JP3587007B2 - 自動料金徴収システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速道路等の料金所において料金を自動徴収する自動料金徴収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この自動料金徴収システムが導入される初期の段階においては、料金所において、車両に搭載した無線通信機(以下、車載機という)と路上機との通信により料金徴収が行われる自動料金支払い車線(以下、ETCレーンという)と、従来通り料金収受員によって料金徴収が行われる手動料金支払い車線(以下、マニュアルレーンという)の2車線が用意される。
【0003】
従って、車載機を搭載した車両はETCレーンに進み、車載機を搭載していない車両はマニュアルレーンに進む必要がある。
しかしながら、車載機の故障あるいは残高不足などにより料金の自動徴収を行うことができなくなっている場合、運転者がそれを知らずにETCレーンに進入すると、その車両は路上機により異常と判断されるため、ETCレーンで停止させられ渋滞を引き起こす原因となる。
【0004】
このような問題に対処するため、特開平7−21423号公報に示されるものにおいては、ETCレーンとマニュアルレーンが分岐する前の路上位置に予告用の路上機を設け、この予告用路上機と車載機とで通信を行って、車載機の動作不良、ICカードの無効、あるいは残高不足などにより料金の自動徴収を行うことができない不適当車両であることを検出すると、車載機から運転者にその旨の警告を行うとともに、路上に設けられた予告表示灯にてマニュアルレーンに誘導表示するようにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に示されるものでは、予告表示灯にて誘導表示を行う場合、通過車両が多いと、どの車両に対して誘導表示が行われたのか識別しずらいという問題がある。
また、車載機側にて不適当車両である旨の警告を行う場合でも、予告用路上機と車載機とで通信を行い、予告用路上機が不適当車両であることを車載機側に送信して行うので、車載機が搭載されていない車両に対しては警告を行うことができず、また車載機が搭載されていてもその車載機が予告用路上機と通信できない異常状態になっている場合には警告を行うことができないという問題がある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みたもので、マニュアルレーンに進むべき車両に対しより適切に誘導を行えるようにすることを目的とする。
また、路上に設けた可視表示手段にて個別の車両を対象としてマニュアルレーンへの誘導表示ができるようにすることを目的とする。
また、車載機が搭載されていない場合、あるいは車載機が搭載されていてもその車載機が路上機と通信できない異常状態になっている場合でも、マニュアルレーンへの誘導を行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、料金の自動徴収を行うことができない不適当車両をマニュアルレーン(2)に誘導するための可視表示を行う可視表示手段(23)を備え、この可視表示手段(23)は、特定領域(22)にある車両に対して可視表示が目視できるように目視範囲を制限する手段(23b)を有することを特徴としている。
【0008】
従って、可視表示手段(23)の可視表示に対し目視範囲を制限しているので個々の車両を対象として誘導表示を行うことができる。
この誘導表示としては、請求項2に記載した発明のように、ETCレーン(1)に誘導する誘導表示も行うようにすれば、いずれの車線に進むべきかをより適切に表示することができる。
【0009】
この場合、請求項3に記載した文字表示および/又は請求項4に記載した表示色にて、マニュアルレーン(2)への誘導表示とETCレーン(1)への誘導表示を、容易に識別させることができる。
請求項6に記載の発明においては、車両が料金所に到達する前の所定位置になったとき、この車両に車載機(30)が搭載されていないことを検出すると、マニュアルレーン(2)に進むべきことを運転者に知らせる手段(80、90)を備えたことを特徴としている。
【0010】
従って、車載機を搭載していない車両の場合、マニュアルレーンに進むべきことを運転者にいち早く知らせることができる。
