金の収受が完了する
と車両図形を料金未収時の表示態様から料金収受時の表
示態様に変化させて表示するようにしたので、進入車両
の車種および料金収受状況を係員が迅速かつ容易に確認
することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による料金所ブー
ス内表示装置が適用される料金収受装置の一実施の形態
を示すブロック図である。この装置は、進入車両に搭載
された後述するカード状の無線車載機器(以下、リモー
トカード、という)と無線交信を行って車種に応じた料
金を自動的に収受する自動料金収受部1と、係員が待機
するブース部2と、車両の通過を阻止する車両抑制部3
と、これら各部を制御して中央の管理システムとデータ
の送受を行う主制御部4とから構成されている。
【0015】自動料金収受部1は、進入車両の車種を判
別する車種判別装置11、進入車両に搭載されているリ
モートカードと交信する無線装置12、進入車両に対し
て各種の案内表示を行うための案内表示装置13を有す
る。
【0016】車種判別装置11は、進入車両の車幅およ
び車高を計測する進入検知センサ14、進入車両の軸数
を計測する軸数検知センサ15、進入車両のナンバープ
レートを撮影する車両番号撮像機16に接続され、これ
ら各機器から送られてくる計測データおよび画像データ
に基づいて進入車両の車種を判別する。判別する車種の
区分としては、各有料道路や駐車場等によって異なる
が、例えば大型車および普通車等である。
【0017】無線装置12は、アンテナユニット17を
介して進入車両に搭載されているリモートカードと無線
交信を行い、リモートカードに記憶されている料金デー
タから所定の料金データを差し引くためのデータ処理を
行うことによって進入車両から料金を収受する。
【0018】案内表示装置13は案内表示盤18を制御
して進入車両に対する停止または通過の指示、あるいは
利用料金の表示等を行う。
【0019】次に、ブース部2は異常や不正を監視する
ための係員が待機するもので、この係員はまたリモート
カードRCを搭載していない車両や、搭載していても残
金が不足する車両から料金を現金等で収受する作業も行
う。
【0020】このブース部2は車種判別装置11で判別
した進入車両の車種および料金等を表示するためのブー
ス内表示装置21、料金を現金または回数券等で収受し
た場合に係員が収受完了を入力する収受完了釦22、料
金をカードで収受した場合に処理するカード処理機2
3、領収書を発行する領収書発行機24、後述する阻止
ゲートを開閉制御するための阻止ゲート開閉釦25、こ
れら各機器の制御および他部とのデータ送受を行うブー
ス内制御装置26を有する。
【0021】次に、車両抑制部3は車両の通過を阻止す
る阻止ゲートを開閉制御し、不正車両が通過した場合
は、その不正車両の情報を主制御部4を介して中央の管
理システムに転送するためのもので、車両がブース部2
の前を通過したことを検知する発進検知センサ31、使
用者の映像を撮影する車両撮像機32、車両に停止警告
を発する警告表示盤33、車両の通過を阻止ゲートによ
って阻止するための車両阻止機34、車両が阻止ゲート
を通過して料金所アイランドを出たことを検知する通過
検知センサ35、これら各機器の制御および他部とのデ
ータ送受を行う阻止機制御装置36からなっている。
【0022】図2(a)は、進入検知センサ14の構成
図で、進入車両の通過領域の上部に配置した3台のレー
ザビームセンサ14a,14b,14cを備え、このセ
ンサ14a〜14cからパルススキャン方式のレーザビ
ームを通過車両に照射し、その反射光を受光することに
よって、同図(b)に示すような計測データを得、車両
の立体形状をミリメートル単位の精度で計測することが
できる。また、このセンサ14は車両が料金所アイラン
ドに進入したことを検知するセンサとしても機能する。
なお、発進検知センサ31、通過検知センサ35も同一
の構成を有している。
【0023】図3(a)は、軸数検知センサ15の構成
図で、路側帯に設置した投光器15aから4分割のスリ
ットレーザ光線を路面および通過車両の車輪面に照射
し、この映像を撮像器15bで撮影することによって、
スリット光線の屈折の位置の変化から車輪の存在と車両
の前進または後進を判定するように構成されている。
【0024】具体的には、同図(b)に示すように、レ
ーザ光源から発したレーザ光を六角形の回転ミラーで反
射させ、路面上を左右方向に走査する。そして、その映
像をレンズを介してCCD等の受光素子で受光する。車
両が通過するとレーザ光線が車輪に当たって屈折するの
で、レーザ光線が路面のみを照射している場合と異なる
映像を受光素子で受光するので、車種判別装置11はこ
