JP4864387B2 - 料金所通行制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば、有料道路における利用料金の収受処理を自動的に行なうETCシステム(ノンストップ自動料金収受システム)に対応する料金所において、当該料金所の入口レーンや出口レーンを走行する車両の発進タイミングを制御する料金所通行制御システムに関する。
ETCシステムは、自動車専用道等の有料道路の料金所において、料金所側に設置された基地局としての路側無線通信装置と、車両側に設置されETCカード(ICカード)が装着された移動局としての車載器との間で無線による通信を行なうことで、車両をノンストップで利用料金の収受処理を自動的に行なうシステムである(たとえば、特許文献1〜2参照)。
このようなETCシステムに対応する料金所において、ETCに対応したETC車両同士の接触事故等を考慮し、ETC車両の発進タイミングを制御する技術は公知である(たとえば、特許文献3参照)。
この公知の技術は、ETCに対応しない非ETCレーンには車両の通行を許可および停止させる発進制御装置が設置されていなく、入口側では通行券を取り、出口側では料金収受処理が完了しだい順次発進し走行している。
なお、ETCに対応したETCレーンでは、入口側および出口側はノンストップで通行しており、ETC車両同士、非ETC車両同士、ETC車両と非ETC車両との進行方向に対する位置取りは、当該車両の利用者(ドライバ)のモラルに委ねられている。
特許第3256642号公報 特開2004−13207号公報 特開2004−246829号公報
通常、料金所の入口レーンや出口レーンを車両が通過する際、進行方向に対して道幅が狭くなっている。また、進行方向(たとえば、東京方面と横浜方面)によっては、発進した位置とは違う方向に道路を横断進行する場合がある。このとき、同じタイミングで車両が入口レーンや出口レーンを通過した際、我先に目的の方向へ進行するため、接触事故の危険性がある。また、ETC車両と非ETC車両では加速(走行速度)が異なるため、ETC車両が非ETC車両を追い越すケースが生じ、非ETC車両が進路変更を行なった場合、非ETC車両にとっては突然後方から進行してきたETC車両と接触する危険性がある。
そこで、本発明は、料金所の隣り合うレーンにおいて、発進制御装置(および、案内表示手段)で車両が発進するタイミングを制御し、入口レーンや出口レーン通過時の車両位置取りによる接触事故等を防止する料金所通行制御システムを提供することを目的とする。
本発明の料金所通行制御システムは、有料道路の料金所における隣り合う少なくとも2つのレーンにそれぞれ設けられ、当該レーンに進入してくる車両に対し料金所通過処理を行なう通過処理手段と、前記隣り合う2つのレーンの出口側にそれぞれ開閉可能に設けられ、当該レーンを走行する車両の通行を許可および停止させる発進制御装置と、この発進制御装置を車両が通過したことを検知する車両検知手段と、前記隣り合う2つのレーンにそれぞれ車両が進入した場合、前記通過処理手段により料金所通過処理を先に完了した車両の情報に基づき、当該車両が走行する一方のレーンに設けられた前記発進制御装置を開状態とし、他方のレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持する制御を行なう第1の制御手段と、前記料金所通過処理を先に完了した車両が前記一方のレーンに設けられた発進制御装置を通過したことを前記車両検知手段が検知すると、前記他方のレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行なう第2の制御手段とを具備している。
また、本発明の料金所通行制御システムは、有料道路の料金所における少なくとも1つのETCに対応しない非ETCレーンに設けられ、当該非ETCレーンに進入してくるETCに対応しない非ETC車両に対し料金所通過処理を行なう第1の通過処理手段と、前記非ETCレーンに隣り合う少なくとも1つのETCに対応したETCレーンに設けられ、当該ETCレーンに進入してくるETCに対応したETC車両に対し無線通信による料金所通過処理を行なう第2の通過処理手段と、前記ETCレーンに進入してくるETC車両を検知する車両検知手段と、前記隣り合う非ETCレーンおよびETCレーンの出口側にそれぞれ開閉可能に設けられ、当該レーンを走行する車両の通行を許可および停止させる発進制御装置と、前記非ETCレーンに非ETC車両が進入して前記第1の通過処理手段により料金所通過処理を行なった際、前記ETCレーンにETC車両が進入したことを前記車両検知手段が検知したか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知しない場合、前記非ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を開状態とし、前記ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持する制御を行なう第1の制御手段と、前記判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知した場合、前記第2の通過処理手段から当該ETC車両に対する処理結果が得られると、前記非ETCレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行なう第2の制御手段とを具備している。