請求項7に記載の発明においては、車両が料金所に到達する前の所定位置になったとき、車載機(30)と無線で通信を行い、車載機(30)が路上機(51)と通信できない異常状態を検出すると、マニュアルレーン(2)に進むべきことを運転者に知らせる手段(80、90)を備えたことを特徴としている。
【0011】
従って、車載機を搭載していても車載機が路上機と通信できない異常状態になっているときには、マニュアルレーンに進むべきことを運転者にいち早く知らせることができる。
なお、請求項6、7に記載の発明において、車両が料金所に到達する前の所定位置になったか否かは、請求項8に記載の発明のように、現在位置検出手段(70)にて検出された車両の現在位置に基づいて判定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1に料金所での自動料金徴収システムの構成を示す。図に示すように、料金所には、車両に搭載した車載機と路上機との通信により料金徴収が行われるETCレーン1と、従来通り料金収受員によって料金徴収が行われるマニュアルレーン2が設けられている。
【0013】
ETCレーン1には、その進入路から順に、車種判別装置3、ナンバープレート読取用の監視カメラ4、通信入口側車両検知装置5、路上機のアンテナ6、通信出口側車両検知装置7、料金表示器8、ゲート入口側検知装置9、整理券発行機10、ゲート出口側検知装置11、監視カメラ12が設置されている。
このETCレーン1に進む車両に対し、まず車種判別装置3にて車種判別が行われ、次に監視カメラ4を用いてナンバープレートの読み取りが行われる。そして、これらの情報を基に、路上機と車載機間で通信が行われて料金の自動徴収が行われる。車両検知装置5、7は、車載機との通信を行うタイミングをとるために設けられ、車両検知装置9、11は、ゲートの開閉タイミングをとるために設けられている。なお、自動徴収できない車両がETCレーン1に進入した場合には、整理券発行機10にて整理券が発行され事務所に進むべき旨の処理がなされる。
【0014】
本実施形態にかかる自動料金徴収システムにおいては、ETCレーン1とマニュアルレーン2が分岐する前の路上位置にて、いずれのレーンに進むべきかの誘導を行う誘導システムを備えている。
図2に、その誘導システムを示す。車両が車両検知領域20に進入すると、車両通信領域21にて車載機と通信を行い、その通信結果により、ETCレーン1に進むべきかマニュアルレーン2に進むべきかを誘導表示器23に誘導表示させる。なお、誘導表示器23は、後述するように、誘導表示領域22にいる車両に対してのみ目視できるように目視範囲を制限した構成となっている。また、誘導表示器23を通過した車両に対し、進むべきレーンを認識させるための看板24が設置されている。
【0015】
図3に、誘導システムのブロック構成を示す。この誘導システムは、車両検知装置24、誘導用路上機25、および誘導表示器23を備えている。
車両検知装置24は、光シャッタ24aと車両検知制御器24bから構成されており、光シャッタ24aから通過車両に光ビームを照射し、その反射光に基づいて車両検知領域20にいる車両の検知を行う。
【0016】
誘導用路上機25は、アンテナ25aと誘導用路上制御器25bから構成されており、通信領域21にいる車両に搭載された車載機と通信を行い、その通信結果により、誘導表示器23に誘導表示を行わせる。
図4に、車載機の構成を示す。
車載機30は、路上機と通信を行うためのアンテナ31と、通信を制御する送受信回路32と、ICカード36の残高や車載機30の異常等の情報を使用者に通知するための液晶表示装置(LCD)33およびそのドライバ34と、使用者の注意を喚起するためにブザー音を発生するブザー35と、残高等の情報を記憶するICカード36と、上述した各構成部を制御する車載機制御装置37を有している。車載機制御装置37は、この車載機30のID情報などを記憶するメモリを有している。また、この車載機30は、電源である電池37と、及びそれをレギュレートする電源供給回路39を備えており、電源供給回路39から各構成部に電源を供給する。この車載機30自体の構成は従来のものと同様である。
【0017】
図5に、上述した誘導システムの誘導処理を示す。
車両検知装置24は、車両検知領域20に車両を検知したか否かを判定する(ステップ101)。そして、車両が検知されると、その車両に対し誘導用路上機25は、以下の処理を行う。