の出力データによって車軸の数を計数することにより車
種を判別する。
【0025】図4(a)は、リモートカードRCの外観
図で、耐久性の確保と偽造防止のために一体成型方式の
1ピース形状で構成されており、無線送受信回路とデー
タの読出しおよび書込み機能を有する内部メモリとが集
積回路化されて内臓されている。
【0026】このリモートカードRCは、同図(b)に
示すように、進入車両の例えばフロントガラスの内側に
着脱自在に取り付けられており、進入車両がアンテナユ
ニット17の無線ゾーンに入ると、無線装置12とデー
タ通信を行い、内部メモリに所定の料金を引いたことを
記録するなどのデータ処理を行う。
【0027】図5は、ブース内表示装置21のブロック
図で、表示部21aを制御する表示制御部21b、収受
完了釦22を構成する現金収受完了釦22aおよび回数
券収受完了釦22b、スピーカ23aから発する音声指
示情報を生成する音声信号生成部23bがそれぞれブー
ス内制御装置26に接続されている。
【0028】図6は、ブース内表示装置21の一例を示
す外観図で、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図
である。この例では、表示部21aの下に現金収受完了
釦22aおよび回数券収受完了釦22bが設置された様
子を示している。
【0029】図7は、車両阻止機34の構成図で、同図
(a)は閉鎖時の平面図、同図(b)はそのB−B線上
から見た背面図である。この車両阻止機34は、阻止ゲ
ートを構成する左右一対の阻止腕34a,34bが下流
側へ開く前後開閉方式となっており、車両が料金所アイ
ランドに進入すると閉鎖するノーマルクローズ方式を採
用している。
【0030】(各機器の配置)次に、これらの各機器
を、料金所アイランドに設置した場合の配置例について
説明する。図8は、その概略的側面図、図9は、その概
略的平面図である。両図において、料金所アイランドの
最上流部(この図では左側)には、自動料金収受部1の
進入検知センサ14および軸数検知センサ15が配置さ
れ、そのやや下流側には車両番号撮像機16およびアン
テナユニット17が配置されている。
【0031】軸数検知センサ15は進入車両の車軸を検
知するものであるため、路側帯上の地表面近くに配置さ
れているが、進入検知センサ14、車両番号撮像機16
およびアンテナユニット17はそれぞれ車両通過領域の
上方に配置されている。アンテナユニット17の無線ゾ
ーンは進入検知センサ14の近くまで達しており、具体
的には4〜5mの範囲でリモートカードRCと交信でき
るように設定されている。
【0032】車両番号撮像機16の下流側にはブース部
2の建物が配置されている。この建物の内部には前述し
たブース内表示装置21等が設置されており、係員が待
機している。このブース部2の建物の下流端には発進検
知センサ31が車両通過領域の上方に配置されている。
また、そのやや下流側の路側帯上の使用者の見やすい位
置には案内表示盤18が配置されている。
【0033】さらに、そのやや下流側の路側帯上には車
両撮像機32および警告表示盤33が配置され、料金所
アイランドの出口である最下流部には車両阻止機34お
よび通過検知センサ35が配置されている。
【0034】車両阻止機34は車両の通過を阻止するこ
とができる高さに両開きの一対の阻止腕34a,34b
が位置するように配置されている。また、通過検知セン
サ35は進入検知センサ14および発進検知センサ31
と同様に車両通過領域の上方に配置されている。
【0035】(動作)次に、本実施の形態による動作に
ついて説明する。図10は、車両C1,C2の2台が連
続して進入して来た場合の進入状況を示す平面図で、こ
の図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では
本発明を均一料金制の有料道路の料金所に適用した場合
について説明し、また、リモートカードRCがプリペイ
ドカードである場合について説明する。
【0036】まず、図10(a)に示すように、先行車
両C1が料金所アイランドに進入すると、進入検知セン
サ14がそれを検知し、車種判別装置11はそれを受け
て案内表示装置13、ブース内制御装置26および阻止
機制御装置36に進入データを送出する。
【0037】このデータを受けた案内表示装置13は案
内表示盤18に赤色で停車または徐行要請の表示を行
う。これはリモートカードRCによる料金収受のほかに
係員による料金収受が混在しているためである。
【0038】また、進入データを受けたブース内制御装
置26はブース内表示装置21の画面に車両が進入した
ことを表す表示、例えば「?」マークを表示する。これ