また、本発明の料金所通行制御システムは、有料道路の料金所における少なくとも1つのETCに対応しない非ETCレーンに設けられ、当該非ETCレーンに進入してくるETCに対応しない非ETC車両に対し料金所通過処理を行なう第1の通過処理手段と、前記非ETCレーンに隣り合う少なくとも1つのETCに対応したETCレーンに設けられ、当該ETCレーンに進入してくるETCに対応したETC車両に対し無線通信による料金所通過処理を行なう第2の通過処理手段と、前記ETCレーンに進入してくるETC車両を検知する車両検知手段と、前記隣り合う非ETCレーンおよびETCレーンの出口側にそれぞれ開閉可能に設けられ、当該レーンを走行する車両の通行を許可および停止させる発進制御装置と、前記非ETCレーンに非ETC車両が進入して前記第1の通過処理手段により料金所通過処理を行なった際、前記ETCレーンにETC車両が進入したことを前記車両検知手段が検知したか否かを判定する判定手段と、この判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知しない場合、前記非ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を開状態とし、前記ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持する制御を行なう第1の制御手段と、前記判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知した場合、前記非ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持し、前記第2の通過処理手段から当該ETC車両に対する処理結果が得られると、前記ETCレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行ない、その後、前記非ETCレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行なう第2の制御手段とを具備している。
本発明によれば、料金所の隣り合うレーンにおいて、発進制御装置(および、案内表示手段)で車両が発進するタイミングを制御し、入口レーンや出口レーン通過時の車両位置取りによる接触事故等を防止する料金所通行制御システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すものである。図1において、一方の非ETCレーン(レーン1)11とこれに隣り合う他方の非ETCレーン(レーン2)12との間および他方の非ETCレーン12とその隣の他のレーンとの間にはそれぞれアイランド13,14が設置されている。
2つの非ETCレーン11,12の各入口部には、それぞれ車両検知手段を兼ねた車種判別装置15,16が設置されているとともに、これら車種判別装置15,16の下流側のアイランド13,14上には撮像装置17,18がそれぞれ設置されている。
2つの非ETCレーン11,12の各出口部には、それぞれ発進制御装置19,20および車両検知手段としての車両検知装置21,22が設置されているとともに、これら発進制御装置19,20の上流側のアイランド13,14上には案内表示手段としての案内表示装置23,24がそれぞれ設置されている。
撮像装置17,18と案内表示装置23,24との間のアイランド13,14上には、それぞれ通過処理手段としての通行券自動発行装置25,26が設置されている。また、アイランド13,14の所定位置には、それぞれ制御手段としての車線制御装置27,28が設置されている。
車線制御装置27には、図2に示すように、車種判別装置15、撮像装置17、発進制御装置19、車両検知装置21、案内表示装置23、通行券自動発行装置25、および車線制御装置28がそれぞれ接続されている。
車線制御装置28には、図2に示すように、車種判別装置16、撮像装置18、発進制御装置20、車両検知装置22、案内表示装置24、および通行券自動発行装置26がそれぞれ接続されている。
車種判別装置15,16は、車両進入検知器および車高・車長検知器を有していて、その検知結果と車線制御装置27,28からの車両番号の認識結果により、非ETCレーン11,12に進入する非ETC車両C1,C2の車種を判別し、その判別結果を通行券自動発行装置25,26に伝送する。
撮像装置17,18は、非ETCレーン11,12に進入した非ETC車両C1,C2のナンバプレート情報を読取り、その読取情報を車線制御装置27,28に転送し、車線制御装置27,28において車両番号の認識処理が行なわれる。
発進制御装置19,20は、非ETCレーン11,12を走行する非ETC車両C1,C2の通行を阻止する制御バーを有し、当該制御バーを開閉することで非ETC車両C1,C2の通行を制御(許可および停止)する。なお、通常、発進制御装置19,20の制御バーは閉状態に設定される。
車両検知装置21,22は、踏板と車両検知器から構成されていて、非ETCレーン11,12を走行する非ETC車両C1,C2が発進制御装置19,20を通過したことを検知する。
案内表示装置23,24は、非ETCレーン11,12を走行する非ETC車両C1,C2のドライバに対し、車両通行に関する案内情報(注意情報など)を表示する。
通行券自動発行装置25,26は、非ETCレーン11,12を走行する非ETC車両C1,C2に対し、車種判別装置15,16の車種判別結果および車線制御装置27,28からの車両番号認識結果に基づき上段、中断、下段のいずれかの発行口から通行券を発行する。
車線制御装置27,28は、非ETCレーン11,12を走行する非ETC車両C1,C2の状況に応じて各路側機器(車種判別装置15,16、撮像装置17,18、発進制御装置19,20、車両検知装置21,22、案内表示装置23,24、通行券自動発行装置25,26)を制御し、通過車両に対して料金収受処理等を行なう。また、非ETCレーン11,12を通過した非ETC車両C1,C2の情報を管理し、処理した情報の蓄積および上位装置に対して伝送する機能を有する。
図3は、本実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の出口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すものである。図3において、一方の非ETCレーン(レーン1)31と他方の非ETCレーン(レーン2)32との間および他方の非ETCレーン32とその隣の他のレーンとの間にはそれぞれアイランド33,34が設置されている。
アイランド33,34上の所定位置には、それぞれ料金所ブース35,36が設置されていて、これら料金所ブース35,36内には、それぞれ通過処理手段としての通行券処理装置37,38、および、制御手段としての車線制御装置39,40が設置されている。
2つの非ETCレーン31,32の各出口部には、それぞれ発進制御装置41,42および車両検知手段としての車両検知装置43,44が設置されているとともに、これら発進制御装置41,42の上流側のアイランド33,34上には案内表示手段としての案内表示装置45,46がそれぞれ設置されている。
車線制御装置39には、図4に示すように、通行券処理装置37、発進制御装置41、車両検知装置43、案内表示装置45、および車線制御装置40がそれぞれ接続されている。