まず、車載機30と通信を行う(ステップ102)。車載機30は、その通信により起動され、車載機30自身に異常があるか否かを自己診断する。そして、誘導用路上機25は、車載機30との通信処理において、車載機30と通信が正常にできたか否かを判定する(ステップ103)。通信が正常にできた場合は、次に、車載機30からの自己診断結果により車載機30が正常か否かを判定する(ステップ104)。車載機30が正常である場合には、車載機30のLCD33にETCレーンを表示させる指示を車載機30に送信し(ステップ105)、誘導表示器23にETCレーンを誘導表示させる(ステップ106)。
【0018】
しかし、車載機30からの自己診断結果により車載機30が異常であることをステップ104にて判定したときは、車載機30との通信は可能であるので、車載機30にETCレーンを表示させる指示を送信し(ステップ107)、誘導表示器23にマニュアルレーンを誘導表示させる(ステップ108)。また、車両が車載機30を搭載していなく通信ができない場合、車載機30の通信機能が異常で通信ができない場合、車載機30との通信で異常があった場合など、車載機30との通信が正常にできなかった場合には、ステップ103からステップ108に進み、誘導表示器23にマニュアルレーンを誘導表示させる。
【0019】
従って、車載機30に異常がある場合あるいは車載機30との通信が不能の場合など、料金の自動徴収を行うことができない不適当車両に対しては、少なくとも誘導表示器23にてマニュアルレーンへの誘導表示が行われる。
なお、図5中に示していないが、車載機30が正常であっても残高不足などにより料金の自動徴収を行えなくなっている場合には、マニュアルレーンへの誘導を行うようにする。
【0020】
上記した誘導用路上機25は、車載機30との通信により車載機30のID情報などを得ることができるので、図3に示すように、誘導用路上機25から料金所コンピュータ40に通過車両のID情報などを送信し、各レーンにどのようなID情報を持つ車載機30が通過するかの予測情報を与えることができる。
なお、料金所コンピュータ40は、ETCレーン1に設けられた図1に示す各構成要素からなるETCレーン制御器50を制御するとともに、マニュアルレーン2におけるマニュアルレーン制御器(レジなど)60を制御する。なお、ETCレーン制御器50には、アンテナ6により車載機30と通信を行って料金の自動徴収を行う路上機51が含まれている。
【0021】
本実施形態においては、上述した誘導表示器23を、誘導表示領域22にいる車両に対してのみ誘導表示が見える構成としている。図6に、誘導表示器23の外観構成を示す。誘導表示器23は、誘導表示を行う電光表示パネル23aと、この電光表示パネル23aの前面に設けられて光路範囲を制限する光路制限板23bから構成されている。
【0022】
この光路制限板23bを設けることにより、図7に示すように、電光表示パネル23aから光の進む範囲が制限され、車両が誘導表示領域22を通過するときにのみ電光表示パネル23aの表示を目視することができる。すなわち、車両が誘導表示領域22より遠方にある場合には、図8(a)に示すように、光路制限板23bにより電光表示パネル23aの表示を見ることができないが、車両が誘導表示領域22に入ると、図8(b)、(c)に示すように、電光表示パネル23aの表示を見ることができる。
【0023】
なお、図8(b)は、ETCレーンへの誘導表示を行う場合の表示例で、電光表示パネル23aには「ETCレーンへ」という文字が表示され、色表示部231には緑色表示が行われる。また、図8(c)は、マニュアルレーンへの誘導表示を行う場合の表示例で、電光表示パネル23aには「マニュアルレーンへ」という文字が表示され、色表示部232には赤色表示が行われる。
【0024】
このように文字表示に色表示を加えることによって、誘導表示の識別を容易にすることができる。この場合、文字表示自体の色を変えるようにしてもよく、また色表示のみにて誘導表示を行うようにしてもよい。また、文字も上記したものと異なるものを用いてもよい。例えば、「ETCレーンへ」、「マニュアルレーンへ」という文字を、単に「ETC」、「チケット」というようにしてもよい。
【0025】
従って、上述したように、誘導表示器23に光路制限板23bを設けて目視範囲を制限することにより、通過車両が多い場合であっても、個別の車両を対象として誘導表示を行うことができる。
なお、誘導表示器23の光路制限を行う場合、光路制限を行う機構を内蔵した誘導表示器を用いるようにしてもよい。
(第2実施形態)
第1実施形態では、料金所に設けた誘導システムを用いて誘導を行うものを示したが、それに加えて料金所に入る手前で運転者に誘導表示を行うようにすることもできる。