は車両が進入したことは検知したが、車種はまだ判明し
ていないことを表すものである。この表示例を図11
(a)に示す。
【0039】ここで、ブース内表示装置21の表示部2
1aの画面構成について説明する。図11(a)に示す
ように、画面上部に横に並んだ3つの表示エリアG1〜
G3は進入した車両の車種情報を文字および図形で表す
表示エリアで、表示エリアG1〜G3の順に小さくな
り、最も大きい右側の表示エリアG1は最先の車両を表
し、やや小さい次の表示エリアG2は2台目の車両を表
し、最も小さい左側の表示エリアG3は3台目の車両を
表す。従って、係員は同時に3台までの車両を認識する
ことができる。画面下部に縦に並んだ2つの表示エリア
G4〜G5のうち、表示エリアG4は先行車両の料金を
表し、表示エリアG5はその不足残高を表す。
【0040】進入データを受けた阻止機制御装置36は
阻止腕34a,34bが開いている場合は車両阻止機3
4を制御して阻止腕34a,34bを閉鎖する。これ
は、この実施の形態ではノーマルクローズ方式を採用し
ているためである。
【0041】次いで、車種判別装置11が進入検知セン
サ14、軸数検知サンセ15および車両番号撮像機16
からの各データに基づいて車両C1の車種を判別する
と、その判別結果は車種データとして無線装置12、案
内表示装置13、ブース内制御装置26に送られる。
【0042】このデータを受けた案内表示装置13は案
内表示盤18に赤色で車種と利用料金とを表示する。ま
た、ブース内制御装置26はブース内表示装置21の表
示エリアG1に判別した車種の情報を文字および図形で
赤色(図ではハッチング)で表し、表示エリアG4に利
用料金を青色で表す。この表示例を図11(b)に示
す。この例では、車種は普通車で、料金は600円であ
ることを表している。また、スピーカ23aから音声に
よって車種と料金を係員に通知する。
【0043】次いで、図10(b)に示すように、車両
C1が進行してアンテナユニット17の無線ゾーンに達
すると、無線装置12が車両C1に搭載されているリモ
ートカードRCと交信し、交信可能であればリモートカ
ードRCに料金を収受したことを記録するデータを送信
する。リモートカードRCに残高不足がなければ、通行
料金を全額収受できたことになるので、無線装置12は
収受結果を示すデータを主制御部4、案内表示装置1
3、ブース内制御装置26および阻止機制御装置36に
通知する。
【0044】この通知を受けた案内表示装置13は案内
表示盤18にリモートカードRCで料金を収受した旨の
表示を行い、通過を許可する意味で緑色で表示する。ま
た、ブース内制御装置26はブース内表示装置21内の
表示エリアG1に赤色で表示されていた車種情報を青色
(図では網目)に切り替え、係員に料金収受が正常に完
了したことを知らせる。このときの表示例を図11
(c)に示す。また、スピーカ23aから音声によって
料金収受の完了を係員に通知する。また、阻止機制御装
置36は車両阻止機34を制御して阻止腕34a,34
bを開き、車両C1が通過できるようにする。
【0045】リモートカードRCに残高不足がある場合
は、残金を係員が収受する必要があるため、無線装置1
2は残高データを案内表示装置13およびブース内制御
装置26に送る。このデータを受けた案内表示装置13
は案内表示盤18に残金不足である旨を赤色で表示す
る。また、ブース内制御装置26はブース内表示装置2
1の表示エリアG5に青色で残高を表示する。この表示
例を図11(d)に示す。また、スピーカ23aから音
声によって残高不足を係員に通知する。
【0046】無線装置12が車両C1と交信できない場
合は、係員が料金を収受する必要があるため、無線装置
12はその旨をブース内制御装置26に通知する。ブー
ス内制御装置26はこの通知を受けてブース内表示装置
21の画面にその旨を表示する。また、スピーカ23a
から音声によって係員に通知する。
【0047】係員が残金または料金を現金で収受した場
合は、現金収受完了釦22aを押し、回数券で収受した
場合は回数券収受完了釦22bを押す。ブース内制御装
置26がこれを受けて領収書発行機24を制御し、領収
書を発行する。また、カード処理機23によって既存の
カードから収受した場合も領収書発行機24を制御して
領収書を発行する。係員はこの領収書を取って使用者に
渡し、阻止ゲート開閉釦25を操作して阻止腕34a,
34bを開く指示をする。
【0048】ブース内制御装置26は収受完了釦22の
操作を検知し、あるいはカード処理機23による収受を
検知し、さらに阻止ゲート開閉釦25の操作を検知する
と、収受が完了した旨の通知を主制御装置4、案内表示
装置13、ブース内表示装置21および阻止機制御装置
36に通知する。