車線制御装置40には、図4に示すように、通行券処理装置38、発進制御装置42、車両検知装置44、案内表示装置46がそれぞれ接続されている。
通行券処理装置37,38は、非ETCレーン31,32に進入してくる非ETC車両C1,C2に対して通行券による料金収受処理を行なう。
なお、車線制御装置39,40、発進制御装置41,42、車両検知装置43,44、および案内表示装置45,46は、図1で示した入口側の車線制御装置27,28、発進制御装置19,20、車両検知装置21,22、および案内表示装置23,24と同等の機能を有するものであり、よって説明は省略する。
図5は、本実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口側で1つの非ETCレーンと1つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すものである。図5において、非ETCレーン(レーン1)51とETCレーン(レーン2)52との間およびETCレーン52とその隣の他のレーンとの間にはそれぞれアイランド53,54が設置されている。
非ETCレーン51の入口部には、車両検知手段を兼ねた車種判別装置55が設置されているとともに、この車種判別装置55の下流側のアイランド53上には撮像装置56が設置されている。
非ETCレーン51の出口部には、発進制御装置57および車両検知手段としての車両検知装置58が設置されているとともに、この発進制御装置57の上流側のアイランド53上には案内表示手段としての案内表示装置59が設置されている。
撮像装置56と案内表示装置59との間のアイランド53上には、通過処理手段としての通行券自動発行装置60が設置されている。また、アイランド53の所定位置には、制御手段としての車線制御装置61が設置されている。
ETCレーン52の入口部には、車両検知手段としての車両検知装置62が設置されている。
ETCレーン52の出口部には、発進制御装置63および車両検知手段としての車両検知装置64が設置されているとともに、この発進制御装置63の上流側のアイランド54上には案内表示手段としての案内表示装置65が設置されている。
発進制御装置63の上流側の上方部位には、通過処理手段としての路側無線装置66が設置されている。車両検知装置62と案内表示装置65との間のアイランド54上には、車両検知手段としての車両検知装置67が設置されている。また、アイランド54上の所定位置には、制御手段としてのETC車線制御装置68が設置されている。
車線制御装置61には、図6に示すように、車種判別装置55、撮像装置56、発進制御装置57、車両検知装置58、案内表示装置59、通行券自動発行装置60、およびETC車線制御装置68がそれぞれ接続されている。
ETC車線制御装置68には、図6に示すように、車両検知装置62、発進制御装置63、車両検知装置64、案内表示装置65、路側無線装置66、および車両検知装置67がそれぞれ接続されている。
車両検知装置62は、ETCレーン52に進入するETC車両C3を検知し、車両検知装置67は、ETCレーン52に走行するETC車両C3を検知し、車両検知装置64は、ETCレーン52を走行するETC車両C3が発進制御装置63を通過したことを検知する。これら車両検知装置62,64,67は、車両検知部とETC車線制御装置68との間でシステムに必要なデータの送受信を行なう入出力インタフェイスにより構成される。
なお、車両検知装置62,64は、走行するETC車両C3の軸数検知や前進・後退の判別機能をも有している。
路側無線装置66は、ETCレーン52を走行するETC車両C3に搭載された車載器との間で狭域無線(DSRC)方式による無線通信を行なうことにより、デジタル信号にて料金収受に必要なデータの送受信を行なう。
ETC車線制御装置68は、ETCレーン52を走行するETC車両C3の状況に応じて各路側機器(車両検知装置62、発進制御装置63、車両検知装置64、案内表示装置65、路側無線装置66、および車両検知装置67)を制御し、通過車両に対して入場処理等を行なう。また、ETCレーン52を通過したETC車両C3の情報を管理し、処理した情報の蓄積および上位装置に対して伝送する機能を有する。
なお、車線制御装置61、撮像装置56、発進制御装置57,63、車両検知装置58,64、案内表示装置59,65、および通行券自動発行装置60は、図1で示した入口側の車線制御装置27,28、撮像装置17,18、発進制御装置19,20、車両検知装置21,22、案内表示装置23,24、および通行券自動発行装置25,26と同等の機能を有するものであり、よって説明は省略する。
図7は、本実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の出口側で1つの非ETCレーンと1つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すものである。図7において、非ETCレーン(レーン1)71とETCレーン(レーン2)72との間およびETCレーン72とその隣の他のレーンとの間にはそれぞれアイランド73,74が設置されている。
非ETCレーン71側のアイランド73上の所定位置には、料金所ブース75が設置されていて、この料金所ブース75内には、通過処理手段としての通行券処理装置76、および、制御手段としての車線制御装置77が設置されている。
非ETCレーン71の出口部には、発進制御装置78および車両検知手段としての車両検知装置79が設置されているとともに、この発進制御装置78の上流側のアイランド73上には案内表示手段としての案内表示装置80が設置されている。
ETCレーン72の入口部には、車両検知手段としての車両検知装置81が設置されている。
ETCレーン72の出口部には、発進制御装置82および車両検知手段としての車両検知装置83が設置されているとともに、この発進制御装置82の上流側のアイランド74上には案内表示手段としての案内表示装置84が設置されている。
発進制御装置82の上流側の上方部位には、通過処理手段としての路側無線装置85が設置されている。車両検知装置81と案内表示装置84との間のアイランド74上には、車両検知手段としての車両検知装置86が設置されている。また、アイランド74の所定位置には、制御手段としてのETC車線制御装置87が設置されている。