【0026】
このため、本実施形態では、図9に示すように、車両の現在位置を検出するGPSなどを用いた現在位置検出装置90と、車両が料金所に入る手前、例えば高速道路の本線から料金所に入るランプウェイに車両がいることを検出し、ディスプレイ90に誘導表示を行わせる制御装置80とを備えている。
また、車載機30は、例えばフロントガラスの車室内側の位置などに取り付けられるため、車載機30と制御装置80は、無線、例えば光通信を用いて信号伝達を行うようにしている。このため、車載機30は、光通信駆動回路301および受発光素子302を備えており、制御装置80も同様の光通信機構を備えている。
【0027】
図10に、制御装置90の誘導処理を示す。この制御装置90は、高速道路における各料金所の座標データおよび料金所を画像表示させるデータなどを記憶しており、現在位置検出装置70にて検出された現在位置と料金所の座標とから、車両がいずれかの料金所に至るランプウェイに入ったか否かを判定する(ステップ201)。
【0028】
車両がランプウェイに入ったことを判定すると、制御装置90は車載機30と通信を行い、この車両に車載機30が搭載されているか否かを判定する(ステップ202)。車載機30が搭載されていない場合には、ディスプレイ90にマニュアルレーンへの誘導表示を行わせる(ステップ206)。この場合の誘導表示例を図11に示す。
【0029】
また、車両に車載機30が搭載されている場合には、車載機30を起動して自己診断を行わせる(ステップ203)。この自己診断により、車載機30が例えば電池不足あるいは車載機制御装置37の異常などにより路上機51と通信できない異常状態にあることを判定すると、ステップ204からステップ206に進み、ディスプレイ90にマニュアルレーンへの誘導表示を行わせる。また、自己診断結果がOKの場合には、ディスプレイ90にETCレーンへの誘導表示を行わせる(ステップ205)。
【0030】
上記した構成によれば、車両が料金所手前のランプウェイに入ったときに、車両に車載機30が搭載されていないこと、あるいは車載機30が路上機51と通信を行えない状態にあることを検出すると、ディスプレイ90にマニュアルレーンへの誘導表示を行わせ、また、車両に搭載された車載機30が路上機51と正常に通信を行うことができる場合には、ディスプレイ90にETCレーンへの誘導表示を行わせる。従って、料金所に入る手前で、いずれのレーンに進むべきかを運転者に知らせることができる。
【0031】
なお、車載機30が路上機51と正常に通信を行うことができる場合であっても残高不足の場合には、路上機51は料金料徴収を行うことができないため、ディスプレイ90にマニュアルレーンへの誘導表示を行わせる。
また、車両が料金所に到達する前の所定位置になったことを料金所の座標と車両の現在位置とを用いて判定するものを示したが、制御装置90が高速道路に関する地図データを有している場合には、その地図データを用いて車両がランプウェイにはいったことを判定するようにしてもよい。この場合、現在位置検出装置70、制御装置80、ディスプレイ90は、地図表示などを行うナビゲーション装置として用いるものであってもよい。さらに、ランプウェイに設置された通信機との通信により車両が料金所に到達する前の所定位置になったことを検出するようにしてもよい。
【0032】
また、上記した第1、第2実施形態において、車載機30のLCD33あるいはディスプレイ90を用いて、車両の運転者に対する誘導報知を行うものを示したが、その報知手段としては、音声を用いて行うものであってもよい。
さらに、上述した説明においては、高速道路の料金所について説明したが、高速道路の入口側においてもETCレーンとマニュアルレーンの誘導表示を行うようにするのが好ましい。また、本発明は、出口側で料金を支払う高速道路に限らず、入口で料金を支払う有料道路にも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す料金所での自動料金徴収システムの概念構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す自動料金徴収システムにおける誘導システムの構成図である。
【図3】図2に示す誘導システムのブロック構成を示す図である。
【図4】車載機の構成を示すブロック構成図である。
【図5】図3に示す誘導システムの処理を示すフローチャートである。