【0049】この通知を受けた案内表示装置13は案内
表示盤18に料金を収受したので通過を許可する旨の表
示を緑色で表示する。また、ブース内表示装置21は表
示エリアG1に赤色で表示されている車種情報を青色に
切り替え、料金収受が完了したことを表す。このときの
表示例は前述の図11(c)である。阻止機制御装置3
6は車両阻止機34を制御して阻止腕34a,34bを
開き、車両C1が通過できるようにする。
【0050】こうして自動料金収受部1またはブース部
2で料金の収受が完了し、図10(c)に示すように、
車両C1が発進検知センサ31を通過すると、阻止機制
御装置36から案内表示装置13およびブース内制御装
置26に発進データが送出される。
【0051】この発進データを受けた案内表示装置13
およびブース内制御装置26は、後続車両がない場合
は、案内表示盤18およびブース内表示装置21をそれ
ぞれ滅灯する。そして、車両C1が車両阻止機34を通
過すると、通過検知センサ35がそれを検知し、阻止機
制御装置36が車両阻止機34を制御して阻止腕34
a,34bを再び閉鎖する。
【0052】後続車両がある場合は、案内表示装置13
は案内表示盤18に後続車両に対する案内を表示する。
また、ブース内制御装置26も表示エリアG2〜G3に
表示されている後続車両の車種情報を表示エリアG1〜
G2にシフトして表示し、表示エリアG4に後続車両の
料金を表示する。
【0053】(後続車両の処理)ここで、先行車両C1
の処理を行っている間に、後続車両C2が進入した場合
の処理について説明する。進入検知センサ14が後続車
両C2を検知すると、前述と同様に車種判別装置11か
ら案内表示装置13、ブース内制御装置26および阻止
機制御装置36に進入データが送出される。
【0054】このデータを受けた案内表示装置13はこ
のデータを一時記憶し、先行車両C1が発進検知センサ
31を通過するまで後続車両C2に関する表示は行わな
い。また、阻止機制御装置36も先行車両C1が通過検
知センサ35を通過するまでは後続車両C2に関する処
理は行わない。これに対し、ブース内制御装置26はブ
ース内表示装置21内の表示エリアG2に後続車両C2
が進入したことを表す「?」マークを表示する。この表
示例を図12(a)に示す。
【0055】車種判別装置11が車両C2の車種を判別
すると、その車種データが無線装置12、案内表示装置
13、ブース内制御装置26に送出される。この車種デ
ータを受けた無線装置12は前述と同様に車両C2がア
ンテナユニット17の無線ゾーンに達すると、車両C2
と交信して料金収受等の処理を行う。
【0056】ブース内制御装置26はブース内表示装置
21の表示エリアG2に判別した車種情報を赤色で表示
する。この表示例を図12(b)に示す。なお、ここで
は理解を容易にするために後続車両C2は大型車として
いる。また、案内表示装置13は先行車両C1が発進検
知センサ31を通過するまでは後続車両C2に関する表
示は行わない。
【0057】先行車両C1が発進検知センサ31を通過
すると、前述したように案内表示装置13が案内表示盤
18に後続車両C2に関する情報を表示し、ブース内表
示装置21は表示エリアG2に表示されている後続車両
C2の車種情報を表示エリアG1にシフトして表示し、
表示エリアG4に後続車両C2の料金を表示する。この
表示例を図12(c)に示す。
【0058】また、阻止機制御装置36は車両C1が車
両阻止機34を通過すると、後続車両がない場合は前述
したように車両阻止機34を制御して阻止腕34a,3
4bを閉鎖するが、後続車両がある場合は車両間隔が所
定間隔よりも狭い場合は閉鎖しない。
【0059】(不正車両の対策)次に、不正車両の対策
について説明する。自動料金収受部1でリモートカード
RCから料金が収受できなかった場合は、ブース部2で
係員が料金を収受する必要があるが、係員が料金を収受
しないうちに車両が発進検知センサ31を通過すると、
阻止機制御装置36は車両撮像機32を制御して使用者
の映像を撮影し、警告表示装置33を制御して使用者に
停止を命じる。車両撮像機32で撮影した使用者の映像
は主制御装置4に一時的に記憶される。
【0060】この状態でも車両が停止せず、阻止腕34
a,34bを突破すると、通過検知センサ35がそれを
検知し、阻止機制御装置36はそれを受けて主制御装置
4に車両撮像機32で撮影した映像を内部のメモリに蓄
積するように蓄積要求を出す。また、自動料金収受部1
から得た車番情報、車種情報、通過日時等のデータを主
制御装置4に送る。主制御装置4はこれらのデータを内
部のメモリに蓄積すると共に、中央の管理システムに不
正使用者データとして送出する。
【0061】また、こうして作成された不正使用者デー