車線制御装置77には、図8に示すように、通行券処理装置76、発進制御装置78、車両検知装置79、案内表示装置80、およびETC車線制御装置87がそれぞれ接続されている。
ETC車線制御装置87には、図8に示すように、車両検知装置81、発進制御装置82、車両検知装置83、案内表示装置84、路側無線装置85、および車両検知装置86がそれぞれ接続されている。
なお、通行券処理装置76、車線制御装置77、発進制御装置78、車両検知装置79、案内表示装置80は、図3で示した出口側の通行券処理装置37,38、車線制御装置39,40、発進制御装置41,42、車両検知装置43,44、および案内表示装置45,46と同等の機能を有するものであり、よって説明は省略する。
また、車両検知装置81、発進制御装置82、車両検知装置83、案内表示装置84、路側無線装置85、車両検知装置86、およびETC車線制御装置87は、図5で示した入口側の車両検知装置62、発進制御装置63、車両検知装置64、案内表示装置65、路側無線装置66、車両検知装置67、およびETC車線制御装置68と同等の機能を有するものであり、よって説明は省略する。
図9は、本実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口(および、出口)側で2つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すものである。図9において、一方のETCレーン(レーン1)91と他方のETCレーン(レーン2)92との間および他方のETCレーン92とその隣の他のレーンとの間にはそれぞれアイランド93,94が設置されている。
2つのETCレーン91,92の各入口部には、それぞれ車両検知手段としての車両検知装置95,96が設置されている。
2つのETCレーン91,92の各出口部には、それぞれ発進制御装置97,98および車両検知手段としての車両検知装置99,100が設置されているとともに、これら発進制御装置97,98の上流側のアイランド93,94上には案内表示手段としての案内表示装置101,102がそれぞれ設置されている。
発進制御装置97,98の上流側の各上方部位には、それぞれ通過処理手段としての路側無線装置103,104が設置されている。車両検知装置95,96と案内表示装置案内表示装置101,102との間のアイランド93,94上には、それぞれ車両検知手段としての車両検知装置105,106が設置されている。また、アイランド93,94の所定位置には、それぞれ制御手段としてのETC車線制御装置107,108が設置されている。
このシステムの場合、図9に示すように、他方のETCレーン(レーン2)92に設けられた車両検知装置96、発進制御装置98、車両検知装置100、案内表示装置102、路側無線装置104、および車両検知装置106は、一方のETCレーン(レーン1)91に設けられた車両検知装置95、発進制御装置97、車両検知装置99、案内表示装置101、路側無線装置103、および車両検知装置105よりも所定距離離れた前方にそれぞれ設けられている。
ETC車線制御装置107には、図10に示すように、車両検知装置95、発進制御装置97、車両検知装置99、案内表示装置101、路側無線装置103、車両検知装置105、およびETC車線制御装置108がそれぞれ接続されている。
ETC車線制御装置108には、図10に示すように、車両検知装置96、発進制御装置98、車両検知装置100、案内表示装置102、路側無線装置104、および車両検知装置106がそれぞれ接続されている。
なお、車両検知装置95,96、発進制御装置97,98、車両検知装置99,100、案内表示装置101,102、路側無線装置103,104、車両検知装置105,106、およびETC車線制御装置107,108は、図5で示した入口側の車両検知装置62、発進制御装置63、車両検知装置64、案内表示装置65、路側無線装置66、車両検知装置67、およびETC車線制御装置68と同等の機能を有するものであり、よって説明は省略する。
次に、このような構成において、本発明に係る料金所における車両の通行制御について詳細に説明する。
まず、料金所の入口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合(非ETC車両同士が隣り合う場合)の通行制御について、図1(図2)のシステム構成図および図11に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合う非ETCレーン11,12において、発進制御装置19,20は常に閉状態に設定しておく。この状態において、非ETCレーン11,12にそれぞれ非ETC車両C1,C2が進入した場合、通行券自動発行装置で通行券を先に受取った非ETC車両(非ETC車両C1と仮定)の情報を当該非ETCレーン11の車線制御装置27へ送信し、同情報を車線制御装置27から隣り合う非ETCレーン12の車線制御装置28に送信する。
これと同時に、非ETCレーン11の車線制御装置27は、当該非ETCレーン11の発信制御装置19の制御バーを開状態とし、非ETCレーン12の車線制御装置28は、当該非ETCレーン12の案内表示装置24に発進を待機するよう案内する案内情報を送信することで、たとえば、「しばらくお待ち下さい」と表示し、発信制御装置20の制御バーは閉状態のままにしておく。
非ETCレーン11を走行する非ETC車両C1が車両検知装置21を通過すると、その通過情報を車線制御装置27へ送信し、車線制御装置27から隣り合う非ETCレーン12の車線制御装置28に送信する。非ETCレーン11の車線制御装置27は、当該非ETCレーン11の発信制御装置19の制御バーを閉状態とし、非ETCレーン12の車線制御装置28は、当該非ETCレーン12の発信制御装置20の制御バーを開状態にする。
なお、非ETC車両C1,C2が同時に通行券を受取った場合、どちらの非ETCレーンを優先させるかは、管理者が自由に設定できるものとする。
次に、料金所の出口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合(非ETC車両同士が隣り合う場合)の通行制御について、図3(図4)のシステム構成図および図12に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合う非ETCレーン31,32において、発進制御装置41,42は常に閉状態に設定しておく。この状態において、非ETCレーン31,32にそれぞれ非ETC車両C1,C2が進入した場合、通行券処理装置で料金収受処理を先に完了した非ETC車両(非ETC車両C1と仮定)の情報を当該非ETCレーン31の車線制御装置39へ送信し、同情報を車線制御装置39から隣り合う非ETCレーン32の車線制御装置40に送信する。