【図6】誘導表示器23の外観構成を示す図である。
【図7】誘導表示器23による目視制限を説明するための説明図である。
【図8】誘導表示器23の表示状態を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態にかかる車両側の車載機などの構成を示す図である。
【図10】図9に示す制御装置80の処理を示すフローチャートである。
【図11】図9に示すディスプレイ90の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…ETCレーン、2…マニュアルレーン、6…路上機のアンテナ、
23…誘導表示器、23a…表示パネル、23b…光路制限板、
51…路上機、70…現在位置検出装置、80…制御装置、
90…ディスプレイ。
Claims (8)
- 自動料金支払い車線(1)と手動料金支払い車線(2)を有する有料道路の料金所において、車両に搭載された車載機(30)と、前記自動料金支払い車線(1)に配置された路上機(51)間で通信を行い、料金を自動徴収する自動料金徴収システムにおいて、
車両が前記自動料金支払い車線(1)に入る前の路上位置に設置され、前記料金の自動徴収を行うことができない不適当車両を前記手動料金支払い車線(2)に誘導するための可視表示を行う可視表示手段(23)を備え、
前記可視表示手段(23)は、特定領域(22)にある車両に対して前記可視表示が目視できるように目視範囲を制限する手段(23b)を有することを特徴とする自動料金徴収システム。 - 前記可視表示手段(23)は、前記料金の自動徴収を行うことができる車両に対しては前記自動料金支払い車線(1)に誘導するための可視表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の自動料金徴収システム。
- 前記手動料金支払い車線(2)に誘導する可視表示と前記自動料金支払い車線(1)に誘導する可視表示は、文字によって識別可能になっていることを特徴とする請求項2に記載の自動料金徴収システム。
- 前記手動料金支払い車線(2)に誘導する可視表示と前記自動料金支払い車線(1)に誘導する可視表示は、表示色によって識別可能になっていることを特徴とする請求項2又は3に記載の自動料金徴収システム。
- 前記可視表示手段(23)は、前記可視表示を行う表示パネル(23a)を有し、前記目視範囲を制限する手段は、前記表示パネル(23a)の前面に設けられ前記表示パネル(23a)からの光の進む範囲を制限して前記目視範囲の制限を行う光路制限板(23b)を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の自動料金徴収システム。
- 自動料金支払い車線(1)と手動料金支払い車線(2)を有する有料道路の料金所において、車両に搭載された車載機(30)と、前記自動料金支払い車線(1)に配置された路上機(51)間で通信を行い、料金を自動徴収する自動料金徴収システムにおいて、
前記車両は、この車両が前記料金所に到達する前の所定位置になったとき、この車両に前記車載機(30)が搭載されていないことを検出すると、前記料金所において前記手動料金支払い車線(2)に進むべきことを前記車両の運転者に知らせる手段(80、90)を有することを特徴とする自動料金徴収システム。 - 自動料金支払い車線(1)と手動料金支払い車線(2)を有する有料道路の料金所において、車両に搭載された車載機(30)と、前記自動料金支払い車線(1)に配置された路上機(51)間で通信を行い、料金を自動徴収する自動料金徴収システムにおいて、
前記車両は、この車両が前記料金所に到達する前の所定位置になったとき、この車両に搭載された車載機(30)と無線で通信を行い、前記車載機(30)が前記路上機(51)と通信できない異常状態を検出すると、前記料金所において前記手動料金支払い車線(2)に進むべきことを前記車両の運転者に知らせる手段(80、90)を有することを特徴とする自動料金徴収システム。 - 前記車両の現在位置を検出する現在位置検出手段(70)を備え、前記運転者に知らせる手段(80、90)は、前記現在位置検出手段(70)にて検出された現在位置に基づいて前記車両が前記料金所に到達する前の所定位置になったことを判定する手段(201)を有することを特徴とする請求項6又は7に記載の自動料金徴収システム。
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