タは各料金所に送られるので、進入車両が中央の管理シ
ステムから送られてきた不正使用者の車番情報および車
種情報と一致することを、車種判別装置11が判別する
と、案内表示盤18に停止表示を行い、ブース内表示装
置21に不正使用者である旨の表示を行って係員に注意
を促すなどの処置を行う。
【0062】(他の例)なお、前述の実施の形態では、
本発明を均一料金制の有料道路の料金所に適用した場合
について説明したが、これに限らず対距離料金制の有料
道路の料金所に適用するようにしてもよい。この場合
は、入口料金所でリモートカードの内部メモリに入口料
金所の情報を記憶し、出口料金所でリモートカードとの
交信からこの情報を受けて走行距離を求め、判別した車
種に応じた料金を表示および収受するようにすればよ
い。
【0063】従って、この場合は交信後に料金を表示す
ることになるので、リモートカードRCで正常な料金収
受が完了した場合は、ブース内表示装置21の表示エリ
アG1の表示は進入マークの表示から直ちに料金収受完
了の青色表示に切り替わる。この表示例を図13
(a),(b)に示す。
【0064】ただし、リモートカードRCとの交信で残
高があった場合は、図13(c)に示すように赤色の残
高表示となり、交信ができない場合は、図13(d)に
示すように現金等による料金収受を示す赤色の収受表示
となる。
【0065】また、前述の実施の形態では、リモートカ
ードがプリペイドカードの場合について説明したが、こ
れに限らず他のキャッシュレスシステムのカードとする
ようにしてもよい。
【0066】また、車両の進入や通過を検知する検知セ
ンサや、車両の軸数を検知する軸数検知センサなどの構
成は、これに限らず車両の通過を検知したり、車両の車
幅および車高を計測したり、車両の軸数を計測したりす
ることのできる構成であれば他の構成のものであっても
よいことは勿論である。
【0067】また、前述の実施の形態では、表示エリア
G1〜G3に表示する車両図形の表示態様を、白地の背
景画面に赤色または青色で表示することとしたが、係員
が車種を容易に認識できる表示態様であれば、例えば車
両図形は白色で表示し、背景画面を赤色または青色で表
示することとしてもよい。
【0068】また、前述の実施の形態では、進入車両の
車種の判別を、車種判別装置で行うようにしたが、車種
判別装置はセンサや撮像機から得た情報をブース部に送
り、実際の車種判定はブース部内のコンピュータで行う
ようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、ブース部内に配置した
ブース内表示装置の画面に、料金所アイランドに進入し
た車両の車種を車両図形によって表示するようにしたの
で、車種情報を係員が容易に把握することができる。
【0070】また、連続して複数台の車両が進入したと
きは、進入した順序に従って車両図形の大きさを徐々に
小さくしてブース内表示装置の画面に同時に表示するよ
うにしたので、係員が車種情報の順序を混同することな
く正確に把握することができる。
【0071】また、ブース内表示装置の画面に表示する
車両図形の表示態様を、料金未収時と料金収受時とで異
なる表示態様で表示するようにしたので、料金の収受結
果を係員が容易に把握することができる。しかも、この
場合に料金未収時は赤色表示とし、料金収受時は青色表
示とすれば、交通信号機の色の意味と重ね合わせること
で係員が迷うことなく把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される料金収受装置のブロック図
である。
【図2】(a)は進入検知センサの動作説明図、(b)
は検出信号図である。
【図3】(a)は軸数計測装置の動作説明図、(b)は
構成図である。
【図4】(a)は車載機器であるリモートカードの外観
図、(b)はそれを自動車のフロントガラスの内側に取
り付けた状態を示す図である。
【図5】ブース内表示装置のブロック図である。
【図6】ブース内表示装置の外観図で、(a)は正面
図、(b)は側面図である。
【図7】車両阻止機の構成図で、(a)は閉鎖時の平面
図、(b)はそのB−B線上から見た背面図である。
【図8】各機器を有料道路の料金所に設置した配置例を
示す概略的側面図である。
【図9】図8の概略的平面図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の動作を説明するた
めの平面図である。
【図11】(a)〜(d)はブース内表示装置の画面表
示例である。
【図12】(a)〜(c)はブース内表示装置の画面表
示例である。
【図13】(a)〜(d)はブース内表示装置の画面表
示例である。