これと同時に、非ETCレーン31の車線制御装置39は、当該非ETCレーン31の発信制御装置41の制御バーを開状態とし、非ETCレーン32の車線制御装置40は、当該非ETCレーン32の案内表示装置46に発進を待機するよう案内する案内情報を送信することで、たとえば、「しばらくお待ち下さい」と表示し、発信制御装置42の制御バーは閉状態のままにしておく。
非ETCレーン31を走行する非ETC車両C1が車両検知装置43を通過すると、その通過情報を車線制御装置39へ送信し、車線制御装置39から隣り合う非ETCレーン32の車線制御装置40に送信する。非ETCレーン31の車線制御装置39は、当該非ETCレーン31の発信制御装置41の制御バーを閉状態とし、非ETCレーン32の車線制御装置40は、当該非ETCレーン32の発信制御装置42の制御バーを開状態にする。
なお、非ETC車両C1,C2が同時に料金収受処理を完了した場合、どちらの非ETCレーンを優先させるかは、管理者が自由に設定できるものとする。
次に、料金所の入口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、非ETCレーンを優先あるいは両レーンを同時に発進させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、非ETC車両を優先あるいは両車両を同時に発進させる場合)の通行制御について、図5(図6)のシステム構成図および図13に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合う非ETCレーン51とETCレーン52において、発進制御装置57,63は常に閉状態に設定しておく。この状態において、たとえば、非ETCレーン51に非ETC車両C1が進入して、通行券自動発行装置60で通行券を受取った場合、当該非ETCレーン51の車線制御装置61は、隣り合うETCレーン52でETC車両C3が車両検知装置62に進入しているという情報がETC車線制御装置68から送信されているか否かを確認し、同情報が送信されていない場合は、当該非ETCレーン51の発進制御装置57の制御バーを開状態とする。この場合、ETCレーン52の発信制御装置63の制御バーは閉状態のままに保持される。
上記確認の結果、ETCレーン52でETC車両C3が車両検知装置62に進入しているという情報が送信されている場合、車線制御装置61は、当該非ETCレーン51の案内表示装置59に発進を待機するよう案内する案内情報を送信することで、たとえば、「しばらくお待ち下さい」と表示し、発信制御装置57の制御バーは閉状態のままにしておく。
その後、ETCレーン52においてETC車両C3の処理結果が得られると、ETCレーン52の車線制御装置68は発信制御装置63の制御バーを開状態にすると同時に、非ETCレーン51の車線制御装置61も発信制御装置57の制御バーを開状態にする。
なお、ETCレーン52において後続のETC車両が車両検知装置62に進入してきた場合、当該ETCレーン52の車線制御装置68から非ETCレーン51の車線制御装置61へ後続ETC車両進入の情報を送信する。これにより、非ETCレーン51の車線制御装置61は、案内表示装置59に案内情報を送信することで、たとえば、「後方のETC車両にご注意下さい」と表示し、非ETC車両C1に対し注意を促しながら発進させる。
次に、料金所の出口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、非ETCレーンを優先あるいは両レーンを同時に発進させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、非ETC車両を優先あるいは両車両を同時に発進させる場合)の通行制御について、図7(図8)のシステム構成図および図14に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合う非ETCレーン71とETCレーン72において、発進制御装置78,82は常に閉状態に設定しておく。この状態において、たとえば、非ETCレーン71に非ETC車両C1が進入して、通行券処理装置76で料金収受処理を完了した場合、当該非ETCレーン71の車線制御装置77は、隣り合うETCレーン72でETC車両C3が車両検知装置81に進入しているという情報がETC車線制御装置87から送信されているか否かを確認し、同情報が送信されていない場合は、当該非ETCレーン71の発進制御装置78の制御バーを開状態とする。この場合、ETCレーン72の発信制御装置82の制御バーは閉状態のままに保持される。
上記確認の結果、ETCレーン72でETC車両C3が車両検知装置81に進入しているという情報が送信されている場合、車線制御装置77は、当該非ETCレーン71の案内表示装置80に発進を待機するよう案内する案内情報を送信することで、たとえば、「しばらくお待ち下さい」と表示し、発信制御装置78の制御バーは閉状態のままにしておく。
その後、ETCレーン72においてETC車両C3の処理結果が得られると、ETCレーン72のETC車線制御装置87は発信制御装置82の制御バーを開状態にし、これと同時に、非ETCレーン71の車線制御装置77も発信制御装置78の制御バーを開状態にする。
なお、ETCレーン72において後続のETC車両が車両検知装置81に進入してきた場合、当該ETCレーン72の車線制御装置81から非ETCレーン71の車線制御装置77へ後続ETC車両進入の情報を送信する。これにより、非ETCレーン71の車線制御装置77は、案内表示装置80に案内情報を送信することで、たとえば、「後方のETC車両にご注意下さい」と表示し、非ETC車両C1に対し注意を促しながら発進させる。
次に、料金所の入口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、ETCレーンを優先させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、ETC車両を優先させる場合)の通行制御について、図5(図6)のシステム構成図および図15に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合う非ETCレーン51とETCレーン52において、発進制御装置57,63は常に閉状態に設定しておく。この状態において、たとえば、非ETCレーン51に非ETC車両C1が進入して、通行券自動発行装置60で通行券を受取った場合、当該非ETCレーン51の車線制御装置61は、隣り合うETCレーン52でETC車両C3が車両検知装置62に進入しているという情報がETC車線制御装置68から送信されているか否かを確認し、同情報が送信されている場合は、当該非ETCレーン51の発進制御装置57の制御バーを閉状態のままに保持し、案内表示装置59に発進を待機するよう案内する案内情報を送信することで、たとえば、「しばらくお待ち下さい」と表示する。
その後、ETCレーン52においてETC車両C3の処理結果が得られると、ETCレーン52のETC車線制御装置68は、発信制御装置63の制御バーを開状態にするとともに、発信制御装置開情報を非ETCレーン51の車線制御装置61に送信する。非ETCレーン51の車線制御装置61は、ETC車線制御装置68からの発信制御装置開情報を受信すると、発信制御装置57の制御バーを開状態にする。
上記確認の結果、ETCレーン52でETC車両C3が車両検知装置62に進入しているという情報が送信されていない場合、非ETCレーン51の車線制御装置61は、当該非ETCレーン51の発進制御装置57の制御バーを開状態とする。この場合、ETCレーン52の発信制御装置63の制御バーは閉状態のままに保持される。
なお、ETCレーン52において後続のETC車両が車両検知装置62に進入してきた場合、当該ETCレーン52のETC車線制御装置68から非ETCレーン51の車線制御装置61へ後続ETC車両進入の情報を送信する。これにより、非ETCレーン51の車線制御装置61は、案内表示装置59に案内情報を送信することで、たとえば、「後方のETC車両にご注意下さい」と表示し、非ETC車両C1に対し注意を促しながら発進させる。
次に、料金所の出口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、ETCレーンを優先させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、ETC車両を優先させる場合)の通行制御について、図7(図8)のシステム構成図および図16に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合う非ETCレーン71とETCレーン72において、発進制御装置78,82は常に閉状態に設定しておく。この状態において、たとえば、非ETCレーン71に非ETC車両C1が進入して、通行券処理装置76で料金収受処理を完了した場合、当該非ETCレーン71の車線制御装置77は、隣り合うETCレーン72でETC車両C3が車両検知装置81に進入しているという情報がETC車線制御装置87から送信されているか否かを確認し、同情報が送信されている場合は、当該非ETCレーン71の発進制御装置78の制御バーを閉状態のままに保持し、案内表示装置80に発進を待機するよう案内する案内情報を送信することで、たとえば、「しばらくお待ち下さい」と表示する。
その後、ETCレーン72においてETC車両C3の処理結果が得られると、ETCレーン72のETC車線制御装置87は、発信制御装置82の制御バーを開状態にするとともに、発信制御装置開情報を非ETCレーン71の車線制御装置77に送信する。非ETCレーン71の車線制御装置77は、ETC車線制御装置87からの発信制御装置開情報を受信すると、発信制御装置78の制御バーを開状態にする。
上記確認の結果、ETCレーン72でETC車両C3が車両検知装置81に進入しているという情報が送信されていない場合、非ETCレーン71の車線制御装置77は、当該非ETCレーン71の発進制御装置78の制御バーを開状態とする。この場合、ETCレーン72の発信制御装置82の制御バーは閉状態のままに保持される。
なお、ETCレーン72において後続のETC車両が車両検知装置81に進入してきた場合、当該ETCレーン72のETC車線制御装置87から非ETCレーン71の車線制御装置77へ後続ETC車両進入の情報を送信する。これにより、非ETCレーン71の車線制御装置77は、案内表示装置80に案内情報を送信することで、たとえば、「後方のETC車両にご注意下さい」と表示し、非ETC車両C1に対し注意を促しながら発進させる。
次に、料金所の入口(および、出口)側で2つのETCレーンが隣り合う場合(ETC車両同士が隣り合う場合)の通行制御について、図9(図10)のシステム構成図および図17に示すフローチャートを参照して説明する。
隣り合うETCレーン91,92において、発進制御装置97,98は常に閉状態に設定しておく。この状態において、ETCレーン91,92にそれぞれETC車両C3,C4が進入した場合、設置位置が近い発進制御装置97を有する一方のETCレーン91のETC車線制御装置107は、案内表示装置101に案内情報を送信することで、たとえば、「後方のETC車両にご注意下さい」と表示する。
その後、ETCレーン91,92においてETC車両C3,C4の処理結果が得られると、ETC車線制御装置107,108は、発信制御装置97,98の制御バーを開状態にする。
このように、ETCレーン91,92にETC車両C3,C4が進入した場合、設置位置が近い発進制御装置97を有する一方のETCレーン91の案内表示装置101に「後方のETC車両にご注意下さい」と表示し、当該ETCレーン91を走行するETC車両C3に対し注意を促しながら発進させる。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、料金所の隣り合うレーンにおいて、非ETC車両同士、非ETC車両とETC車両の発進タイミングを発進制御装置および案内表示装置で制御することにより、入口レーンや出口レーン通過時の車両位置取りによる接触事故等を防止することができる。
また、隣り合うレーンにおいて、ETC車両同士の発進タイミングを、発進制御装置の設置位置を異なる位置にすることで制御し、かつ、必要に応じて案内表示装置で当該車両のドライバに注意を促すことにより、入口レーンや出口レーン通過時の車両位置取りによる接触事故等を防止することができる。