【図14】従来の表示装置の画面表示例である。
【符号の説明】
1 自動料金収受部 2 ブース部 3 車両抑制部 4 主制御部 11 車種判別装置 12 無線装置 13 案内表示装置 14 進入検知センサ 15 軸数検知センサ 16 車両番号撮像機 17 アンテナユニット 18 案内表示盤 21 ブース内表示装置 22 収受完了釦 23 カード処理機 24 領収書発行機 25 阻止ゲート開閉釦 26 ブース内制御装置 31 発進検知センサ 32 車両撮像機 33 警告表示盤 34 車両阻止機 35 通過検知センサ 36 阻止機制御装置 RC リモートカード(無線車載機器)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 料金所に進入する車両の車両情報を料金
    所の上流部で取得し前記進入した車両の車種を判別する
    車種判定手段と、 前記料金所の操作をするための係員が待機するブース部
    と、 前記ブース部内に配置され前記車種判定手段で判別した
    車種に応じた車両図形を表示する表示装置と、を備える
    ことを特徴とする料金所ブース内表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示装置は、順次進入する複数台の
    車両の車両図形を表示するための複数個の車両表示エリ
    アを有し、この複数個の車両表示エリアは後続する車両
    毎に徐々に小さくなるように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の料金所ブース内表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置は、前記車両図形を料金未
    収時と料金収受時とで異なる態様で表示するように構成
    したことを特徴とする請求項1または2記載の料金所ブ
    ース内表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置は、料金収受完了操作子の
    操作によって前記車両図形の表示態様を料金未収時の表
    示態様から料金収受時の表示態様に変化させるように構
    成したことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の
    料金所ブース内表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示装置は、前記車両図形を料金未
    収時は赤色表示とし、料金収受時は青色表示とするよう
    に構成したことを特徴とする請求項3または4記載の料
    金所ブース内表示装置。
  6. 【請求項6】 料金所に進入する車両の車両情報を料金
    所の上流部で取得し前記進入した車両の車種を判別する
    車種判定手段と、 進入車両に搭載されている無線車載機器と料金収受の無
    線交信を行う無線装置と、 前記料金所の操作をするための係員が待機するブース部
    と、 前記ブース部内に配置され前記車種判定手段で判別した
    車種に応じた車両図形を料金未収時と料金収受時とで異
    なる態様で表示する表示装置とを備え、 前記表示装置は、前記無線交信によって料金を収受した
    ときは前記車両図形の表示態様を料金未収時の表示態様
    から料金収受時の表示態様に変化させるように構成した
    ことを特徴とする料金所ブース内表示装置。
JP8278605A 1996-10-01 1996-10-01 料金所ブース内表示装置 Pending JPH10105755A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282287A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Oki Electric Ind Co Ltd 不正通過車抑止システム及び不正通過車抑止方法
JP2013029975A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Fuji Electric Co Ltd 車軸検出装置

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JP2008282287A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Oki Electric Ind Co Ltd 不正通過車抑止システム及び不正通過車抑止方法
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