なお、前記実施の形態では、隣り合うレーンにおける車両の発進タイミングを発進制御装置および車両のドライバに案内情報を表示する案内表示装置で制御する場合について説明したが、必ずしも案内表示装置による制御は必要でなく、少なくとも発進制御装置による制御を行なえばよい。
本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示す模式図。 同じく本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の出口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示す模式図。 同じく本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の出口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口側で1つの非ETCレーンと1つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示す模式図。 同じく本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口側で1つの非ETCレーンと1つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の出口側で1つの非ETCレーンと1つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示す模式図。 同じく本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の出口側で1つの非ETCレーンと1つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口(および、出口)側で2つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示す模式図。 同じく本発明の実施の形態に係る料金所通行制御システムが適用される有料道路の料金所の入口(および、出口)側で2つのETCレーンが隣り合う場合のシステム構成例を示すブロック図。 料金所の入口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合(非ETC車両同士が隣り合う場合)の通行制御について説明するフローチャート。 料金所の出口側で2つの非ETCレーンが隣り合う場合(非ETC車両同士が隣り合う場合)の通行制御について説明するフローチャート。 料金所の入口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、非ETCレーンを優先あるいは両レーンを同時に発進させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、非ETC車両を優先あるいは両車両を同時に発進させる場合)の通行制御について説明するフローチャート。 料金所の出口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、非ETCレーンを優先あるいは両レーンを同時に発進させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、非ETC車両を優先あるいは両車両を同時に発進させる場合)の通行制御について説明するフローチャート。 料金所の入口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、ETCレーンを優先させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、ETC車両を優先させる場合)の通行制御について説明するフローチャート。 料金所の出口側で非ETCレーンとETCレーンが隣り合い、かつ、ETCレーンを優先させる場合(非ETC車両とETC車両が隣り合い、かつ、ETC車両を優先させる場合)の通行制御について説明するフローチャート。 料金所の入口(および、出口)側で2つのETCレーンが隣り合う場合(ETC車両同士が隣り合う場合)の通行制御について説明するフローチャート。
符号の説明
11,12…非ETCレーン、13,14…アイランド、15,16…車両検知手段を兼ねた車種判別装置、17,18…撮像装置、19,20…発進制御装置、21,22…車両検知装置(車両検知手段)、23,24…案内表示装置(案内表示手段)、25,26…通行券自動発行装置(通過処理手段)、27,28…車線制御装置(制御手段)、C1,C2…非ETC車両。

Claims (10)

  1. 有料道路の料金所における隣り合う少なくとも2つのレーンにそれぞれ設けられ、当該レーンに進入してくる車両に対し料金所通過処理を行なう通過処理手段と、
    前記隣り合う2つのレーンの出口側にそれぞれ開閉可能に設けられ、当該レーンを走行する車両の通行を許可および停止させる発進制御装置と、
    この発進制御装置を車両が通過したことを検知する車両検知手段と、
    前記隣り合う2つのレーンにそれぞれ車両が進入した場合、前記通過処理手段により料金所通過処理を先に完了した車両の情報に基づき、当該車両が走行する一方のレーンに設けられた前記発進制御装置を開状態とし、他方のレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持する制御を行なう第1の制御手段と、
    前記料金所通過処理を先に完了した車両が前記一方のレーンに設けられた発進制御装置を通過したことを前記車両検知手段が検知すると、前記他方のレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行なう第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする料金所通行制御システム。
  2. 前記隣り合う2つのレーンは前記料金所の入口側に設けられていて、
    前記通過処理手段は、当該レーンに進入してくる車両に対して通行券の発行処理を行なうことを特徴とする請求項1記載の料金所通行制御システム。
  3. 前記隣り合う2つのレーンは前記料金所の出口側に設けられていて、
    前記通過処理手段は、当該レーンに進入してくる車両に対して通行券による料金収受処理を行なうことを特徴とする請求項1記載の料金所通行制御システム。
  4. 前記隣り合う2つのレーンにそれぞれ設けられ、当該レーンを走行する車両内の利用者に対し通行に関する案内情報等を表示する案内表示手段をさらに具備し、
    前記第1の制御手段は、さらに、閉状態のままに保持する制御を行なった発進制御装置が設けられた他方のレーンに設けられた前記案内表示手段に対して、当該レーンを走行する車両に対し発進を待機するよう案内する案内情報を表示するよう制御することを特徴とする請求項1記載の料金所通行制御システム。
  5. 前記発進制御装置は、通常状態で閉状態に設定されるものであり、
    前記第2の制御手段は、前記通過処理手段により料金所通過処理を先に完了した車両が前記一方のレーンに設けられた発進制御装置を通過したことを前記車両検知手段が検知すると、当該一方のレーンに設けられた発進制御装置を閉状態とするものであることを特徴とする請求項1記載の料金所通行制御システム。
  6. 有料道路の料金所における少なくとも1つのETCに対応しない非ETCレーンに設けられ、当該非ETCレーンに進入してくるETCに対応しない非ETC車両に対し料金所通過処理を行なう第1の通過処理手段と、
    前記非ETCレーンに隣り合う少なくとも1つのETCに対応したETCレーンに設けられ、当該ETCレーンに進入してくるETCに対応したETC車両に対し無線通信による料金所通過処理を行なう第2の通過処理手段と、
    前記ETCレーンに進入してくるETC車両を検知する車両検知手段と、
    前記隣り合う非ETCレーンおよびETCレーンの出口側にそれぞれ開閉可能に設けられ、当該レーンを走行する車両の通行を許可および停止させる発進制御装置と、
    前記非ETCレーンに非ETC車両が進入して前記第1の通過処理手段により料金所通過処理を行なった際、前記ETCレーンにETC車両が進入したことを前記車両検知手段が検知したか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知しない場合、前記非ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を開状態とし、前記ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持する制御を行なう第1の制御手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知した場合、前記第2の通過処理手段から当該ETC車両に対する処理結果が得られると、前記非ETCレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行なう第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする料金所通行制御システム。
  7. 有料道路の料金所における少なくとも1つのETCに対応しない非ETCレーンに設けられ、当該非ETCレーンに進入してくるETCに対応しない非ETC車両に対し料金所通過処理を行なう第1の通過処理手段と、
    前記非ETCレーンに隣り合う少なくとも1つのETCに対応したETCレーンに設けられ、当該ETCレーンに進入してくるETCに対応したETC車両に対し無線通信による料金所通過処理を行なう第2の通過処理手段と、
    前記ETCレーンに進入してくるETC車両を検知する車両検知手段と、
    前記隣り合う非ETCレーンおよびETCレーンの出口側にそれぞれ開閉可能に設けられ、当該レーンを走行する車両の通行を許可および停止させる発進制御装置と、
    前記非ETCレーンに非ETC車両が進入して前記第1の通過処理手段により料金所通過処理を行なった際、前記ETCレーンにETC車両が進入したことを前記車両検知手段が検知したか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知しない場合、前記非ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を開状態とし、前記ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持する制御を行なう第1の制御手段と、
    前記判定手段による判定の結果、前記車両検知手段がETC車両の進入を検知した場合、前記非ETCレーンに設けられた前記発進制御装置を閉状態のままに保持し、前記第2の通過処理手段から当該ETC車両に対する処理結果が得られると、前記ETCレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行ない、その後、前記非ETCレーンに設けられた発進制御装置を開状態にする制御を行なう第2の制御手段と、
    を具備したことを特徴とする料金所通行制御システム。
  8. 前記隣り合う非ETCレーンおよびETCレーンは前記料金所の入口側に設けられていて、
    前記第1の通過処理手段は、前記非ETCレーンに進入してくる非ETC車両に対して通行券の発行処理を行ない、
    前記第2の通過処理手段は、前記ETCレーンに進入してくるETC車両に搭載された車載器との間で無線通信を行なうことにより入場処理を行なうことを特徴とする請求項6または請求項7記載の料金所通行制御システム。
  9. 前記隣り合う非ETCレーンおよびETCレーンは前記料金所の出口側に設けられていて、
    前記第1の通過処理手段は、前記非ETCレーンに進入してくる非ETC車両に対して通行券による料金収受処理を行ない、
    前記第2の通過処理手段は、前記ETCレーンに進入してくるETC車両に搭載された車載器との間で無線通信を行なうことにより料金収受処理を行なうことを特徴とする請求項6または請求項7記載の料金所通行制御システム。
  10. 前記非ETCレーンに設けられ、当該非ETCレーンを走行する非ETC車両内の利用者に対し通行に関する案内情報等を表示する案内表示手段をさらに具備し、
    前記第2の制御手段は、さらに、前記案内表示手段を、前記非ETCレーンを走行する非ETC車両に対し発進を待機するよう案内する案内情報を表示するよう制御することを特徴とする請求項6または請求項7記載の料金所通行制御システム。
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